子どもたちと発見の喜びを共感しよう~センスオブワンダーの体験を


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週末は、『おいらせもりのようちえん』とコラボの森遊びの日でした。

スタッフを含め、赤ちゃん抱いたお母さんから、おばあちゃん世代まで。

温かくなって動き出した虫たちを見つけたり、食べられる木の実を見つけて食べたり。普段は見逃してしまうような、そんな自然の中の面白さをみんなで感じた一日でした。

レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』という本があります。

センス・オブ・ワンダーとは、

「美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性」です。

子ども時代に、そんな、センス・オブ・ワンダーを体験することは、とても素晴らしいことです。

森で出会った、面白く、おいしい、素敵なもの

今回、ちょうど我が家で飼っているカイコの幼虫と、この日の朝、繭から出てきたカイコガと、アゲハの幼虫がいたので、持って行って、みんなに見てもらいました。

カイコは、「おばあちゃんちで子どものころカイコ飼っていた」という方や、「学校で小学校の時先生が教室でカイコ飼ってた」という大人の方が時々いますが、今、実際目にすることはほとんどないのではないかと思います。

今朝も二年生の読み聞かせで『いちにちこんちゅう』を読んだら、「いちにちカイコ~!」っていうシーンがあって、子ども達、「カイコってなぁに?」「見たことない」って話していて、実物を見せられる機会があったら、見せておきたいな~と、思いました。

今朝は、アゲハの幼虫を見せて、「ちょう」のお話を読んだのだけれど、実物を見てから、こういった科学絵本を読むと、子どもたちの食いつき方が違います。

カイコの卵、幼虫、成虫、繭から糸をとったもの、糸からシルクへ。一通り全部見られるように持って行ったので、もりのようちえんの参加者さんへ、「にんげんの役に立つ虫」ということで紹介しました。

お蚕さん。

こちらは成虫。モスラのようで、よく見ると、とてもかわいい顔をしています。

そして、この、カイコの幼虫が食べる葉っぱが桑の葉です。この森にはたくさん桑の木があって、今は桑の実が食べごろでした。

森を歩いた最後には、桑の木食べ放題で、みんな夢中です。

手も口もどどめ色に(*^-^*)。

小さな子も、「お姉ちゃんにお土産持っていこうか」と、ママがとって集めた桑の実を次々食べて手が染まっていきます。

親子で、夢中で採って食べる姿も。黒いのが甘いんだけど、「赤くて酸っぱいのと黒いのを交互に食べるとまたおいしい!」と、赤い実もほおばる大人たち。

キャンプ場の原っぱをゆっくり虫を探しながら歩いていくと、子どもたちが、面白いもの見つけてくれます。

最初に見つけたのはコメツキムシ。

ひっくり返すと、パチン!!という音がして跳ねてひっくり返る様子は、まるで虫のサーカスのようです。

お次はナナホシテントウ。すぐにどこかへ飛んで行ってしまいました。

ジョウカイボンは光らないけどホタルの仲間です。

キャンプ場の中、どんぐりの木の下には、今年芽が出てきたばかりのどんぐりの赤ちゃんがあっちにもこっちにも。

10年もたてば、屋根ほども大きく成長するどんぐりです。

我が家の庭にあるどんぐりの木は、長男が4,5歳のころに公園から拾ってきて、庭にばらまいたものが、今はこんなに大きくなって、子どもたちが秘密基地作って木のぼえいできるような木になってしまいました。今、長男は21なので、芽が出てから15,6年経っています。

そう思うと、子どもの指先ほどの小さな小さなどんぐりから、こんなに大きくなる木って、すごいな~と感動します。

歩いていたら見つけたグミの木。もう、残り僅かで、子どもたちがどうにか一粒づつ口にできたかな。

あまり草刈りしていない森の中を歩くと、足元はふわふわしています。

葉っぱが積み重なってふわふわの腐葉土になっているので、木の枝を土に刺してみると、30センチぐらいは木の棒がぐっと入っていくほど柔らかな土の層。土の中では、ミミズや、微生物や、小さな生き物たちが落ち葉を分解する役割を担っています。土の中の生き物たちの力もまた、すごいものです。

