今年一年の活動報告(学校プレーパーク編)

しばらくぶりのブログ更新です。 2024年も残すところあと少しとなりました。 活動に対して、ありがたいことに、今年もお金や食材、あそびに使える材料として、たくさんの寄付をいただいております。 JAさん、東日本フードさん、越後谷かずきさん、、橋本歩さん、平出桃子さん、小宮かおりさん、澤内正志さん、竹原美幸さん、中沢洋子さん、我が家に遊びに来る中学生の保護者さん、プレパに遊びに来る小学生の保護者さん、上平町内会さん、ありがとうございました。 45000円のご寄付と、お米、野菜、食材、おやつ、ロール紙などのご寄付がありました。 また、今年の夏休みの子どもひろばでは、十和田市内で子ども食堂をやっているMathertree Cafeさんが、出張子ども食堂で、カレーやスイカを提供してくださいました。ありがとうございました。 プレーパークは、無償でやっている活動ですので、個人的に持ち出しで行っている活動です。 ご寄付をいただいているおかげで、だいぶ助かっております。 いろんな方から、ボランティアでされているのですか? 活動費はどうしているのですか? ケガをした時など、トラブルがあった時、(責任問題として)どうしているのですか? というような質問をされますので、 そのことも含めて、少し私たちの活動について説明しておこうと思います。 今年は、プレパに来る子どもも増えて、毎回、おおよそ60人前後の参加で、おにぎりや、きゅうり、おやつ代、お茶代として、一回につき3000円程度かかっておりました。 月に3回ほど、実質半年間の活動になるので、年間54000円ほど、食費としてかかっていることになります。 その他、釘やのこぎり、絵の具やガムテープ、ボンドなどの消耗品、 100均の水鉄砲は、すぐにこわれるので、毎年20個ほど買い足しているのと、水遊び用の水も、学校の水道をじゃぶじゃぶ使うのは申し訳ないので、毎回、タンクに2つ水を汲んでいき、なくなったら学校の水を使う、というやりかたをしております。 ですので、ご寄付いただいたうえで、足りない分は持ち出しで活動しております。

学校の放課後プレーパーク

今年は、様々事情があり、はじまりが少し遅くなりましたが、6/12~10/23までの、17回開催することができました。

基本的に、雨天中止なのですが、途中から雨が降り始めたり、始めたときは雨がちょっと降ってるけど、すぐやみそうな予報の時など、子どもたちがまだ遊びたい!という声があれば、ちょっとの雨の中でもやることもあります。

今年は、そんな微妙な天気が多く、毎回、やろうかやめようかぎりぎりまで迷いながら、朝から一日ザーザーでない限りは、やろうと決め、結果的に雨天で中止にした日はありませんでした。

 

時には雨が降り出した日も

 

雨でぬれちゃったら、もう、どんなにぬれても構わない

水遊びが楽しい夏!!

 

暑い夏は、水鉄砲では飽き足らず、タンクの水のかけあいに発展

 

部活が始まる前に、プレパに来て、遊びながらも宿題済ませる子も

ハンモックは大人気で、ケンカの一番の素なので、黒板とタイマーを子どもたちに渡し、自分たちで順番や時間を決めてやれるようにしました。

 

木工コーナーは、作るだけじゃなく、トンカチで土を掘る子も必ずいます

 

とにかく夏は暑かった!

 

一人でできる絵の具あそび

二人いないとできないホッケーゲームやバドミントン

3人以上いないとつまらない、野球やサッカー、水かけ戦争

一人でやっても楽しいけど、何人かでやるとドキドキする、ペットボトルロケット爆弾

木登りも、誰かが上るのを見て、自分も挑戦してみたくなる

作ったものを、得意げに見せてくれます。これは、剣と盾。

こちらは、妹に作ったイス

時には、車好きの子が、エンジン見てみたいということも

おやつは、毎回おにぎり5合分と、味噌マヨきゅうり。プラスアメや凍らせたミニゼリーや、ミニドーナツ、クッキー、おせんべいなど

学校終わると走ってくる子ども達。第一声は「おにぎりちょうだい~!!!」

今回は、長くなったので、学校プレーパークの報告でした。

次回は、自宅開放の様子をレポートします。

プレーパーク、学校だからこそできることもある

昨日は、今年度はじめの学校プレーパークでした。この日を待ってましたと子ども達。いつも庭に遊びに来る子ども達は、やっと木工ができると張り切ってのこぎりやトンカチを手にします。誰にとがめられることもなく、危ないとか、うるさいとか、言われることもなく、のびのび遊ぶ子ども達。学校だからこそできる遊びもあるのです。

思いっきり遊びたい!

11月から4月ごろまでは雪国では外は寒く、日暮れも早いので放課後プレーパークは冬季お休みしておりました。春先も、校庭を借りるのに、運動会が終わってからということで、放課後の学校プレーパークは6月から10月までの週一回のオープンです。

それまでは、おうちの庭を開放したおうちプレーパークで対応していますが、なにぶん住宅街で、ご近所の方のこともあり、トンカンうるさいので、木工は学校プレーパークでと子ども達と約束しておりました。お庭で遊ぶのも、道路に出ないようにとか、毎日騒いでると近所迷惑かな~とか、何かと気をつかうことも多いのです。

そこで、オープンした学校プレーパーク。まずは、「今日やりますか?」と、庭に確認しに来た子供たち。荷物を車に積みながら、「やるよ。もうちょっとで行くよ。」というと、「じゃあ、先に行ってるね!!」と、自転車で走って学校に向かう子供たち。

学校につくと、待ってましたと群がる子供たち。

さっそく作り始めます。

ハンモックとロープのブランコも取り付け完了!

