自然欠乏症候群が子供たちにもたらすもの


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雨上がり。水量調節のために水が止められていた水路にどじょうの姿を発見した子供たち。

昨日の子供たちは、どじょうすくいに夢中でした。

砂の中にもぐって姿をくらますどじょうですが、子供たちにあってはひとたまりもありません。砂ごと網ですくい取り、どじょうを次々バケツに移す子ども達。

もちろん、我が家に遊びに来る子ども達、ゲームも持ってくる子もいます。ゲームに夢中になっている事もしばしばあります。

それでも、ゲームより魅力的なのは、こういった「生き物を捕まえる」という、狩猟本能をくすぐられる遊びです。

ここに集まる子供たちは、こういう環境が身近にあるのでとても恵まれています。

でも、現代、「自然で遊ぶことから遠ざかった」子供たちに、様々な精神不安定や、それに伴う症状がもたらされることを指摘した『自然欠乏症候群』が知られるようになってきました。

高層マンションに住み、土から離れてしまった子供たち。公園で遊ばなくなった子ども達。塾や習い事で忙しくなった子ども達。ゲーム対戦ばかりで、外で遊ばない子供たち。学校は車で送り迎え。放課後は習い事。子どもたちが外遊びできる環境が当たり前になってしまっているところも少なくない現代。

自然から遠ざかった生活で、私達はどんな風に変化してきたのでしょうか?

自然欠乏症候群とは

アメリカやカナダで話題になっているのが「自然欠乏症候群」という言葉です。

リチャード・ルーブが出版した『あなたの子どもには自然が足りない』の中で提唱した「自然欠乏障害」という言葉から派生し、日本で知られるようになったようです。

一昔前は、泥んこになって遊ぶ子ども達や、日が暮れるまで遊び、家に帰ってご飯を食べ、お風呂に入ると猛烈に眠くなり、9時、10時には寝てしまう。それがごく当たり前だった子供の姿であったと思うのですが、現代は、外で遊ぶ子供の姿は少なくなり、学校の行き帰りも送迎され、放課後は学童や習い事や部活に忙しい子供たち。学童も、外で遊ぶ時間は限られ、地域によっては外遊びさせないところもあります。外遊びも、安全面から禁止する親御さんもいたり、そうなると、室内でゲームする子供が増えて当然の環境。

でも、こういった子供たちは、日本に限ったことではないようです。

海外では、子供を狙った犯罪が多いため、子供だけで歩かせないように、どこかに行くときは必ず保護者の送迎が義務付けられている国もあるようです。

のびのびと子どもが外で遊べる環境がどんどん少なくなっている現代で、「自然から遠ざかってしまった」子ども達が抱えている心身の問題が「自然欠乏症候群」なのです。

・集中力がない

・落ち着きがなくじっとしていられない

・忍耐力がなく、かんしゃくを起こしやすい

・他人に対する気遣いができず、友達とうまく遊べない

・平衡感覚が乏しく、よく転ぶ

・視野が狭く、すぐ横で起きていることや、横から追ってくるものに気づかない

スマホやタブレットなどの強い光を放つ平面を凝視して過ごす毎日は、運動機能にも影響を及ぼしています。

確かに、便利な世の中です。スイッチ一つで人の代わりに何でもやってくれて、室内は快適な状態に保たれ、安全で清潔な毎日を送れるようになりました。でも、それと引き換えに失っているものはあまりにも大きいのです。

 

「自然欠乏症群」になった子供たちは、健康診断をしても数値的な問題は見つからないことがあります。しかし、明らかに精神状態や行動に問題を抱えている子供たちが増えているのです。

「心も体も、なんだかすぐれない状態」

「気力、体力が不足している」

「いつも低空飛行」

「ちょっとしたことで落ち込んだり、憂うつになる」

「何をやっても楽しめない」

「ちょっとしたことでイライラしやすい」

「眠れない」

「いつもだるい」

そんな状態の子ども達、周りにいませんか?もちろん、これは、大人にも当てはまります。

自然を感じるには

最近、キャンプが人気だったり、少し前は山ガールや、苔ガールなんて言葉もありましたね。

それも、コンクリートに囲まれ、自然が足りないと感じている人たちが、原点に回帰しようとしているからではないかと思うのです。日頃不足している自然を補おうとするから、週末ガーデニングや、アウトドアの趣味を持とうとするのではないでしょうか?

