2022年春の森冒険キャンプ募集(定員に達しました)

命が芽吹く春を感じる春の森に、ご一緒しませんか?
秘密基地づくりや、焚き火でマシュマロ焼いて食べたり、ロープブランコ、ハンモック、ロープの綱渡り、木登り、山菜採り、森の探検、粘土の採集、よもぎ摘み、お花のかんむり、おたまじゃくしの観察、夜は暗闇探検、草原に寝転んで星空を眺める・・・
森の春を、体いっぱいに感じましょう。
5/4の11:00から、5/5の15:00まで、一緒にキャンプしませんか?
キャンプする場合は、朝晩の冷え込みが予想されるので、しっかり防寒対策をしてきてください。

キャンプの詳細

【日時】
2022年5/4㈬11:00〜5/5㈭15:00
【場所】
東北町
※場所の詳細につきましては、
お申し込みいただいた方に後ほどお知らせいたします。
【持ち物】
4日の昼食は各自、長靴、長袖、長ズボン、着替2〜3セット、防寒、軍手、飲み水、食器、はし、歯ブラシ、タオル、おやつは各自。(アルコール飲みたい大人は各自持参)
※キャンプする場合は、キャンプ用品一式(テント、テントマット、寝袋懐中電灯)
※子供だけの参加は、寝袋だけでオッケー。
※ない場合はご相談ください。無料で貸出も若干あります。
【参加費】
①デイキャンプ(晩御飯付き)/小学生以上2000円。幼児無料
② 1泊キャンプ(4日晩御飯、5日朝食、昼食)/小学生以上5000円、幼児無料
【定員】子どもが6名程度になった時点で募集を停止します
参加される方は、メールにて
デイキャンプか、一泊かをお知らせください。保険をかけますので、参加される方のお名前、年齢、住所、電話番号も合わせてお知らせください。
小学生以上であれば、子どもだけの参加もオッケーです。ただし、現地までの送迎をお願いします。
※水道が使えないため、お水はご持参ください。
※トイレも一応ありますが、きれいなトイレではありません。

これまでのキャンプの様子

春の森キャンプでは、まずは森に親しむところからスタートします。

ハンモックや

ロープの綱渡り

 

 

ターザンロープなど、

 

子ども達が自由に遊べるように、ロープをかけていきます。

そのうち、木登りし始める子もいます。

森なじんできたところで、森の探検に出発します。

途中、いい香りのする葉っぱを見つけてはにおいをかいだり、山菜見つけては採ったりしながら森を歩いていきます。

運がよければ、リスやヤマネに会える時も!

 

下の水場に行くと、水たまりにオタマジャクシの卵がいっぱい!

小川で笹船流して遊んだり

石をめくればヤゴや、水生昆虫に出会えるかもしれません。

春のカラマツは柔らかく、カラマツのブレスレット作りながら歩いたり。

森の探検では、歩きながら、山菜を収穫していきます。

途中、粘土がとれる崖で、粘土を取ってみるときもあります。下は、危なくないところなのですが、落ちたら泥だらけになるスリルがあります。

探検コースから戻ったら、再び森遊びする子ども達。

秘密基地作ったり

時には弓矢作ることも

焚き火を焚くためにの火おこしチーム。

薪を集めたり、燃やしやすい長さに切ったり。

火の番したり

森からとって来たクロモジのお茶もさわやかな香りです。

みんなでテント張って、

山菜採りに行って、

焚火で調理して夜を迎え、

森の朝は、鳥の声と、朝の凛とした空気に包まれて、特別な時間です。

そんな春の森を感じてみませんか?

