子どもと季節を楽しむ暮らしを


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2/3の節分で、恵方巻を食べ、豆まきをしたおうちも多いと思います。

節分を過ぎたら、翌日、昨日は立春。

二十四節気でいう春の始まり。

立春から始まり、春分、夏至、秋分、冬至に、春夏秋冬それぞれの盛りを加えて季節をめぐり、一年が巡ります。

季節の行事を通して、うつろいゆく季節を感じることができる。日本のそんな伝統行事も、子どもと楽しみつつ伝えていきたいと思っています。

行事食を作り、楽しむ

我が家では、節分の料理は、毎年息子に手伝ってもらっています。

いわしを手開きして、内臓を出し、洗うところまでは息子のお仕事。

太巻きの中身の具の下ごしらえは、息子は宿題中につき、母が。

仕上げに巻くのは息子にお任せ。

息子がさばいてくれたイワシは、私が圧力鍋でショウガ煮にしました。

太巻きは二本ほど、シソを入れ忘れたので上に乗せたのはご愛嬌。

食べ方としては、恵方をむいて食べるのですが、一本食べ終わるまで無言で食べる、というのが一般的のようですが、調べてみたら、わっはっはと大声で笑って食べるという習慣もあるようだと知ってからは、どちらでも、それぞれ、やりたい食べ方で食べる、というのが我が家流。

ゆるいですね(笑)。

ちなみに息子と私はわっはっはバージョン。

娘は無言バージョン。

笑いながら食べるのは、恵方を向いて最初に大笑いをして食べるというもの。これは春が来るのに障害となる金気を笑いで滅ぼすという趣旨だそうです。

無言で願い事を思い浮かべながら食べるのは、途中でしゃべると福が逃げるということからのようです。

まあ、どちらでも、恵方を見ながら、服を願って食べることに違いはないので、そこはこだわりません。

豆まきして、邪気を追い出したら、翌日は立春で、新しい季節の始まりです。

こんな風に、季節の行事は家族と楽しみながら過ごしたい。

そして、こんな季節の行事を、うちは大事にしてたな~っていう記憶を子どもに持っていてほしい。大人になり、家族を持った時に、伝えて欲しいと願っています。

冬の楽しみ

昨日は立春。そして、立春も過ぎた今日、ずっと暖冬だった十和田にも寒波がやってきて、今日は何と雪がたくさん積もっています。

明日は息子のスキー教室で、昨日までは雪不足のため、滑走不可。スキー教室も、中止か、と思われていた今日、この雪。

やっぱり冬は雪が降らなきゃね。

今年は異常なぐらいの雪不足。冬に雪が降らなきゃ、農繁期の水不足が心配だから、やっぱり、季節ごとに、降るものは降ってもらわないと困るのです。

雪がずっとなかったから、子どもと正月に作ったカマクラも崩れ落ち、過ごしやすいけど、なんだかやっぱり雪がない二月って、寂しいものです。

立春過ぎたのに、ようやく戻ってきた冬将軍に感謝。

あまりの雪のなさに、自然育児サークルのてくてくも、雪遊びができず、室内でのお料理に変更。それはそれで楽しかったけど、雪で遊びたかったな~。

でも、「おせんべやけたかな」の絵本読んで、

おせんべおせんべやけたかなの手遊びして、小麦粉と塩とお砂糖と水でこねこねしておせんべ焼いて、アツアツ食べて。

「まだかなまだかな?」「やけたかな?」

「しろクマちゃんのホットケーキ」読んで、ホットケーキ作って。

寒すぎておうちで過ごすことの多い冬、こんな過ごし方もいいよね。

お料理とお料理の合間には、大きな段ボールにお絵かきして遊んだり。

ケンカしたかと思うと、仲良く手をつないでいたり、ぎゅーしたり。

そんな風に、あったかいお部屋で遊びながら、お料理しながら過ごすのも、いいものです。

それでも、ほんとは、雪でいっぱい遊びたい!!

こんなことや

こんなこと

こんなことも

雪合戦とかね。

冬をめいいっぱい楽しみたいですね。

もうちょっと、子ども達が雪を楽しむことができますように!

