ホタルキャンプと川遊びの2日目。朝からじりじりと照り付ける太陽に、この日も気温がぐんぐん上がっていきます。二日目はどうしても大きい魚を捕まえたい。そんな男子の創意工夫が素晴らしかった。女子も泳ぐのが楽しくって、なかなか水から上がらない子ども達でした。
川は生き物の宝庫
二日目の朝。起きたときから、もう、じりじりと熱くなる予感のする朝。
朝ご飯ができるまで、子ども達はダムの上まで朝のお散歩。
お散歩から帰ってきたら、朝食のカレーうどん。前日の残りのカレーを片付けます。
お腹がいっぱいになったところで、早速川へ!!
昨日、小さな女の子がパパと作ったダムの続きを作っている小学生チーム。
どんどん石を積んでいきます。
石を動かしていると、やっぱり生き物に目が行く子供たち。気が付けば、いろんな生き物をすくっていました。
みてみると、トンボのヤゴも入っています。おそらくハグロトンボのヤゴ。
こちらもヤゴ。オニヤンマのヤゴかな?
生き物探しに夢中です。
みんなで頑張って、ダムも完成!
ダムを作ってるそばを、オニヤンマやハグロトンボが飛んでいきます。一足早く羽化したのが飛んでるんでしょうね。この川には、たくさんの生き物がいます。石をめくれば、トビケラの幼虫も、いっぱい見つかります。川は、生き物の宝庫です。
暑い日はスイカ割り!
川遊びしていても、だんだんお腹がすいてきます。「スイカ割りしたい!」という子供たちの声に、川から上がります。
みごと命中!でも、力が足りず、まだ割れません。
最後は、6年生に頑張ってもらいます。
なかなかパッカリ割れなかったので、もう、手でいっっちゃえ!!
最後は、もう、スイカジュースにして飲んでます。
お腹が満足すると、再び遊び始める子ども達。今度は水鉄砲戦争です。水鉄砲じゃ物足りなくなって、ペットボトルのキャップに穴をあけて、ペットボトル水鉄砲戦争に。これが一番いいかもしれません。
川から上がっても、やっぱり水遊びなんですね。
そうこうしてるうちに、もうお昼。あっという間です。
お昼はサンドウィッチ。これで食料は片付きました。
みんなももう着替えてしまって、テンともたたみ、いつでも帰れるように、片付けていると、「また、川行きたい~~!!」と、子ども達。
やっぱり、また行くよね。
と、言うことで、再び川へ。
ものがなければ作ればいい
川へ行くと、今度こそ魚を捕まえたいと男子チームは深みへ向かいます。
女子も深いところで泳ぎたい!でも、魚がいるところでバシャバシャやると「ちょっと、ここやめて!」って、お兄ちゃん。
女子は下流で遊ぶことに。
魚をどうしても捕まえたい2人。網ですくうのが難しいので考えた。
「釣ればいいんだ!」
釣り道具は何もない。そこで考えました。
植物のつるを糸代わりに。針はないので、トビケラの幼虫をエサにしてつるの先端に縛りつけて、石の重りをつけ、木の枝をさお代わりに糸を垂らします。
こんなんで釣れるわけないよなあ、そう思ってはいたけど、2人は真剣。
やりたいことを自ら考えてやっている2人を見守ることに。
そしたらなんと、早速魚が寄ってきて、つるの先端のトビケラに食いついてきた!
歓声をあげながらさおを引き上げるも魚がついてくることはありませんでした。
これには私もびっくり!!
釣れるかも! 2人の笑顔がさらに輝きます。
しかし、これがクライマックスで、その後魚が寄ってくることはありませんでした。
もし、そんなので釣れるわけがないと大人がとざしてしまってたら、この興奮はなかっただろうと思います。
「釣り竿がないから無理」って言わずに、やりたいといったことに、どこまで寄り添えるか。こういうやり方があるよって、アイディアを出して、子どもの発想をどこまで広げられるか。
今回は、はじめは、子ども達が葉っぱを結んでいってひもにしようとしていたけどうまくいかず、そこで主人が「つるを糸代わりにしてみたら?」と提案。「針がないけどどうしよう?」「虫を結んでみる?」そんなやり取りをしながら、実際に川虫をつかまえてきて、つるに結び付け、木の枝を探してきて、釣り糸を垂らす。結果、釣れなかったけど、物がなければ、自分で創意工夫してやってみればいい。なにもないところから物を作りだす経験は、子ども達にとってもいい経験だったんじゃないかと思います。
満足いくまで遊びこむ
男子が釣りに熱中してる中、女の子たちは泳ぎに夢中。まだ上手に泳げないけど、泳ぎたい。だから、大人の手が必要で、ちょっと離れたところから泳いできて、手につかまる、っていうのを、何度も何度も繰り返します。最初は、私は見守るだけで、水に入るつもりはなかったけれど、もう濡れてもいいや。この子達に付き合おう。そう思いました。
そのうち、もっと奥に行きたいというので、女子だけ昨日行った探検コースの深みへ移動。そこでももう、寒くなってブルブルするまで泳ぎ続けました。最後は私も一緒に泳ぎました。
そして、さあ、もうそろそろ、終わりの時間。でも、「まだ遊ぶ!」という子ども達。
でに、さすがに寒くもなってきたので、水から上がることに。今回のキャンプはこれで終了。みんなが作ったダムも、上から見ると、すごいです。
「みんなで作ったダム、すごいよね!」って、男の子。
満足いくまで遊びこんだ子供たちです。
息子も、帰りの車では、速攻で眠りにつきました。
こんな楽しい子供時代を、いろんな子に経験させてあげたいな。
改めて思ったキャンプです。