たぶん、体ではわかっているのです。自分には自然が必要だと。

自然と言うのは、環境的な自然もありますが、規則正しく太陽や月のリズムを取り入れた暮らし方や、健康的な食事、住環境なども含まれます。

「自然が足りない」と感じたとき、まずできるのは、生活リズムを整えることでしょうか。

朝は太陽の光を浴び、窓を開け、風を感じ、鳥の声を聴き、一日をスタートさせること。

ご飯やだしの利いたお味噌汁。旬の野菜や魚などを食卓に取り入れたり、お花を飾ったり、季節を感じることだったり。

最近は、ミョウガやインゲンを収穫したので、食卓には、季節の野菜が並びます。

九月にはお月見もあります。季節を感じる行事を取り入れるのもいいでしょう。今年の中秋の名月は9月24日です。

日中はよく歩き、夜寝る前は、スマホやPC,タブレットから離れ、眠りにつきやすい環境を整えることだったり。

庭やベランダで家庭菜園を楽しむガーデニングで土に触れるのもいいでしょう。

子供が摘んできた野菜でおやつを作ってみるのもいいかもしれません。

昨日は、ニラをどこからか摘んできた子供たち。おやつにニラ入りお好み焼きを作ってあげたら、おいしいおいしいと、ぺろりと平らげました。

野菜を刻むのは子ども達。ソースかけるのも子供たち。一緒に台所にも立ちます。

朝や週末、空いた時間は近くの公園などを散歩しながら、木々が葉を揺らすさわさわとした音に耳を澄ませるゆったりとした時間を持つのもいいかもしれません。

うちに来る子ども達は、みんな木登りが大好き。そんな子供たちを眺めるのが、私は大好き。

もちろん、土日を使って質のいい自然に出向くこともおすすめです。海、山、川、湖・・・日本はとても美しい自然がまだまだたくさん残っています。きれいだな~と、思える環境に出向いてもいいでしょう。

人工的な光からシャットアウトされたキャンプをするのもいいでしょう。満天の星に、焚き火しながら過ごす夜は格別です。

自分の生活の中で、自然を感じられるシーンを少しでも取り入れていった欲しいと思います。大人ですら、自然が足りないと感じるんです。

子供は、五感を使って、様々な情報を取り入れ、脳を発達させる大事な時期です。

夏の暑い日、虫とりに夢中になったり、泥んこで遊んだり、びしょ濡れになって水で遊んだり、時には雨に打たれてみたり、秋の風を感じながらトンボを捕まえたり、ドングリ拾いに夢中になったり、季節を肌で感じながら遊ぶことは、子供時代にはとても大切な事。

何でもいい。季節を感じる、小さなことからでいい。自然を感じられる暮らしを取り戻していってほしいと思います。

そして、ここの子供たちは・・・

どじょうすくいに夢中になった子ども達。すくったドジョウは30匹ほどいたでしょうか。18匹と謎のオタマジャクシは我が家に残され、残りは一緒にどじょうをすくったお友達が持ち帰りました。

何だこれ!!と、見たこともないでかいオタマジャクシにびっくりする子供たちですが、ウシガエルか?ガマガエルか?しばらく飼ってみることにしました。

どじょうすくいの帰り道、子供たちとお話ししながら帰る帰り道。

こんな毎日が、この子達の原風景になっていくのだと思います。

手をすり抜けるどじょうのぬるぬるした感触

水の冷たさ

みんなで囲んで食べた食卓

何でもない話しながら帰る帰り道

自然に回帰するためには、子供時代に自然で遊ぶ必要があります。体に残った、自然の楽しかった記憶や、感覚を、再び取り戻したいと思えるからです。

時には大雨に飛び出し、雨を体全体で感じることもあるでしょう。

おーなり由子さんとはたこうしろうさんの、「どしゃぶり」という絵本。だいすきです。雨の中飛び出す子供たちそのものです。

 

自然の中の静寂を心地よいと感じる経験も必要です。

今の子供たちは、テレビ、スマホ、耳にはイヤホンして音楽を聴き、外部の自然な音がシャットダウンされています。車の音、工事の音、街頭宣伝カーの音、暮らしの中は、人工的な音だらけ。静かすぎるとかえって落ち着かない人もいます。

でも、本来の自然の中の静寂には、木々のこすれ合う音や、鳥や虫の声、風の音、いろんな音があるものです。

自然の音は、人に心の落ち着きと癒しをもたらします。

また、自然の香りもしかり。

人工的な香りに囲まれて、鼻はマヒしてしまいそうです。フローラルの香など、一見いい香りのようですが、人工的な香りのきつさに辟易している人もたくさんいます。柔軟剤や制汗シートなど、きつすぎる人工的な香りによる香害とも言われたりします。

本来は、自然の中にもたくさんの香りがあります。

土の匂い、雨の匂い、、草の匂い、森の匂い、焚き火の匂い・・・そういわれて、どんな香りかわかりますか?