今後のはぴちる

【冬のブナの森で遊ぼう!】

2/15(土)13:00~

雪遊びする時間は2時間程度になります。

蔦温泉集合で、近くの森を歩き、そり遊び、雪洞づくりなどします。

雪の中をたくさん歩くので、今回は小学生以上とさせていただきます。

一家族1000円

子供のみ一人1000円

大人のみ一人1000円

子どものみの参加の場合は、蔦温泉駐車場までの送迎をお願いいたします。

お申込みはブログのお問い合わせフォームよりお願いします。

【プレーパーク】

2/22(土)10:00~15:00青森アピオにて。子育て広場イベント(「ただじゅんの からだであそぼう」)と同時開催!

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【お礼とお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞご協力をお願いいたします。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

 

【書籍】

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでもまだ多少購入でるようです。どうぞ、手に取ってごらんください。

『悪ガキたちの秘密基地』

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

 

 

森のようちえん~秋から冬の楽しみ


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11月のおいらせもりのようちえん。

朝からちょっぴり雪模様。朝はさらっと積もった雪も、おひさまが出てくると、溶けてしまいました。

それでも風があって寒い中、森に出かけます。

森の中で、写真絵本を読んでからの森の不思議探し。

冬芽や木の実、蔦のつる。ふかふかの落ち葉の布団を踏みしめながら歩いてみます。

ゴ~、ザザザ~・・・と、風の音。大きな松の木がゆら~りゆら~り揺れる音。

冬がそこまでやってきた森を見て、聞いて、感じます。

森のおもしろいこと発見

森のお散歩に出かける前に、焚き火で焼くためのお芋をぬらした新聞紙とアルミホイルで包んで、火の中に入れてから、みんなで森の中へお散歩です。

森の入り口で、なんと、狂い咲きした桜の花が!

こんな時期に見る桜に、みんなびっくり。

森に入って、秋に来なかった参加者さんもいましたが、まずは、秋の森との違いを感じてもらいます。上を見上げると、大きな木がゆ~らゆ~ら揺れています。ブナの葉っぱは、秋にはきれいな黄色でしたが、冬も近づくと、茶色くなっています。

そして、写真絵本を一冊。

読んだのは「おしゃべりな森」。

面白い顔に見える冬芽や、木こぶや、枝落ちの後。顔に見えたり、でべそに見えたり。

そして、森の面白い物見つけてみようと、森を歩き始めます。

森が、「いっぱい遊んでいけよ」って、話しかけているようです。

森を歩いてみると、足の下はふかふかです。

木の枝を突き刺してみると、深く深く刺さる刺さる。

葉っぱをめくると、15センチぐらい葉っぱの層で、そこから柔らかい土が見えてきます。

好奇心旺盛なちっちゃい子は、松ぼっくり拾いながら。森に慣れていなくて、森がちょっぴり不安な子たちは、ママやパパに抱っこされながら、ふかふかの森の中を歩きます。

倒れた木のトンネルをくぐりながら、枯葉を顔にこちょこちょしながら通るママも。

森の木漏れ日が美しい。

黄色いキノコ、見つけたよ。

ツルで絞殺されちゃった木も。

ツタがひげ根を伸ばし、木にぴったり張り付いています。そのまま上までず~っと伸びているツル。ひげ根の張り付く力は強く、ちょっと引っ張ったぐらいでは 外れません。

森の中では、林床に光が届きにくいので、つる性の植物は他の木に巻き付いたり張り付いたりしながら、光を求めて木の上に伸びていきます。

つる植物の生きる戦略です。

 

ここで、寒くて我慢できない子はキャンプ場へ戻ります。

先に行ける子はもう少し先まで行ってみます。

歩いていくと、怪獣のキバみたいな木を発見。

こちらは、子ども曰く「カナリアみたい」。

でべそ?大きい鼻かな?

森の小屋にもちょっと立ち寄り・・・

パパに肩車されながら・・・

オニグルミの顔を見つけました!

