やりたいことをやりたいときにやれる時、子どもは伸びる


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『子どもの可能性を広げる遊びのヒント』というイベントで、プレーパークも同時開催で、実験、アート、木工、いろんなことを一日で体験してもらいました。

実験は、ひととおり一度みんなに見てもらったあと、自由に自分でできる状態にしておきましたが、それぞれ、木工やりたい子、実験やりたい子、アートを作りたい子、自分のタイミングで自分の好きなことをやる姿が見られました。

遊びは流動的に変化していきます。1つに集中していたかと思うと、別な何かをひらめいて、別な何かをやり始めるというように。

でも、その時その時に集中し、満足し、次に移るわけです。そんな子どもはHappyです。そういう状態はフロー状態ともいいます。

「フロー状態」とは、その人が最高で最大限のパフォーマンスを発揮できる状態であり、フロー状態のときにイノベーティブ(革新的)でブレイクスルー(限界/常識を突破する)を起こすことができる意識の状態のことです。

やりたいときにやりたいことができる子どもは、そういう時に伸びていくのです。

フロー状態(深い集中)をたくさん経験させる


モンテッソーリ は、子どもの能力を伸ばすため、「集中力」が大切だとしています。この集中力が、得意なことや好きなことを「誰にも負けない才能」に育てるためにとても大切です。
深く集中している状態を「フロー状態」と呼び、子どもが自分の持っている才能を存分に引き出すためには、乳幼児期にどれだけこのようなフロー状態を経験できるかが重要になると考えられています。

ひたすらドングリを転がし、どんぐりの転がる速さに気が付いた女の子。どんぐりの分類を始めました。

普段、プレーパークをやっていても感じるのですが、ものづくりをしている時、お絵かきしている時、小さな子がひたすらドングリを転がし続けている時など、いろんな場面でフロー状態(深く集中している)の子どもたちの姿を見ることができます。

プレーパークでは、基本的に大人は見守るようにしています。ちょっと手伝ってほしいと、子どもがヘルプを求めたときには手を貸すこともありますが、あれはダメ、これはダメ、ああしなさい、こうしなさい、こうしたほうがいいんじゃない?と、子どもの集中を途切れさせるような関わりはしないようにしています。

すると、子どもたちは、やりたいことに思う存分集中しはじめるのです。

木工は、子ども達も、大人も集中します。
色水タワーづくりに集中しています。
バケツからバケツへ水を移すこと、たったそれだけに、ず~っと集中し続ける子も。

イノベーション(革新)をおこせる人に

企業が生き残るためには大胆な変化が必要だからです。

変化するからこそ、進化してきた私達人類。

これからの時代、求められるのは、言われたことをただこなせばいいだけの人より、これがやりたい!といってプロジェクトを立ち上げられる人、どんどんプレゼンできる人、イノベーションを起こせる人なのです。

冒頭で、フロー状態のときにイノベーティブ(革新的)でブレイクスルー(限界/常識を突破する)を起こすことができると書きましたが、まさに、常識を突き抜け、イノベーションをおこすのは、子ども時代にたくさんのフロー体験を経験してきた子ではないかと思っています。

ずっと一人で集中してると思ったら、ドラムセットを作っていました。貝殻はシンバルです。

普段は大人の都合もあるから、「次の所行かなきゃいけないから、もう終わりにして」「さあ、もういいでしょ」「そんなに散らかして!片付けてから次のことやりなさい」というようなことを言ってしまうことが多いのですが、それも、仕方のないことです。いつもいつもとことんやらせてあげられるわけではありません。

でも、たまにはこんな風に、今日は何をやってもいい日、と決めて、満足いくまでやらせてみる日があってもいいのではないでしょうか。

集中して、「できた!」と、満足し、「もっといいこと思いついた!」って再びトライし、集中し、その繰り返しができることは、子どもにとって幸せな瞬間です。

そんな体験を何度も積み重ねていくことで、自分の好きなことが見つけられたり、創造力が育まれていくものです。

おうちではちょっと・・・という方は、お近くのプレーパークに来てください♪

プレーパーク・イベント情報

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

3/31(日)10:00~15:00

三沢シェアオフィス材(マックスバリュ向かい)
〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

※材の裏手に数台の駐車スペースはあります

ギター職人である長男の企画した、オリジナルキーホルダーづくりの講座(有料)と、プレーパークは10:00~15:00まで無料で同時開催しております。

こんな本格的な電動工具を使います。
こちらは息子のバンドのグッズ。こんなかっこいいキーホルダーも作れます。


★4/6㈯12:30~15:30 高校生アーティスト杜野すみれちゃんによる”大絵描き”