日々、いろんな香りが周りにはあふれていますが、そういった自然の香りを思い出してみてください。

家では、毎年シソジュースや梅ジュースなんかも作るのですが、先日、八戸のなおママさんから教えていただいたハーブ水がなかなか良くって、近頃は、ハーブ水もお気に入りです。

庭でつんだミントやレモンバームを、ただお水を入れたポットに入れて、一晩おくだけ。

ハーブの香りがさわやかなハーブ水は、暑いときにさわやかです。

暮らしの中に、自然な香りも取り入れていきたいですね。

 

 

明日は三沢の中央公園祭りでプレーパークです。

どうぞ、公園に遊びにきがてら、プレーパークでも遊んでいってくださいね。

 

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忙しいさで心を亡くしていませんか?亡くした心を取り戻すには?


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青森では、ほとんどの小学校が夏休みも終わり、子供たちは学校のある日常へと戻っています。夏休みは私も仕事が休みなので、家にいたわけですが、子供たちが夏休みで家にいると、本当に忙しい。

朝も早くから子供たちがやってきて、朝から夕方まで、カエル取りや泥遊びや水かけ戦争。玄関は常に泥だらけで、家の中も、常にじゃりじゃりしています(笑)。時にはどこかへ連れて行ってほしいと言い、お昼の用意やら、おやつの用意やら、様々あって、買い物に行ってる時間もなかったり。

他にも、プレーパークやら、キャンプやら、お祭りやら。

予定のない日は、さて、今日は子ども達、どこに連れて行ってやろうか?今日は、家の周りでのんびり遊ぼうか?朝になってからその日の予定をたてたり。

それでも、そんな忙しさは、私にとっては楽しい忙しさで、大変さはあまり感じませんでしたが、晩御飯を食べさせたあたりには一日のエネルギーを使い果たして電池切れで眠りに落ち、朝になると充電されて再び活動できるという日々でした。楽しい忙しさは、体は疲れるけど、心は満たされていました。

同じ忙しさでも、楽しいことをしている忙しさと、やらなければいけないことをこなさなければならない忙しさとでは、心の疲れ方が違うように思います。

楽しい忙しさは、心は満たされているけれど、やらなければならない忙しさは、体の疲れとともに、心がすり減っていく。

「心を亡くす」忙しさと言うのは、後者の方ではないでしょうか?

忙しいと亡くす心はとは?

忙しいと、まず、気持ちの余裕がなくなりますよね。

何時までに~しなきゃならないから、今ものすごく急いでいるのに、そんなときに限って子供は兄弟げんかを始めてみたり、食事中に水をこぼしたり、イヤイヤしてみたり。

そうすると、ママはイライラしてきます。

気持ちに余裕があるときなら、黙ってみていられるようなこととか、水をこぼしたって、「あ~あ。」で済む話。でも、心に余裕がないときは、つい大きな声で叱ってしまいます。

気持ちに余裕がないときは、人のちょっとした言葉に傷ついたり、人の行動が気になってイライラしたりもします。なにも手伝おうとしない旦那さんにイライラしたり、私一人がこんなに忙しくしてるのに!という、トゲトゲした気持ちになっていくものです。

気持ちの余裕とは、時間の余裕でもありそうです。

ほんの30分でも、自分の時間をゆったりと過ごせたら、そんなにトゲトゲせずに済みそうですが・・・。

そして、もう一つ、忙しいとなくするのが感謝の気持ち。

ちょっとしたことに、「ありがとう」という気持ちが薄れていきます。

忙しいときなんかだと、夫婦、お互い補い合うのが当然でしょ、と、やって当たり前だと思ってしまいます。

そして、「やさしさ」や、「思いやり」の心も薄れていきます。

ごみが落ちていたら、気持ちに余裕があるときなら、拾って歩いたとしても、忙しければ、『今はムリ!きっと誰かが拾ってくれるでしょ』と、落ちてるゴミを見ても素通りしてしまいます。

気持ちの余裕って、とても大切なことではないでしょうか。

でも、そうは言っても、気持ちに余裕なんて持ってる暇もない、と感じている人もいるでしょう。

どうしたら気持ちに余裕が生まれるでしょう?