葉っぱが落ちた後(葉痕)のあとが、羊の顔のように見えるんです。冠かぶったひつじさん💛

途中、赤や緑や青の木の実を見つけながら、この時期少ないグリーンも、自然からちょっと拝借しながら戻ります。

戻ってから、松ぼっくりや木の枝、グリーンを使って、ツリーの飾りなど、作りたい子は自由に作ります。

焚き火を楽しむ

雪は止んだけど、風も強くて、体感温度は結構寒かったので、焚き火で長いもすいとんを温めていただきます。

冷えた体にあったかい汁がしみわたります。

マシュマロ焼いて食べたり、

お散歩に行く前に火に放り込んでおいた焼き芋も、いい感じです。

発見した新食感。焼きマシュマロをせんべいで挟んで食べると、なかなかおいしいということが判明。

お腹が膨れた子は、自由に遊び始めます。

パパと落ち葉の感触を楽しむ子。

ハンモックでゆ~らゆら。

こうやってみると、空が広い。見える景色が変わります。

秘密基地づくりする子も。

落ち葉で遊ぶ

風とおひさまのお陰で、雪でぬれていた葉っぱも乾き、葉っぱを集めて遊びます。

小さい子も、マネして短い脚でえい!って葉っぱを足で集めます。

集めた葉っぱの山に寝てみます。

倒れて、うもれて、転がって。

「いないよ~」と、葉っぱにかくれんぼ。

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落ち葉に隠れて飛び出す遊びはなかなか終わりません。

秋から冬の自然を楽しむために

秋は、紅葉も美しく、自然の中にいるだけで気持ちがいいものですが、冬が近づくこの時期は、ぐっと気温も下がり、葉っぱも溶けた雪でぬれていたり、手袋していないと、北風で手が冷たくなってしまうものです。

雪が降れば、雪遊びが楽しめますが、この時期も自然に親しむなら、必要なのは防寒です。

真冬並みの防寒をしていれば、長いこと外遊びしていても、全然へっちゃら。暑いくらいです。

でも、子どもが手袋や帽子を嫌がるとか、下の防寒ズボンははきたくないとか、そこで子どもに寄り添ってしまうと、「さむい~!かえりたい~!」って、なっちゃいます。

秋冬の寒さはあなどってはいけません。長時間遊ぶならなおさら、しっかり防寒はさせておきたいものです。そしたら、こんなことしても、全然へっちゃら!

小さい子は、手袋、すぐ脱いじゃう子もいるので、ひもをつけて袖に通しておくといいですね。そしたら、手袋なくならないし、寒くなったらすぐ履けます。

 

寒い時期は、防寒対策しっかりしてるかどうかで、お外で長く遊べるかどうかが決まります。もちろん、大人はそれ以上にね。大人におすすめなのが、ネックウォーマーと耳あて。首元を冷やさないことと、耳を温めること。帽子なら、耳まですっぽり隠れるものがおすすめです。手袋は絶対必要です。

子どもは動いているので思いのほか寒さに強かったりしますが、大人は子どもより動かないので、冷えます。芯から冷えます。外遊びに付き合う大人が防寒しっかりしていないと、すぐ帰りたくなっちゃいますからね。

大人は自然へのインタープリター

インタープリターとは、人と自然との仲介になって、自然解説をする人を表す言葉です。

私達はぴちるは、そんな人と自然の仲介役だと思っています。

ここにこんな面白いもの見つけた。

きれいな木の実があるね。

風の音がちょっと怖いぐらいだね。

鳥さんの声がするね。

そうやって、普段は見過ごしてしまいがちな自然を感じる心を育てます。

幼い子には、自然で遊ぶのは楽しいことだと感じてもらえればそれでいいと思います。きれいだな。おもしろいな。そんな感覚を持ってもらえたら、それだけでいい。

でも、そのためには、大人がその仲介役をする必要があります。

以前、子ども達と遊んでいる時、雨上がりの虹を見たときのこと。

みんなで、「すご~い!!きれいだね!大きい虹だね~」「見て!しかも二重になってる!」って感動しながら見ていました。

「おれ、虹初めて見た!」と二年生の子が言ったのです。

驚きました。二年生になるまで、虹を見たことがなかったなんて、きっとなかったはず。ただ、きっと見ていたけど、その美しさに気づいていなかったんじゃないのかなって思いました。

どんなに素晴らしい景色も、美しい虹も、一緒に「きれいだね」「すごいね」って、感動してくれる大人がいて、はじめてそこに素晴らしいものがあることを認識して、感動するんです。