そして、そんな森を抜け、今度は木苺の森へ。

パパとママと、モミジイチゴを食べるのに夢中になる子ども達。

でも、モミジイチゴはトゲトゲなので、小さい子はなかなか奥には踏み込めないけど、大きい子たちは、トゲトゲなんてなんのそので、奥の大きい実をめがけて入っていきます。

こんな特大木苺見つけたよ!!って見せてくれる子ども達。

そうして森を歩いているうち、木の切り株を発見して、何歳の木だったのか、年輪を数える子ども達。大きな切り株は、90歳は越えているそうです。

おっと、ツタウルシにご用心。触るとかぶれるものも、森にはあるので要注意!

こんな風に、ただの原っぱと思っていたところや、ただの公園だと思っていたところでも、子供の目線でゆっくり歩くと、見える世界が変わってきます。

今回、大人の方の感想で、

「大人も知らないことがいっぱいで、もちろん子供もいっぱい楽しめました。」

「色々な種類の木の実を食べる事が出来て、美味しかったです。初体験がいっぱいな1日でした!子供より私が楽しみました。」

「近くにこんな素敵な森とキャンプ場がある青森最高です。」

「今までなんとなく歩いていた散歩道もちゃんと植物に目がいくようになりました。」

という声をいただきました。

子どもだけでなく、大人も、子供と同じ目の高さで、一緒に子どもの見ている世界を楽しむことは、とても素敵なことです。

そして、子ども達の中でも、森で歩いたことを、とっても素敵な絵で表現してくれた子がいたので、紹介させてくださいね。

 

森遊びでは、木の実があんまり好みの味ではなかったお子さんでしたが、それでも帰宅後に書いた絵にはグミや黄色いいちご、紫の実など、一日の思い出がぎっしり!!

色鮮やかで、楽し気で、とっても素敵な絵ですね♪

そして、改めて、何にもないと思っていた景色が、いろんな驚きと面白さにあふれる世界だと気づいた時、感覚の扉が開かれるのだと思うのです。

子どもたちへの一番大切な贈りものは、
「子どもたちと一緒に自然の中に出かけ、一緒に探検し、発見の喜びに、共に胸をときめかせること」
と、レイチェル・カーソンはいいます。

大人は、子供と自然をつなぐ、インタープリター(通訳)であり、伝承者です

私達が親子で自然を楽しむような活動をしているのは、まず、子どもが自然に親しみ、自然で遊ぶ楽しさを知ってもらえるように、五感を使って、たっぷり遊ぶ子ども時代を過ごしてほしいからです。

そして、もう一つは、子供だけでなく、大人にも、自然を楽しむ目を持ってもらいたいということがあります。

ある日、子どもたちが遊んでいる時、通り雨で、大きな虹が空にかかりました。

「見て見て!!すっごいきれいな虹!!」と、大きな虹を眺めたとき、小学校3年生の子が、「おれ、虹見たの初めて!」と言いました。

3年生になるまで、虹が出ていなかったことなんてないと思うのだけれど、その子は、それまで虹が出ていたことに気づかなかったのです。虹を見て、なんてきれいなんだろうと、感動する経験をしてこなかったのです。

きれいな景色がそこにあっても、それに気づいて、ともに感動を分かち合う人がいなければ、それは感動するに値しないもので、どこにでもある日常の風景と何ら変わりのないものとしかとらえられないのだと思う出来事でした。

大切なのは、子どものそばで、発見を喜び、ともに感動する人がそばにいることだと思うのです。

今回も、いつもの散歩道の植物に目が行くようになったというお母さんがいたのも、そういうセンス・オブ・ワンダーの感覚の扉が開いたからで、この感覚が閉じたままだと、とたんに周りの景色は色褪せ、感動のない世界になってしまいます。

だから、青森なんて、面白いところが何にもないて思ってしまうのかもしれません。

大人の役割として、そういう自然の面白さを、子供と楽しむことで、子どものセンス・オブ・ワンダーの感覚を開いてあげること。自然と子どもの間に立った通訳者のような存在でいてほしいと思っています。

