フロー体験を子ども時代に!

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先日、「ブナの森で雪遊び」を開催しました。

若干温かい冬の日。下界では今年は雪が少なく、雪遊びができません。でも、ブナの森ではまだ雪もたくさんあって、子ども達とたくさん雪遊びをしてきました。

踏み固められていない雪の森をただ歩くだけでも体力を使います。そんな森で、子ども達は走り回り、滑って遊び、雪でイグルーづくりに挑戦したり、ほんの二時間ほどですが、汗ばむほど遊び、それでもまだまだ遊び足りなさそうな子供たちです。

遊びに夢中になった子ども達はフロー体験をしていきます。フロー体験を子ども時代に経験しておくことは、人生を幸せに生きる足掛かりになります。

ブナの森での雪遊び

到着してまず、大人が準備をしている間から、子ども達の遊びは始まります。

雪山に登り、大人に雪玉を投げてきます。

早く遊びたくて仕方のない子供たちを連れて、早速森へ。

道なき道を、ずぼずぼと深い雪をこぎながらそり滑りに良さそうなポイントまで歩いていきます。

かんじきを試したい大人や子どもは、スノーシューや、輪かん、枝で作った即席のかんじきを試しに履いて、雪の森へと挑みます。

実は、このかんじき、この日の午前中に急に思い立って作ったもの。

庭にある木をつかってできないかと考えて、この形に。

あるもので、代用してみるのも面白いものです。

息子を連れて森に行ったときは、ずっとそり滑りだったので、そり滑りしてほとんどの時間を遊んですごすかと思いきや、始まったのは雪合戦!

大人対子どもの激しい戦いが繰り広げられます。

5回当たったらアウト。(でも、子供ルールで、100数えたら復活できるようです)

激しい攻防に、大人は若干バテ気味。

疲れて寝転ぶと、ブナの木が風でゆ~らゆ~らと揺れています。

そんな中、一人の子が、雪虫を見つけてくれました。

セッケイカワゲラです。

雪の中で活動するセッケイカワゲラ

八甲田の3 月、4 月の雪の上を、何やら黒い虫が歩いているのを見かけることがあります。この小さな黒い虫は、真っ白な雪の上を動き回っているので、結構目立ちます。今回見つけたのは2月。夜には氷点下になる世界でこの虫は生きています。

もし夏や秋だったら、たちまち他の虫にたべられてしまうでしょう。しかし、ここは冷たい雪の上。他の虫は、死ぬか、地面の下で越冬しています。襲われる
心配はないわけです。

でも、雪しかない季節に、何を食べて生きているのだろう? と、不思議に思いませんか?
どうやら、このセッケイカワゲラ。登山者の間では雪虫とも呼ばれていますが、雪の表面の微生物を食べてるようです。

雪の世界を好んで暮らす昆虫たちは、春の雪解け時期に渓流の水中に卵を生み、その後孵化した幼虫は、体長1ミリほどの状態で川底に潜り、夏の間は眠って過ごします。

そして渓流に大量の落ち葉が流入する秋になると、起き出して落ち葉を食べて急速に成長し、成虫となって一番寒い時期に雪の上に上陸するらしいのです。動き出すのは―10度から10度なんだそうです。

夜は氷点下になる山の雪の中、体が凍ることもなく、雪の上を歩くこの虫を見ると、生命の進化とはすごいものだと思います。

他の虫たちは、あたたかい時期、他の虫や草花の甘い汁を食べ、生存競争しながら、命をつないでいきます。

でもセッケイカワゲラは、他の虫が姿を消す白銀の世界に生きる道を獲得
しました。空を飛ぶための羽も捨てて、ひたすらはいずりまわり、雪の上のうすく冷たい栄養分をなめる。雪の表面積は無限だし、他のライバルもいないから、栄養分はいくらでもあります。
そんな不思議なセッケイカワゲラですが、温かさには弱く、手のひらにのせて温まると弱ってしまうようです。

そんな不思議な虫に出会えるのも、冬の森ならではです。

イグルーづくり

観察した雪虫をそっと雪上に戻し、雪合戦に疲れた私は、雪合戦から離脱して、一人、イグルーを作り始めました。

はじめは雪洞を掘ろうかと思ったのですが、思いのほか雪が少なかったのでイグルーに変更。スコップで雪を四角く切り出して、ブロック状の雪を並べていきます。さらに、レンガを積み重ねるようにどんどん積み重ねていきます。

最初は、何やってるの?っていう感じだった子供達でしたが、だんだん大きくなっていくにつれ、気になって仕方なくなり、一人手伝い、二人手伝い・・・

雪合戦もいつの間にか終わり、いつのまにか、ブロック作る人、運ぶ人、積み重ねる人、流れ作業になっていきます。

大きなブロックは、結構重い!

隙間を埋める隙間職人も現れます。

見て見て!この大きなブロック!

