3月20日は春分の日でしたね。春分は、昼と夜が同じ長さになる日です。太陽が真東からのぼり、真西に沈みます。この日を境に、日が長くなっていきます。そして、それは、自然や生き物たちにとっても、生命が芽吹きだす大事な季節でもあります。
そもそも、春分の日には、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という意味が込められています。気候も穏やかになってくるこの時期、海や山など、自然に触れて、春を感じてみてください。
子どもと自然を楽しもう!海へ!
春分の日、我が家でお出かけしたのは種差海岸。
三陸復興国立公園で、天然の芝生が美しく、海岸段丘、松林、砂浜など、変化に富んだ景観が特徴です。一帯では約650種を超える海浜植物・高山植物を見ることができます。
遊歩百選にも選定された葦毛崎展望台から種差海岸天然芝生地までの約5.2kmの遊歩道は、トレッキングにも最適です。
三陸ジオパークといって、地質や地形を主な見どころとする「大地の公園」の一つで、ほかにも、ウミネコの繁殖地で有名な蕪島や、是川遺跡もジオパークの一つです。
春風もさわやかに、穏やかな休日。種差海岸には、たくさんの人が春を求めて散策していました。
水平線が美しく、入り組んだ岩の間を覗いてみると・・・
お魚発見!種類はわかりませんが、ハゼの仲間のような、岩に張り付くように泳いでいました。
そして、ヤドカリや、貝もたくさん!
芝生でのんびりしていると、ウミネコがすぐそばにやってきます。
キレイな貝を拾い集めたり、生き物探しに夢中です。
海では春を感じ、身近に自然を感じ、生き物に触れ、その命を感じることができました。
山もまだまだ楽しめます!
一方、山に行けば、まだまだ雪深い八甲田。でも、この時期ならではの楽しみもあります。3月後半から、4月中下旬まで、八甲田は春スキー客でにぎわいます。なんといっても、見どころはスノーモンスター。針葉樹に雪が吹き付けられてできた樹氷です。天気のいい日は、津軽海峡も、岩木山も、八甲田の山々も美しく見渡せ、こちらも景色は最高です。
八甲田ロープウェーは、往復で乗る場合、JAFに加入していれば、会員証提示すると、5名まで10%引きで乗れるので、発券機からじゃなく、窓口で買い求めてくださいね。
往復通常料金、大人1850円、小学生870円、幼児無料です。
青森には、ちょっと出かけると、こんなに素晴らしい自然があちこちにある。こんな豊かな自然を、子どもたちとたくさん楽しんでください。
春を味わおう!
そして、山は山でも、里山にも春が訪れています。そう、フキノトウが、あちこちから顔を出し始めています。
フキノトウの天ぷらや、ふきみそ(ばっけみそ)も、この時期ならではの自然の恵みです。ほろ苦い味は、春の解毒作用を促します。
陰陽五行では春は肝臓が動き出す季節。春になり、体が緩むと、体にたまった不要なものを排泄しようとします。そんなデトックスを促すのに、春の苦みが役立ちます。季節のものをその季節にいただくことは、とても理にかなったことなのです。
心も体もリフレッシュして、さわやかなこれからの季節を感じてみましょう。
海に山にアクティブですね。お子様がさぞお喜びでしょう。宮崎も海がありますが、めったに行きませんよ。