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我が家には、子どもたちが捕まえて置いていった生き物たちがいろいろいます。
カナヘビ、ドジョウ、カブトムシ、クワガタ、カマキリ、バッタ、コオロギ。
その他に、もともと飼っていたメダカ、保護犬。
生き物だらけの我が家は、夏になると、よりにぎやかに、忙しくなります。
生きたエサが必要な生き物たち
カナヘビやカマキリが我が家にやってきてから、毎日がとても忙しくなります。
彼らは、生きたエサしか食べないからです。
カナヘビには、クモやバッタ、トンボやチョウチョ、ハエなどをつかまえてあげます。
お天気が悪い日が続いてエサが取れないときは、堆肥場からミミズやミルワーム、ワラジムシを捕まえてあげていました。
カマキリが我が家にやってきてからは、バッタやコオロギを余計に捕まえなくてはなりませんでした。
それぞれ、お好みがあるらしく、入れた瞬間捕まえて食べるエサと、何日か経って、しかたない、食べるか・・・みたいに食べるエサがあったりします。
子どもたちは、ことさら、そういう肉食系のハンターが、エサを食べる瞬間が見たいらしく、入れたエサを、早く食べないかとワクワクしながら虫かごをのぞいているのです。
それは、子どもたちに限らず、私もなのですが。
捕食シーンは、何度見てもすごいな~と感動します。
あまり、『かわいそう』という感情は沸いてこないのも不思議です。
でも、子どもたちの中には、トンボや、クモが食べられるのはワクワクして見ているのに、チョウチョが食べられるのを見ると「かわいそう」と言う子がいます。
それもまた、不思議な感情です。
それでも、カナヘビのためにせっせとバッタを捕まえ、入れた瞬間パクっと食べるのは、すごいな~と感動するのです。
でも、そうやって、たくさんエサを食べたカナヘビのペアは、今年、卵を三回生みました。全部で7匹。
卵は、9個生んだけど、そのうち二個はダメでした。
卵も、一か月たつとふっくら大きくなるんですよね。
卵からかえる瞬間のカナヘビの赤ちゃんを見るのも感動でした。
割れ目を発見してから1~2時間後。
ようやく生まれたカナヘビの赤ちゃん。
生まれるまで目が離せなくって、出てきた瞬間は感動的でした!
またある時は、
近所でシマヘビを捕まえた子ども達。
捕まえたら、速攻で餌のカエルを取りに田んぼに走っていきました。
ヘビが苦手な方、ごめんなさいね。
捕食シーンは、子どもたちも大興奮でした。
そして、カマキリも、はじめはオスしかいなかったのですが、メスも捕まえたので、虫かごに入れてみました。
そしたら、メスはとっさにオスカマキリに襲いかかり、オスが食べられる!と思ったら、その瞬間、オスはさっとメスの背中に飛び乗り、がっしりカマでホールドし、交尾を始めました。
一瞬の出来事でした。
オスも命がけで子孫を残そうとしています。
その、命の営みは感動的でもありました。
子どもたちと海で磯遊びした日に、たくさん小魚を捕まえました。
海辺には、今年生まれたウミネコのヒナがいました。
羽が傷ついて、うまく飛べないようでした。
そのウミネコが近づいてくるので、とったお魚を近くにもっていってあげました。
そしたら、長間をパクっと食べるのです。
食べて、生きながらえ、果たしてこの子は飛べるようになるのだろうかと思いました。
この夏は、そんな命のドラマがたくさんあって、
生き物たちの世界って、面白くて、すごくて、感動的なんだな~と、改めて思いました。
そんな瞬間を、子どもたちと共有できたこの夏の日々。
子どもたちにも、この日の感動を、どこか胸の中にしまっておいてくれればと思いました。
生き物たちの声
初夏の頃、我が家の庭は、カエルの大合唱です。
庭を歩けば、大きなトノサマガエルや、小さなアマガエルがぴょこぴょこ飛んでいます。
今年は、メダカの睡蓮鉢にトノサマガエルが侵入し、メダカが食べられてしまい、数が激減してしまいました。
