森で遊ぶ~森を味わう

おいらせもりのようちえんのデイキャンプの日。「森で遊ぶ」森遊び。森ではこの時期木苺や桑の実など、食べられる実がたくさんです。森の探検に行った子供たちは、いたるところにある木苺に夢中です。食べ物があるだけで、子ども達の目の輝きが違います。今しか味わえない森の味覚を楽しむのも、子ども達にとっては貴重な経験です。

さあ、森の探検に行こう!

暑くて半そでになりたくなっちゃうようないいお天気。でも、森に入るときは、長袖長ズボンで、水筒もって、準備万端。集まったお友達と、さあ、森の探検に出発です!

出発してすぐに、桑の実発見!

黒くなったのが食べごろです。まだ黒くなってるのは少ないんだけど、それでも子供たちは、「こっちにいっぱい食べられるのあるよ!!」って、あっちの桑の実、こっちの桑の実をほおばっていきます。

お口や手は、桑の実色に染まっていきます。それでもやめられない止まらない。

「もう少し行ってみよう!」と、促し先に行くと、今度は木苺が!あっちにも、こっちにも!

木苺は、バラ科なので、トゲがありますが、子ども達には関係ありません。袋片手に木苺摘みです。摘んだ木苺をモリモリ食べて、時々袋に入れて。

なんだか、クマの気持ちがわかるようです。「お!うまいぞ!こっちにもある。お!あっちにもうまそうなのがあるぞ!」って。

途中、「あ!リスいたよ!」って、リスを発見する子もいたけど、ちらりと姿を見せたリスは、あっという間に森の奥へ。

こんな大きい木苺も!

食べ物の力は偉大です

一か月前の森遊びの時、まだ、木苺は花をつけた状態でした。その時は、森の探検コースを「だっこ~」って、抱っこされて歩いていたおちびさんも、今回は「ママだっこ~」ってならずに、自分で歩いて、お兄ちゃんやお姉ちゃんについて歩いて、木苺食べながら最後まで歩きとおすことができました。前回よりも、草が伸びて、歩きづらかったはずなのに、です。

食べ物の力は偉大です。

そして、木苺、桑の実いっぱいの森のごちそうコースが終わると、そこは草やぶです。一か月月前に来た時より草丈は伸びて、小さな子だと、背丈より高く伸びた草が生い茂った探検コースがその先にあります。

その先ずっと行くと、ヒツジやヤギに会えるコース。

大きい子たちは、そんなむらにひるむことなく、「もっと先に行く!」と、先を行きます。

男の子も、ついていきたい。でも、ママは小さな妹とキャンプ場に帰ります。どうしよう・・・。でも行きたい!

小学生チームについて、冒険することにしました。

ママから離れても、それでも行きたい!ちょっぴり成長した瞬間です。

「ねこじゃらしみたい!」って、長い草を集めてみたり、遊びながら進んでいきます。

でも、天気が良くって、森を抜けて、日向が続くと、だんだん暑くなってくるし、草丈は背丈より大きい。長ズボンはいてこなかった子が、足が痛いと言い出し、テンションが下がります。それに伴い、それまで元気だった子が、「ママは?」と、だんだん不安に。

すると、それまでちょっと不安げだった男の子が、急に頼もしく、元気になります。「ぼく、行けるよ!」。

のどが渇いたと、摘んだ木苺を袋のすみに穴あけて、チューチュー吸い出す子供たち。飲むとまたちょっぴり元気になったけど、ひつじコースは断念し、ショートカットしてキャンプ場に戻ります。

元気な子が、元気のない子を引っ張って、しょんぼりと元気を繰り返しつつ、それどもみんなでがんばって歩いてキャンプ場まで戻ってきました。

仲間がいるっていいですね。元気をもらったり、ぼくも!って、刺激になったり。こうやって、異年齢で歩くと、子供が成長していくのがわかります。

森で長袖長ズボンが必要なわけ

今回の森の探検では、木苺にトゲがたくさんありました。刈り払いもしていなかったので、途中のコースは草やぶです。

長袖長ズボンは、こんな時のため。きちんと着てきた子は、多少のトゲトゲもへっちゃらです。多少暑くても、体を守るためには、必要なことです。温かくなってくると、虫も出てくるので、露出した部分を少なくするのは、大事なことです。そのかわり、水分はこまめにとれるように、水筒を持っています。