子ども時代にまずは感じることです

人は自然の一部です。

でも、自然と離れてしまい過ぎた今、なかなかそれを感じることは難しい時代になってしまったのかもしれません。

どうやって自然の中で遊ばせていいかわからない。

自然で遊ぶのはいいとわかってはいるけど、いざ自然の中に行っても、何をすればいいかわからない。

そんな声もよく聞きます。

でも、そんなに難しいことではないんです。

何かをさせようと思わなくていい。ただ、感じるだけでいい。

そこに自然があって、人がいたら、子どもたちはだまっていても遊び始めます。

大人はそれをただ見守っているだけ。

一緒に楽しんでみるだけ。

一緒に歩きながら、面白がるだけでいいと思っています。

何かをしなければならないということもなく、そういう感覚を開いていくことがとっても大切なのだと思っています。

いのちの芽生えを感じる。

森の生命力。

森の香。鳥の声。そこに生きている木々や虫たち。動物の痕跡。そこの森で命をつないでいるモノがいるということ。小川の流れ。水の中の生き物たち。

忘れてしまっていた、そういったことを感じる感覚を取り戻すのは、難しいことではありません。特別なことでもありません。

みんなが本来持っている感覚なのです。

 

いくら教科書で、自然を大切にしようと言われたところで、そこに息づくいのちがあることを知らなければ、思いをはせることなどできません。

地球を守ろうと言いつつ、森を伐って太陽光パネルを作ったり、山の中に風車をたてることがいいことだと疑いもしないかもしれません。

でも、森を知っていたら、そこにある木々、その森の中で暮らす生き物たちの姿を想像することができるのではないかと思っています。

まずは感じること。

そこからすべては始まります。

春の森冒険キャンプ2018~2日目~秘密基地とアドベンチャーコース

冒険キャンプ二日目、秘密基地を作り、アドベンチャーコースを歩いた子供たち。

森の生き物に出会い、山菜を採りました。普段は便利な暮らしをしているけれど、ちょっと不便な環境で、ちょっと困難にチャレンジしたり、そこに息づく命を感じたり、そういう体験が子どもの生きる力をつけていくのだと思っています。

春の森冒険キャンプ二日目の朝。

夜はぐっと冷え込み、朝も早くから起きてきた子供たちはブルブルしながら、焚き火の前へ。火って、ほんとうにありがたい。朝露に濡れた靴を乾かしながら、焚き火の前で温まる子供たち。

ダッチオーブンには酒田さん作のパスタ、スペアリブとジャガイモと玉ねぎのマーマレード煮が。

パンと、昨日の残りと、ダッチオーブン料理をいただきます!

二日目も、ここからスタートです。

秘密基地を作ろう!

高校生のお姉ちゃんの指導?の下、子どもたちが枝を集めてきて、秘密基地づくりが始まりました。

いい木、見つけたよ~!

中は、子どもが立って入れる高さです。広さも十分。

バズーカ発見!

木を一生懸命集める子、遊んでばっかりで戦力にならない子、集めてくるのに飽きちゃった子、いろんな子がいるけど、それぞれが、ちょっとづつ手伝ってだんだん形になっていきます。

その頃、大人は大人で、子どもたちとは離れた場所に大人の秘密基地を作っていました。

大人は、木を組んだり、ちょっと本気モードです。

自分たちの秘密基地づくりにちょっぴり飽きてきた子供たちが、大人チームの偵察にやってきました。

大人の秘密基地を見て、子どもたちの第一声。

「大人、ずるい!」「道具使うなんて、ずるい!俺たち、枝だけで作ってるのに!」

そう。大人は、麻ひもやナイフを使って、木を切ったり、結わえたりしていたのです。

ブーブー言いながらも、子ども達の秘密基地も、どうやら完成したようです。

アドベンチャーコースは未知の道

秘密基地作りの後は、みんなでアドベンチャーコースへ出発!

原っぱから森に入るところから、すでに笹に覆われているアドベンチャーコース。

早速見つけたのはカラマツの木。

新芽の柔らかい枝先をぽきんと折って、中の髄(芯)を抜くと、ふにゃふにゃのネックレスになります。頭や首にカラマツの飾りをつけた彼は、この先「神様」と、みんなに呼ばれるようになりました。

「あなたの落としたのは、いいジャイアンですか?」っていう、池の神様みたい(笑)。

カラマツのネックレスつけて、再び笹やぶに突入。小さい子は、背丈ほどもある笹やぶ。前の子が歩いた後に行くと、顔にバシバシ当たるので、笹やぶではお姉ちゃんに抱っこされて、先へ進みます。