青森市総合社会教育センター3F・多目的室(途中参加・途中退場OKです)

【参加費】
0歳~一人300円
(材料費等に使わせていただきます) ※汚れてもいい服装でおいでください

4/20㈯~21㈰ アースデイ青森 20日12:00~21日16:00

にて、プレーパーク開催【場所】小川原湖観光センター・レイクピア

★5/5(日)10:00~6(月)15:00 春の森冒険キャンプ

【森の中で、子どもの生きる力を身につけよう!】

(小学生以上子どものみの参加OK/保護者送迎必須/ 5日10:00現地集合)

春の森は山菜の宝庫。食べられる野草を探しつつ、火おこしして、自分たちで調理しよう!弓矢を作ったり、秘密基地作ったり、木の枝を削って自分で箸を作ったり。教科書では学べない、本物の体験を子ども達に!

【1泊2日】

大人7000円

小学生以上5000円

幼児1000円

【5日のみDayキャンプ】

大人3500円

小学生以上2500円

幼児500円

【場所】東北町のキャンプ場(お申込みいただいた方に場所の詳細をお伝えします)

★5/18㈯ 10:00~15:00 駒っこランドプレーパーク

【あぼプレ】

「三沢市民の森屋内プレーパーク」開催します!

【日時】3/26(火)と4/4(木) 13:00~17:00
【場所】三沢市民の森屋内ゲートボール場(趣味の家となり)

木工あそび、工作あそび、段ボールあそび、なわとび、トランポリン、バドミントン、ボール遊びなどができます。新聞プールもあるよ!

屋内ゲートボール場でのプレーパークは、天候に左右されずに子どもたちを思いっきり遊ばせたい!ママたちもおしゃべりしたい!という思いで1年前に始まったあそび場です。
飲み物とおやつもって気軽にあそびに来てね~☆パパ大歓迎☆

【こももプレーパ】

★3/30㈯10:00~15:00  中央市民センターの木工作室

★5/12㈰ 9:00~ アピオ青森 ごじゃらっと広場

友だち追加

プレーパークは、皆様からの寄付により材料費や交通費をあて、活動しております。活動費のお振込みも随時受け付けております。

活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

11月に出版しました、「悪ガキたちの秘密基地」も、よろしくお願いいたします。

夢中になることで、遊びは広がり、つながっていく


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土曜は駒っこランドでプレーパークでした。

どんぐり転がしに夢中になる子。

工作に夢中になる子。

いろんな親子を観察していると、1つの遊びから、違う遊びを思いつく子。エンドレスに同じ遊びを繰り返す子供。
親子で来ていると、親御さんが夢中になってしまうことも。

「輪ゴムでっぽう懐かしい!昔よく作ったな~」「ほら、こうやってやるんだよ」と、子どもに教える方や、布や毛糸で素敵な飾りを作って持ち帰る方もいます。

遊びはいろんな広がりを見せ、親から子へ伝えられ、時にはおじいちゃんから孫に伝えられ、つながっていきます。

孫が、もう遊んでくれないんだよ

遊んでいると、一人のおじいさんが、興味ありげに歩み寄ってきました。

「何やってるんだ?」というので、「ここでは、何やってもいいんです。自由に遊ばせているんですよ」と、話すと、おじいさん、嬉しそうに話し始めました。

「うちも、昔は孫にいろいろ作ってやったんだよ。孫が小学生までは、毎日、『じっちゃ、小屋行こう!』って言われて、木でコマも作ってやったし、竹トンボ作ったり、いろんなもの作ってやったんだ。孫も高学年までゲームなんかやらないで、俺とよく遊んでたんだ。」と。

「でも、孫も高校生だから、もう遊んでくれなくなってな。」と語るおじいちゃんは、ちょっぴり寂しそうでした。

聞くと、このおじいちゃんのおじいちゃんも、そうやってよく遊んでくれたんだとか。だから、このおじいちゃん、そうやって孫と遊ぶのが当たり前だったろうし、おじいちゃんにとって、それが喜びでもあったんだろうなと。