気持ちに余裕を持たせるために必要な事

夏休み中、キッズキャンプのさなか、お手伝いに来ていたすみれお姉さんがもってきてくれていたハンモックが、たくさんの子供たちが遊んでいて、ビリリと破れてしまいました。

ハンモックが下につかないように、ハンモック自体をピンと張りつめて、設置していました。

たくさんの子供たちが乗っているうちに、ピンと張りつめていたところに、大きい子が体重をかけたらビリビリ!って裂けました。20年も使っていたというハンモック。ごめんね、すみれちゃん。

でも、これって、人の心も同じこと。

ピンと張りつめて、忙しさで突っ走り続けている時、無理に無理を重ねて、重い重圧が来たときに、心が壊れてしまう、もしくは、体が悲鳴を上げることもあるでしょう。そんなこともあるのです。

何にでも、ある程度緩みが必要です。車のブレーキやアクセルにも遊びがあります。遊びがないと、急発進、急ブレーキなど、危険があるからです。

まじめで頑張りすぎてしまう人ほど、この、緩みが少ないように思います。

子育てや育児、これが正しい、こうしなければならないと、思えば思うほど、できない自分を否定したり、つらくなるものです。

何にでも緩むこと、遊びが必要です。

緩むために

緩むために一番必要なのは、呼吸です。

「息する」ことは、「生きる」 こと。

そして、「長息」 は、「長生き」 につながります。

「いのち」 の語源は、「息の内」 または、「息の道」 であるともいわれます。

そして、「息」は、「勢い」 にも通じ、「意気」、「粋」 にも通じます。

深く呼吸をすることで、体は緩んでいきます。

体が緩むと、感情が解放され、許すこともできるようになるといいます。

 

皆さんが深呼吸したくなるのはどんな時ですか?

森の中や、滝のそば。朝日を浴び、新鮮な空気を吸い込むときではないでしょうか?

森林浴で感じる凛とした香り。その正体は「フィトンチッド」と呼ばれる成分です。フィトンチッドには、心と体をほぐしてくれる癒し効果がたくさん。

滝のそばにはマイナスイオンがたくさんあります。

森の中や周辺で耳や目、鼻、手足、味覚等の五感のアンテナを研ぎ澄ませて、木々の息吹や風のざわめきを感じ、深呼吸してください。

自然の中には、ストレスを軽減し、精神を安定させる効果があります。

ただ、そんな森林浴をする余裕がない人でも、朝、窓を開け、朝日を浴び、空を見上げて深呼吸する。ただそれだけでも、だいぶ違うものです。

風を感じ、鳥の声に耳を傾けてください。

街路樹や、ちょっとした公園の木陰でちょっと深呼吸するのもいい。

気持ちの余裕は、自然を感じることで、自然に生まれてくるのではないでしょうか。

実際私も、おばあちゃんが亡くなる前、仕事と子育てしながら、介護もしなければならず、時間に追われ、気持ちの余裕がなくなっていきました。でも、そんな時こそ、自然の中に出て、リフレッシュしました。普段は、隙間時間に庭から摘んだお花を飾る程度でしたが、週末、ほんの数時間、車を走らせ奥入瀬渓流に行きました。

自分を保つのに、自然に触れることは、私にとって、必要なことでした。

私は、恵まれた環境に住んでいます。

庭には木が茂り、子供たちは木登りし、

庭のベリーを摘み、料理にちょっと必要な薬味は庭に出たらすぐ手に入る。

子供たちは水に触れ、泥で遊び、犬と触れ合っています。

私はそんな子供たちを眺めているのが、何よりうれしい。

そして、ちょっと疲れたときには、車を1時間ほど走らせれば、海も山も湖も、渓流も滝もある。

うんと疲れたときには、そうやって自然度の高い自然の中に出たほうが、チャージできるのです。

 

子供の感性を開くためにも大人に心の余裕を

そして、大人が、そうやって、気持ちに余裕を持つことは、子供たちにとってもいいことなのです。はじめにも書きましたが、気持ちに余裕がないときほどイライラして叱ってしまうものです。