笹に覆われ、道がわからなくなっています。「こっちだ!」

前の人を見失うと、迷子になりそうな、そんな笹やぶをこいで進みます。

しばらく行くと、林床に笹やぶがない、開けた森に出ました。

枯葉に覆われた林床はふかふかで、森の新芽は淡い黄緑色。鳥の声を聞きながら、さわさわ枯葉を踏みしめ歩くのがとても気持ちのいい森。

森を抜け、林道を歩いて行った先に、前の晩暗闇探検行ったときに見つけた青い小屋があります。昨日は暗すぎて、青い小屋まで行けなかった子供たち。青い小屋に行くぞ!と、張り切っています。

森の先に見つけたのは、なんだか、人が管理しているような小屋と、魚が入ったいけす。

「東北ホタル愛好会」の看板が。

水車小屋まであって、何年もここのキャンプ場に来ているけど、こんなところにこんなのがあるなんて、全く知らなかった・・・。今回は大発見の多いキャンプです。

謎の小屋を確認した後は、これまた初めて通るコースで、田んぼの脇を通りながら、戻ります。きっと、こっちからも行けるはず。

途中、草笛をお姉ちゃんに伝授してもらい、みんなで草笛の練習も。

草笛、ふけるようになったよ!

「網ちょうだい!」と、何か見つけた子がすくったものは・・・

オタマジャクシ?水の中に、たくさんいました。

木を渡って歩きます。

コゴミも、ちょうどいい感じの場所がありました。

そして再びスナヤツメのいるスポットへ。

スナヤツメ探しているうちに、泥沼にすっぽりはまる神様。

助けに行くと、ミイラ取りがミイラになる、泥沼スポット。

みんな泥沼にはまっています。

ここでも再びスナヤツメを二匹ゲットし、満足して戻る子ども達。

ここまで結構な距離を歩いているのに、帰る途中で再び崖に登って粘土を採る子ども達。すごい体力です。

森の生き物、森の恵み

キャンプ場に先に戻った子ども達。何やら騒いでいます。

どうやら、トカゲを捕まえたらしい。

ところがこのトカゲ、捕まえた子が「うちに連れ帰って飼いたい」と、言い出したことで、ケンカになってしまいます。

「森に返したほうがいいよ。森の生き物なんだから、森に返さなきゃだめだよ」っていう子と

どうしても連れて帰りたい子。

とにかく、無理やり逃がしてやろうとしていた子に、まずは、かごに入れて、じっくり観察させてあげようよ。ということで、しばらくそっとしておくことに。

そうしているうちに、森の向こうでは「ヘビ!!」という声が。

草むらの中にいたのはアオダイショウ!

スナヤツメも、子どもたちは最後の最後まで「うちに連れて帰って飼うんだ」と意気込んでいた子供たちですが、迎えに来た親御さんの説得の元、トカゲもスナヤツメも、森に帰してやることを了承した子供たち。

飼いたい気持ちが大きかったのに、お世話する難しさや、本来、森の生き物たちは森にいたほうがいいんだということや、絶滅危惧種で、数が少なくなっていて貴重なものであるということや、いろんなことを考えて、最終的には逃がしてやるという決断ができた子ども達。いっぱい心の中で葛藤したんだと思います。

「バイバイ」小さな声が聞こえます。

森の中には、生き物の他、森の恵みがたくさんありました。タラの芽や、ヨモギ、コゴミ、タケノコ、おいしく食べられるものの他、クロモジの葉っぱはお茶に。

クロモジは、柑橘系のさわやかな香りがします。枝は和菓子のつまようじに使われます。その香りにはリラックス効果があります。

症状によってさまざまな使い方ができる植物で、お茶として飲むと、胃腸やのどの荒れを改善し、濃く煎じた汁を肌に直接塗ると肌荒れを鎮め、入浴剤として使うと冷え性の改善につながります。

