居心地のいい居場所


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家には、平日、休日を問わず、子ども達がやってくる。と、言っても、毎日来るわけでもないし、しばらく誰も来ない日もある。

いつ来るのか、いつ来ないのかは予測不可能で、いつもとつぜんやってきます。

でも、来ると、帰りたがらない子も結構います。

「だって、ここ、居心地がいいんだもん」

というのが子供たちの来る理由のようです。

居心地の良さ

うちに来る子ども達によく言われるのが、「ここは居心地がいい」という言葉。

うちに居心地の良さを感じるのは、私はほとんど怒らないし、子どもが「おやつ作って~!」っていうようなこと言っても、「いいよ」って、作ってあげるし、「一緒にゲームしよう!」って言えば、手が空いてたらいっしょにやるし、子ども達のわがままも、だいたいは聞いてあげているから、というのもあります。(できないことはできない、嫌なことはヤダって言いますけどね)

可能な限り、子ども達を受け入れています。

こんな、だらだら寝っ転がってテレビ見ながらスルメかじってたって、怒りませんよ。

休日、旦那がいるときも同じです。

旦那と私はケンカはしないし、穏やかに話してるし、「雨降ってるから、乗せてって」みたいなことも、私は面倒だからそういうことはあんまりしないんだけど、「お父さん優しいから、お父さんに頼んでみて」って言うと、旦那はオッケーしてくれます。

休日、鍵がなくて家に入れないとか、お昼ご飯食べてないとか、そういう子も、「うちで待って、後で電話してみたら?」「一緒にご飯食べるか?」って、受け入れます。

だから、子ども達にとっては、わがまま言えて、ケンカがなくって、穏やかなこのうちが、きっと居心地がいいと感じるんだと思います。

男の子では、クレープ作ってほしいといえば、作ってくれるから、クレープ食べたくて来てる子もいました。今年は、6月からクレープブームがあって、庭でとれたサクランボをジャムにしたいという子供たちの声から、「じゃあ、クレープに、作ったジャムぬって食べてみようか」っていうのから、クレープのリクエストが出るようになりました。

クレープの材料がないときに、畑からとったじゃがいもがいっぱいあったから、素揚げにしてあげたら、これも、何回かリクエストが続きました。

食べたいといったものを作ってくれるって、子どもにとってはとてもうれしいことのようです。

アイスクレープのブームの次はホットケーキブームもあって。でも、初めてさんを連れて常連さんが来るときなんか、「新藤さんの料理おいしいんだよ♪」って言ってくれるのもまたうれしい。

一緒にピザ生地こねて、ピザ焼いたことも。

みんなでワイワイ食卓囲んで、誰が一枚多いだの、誰がまだ一枚しか食ってないだの、余ったのどうする?じゃんけんするか?とか、そういうのも楽しい。

作ってると、台所にやってきて、「手伝いたい!」って子もいれば、においかいで、ちょっぴりつまみ食いしていく子とか、「できたら教えてね~!」って、遊びに夢中の子とか、「いいな~。うち、こんなの作ってくれないもん」ってぽろりとこぼす子も。

いろんな子がいて、でも、みんな、我が子のようで、それぞれくつろいでいく。

そんな場所になっているようです。

居心地の悪さ

「居心地がいい」という言葉の裏には、それぞれの家庭の中での「居心地の悪さ」が見え隠れします。

「100点取らないとお母さんに怒られる」

「お父さんとお母さん、いっつもケンカしてる」

「妹ばっかりかわいがって、私はいっつも怒られる」

「ゲームばっかやってると、めちゃくちゃ怒られる」

「一緒に遊んでなんてくれない」

とか、『怒られる』『常にケンカがある』という状態があることが多いようです。

大人だって、いつも怒られるところには行きたくないし、悪口ばっかり言いあってるような場所は、居心地が悪いと感じますよね?

怒っている人のそばには行きたくないですよね?