ブロックの切り出し方も、みんな上手になっていきます。

積んでいるうちに、屋根はどうしようかとなりました。だんだん内側にすぼめて行って、最後、大きいブロックを乗せようとなりましたが、大きいブロック乗せるには、雪が柔らかめ。

そこで考えたのが木の枝を使うこと。

木の枝を渡して、その上に大きなブロックを乗せることにしました。

この大きなブロックは屋根に使おう!

お?いいんじゃない?

飽きてきた子は、斜面で遊びはじめ、

最終的には大人の方が夢中になってイグルーの完成!

大人もたって入れる高さになりました。

見た目はともかく、1時間ほどでできたのはすごい!

窓と座れるいすを作った内装職人さん。

太い木の枝を見つけて掘り出そうと一生懸命な子供たち。

みんなで記念撮影しようよ!って思ったら、内装職人さん、今度はMyテーブルとMy椅子を作るのに夢中のようなので・・・あえてそのままに。

完成したら、今度はかくれんぼしよう!と、子ども達。みんな散りじりに森の中へと消えていきます。そして、一人残ったテーブルとイス職人さん。

やっと完成して、できた椅子に座って、お茶を飲んで一息つきました。

そこで初めて、「あれ?みんないない?」と気づくのです。

この集中力はすごいです。

まだまだ遊び足りない

2時間ほど遊び、大人はそこそこ疲れが見え、イグルーができたことでやり切った達成感!

かくれんぼしようと森の中に消えた子ども達は、まるで森の小人です。

でも、そろそろ戻ろうか。

遊び足りない子ども達は、もう一回、もう一回と斜面を滑り降り、大人はそろそろ帰り支度。

名残惜しさを残しつつ、みんなで元来た道を戻ります。登ってきた道は、そりで滑って遊びながら戻ります。

車に戻った子ども達。

まだまだ遊び足りないらしく、雪玉が大人に向かって飛んできます。

手袋は絞れるぐらいにびしょびしょだし、ズボンも水がしみてパンツまでびしょ濡れの子も。

それなのに、遊んでいる時はそんなこと気にもならないんですよね。

たった2時間。でも、たくさん遊んだ2時間でした。

フロー体験を!

野に放たれた子供たちは、自然発生的に生まれた遊びを楽しみます。

「そりで遊ぼう」「みんなで雪合戦しよう!」「さあ、これからみんなでイグルーつくろう!」「今からかくれんぼだよ!」なんて、大人が遊びを決めたことは一つもなくて、森で遊んだ度の遊びも、子ども達から自然に発生した遊び。

子どもが遊びに夢中になるには、こういった自然発生的な遊びの力は大きいのです。

イグルーづくりは、私が勝手に作り始めたものに、みんながのっかってきてくれただけ。人がやっているのを見て、自分もやりたくてうずうずしてしまっただけ。

やらされた遊びではなく、みんながそれぞれ、やりたいことをやっていると、子ども達は疲れを知らず遊び続けます。

大人が夢中になってると、いつの間にか子供も夢中になってたりします。

子どもが「疲れた~」という時は、つまらないとき。やらされてるとき。

本来自由に遊んでいる子供たちは、「疲れた~」ということはほとんどありません。やりたくてやってる遊びの時は、例え疲れていても、それより遊ぶことの方が楽しいから、なかなかやめようとはしません。

斜面を滑ると、登らなくてはならない。雪の斜面を何度も登るのは、結構体力使うのです。でも、滑りたいからまた登る。

テーブルとイス作りに夢中になってた子も、初めは主人がテーブルと椅子を作ろうとしていたらしく、それを見ていた子が、自分で作りたいとスコップを手に取り、作り始めたようです。満足のいくものができるまで、誰が何と言っても作るのをやめません。できたものには、自分の椅子と、お母さんの椅子、2つの椅子がありました。最後、お母さんにも座ってもらい、大満足の彼。

そういう、遊びに没頭するのがフロー体験。

何をするかは自分の中に明確な目的がある。

我を忘れて没頭する。

一人で没頭しているようだけど、必ずそばには誰かがいる。共感してくれたり、一緒に喜んだりする誰かがいる事。(フィードバックがある)

挑戦するのは、若干難易度が高いこと。

だから、達成したときの喜びは大きいこと。

フロー体験には、そういう条件があるようです。そして、フロー体験は、生きがいや充足感を高め、幸福感を生み出します。

こういったフロー体験を、子どものうちからたくさん経験して欲しいと思っています。

フロー体験は、一人一人の成長と幸せを高めていくものだと思っています。

今後のはぴちる

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●ベビーとママのふれあい遊び
いとうちはる 保育士・ベビーヨガ・やわらか抱っこ講師・コーチ

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お申込:お支払いがPeatixの方はこちらのフォームより
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詳細はイベントページよりご確認ください。https://www.facebook.com/events/3046982808669522/

【お礼とお願い】

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活動費のお振込みも随時受け付けております。

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皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

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昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでもまだ多少購入でるようです。どうぞ、手に取ってごらんください。

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皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

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