樹皮や葉に含まれるテルピネオールとシネオールには抗炎症作用があり、これらの成分が胃腸やのどの炎症に効くとされています。

テルピネオールには抗アレルギー作用もあり、抗菌・殺菌作用のあるリモネンとの相乗効果で、煎じ汁で肌を直接洗うと水虫などの症状が改善するとされています。

また、森の中には、食べられるもののほかに、毒草もあります。

左の白い花のニリンソウは、山菜として美味しく食べられるものですが、同じ場所に生えている右のトリカブトは猛毒です。葉っぱの形がとても似ていて、しかも、生えてきたころの若葉はそっくりなので、間違える方も多いようです。ニリンソウをとるなら、花のついたものを採るなら、間違いはなさそうです。

また、ウルシとタラの芽も、春先芽吹いた若芽はよく似ていますが、タラの木にはトゲトゲがあり、トゲトゲのないのはウルシですので間違えないように。

上はウルシ。下はタラの芽。

見分け方は、トゲがあるのがタラの木。

タラの木によく似ているもので、ハリギリというのもあります。ハリギリもおいしく食べられます。そして、トゲはタラの木よりも大きく鋭い。下はハリギリ。

タラの芽には、葉酸やカリウムが多く含まれているため、妊婦さんにおすすめです。高血圧、むくみ予防、疲労回復などの効果もあります。

ハリギリには、関節炎、できもの、皮膚病などの炎症疾患に優れた効能があり、肝臓疾患、鎮痛作用にも優れていて、腎機能の強化にも。

コゴミは、アクが少なくくせもないので、とても食べやすい山菜です。茹でて胡麻和えにするとおいしくいただけます。

とびぬけて多い栄養素はないのですが、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。βカロテンやビタミンEには、抗酸化作用により病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫活性作用、発がん抑制作用があります。ビタミンCにも抗酸化作用の他、コラーゲンの合成を助け皮膚のシミやシワを防ぐ作用、ストレスに対抗するホルモンの生成を助ける作用があります。

自然にインパクトを与えず、自然を楽しむこと

春芽吹く様々な植物の新芽には、たくさんのエネルギーが詰まっています。

来年もまたとれるように、採りすぎない程度に山の恵みを少しいただくことで、体にもエネルギーを取り入れることができます。

タラの芽なんかは、欲張って脇芽も全部取ってしまうと立ち枯れてしまうので、脇芽はちゃんと残してあげなければいけません。

森の生き物は観察したら森に返し、山の恵みは採りすぎない程度に美味しくいただく。

そうやって、山の命の循環を人間の手で断ち切らないようにするということも、伝えていかなければならないことだと、改めて感じます。

ここのキャンプ場は水が出ません。

だから、持ってきたお水は、とても貴重です。無駄に流しっぱなしにしない。森にインパクトを与えないために、食器は一度トイレットペーパーで汚れをふき取り、軽くお湯や水でゆすぐ。自然の中で、謙虚であること。そういうことも、体験してほしかったことでもあります。

 

春の森で冒険キャンプ2018(一日目)

ゴールデンウィーク後半の子どもの日は、春の森冒険キャンプでした。

森で遊び、木に登り、秘密基地を作り、芽吹いたばかりの山菜を採る。崖を登り、笹やぶをこいで、川に入り、生き物を見つけては捕まえる。火おこししてたき火をし、夜の暗闇探検に、満天の星空を見る。そんな体験をした子ども達。

今年はどんな様子だったのか、紹介していきます。

森に親しむ

キャンプ場に到着後、自己紹介の後は、しばらく森で遊びます。

ロープの綱渡り

ロープのブランコ

ハンモック

綱渡りも、はじめは「できない」って言ってた女の子も、みんながやってるのを見て、やっぱり挑戦!ちゃんと、一人で渡れるようになりました!

みんなが森で遊びながら仲良くなったところで、みんなでお昼ご飯を食べてから森の探検へ。

森の探検で見つけたもの

キャンプ場から下の森へ降りていく途中のツルにぶら下がったりしながら、どんどん下りていきます。

粘土のとれる崖に、みんなでよじ登ります。落ちると泥だらけ間違いなしのその崖に、子どもたちは全員チャレンジします。

おしりが泥だらけになろうが滑り降りる子も。

そうこうしてると、崖の横の草地から上に登って、上から雄たけびを上げる子も。

しばらく崖登りにチャレンジした後は、さらに下へ。

水たまりの池に着くと、カエルの卵がいないか、探す子供たち。長靴の子も、靴の子も、靴の中が水没していきます。

カエルの卵発見!!と、思ったけど、なんか違う?

