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3日間の十和田市秋祭り、最終日は雨の中終わりました!
娘がお祭りに参加するようになってから、たぶん7年目。私は引き子で、小さな息子と引いて歩くだけの参加だったのだけれども、末っ子が二年生になり、小太鼓で参加できるようになってから、私も初めて笛で参加することにして、子供たちと一緒に夏休み中から毎日練習して臨んだ秋祭り。
一生懸命練習する子供たちと、小学生のお手本になるべく厳しく指導される中高生。そして、笛や太鼓の指導者の他、山車を作る人、祭りの運行が事故のないように裏方で走り回る人たち。たくさんの人で支えられてる地元の祭り、地元愛を感じたこの一ヵ月でした。
祭り大好き!
お祭りに欠かせないのは子ども達。
ここの町内も、子供がだんだん減ってきて、子供たちを集めるために、町内からだけでなく参加できるようになって、最近また、お祭りに参加する子供たちが少し増えてきました。
写真は6年前の子ども達。
末っ子はまだ二歳。娘も次男も小太鼓で出ていた頃。
末っ子は、雨の中でもベビーカーで寝ながら参加していました。
あれから6年・・・
娘は笛のリーダー的存在に。次男も大太鼓の頼もしいリーダーに。末っ子も小太鼓デビュー。
6年で、こんなに素敵にたくましく成長してくれて、母はなんだかとっても感慨深い。
お祭りって、一度出ると、気持ちが高ぶり、本当に楽しい!みんなと一緒に引っ張るだけでも楽しかった。沿道で見るだけじゃなく、お祭りの一体感が大好きになってしまいました。
毎年、そうやって参加してきました。
そして、とうとう私も、今年から、吹いたことのない篠笛を毎日のように練習して、何とか吹けるようになりました。まだまだ早いケンカ太鼓にはついていけないところがあるけど、それでも、娘達と笛の衣装に身を包み、こうして一緒に吹けるなんて、夢のよう。気持ちも若い子たちのように、うきうきしました(*^-^*)。
今までは、笛なんて、音も出せないし、ムリムリ!って思っていたけど、去年あたりから、知り合いのお母さんが笛に出ているのを見て、ああ、なんだかうらやましいな~って、思っていました。
今までずっと末っ子と引き子で出ていたけど、今年から末っ子は小太鼓デビュー。旦那は元PTA会長として、先頭で綱を引きます。そう考えたら、あれ?私一人?
もうそばで引っ張ってる末っ子について歩く必要もない。
それって、寂しいじゃん!
そう気が付いてから、決めました。
よし!今年から、笛で出る!
若い子だから、呑み込みも早く、すぐ笛も吹けるようになるんだと思っていたけど、いくつになってからでも、やろうと思えば始められる。篠笛の音もうまく出せなかったのに、毎日、子供たちと一緒に笛の練習してたら、何とかなりました。何とかなるものです。
笛は娘が先輩です。
「お母さん、大丈夫なの?酸欠になるよ」と、笑われたけど、娘が吹いてる後ろで、必死で見様見まねで練習しました。
本番は、笛が手薄な後ろの山車の前を、他のお母さんたちと吹いて歩きました。
沿道で見ていたお友達に声かけられ、かっこよく吹こうと思ったら、全然うまく吹けなくて、大笑いした一場面もありましたが、そこはご愛嬌。
そして、お祭りの中で、大好きな場面はこんな場面。
小太鼓の小学生たちを盛り上げようとしてくれる中学生(*^-^*)♪
こんな雰囲気が大好きだから、また来年も出たくなる。
お祭り好きはこういうところから始まるんですね、きっと。
リーダーとなる中高生たち
小学生は、中高生や大人たちに支えられ、危険がないように見守られつつ、とにかく楽しんでもらえるように、サポートされつつ、太鼓の練習に励み、本番も頑張ります。
そして、去年まで小学生で守られていた子たちが中学に上がると、そこから、子供たちのいいお手本になるように、指導が入ります。そして、練習中も、お祭り本番も、小学生たちの面倒を見るのは中高生です。
お祭りの待機場所まで歩いて移動するときも、列の先頭と後ろ、途中途中に大太鼓や笛やちゃっぱ(手平がね)の中高生がついて歩きます。
他の歩行者や自転車の迷惑にならないように、広がりすぎないように注意しながら、前後が開きすぎて、信号渡れない子がいないようにとか、途中曲がってくる車がいたら、子供たちを止めて動かないように指示したりだとか、とにかく気をつかいながら、子供たちを現地まで歩かせます。
