生きてるとは

生命は進化する。

言い換えれば、変化する。

生きるという事は変化していくこと。

流れるように、流動的に。

地球も、毎年春夏秋冬ひとめぐりして、何も変わっていないようでいて、

実はものすごいスピードで動いてる。

太陽の周りを約時速10万㎞で公転し、

さらに、自転速度は時速約1700㎞。

さらに、太陽系は、銀河系の中を約864000㎞で移動している。

もう、それはそれは、ものすごい速さで動いている。

ってことは、今日の私と、昨日の私がいる場所は、ものすごい移動しているわけで、

昨日の私と今日の私は全く別の場所にいるわけです。

さらに、人間の細胞は、毎日ちょっとづつ生まれ変わっています。

人間の腸の細胞は数日で入れ代わり、

肌の細胞は約一ヵ月で入れ代わります。

ってことは、今の私と、一か月後の私は、別人になってるとも言えるのではないでしょうか?

 

生きているものは、常に変化し続けています。

 

流れが止まった時、いのちは止まる

生きるという事は、流動的に変化することだと思うのです。

木だって、ただそこに何年も何十年もたっているだけに見えて、

その枝は、毎年ちょっとずつ伸びて、根を大地に張り巡らし、大きくなっていきます。

その内部では、常に水が動いています。

水は大地から吸い上げられ、大気に流れていきます。

 

その、水の流れが止まった時、いのちは終わります。

 

人もまた、人の体内では常に血液は流れ、動いています。

水を飲み、汗やおしっこで排出します。

 

そう、生命は流れています。

 

川の流れのように、流れている水は腐りません。

船の中で水が腐らないのは、波で常に動いているからだと聞いたことがあります。

流れの止まった水は腐る=死ぬということなのかな。

 

生きるという事は、変化し続けること

生きるという事は変化していくこと。

動き続けていること。

流れ続けていること。

とどまることを知らず、

流れる水のように。

海に流れた後でもなお、波として動きつづけ、

大気に蒸発し、雲となり、雨となって降り注ぎ、循環していきます。

 

動き続け、循環し、変化していくのが自然の姿であるならば、

人もまた、自然な姿と言うのは変化していくことなのかもしれないと思うのです。

 

同じところにとどまり続けず、

変化を恐れず。

 

時に、とどまり、動けなくなることもあるけれど、

とどまり続けているように見えて、

実のところ、イモムシがさなぎになって、

さなぎの中で蝶に変化するように、

じっくりと、ゆっくりと変化している、ということもあるのかもしれません。

 

それまでの自分とは違う生き方に触れたり、

自分とは違う考え方に触れたり、

違う価値観に出会った時、

それまでの自分の価値観が大きく崩れ、

新しい世界が見えてくることもあります。

 

そんなとき、人は大きく変化します。

 

変化を楽しもう!

子ども達は、じっとしていることが苦手です。

子どもたちは常に動き続けています。

細胞が盛んに分裂し、変化の最盛期にあるからです。

そんな子どもたちを、本来は一つのところにとどめておくのは難しい。

遊びの中でも、常に刺激を求め、どうやったら今よりも楽しくなるか、

どうやったらもっと面白いかを探究していきます。

 

でも、いつの頃からか、変化を恐れるようになります。

 

現状にとどまりたくなります。

 

そのほうが楽だから。

 

変化するには、それなりのエネルギーがいります。

高い所から低いところに動く運動エネルギー。

重力に逆らって水を吸い上げる力。

エネルギーが不足していては流れること(動くこと)ができませんよね。

 

変化を恐れるのは、ある意味、エネルギー不足なのかもしれません。

 

時には休養して、よく眠り、おいしいもの食べて、お日様のエネルギーを体に取り込み、植物たちからもエネルギーをもらい、自分を満たし、エネルギーを充電する必要があります。

 

子ども達がエネルギーにあふれているのは、食う、寝る、遊ぶで、充分エネルギーチャージしているから。

食う。

寝る。

遊ぶ。

さらに、お母さんからの愛情のエネルギーチャージもありますからね。

毎日エネルギー使い果たすまで遊んでは、ご飯をたっぷり食べて、お腹も満たされ、お母さんに甘えて、ぐっすり眠り、次の日にはエネルギーがフルチャージされています。

大人も、子どものように、エネルギーを満タンにできたなら、変化を楽しめるようになるのかもしれませんね。