うちも、おばあちゃんが生きていた頃は、忙しい私に代わって、おばあちゃんは毎日毎日孫たちに遊びをせがまれていました。

「おばあちゃん、折り紙やろう!」

「一緒に塗り絵やろう!」

「かくれんぼしよう!」

そうやって座ってなんかいられないぐらい遊ばせられていたおばあちゃんですが、孫たちと遊ぶようになって、とても元気になっていきました。

お年寄りと子どもは、とても相性がいい。できることなら、一緒がいいと思っています。どちらにとっても、いい影響があるから。

今のパパママは、忙しい。だからこそ、そばにおじいちゃんおばあちゃんがいたら、ほんとはものすごく助かるんですよね。

お菓子を与えすぎるとか、甘やかしちゃうとか、親にとってはいいことばっかりでもないかもしれません。

逆に、孫を預けられっぱなしで疲れて辟易しているおじいちゃん、おばあちゃんもいるのですが・・・、それでも、こどもにとっては、安心できる場所だったりします。

おじいちゃんおばあちゃんから、孫に伝えられる遊びもある。

おじいちゃんおばあちゃんも、孫といると元気になる。

「もう、孫が遊んでくれないんだよ」なんて言えるくらい、いっぱい遊んであげられたら、きっと、お孫さんは大きくなって、おじいちゃんになった時、きっと、孫と遊ぶいいおじいちゃんになるでしょうね。

こうしてつながっていく温かさを、大事にしていきたいですね。

プレーパークに、そんなおじいちゃん、おばあちゃんも来てみたらいいと思います。そこで、また昔を思い出して楽しく過ごせるんじゃないでしょうか。

遊びの広がり

どんぐり転がしに夢中になっていた子。しばらく転がしていると、どんぐりを分類し始めていました。

どうやら、早く転がるどんぐりと、ゆっくり転がるどんぐりを転がるスピードによって分類していたようです。

どんぐりの大きさ、中身、形、それぞれ違うので、転がるスピードが違うということに気が付いたようです。

夢中になって遊んでいるうちに、気が付くことがあるんですね。

子どもの考える力ってすごいです。

パパも、子どもの遊びを邪魔することもなく、ただただ温かく見守っていました。こんな発見をする子どもに出会えるのは、うれしいことです。

別な日には、大きいお兄ちゃんが、小さい子に、コマの回し方を教えてあげてくれていました。

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遊びの広がりは、思いもかけないことになることもあります。

色水遊びを始めると、気が付くと、ジュース屋さんになっていることもあります。

ボール転がしから、水流しに変わり、どんどん遊びは広がります。

こんな遊びの広がりやつながりは、とても流動的に生まれてきます。

子どものいろんな可能性は、こんな流動的な遊びから生まれてくるのかもしれません。

子どもの可能性を広げる遊びのヒント

3/23(土)十和田市東コミュニティセンターにて、「子どもの可能性を広げる遊びのヒント」と題して、ワークショップとプレーパークを行います。

午前は有料ワークショップ。

午後は入場無料のプレーパークがあります。

第一部 10:00~11:00 【科学の扉】

おうちにあるものでいろんな実験をしてみよう!

火を使った実験は、必ず大人と一緒にやろう!

第二部 11:00~12:00 【ものづくり・アートの扉】

工作や、アートなど、様々な素材の中から、好きなものを作ってみよう!
(例)コラージュ、段ボールや空き箱、紙コップなどを使った工作など。

※会場には、遊びの参考になるような絵本や図鑑、本などを展示します。自由に手にとって見てみてください。

第三部 12:30~15:00
プレーパーク
誰でも参加無料、出入り自由。自由に遊んでね♪

【参加費】

①午前の部(第一部、第二部あわせて)
大人500円 子ども200円(材料費として)
※小学生未満は保護者同伴

②午後の部(第三部)
参加無料

【参加申し込み】
イベントの参加ボタンを押してください。参加費は当日お願いいたします。

※3/20は国際幸福デーです。Happy dayにちなんで、子どもたちが、よりHappyになれるようなイベントを企画しました。
目の前に広がる楽しい世界にワクワクしながら、最高にHappyな一日にしましょう♪

このイベントは、Happy Day in Nagoya2019に参加しています。

このイベントでは、参加前と参加後のアンケートをお願いしています。
参加ボタンをポチっとしてくれた方へ、後日アンケートフォームを送らせていただきますので、ご協力お願いいたします。