子どもなら、なおさらそうです。

そして、子どもだから、そういう場所から、自分の意思で距離を置くのが難しいと思うのです。

親から怒られる。逃げたいけど、逃げ場がない。怒りが収まるのを待つしかない。いうこと聞くしかない。

そうやって、怒られないように、怒られないように、そこにエネルギーを使っている子もいます。

家庭の中が、子どもにとって、居心地のいい場所であるように。

笑いあふれる楽しい家庭であるように。

少しぐらいのわがままを、笑って許してくれる、そんな家庭でありますように。

全ての子どもが、愛を感じて生きられますように。

そう願わずにいられません。

今後のプレーパーク

我が家のおうちプレーパークは、水曜以外の放課後は、だいたいいつでもあいています。週末も、予定のないときは、子ども達を受け入れています。

小学生だけじゃなく、だれでも、来てみたいと思ったら来れる場所です。中学生でも、何もないのに来にくければ、勉強を教えることもできます(社会だけは苦手なのですが…)。

ちょっと来てみたいと思った方は、まずはお問い合わせくださいね。

その他、プレーパークは誰でも来ていい場所です。

 

★ちとせ小学校放課後プレーパーク・・・毎週水曜(10月末まで)

だいたい15:00~17:45まで。雨天中止

★9/21(土)三内丸山JOMO ROCKにてプレーパーク(こもも×はぴちる)

10:00~16:00

★10/6㈰10:00~14:30

八戸マチニワでプレーパーク。
はぴちる×1park(差波ゼミ)の学生さんたちとコラボプレーパークになります。

★10/19(土)十和田市若葉公園プレーパーク・雨天中止

10:00~15:00

 

また、いつも頑張ってるママがホッとできるイベントにHappy Cloverとして出店します。

当日はあぼプレがイベントブースの一角でプレーパークやってくれます♪

★9/29(日)10:00~16:00 秋のはっぴぃわ~く♪

イオン下田・二階イオンホールにて

各体験時間30分

耳つぼジュエリー・・・1000円

プチ誕生日体質鑑定・・・1500円

コーチング体験・・・1500円

その他、Happy Childrenのパネル展示もあります。

 

【寄付のお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。(ときおり、みんなで食べてねと、差し入れ下さる方もいて、とてもありがたいです)

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

 

 

 

 

 

お祭りで子どもにふるさとを

十和田市の秋祭りも、連日30度を超す暑さの中終わりました。

この日まで、夏休み中から1か月間、ほぼ毎日練習してきた子供たち。

本当によく頑張りました。

こうやって参加してきた子供たちは、お祭りの高揚感から、また来年も参加したいと思うようになり、中高生になっても参加してくれる子がたくさんいます。

また、地元を離れて就職した子も、秋祭りの時に顔を出しに来てくれる子もいます。

こうやって、子ども達の心の中に、「ここがふるさとだ」というふるさと感が根付いていくのだと思います。

厳しい練習

お祭りが始まる一か月前から、お囃子の練習が始まります。

夜19時から20時半までの1時間半。お盆休みをのぞいて、毎日練習します。

野球やバスケ、サッカーなどの部活を終えてからお囃子の練習に駆け付ける子もいます。

暑いし、へとへとだし、お腹もぺこぺこのはずです。

それでもやりたくて練習に参加するのです。

指導者は、優しくもあるけど、厳しいです。あいさつや礼儀には特に厳しい。

中高生には、小学生の面倒を見るように指導するし、小学生のお手本となるようにしっかりしろと、中高生には特に厳しい。

でも、そうやって一か月間やってくると、子ども達も練習中はびしっとしています。

そうやって迎える本番は、みんなにとっての晴れ舞台です。

いよいよお披露目!

秋祭り前夜祭。この日はだし小屋で、小さなお祭りがあります。地域の子供会や、町内会の方たちが焼きソバや焼き鳥などの出店を出してくれます。そして、一か月間練習を重ねた私たちは、ここで地域の方にお披露目します。

市長さんや、議員さん、小、中学校の校長先生、たくさんの来賓と、お父さんお母さんたちの前でお披露目します。

お披露目が終わると、だし小屋で参加者の子ども達は焼きソバやジュースをもらいます。

いよいよお祭り!!