今回、暑いからと半ズボンで森に入って行った大きい子は、足が傷だらけになってしまいました。せっかくの森での遊びも、つまらないものになってしまっては元も子もありませんよね。

森に入る前に、触るとかぶれるウルシや、ツタウルシの説明をしました。木苺つみに夢中になると、そういった毒のある植物が目に入らなくなります。危険から身を守るためにも、森に入るときには、長袖長ズボンは忘れず身に着けるようにしたいものです。

安心できる空間でのんびり過ごす

そうやって、森を歩いて、戻ってきたら、キャンプ場でお昼ごはんです。スタッフが作ってくれた具だくさんのスープと、持ってきたおにぎりで腹ごしらえです。

途中摘んできたミズを醤油と油揚げでさっと炒めたものも、みんなに好評でした。普段、青物をあんまり食べないと言っていた小さな子も、たくさん食べてくれたようです。

摘んできた木苺や桑の実もたくさんです。

木苺を急きょジャムにしてみることにしました。お砂糖は持ってこなかったけれど、後で焼いて食べようと思っていたマシュマロがあったので、木苺ジャムに挑戦です。

ウニみたいです(笑)

煮ると、さらにウニにしか見えません。でも、ジャムです。食べてみたら、意外といけます。おいしいです!

小さな子も、おいしそうにもりもり食べてくれています。

桜の木になっていた桜の実を食べたら、お口が紫色に染まっちゃいました。桜の実も、さくらんぼのようですが、食べてもおいしくはありません(毒ではないので、どんな味か、チャレンジする子も。ちょっぴりすっぱしぶい感じです)。

ハナイカダという葉っぱの上に実をつける植物も。シャクトリムシも見つけたので、子供たちも手に乗っけて観察します。

お腹が膨れた子どもたちは、広場でハンモックやスラックライン、木登りにブランコ、水鉄砲や水遊び。思い思いに遊びます。

この日初めて会ったお友達と、みんな仲良く遊んでいます。

ひと遊びすると、「マシュマロ焼かないの?」と、言うので、ミニロケットストーブの登場です。

みんなでマシュマロ焼いて食べます。

食べ終わった後の消火活動は、水鉄砲で。

向こうでは、ママと絵本を読んでる子も。手には、なぜかニンジン(笑)

こうやって、森を探検して、おなかがすいたら食べて、お腹が膨れたらのんびり遊んで、時間はゆっくり流れていきます。こんな時間を、親子で楽しんでもらいたいな~って、思います。

森で遊ぶ~子どもとの森での遊び方


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森で遊ぶと言っても、一人で連れて行っても、何していいかわからない。でも、みんなと一緒なら、「もう帰るの?まだ遊ぶ!」って、楽しくなってしまうもの。だれがどの子のママかわからないくらい、みんなで子どもたちを見守って、森の中にやさしい時間が流れます。今回はデイキャンプの様子を振り返りつつ、森での遊びを紹介していきます。

おいらせもりのようちえんでの森遊び

先日、おいらせもりのようちえんでのデイキャンプでした。カワヨグリーン牧場のキャンプ場で、森遊びの日です。

参加者さんは1歳から8歳までの子供たち。

キャンプ場には、ロープのブランコとハンモックをセット。

子ども達が集まってきたところで、うちにやってきたカイコの赤ちゃんを見てもらいました。

シルクの原材料になる絹糸を吐き出すカイコです。カワヨグリーン牧場には、この、カイコちゃんのえさになる桑の木がたくさんあります。みんなで、森を散策しながら、桑の木を見つけてみましょうと、お散歩に出発です。

さっそく、かわいいアマガエル発見です!

途中、ツタウルシに注意しつつ、タンポポ笛や、草笛しながらのんびり歩いていきます。

途中、木登りする子、

お花摘みする男子。女子力高い!

ツルリンドウがたくさん咲いていました。

もう一人、お花摘み男子!

手には、いろんなものを集めるためのビニール袋をそれぞれに渡してあります。

よもぎや、お花、桑の葉、いろんなものを摘んでは袋いっぱいに入れていきます。

オダマキのお花を見て、「レンコンみたい!」って。なるほど、ほんとだね。

笹笛は、結構難易度高いのですが、鳴りました!

笹笛くわえたヤンキー座りの男子(笑)!