「ここにこんなものがあるよ。」

「見て見て!これ、面白い!」

「きれいな夕焼けだね~」

「きれいなお花が咲いてるよ」

って、子供が見落としたものに気づかせてあげる、そして、子供が見つけた面白い物、きれいなもの、不思議なものに共感して、ともに面白がってあげて欲しい。

そして、もう一つの役割として、伝承者であるということ。

自分が子供のころに遊んだ草花遊びを伝えることだったり、自分が知ってることを子どもたちに伝えること。

草笛や、クローバーの花冠やブレスレット、チドメグサをほっぺにぺったんこして遊んだり、笹船作ったり、タンポポの茎の水車とか、自分が知ってる遊びを子どもに伝えていくこと。伝承遊びは、親から子へ、子供同士で伝えられていく遊びです。

クローバーの花冠、3,4年生の子でも作ったことがないという子も結構身の回りにいるのです。

タンポポの茎を切って、切れ込み入れて水に入れるとくるりん、って丸まることとか、知らない子もたくさんいます。流れる水辺があれば、こうやって、タンポポの水車にするのも結構楽しいのです。

どの花の蜜がおいしいのか、花の蜜を吸うことだったり。カキドオシや、つつじ、ヒメオドリコソウ、サルビア、おいしい蜜のある花を知っていますか?

草笛吹いたり。

草笛一つでも、いろんな草笛があります。

細長い草笛を親指ではさんで吹く草笛や、タンポポの茎の草笛、ニセアカシアの葉っぱを唇に当てて吹く草笛、イタドリの茎の笛・・・

今回、なかなかやることのない遊びだけれど、ホオの葉の風車を作って遊んでみました。

ホオの葉を加工すると、走るとクルクルよく回る風車ができます。夢中で走る子ども達。

植物の名前や、虫の名前を知っていると、より世界は広がり楽しくなるけれど、知らなくても楽しめる楽しみ方を、私たちは伝承されてきた遊びによって知っています。

そして、知っていることよりも、子供と感動を共有することの方が、何倍も素晴らしいことです。知らないことは、知りたくなったら調べたらいい。全て知ってる必要はなく、わからなかったら、持ち帰って調べたり、写真に撮って調べたり、そうすることでより子どもの世界は広がるし、知りたいから調べるというのは、学ぶのに一番必要な姿勢です。

そうやって自分から沸き起こる興味から調べた知識は、机の上でテストのために勉強した知識よりずっとずっとその子の中に根付いていきます。

センス・オブ・ワンダーより

レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』の中から、一部抜粋して紹介します。

少し長文ですが、どうぞ最後まで目を通していただけたらと思います。

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寝る時間がおそくなるからとか、

服がぬれて着替えをしなければならないからとか、

じゅうたんを泥んこにするからといった理由で、

ふつうの親たちが子どもから取り上げてしまう楽しみを、

わたしたち家族はみなロジャーにゆるしていました。

ともに分かち合っていました。

子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、

驚きと感激にみちあふれています。

残念なことに、わたしたちの多くは

大人になる前に澄みきった洞察力や、

美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、

あるときはまったく失ってしまいます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る

善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、

世界中の子どもに、生涯消えることのない

<センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性>

授けてほしいとたのむでしょう。

この感性は、やがて大人になるとやってくる

怠慢と幻滅、

わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、

つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、

かわらぬ解毒剤になるのです。

もし、あなた自身は自然への知識を

ほんのすこししかもっていないと感じていたとしても、

親として、たくさんのことを子どもにしてやることができます。

たとえば、こどもといっしょに空を見あげてみましょう。

そこには夜明けや黄昏の美しさがあり、

流れる雲、夜空にまたたく星があります。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない

固く信じています。
子どもたちがであう事実のひとつひとつが、

やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、

さまざまな情緒やゆたかな感受性は、

この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。

幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、

新しいものや未知なものにふれたときの感激、

思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情が

ひとたびよびさまされると、

次はその対象となるものについて

もっとよく知りたいと思うようになります。

そのようにして見つけだした知識は、

しっかりと身につきます。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、

事実をうのみにさせるよりも、

むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうが

どんなにたいせつであるかわかりません。

 