お祭りの日の朝。

女の子たちや、お母さんたちは、髪をセットするため、集会所に早くから集まります。

お団子にしたり、編み込みしたり、お化粧したり。手の空いたお母さんや、上手な中高生が、やいやいと祭り支度をしています。

そして、祭りの待機場所まで、小学生を並ばせて、その前後と間に中高生の太鼓や笛の子たちがはさまって、安全に気を配りながら引率していきます。

待機場所についたら、トイレに行きたい子を順番に中高生が連れていきます。

子供たちに鼻白塗ったり、女の子たちに口紅塗ってあげたり、小学生の世話をするのは中高生。

こんな時の中高生は、とても頼もしいお兄さんお姉さんなのです。

そんな娘と笛で一緒に出られるのも実はうれしい。笛の腕前は娘の方が上です。

母たちと、もう働いているお姉さんの笛チーム。

夜間運行の前に、小学生の小太鼓の子たちを連れて、出店を回って、買い物させたりもします。

一回りしたら、薄暮運行の始まりです。

夜間運行は、テンションがひときわ上がります。

十和田の祭りは、雨の祭りと言われるくらい、毎年雨が降るのですが、今年は真夏のような暑さ!

暑すぎて、みんな体力を奪われていきます。

水分補給に気を配ったり、とにかくみんなの体調を気遣う大人たち。

3日間、無事に終わり、本当に良かった。

実は末っ子、一ヵ月頑張って練習したのに、二日目の午前中に友達と炎天下遊んでいて熱中症に。残念ながら、3日のうち、初日しかお祭りに参加できませんでした。

何があるかわからないのが子ども達です。

ここがふるさと

よく、お祭りに参加してみないと、その良さはわからないと言います。

それはその通りだなと思うのです。

まだ、祭りに参加していなかった頃は、出店を見て歩くのだけが楽しみで、山車なんか、ちょっとしか見なかったものです。

でも、今は、祭りにがっつり参加してみて、指導者の方や、山車を作っている人たち、地域の方たち、その他のたくさんの人たちが関わって、子ども達を楽しませようとしてくれていたり、子供たちに怪我がないように気をつかってくれていたりしてくれているのが見えて、祭りというものが、大人にとってもふるさとの誇りであるし、祭りを通して、ここが好きなんだなって言うのをすごく感じます。

ここに戻ってきたい。そう思わせてくれるのは、やっぱり、こういうお祭りや、お祭りを通したつながり何だろうなって思います。

学校ではうまくいっていない子も、ここで活躍する子もたくさんいるし、ここが居場所になっている子もいるんだろうな~と思うこともあります。

ここは、誰もがお祭りという一つのことに対して平等で、誰もが、必要とされる存在。

そんなことも感じたお祭りでした。

お祭りの後の帰り道。

八甲田に沈む夕日を眺めながら、ああ、ここが、今の私にとっての故郷になったんだな~って思いつつ、自転車をこいで帰りました。

お祭りが終わって、灰のようになり、体にはどっと疲れが出ていますが、来年も出ようと心に誓うのでした。

 

 

リスクとハザードを考える


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夏休み中に、「リスクとハザード」についての研修がありました。

子どもの遊びに危険はつきものです。

家庭の中でも、危ないからそれはダメ、というように、子どもの遊びを止める場面も多々あると思います。

本当に止めなければならない危険ももちろんあります。でも、命にかかわらない小さな危険をどこまで見守ってやれるか、子どもの挑戦したい気持ちと、ちょっと危ないな~と思いながらも、どこまで許してあげられるか。

子供は、常に自分の限界ギリギリのところで挑戦しようとするので、そこに危険はつきものなのです。

排除すべき「選びようのない危険」

危険には、「リスク」と「ハザード」があります。

「リスク」は、子どもが自分の限界より、ちょっとハードルの高いことに挑戦しようとするときに生じる危険のことを言います。

ちょっと高い所から飛び降りてみたい。

大きい子が挑戦しているノコギリやトンカチに挑戦してみたい、そんなときに、ちょっと手を切るかもしれない、自分の手を打ってしまうかもしれない、そういう危険です。

家の中であれば、包丁を使って、野菜を切るお手伝いをしたい、なんていう、刃物を使うことに対する危険です。

一方で、子どもの意思で選びようがない、子どもの目には見えない隠れた危険「ハザード」と言います。

遊び場に、釘が突き抜けた木材が転がっていることや、遊具のゆるみ、ロープやひもを体に巻き付けて遊んでいる、刃物を振り回して遊んでいる、人に向けて石を投げている、など、命の危険を伴うものです。