そして、今頃の季節になると、コオロギの大合唱が響きます。
夜、眠りに落ちるとき、コオロギの声を聴きながら眠るのが好きです。
カエルがたくさんいるということは、エサになる生き物がたくさんいるということ。
カエルが食べるものと言えば、バッタやコオロギ、クモやハエなど。
生き物だらけの我が家の庭は、生き物たちのパラダイスなのでしょう。
毎年雀が巣を作っています。
時々、モズが飛んできたり、カッコウのヒナがいたり、とても賑やかです。
さくらんぼシーズンには、ムクドリやヒヨドリたちのえさ場になります。
最近、田んぼのカエルがうるさくて眠れないと、苦情のでる地域もあるようですね。
鈴虫の声がうるさいと苦情を言われた方もいるようで・・・。
自然の中の生き物たちの声は、そこに生物がすめる環境がまだ残っているということです。
とっても素敵なことだと思うのですが。
虫たちのいない世界
最近、ず~っと空き地だった近所のバッタなどのエサ取りしていた場所が、ついに宅地になるらしく、工事が始まってしまいました。
個々のバッタやクモなど、たくさんの生き物たちあ、どこへ追いやられるのだろうかと思いを巡らします。
空き地の横には田んぼがあって、カエルがたくさんいます。
ここの田んぼには、時々シラサギがやってきます。
カエルを食べに来てるのでしょう。
カエルのえさとなる小さな生き物たちの住処がなくなると、ここのカエルは、減ってしまうのかもしれません。カエルが減ったら、シラサギも来なくなるのかしら。
宅地化されようとしている空き地を見ながら、そんなことを考えてしまいます。
結構、子どもたちの中には、虫嫌いの子がいます。
虫なんかこの世からいなくなればいいのにと、とても気持ち悪がります。
でも思うのです。
この地球は昆虫が圧倒的に多い星です。
昆虫の惑星と言ってもいいぐらいです。
そして、最初の昆虫はいまから約4億7900万年前にあらわれたと考えられています。
そんな昆虫の星にちょっぴり居場所を借りて生活している私達。
ほんとは、彼らの住処にお邪魔しているのは、私たちの方ではないでしょうか。
虫たちがいなくなったら、この世界はどうなるでしょう。
先ほど言ったような、食物連鎖の頂点の生き物たちの数は減るでしょう。
さらに、木や草を食べ、フンとしていい土にしてくれているのも彼らです。
蜂などの昆虫がいなくなったら、花粉を運んでくれる虫がいなくなることで、受粉できずに植物たちは実をつけることができなくなります。
世界には、8,000種におよぶ糞虫がいますが、それに加えて、ハエやシデムシなど糞を食べる昆虫がすべて消滅したときを想像してみてください。
また、動物の死体を食べてくれるのも昆虫たちです。これらの恐ろしい死体請負業を担う昆虫は、500種以上にも及び、世界中で生育しながら、動物の死骸から死肉を食べつくして骨だけにしています。もちろん、空腹のハゲタカやバクテリアも助けになりますが、実際には、それだけでは不十分なのです。
昆虫がいなくなった静かな世界は、動物の死体と、フンだらけの世界になってしまうのかもしれません。
夏の夕暮れには、ちょっぴり物悲しい気持ちになるヒグラシの声。
ヒグラシの声。
風鈴の音。
蚊取り線香のにおい。
庭や縁側で食べるスイカ。
情緒的な日本の夏にも、虫たちの声は欠かせません。
昔から、和歌にも虫たちはたくさん登場しています。
虫を愛で、風情を楽しんできた日本の精神は、今もどこかで残っているでしょうか。
どうやら、東京都港区にあるサントリー美術館で、9/18まで、虫めづる日本の人々という展覧会があるようですね。
お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。
私も近かったら行ってみたかったな。
虫めづる日本の人々 展示構成 サントリー美術館 (suntory.co.jp)