自然にある面白い形を見つけて、「見て見て!こんなに面白い形!」って一緒に楽しむことで、自然の中の面白いものを発見できるようになるんです。

常に森の中には鳥の声がしていますが、「鳥さんがきれいな声で鳴いてるね」「お話ししてるのかな」って、伝えてあげることで、初めて鳥の存在に気付くのです。

自然の中には、きれいなもの、面白い物、不思議なもの、びっくりするもの、すばらしいものがいっぱいです。

でも、それに気づくためには、仲介してくれる人が必要です。

植物の名前や、虫の名前、鳥の名前がわからなくたっていいんです。わからなかったら、なんだろね?って、一緒におうちに帰ってから調べてみればいいんです。

それよりも、きれいだね。かわいいね。おもしろいね。不思議だね。って、そこにある自然に目を向けるのを手伝ってあげてほしいのです。一緒に面白がってほしいのです。

「どうやって自然で遊ばせたらいいかわからない」と、よく言われますが、

遊ばせる必要はないのです。

ただ、そこにある自然に、一緒に、同じ目線で、感じるだけでいいのです。

遊べるようになるのはそれからです。

まずは、大人も、そういう視点を持ってもらいたい。そう意味で、おいらせもりのようちえんは親御さんと一緒に森で過ごします。

 

そんな、自然に目を向けられる大人を増やしていくためにも、

本の出版に向けてクラウドファンディングもまだまだ挑戦中です。

現在、クラウドファンディングページ上で27万6000円のご支援と、現金手渡しで2万5000円、合計30万1000円のご支援をいただいています。

応援くださった方、本当にありがとうございます!

残り19日。引き続き応援、シェア拡散、よろしくお願いいたします。

※何人かの方に、キャンプファイヤーでうまく支援ができないとお声をいただいています。

まずは、キャンプファイヤーのサイトに登録します。登録した後、もう一度キャンプファイヤーのページに戻り、このプロジェクトページを探し出し、ログインする必要があります。そうすると、「プロジェクトを支援する」の、ご希望の金額でクリックしていただければ、支払い画面に切り替わります。

なかなかできないという方もいますが、チャレンジしてみて下さるとうれしいです。

応援よろしくお願いいたします。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

 

秋を感じよう!子どもの自然体験

青森も、山の紅葉が美しいシーズンになってきました。八甲田は紅葉がちょうどいいけど、渋滞気味ということで、昨日は奥入瀬渓流、十和田湖へと行ってきました。

自分たちのリフレッシュのためにでもあるのですが、末っ子に、まだまだ青森の自然の美しさをたくさん見て、味わって、触れてほしい。キレイな景色をたくさん見せてあげたい。春には春の芽吹きの美しさを、夏には川や海の美しさを、秋には紅葉の美しさを、四季折々に感じてほしくて、秋を感じる自然体験をしてきました。

奥入瀬渓流はまだちょっぴり紅葉には早かったのですが、それでも十分な美しさ。車もたくさんでしたが、渋滞というほどでもなく、比較的のんびりと見て歩くことができました。

他県ナンバーも多い十和田湖。全国からこうやって、たくさんの方が奥入瀬渓流や十和田湖の自然を堪能するために来ているのかと思うと、十和田に住んでいる私たちは、なんていい環境に暮らしているんだろうかと改めて思いました。

何度も訪れた奥入瀬渓流と十和田湖。それでも、何度来ても素晴らしいと感じ、気持ちいいと感じ、また来たいと思える。そんな自然が、こんなにも近くにあることは、ありがたいことだと感じます。

地域の自然を知る

「今日は紅葉見に行くよ!」

と、末っ子連れて家を出ました。最初は、友達と遊びたくて、「え~、行かなきゃだめ~?」って、面倒くさがっていた小学一年生の末っ子。

車で十和田市内から30分ほどで奥入瀬渓流へ。

それでも、いざ自然の中に降り立ってみると、ちゃんと、自然を楽しんでくれます。

奥入瀬渓流の清らかな流れのそばで、黄色や赤の落ち葉を拾い集めてみたり、

ツルがあればぶら下がってみたり、

シャクトリムシを見つけては遊んでみたり、

桂の落ち葉の甘い綿菓子のような香りをかいでみたり。

十和田湖に着いて、ご飯を食べてから湖に出ると、それまでいいお天気だったのに、うって変わって雨模様。パラパラ雨が降り出し、風も出てきました。龍神様の歓迎かしら(*^-^*)