また、棒を振り回して戦いごっこに夢中な小学生のそばに、小さな子がヨチヨチ歩いていたら、「小さい子いるから気を付けて」っていう声掛けが必要になる場合もあります。

そういう、危険は、なんとしてでも止めなければならないし、見つけ次第、注意しなければならないし、取り除ける危険は排除しなければなりません。

また、自然の中では、ハザードが大きくなるということも知っておいて欲しいと思います。

水の事故は、毎年後を絶ちません。

子供は水深10cmでも溺れると言います。水遊びの際には、子供から目を離さないで欲しいと思います。海や川も同様です。子ども同士で楽しんでいるから大丈夫と、目を離したすきに子供は静かにおぼれます。

自然を甘くみてはいけません。泳げる子が、流れに足をとられて溺れることだってあるのですから。

また、川遊びも、裸足で入って足を切ることもよくあります。履物をちゃんと履いておくことで、避けられる危険もあります。

また、キャンプに行った際、森の中では、また違う危険が潜んでいます。毒蛇や、毒草、ハチに刺されるなどの危険も潜んでいます。

木登りする際には、枯れ枝に手をかけないとか、葉っぱのついていない枝を落としておくことも必要になることもあります。

子どもの木登りを見守る際に、細い枝に足をかけないとか、下はコンクリートじゃないかとか、注意して見守るポイントもあります。

あとは、大人も、無理をさせすぎないことです。

「せっかく来たんだから、もっと遊んできなさい」

「ほら、あんなちっちゃい子だってできるんだから、あんたにもできるから、やってみなさい」

と、子どもが挑戦しようとしていないのに無理に挑戦させようとすると、事故やけがにつながります。子どもは、自分が挑戦したい、挑戦できそうな範囲を知っています。自分の感覚で挑戦したいことには挑戦させてあげたらいいのです。

我が家の末っ子の例で言うと、小学校高学年の子が、冬場、水の入っていない用水路にかかる丸い水道管を渡って遊んでいました。水がないから大丈夫、という認識であったと思います。当時4歳の息子は、それをそばで見ていました。お兄ちゃんが「お前もやってみろよ」と、息子に言います。息子はちょっと怖いな・・・って思ったけど「いいからやってみろよ!」と言われ、恐る恐る渡ってみた。

そしたら、足を滑らせ、コンクリートに頭を打って、おでこがぱっくり割れ、流血。病院に走り、3針縫いました。

本人が気乗りしないことを無理にやらせるものではありません。

また、大人の方が、子どもが喜ぶからと、より高く、より激しく遊ぶことでも、思わぬけがを招きます。

私自身、子どもがまだ3歳頃。子どもと一緒にシーソーに乗っていて、子どもががったんがったんお尻が浮く感覚が楽しくて喜んでいるのを見て、もっとお尻が浮くくらいと、激しくがったんがったんしていたら、シーソーの持ち手に頭をぶつけてシーソーから落ち、おでこがぱっくり割れ、これまた流血。

流血して、すぐに病院の救急に走り、3針縫いました。高速道路のパーキングにある公園での出来事でした。パーキングの人に、近くの病院を探してもらい、止血しながら高速を降り、慌てて病院に向かったのを覚えています。

私自身、そういう失敗の経験があるので、やりすぎはよくないと、肝に銘じています。

また、我が家の例でもう一つ。

キャンプに行ったときのこと、夜、ホタルを見に行き、ホタルが草むらに止まりました。次男が走っていって、暗い草むらに手を伸ばしたとき、突然、「痛い!!」という声。泣きながら草むらから駆け戻った次男の手にはヘビに咬まれた跡が!!

