笑う門には福来たると同じ意味の四字熟語は笑福万来。 いつも笑っている 家には自然と幸運がやってくるということです。
2019年も朝から初笑い。おせちを食べながら、ちょっとしたことで笑いが止まらなくなるぐらい大笑いしながら、楽しい新年を過ごしています。笑いがある空間って、なんと幸せなことかと思います。
そんな、笑いについてのお話しです。
松下幸之助の言葉
【笑顔の景品を 】
最近は、競争がなかなか激しいこともあって、個々のお店なり商店街が、それぞれいろいろと工夫を凝らし、販売を進めています。いわゆる景品つき販売というものもその一つで、少しでも多くのお客さんの関心をひくものをということで、いろいろ知恵をしぼっています。 しかし、お客さんにおつけする景品のうちで、何にもまして重要なものは何かということになったら、私はそれは親切な“笑顔”ではないかと思います。“自分のところは親切な笑顔のサービスに徹しよう”というように、いわば“徳をもって報いる”方策で臨んでこそ、お客さんに心から喜んでいただけるのではないでしょうか。
そんな松下幸之助の言葉がありましたが、年末、クリスマス前に、本当にそうだな~と思う出来事がありました。
いつもは行かない銀行でしたが、所用があって窓口へ行くと、窓口のお姉さんがさわやかな笑顔で「お子さんにクリスマスプレゼントは用意されましたか?」なんて、ちょっとした雑談をしながら、自分もいくつまでプレゼントもらってたとか、笑顔で会話をしました。普通なら、事務的な手続きなので、そんな、笑顔で雑談するなんて、あまりないのですが、思いがけず楽しい時間を過ごすことができ、思わず私も、「窓口でこんな雑談で楽しい会話をしたのは初めてです。ありがとうございました」と言葉をかけました。
笑顔は、人を楽しい気持ちにさせ、気持ちよくさせるものだな~と思った出来事でした。
中村天風
【人間だけが笑える 】
笑顔を失うと、命の資本ともいうべき健康もみるみる破壊されますし、また、運命とて同様に、とかく阻まれがちとなってしまうんですよ。
西洋のことわざにも「和やかな笑顔の漂うところに、運命の女神はその慈愛の手を差しのべる」というのがあります。
いったい何のために、人間だけが笑えるようにできているのかということを、厳粛に考えなきゃだめですぜ。 あなた方、考えたことあるかい?
【家庭】
人生は笑いで過すことである。
一家揃って・・・特に主人をはじめ家族の外出や帰宅の際は、一層にこにこすることが肝要である。多少の不満や不平はさらりと捨てて・・・況や無始無終の宇宙生命に比すれば、人の命は決して長いものではない。
従ってどんなに愛し合っても、また健康であっても、百年と一所に生活はできるものではないということに想到したら、終始一貫笑顔で睦まじく暮らすのが、最も正しい人生生活だと気が付くであろう。
いわんや、怒ったり、争ったりするために、家庭を持つのではないはずであるから・・・・・。
【苦しみを微笑みにかえて 】
悲しいことやつらいことがあった時、すぐ悲しんで、つらがってちゃいけないんだよ。
そういうことがあった時、すぐに心に思わしめねばならないことがあるんだ。 それは何だというと、かべての消極的な出来事は、我々の心の状態が積極的になると、もう人間に敵対する力がなくなってくるものだということなんだ。
だから、どんな場合にも心を明朗に、一切の苦しみを微笑みにかえていくようにしてごらん。そうすると、悲しいこと、つらいことの方から逃げていくから。
【笑いは人間の特権 】
平素人生に活きる時に、つとめて明るく朗らかに活き活きと勇ましく活きる努力を実行すべきである。 と同時に、この意味において私は、大いに「笑い」ということを礼賛する。
笑えば心持は、何となくのびのびと朗らかになる。この簡単な事実を案外多くの人は見逃している。
人間は万物の霊長として重い大きな負担を負っている。笑いはその疲れた心や体を、ほどよく調和させるように人間に与えられているものである。
【笑いは養生である 】
人間は神経の集積であるので、神経系統をみだりに消極的に興奮させることが、直接間接に生命に危険を与えることとなるのは当然である。
人間の個体の生命擁護のために、全神経系統の興奮を鎮める一手段として「笑い」を生体に仕組んである。
事ある時も事なき時も終始笑顔で応接しよう。否、事ある時は一層笑顔を崩さぬように練習するべきである。特に、体の弱い人はひとしお笑いに努力することを養生の第一とするべきである。
写真は、娘が小さい頃。とにかく、小さな子がいると、毎日笑いであふれています。大変を笑いに変えてしまえたら、毎日楽しくて仕方なくなるものです。
笑いあふれる家庭に
私の中で、家庭の中の笑いという意味で大きいのは、母の存在。
とにかくどんな時もよく笑う母です。仕事も忙しくしてたけど、笑い声で母が帰ってきたんだとわかるくらい、ほんとに、いつも大口開けてアハハと笑う母です。 私も、そんな母の血を受け継いでいます。
今、私が家庭の中で心がけてるのは、笑っていること。
笑いは、自律神経を活性化させ、交感神経と副交感神経のバランスがとれるという作用と、脳の血流量が増え、脳を活性化する作用、NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させることで免疫もアップするし、いいことばかり。
作り笑いでも効果はあるらしいので、大変な時こそ、口角あげて、笑顔でいたいものです。大変なことも、過ぎてしまえば笑い話です。
失敗だって、笑い飛ばしちゃおう!
ときどき?抜けててサザエさん的なところだって、アハハと笑って笑い話の種になる。
笑い飛ばして、楽しくやろう♪
そんな事を、常に心にとめています。
新生児の赤ちゃんが微笑むのは、「笑うことでやさしくしてもらう」という本能的な行動として笑っていると考えられています。その後、あやすと笑ったり、キャッキャと笑う赤ちゃんを見ると、本当に楽しく、幸せな気持ちになります。
自分のことを幸せではないと思っている人は、一日に笑顔の回数が五回にも満たないといわれ、一方で、小さな子供達は、一日に400回以上笑うともいわれています。
子どものように、無邪気に笑いたいですね。