そして、気持ちに余裕があると、ちょっとした自然に目を向けることもできるのです。

きれいな虹に感動したり、高い空に浮かぶ雲に秋を感じたり、

夕暮れ時のヒグラシの声にちょっぴり物寂しさを感じたり。

 

そして、そんな感情を、子供と分かち合ってほしいのです。

虹を見てきれいだね~と共に空を眺めたり。

夕焼け空を眺めながら、きれいな夕焼けだね~って、子どもの傍らにたたずんだり、

育てた野菜に花が咲いたら、「見て見て!お花が咲いたよ!」って話したり。

けっこう、そういうことは、子どもの方が感性が開いているので

気づいて大人に教えてくれることが多いのですが、

子供がゲームばっかりで、外でも遊ばない、

なんていう状況があるならば、

あえて、子供に気づかせてあげることも必要です。

共に感動する、感動を分かち合うから共感です。

子供たちの感性を育てていくのは、身近な大人です。

共に分かち合うことができたなら、子供たちはこんな風に表現してくれます。

大人も、気持ちに余裕がないと、そこになかなか共感するのは難しいでしょう。

日々の忙しさに、心を亡くしかけているなら、朝、窓を開け放ち、朝日を浴びて、深呼吸してください。

鳥の声に耳を澄まし、風が頬をなでていくのを感じてください。

 

 

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夏休み、様々な体験で子供時代を楽しもう!

ねぶたも終わると、青森の夏はあっという間に過ぎ去っていきます。

早くも夏休みも残すところと一週間。

前半は水遊びを中心に遊んだ子供たちですが、中盤も、遊びに遊びまくっている子供たちです。

キッズキャンプに、八戸三社大祭にねぶた祭、液体窒素を使った実験教室に、たんぼで山ほどカエル捕まえたり、東京観光、夜は秋祭りの太鼓の練習にと、楽しいことばかりです。

祭りの夏

青森の夏と言えば、青森ねぶた祭に、八戸三社大祭、弘前ねぷたに、五所川原の立佞武多、県内、あちこちお祭りがありましたが、我が家は、予定が詰まっていて、行けたのは、八戸三社大祭と、ねぶた祭。

三社大祭は、午前中お友達連れて三沢の温水プールに行った後、前夜祭に行ってきました。八戸の山車は豪華絢爛です。

ついでに、話題のマチニワにも行ってきました。水遊びできる、不思議で楽しい空間でした!

そして、別な日には、青森ねぶたで跳ねてきました。

ねぶたは、見るだけじゃもったいない!貸衣装もあるので、ねぶたに来ることがあれば、ぜひ跳ねてほしい。この日は跳ねてるうちに雨が降り出し、びしょ濡れになりましたが、そんな状況で跳ねるのも、ますますテンションが上がって、楽しいものです。一度跳ねたら病みつきになり、毎年、この時期になると血がじゃわめぐ(血が騒ぐ)のです。

そして、今日は十和田の花火大会です。火の粉が降ってくるような距離での花火は見ものです。

出店がたくさん出ている中で、長男の小学生時代からの友人がテキヤでバイトをしていました。忙しそうでしたが、笑って話ししながら、ポテトを入れてくれました。

そして、これから十和田は九月に入ると秋祭りです。夏休み中に始まった太鼓や笛の練習に、子供たちは毎日がんばっています。

それならばと、笛初心者の私も、今年は笛で出ることに決めて、子供たちと一緒に、一生懸命吹いて練習中です。笛は、娘が先生です。

「お母さん、大丈夫なの?酸欠になるよ(笑)」って呆れられながらも、悪戦苦闘しています。

末っ子も、今年から小太鼓で出るため、張り切っています。

秋祭りが楽しみです。

キッズキャンプ

八月前半、福島の子供たちに、十和田の自然の中でたっぷり遊んでもらおうと、『みんな地球の子どもじゃん』の企画によるキッズキャンプがありました。震災後はじめてから今年で五年目。

小学生だった子が、中学生になり、子供たちも、大きくなってきました。

私達も、子どもの遊びを見守るお手伝いをするために、キャンプに参加してきました。

一日中、湖に浸かり、遊びまくった子ども達。

なかなか水から上がらない子供たちの見守りで、3~4時間、水に浸かりっぱなしの大人ですが、子供たちが本当に楽しそうで、こんなに何の心配もなく思いっきり遊べることが、当たり前じゃないというのは、とても切ないことです。

今回も大活躍のすみれお姉さんは絵も上手だけど、アウトドアが何より得意。今回は五寸釘の釘ナイフづくりをやってくれました。

「鉄は熱いうちに打て」の言葉通り、鉄は真っ赤になった熱いうちに打たないとなかなか平たくなりません。とにかく熱して、カンカン打つ!