なんと、次男、マムシに咬まれたのでした。

ヘビの姿は誰も見ていなかったのですが、咬み傷からヘビだと判断。即救急車を呼びました。

山奥だったため、救急車の到着にも時間がかかり、その間みるみる腫れていく次男の左手。手の屈曲部付近を縛って、傷口を洗ったりはしていたけれど、救急車の到着までどうすることもできず。

結局、救急車到着からも、地元の病院では血清を打てず、そこからさらに一時間の大きな病院まで移動し、そこで血清を打ち、一週間入院しました。血清を打つ時も、「血清は馬の血で作られているため、アナフィラキシーショックで命が危険になる場合もありますが、それでも血清を打ちますか?」というような説明に、びくびくしながらも、それしか方法がないのならと同意書にサインしました。

最終的に肩までパンパンに腫れあがり、手はグローブのようになりました。

それ以来、キャンプの時、暗闇の草むらには、絶対に入らないように子供たちに注意しています。

隠れた危険は、どこに潜んでいるか分かりません。

自然の中では、命に関わる危険が高くなると感じます。

怖さを知らないこともまた、怖いことだと思うのです。

そうは言っても、挑戦もさせたい

でも、そういった本当の危険を知りつつ、小さな危険を伴う挑戦はさせてあげたいと思っています。

一つの例として、『高所平気性』があります。

近頃都心では高層マンションに住む子も多くなり、『高所平気性』と言われる現象があるようです。ベランダの手すりを乗り越え、転落死してしまう事故が、一年に40件近くあるようです。

ジャングルジムや滑り台などの遊具で遊んだり、ちょっと高いかな、と思うようなところから飛び降りて、びっくりするぐらい足がビリビリしびれたり、ときには膝を擦りむくような痛みを味わう経験をとおして、高いところは怖いという感覚は自然に身につけられていきます。

高さの感覚は4、5歳で大人の8割方できあがります。それまでに、公園のブランコや滑り台などで、高さの危険・恐怖心を植え付ける必要があります。

危ないから高い所に登っちゃダメと、小さな危険を排除しすぎると、本当に大きな危険を回避できない、ということにもつながりかねません。

高い所からジャンプしようとしている子供がいたら、その飛び降りようとしている先に危険なものは転がっていないか、飛び降りようとしているところにコンクリートのブロックがある場所ではないか、転んでもすりむく程度の高さか、下は土なのか、コンクリートなのか、止めるか、挑戦させるか、瞬時の判断が必要になる場合もあるかと思います。

大きい子なら、ちょっと高いかな?っていうくらいの高さからジャンプしてみたり

下がふかふか枯葉の中なら、ちっちゃい子だってジャンプが怖くない!

でも、危険を知っているからこそ、排除できる危険が大人には見えるし、このぐらいは挑戦させてもいいかな、という見守れる、そんな大人を増やしていきたいと思っています。

挑戦し、成し遂げた子どもは、達成感でいっぱいです。自分にもできた!という自信にもつながり、次なることに挑戦したいという意欲がわいてくるでしょう。次はもっとこんな風にしたら、もっと面白いんじゃないかな?と、創意工夫していくでしょう。友達と協力して成し遂げた事なら、すばらしい思い出になるでしょう。

子供は、挑戦によって、自分の世界を広げようとしているのです。

木登りすることで、世界を俯瞰して見ることができます。視点が変わることで、見える世界が変わることを体感します。

自分の世界が広がる経験は、子ども時代にたくさんしてほしいことです。

小さい子だって、はじめに道具の使い方さえ教えてあげれば、ノコギリだって、トンカチだって使えます。

自分でできたら、この、得意げな顔!