後で調べたところ、これは、トウホクサンショウウオの卵のようです。準絶滅危惧種です。

手に取って、「うへ~~!!」ってしていると、後ろで「ここにも卵あるよ!!」という子供の声。

振り返ってみると、そこには確かに卵が!

普通の卵!?なんでこんなとこに?何の卵?

「オレ、この卵あっためる!!」そういう彼は、ずっと大事そうにお腹に卵を抱て歩くことに。「卵からかえって、初めて見た人をお母さんだって思うんでしょ?」そう言いながら。

流れている川に入ってみると、「なんかいた!ドジョウ!!」生き物を見つけた子供たちは、獲物を捕らえるハンターです。

「捕まえた!!早く入れ物ちょうだい!!」

捕まえて、入れ物に入れて観察してみると、なんかドジョウと違う。顔の横に黒い穴が七つ。尾ひれもひらひらしている。ヤツメウナギかな?

調べてみると、ヤツメウナギの仲間のスナヤツメらしい。絶滅危惧種になっています。

水が足りないかな~と、お水を足してあげる子ども達。

口が吸盤のように吸い付いています。調べてみると、スナヤツメは、一生のほとんどを目を開けずに過ごしていて、目を開けた状態でいるのは、生後4年目の秋から初夏の産卵の時期までのほんの半年程度だそう。目の空いているスナヤツメを見られるのは貴重なんだそうです。見て見ると、ばっちり眼を開いています!

捕まえたら、子どもたちは「家に持って帰る!」と、張り切っています。「こっちのでかいのはオレ捕まえたやつな。」「こっちはオレのだ!」って話していましたが、最終的にはリリースしました。

みんなが川に入ってスナヤツメ探しに夢中になっている時、川に入りたくないという子は、お兄さんと一緒に、竹の子採りをしていました。

深みにはまって、腰まで水に浸かった子もいました。みんな長靴の中は水がガッポガポです。

靴もズボンもみんな濡れてしまったので、キャンプ場に戻って着替えることにします。

火おこし体験

キャンプ場に戻り、着替えも済んだところで、遊び始める子ども達。広~い原っぱで、野球にキャッチボール。

野球が初めての子も、みんなでキャッチボールしていくうちに、だんだん上手になっていきます。今は、遊びの中で野球できるような空き地も少なく、クラブチームに入っているような子じゃないと、野球ができない環境なのかもしれません。今は、スポーツテストで、ソフトボール投げでボールを遠くに飛ばすことができない子も結構いるようです。ボールを投げる。そんな経験も、ここなら思う存分できます。

キャッチボールも様になってきました。

こんな、野球の最中、森で拾った卵を、お腹にくくりつけて温めていた男の子がいましたが、遊んでいたら、案の定、卵を割ってしまいました・・・。

「中身は普通の卵だった・・・」と、男の子。でも、そんなハプニングも、想定内(笑)。

そんな中、焚き火でマシュマロを焼いて食べるため、火おこしに挑戦です。使うのはファイヤースターター。火花を出して、燃えやすいものに火をつけていくものなんですが、これがまた、なかなか難しいのです。火花は出せるんだけど、なかなか火を起こすところまでできないのです。

もうちょっと!!