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ホタルキャンプと川遊び2018


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さた、今年もホタルのシーズンが近づいてきました。

いよいよ、今年もホタルキャンプと川遊びを募集します。

キャンプの様子は、昨年のブログから紹介します。

ホタルキャンプの詳細

2018年7月14(土)11:00集合

15(日)15:00解散

 

場所:東北町(お申込みいただいた方に詳しい場所をお知らせします)

対象:小学生以上(小学生のみの参加もOK。その場合は現地までの送迎をお願いいたします)

※幼児は保護所同伴で参加可能

募集人数:10名程度

参加費

一泊二日キャンプ     ・・・大人6000円、小学生5000円、幼児2000円

DAYキャンプ(14日のみ)・・・大人子供3000円、幼児1000円 ※乳児無料

持ち物

初日の昼食(おにぎりなど軽いものでOK)、飲み水1~2リットル、着替え(多めに)、長袖長ズボン、夜の防寒着、虫よけ、帽子、濡れてもいい靴(つっかけタイプのサンダル不可/ウォーターシューズなど、かかとが止まるタイプのもの)、バスタオル、フェイスタオル、食器、箸、スプーン、懐中電灯

一泊二日の場合・・・上記の物+寝袋、歯ブラシ

※ご家族で泊る場合は、テント、テントマット(ない場合は一家族に限り貸し出しできますのでご相談ください)

 

上記の他、ご自分で必要と思われるもの(日焼け止め、虫刺され用の塗り薬、虫網、虫かご、魚網、バケツ、帰りに各自温泉に入って帰りたい場合は温泉道具など)は、各自でお持ちください。

お申し込みは、ブログ上記にあるお問い合わせフォーム、または、FBのメッセージにてお願いいたします。

shindo@happychildrentowada.jp にメールいただいてもOKです。

その際、参加者名、生年月日、年齢、一泊二日か、DAYキャンプかもお知らせください。

定員になり次第締め切らせていただきますのでお早めにお申し込みください。

ホタルキャンプと川遊び~昨年の様子

 

昨年のホタルキャンプと川遊びの様子は、以前の記事よりご覧ください。

石を並べてダム作ってみたり

ヤゴや魚をつかまえてみたり

泳いだり

自分で作った釣り竿と、川底で見つけた川虫で魚釣りに挑戦したり

探検コース歩いてみたり

桑の実食べたり

料理したり

ホオの木の風車を作ったり

焚き火したり

花火して

夜を迎え

月明かりの中、ホタル探しに出かけたり

水面をふわふわ漂うゲンジボタルや、林の中にピッカリピッカリ明るく光るヒメボタルを見たり

スイカ割りしたり

水かけ戦争してみたり

とにかく遊んで遊んで遊びまくる。

濡れて着替えて、また濡れて。

自然の中で遊びまくる二日間です。

 

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子ども達よ、あほみたいに遊べ!


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5歳の女の子が虐待で亡くなった事件で、女の子の遺した手紙が公開されました。「あほみたいにあそんでごめんなさい」と。女の子の気持ちを考えると、胸が痛みます。

子どもは、本来、あほみたいに遊ぶものです。それが子どもというものです。

あほみたいな子ども時代があったからこそ、今の私たちがあります。

子ども達には、遊ぶ権利があると思っています。遊ぶことはムダな事ではなく、人とコミュニケーションを取りながら人間関係を学び、チャレンジして、失敗して、またチャレンジして成功してを繰り返す、大事な事なのです。

子どもの頃、どんな遊びをしましたか?

あなたは小さい頃、何をして遊びましたか?

以前の記事で、様々な元子供たちの子ども時代の武勇伝がありますので、読んだことがない方は、まずは、こちらをご覧下さい。

さて、皆さんの子どもの頃は、どんな遊びをしていましたか?

