子どもの日に行った春の冒険キャンプ。
火おこしに挑戦する子、火が消えないように木をくべ、火の番を進んでやってくれる子、とって来た粘土で素焼きに挑戦する子、目玉焼き作る子、秘密基地を作る子、それぞれ、やりたいことをやりたいように過ごした二日間。
休みだからと子どもをあちこち連れて行ったのに、日記に書いたのは「友達と遊んで楽しかったです」みたいなことってありませんか?
あんなにいろんなことやったのに、それ?って。
それって、よくあることなのですが、子どもの楽しかった記憶の中に一番残るのは、実は、自分がやりたくてやったことだったりします。
2021春の冒険キャンプの振り返り
キャンプ場について、みんなが集まるまでの間、せっせと枝を集めてくれた子。
ちょっとその辺を散策して、タラの芽を探していたら、右手にブナ林、左手に杉林。
ブナ林の新緑が美しくて、ウグイスの鳴き声が聞こえてきます。
鳥笛でウグイスの鳴きまねをしてみました。
笹を見つけて、笹船をひたすら作ってみたり。
森の探検では水の生き物探し。
今年はヤツメウナギの影は見つけたけれど、つかまえることはできませんでした。
カエルの卵はいつものところにありました。
フキの葉っぱのコップで、オタマジャクシもすくってみました。
タケノコとおもったら、マムシグサ!毒草です。
マムシグサの根っこは、なんだかお団子みたい!
毒草と言えば、ここはトリカブトもいっぱい・・・
この辺りには、山菜のニリンソウと、トリカブトが並んで生えています。
手前の小さいのがニリンソウ。奥のちょっと大きいのがトリカブト。
これぐらい大きくなったら、ニリンソウには花が咲いてるし、見分けがつくけど、もっと小さいときは、葉っぱが似ていて間違えそうです。
コゴミ、タケノコ、リュウキンカ、ふき・・・大人たちは山菜採りに夢中です。
帰りは崖のところで粘土をとって帰ります。
今年は粘土で何か作りたいらしい。
とって来た粘土は、つぶして、練って、なめらかになるまでこねます。
粘土チームはひたすらこねこね
粘土を焼くために火おこしもします。
ある程度火が安定してきたら、灰の中で焼いてみます。
素焼きに挑戦!
器にしようと思ったけど、ちょっと水が多すぎてゆるくて広がってしまい、お皿っぽい形になったけど、初めての素焼きは、成功と言えるかな。
焚火の合間に、森で木登りしたり
スラックラインや
ロープブランコ
ハンモックで遊んだり
調理用の大事な焚火の火の番をしてくれる子がいたり
薪にする木を切ってくれたり
火の番しながら、大きな木でシーソー遊びがはじまったり
とって来た山菜は
大人の皆さんが天ぷらにしたり
コゴミのごまあえや、つくしのお浸しにしたり
ヨモギをゆでてすりつぶして、ヨモギ団子にしたり。
みんなで焼いたタケノコを皮向いてマヨネーズ付けてたべたり
森からクロモジ摘んできて、クロモジ茶飲んだり
食べ物作ってる間にテントを張るのを手伝ってくれたり
秘密基地作ったり
秘密基地の中にテーブルと椅子を運び込んで、お茶タイムしたり
夜は夜で焚火を囲み
おき火が美しい
みんなで焚火で煮込んだ料理をいただいて、ご飯の後は寝っ転がって満天の星空を眺め、流れ星や衛星を見て、暗闇探検で真っ暗闇の森を歩きました。
日中は半そででもいいぐらい暖かかったのに、日が落ちると途端に涼しくなってきて、夜になったら冬の防寒着が必要なぐらい冷え込みます。
朝は、朝露で靴を濡らしながら、朝日を眺め、お日様が高くなってくるとともに、朝露は乾き、暖かくなってきます。
朝一で焚き付けの杉の葉っぱをとりに行き、さっそく火をつけます。
それ、一度に燃やしすぎ!
朝ごはんの後は再び探検に。
つるのブランコ!
でも、二人で乗ったら、お尻ついちゃいそう。
大人はもう、完全に山菜採りモードです。
タラの芽は残念ながらみんなとられていてなくて、ハリギリをゲット。
リュウキンカも食べられる
大人が山菜採りに夢中になっている間、何やら男子は戦っています。
ちょっと川に降りて歩いてみたい
ちょっとここ上がるの手かして!
ちっちゃいカエル見つけた
バイバイ、カエル君
この橋、はじっこと真ん中やばいよ!お父さん、大丈夫?
のどかな風景
水車小屋発見!
よし、あともうちょっと。
道路に出た~!!
最後は、じゃんけんグリコで遊びながら帰るよ。
お昼は、パンにはさむ目玉焼きを、子ども達に作ってもらいました。
目玉焼き、作りたい!という子にお任せです。
そうやって作ったご飯はおいしいおいしい♡
空いてる時間にはスケボーや野球やサッカー、バレーボールと、とにかくやりたいことをやって過ごした子ども達。
今回は長くなったので、冒険キャンプの振り返りだけ。
次回は、リアルな体験が子どもにもたらすものを、もう少しお話ししたいなと思います。