砥石で研いだ釘ナイフは、なかなかのものです。

すみれお姉さん、アウトドアでのクレープ屋さんでもあります。クレープ屋さんは大人気。

他にも、たくさんのスタッフが、おいしいご飯を用意してくれて、食材を提供してくれた人がいて、お母さんたちの癒しのためのワークショップしてくれた人がいて、たくさんの人たちが、ただただ、子供たちの幸せな今を体験してもらうことだけを考えて関わってくれたキッズキャンプは、今年も無事終わりました。

やっぱりプレーパーク!

夏休み中も、水曜の学校プレーパークは、晴れている時はやっています。

その他、先日は三戸川まつりでこももと共催で出張プレーパークでした。

今回は雨のため、初のトレーラープレーパーク。

けん玉やコマ回し、できない子に、息子がやさしくレクチャーしています。

トレーラーの中、所狭しと物づくりする子ども達。

色塗りに目覚めた子ども達は、自由に塗りたくります。

プレーパーク、やっちゃダメなことなどほとんどありません。え~!!そうやるの~?って思うようなことも、ぐっと言葉を飲み込んで、子供たちのやりたいようにやらせると、いろんな芸術家たちが現れ始めるんですね。

夏休み後半、プレーパークも続きます。

たくさん遊ばせたい!そんなときは、プレーパークへgo!

☆16日は10:00~15:00まで、七戸中央公民館でプレーパークです。室内なので、雨天でも遊べます。(七戸起業ガールズマーケットにて)

☆18日は10:00~15:00
駒っ子ランドプレーパーク 天気がよければ外で、雨天時は交流館にて。

☆19日は10:00~15:00まで椿山クラフトキャンプに、阿保プレ&はぴちるのプレーパークです。
(18日も,こもも&阿保プレのプレーパーク11:00~16:00)

 

弾丸東京ツアー

お盆は、末っ子の誕生日。去年は、末っ子、恐竜が見たいというので、旦那のお盆休みに合わせて、日帰り車中泊の東京ツアーに行きました。

今年はどうしようかと考えたとき、娘が中学に入ってから、ずっと、部活もあったし、私達は私達で、プレーパークやら、講座やら、いろんな予定が週末にあって、なかなか娘の行きたいところに連れて行ってやれなかったりしていました。三年生になって中学の部活を引退したのをきっかけに、今年のお盆は、娘の希望するところにい連れて行ってやりたいと思い、娘に聞いてみたところ、やっぱり東京行きたい!ってことで、今年も弾丸東京ツアー、行ってきました。もちろんやっぱり車中泊です。

娘は新大久保と原宿が見たいらしい。じゃあ、末っ子はどうしようか?

末っ子に、行きたいところはないか、何が見たいか、聞いてみたところ、「昆虫がいるところ」という返事。

国立科学博物館の昆虫展はどうかな?って思ったけれど、一足先に行ってきた人の話を聞くと、ほとんど標本で、生きてるのはほとんどいないということで、それじゃあやっぱりつまらないよな・・・。やっぱり、生きてる昆虫に会いに行こう!ということで決めた行先は、豊島園の昆虫館。

生きたヘラクレスや、カブトムシや、クワガタが触れる、穴場スポットでした。やっぱり、生きた本物に出会うと、子どもの目の輝きが違います。

昆虫メインではあったけれど、豊島園と言えば、プールや遊園地も有名です。今回はプールはあきらめて、遊園地と昆虫に焦点を合わせ、ジェットコースター、たくさん乗りました。

「楽しかった!また行きたい!」という息子の声に、連れて行ってよかったな、と思いました。

一方、行きは一緒に行った次男は、今回の旅行の目的は富士山登山!

ということで、途中で別れて、次男は一人富士山へ。

天気も心配したけれど、ご来光もしっかり拝めたようで、無事、富士山登頂を果たした様子です。

それぞれの夏休みを、満喫しています。

実験教室!