それぞれ、みんな挑戦したんだけど、なかなか火をおこせなくって、もう無理じゃない?って思い始めたとき、お父さんの登場。

ここからにわかに子どもたちのやる気にも火が付き、とうとう、この後、子どもたちだけで火をおこすことに成功しました。

火種の上に小枝を乗せて、ちょっとづつ太い枝も乗せて、せっかく作った火種が消えないように仰ぎながら、だんだんいい火になってきましたよ。

火がおこせたら、マシュマロ焼きです。

子どもたちの間から、長い枝で焼くお父さん(笑)。

晩御飯の支度も子どもたちで

お腹もちょっぴり満たされて、デイキャンプで帰る子もいるので、早めに晩御飯の支度にとりかかります。

焚き木を切る子。

火の番をしてくれる子がいるので、焚き火の方はお任せして、調理を始めます。

一人手伝い始めると・・・

次々お手伝いしたい子が集まってきます。ゴボウはナイフで削ってもらいます。

一年生で、ナイフが初めてだって、コツを覚えたら、上手に削れます。

こちらはナイフの扱いに慣れている二年生。鉛筆削りのようにゴボウを削っています。

「もっと切るものない?」と、みんな積極的です。

焚き火の上ではダッチオーブンの中でタケノコの蒸し焼きができています。細いタケノコなので、むいてしまえば、食べられるところはほんの少しなんですけどね。

ダッチオーブンでみんなが刻んだお野菜を煮込んでいる間に、採ってきた山菜を天ぷらにしていくのはお母さんチーム。

タラの芽、ヨモギ、山ぶどうの芽、ボンナ。

揚げたてに塩を振って、つまみ食いに来るこもチラホラ。

もう一つのダッチオーブンの中では、ハーブチキンがいい感じに火が通っています。

おみんなでお野菜刻んだお鍋は、せんべい汁に。そして、みんなでいただきま~す!

後で合流したキャンプの達人、酒田家のお姉ちゃん。なんと食後のデザートにクレープを焼いてくれました。フライパンはダッチオーブンのふた。

美味しいクレープ、自分でトッピングして、子どもたちも大満足♪

夜の暗闇、満天の星空、焚き火の温かさ

食事の後は、夜の暗闇探検にでかけます。暗闇探検なので、写真はありません。みんなドキドキしながら、懐中電灯片手に一回り歩いて、戻ってくると、そこにキャンプ場の焚き火の灯りが見えて、なんだかホッとします。焚き火は、冷えてきた体も温めてくれます。星も出てきました。

ちょっぴり眠いんだけど、まだ寝たくない子供たち。

たまたま、「車に花火がついてるよ」というママがいて、季節外れの花火を楽しむことができた子ども達。

最後は線香花火対決!

でも、ここらで子どもたちも限界です。みんなでテントに潜り込み、おやすみなさいの時間です。うまく写真にとれなかったのですが、満天の星空。放射冷却でぐっと冷え込んできました。

春の森で冒険キャンプ!

春の森は、芽吹きのエネルギーに満ちています。そんな春の森で、自分たちで山菜を採り、火おこししてたき火をし、採った山菜を自分たちで調理して食べてみよう!

森の探検コースでは、オタマジャクシやカエルの卵を観察したり、小川で笹船流したり、崖を登ってみたり。

森の中では、秘密基地づくりや、焚き火でマシュマロ焼いて食べたり、ロープブランコ、ハンモック、ロープの綱渡り、木登りしたり。

そんな森の冒険キャンプを、子ども達に体験させてみませんか?

冒険キャンプの詳細

<日時>

2018年 5/5(土)10:00~

5/6(日)15:00

<場所> 東北町のキャンプ場

※場所の詳細につきましては、お申し込みいただいた方に後ほどお知らせいたします。

<定員>7名程度(先着順)

<参加費>

①5日のみDayキャンプ(晩御飯付き)/

      大人3000円、小学生2000円、幼児500円

②1泊2日(晩御飯、6日朝食、昼食)/

      大人6000円、小学生4000円、幼児1000円

小学生のみの参加もOK。その場合は基本的に現地までの送迎をお願いいたします。

小学生以下のお子様に関しては、保護者の付き添いが必要です。また、プログラムによっては、参加できないものもございますので、ご了承ください。その場合は、キャンプ場の広場にて、親御さんとのんびり遊んで待っていただくことになります。

参加される方は、①Dayキャンプか、②1泊2日かをお知らせください。

キャンプする場合は、朝晩の冷え込みが予想されるので、しっかり防寒対策をしてきてください。

持ち物)
長靴、長袖、長ズボン、着替え、防寒、軍手、飲み水、

大人でアルコール飲みたい方は各自持参。おやつは各自持ち込み自由。

※家族でキャンプする場合は、キャンプ用品一式(テント、テントマット、寝袋、懐中電灯等)。

(子どもだけの参加の場合は、寝袋だけでOK)

 