その他、イベント・プレーパーク

3/31(日)10:00~15:00三沢シェアオフィス材(マックスバリュ向かい)
〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

ギター職人である長男の企画したオリジナルキーホルダーづくりの講座がありますので、こちらも併せてチェックしてくださいね。

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

★4/20㈯,21㈰ アースデイ青森・in小川原湖

★5/5~6 春の森冒険キャンプ

詳細は後日

LINE@に登録いただき、スタンプを何か一つ押してください。イベント情報・プレーパーク情報をお伝えいたします。

友だち追加

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

プレーパークは、皆様からの寄付により材料費や交通費をあて、活動しております。活動費のお振込みも随時受け付けております。活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

あの日


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8年前のあの日。東日本大震災。

遊びに来ていた子どもたちに、震災の話をしました。

息子は今二年生。あの日、まだ7か月の赤ん坊でした。遊びに来ていた子は当時二歳。震災の記憶は、彼らにはありません。だからこそ、伝えたい想いがたくさんありました。

あの日、わたしは

あの日、まだおばあちゃんが生きていて、介護状態のおばあちゃんと、居間で揺れを感じていました。水槽の水があふれんばかりに揺れ、おばあちゃんの手を握り、赤ん坊だった息子を抱いて。

いつもより、ちょっと大きい地震だな~、ぐらいにしか、その時は思っていませんでした。

上の子たちは、ちょうど下校時間。

大丈夫だろうかと心配していたら、「ただいま~!」と帰ってきました。「大丈夫だった?」と聞くと、下校途中、工事していたおじさんが、「大丈夫か?ここをゆっくり歩いていきなさい」と、こどもたちに声かけながら通してあげてくれたそうでした。

その後、間もなく停電し、地震がどんな状況なのかもわからないまま過ごしました。幸い、水は出ました。電気がないならないなりに、キャンプ用のコンロを出して晩御飯の調理をしました。

その日、アフタフバーバンの北島さんが、ちょうど十和田に来ていました。十和田市内のホテルに宿泊していたけれど、エレベーターが停電で使えないことなどから、体育館に避難するように指示があったようでした。NPO子どもセンターハピたのの中沢さんから、そういうわけで、北さんをうちに泊めてもらえないかと連絡がありました。

停電で、ちょっぴり心細かった我が家に北さんを迎え、なんだかちょっぴり心強い気がしました。こんな時は、一人でも多い方が安心するものです。

停電でも、我が家には太陽光パネルがあったので、太陽光パネルから非常用電源をとって、日中は暖房をつけることができました。

その後、ラジオで、日本海側が津波の被害で大変なことになっているらしいことを知りました。

北さんは、普段はとてもよくしゃべる方で、その場を楽しくさせてくれるような方です。でも、その日の北さんは、仲間や友人の安否の確認が取れないと、終始無口でした。

ろうそくの灯りの中、みんなでご飯を食べ、その日は居間にみんなの布団を敷いて、川の字になって早めに眠りにつきました。

何の音もしない、静かな静かな夜でした。

翌日からも、2日間停電は続きました。

北さんも、日中は楽しく子供たちと遊んでくれました。

末っ子は布おむつだったので、洗濯機が回せなかったのがちょっと困ったけど、冷たい水で手洗いして、紙おむつもいくつか購入して乗り切りました。食べ物も、スーパーに物がなくなっていったけど、買い置きしているものや、米や野菜ははあったので、2日間はさほど困ることもなく過ごせました。

元探検部の私たち夫婦にとっては、2日ぐらいの停電は、山でキャンプするのとそんなに変わらない感覚でした。停電を、むしろちょっと楽しんでいたようなところもあったかもしれません。