長袖持ってきていて良かった♪

湖畔を歩いて開運の小道で、風の神、火の神、山の神、金の神、天の岩戸、日の神にお参りしながら十和田神社へ着くころには、再び雨は上がって、いいお天気に。

十和田神社では龍神様にご挨拶。

今年の十和田の秋祭りで、山車の後ろに作ってあった乙女の像があったので、本物の乙女の像を見たら、「あ!山車の後ろにあったやつだ!」って。そういうイメージなんだね。子どもって。高村光太郎の乙女の像がたたずんでいます。

湖で、しばし水と戯れ、遊びます。

紅葉も、まだ始まったばかり。それでも十分美しい。

「ここは大昔、おっきいお山だったんだよ。それが噴火して、大爆発でお山が吹っ飛んで湖になったんだよ。」と、話すと、

「え~~!!ここが山だったの?!」と、にわかに信じられない様子の息子。

下の写真は「恵比須大黒島」。この島は、十和田火山の活動の際の中央火口丘溶岩が露出したもの。

湖のそばの看板に、柱状節理のことが書いてありました。

恵比須大黒島と同じく溶岩(玄武岩質安山岩)で、岩肌の割れ目は溶岩が冷えて固まる時にできたものです。柱を積み重ねたように見えるところから「柱状節理」と呼ばれています。

確かに、ここは噴火があって、溶岩が残る場所だと、確認。湖には火山噴出物の軽石がたくさんありました。軽石は、チョークのように字が書けます。

ここからごみを拾いつつ、のんびりと歩いて戻ります。

途中、ブナの実拾って、小さなブナの実を食べてみたり、どんぐり拾い集めてみたり、きれいな葉っぱを集めてみたり。あっというまに宝物入れの袋は満杯。

ごみを拾う袋と、宝物拾いの袋は、いつも持ち歩かなきゃなって思いました。

十和田湖の子ノ口(ねのくち)から焼山までの14kmの奥入瀬渓流両岸の断崖もまた、十和田湖と同じような柱状節理が見られます。十和田湖にたまった水が決壊し、大洪水でできた地形と言われています。

十和田湖の成り立ちについては、ちょうど2017年9月2日のブラタモリで詳しく紹介していましたね。

十和田湖の帰りに、行きは車が混んでたから寄れなかった双竜の滝を探しに立ち寄りました。

道路わきにある雲井の滝から山道を登ったところにあるという双竜の滝。以前、友人から聞いていて、ぜひ一度行ってみたいと思っていました。でも、登り口がわかりません。

雲井の滝の写真を撮っていると、山から下りてくる若者集団が!

なんと、北里大学の知り合いでした!今、双竜の滝を見てきたところだと、偶然下りてきた山道を教えてもらいました。なんとついてるんでしょう♪

十和田湖でごみを拾ってきたごほうびかしらと、喜んで教えてもらった山道を登ります。

双竜の滝は、道路からは見えない場所にあって、10分ほど山登りしないといけない場所にあるのです。雨上がり、ぬかるみもあって、ハイヒールやサンダルではちょっと厳しい山道です。

途中の崖の上から眺める流れもまた、曲がりくねって龍が泳いでいるようです。

こ~んな細いふみ跡をたどりながら行くと、滝が見えてきました!

立派な柱状節理が見られる滝です。

二股に分かれているから、双竜の滝なのかな~と思いを巡らせます。

とにかく水しぶきがすごい!

数分いただけでびしょ濡れです。でも、楽しい~!!

