子育てに絵本を~絵本と温もりの記憶

1/22、マツコの知らない世界に読み聞かせ絵本の世界ということで、内田早苗さんが絵本をいくつか紹介していました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?内田さんが子育てで救われた絵本の読み聞かせのお話しや、読んであげたい絵本まで紹介していましたね。

ちゃんと数えたことはないのだけれど、我が家にもおそらく1000冊はあるのではないかと思う絵本の数々。今は成人している長男が0歳の頃から二年生の末っ子にも、まだまだ読んであげている絵本。読み聞かせし始めてかれこれ21年になります。

番組を見てから、自分の絵本の記憶を思い返してみると、当時のひざのぬくもりや、柔らかい子供の肌触りなども、何とも言えずあったかい記憶と共によみがえってくるのです。ああ、幸せな時間だったんだな~・・・と、改めて思います。

そんな、温かい記憶と共によみがえってきた、我が家の絵本の思い出をちょっぴり振り返ってみたいと思います。

絵本の記憶はぬくもりと共に

我が家は寝るときは、子供たちと川の字になって寝ています。そして、寝るときは必ず絵本を一冊読んで寝ます。今日読んで欲しい絵本を本棚から、または図書館から借りた絵本から選んでは寝床に持ち込みます。

一人目の時は隣で、二人目が生まれてからは右と左に。三人目からは、長男は端っこに、下二人が両隣へ。でも、時にはケンカになりながらもぎゅうぎゅう押し合いへし合いしながら、誰の絵本を先に読むかなんて言い合いしながら。四人目は、年が離れて生れたので、上のお兄ちゃんおねえちゃん達は、それぞれ自分の部屋で寝るようになり、今は末っ子は、一人っ子状態で絵本を読みながら寝ています。

最近は、主人が末っ子を寝かしつけてくれるので、寝る前の絵本を読むのはもっぱらお父さん。

最近主人がよく言うのは、

「こうやって、子供と絵本読んで寝れるのって、幸せな時間なんだよな~」

「あと何年、こうやって一緒に寝られるかな~」と。

そう、末っ子も二年生。春から3年生です。長くても6年生までと思えば、後3年しか、そんな時間はないのだということ。

まあ、うちの場合、子育て期間が長いから、子供達のぬくもりを感じながら、お布団に一緒に寝転んで絵本を読み聞かせする幸せな時間が21年もあったわけですが、21年も続くと、終わりが来るのが寂しいという気持ちも強くなってくるわけです。

そんな私たち夫婦の思い出の絵本と言えば、

2歳のころ、子供たちが好きだった絵本が「たまごのあかちゃん」。

「たまごのなかでかくれんぼしているあかちゃんはだあれ?でておいでよ」と呼びかけると、卵の中から次々と赤ちゃんが出てきます。 カメが出てくるところは、手でパタパタと、子どものお腹をくすぐり、ヘビが出てきたら、にょろにょろと脇をくすぐり、最後はかいじゅうがでてくるところで、「がお~!!」っと、子供たちに絵本でぱくっとやると、大喜びの絵本でした。

4~5歳のころ大好きだったのがバージニア・リー・バートンの「きかんしゃちゅうちゅう」。

次男が保育園時代、この絵本が大好きで、一日に何度も本棚から持ってきては、「よんで」とせがんだ絵本。

あんまり一日に何回も持ってくるものだから、辟易して隠したことも。この絵本、お父さんに読んでもらうのが、子供たちは大好きでした。わざと変な声で読んだり、大げさに読んだりしたのが楽しかったようでした。

誕生日が近づくと読んであげたのが、エリック・カールの「たんじょうびのふしぎなてがみ」。

もうひとつは、「きょうはなんのひ」。

どちらも、大事な記念日の朝、手紙をあけて、次々謎解きするように、手紙を探してあけていくと、素敵なサプライズが待っている、そんなワクワクする絵本です。
『きょうはなんのひ』は、
朝、学校に行くまみこはおかあさんに、「きょうはなんのひだか、しってるの?……しらなきゃかいだん三だんめ」と謎のことばを残して玄関をでていきました。おかあさんが階段を見ると、そこには赤いひもで結ばれた手紙がありました。 手紙には「ケーキのはこをごらんなさい」と書いてありました。箱の中にはまた手紙…… そうやって、宝探しのようにワクワクするお話し。

うちも、絵本のまねをして、子供の誕生日の朝、よく、枕元に手紙を置いておきました。

「おはよう。かいだんおりたら、かおをあらってね」

洗面台に行くとまた手紙。「かおをあらったら、テーブルのうえをみて」

テーブルの上にはまた手紙。「げんかんあけて、しんぶんとってきて。ポストのなかをみてね」

ポストのなかにはまた手紙。

そんな風にして、最後は、「たんじょうびおめでとう!プレゼントだよ」

という手紙と共に、プレゼントを見つけるという遊び。

誕生日の朝は、ワクワクしたものです。

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そして、絵本を見ながらパンを作って楽しんだのは、「からすのパンやさん」。

自分はどのパンがいいとか、おかあさんはどれがいい?なんて、楽しい会話も思い出されます。

三番目の娘がお腹にいるときに、上の二人のお兄ちゃんに読んであげたのがエッツの「赤ちゃんのはなし」。

「今、おなかの赤ちゃんはこのぐらいの大きさなんだよ」って、読んであげたのは、長男が5歳、次男が2歳。その後、娘が生まれるのに家族みんなで立ち合い出産して、そばで、「がんばれ~!」「がんばれ~!」ってしながら赤ちゃんの誕生する瞬間を目にした長男と次男。その後、4番目が生まれるときは、娘にこの絵本を読んで、今度はお兄ちゃん二人と、お姉ちゃん、お父さんに見守られながらの立ち合い出産。長男中一、次男9歳、娘7歳の時でした。

そして、赤ちゃんが生まれて、上の子たちが、ちょっぴり赤ちゃんに嫉妬してしまっているようなとき読んであげたのが「あやちゃんのうまれたひ」。

「あなたも、生まれるときは、みんなみんな、楽しみにしてたんだよ」って、伝えるために読みました。上の子たちに、たぶんそれぞれその時々で読んであげた絵本だと思います。

こんな風に、子どもたちと絵本を通した時間は、どれも特別な時間でした。

みなさんも、絵本を通して子どもとつむぐ、あったかい時間を、どうか楽しんでくださいね。

“子育てに絵本を~絵本と温もりの記憶” への2件の返信


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    メグ より:

    おはようございます。
    子供に何度もせがまれて読み聞かせしたり
    あまりにも何度もだったので…本を隠したくなる気持ち良く分かります。
    「からすのパンやさん」を見ながら作ったパンが可愛らしいですね。
    応援ポチ。

    1. メグさん、応援コメントありがとうございます。何度も同じ絵本を持ってこられると、またこれ~?って思うんだけど、きっとその子の中に、何かしらヒットすることがあったんですよね。我が家では、もう大きくなった子どもたちに「思い出に残ってる絵本ある?」って聞いたら、全員文句なしに、この繰り返し読まされた「きかんしゃちゅうちゅう」でした。「なんか、お父さん変な読み方してたよね。それが面白かったんだよね」って。

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