お日様の力でソーラークッキング

ここのところ、日に日に温かさも増し、十和田の桜も一気に開花しました。

そんな温かいお日様の力を借りて、ソーラークッキングしてみようと思い立ちました。

使ったのは、家にもともとあった素材や100均素材。段ボールや台所のアルミプレートと黒い画用紙。

お日様の力だけで、本当に調理ができるのでしょうか?

ソーラークッカーを作ってみよう!

ソーラークッカーのつくり方はで検索すると、いろんなタイプのソーラークッカーがあることがわかりました。

パラボラ型と、ボックスタイプの蓄熱型、パネル型の3タイプが主流です。

一番簡単に作れるのはパネル型。ガスレンジの下に敷くアルミシート ペットボトル アルミ缶があれば小学生でも簡単にできます。

私が作ったのは段ボールを使った蓄熱式。

保温用に発泡スチロールの箱があり、そして、たまたまその発泡スチロールがちょうどすっぽり入るサイズの段ボールがあったので、箱型に挑戦。

100均でアルミのパネルを買って、段ボールの箱に反射板としてつけました。

保温のためにふたも欲しいな~と思って家の中を探してみたら、使っていない額のガラスが、ちょうどこの箱にぴったりサイズ!横幅がちょっと足りないけど、そこは段ボールでカバーして、ちょうどそこから蓋が持ち上げやすいようになりました。

最初は箱の内側にもアルミシートを張り付けてみましたが、箱の中は反射しないで熱を吸収したほうがいいかと、今は、箱の内側に黒い画用紙を張り付けてあります。

実際にソーラークッキングに挑戦してみよう!

天気が良かったこの日。外の気温は22度。黒い鍋にはジャガイモと人参。空き缶に画用紙を内側と外側に張り付けたものに生卵。黒い画用紙で包んであるのはアルミ製の水筒。こういう状態にふたをして、ソーラークッキング開始!

お芋と人参は二時間ほどでやわらかくなりました。

まだまだお日様パワーがありそうなのでもう一品。

鳥の胸肉にオリーブオイルと塩、ハーブを振って、再びクッキングすると、夕方までにはソーラーチキンの出来上がり。

卵はどうなってるかと言うと・・・二時間ほどでなんか焦げ目っぽいのがついています。割ってみると・・・

めっちゃしっかりゆで卵~!!

アルミの水筒に入れた水は、素手では暑くて触れないほどのお湯になり、お茶をいれて飲みました。

翌日も晴天。昨日の成功に気をよくした私は、今日も煮込み料理を。

カボチャは二時間でほっくほく。夕飯のお鍋の具は、念のため朝から夕方まで放置すると、ちゃんとやわらか~く煮えてます。お鍋の中は70度。

アルミポットの中には、剪定したクロモジの枝を入れて、クロモジ茶に。

さわやかな柑橘系の香りのクロモジ茶。

お米も炊いてみようとしたのですが、作った蓄熱式のソーラークッカーは、今のところ最高温度は82度までしか上がらず、2合の炊飯は失敗しました。

災害用にパッククッキングなる方法で炊飯しようとジップロックにお米と水を入れてソーラークッカーに放置したのですが、全然だめでした。

調べてみたところ、お米がα化するには98度の状態を20分必要だということで、沸騰させられなければ炊飯は難しいのかな~と。

失敗したお米は仕方ないので、そのまま普通にパッククッキングで紹介されているように、沸騰したお湯でさらに10分ほど煮てみました。

10分ほど蒸らしたら、ちゃんと食べられるご飯になりました。

この日はソーラークッカーで調理した野菜に水を足して、おうちでちょっと沸騰させてからカレールーを入れて、この日はソーラーカレーご飯。ちょっと失敗もご愛嬌。それでも十分省エネにはなりました。

先日のアースデイ青森の時も、1日目は風も強く、お日様パワーが足りずに、いまいちうまくできなくて、晩御飯の時に、焚き火でもう一度加熱調理しましたが、2日目はしっかりお日様が出ていて、ソーラーカボチャはホックホクにできました♪

たとえ失敗しても、七輪1つあれば、手軽に焚き火ができて、調理しなおすことができます。たき火も楽しいので、これはこれで、失敗もまた良しとしましょう。

災害時など、いざという時、やってみようと思えるように、日頃から、こんなことをやってみるといいですね。お日様さえあればできる調理法、知っておいても損はないです。

ゆで卵は、とっても簡単にできます。パネルタイプなら、作るのも簡単だし、親子で実験してみるのも楽しいです。これからどんどんお日様パワーが上がる季節。ソーラークッキングで遊びながら実験してみると楽しいです。

今度はホットケーキのような、プチケーキにチャレンジしてみようと思います♪

パネル型を作ってみよう!

100均のガス台シートで作ってみました。

とっても適当ですが、こんな感じで赤い所だけカットして、後は折ってクリップで止めるだけ。

黒い画用紙をまいた缶の中で、ゆで卵やお湯を沸かしてみます。保温のために耐熱性のある袋をかけています。

銀色のレジャーシートで作るやり方もあるようです。

いろんなタイプがあるみたいなので、研究の余地ありです(*^-^*)

我が家のソーラークッキングは始まったばかり。

また、おいしいお料理ができたらご報告しますね♪