木のホッケーゲームで対戦する子。

水鉄砲する子。5個ぐらい持ってきたけど、3個水漏れで使えなくって、生きてた2個の水鉄砲で水のかけっこです。

木工に飽きた子はブランコに。

ハンモックは絶叫マシーンに。

最後にくぎを集めるための秘密兵器の磁石で、砂から砂鉄を集めたり。レバーを引くと、磁力がなくなって、砂鉄がコップに落ちるのです。これがまた、結構楽しいらしい。

学校だからこそできることもある

近頃、空き地は少なくなり、ボール遊びできるような公園も近くにない子供たち。道路でボール遊びをすれば怒られるし、うちの近所の空き地だと、田んぼや川にボールが入ってしまうので、こちらもなかなか思いっきりはできない。

でも、学校だからこそできるのが、そんなボール遊びや、物を飛ばしたりする遊び。広くないとできないんですよね。

学校も、野球やサッカーが盛んなところだと、なかなか校庭で遊ぶことができないのかもしれないけれど、ここの学校は幸い、水曜は校庭を部活で使うことがないし、先生方の会議で子ども達の下校が早いこともあって、水曜に学校プレーパークをやらせてくださいとお願いしてあります。

この日は、誰か一人がこんなのを作って、飛ばしたら、思いのほかよく飛んで、みんなして、「すげえ~!!」って。どうやらブーメランだったようです。

思いっきり飛ばしても大丈夫!

ブーメランと言いつつ、クルクル回転させながら、でも、戻っては来ないんだけど、「どうやったら戻ってくるかなぁ」って、竹トンボみたいに、片側をちょっとやすりで削ればいいんじゃないかとか、いろいろ工夫をしながら、俺も俺もと、作っては飛ばします。

飛ばすと言えば、弓矢も。「すっげえよく飛ぶ!」と、ご満悦。どの矢がまっすぐだから飛びやすいとか、吟味して飛ばします。

ブーメランづくりに飽きた子は、「野球やろうぜ!」って誘うけど、自分の作っているのができないと、誰もやってくれない。待ってるうちに、その子も何か作り始めると、別な子がまた「野球やろうぜ~!」って誘うんだけど、さっきの子が今度は作り中。そんなこんなで、なかなか始まらなかった野球も、お片付けまで30分切ったところでようやくみんなが揃って始まりました。

思いっきり投げても、思いっきり打っても大丈夫!ヒットしたら爽快です!

学校の校庭だから、思いっきりできるのです。今は、そんなに思いっきり野球ができる場所はなかなか見つけられないですからね。

子ども達が気がねすることなく遊べる場を

おうちプレーパークも、子ども達が、自由に遊ぶには最適な場所です。見守っているこちらの庭なので、自分のうちに子どもたちが遊びに来ている感覚で、気軽にできるのが一番の魅力です。でも、住宅街なので、最低限守ってほしいルールを守りつつ、子ども達も、道路に出ないとか、他人の敷地を走り回らないとか、多少気をつかいながら遊んでいます。

その点、学校プレーパークでは、荷物を車で運ぶ労力はかかるけれど、その分、子ども達は思いっきり遊ぶことができます。5、6年生ぐらいの体力を持て余し気味の男子だって、ボール投げても怒られない。ブーメラン投げても怒られない。トンカン木工やってても怒られない。木に登っても怒られない。基本、何をやっても怒られません。ブーメラン飛ばす時に、「人がいないほうに投げるんだよ」っては注意しておきますが。

学校なので、みんな歩きでも、自転車でも、自分の足で来れるのもいいところ。

誰に気兼ねすることもなく、自分の遊びたい遊びをする。仲間と遊びたい遊びをする。思いっきり遊べるって、なんて気持ちいいんだろうかと思います。

 

子ども達が、そうやって、思いっきり遊べる環境は、こうやって、大人が用意してあげないといけない時代になってきてるのも、悲しいことですが、ないなら作るしかないです。

皆さんの地域に、子ども達が、自由に遊べる場所はありますか?

子どもたちが気兼ねなく遊べる場所はありますか?

なかったら、自分にできることはないだろうかと、考えてみてほしいのです。おうちが、子ども達のたまり場になってもいいな、って、思えるなら、自由に遊んでいいよって、そういう居場所になればいいかもしれない。

うちの場合、おうちプレーパークが毎日だと、ご近所迷惑になるということもあり、学校に事情を話して相談して、週一回校庭を使わせてもらえることになりました。

どんな形なら、できるだろう?どうしたら、子ども達はのびのび遊べるんだろう。答えを見つけるのは難しいかもしれない。でも、自分なりに、自分のできることをやっていく。その先に、子ども達の笑顔があるのかもしれませんね。

そして、今週土曜日6/10は、10時か15時まで十和田市駒っこランドでプレーパークです。雨の時は交流館。晴れの時は外でやります。