その後、電気が復旧すると、北さんは帰っていきました。

子どもたちにとっては、ろうそくの灯りや、非常用電源からしか使えない電気、いつもと違う不便さはあったけど、それほど大変だったという感覚はなかったかもしれない。

子どもたちを不安にさせまいと、停電を楽しむように過ごしていたこともあったし、電気が当たり前にあるって、ありがたいことだよね~なんて言いながら過ごしていました。

でも、電気のついた瞬間のホッとしたこと。

ところが、電気が復旧してから、テレビの映像で見た三陸の津波の様子は、衝撃でした。

自分たちが、ちょっと、非日常を楽しんでいる間に、こんなことになっていたのかと、愕然としました。

そして、福島の原発事故に、震えました。

何とかしなければと思いました。

でも、赤ん坊のいる身で、自分にできる事なんか何もないとも思いました。

何もできない自分にもどかしさを感じていました。

今を大切に生きてほしい

あの日を境に、全てが変わってしまった人たちは、本当にたくさんいます。

子ども達には、津波の恐ろしさも伝えていかなければならない。今、海沿いに住んでいなかったとしても、いつ、そういう地域に住むようになるかわからないから。

放射能の事も、ちゃんと伝えていかなければならない。

自分や家族の身を守るために。

災害があったときに、助け合うことの大切さも伝えていきたい。

そういうことと同時に、毎日の何気ない日常が、どれほど幸せなことかということも、子ども達には伝えていきたい。後悔のない毎日を送ろうと、伝えていきたい。

大切な家族を失って、最後となった家族との会話に、後悔してもしきれない人もいる。

最後だとわかっていたなら、私は何を伝えるだろう。

そんな気持ちを込めて、小学校での今朝の朝の読み聞かせでは、『ひまわりのおか』と、『最後だとわかっていたなら』を読みました。

流れる涙を止められませんでした。

大切な人と過ごす、何気ない時間を大切にしてほしい。

他愛もないことで笑いあえる日常の幸せを感じていてほしい。

あの日を忘れない。

それは、今を大切に生きてほしいということでもあります。

主人も、高校生の時にお父さんを亡くしています。

お父さんに言った最後の言葉を、今でも後悔しているようです。

ちょっと手伝ってくれと言われたことに対して、「今、忙しいからできない」と、ほんとはそんなに忙しかったわけでもなかったのに、ちょっと面倒なだけだったのに、その一言が最後の言葉になってしまったと。

「ありがとう」や、「あなたを愛しているよ」とか、「ごめんね」など、普段ちゃんと伝えているかな。

どうか、今日一日を後悔のないように。

プレーパーク・イベント情報

日々、後悔のないように、私達も、やりたいことを、精一杯やっております。

★3/16(土)駒っこランドプレーパーク・交流館

 10:00~15:00

3/23(土)子どもの可能性を広げる遊びのヒント

10:00~15:00

3/31(日)室内プレーパーク&オリジナルキーホルダーづくり

場所:三沢シェアオフィスBLUE by 材株式会社

〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

★5/4~5 春の森冒険キャンプ

参加者募集中

※詳細は後程

友だち追加

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

【ゆうちょ銀行】記号18420 番号07138981 

シンドウサチコ

「何をするか」より「どうあるか」


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先日、青森県のとある中学校での立志式でのこと、たくさんの子ども達が発表した「10年後の自分」の姿に、感動しました。

よくある、「私は将来○○がしたいです。そのために頑張ります」みたいな職業名を語るのではなく、10年後の自分は何をやっているか?という内容だったのですが、「周りを笑顔にしています」という子がとても多く、仕事としては、トリマーや、美容師、パン屋さんや消防士、建築士、先生、など、様々あったのですが、それぞれ、その職業についている自分が、周りの人を笑顔にし、人の役にたってる自分をイメージした発表でした。

この子達は、きっと、これから先夢が変わったとしても、根本にある「周りを笑顔にしたい」ということがあれば、何をやったとしても、イキイキと生きていけるのではないだろうかと思いました。

「何をするか」より、「どうあるか」を持った子供たちは、自信にあふれ、堂々としていました。

私たち大人は、そこを子どもたちに伝えていかなければならないんじゃないかと、胸が熱くなりました。

大人がどんな想いで関わるかで、子どもたちは変わっていく

この中学には、水木先生というとても素敵な先生がいるのです。中学一年のころにはドリームマップの授業をし、二年生には、修学旅行で、本気で夢を追いかけ、人生を楽しんでいる素敵な大人たちの話を聞く機会を設け、自分たちの町を元気にする方法を考える授業をし、とにかく、子ども達の未来を本気で考える、熱い想いを持った先生なんです。

そんな先生のことを、子ども達も信頼し、尊敬しています。

中学生なんて、反抗期真っ盛りです。先生の悪口、学校への不満があふれているような時期です。そんな時期の子ども達が、「 水木先生は、いつも全体を見てくれている先生です。それから、一人一人の心の中まで見てくれています。ぼくの、憧れの人なんです。」 なんて話していたと聞きました。

大人がどんな想いを持って子どもたちに接しているか、子ども達にはちゃんと伝わっているんだな~って、思いました。

「何をしたいか」より「どう在りたいか」を心に持たせることは、その先、たとえその想い描いた職業につけなかったとしても、思うようにいかなくて挫折したとしても、夢が変わったとしても、在り方だけは、何をやっても変わらないものとして心の中にちゃんとのこっていたなら、違う道を行くこともできるし、夢が叶うまで努力し続けることだってできる。

子供が手を離れ、一人で社会に出ていくとき、そんな大人に出会ってきたかどうかは、とても大きいのではないかと思うのです。

子ども達が見ている世界はとても狭い。目に見えている目の前の世界しか知らない子供たちに、こんな世界もあるよ、こんな人もいるよ、こんな生き方もあるよと、たくさんの選択肢を示してあげられる大人でありたい。

子ども達の周りにいる大人たちが、目の前の子どもの、今現在の行動がいいとか悪いとか、そんなところにばっかり目を向けるのではなく、その子の未来を信じ、その子自身を信じて関われたなら、この中学校の子ども達のように、堂々と夢を語れるようになっていくんじゃないかと思いました。

人は温かく、この世界は素晴らしい

私たち夫婦が子供たちと関わるとき、いつも意識しているのは、子ども達に、温かい世界を見せたいということ。

人は温かいよ。この世界は安心できるところだよ。この世界はこんなにも美しい。だから、安心していい。この世界を思いっきり楽しんで。

そんなことを子どもたちに伝えられたらと思っています。

確かに、世の中のニュースを見ていると、毎日のように痛ましい事件があり、日本の行く末を案じたくなり、人が信じられなくなりそうになります。人を見たら悪い人だと思いなさいと、知らない人に声かけられたら逃げなさいと、子どもに教えなければならない世の中。

だけど、だけど、そんなニュースに出てくる事件より、身の回りに温かい人はいないでしょうか?

毎日、学校行くとき、「おはよう」って声をかけてくれるおばあちゃんとか、犬の散歩中に、そばを通った小さな女の子とお母さん。「わんわんだ~!」って触りに行く子供に、「さわっていいですか?」って声置かけるお母さんに、「いいですよ~。こうやってにおいをかがせてあげて下さい」なんて、言いながら、犬を触らせてくれる飼い主さんがいたり。日常の中に、あいさつしたり、声かけあったり、そんなちょっとしたコミュニケーション、まだ、身近にあるんじゃないでしょうか?

確かに、危険から身を守りたい。犠牲になってしまった方もいらっしゃるのに、軽々しくみんないい人だとは言えないかもしれないけれど、でも、私は信じたい。

なぜなら、たくさんの温かい人たちに出会ってきたから。冒頭の中学校の水木先生のように、本気で子どもたちの未来を応援している人たちを知っているから。

子ども達により良い未来を手渡そうと、いろんな方面から、頑張ってる人たちを知っているから。

ドリームマップを学校でやって、子ども達に夢の描き方を教えている人がいる。

コーチングで、なりたい自分になる方法を伝えている人がいる。

ドリームプランニングプレゼンテーションで、本気で夢を描いて叶えようとしている大人の姿を子どもたちに見せようとしている人たちがいる。

子どもの居場所になろうと、本気で取り組んでいる人たちがいる。

支援を必要としている人たちのために、何か自分にできることはないかと頑張ってる人たちがいる。

産後のママたちの力になろうと、なんとか切れ目のないサポートをしようとしている人がいる。

子どもが自由に遊べる遊び場を作り、イキイキとした目の子ども達と出会い続けている人たちがいる。

学校に行けない子供たちのために、居場所になろうとしている人たちがいる。

親と一緒に暮らすことができない子供たちのために、里親になったり、里親と言う活動を広めようとしている人がいる。

片付けを通して、心の在り方を子どもたちに伝えている人がいる。

たくさんの温かい大人達を、私は知っている。

みんな、子ども達に、よりよい未来を手渡そうとしている人たち。

みんな、周りを笑顔にしてくれる、そんな人たち。

だからこそ、人は温かいよ。安心できる場所だよって、私は言いたい。

不安や恐れや、恐怖の世界も、自分がフォーカスする世界を変えることで、温かい世界に変えることができると、私は思っています。

1.6km以内に住む兄弟が幸福になると、その兄弟を持つ本人も平均約14%幸福度が上昇するという研究結果もあるそうです。

距離は、諸説あるようですが、幸せは伝染します。

笑いが伝染する、という素敵な動画もありますね。

結局、目の前の人を幸せにする。自分と関わりのある人たちを笑顔にする。

そうし続けることで、自分の周りから、波紋のように幸せが広がって、笑顔が広がって、そういう人たちがあちこちにいたら、どんどん幸せは伝染して、結果、世界は温かく幸せな世界になる、なんていうことも夢じゃないと思うのです。

私達も、震災後、子どもたちの未来のために、原発なんて危険なものはいらないと、反原発運動に力を入れていた時期がありました。毎週金曜の夕方、二歳の息子を連れ、「原発反対!」「再稼働やめろ!」と、連呼しながら街を歩きました。反原発運動に関わっている方々は、本当に心から、子どもたちの未来を心配している人たちです。心の温かい人たちです。熱い想いと、何とかしなければという焦りと、でも、同時に、社会に対する怒りと、原発に対する不安と、政府に対する批判を常に抱えていました。そして、どこか辛そうでした。

デモから帰って来た夜、ソファーの上でぴょんぴょん跳ねながら、「げんぱちゅはんたい~」「さいかどうやめろ~」って無邪気に叫ぶ二歳の子どもを見て、はっとしました。

違う。私がこの子に伝えたいのは、そんな言葉じゃない。

この世界は美しいんだよ。君のいる世界は、すばらしい所なんだよ。人はみんな温かく、優しい世界なんだよ。

そういうことを私たちは伝えたかったはず。

怒りや非難や批判、恐れや不安でいっぱいの世界を、この小さな子の心に植え付けちゃいけないと、気づきました。

その日から、デモに行かなくなりました。

ブログやFBで投稿するのは、人が見て、幸せになることだけにしよう、そう決めました。

子ども達の幸せな未来を作ることに力を注ごう、そう決めました。

私達の活動は、その頃から変わり始めました。

そうしたら、出会う人が変わってきました。

子ども達の未来をよくしようと本気で考えている人たちで、私の周りはいっぱいになりました。

世界を変えるのは難しいかもしれない。でも、目の前の人を幸せにして、目の前の人を笑顔にして、口に出す言葉を変えていったら、いつかきっと、世界は変わる。そう信じています。

どんな姿を子どもたちに見せていきたいか、どんなあり方を子どもたちに示していきたいか。そこが大事で、そう思えばこそ、何をするかが決まってくるように思います。

Happy day

3/20は、国連が定めた世界幸福デーだそうです。

それにちなんで、Happy Day2019という企画が立ち上がりました。3/1~3/24までの間に、日本(世界)で、同時多発的にみんなが幸せを感じるイベントを企画しようと、あちこちでいろんなイベントが行われます。

詳しくはHPをのぞいてみてください。どこにいても参加可能なzoomを使って参加できるものもありますし、それぞれの地域で開催されるものもあります。

私達も、その規格の一つとして、3/23に、十和田市東コミュニティセンターにて、「子どもの可能性を広げる遊びのヒント」として、講座&プレーパークを開催します。

お近くの方は、ぜひ、チェックしてお申し込みください。

また、Happy Day企画ではありませんが、ギター職人である長男の企画したオリジナルキーホルダーづくりの講座も3/31にありますので、こちらも併せてチェックしてくださいね。

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

電動工具を使って、木材をカットしたり、レーザープリンターで自分のオリジナルの絵でキーホルダーに加工していきます。

長男はこの仕事を最後に、青森を離れ、仙台に移住します。

そこで、音楽活動をしながら、ギターを作り、加工し、独立起業します。高専を中退し、ギターづくりをしたいと言われたときは、正直悩みました。

自分の好きなことを仕事にしなさいと言ってきましたが、いざ、自分の子どもにそう言われると、うろたえるものです。でも、本人が本気でやりたいというのなら、応援してやろう、そう思いました。

でも、実際学校をやめてみて、やり始めてみると、言うだけの時と、実際やるのでは大違い。なかなか思うようにならなかったり、本人の中にもたくさんの葛藤がありました。

そんな長男の十和田最後のイベントです。

どうぞ、応援してやってください。