何のために生まれてきたのか?

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今年も、デイキャンプとはいえ、川遊びとホタルキャンプができました。

じりじりと照り付ける太陽のもと、川の冷たさが足に心地よく、子どもたちは最終的には全身びしょぬれ。

ホタルの餌のカワニナに、ヤゴ、トビケラの幼虫、美しい瑠璃色の体のミヤマカワトンボ、小さな魚が泳いでいるのを見つけては、網ですくってみたり。生き物探しに夢中になっている間に、今度は逆にぶるぶる震えるぐらい寒くなり、川から上がると、再び太陽がじりじりと照り付け、冷えた体を温める。太陽の温かさがありがたい。

林の中でぴかぴか光るヒメボタルに感動し、満天の星空を眺め、天の川を見つめる。

流れ星だと思ったら、ふんわり飛んで行くホタル。

とても贅沢な時間。

生きてる実感。

そんなとき、ふと思います。

私たちは何のためにこの地球に生まれてきたのだろう?

この美しさを見ずに、この感動を味わわずにいるなんて、なんともったいないことだろう。

この地球に生まれてきたわけ

「何のために生まれてきたか?」と問われたなら、

きっとそれぞれ、いろいろな答えを持っていることと思います。

愛するために生まれてきた。

体験するために生まれてきた。

誰かの役に立つために生まれてきた。

成長するために生まれてきた。

幸せになるために生まれてきた。

ただ、存在するために生まれてきた。

正解はないのかもしれません。

それぞれの中に、きっと答えがある。

私はどうかと聞かれたとき、最近は、

「この地球のすべてを感じるために生まれてきたのかもしれない」

と思うようになっています。

こんなにも世界は美しい。

生き物たちの面白くもあり、神秘的なその生態。

驚きにあふれた地球の姿。

こんなに世界は面白い。

こんなにも地球はすごい。

こんなにも生き物たちの生きる戦略がすごい。

身の回りをよ~く見てみて。

私たちの周りには、実は見えていなかった驚きの世界が広がっている。

私は日々、そういうものに感動しています。

だから、子ども達にも、この感動を味わってほしいと考えています。

ネットで見るだけでは感じられない、

川の冷たさ、太陽の温かさ、木の葉をゆらす心地よい風、生き物たちの求愛のダンス、羽化する瞬間に立ち会った驚きと喜びと・・・

その瞬間瞬間の感動を。

セミが羽化する瞬間の透明なはかなさ。

この、淡い透けるようなグリーンも美しい。

川遊びで歩いた川の、山から合流してくる沢水の冷たいことと言ったら!

ダムでためた水に比べると、冷たくて、きりっとしています。

美しい川トンボたち

子どもたちは、思いもかけないものを捕まえたりします。

大きなオオルリヤンマの美しい青。

時には子どもが捕まえた野ウサギ

時には絶滅危惧種スナヤツメとか、

思いがけず川でモズクガニに出会ったことも。

いろんな生き物に出会うたびに感動を覚えます。

いつどこでどんな生き物に出会えるかわからないところがたまらなく楽しい。

こんなおもしろいこと、経験しないまま大人になっちゃうなんて、もったいない!

それが、私たちの原動力です。

地球を感じると・・・

こうやって、自然に触れ、そこに住む生き物たちに触れることで、私たち自身が、生き物たちと、彼らの住む世界とつながっているという感覚が、無意識にインプットされます。

私たちは自然から離れすぎていないでしょうか?

朝起きてから寝るまでの間、鳥の声を聴きましたか?

そよぐ風に揺れる梢の音を聞きましたか?

虫たちの羽音を聞いた?

身の回りに緑はある?

木陰は涼しくて気持ちいいでしょ?

あなたの周りで今、どんなお花が咲いてる?

お花にチョウやハチの姿を見つけた?

最近虹を見たのはいつ?

夜空を見上げてみた?

月を美しいと感じたのはいつ頃?

小さな命が生まれる瞬間を、見て!生まれたよ!!すごいね~!って、一緒に眺めたことはある?

私の住む青森は、自然豊かなので、比較的身近に自然を感じやすいのですが、それでも、ここにある自然は、面白くて美しくて、豊かなものであると認識していないと、ただの通り過ぎる風景としかとらえられず、「ここにはなにもない」と感じてしまう人も多いのです。

まずは、その豊かさを感じること。

感じないままに、本でいくら勉強したとしても、映像で、バーチャルで、自然や生き物の姿を見たとしても、リアルに見つけた、触れた、その感動は味わえないのです。

感じることなくして、自然と、地球とつながっているのだと感じるのは難しいと思っています。

赤ん坊は、まず、自分の手足を動かして、口に入れてみて、それが自分の一部であると知ります。

そして、見えるものすべてに触れ、口に入れ、確かめようとします。

感じることからしか、この世界を認識することができないのです。

それは、ヒトの脳の発達がそのようになっているからです。

自然での遊ばせ方が分からない

「子どもを自然で遊ばせたらいいというのはわかっているんだけど、どうやって遊ばせていいかわからないんです」と、よく言われます。

実は、自然で遊ばせる遊ばせ方なんて、ほんとはないんです。

私たちがやっているのは、子どもを自然の中に連れて行き、そこで、ただただ子供とそこにあるものを観察したり、面白がったりしてるだけなんです。

一緒に、川の音に耳を傾け、一緒に川の水に足を浸してみる。

一緒に、セミの鳴き声を聞く。

一緒に、トンボの姿を眺める。時につかまえてみて、じっくり観察してみる。

アリが、自分の体より大きな虫を運んでいく姿を眺める。

バッタを捕まえようとしたら、ものすごい跳躍力で飛んで逃げる。

つかまえた手の中のバッタがすごい勢いでピョンピョン跳ねる。

甘い蜜、甘くない蜜で、これは当たり、これははずれ、って言いながら花の蜜を吸ったり、

海辺で砂を掘ったら、砂の下は冷たくて気持ちよく、水がだんだんしみだしてくる。

砂を掘ってたらピョンピョン飛ぶ小さなハマトビムシを見つけたり。

海に入ったら、ざぶんとやってきた波が顔にかかって、しょっぱ~!!ってなったり、

そんな風に、この世界を、感じ、味わい、触れながら、この世界を探検していくことだと思うのです。

大人は、子どものそばにいて、

「ほら、こわくないよ。この世界はこんなに楽しいよ。」

「見て見て!ほら、こんな面白いんだよ!すごいね~!」

「よく見て見ると、すごくきれいだね!」

っていうように、率先して自然を楽しんで、子どもに伝えてほしいのです。

子どもが見つけた面白いものを一緒に喜び、ともに感動してほしいのです。

自然で遊ぶ力は、そうやって身についていくものだと思うのです。

子どもを自然で遊ばせようとするのではなく、

一緒に自然を楽しむのです。面白がるのです。一緒に感動するんです。

そうすることで、この地球とのつながりを体感するようになるのです。

私たちが、地球とのつながりを感じないまま、虫は嫌いだから自然は嫌いだと言い、

落ち葉が邪魔だからと木を切ってしまい、

草が伸びてきて邪魔だからと除草剤で枯らしてしまい、

木に虫がつくからと、殺虫剤をまいて虫たちを殺してしまう。

自然は人がコントロールするものだと思い込み、コントロール可能な自然に作り替えようとしてしまう。

そんな風に生き続けたら、7世代先まで地球は持たないのではないかと感じています。

7世代先まで考えたら、地球を感じることは必要不可欠だと思うのです。

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