そして、この夏もう一つ。やってみたかったのがこれ。実験教室。

今回は、息子に企画してもらい、液体窒素の実験!

花を凍らせたら、ほんとにパリパリになるのかなあ?

凍ったバナナでくぎが打てる?

打てる!

風船を液体窒素に入れたら、なんだか楽しいことになったぞ!

液体窒素でアイスを作ろう!!

あっという間にシャーベット💛

 

そして、発電実験では、55円発電と、フルーツ電池。温度差発電や、活性炭での発電を実際やってみた後、導電性の塗料を使ってお絵かきしたもので、電気がつくのか実験です。

自分でいろいろ試してみるのがおもしろい。

一つだと、こんなに明るいけれど、たくさんつなぐと、LEDはつくけど、光は弱い。抵抗が大きくなるからのようです。

単三の電池でははじめうまく電気がつかなかったけど、9v電池なら、LEDがついたり、電気が通るはずだけど、電気がつかなのはなぜかとか、失敗の中に、どうすれば成功するかのヒントがあります。

実験は失敗がつきものです。99回失敗しても、たった一回成功すれば、それでいいのです。実験とは、そういうものです。

第二部の、つかめる水は、分量を間違え、だめになってしまい、代わりに磁石にくっつくスライムづくり。

スライム遊びに夢中になる子ども達。

実験は、ほんと、楽しい。

どこに行かなくても、友達と過ごす

と、まあ、ここまでは、いろんなところに連れて行ったり、体験がたくさんの夏休みですが、たとえどこに行かなくとも、友達さえいたら、それだけで楽しい夏休みです。

寒い日なのに、朝から水鉄砲戦争してみたり

たんぼにカエルやドジョウ探しに行ったり

濡れて寒くなったから、火を焚いて、マシュマロ焼いて食べたり、火遊びしたり。

お腹すいたら、じゃがいもダッチオーブンで焼いて、ピザも作って食べて。

最後は泥あそび。

3回着替えた子もいて、それでもまだまだ遊びたい。

遊びは変化しながら、いつまでも続きます。

それも、一つの体験です。

 

ザ・夏休み!~子供たちの夏

夏休みに突入して一週間。

子供たちは誰かしら、毎日やって来ます。

たった一週間だけど、濃い一週間。

川に、湖に、海にプール。

背中がヒリヒリするほど遊び尽くしてる子供たちです。

そんな、ザ・夏休みの子供たちの様子をレポートします。

夏とえば水遊び!

夏と言えば、海! 友達つれて行って来ました。

十和田からは、車で40分ほどの三沢ビードルビーチ。

海だ~❗って、走っていく子供たち。

波に揺られ、とにかく楽しそう♪

波と戦う男❗

でも、三沢の海は、だいたいいつも寒くなる。長い間は入っていられない。ぶるぶるしてきたら、砂遊びです♪

私も、子供たちに負けじと、砂遊び♪

砂かけて~❗っていうから、こんなことして遊んでみたり(*´∇`*)。

人魚のつもり(笑)

波打ち際に穴掘って、波から穴を守るんだ❗とか、無意味に思えることでも、とにかく楽しい❗

砂だらけの体を洗うために再び冷たい海に入ってきたり、貝拾いに夢中になったり。とにかく海は楽しい♪

さて、お次の水遊びは、水かけ戦争です♪

暑い夏になると、必ず繰り広げられる、水の掛け合い。

ムックは水が嫌いなので、とっても迷惑そう…(笑)。かわいそうなので、安全地帯に避難してやりました。

そしてまたあるときは、泥遊び。庭に掘った穴に水をためての泥遊び。

泥風呂に入った泥だるま。

泥団子を投げてぶつけたり、カッチカチの泥団子作ったり。

 

そしてまたある時は田んぼでカエルとり。

面白いようにカエルがとれます。

この日とったカエルは、143匹❗

数えたい❗っていうから、数えるために連れ帰り、もちろん、最後は離しましたよ(*´∇`*)。

 

別な日には、昆虫探しに行きたいというので、川遊びと昆虫探し。

木登りしたり

昆虫探し。この日は、コクワガタのメスを一匹見つけただけでしたが、子どもたちは満足したようです。

そしてまたある時は、湖でしじみ採り。

遊びながらも、晩御飯の味噌汁には十分な量をゲット♪

そして、水遊びっていうわけではないけれど、海と言うことで、お父さんが休みの日には、釣りも。

釣った魚は、サヨリ、小サバ、イワシ。

うちに帰ったら父子料理です♪魚も子供がさばきます。

唐揚げにしたのはお父さん♪みんなの晩御飯になりました。

美味しかったよ♪ありがとう💕

夏を描こう!