地元の自然に触れ、何万年も前の火山の噴火に想いを馳せた一日でした。

こんなに身近に、こんな素晴らしい自然があるのって、本当に素晴らしいことです。

見たものを形に残す

さて、そうやって一日奥入瀬渓流と十和田湖をめぐってきたわけですが、滝を見て、帰るときに、息子がポツリとつぶやきました。

「帰ったら、滝の絵と、紅葉の絵描こうっと♪」

息子は、これまでもけっこう、きれいな景色を見ては、絵を描いていました。

散歩で見た、美しい夕焼けに八甲田が見える景色を見た後は、

夕焼け空と八甲田の絵を。

蔦沼に散策に行った後は、

蔦沼の絵を。

そして今回は、滝を見た後で

滝の絵を。ちゃんと、柱状節理が描かれているところがすごい。

拾い集めた落ち葉は、グラデーションに並べた後に、葉っぱのこすり絵を。

キレイだと感じたものを描きたい。そういう感性を持っていてくれることがとてもうれしい。

身近な自然を感じ、秋には秋の景色や、紅葉をキレイだと感じる。どんぐりいっぱい拾い集め、クマもこんな気持ちであっちにもある、こっちにもあるって、いっしょうけんめいどんぐりやブナの実を拾い集めてるのかなって、山の動物たちにも思いをはせる。

見たものをこうやって形に残したり、あとあと絵本で秋のお話読んだりしながら追体験する。

そういうことで、記憶が強化されて残っていくのかなって思います。

親子で体験を共有する

小さなうちは、こうやって、親子でいろんな自然体験をしていくといい。

親子で、美しい紅葉を見て、「きれいだね~!」って語り合う。

渓流のすがすがしさを、「気持ちいいね~!」って、言葉にする。

ちょっと大変な行程も、いい景色を見た後なら、「来てよかったね~!」「すごいの見れてよかったね~」って言いあえる。

キレイな夕陽を見たなら、「きれいな夕焼けだね~」

美しい虹を見たなら「虹がすごいきれいだよ!」

そうやって、一つ一つ共有していくといいんだと思います。

以前、小2の男の子が、一緒に虹を見たとき、「おれ、初めて虹見た!」って、感動していました。

小2になるまで、一度も虹が出なかったなんてことはなかったと思う。でも、きっと、虹が出てても、気づかなかったし、一緒に「きれい~~!」って、言う人がいなかったのかな~って思いました。

美しい虹も、美しい夕焼けも、実はよく見られることなんだけど、気にも留めなければあったことすら気づかないで過ぎてしまう。地域の美しい自然だって、一緒に「きれいだね!」「すごいね!」って、言ってくれる人がいなければ、ただの通りすがりの景色でしかないし、そこに感動は感じないのかもしれない。

同じ体験を共有し、一緒に感動する。

そんな関係が、小さなうちには必要なのではないのかな~と、二年生の男の子の言葉で感じたのです。

 

どうぞ、親子でたくさんきれいな景色を見に行ってください。

そして、たくさん一緒に感動してください。

今は秋。秋には秋の美しさがあります。

子どもと、秋を感じる自然体験を通じて、たくさん感動してほしい。

 

そして、最後に、引き続き、書籍化へのクラウドファウンディングの応援、よろしくお願いいたします。

 

 

 

秋を感じる自然遊び


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だんだん夏の暑さも和らぎ、青森では秋風が吹き始めてきました。秋といえば、落ち葉やドングリ、松ぼっくりの季節。だんだん秋らしくなってくるこれからの季節。田んぼは黄金色に輝いて、いろんな農作物や、山の恵みが収穫できるそんな季節。そんな季節を楽しんでみませんか?

今回は、子ども達と秋を感じる自然遊びや、絵本を紹介します。

秋といえば秋の虫探し

涼しくなってくると、山から赤トンボが下りてきます。赤トンボは、アキアカネや、ナツアカネ、ミヤマアカネなどのアカトンボの総称で、水田などの水辺で羽化して、夏の間は涼しい山間部に移動して過ごします。そして、秋になり、里でも涼しくなってくると、山から里に下りてくるトンボです。

秋の田んぼのあぜ道には、赤トンボがいっぱいです。トンボを虫かごいっぱいに取る子ども達。

子どもたちの間で、トンボはツユクサを食べるというのが何だか常識のようで、確かに、捕まえたトンボにつゆ草の青い花びらを持たせると、むしゃむしゃ食べるのですが、トンボは本来肉食なので、つゆ草を好んで食べるというよりは、目の前に持ってこられたからかじりついているようです。

草むらに行けば、バッタやコオロギがたくさん。

今日も虫捕りに夢中です。

秘密基地を作ってみよう

秋になると、草原の草も伸び、秘密基地を作るには最適の季節です。

秘密の道を作って、秘密基地を作るんだと、草むらをもそもそ進んでいきます。

台風の後の公園には、落ちた枝もいっぱいあって、基地を作るには最適です。

もうちょっと冬が近くなると、刈り取った稲わらの中も、小さい子なら入れちゃうかも。

秋には、そんな環境が比較的容易に見つけることができます。

 

木の実を集める

秋には木の実がたくさん手に入るのもうれしいところ。

つまようじ刺したら、どんぐりゴマも作れちゃう。

木の板にボンドでつけたら、かわいい飾りにも。

かなり大変だけど、たくさん集めたら、カラを割って、ゆでて、アク抜きしておけば、

上新粉に混ぜてどんぐり餅にしたり

小麦粉に混ぜてドングリクッキーにもできます。

どんぐりの仲間のマテバシイは、そのまま使えるけど、青森には自生していないため、ミズナラやコナラのどんぐりを使いますが、アクが強いので、アクを抜くのがものすごく大変です。

トチノ実も、でんぷんが豊富で、貴重な栄養源として縄文時代から食べられていた実ですが、サポニンやタンニンなどのアクが強く、アク抜きがとても大変です。

それでも、そうやって手間暇かけて大昔の人は食べていたというのも、体験してみるのもいいかもしれませんね。機会があったら、ぜひチャレンジしてみてください。

ちなみに、どんぐりのアク抜きは、私はやってみましたが、もう二度とやりたくないと思えるレベルでしたが、子供にせがまれ、今までに度ほどやったことがあります。

落ち葉で遊ぶ

まだ、9月だとちょっと落ち葉には早いのですが、これから涼しくなってくるとともに、10、11月には落ち葉の季節になります。落ち葉がいっぱいの公園に行ったら、落ち葉に埋まってみるのも、楽しいです。

顔にはかからないように注意しながら、体を落ち葉で隠します。

かさかさした感じ、ちょっぴりあったかい感じ。落ち葉に埋もれながら空を眺める。落ち葉を大きい山にして蹴散らしたり、目に入らないように注意しながら、落ち葉投げしても楽しい。

落ち葉を色別に並べるだけのグラデーションも美しい。

秋の恵みをいただく

2017年の中秋の名月は10月4日です。旧暦の8月15日なので、その年によってお月見の日は違います。満月は10月6日なので、お月見は必ずしも満月というわけではないのです。

お月見には、月を愛でつつ、収穫の豊作祈願と感謝するという意味合いがあります。一五夜には、栗ご飯や、かぼちゃの煮物、サツマイモの味噌汁や、サンマの塩焼きなど、秋の恵みに感謝しつつ、食を楽しみましょうね。

うちの庭にも、ブドウがやっと成るようになりました。

栗拾いに出かけてみるのも楽しい。

昨日は畑にじゃがいも堀に行って、じゃがいもたくさん掘ってきました。自分で育てたものを食べるのも、いいものです。掘ったじゃがいものうち、小芋は素揚げにして塩を振って、おやつにすると、あっという間に売れてなくなります。

 

夏の終わりに収穫できた夏野菜も、だんだん終わりになってきました。これからは、じゃがいも、サツマイモ、サトイモ、カボチャ、大根などの根菜類がとれるようになってきます。

絵本で秋を楽しもう

小学校のお話し会では、季節ごとの絵本を読むこともあります。季節を楽しんでもらうのに、絵本はとってもいいツールです。

やさいでスタンプ遊びする絵本や、

どんぐりの歌と楽しむ『どんぐりころちゃん』。


落ち葉で遊びたくなる『おちばいちば』。

落ち葉や、どんぐり、松ぼっくりで工作を楽しみたいときにはこんな本も。


焼き芋を楽しむなら、ばばばあちゃんの絵本も楽しい。


図書館で、秋を感じる絵本や、秋の工作絵本、秋の味覚を楽しむクッキング絵本など、借りてみるのもいいですね。