「何をするか」より「どうあるか」


Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

先日、青森県のとある中学校での立志式でのこと、たくさんの子ども達が発表した「10年後の自分」の姿に、感動しました。

よくある、「私は将来○○がしたいです。そのために頑張ります」みたいな職業名を語るのではなく、10年後の自分は何をやっているか?という内容だったのですが、「周りを笑顔にしています」という子がとても多く、仕事としては、トリマーや、美容師、パン屋さんや消防士、建築士、先生、など、様々あったのですが、それぞれ、その職業についている自分が、周りの人を笑顔にし、人の役にたってる自分をイメージした発表でした。

この子達は、きっと、これから先夢が変わったとしても、根本にある「周りを笑顔にしたい」ということがあれば、何をやったとしても、イキイキと生きていけるのではないだろうかと思いました。

「何をするか」より、「どうあるか」を持った子供たちは、自信にあふれ、堂々としていました。

私たち大人は、そこを子どもたちに伝えていかなければならないんじゃないかと、胸が熱くなりました。

大人がどんな想いで関わるかで、子どもたちは変わっていく

この中学には、水木先生というとても素敵な先生がいるのです。中学一年のころにはドリームマップの授業をし、二年生には、修学旅行で、本気で夢を追いかけ、人生を楽しんでいる素敵な大人たちの話を聞く機会を設け、自分たちの町を元気にする方法を考える授業をし、とにかく、子ども達の未来を本気で考える、熱い想いを持った先生なんです。

そんな先生のことを、子ども達も信頼し、尊敬しています。

中学生なんて、反抗期真っ盛りです。先生の悪口、学校への不満があふれているような時期です。そんな時期の子ども達が、「 水木先生は、いつも全体を見てくれている先生です。それから、一人一人の心の中まで見てくれています。ぼくの、憧れの人なんです。」 なんて話していたと聞きました。

大人がどんな想いを持って子どもたちに接しているか、子ども達にはちゃんと伝わっているんだな~って、思いました。

「何をしたいか」より「どう在りたいか」を心に持たせることは、その先、たとえその想い描いた職業につけなかったとしても、思うようにいかなくて挫折したとしても、夢が変わったとしても、在り方だけは、何をやっても変わらないものとして心の中にちゃんとのこっていたなら、違う道を行くこともできるし、夢が叶うまで努力し続けることだってできる。

子供が手を離れ、一人で社会に出ていくとき、そんな大人に出会ってきたかどうかは、とても大きいのではないかと思うのです。

子ども達が見ている世界はとても狭い。目に見えている目の前の世界しか知らない子供たちに、こんな世界もあるよ、こんな人もいるよ、こんな生き方もあるよと、たくさんの選択肢を示してあげられる大人でありたい。

子ども達の周りにいる大人たちが、目の前の子どもの、今現在の行動がいいとか悪いとか、そんなところにばっかり目を向けるのではなく、その子の未来を信じ、その子自身を信じて関われたなら、この中学校の子ども達のように、堂々と夢を語れるようになっていくんじゃないかと思いました。

人は温かく、この世界は素晴らしい

私たち夫婦が子供たちと関わるとき、いつも意識しているのは、子ども達に、温かい世界を見せたいということ。

人は温かいよ。この世界は安心できるところだよ。この世界はこんなにも美しい。だから、安心していい。この世界を思いっきり楽しんで。

そんなことを子どもたちに伝えられたらと思っています。

確かに、世の中のニュースを見ていると、毎日のように痛ましい事件があり、日本の行く末を案じたくなり、人が信じられなくなりそうになります。人を見たら悪い人だと思いなさいと、知らない人に声かけられたら逃げなさいと、子どもに教えなければならない世の中。

だけど、だけど、そんなニュースに出てくる事件より、身の回りに温かい人はいないでしょうか?

毎日、学校行くとき、「おはよう」って声をかけてくれるおばあちゃんとか、犬の散歩中に、そばを通った小さな女の子とお母さん。「わんわんだ~!」って触りに行く子供に、「さわっていいですか?」って声置かけるお母さんに、「いいですよ~。こうやってにおいをかがせてあげて下さい」なんて、言いながら、犬を触らせてくれる飼い主さんがいたり。日常の中に、あいさつしたり、声かけあったり、そんなちょっとしたコミュニケーション、まだ、身近にあるんじゃないでしょうか?