鼻白(はなじろ)塗ったり、女の子に口紅塗ってあげたり、トイレ行きたい子がいたらまとめて連れて行って、最後の子まで面倒見てあげたり、とにかく中高生たちはよく動いてくれました。
中高生たちは、小学生にとってあこがれの存在です。
小太鼓で頑張ってきた子たちは、笛やちゃっぱや大太鼓に憧れます。びしっと決めたその姿は、本当にかっこいい。そして、根っからお祭りを楽しんではじける様子は、小学生たちを盛り上げてくれて、お祭り自体を楽しいものにしてくれます。
そして、小学生たちの面倒を見る姿は、自分たちも、中学生になったらこんな風になりたいと、思わせる姿でした。
ご苦労さん会の最後には、中高生みんな集められ、冗談言いながらも、だれだれの、こんなところがよかったとか、こうしたほうがいいとか、指導者の方が話をした後、また来年もお祭り出るぞ!!って、円陣組んで。
中高生になると、部活があったり、忙しくなって来れなくなっちゃう子もいる中で、こうして集まってくれる子ども達は、本当にお祭りが大好きな子たちです。
また来年も、こうして集まってくれたらいいな~。
うちの次男は、今高3。大太鼓も今年が最後です。
でも、いつか、指導者側になったりするのかな~。どうなるかわからないけど、それもまたちょっと楽しみ。
性格的に決してリーダータイプではない次男が、大太鼓のリーダーとして必要とされてきて、やってきたお祭り。次男の活躍の場所が、こういうところにあったことが、ありがたく、誇らしい。
中の娘も、笛のリーダーとしても、小学生たちの面倒見の良さにかけても、言うことはきっちり言うその潔さはかっこよくって、彼女に憧れる小学生女子の声もありました。
小学生時代に、中高生に守られ、育てられてきて、その子たちが大きくなって、今度は面倒を見る立場になっていく。こうやって、子供たちは育っていくんだな~と、改めて思います。
大人の役割
中高生たちには、小学生たちの面倒を見る、という役割を持たせるお祭りですが、大人はと言うと、全体の危険がないかを見渡しながら、手薄なところをサポートしたり、中高生の指導にあたったり、裏方でたくさんの大人たちも動いています。
お祭りの練習中から、本番まで、祭りに参加するという子供たちを、親御さんからお預かりしての一か月間です。
祭り関係者の方々は、本当に気をつかっていました。
練習場所として借りている小学校の体育館。
最初と最後のあいさつはしっかりと大きな声でするように。
部活や、体育館を使用する、他の地域の方々に、迷惑が掛からないように、走り回らないとか、そういう細かいところから、お祭り本番の移動や、運行中に事故がないようにとか、女の子たちの紙を結い上げたり、お化粧したりする人がいたり、保護者対応とか、出店を見て回るのに子供たちを連れて歩いて、買いたいものをおこずかいで買うのに付き添ったりだとか。
全体を統括する人や、直接子供たちを指導する人は、とにかく、お預かりしている子供たちがお祭りを楽しんでくれて、お祭りが好きになってくれるように、そして、何事もなく、うちに帰れるよう、みんな気をつかっているのがわかります。
裏方としては、子供たちが食べるおでんを作ってくれる人だったり、おにぎりやおやつを用意してくれる人だったり、ご苦労さん会で、ずっと焼き鳥やホタテを焼いてくれたおじいさんだったり、もちろん、山車を作っている人だったり、子供たちを楽しませようと、盛り上げてくれる大人だったり、本当にたくさんの大人たちが裏で動いています。
地域の人だけじゃなく、山車の待機場所でトイレをお借りした家具のナナオさんでは、たくさんの子供たちにトイレを使わせてくれて、さらには雨の三日目に、雨の中待機してるのは寒いだろうと、倉庫前の屋根の下を好意で貸していただいたり。
たくさんの大人たちに支えられて、お祭りは成り立っています。
こんなにたくさんの人たちに支えられているからこそ、楽しいお祭りを、何の心配もなく心から楽しむことができる子ども達です。
お祭り関係者の皆さんには、頭が下がります。
2018年秋祭り夜間運行ダイジェスト
そんな秋祭りの中日の夜間運行ダイジェストで、十和田のお祭りをご覧ください。