子どもの頃、私も人の家の塀の上を渡り歩き、帰り道にあった団子屋で、隠し持っていたおこづかいで串団子一本買って食べながら帰ったり、ナメクジ見つけては塩をかけたり、トンボの首にひもつけて飛ばして遊んでるうちに、首がポロっと取れたり、屋根から、落ちた屋根雪の上にジャンプしてはまったり、友達の家から帰るのに、わざわざ立ち入り禁止の崖を降りて帰ったり、秋、煙突のなかに何かがいて、がさがさしてたから、ストーブつけたら、スズメの丸焼きが落ちてきたり…。

みんなの武勇伝にはかなわないけど、でも、あほみたいに遊んでいたことに間違いはなく、あの、子ども時代があったからこそ今があるのは確かです。

ドキドキして、ワクワクして、毎日が楽しかった子ども時代。

今日はなにして遊ぼうかと、友だちや兄弟と、塾なんかサボりまくって遊んでいた子ども時代。

あの、ワクワク、ドキドキが忘れられないから、きっと今も、ワクワク、ドキドキを追い求めているのかもしれません。

そんな私の息子達も、結構いろいろやってくれています。

帰り道、田んぼをのぞいて転げ落ち、一年生でランドセルを壊して帰った末っ子は、知り合いからお古のランドセルを譲っていただいたし、この前も懲りずに田んぼに落ちて、給食着を泥まみれにして帰ってきたし、長男と次男は、屋根の上から道路に向かって友達と立ちションしてたし、娘以外はみんな頭とか顔切って縫ってるし…。

今では怒られちゃうけど、用水路、浮き輪とか、ライフジャケットとか、サンダルを浮きにして川流れして、上がってみたら身体中なんだかわからない川虫がくっついてて、ひ~!!ってなって、ホースで水かけて流したり。

次はどんな面白いことしようかとか、なんか面白いものないかな~とか、常に面白いこと探しているのが子ども時代です。

今日のプレーパークでも、ジャングルジムでドッジボールとか、ブランコ乗ってる人に当てるブランコドッジボールとか、なんか面白く遊べないかと、とにかく変わった遊びを考えます。

臭い靴下投げて遊ぶのだって面白くて、傘をおちょこにして、ずぶ濡れで遊ぶのだって面白いわけで…。

子ども時代にあほみたいに遊ばずして、いつ遊ぶんというのでしょうか?

友達と遊びこむ

小学生時代は、とにかく友達と遊びこむ時間が、何より必要です。

鬼ごっこやケイドロ、色オニ、高オニ、増えオニなんか、一時間でも二時間でも、走り続ける子供たち。

捕まりそうになるとすぐバリアーしたり、小さい子ばっかり狙うずるっこは、友達に避難されて、喧嘩になってしまいます。

でも、友達と喧嘩することで、人の気持ちに気づいたり、自分の思い通りにならない事があることを学んでいきます。

ザリガニ釣りみたいに、生き物捕まえるのなんて、狩猟本能が働くのか、もう、夢中です。友達と一緒だと、「こっちにいっぱいいる❗」って声があれば、みんな、ダ~っと走って行きます。みんな釣れるのに、自分ばっかり釣れなくて悔しがったり、でも、根気強く待ってたら釣れて喜んだり。