確かに、危険から身を守りたい。犠牲になってしまった方もいらっしゃるのに、軽々しくみんないい人だとは言えないかもしれないけれど、でも、私は信じたい。

なぜなら、たくさんの温かい人たちに出会ってきたから。冒頭の中学校の水木先生のように、本気で子どもたちの未来を応援している人たちを知っているから。

子ども達により良い未来を手渡そうと、いろんな方面から、頑張ってる人たちを知っているから。

ドリームマップを学校でやって、子ども達に夢の描き方を教えている人がいる。

コーチングで、なりたい自分になる方法を伝えている人がいる。

ドリームプランニングプレゼンテーションで、本気で夢を描いて叶えようとしている大人の姿を子どもたちに見せようとしている人たちがいる。

子どもの居場所になろうと、本気で取り組んでいる人たちがいる。

支援を必要としている人たちのために、何か自分にできることはないかと頑張ってる人たちがいる。

産後のママたちの力になろうと、なんとか切れ目のないサポートをしようとしている人がいる。

子どもが自由に遊べる遊び場を作り、イキイキとした目の子ども達と出会い続けている人たちがいる。

学校に行けない子供たちのために、居場所になろうとしている人たちがいる。

親と一緒に暮らすことができない子供たちのために、里親になったり、里親と言う活動を広めようとしている人がいる。

片付けを通して、心の在り方を子どもたちに伝えている人がいる。

たくさんの温かい大人達を、私は知っている。

みんな、子ども達に、よりよい未来を手渡そうとしている人たち。

みんな、周りを笑顔にしてくれる、そんな人たち。

だからこそ、人は温かいよ。安心できる場所だよって、私は言いたい。

不安や恐れや、恐怖の世界も、自分がフォーカスする世界を変えることで、温かい世界に変えることができると、私は思っています。

1.6km以内に住む兄弟が幸福になると、その兄弟を持つ本人も平均約14%幸福度が上昇するという研究結果もあるそうです。

距離は、諸説あるようですが、幸せは伝染します。

笑いが伝染する、という素敵な動画もありますね。

結局、目の前の人を幸せにする。自分と関わりのある人たちを笑顔にする。

そうし続けることで、自分の周りから、波紋のように幸せが広がって、笑顔が広がって、そういう人たちがあちこちにいたら、どんどん幸せは伝染して、結果、世界は温かく幸せな世界になる、なんていうことも夢じゃないと思うのです。

私達も、震災後、子どもたちの未来のために、原発なんて危険なものはいらないと、反原発運動に力を入れていた時期がありました。毎週金曜の夕方、二歳の息子を連れ、「原発反対!」「再稼働やめろ!」と、連呼しながら街を歩きました。反原発運動に関わっている方々は、本当に心から、子どもたちの未来を心配している人たちです。心の温かい人たちです。熱い想いと、何とかしなければという焦りと、でも、同時に、社会に対する怒りと、原発に対する不安と、政府に対する批判を常に抱えていました。そして、どこか辛そうでした。

デモから帰って来た夜、ソファーの上でぴょんぴょん跳ねながら、「げんぱちゅはんたい~」「さいかどうやめろ~」って無邪気に叫ぶ二歳の子どもを見て、はっとしました。

違う。私がこの子に伝えたいのは、そんな言葉じゃない。

この世界は美しいんだよ。君のいる世界は、すばらしい所なんだよ。人はみんな温かく、優しい世界なんだよ。

そういうことを私たちは伝えたかったはず。

怒りや非難や批判、恐れや不安でいっぱいの世界を、この小さな子の心に植え付けちゃいけないと、気づきました。

その日から、デモに行かなくなりました。

ブログやFBで投稿するのは、人が見て、幸せになることだけにしよう、そう決めました。

子ども達の幸せな未来を作ることに力を注ごう、そう決めました。

私達の活動は、その頃から変わり始めました。

そうしたら、出会う人が変わってきました。

子ども達の未来をよくしようと本気で考えている人たちで、私の周りはいっぱいになりました。

世界を変えるのは難しいかもしれない。でも、目の前の人を幸せにして、目の前の人を笑顔にして、口に出す言葉を変えていったら、いつかきっと、世界は変わる。そう信じています。

どんな姿を子どもたちに見せていきたいか、どんなあり方を子どもたちに示していきたいか。そこが大事で、そう思えばこそ、何をするかが決まってくるように思います。

Happy day

3/20は、国連が定めた世界幸福デーだそうです。

それにちなんで、Happy Day2019という企画が立ち上がりました。3/1~3/24までの間に、日本(世界)で、同時多発的にみんなが幸せを感じるイベントを企画しようと、あちこちでいろんなイベントが行われます。

詳しくはHPをのぞいてみてください。どこにいても参加可能なzoomを使って参加できるものもありますし、それぞれの地域で開催されるものもあります。

私達も、その規格の一つとして、3/23に、十和田市東コミュニティセンターにて、「子どもの可能性を広げる遊びのヒント」として、講座&プレーパークを開催します。

お近くの方は、ぜひ、チェックしてお申し込みください。

また、Happy Day企画ではありませんが、ギター職人である長男の企画したオリジナルキーホルダーづくりの講座も3/31にありますので、こちらも併せてチェックしてくださいね。

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

電動工具を使って、木材をカットしたり、レーザープリンターで自分のオリジナルの絵でキーホルダーに加工していきます。

長男はこの仕事を最後に、青森を離れ、仙台に移住します。

そこで、音楽活動をしながら、ギターを作り、加工し、独立起業します。高専を中退し、ギターづくりをしたいと言われたときは、正直悩みました。

自分の好きなことを仕事にしなさいと言ってきましたが、いざ、自分の子どもにそう言われると、うろたえるものです。でも、本人が本気でやりたいというのなら、応援してやろう、そう思いました。

でも、実際学校をやめてみて、やり始めてみると、言うだけの時と、実際やるのでは大違い。なかなか思うようにならなかったり、本人の中にもたくさんの葛藤がありました。

そんな長男の十和田最後のイベントです。

どうぞ、応援してやってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください