先日、友人の披露宴に出席させていただきました。幸せそうなお二人に、笑顔であふれる会場。すごく幸せな気持ちになりました。
そんな中、よくある、花嫁、花婿さんからのご両親への手紙には、やはり泣かされました。
なかなか面と向かって言えない「ありがとう」を伝えるには、いい機会なんですね。でも、そんなときばかりじゃなくても、ちょっとしたことでありがとうを言いあえたらいいですね。
日頃から、家族にありがとうって、伝えていますか?
ありがとうだらけの家庭を
友人の披露宴を見ていて思い出しました。私たち夫婦が結婚するときは、ありきたりの両親の手紙とか、お涙頂戴みたいなのはやめよう、って、主人と決めて、両親への手紙は、書きませんでした。私は、結婚前夜、「今までありがとう」って、短く伝えただけでした。
でも、長男が20歳になり、息子の結婚もきっとあともう数年でやってくる。そしたら、そのとき、私はあの、ご両家の母のところに立っているのかもしれない。
そう思ったら、友人の披露宴で両親への手紙を読むのを聞いて、母の気持ちになってしまったんですね。ああ、母として、息子から、ありがとうの手紙、読んでもらったらうれしいだろうな~って。小さい頃からの写真の映像を見ては、ああ、自分も息子の結婚式には、こうやって、息子の小さいころから今までを振り返って泣くんだろうな~、って、思ってしまった。
ああ、自分の結婚式の時、両親にありがとうの手紙、読んでおけばよかったな。
今になって思います。
ありがとうって、改めてじゃなくても、ちょこちょこ伝えておけば良かったなって。
幸い、私の両親はまだ健在ですが、主人の両親は他界しています。もう、ありがとうは伝えられません。
ありがとうって、言えるうちに、たくさん言っておこうと思います。
我が家の中のことを言えば、日常的にありがとうをたくさん使います。
何か頼みごとをして、やってもらったら「ありがとね~」。
ご飯支度手伝ってもらったら「ありがとね~」。
お弁当、時間ぎりぎりに作って、机の上に「はい、お弁当!」って、乗っけると、「ありがと」と言って、お弁当バッグを持っていく子供たちと主人。
雨の日、子ども達を学校に送っていったとき、子ども達も車を降りるとき「ありがと。」と、手を振り歩いていきます。
末っ子が学校帰りに何かいいもの見つけてきて、「おかあさ~ん!はいこれ!」って、プレゼントしてくれたら「わ~!ありがとね~♡」って。
夜布団に入るとき、主人とお互い「今日もありがとね♪」と言い合って眠りにつきます。
小さなありがとうを、お互い、たくさん言います。
誕生日や、父の日、母の日みたいな、特別な日じゃなくても、我が家は「ありがとう」だらけです。
もちろん、誕生日のこんなメッセージは、本当にうれしいんだけどね。
よく、「幸せそうな、いい家庭だよね」と、お褒めの言葉をいただきますが、この、「ありがとう」を言い合う習慣のお陰かもしれないな~と、思っています。
ありがとうがあふれるように、たまにやってくる、旅人も受け入れます。それだけで、ありがとうだらけです(*^-^*)。
部屋を貸してくれた娘や息子に「ありがとね~」
旅人も、「ありがとうございます!」
私たちも「来てくれてありがとね~♪」「出会ってくれてありがとね♪」
中村文昭さんの講演会でも言っていました。「ありがとうだらけの家庭にしよう」って。
「頼まれごとは試されごと」で、何かものを頼まれたら、「チャ~ンス!!」って、相手をより喜ばすにはどうしたらいいかって、そんな風にしてたら、ありがとうだらけの家庭になるんだよって。
「頼まれごとは面倒くさいこと」でいたら、何かものを頼んだとき、「何で私ばっかりに頼むの?他の人に頼んでよ!」って思うなら、文句と怒りばっかり積み重なっていくから、ケンカが絶えなくなるけれど、相手を喜ばそうと思うなら、ありがとうしか出てこないんだよって。
まだまだ、年頃の子供たちは、頼みごとをすると文句を言うことも多々あるけれど、それでも、ありがとうもよく言ってくれるので、うまくいってるのかなって思います。
そんな私が頼みごとをするときは、「ごめん、~してくれる?」「~してくれると嬉しいんだけど」って、頼むことが多い。そうすると、やってもらったら、「ありがとね♡助かった~♡」って、すっといえるから。
相手が何かお取込み中だったら、「ごめん、それ終わったらでいいから、~してもらっていい?」って頼みます。そしたら、だいたいは、「いいよ。」って、やってくれます。
ありがとうを言うために、いろいろものを頼んでるようなところもなくもない(笑)。
ありがとうは、言えるうちにたくさん言ったほうがいい。
それが、家庭円満、夫婦円満の秘訣かな。
11月は感謝を伝えるいい機会?