絵を描くのが好きな高校生の子達による企画、「夏を描こう!」です。

はぴちるは、高校生の子たちに場を提供し、集客、当日の子どもたちのサポートに徹しました。

午前中は、夏休みの宿題の絵を描くのを、高校生の子達がサポート。

午後は、大きなクジラの絵に、みんなでさらに絵を重ねていきました。

下絵は、前日に、高校生の子達が書き上げ、当日は、クレヨンで子供たちが絵を描いていきました。美術を学んでいる子たちや、絵の好きな子たちの描いたクジラの下絵は、それだけで圧巻です!

上にはお花、下には海の街を描きます。

仕上げはクジラに手でペタペタ。

こんなアクロバティックなお絵描きも、こんな大きな紙だから♪

この日も暑い日だったので、お楽しみにはかき氷♪

自分達で氷を削って、好きなシロップかけて、食べ放題のかき氷♪

休憩時間には、ちょっぴり外に出て、木登りしたり、サッカーしたり、大縄跳びしたり、子供たちはいつでも元気です(*´∇`*)。

最後にできた大きなクジラの絵❗

高校生達の素敵な企画、子供たちにとっても、高校生にとっても、いい夏の想い出になったのではないでしょうか。

夏休みもプレーパーク

学校プレーパークは、夏休み中は、午後13:00~17:45まで、普段より時間延長してやっています。木工したり、ハンモックやったり、水鉄砲戦争したり、プール帰りの子供たちが遊んでいきます。中には、プレーパークめがけて来てくれる子もいるのはうれしいことです。

そして、月に一度の駒っこランドのプレーパーク。天気のいいときは、外でのプレーパークです。

ハンモックに

シャボン玉

お絵描き

水遊び

虫とりに、オタマジャクシすくい。

もちろん、木工も。

こんな風に、とにかく遊び尽くす子供たちの夏休みは、まだまだ続きます‼

 

今後のプレーパーク&夏の企画

★毎週水曜 15:30~17:30 十和田市ちとせ小学校校庭にて放課後プレーパーク(雨天中止)

夏休み中は13:00~17:45 プール横にて

※8/8(水)は学校プレーパークはお休みします→若葉公園プレーパークです

★8/5㈯ 10:00~16:00三戸川まつり(熊原川特設会場)にて出張プレーパーク

★8/16(土)しちのへ起業ガールズマーケット@七戸中央公民館にて出張プレーパーク

https://www.facebook.com/events/574004312967359/

★8/18㈯ 10:00~15:00 十和田市駒っこランドプレーパーク

★8/19(日)11:00~15:00 椿山クラフトキャンプ(夏泊半島 椿山)にてプレーパーク

(クラフトキャンプは18,19の二日間で、両日プレーパークがあります。はぴちるは19日のみお手伝いします)

 

また、夏のはぴちる企画として実験教室があります。

★【小学生 夏休み実験教室】
8/10(金)
①午前の部 10:00~12:00
②午後の部 13:00~15:00

場所:東コミュニティセンター 実習室にて

参加費:各回500円
定員:各回15名

※1,2年生は保護者同伴

内容:
①液体窒素実験&発電実験
②触れる水をいろんな飲み物で作ってみよう&発電実験

こちらの実験は、我が家のギター職人の長男が行います。

申し込み、問い合わせは、ブログページ上部の、はぴちるのお問い合わせフォームからでも結構です。氏名、学年、①か、②のどちらに参加するか(または両方)を明記の上、お申し込みください。まだ若干空きがあります。

 

長男が、どんな仕事をしているか、先日デイリー東北に、取り上げていただきました。

ネットから読める記事はこちら↓

http://news.line.me/issue/oa-daily-tohoku/994db15c210d?utm_source=Facebook&utm_medium=share&utm_campaign=none&share_id=jji31670417514

 

長い夏休み。今日から八戸三社大祭も始まり、ねぶた、ねぷた、立佞武多、各地でお祭りもあります。

子ども達には、まだまだ楽しいことがたくさん待っていますね♪

今年の夏は暑いので、熱中症に気を付けながら、たっぷり遊ばせてやりたいものです。