チドメグサをぺったんこ。

シダの葉っぱを飛ばして、シダグライダー。なかなかよく飛びます。

カラマツの髄(芯)をぬいて、ふにゃふにゃになったのは、冠やブレスレットに。

ふにゃふにゃ~!!

オオバコ相撲してみたり、

カキドオシの群生です。

花の蜜を吸ってみると・・・

甘いかな?

甘い!

大きなフキの葉っぱがたくさんです!フキ取りに夢中です。

 

取ったフキで戦う子。

トトロみたい?

森の妖精(*^-^*)

「ママにフキをとって、持って行ってあげるんだ!」

「おうちでフキ食べようね!ママ!」

ここまで1時間半。ちびっこチームは暑さもあり、だんだん抱っこモードになってきたので、ちびっこチームは来た道を戻り、歩ける大きい子チームはそのままヤギとヒツジのところもで、もうひと歩き。

ちびっこチームは、「ママだっこ~」で、ママ頑張ります。行きはよいよい帰りは大変。

大きい子チームは、無事にシロヤギさんと、クロヤギさん、毛刈りを終えた羊たちのところまでぐるっと一回り。

二時間ほど歩いて、みんな、のどはカラカラ、おなかはぺっこぺこです。

お昼の後はのんびり原っぱで

もう、お腹ぺっこぺこで、のどもからから。戻ってきたらまずは水分補給!

そして、お昼ごはん!

今回は、おにぎり持参で、鍋はおいらせ町のTUBOカフェさんが作ってくださいました。先に戻ってきていたおチビさんたちと、作っていてくれた具だくさんのお鍋は、みんなモリモリ食べました。

おいしくて、おかわり三杯目!

こっからは、キャンプ場でのんびり過ごします。

お昼を食べていると、ふわふわと、綿毛が飛んできます。ドロヤナギの綿毛です。幻想的な風景です。

お腹が膨れた子供たちは、遊び出します。

スラックラインもつけてもらいました。

子どもが遊びだすと、誰も「ママ~」とは寄ってきません。のんびり片付けしながら、とってきたイタドリ笛を吹いてみます。

小さい子同士で、「か~し~て~」って、順番に乗っています。

100均素材で作ったミニロケットストーブで、マシュマロ焼きも。

焦がさないように・・・

小さな妹のために焼いてあげる、優しいお兄ちゃん。

焦げた!でもうまい!

私は、焦げたのが好き!

絵本を持ってきてくれた方が、絵本を読んでくれています。自然に集まる子供たち。優しい時間です。

私も挑戦!

ママに押さえてもらいながら、足が震える小鹿ちゃん。

子ども同士で、何やらやっています。

そうかとおもうと、なぜか始まるゾンビごっこ。シナリオ付きで、映画を作るんだそうです。

倒れているゾンビ。

ゾンビだぞ~!!

こちら、ちびっこさん同士、なんかいい感じです。

のんびりのんびり。

まだまだ遊びたいけど、お片付けの時間です。

見守る大人がいるなかで、大きな子から小さい子までみんなで遊ぶことの大切さ

こうしてたくさん歩いて、お腹ぺっこぺこになって、一日遊びつくした一日。きっと、帰りの車で、あっという間に眠りに落ちたことでしょう。

たまには、そうやって、晩御飯も食べず、お風呂にも入れないくらい、くったくたに遊んで寝落ちしちゃうような、そんな経験も、子ども達には宝物の時間です。

そして、大人にとっても、どれが誰の子かわからないくらい、誰かの子供を誰かのお母さんが見ていたり、たくさんの見守る大人の目があるから、のんびりできる時間にもなります。

子育ては、たくさんの人の手で育てるものだと言います。自分の子も、よその子も、関係なく、みんなで温かく子供たちを見守っている空間は、温かく、安心できる空間です。

小さい子が転んだら、近くにいる誰かが駆け寄って、「痛かったね~」って、抱っこしてくれる。

小さい子に、大きい子が手を貸してあげる。

そうやって、育ちあい、助け合う姿を、子ども達は見て、経験していくのです。

森や野原など、広い空間であれば、物の取り合いでケンカになることもほとんどなく、走り回って、大声で騒いでも、全く気にならない。

子どもが生き生きのびのびできる空間は、そんな空間です。

はぴちるは、『おいらせもりのようちえん』での、森遊びを担当しています。来月も、はぴちるによる森遊びがあります。来月は、キイチゴの実が食べられるかもしれませんね。

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