※水道が使えないため、お水はご持参ください。
※トイレも一応ありますが、あまりきれいなトイレではありません。

 

※参加して下さった方には、「食べられる山野草と、その食べ方・効能ガイド」、「キャンプの様子の写真」をデータにて差し上げます。

これまでのキャンプの様子

春の森キャンプでは、まずは森に親しむところからスタートします。

ハンモックや

ロープの綱渡り

ターザンロープなど、

子ども達が自由に遊べるように、ロープをかけていきます。

そのうち、木登りし始める子もいます。

森になじんできたところで、森の探検に出発します。

途中、いい香りのする葉っぱを見つけてはにおいをかいだり、山菜見つけては採ったりしながら森を歩いていきます。

運がよければ、リスやヤマネに会える時も!

下の水場に行くと、水たまりにオタマジャクシの卵がいっぱい!

小川で笹船流して遊んだり

石をめくればヤゴや、水生昆虫に出会えるかもしれません。

春のカラマツは柔らかく、カラマツのブレスレット作りながら歩いたり。

森の探検では、歩きながら、山菜を収穫していきます。

途中、粘土がとれる崖で、粘土を取ってみるときもあります。下は、危なくないところなのですが、落ちたら泥だらけになるスリルがあります。

探検コースから戻ったら、再び森遊びする子ども達。

秘密基地作ったり

弓矢作ったり

弓矢ができたら試し打ち。

焚き火を焚くためにの火おこしチーム。

薪を集めたり、燃やしやすい長さに切ったり。

焚き火ができたらマシュマロ焼いておやつタイム。

小さい子は、まったりと過ごします。

テントもたてます。

晩御飯は、みんなで調理を手伝います。

収穫した山菜は、天ぷらやお浸しに。

晩御飯のおかずの一品です。

火の番も、大事な仕事。薪がなくなったら枝を取ってきて、火にくべます。

暗くなったら、暗闇探検に出かけ、満天の星空を眺め、暗闇の森がもつ怖さやドキドキ感を味わいます。

そうして、夜も更け、子ども達は夢の中へ。

そして迎える朝。

クロモジのお茶もさわやかな香りです。

森の朝は、鳥の声と、朝の凛とした空気に包まれて、特別な時間です。

子ども達に生き抜く力を!

自分たちで焚き木を集め、燃やしやすい長さに木を伐り、自分達で火おこしして、焚き火をつけ、森の恵みである山菜をとって、自分たちで調理して食べる。そんな、自然の中でもたくましく生き抜く力を子ども達に経験させておきたい。そんな想いもあります。

ここは水の出ないキャンプ場なので、持ってきた分の水しか使えません。

だから、水を無駄にじゃぶじゃぶ使うようなことはしません。

水を無駄にせず、環境を汚さないような食器の洗い方もあります。

箸がなければ、枝を削って、自分で箸を作ることもできます。

そんな、ちょっとした知恵やは、体験して身につくものです。

ある途上国で、災害があったとき、まず、小さな子から亡くなっていった、という話を聞いたことがあります。何かあったときに、最低3日は生き抜ける力を、つけていきたい。3日乗り越えられれば、何かしら、助けが来る可能性があるからです。

実際、震災後、電気が止まり、スーパーから食料品が消えていったとき、私たち家族が慌てずにいられたのは、キャンプ用品の備えがあったことと、こんな知恵があったからだと思っています。いざという時役立つように、体験しておくことは、知識で知っているだけの何倍もの力を発揮します。

 

お問い合わせ、お申込み、スタッフ募集

お問い合わせ、お申し込みは、ブログ上記にあるお問い合わせフォーム、またはFBのメッセージにてお願いいたします。

①Dayキャンプか、②1泊二日キャンプかと、参加者氏名と年齢、食べられないものなどありましたら合わせてお知らせください。

先着10名程度で締め切らせていただきます。

また、当日、ボランティアでお手伝いいただけるスタッフも募集しています。お手伝いいただける方にはお食事を無料で提供いたします。

子どもが好きな方、子どもの自然体験に興味がある方、自然での子どもの遊び、自然の中にあるリスクなどを学びたい方、は、ぜひ、お声がけください。