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シルバーウィーク中に、夏泊半島にある大島のごみ拾いがありました。
大島は、数年前に行った時も、すごくきれいな海なのに、ゴミが大量で、残念だな~って思っていました。
でも、ブイとか、漁具とか、大きなゴミがいっぱいだし、一人でどうにかできる量じゃないから、拾うのはあきらめていました。
それを今回、ドイツ人のMihaiさんが、「このゴミなんとかしたいね~」とつぶやいたことから、「よし、みんなで拾おう!」ってそれに乗っかった人がいて、有志が集まって、Blue Peaceというグループを立ち上げ、そこから広がって広がって、最終的には164人ほどの人がボランティアで集まって、1万7200kgのごみをみんなで拾い、きれいにすることができたのです!
今回きれいにできたのは、島のほんの一部1/4程度の見える範囲だけだったけど、それでも、みんなの力が集まったら、不可能だと思っていたこともできちゃうんだ!!
と、感動しました。
たった一人から始まり、フォローする人がムーブメントをおこす
この動画は見たことがあるでしょうか?
ご存知の方もいると思いますが。
最初、一人の裸で踊っている人がいます。
バカなことやってるな~と眺めている人たち。
そこに、一人の勇気あるフォロワーがやってきます。
そのフォロワーが仲間を手招きします。
すると、次第に一緒に踊りだす人が増えていきます。
臨界点を越えたときの人々の動きを見てください。
こんな風に、ムーブメントが起こるときはあっという間です。
一人が始める勇気もさることながら、それを面白がってフォローする人の存在が大きい。
そして、こんな風にムーブメントが起こるのは、やっぱり、楽しそうだから。
「楽しそうに」っていうところがポイントなんじゃないのかな~って思うんです。
今回のごみ拾いも、発信したのはユーチューバーでもあるMihaiさん。
「なんとかしたいね」「このままでいいの?」っていう動画には、ゴミに対する怒りや、悲壮感というよりも、なんとかしたいね~っていう気持ちと、美しい大島の海。歩いて一周回る、ちょっとドキドキ感。自分も、きれいになった大島を歩きたいって思ってしまう動画。
楽しむことがキーワード!
こういうムーブメントのキーワードは、やっぱり楽しむこと。
人は、なんだかおもしろそう!と思うことに吸い寄せられていく習性があるように思います。
お祭り、文化祭、イベント、楽しそうなところには自然と人が集まります。
怒りのデモなんかも、共感した人は集まるのだけれど、共感しない人は、冷ややかに傍観していたりします。
でも、お祭りやイベントなど、楽しいことには、全然興味なかった~っていう人も、自然に巻き込まれていくように思います。
世界が変わる臨界点を越えていくには、こういう楽しさが必要だと感じます。
ゴミをまじめに拾っていると、
「何で持って帰らないんだ!」
「何でその辺にポイポイするんだ!」
と、腹も立ってきます。
一人でごみを拾っていると、拾っても拾っても落ちているごみに、
こんなの、一人が拾ったところで、たかが知れてるし、全体のゴミの量に比べたら微々たるものだし、ほんと、たいしたことないし、こんなことやっても、何にもならないんじゃないか?っていう無力感にも襲われます。
でも、怒ったところで、何もしなければ、海に流れていくゴミは増え続ける一方で、何も変わらないどころか、もっとひどくなる。
怒りで人を批判することでは、世界は変わらない。
むしろ、怒りは怒りを呼び、戦いを引き起こします。
怒りは、不安、不満をひきおこし、怒れば怒るほど対立が生まれる。
でも、ただゴミを拾うという行為を楽しむ、ゴミを拾ったらきれいになったことを喜ぶ、そんな楽しさから生まれた行動には対立は起こらない。
平和的で、それぞれつながって、同じ目的での一体感を楽しんでいる。
こ~んなに拾った大量のゴミ。トラック出してくれる方がいて、重くて大きなゴミも運んでくれました。
ゴミを運ぶことすら、一直線に並んでゴミリレーなんて、楽しいアイディアで、みんなが楽しめる。
ブイのような、数が大きくて大きなものは、こうやって並んで、次々リレーして橋渡し。
そして、ゴミを拾った拾った海岸は・・・
Before
After
こんなにきれいになって、本当に感動です!
この島の全景です。
今回拾ったゴミは、この島の1/4ほど。まだまだ、奥の方には拾えていないゴミがあります。島の奥は、運ぶのも簡単ではなさそうですが、
これまた何か楽しいアイディアできれいにできる日が来ると信じています!
と、いうことで、キーワードは楽しむこと!
マインドフルネスごみひろい
もうひとつ、「世界が変わる学校」というオンラインの無料の朝の学校の中で、10/11~17まで、Giveness weekという企画があります。
それは、私たちが目指す理想の世界、最も価値のあるものを無料で提供している世界。
「お金」ではなく「信頼関係」をベースにした「社会の未来システム」を実践する1週間のこと。
そのGiveness weekに、
「マインドフルネスごみひろい」というイベントが立ち上がりました。
その、イベントを始めるにあたり、一人の想いがそこにはありました。
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