11月は、家族に感謝を伝えるにはいい機会です。なぜかというと、
11月19日は「家族の日」。11月12~25日は家族週間なんだそうです。
11月22日は、「いい夫婦の日」。
11月23日は、「勤労感謝の日」。
実は、勤労感謝の日は『働いてくれる人にありがとうの日』ではなく、新嘗祭(にいなめさい)といって、宮中行事で五穀豊穣に感謝する収穫祭で、新嘗祭までは新米を食べないのだそうです。本来は、そういった五穀豊穣を感謝する日であるけれど、一年食べていけることに感謝し、働けることに感謝する、そんな日であるのかもしれませんね。
家族の日って、実は初めて知ったのですが、調べてみると、
『子どもと子育てを応援する社会の実現のためには、子どもを大切にし、社会全体で子育てを支え、個人の希望がかなえられるバランスのとれた総合的な子育て支援を推進していく必要があります。
平成19年度から、11月の第3日曜日を「家族の日」とし、さらに、その前後1週間を「家族の週間」と定め、この期間を中心として、生命を次代に伝え育んでいくことや、子育てを支える家族と地域の大切さが国民一人ひとりに再認識されるよう呼びかけてまいりました。』
と、内閣府のHPにありました。
全然知らなかった。
各地域で、家族の日の作文や写真コンクールがあったり、フォーラムがあったりするようです。
そういえば、家族の日作文コンクールのチラシって、今まで見たことあるような・・・。気にしたことなかったな。
意味があるかどうかはわからないけど、家族に感謝を伝えるにはいい機会かもしれないですね。
写真は先日の主人の誕生日。10月なので毎年この時期のバースデーケーキはモンブランです。
家族そろって祝えるのは、あと何年続くかな~。
そういえば、娘が小学生の時、お父さんの誕生日に部活を休んだんですよね。うちは、誕生日や、父の日、母の日のような、家族のイベントごとのある日は、子ども達も部活を休んで、ずっとみんなでお祝いしてきました。
でも、お父さんの誕生日だから部活を休むって言ったら、みんなに結構文句を言われたらしい。そんなことで休むなんてって。でも、(男性の)コーチだけは、「そっか、いいんじゃない?」って、笑って言ってくれたようです。
家族のお祝い事ぐらい、家族でゆっくりお祝いしたいじゃないですか。一緒にお祝いできる時間なんて、一生のうちからすると、短いものですよ。
部活もいいけど、もっと家族の時間を、楽しんでいいんじゃないかと思います。
まとめ
家庭の中で、「ありがとう」を言う機会を増やしましょう。親子の間でも、夫婦の間でも。
きっとそれだけで、優しい気持ちになれるから。
特別な日はもちろん、普段感謝を伝えられない人にとっては感謝を伝えるいい機会なんだけど、普段から、小さなありがとうをたくさん言ったほうが、家庭の中が優しい雰囲気になりますよ。
思春期の娘とは、母娘で意地を張り合ってしまうようなところもあるけれど、母が忙しければ、「ごめん!時間ないから~お願い!」って、あえてお願いしてみると、本当に忙しそうだと思えば、意外と協力してくれて、すんなり「ありがとね、助かった!」って、ありがとうが言えるもの。
たまには忙しくしてみるのもいいのかも、と思ったりしています(*^-^*)。
そして、普段はおうちの神棚と仏壇に感謝し、時々、神社に行って神様に感謝を伝えています。
家族を見守って下さりありがとうございますと。
そして、最後に、夫婦で関わってきた悪たれたちのお話しと、子育てのお話しの書籍化に、たくさんの応援、ありがとうございます!
引き続き、クラウドファウンディングの応援、よろしくお願いいたします。↓