友達と、泥んこになって遊んだって楽しい。はじめは、泥んこになりたくなかった子も、あんまり楽しそうな友達の姿に触発されて、恐る恐る入って、キャーキャー言ったり。

誰か一人が、「いいこと考えた❗」って、木の上で本を読み出すことも。

友達と一緒なら、本読むだけでも楽しい。一緒に木に登って本を読むなんて、変わった読書も遊びのひとつ。

友達から刺激を受けて、自分だけじゃやろうとも思わなかったことに挑戦してみたり、世界を広げてくれるのが友達です。

塾行くより、習い事するより、友達と遊び尽くす大事な時間を、保証してあげたいものです。

遊びの中から、知的好奇心が沸き上がる

実際の遊びの中で、面白いことものや、不思議な事に出会う瞬間があります。

ザリガニ釣りしていたら、ザリガニはは後ろに下がっていく。前に餌を足らし、後ろに網で待ち構えてとる方法を思い付く子もいる。

池や沼、田んぼの水を汲んでみたら、ふよふようごめくものがいっぱい入っていたり、水生昆虫がいたりします。

「なんだろ?これ」って思ったら、図鑑を調べたくなります。調べるためには特徴をよく観察しなくてはなりません。生き物に対する興味は尽きません。

息子は、これまで、たっぷり四季折々の遊びをしてきました。

春にはよもぎ摘みしてよもぎ団子作ったり、ふきのとうを採って天ぷらやふき味噌にして食べ、

初夏にはホタルを見て、桑の実やキイチゴを食べ、

夏には海や川で遊び、虫を探して虫取に明け暮れ、

秋には落ち葉の布団に潜り、焚き火をしたり、ドングリ拾いや栗拾い。

冬には豪快なそり滑りやかまくら掘りに雪合戦。

そうやって遊び尽くしてきた息子が、この前、ふと、何を思ったか、「世界中、どこでも四季があるの?」と、聞いてきたことがありました。

そこから、地球儀見ながら、太陽の話、赤道や南極北極の話、いろんな話をしました。

四季があるって、素晴らしい環境なんだよ、という話も。

ここから広がる話は、たくさんあります。地球、宇宙、生物につながる理科、社会につながるいろんな文化、環境。

その、どこを切り取るかで、興味が変わってきます。

知的好奇心は、遊びの中から沸き起こり、何でだろう?不思議だな?から広がる世界は、一つじゃない。

だからこそ、遊ぶことって大事です。

遊びの経験から沸き起こる疑問を解き明かしたい。学ぶって、そういうことなんじゃないでしょうか?

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青森県内のプレーパーク


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青森県内、だいぶ暑くなってきました。うちにやってくる子どもたちも、毎日走り回っては水分補給し、転んではカットバン貼り、元気に遊んでいます。

プレーパークでは、大人が子供の遊びを見守っています。だから子供たちは安心して遊べます。転んだからカットバンを張ってほしいとか、友達とケンカしたとき、プレーリーダのそばに避難してくる子も。たいていは話を聞いてあげるだけで、また再び遊びに戻っていきます。

困ったときに、誰かがいてくれる。それだけでいいのです。

そんなプレーパークが、近くであったら、ぜひ足を運んでみてください。

プレーパークにはプレーリーダーがいる

プレーパークでは、見守る大人がいるので、子どもたちも安心して遊べます。そういう大人をプレーリーダーと言います。

プレーリーダーは、やたら禁止することはありません。こうやったらいいよと、先まって手出し口出しもしません。子供が遊ぶのを見守り、子供からのヘルプがあったときに寄り添います。予測される危険(くぎが飛び出ている木が落ちているとか)があれば、できるだけ取り除くようにしながら、見守ります。

でも、のこぎりで手を切るとか、トンカチで手を打つとか、木登りして土に落ちるとか、そんな場面が全くないわけではありません。ちょっとしたけがは子供の遊びにはつきものです。でも、挑戦することの方が、怪我をするリスクよりはるかに子どもにとっては大事なことだと思っています。

でも、下がコンクリートのような場所の木登りは、やはりすすめません。落ちても、下が土だと、適度なクッションになるので、落ちても大きなけがになることは、ほとんどありませんから。

また、プレーリーダーは、子供同士ケンカしていても、仲裁に入ることはほとんどありません。ケンカして面白くなくなった子が、プレーリーダーのそばに避難してくることはあります。たいていは、話を聞いてあげるだけで再び遊びに戻っていきます。

でも、時には、興奮して殴る蹴るで暴れる子がいたり、木を振り回したり、石を投げたり、危険があるようなときは間に入ることもあります。

他の子供たちが来る前に、一人やってきた子と、みんなが来る前に何気ない話をしながら、学校の事、おうちの事、こんなことが大変なんだ~っていうような話をポロリと話す子もいます。

一般的にプレーパークではプレーリーダーですが、私達Happy Childrenの場合は、プレーリーダーというよりは、みんなのお父さんお母さん的な立場でそばに寄り添っています。怪我した子がいれば、どれどれと、膝を洗ってカットバン貼ってあげたり、「新藤さ~ん!」と呼ばれれば、どれどれと話を聞きに行きます。

子どもたちが私たちを呼ぶときは、ケガした時や、困ったとき、何か面白いものを見つけたときや、面白い遊びを考えついた時、今までできなかったことができるようになった時など、呼ばれるシチュエーションは、きっとそれぞれの家庭の中にある、「お母さん、見て見て~!!」というシチュエーションと同じだと思います。

一緒に楽しいことを共有してほしかったり、面白いことを共有したい。

そうやって、子供と一緒に面白がることができたら、それは立派なプレーリーダーなんだと思います。子どもと一緒に遊ばなくてもいいんです。

もちろん、誘われれば遊びに加わることもありますが、そのうち子供たちが集まってくれば、大人はす~っと抜けていきます(笑)。

高校生のお姉さんとか、大学生とか、若い方がプレーパークを手伝いに来てくれることもあって、そんなときは、子どもたちはお兄さんお姉さんと遊びたがります。若い人達は、全力で遊んでくれるのを知っているから。

逆に、私達夫婦には、一緒に遊ぼう!っていう事はほとんどない。一緒に遊んだとしても、すぐ疲れて抜けていくのを知ってるからです(笑)。

でも、「おんぶして~」は、よくあります。

子どもたちは、ちゃんと人を見ています。遊んでくれる人、遊んでくれない人、甘えてもいい人、怒られそうだから近寄りたくない人・・・。

子供に選ばれてるな、そう思います。

青森県内、今後のプレーパーク情報

【Happy Children】

★毎週水曜 15:30~17:30 十和田市ちとせ小学校校庭にて放課後プレーパーク(雨天中止)

(夏休み中は13:00~17:40)

★6/9㈯ 10:00~15:00 十和田市駒っこランド

★7/28㈯  10:00~15:00 十和田市駒っこランド

★8/5㈯10:00~16:00 三戸川まつり

★8/8(水)10:00~15:00 十和田市若葉公園

★8/16(土)10:00~15:00 しちのへ起業ガールズマーケット@七戸中央公民館

★8/18㈯ 10:00~15:00 十和田市駒っこランド

 

【青森にプレーパーク作り隊・こもも】

★7/15@青森マルシェ

★8/19@青森マルシェ

★8/26@青森市新町

詳細は以下のHPをチェックしてください

子育てオーダーメイドサポートこもも

【三沢あぼプレ】

三沢市民の森 屋内ゲートボール場

毎週火曜日15:00~19:00

(6/12のみ16:00~19:00)

子供時代に木登りをさせよう!

今、うちの庭のサクランボの木には、サクランボがたわわになっています。赤くなるとすぐにムクドリが飛んでくるので、ムクドリに食べられる前にと、子どもたちも負けじとサクランボ狩りをします。

サクランボをとるには、木登りするか、はしごに登ってとりますが、木登りしたほうが断然たくさん食べられます。木登りが得意じゃない子は、はしごで頑張ります。

そんなわけで、子どもたちは結構必死に木登りをするようになります。

ドイツには「子どもは木に登る権利」

「子どもは泥んこになる権利」が保証されているようです。

子供達には、子供時代に木登りする経験をぜひほしいと思います。

木登りは体と脳を鍛える?

木登りが上手な子が、木登りするときの様子を見ていると、ほんとに体の使い方が上手です。手をかけ、足をかけ、次にどの枝に手を伸ばして、どの枝に足をかけようか、枝を見て、自分で判断しながら登っていきます。

枝にかけた腕の力でグイっと体を引き寄せて登ったり、手をかけても大丈夫な枝なのか、確認しながら登っていく姿は、見事です。

枯れた枝には絶対に手をかけません。枯れた枝はポキンと折って、枝を落とします。

自分が登れる高さかどうか?

下りるとき、自分の力で下りられるかどうか?

いろんなことを考えながら、判断しながら、木登りするわけで、脳のシナプスが盛んに作られる子供時代だからこそ、空間能力や、判断力なども鍛えられます。

子供時代に木登りや、外で一日中かけまわって、体を使った遊びを十分してきた子供たちは、そういうことをしてこなかった子供たちに比べると、基礎体力が全然違います。特に何かスポーツをしていなかったとしても、体力があるし、「疲れた~」と言ってへたり込むようなことも少ない。

そして、何より、粘り強い。

何かに挑戦して、あきらめずにできるまでチャレンジするような粘り強さもあります。

両手両足で4点あるとすると、必ず両手片足の3点支持で、登っていきます。

下りるときは、今度は握る力と上腕のゆっくりぶら下がる力が必要になります。足をどこに下ろせばいいか、下の行く先を見ながら、つかまりながらゆっくり下枝に足をかけて下りていきます。

木登りが好きな子は、上りやすい木を見つけるのも上手です。

最初の下枝が手が届きやすいいい位置にあること。次の枝が、横にしなやかに伸びていること。

今日は、昔からの友人のお宅のお庭におじゃましてきました。

ここには、木登りしやすそうな、大きな木がたくさんあります。

登る。

登る。

登る。

とにかく、木登りは楽しい。高いところから見る景色も最高。

はじめは登れないと言ってた子も、足をかける場所、手をかける場所をレクチャーしてもらい、お手本を見せてもらうと、登れるようになっていきます。そしてそれが自信になっていきます。初めて、自分が登れると思っていた高さを越えたところまで登れた女の子は、とてもうれしそうでした。

帰り道、子どもたちの会話が聞こえます。

「一番楽しい遊び、何?」

「木登り!!」(木登りを楽しんだ二人の声)

「面倒くさい」と言っていませんか?

木登り、どうしても、みんなと同じようにできなかった子もいました。一枝めは登れるけど、どうしてもその次の高さまで登れない。登ったら下りられなくなるような気がして、登れないのです。

その子の普段の口癖は「面倒くさい」です。

「面倒くさい」と言って、何事もチャレンジしないのです。

 

「木から落ちないためにはどうすればいいか?」と聞かれたら、「登らなければいいじゃん」というタイプ。

もちろん、登らなければ、落ちないし、怪我もしません。

木登り禁止にしてしまうような、公園や幼稚園、保育園、学校・・・。

怪我の責任を問われるから、禁止にするわけですが、それって、チャレンジする前からあきらめてしまう子を作っていないだろうか?と思うのです。

チャレンジした達成感や、自分でチャレンジして、失敗することだったり、自分の限界を知ることだったり、でも、限界だと思っていたことを越える経験だったり、いろんな経験を奪ってしまうことにならないかと思うのです。

「面倒くさい」は、便利な言葉です。でも、同時に可能性を奪う言葉でもあります。

便利なものに囲まれた子供たち。おもちゃはたくさん買い与えられ、暇をもてあましたら携帯ゲームやスマホがある。大人は忙しいので、子供は買い与えたそれらのもので遊んでくれたららくちんです。

子供に「遊んで」って言われたら、「疲れてるの。」「面倒くさいからムリ」って言ってしまうこともあるかもしれません。

でも、そういう姿を見てきた子供たちは、「面倒くさい」が口癖になっていきます。やりたくないことは、「面倒くさい」と言ってしまえばいいからです。

遊びを考えるのも面倒くさいから、手っ取り早く遊べるものでしか遊んでこない子供たちは、こういった『木登りにチャレンジする』というようなことも苦手で、同じ遊びを長くできず、非常に飽きっぽいように思います。

一つのおもちゃに飽きたら、次のおもちゃ。一つのゲームに飽きたら、もっと刺激的なゲーム。なんでも買い与えてしまうことの弊害が「面倒くさい」に現れているのではないでしょうか。

たとえ心の中では面倒くさいと思っていたとしても、子供の前では「面倒くさい」と言わないようにしたいものです。

どんなに学習塾や習い事に行って勉強ができてたとしても、そうやって勉強していい学校はいって大人になった未来が、『面倒くさい』世界であるなら、子供は、早く大人になって働きたいなんて思うはずがありません。「将来の夢は別にないから、ニートでいいや」って、平気で言うようになるんじゃないかと危惧します。

木登りできる環境を

子供が木登りしたくなる木は、『楽しそうな木』です。

どんな木が楽しそうか?

登りやすい下枝があって、枝ぶりがいい。

実がなっている木。

木の上の秘密基地があったり、木に遊びの要素がある。

楽しそうだから、子供は登ります。高いところに登るスリルもあります。

ちょっとした冒険心がくすぐられます。

どうか、手ごろな木に出会ったら、子供が木登りするのを許してあげて欲しい。

子供時代に木登りする経験をさせてほしい。

子供達には、木登りの楽しさを知ってほしい。そう思います。