草滑りだって、普通に滑るのに飽きてきたら、ちょっと難しい立ち乗りに挑戦してみたくなるものです。

冬、ソリに乗らせたら、ジャンプ台でジャンプしたくなる。ひっくり返って転がって、大丈夫か?なんてこともあるけど、子どもは、こういったスリルがたまらないものです。

つい、危ないからやめなさい、って言いたくなるけど、どこまで許してあげられるか、小さな危険を経験しながら、子供は学び、成長していくものだと思い、いろんなことに挑戦させてみて欲しいのです。

子どもは、簡単にできてしまうことだと、すぐに飽きてしまいます。

ちょっと難しいけど、失敗しながら何度も挑戦してできた!というようなものに夢中になります。その過程で、擦り傷を負ったり、怪我をしてしまうこともあるかもしれません。

でも、その経験をすることで、この遊びは危ないなぁと工夫する危険回避能力が自然と身に付き、また繰り返し挑戦し続け「できた」ときには、達成感と同時に、大きな自信が得られ、その自信が何事にも挑戦しようとする自発性を生み出すのです。

そして、何より、子どもの「やってみたい!」「おもしろそう!」という気持ちを大事にしてあげたい。

安全ばかりを重視すると、子どもの冒険心や挑戦心は満たされることはありません。

やりたいと思ったことを「危ないからやめなさい」「そんなことやってどうするの?」って、止められてばかりいたら、与えられたことをこなすばかりで、挑戦しない子になってしまいます。

新しいことに挑戦するわくわく感と、できた達成感を知っているからこそ、次なる挑戦に向かうことができるのです。

プレーパークの中での大人の役割

プレーパークは、『自分の責任で自由に遊ぶ』をモットーに、自分がやってみたいと思うことに、自分が挑戦するかどうかを決め、子ども達はそれぞれ自分のやりたいことをします。

ノコギリ使って木を切っていたら手を切っちゃった。

汚すと本当はお母さんに怒られるんだけど、どうしてもやりたくて、泥遊びしちゃった。

濡れたらだめなんだけど、水かけあってびしょ濡れになっちゃった。

そんなことは、プレーパークの中ではよくあります。

「濡れても、遊んで乾かすから大丈夫!」って言って、水遊びする子もいます。

でも、これも、自分がやりたいと思ってやったことで、後でお母さんに怒られちゃうっていうのは、子どもとしたら覚悟のうえで遊んでいるわけです。

手を切っちゃった子や、すりむいちゃった子は、自分からカットバンをもらいに来て、ペタッと張ったらまた何事もなかったかのように遊び始めます。ある程度遊びの中ですりむいたり怪我をしたりするっていうのは、子ども達の中では想定内のようです。

だから、子どもがやりたいことに挑戦しようとするときは、ある程度自分で覚悟しているところもあります。

そんな子どものやりたい気持ちを止めずに、できるだけ挑戦させてあげて欲しい。でも、子供には予測がつかないけど、大人には予測がつく危険というものがあります。

釘が飛び出た木材が転がってたり、刃物が小さな子の近くに転がっているなど、そばにいる大人が、これは危ないな~というハザードがそれにあたります。

取り除けるハザードは、プレーリーダーが気づいた時に取り除いてあげていますが、子どもがたくさんいるときは、なかなか目が行き届かないこともあります。

そんな時、いると助かるのが『フローター』という存在。プレーリーダーではないけど、プレーパークに時々子どもを連れて遊びに来てる親御さんで、子どもは遊びに夢中になっていて、ふと、親御さんは手が空いている。自分の子じゃない、他の子に手を貸してあげてることもあれば、ふらりと遊び場を歩いて回って、親御さんの目から見て、これ、危ないな~と思うものをさりげなく取り除いてあげている、そんな人のことを『フローター』と呼んだりします。

「ここに釘落ちてたから拾っておいたよ」なんていう感じで、さりげな~く子どもが安心して遊べる場を整えてくれる人。

「危ないからやめなさい」「汚いからやめなさい」という禁止のまなざしではなく、「できるだけ挑戦させてあげたい」「でも、この子、大丈夫かな~?」と、ハラハラしながらも、ぎりぎりまで手出ししないで見守ってくれる、そんな大人が、プレーパークにはいるのです。

本当に危ない場面では、ちゃんと注意もします。

子どもの挑戦には多少の怪我のリスクがつきものです。それもわかったうえで、子どもの挑戦を温かい目で見守り、できたときには一緒に喜べる、そんな大人がプレーリーダーです。

子どものくだらなさを、面白いと思って見ていてくれる、それが、プレーパークにいる大人の役割だと思っています。

今後のプレーパーク

はぴちるプレーパークも、十和田を中心にこれからもまだまだやります。

★ちとせ小学校放課後プレーパーク(雨天中止)

毎週水曜 15:30~17:50

★8/31 野辺地キャンプマーケットにてプレーパーク

柴崎地区健康レクリエーション施設

プレーパークは11:00~17:00まで。

※ナイトマーケットは17:00~21:00

★9/14 三沢中央公園プレーパーク

10:00~15:00

★9/21 若葉公園プレーパーク

10:00~15:00(雨天中止)

 

【寄付のお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。(ときおり、みんなで食べてねと、差し入れ下さる方もいて、とてもありがたいです)

夏休み中などは、お昼ご飯を食べていない子も割といるので、お腹にたまるものを持って行ったりもしていました。

 

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更しておうえんいただく方法もあります。

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豊かな原体験を子ども時代に


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青森の夏休みは短く、息子の小学校も学校が始まりました。

夏休みの間、海に、川に、湖に、キャンプに、洞窟にと、いろんな所にいった息子です。

たくさんの子ども達が、こんな豊かな原体験を子供時代に過ごせたら、どれほど幸せだろうかと思うのです。

8つの原体験

原体験とは,自然の中で自然にあるものを見て、触れて,嗅いで,味わい、聴く、という五感による直接体験をさします。

自然物でモノをつくったり,遊んだり,探したり,採集したり,飼育したり,栽培するという生活の基本も含めて原体験といいます。

こうした,原体験には火,石,土,水,木,植物および動物の他に、暗闇の恐さ,飢えや渇きなどといった体験をゼロ体験として原体験の1つに加え、8つの原体験というように言われています。

【火】

火おこしする。マッチで火をつける。火で煮炊きする。風を入れて火を大きくする。煙で目が痛くなるような経験をする。

【石】

きれいな石を探す。水切りする。石を積む。石を投げる。場所によって石の形や手触り、色の違いがあることを体験する。大きな石を動かしてみる。

【土】

土の匂いを嗅ぐ。土に触れる。泥あそびする。穴を掘る。土で水路を作って水を流して遊ぶ。田んぼに入ってみる。土の中から出てくる虫を見つける。

【水】

川の水の冷たさを感じる。川の水の流れを感じる。川の水の流れが緩い所と早いところがあるのを感じる。川で急に深くなるところがあることを知る。海の波にゆられてみる。海の水が寄せたり引いたりするのを感じる。雨に打たれる。湧水を飲む。水をかけあって遊ぶ。滝を見る。滝のそばまで行って水しぶきを浴びる。

【木】

木に登る。木に抱きつく。森の匂いを嗅ぐ。木の葉の匂いを嗅ぐ。木の葉や幹に触れる(つるつる、ザラザラ、ふわふわ、チクチク)。木の枝で遊ぶ。木を燃やしてみる。季節による木の変化を見る(新緑や、紅葉、枯葉や冬芽)。木の葉が風に揺れる音を聞く。どんぐりが芽を出しているのを見るなど、命が次の世代につながっていくところを見る。森の中で上を見上げ、木の枝の重なりを見る。雨の日の森に入ってみる。

【植物】

草花遊びをする(花冠、草相撲、草笛など)。草の上を裸足で歩く。草の上に寝っ転がる。草花の匂いを嗅ぐ。花束を作る。植物を育てる。作物を育てる。草滑りをする。実を食べる。食べられる植物を探す。摘んで食べる。

【動物】

虫を探す。虫を捕まえる。虫を飼う。カニやザリガニを釣る。魚を釣る(捕まえる)。動物を触る。動物を飼う。森の中で鳥の鳴き声を聞く。鳥を見つける。

【ゼロ体験】

朝日を見る。夕焼け空を眺める。虹を見る。夜の暗闇を体験する。夜の森の怖さを感じる。満天の星空を眺める。流れ星を見る。極寒の寒さを体験する。飢餓状態(お腹がペコペコになる)から食べ物をいただく。のどの渇きを感じる。

我が家の夏休み

夏休み中、息子はほんとによく遊びました。海に、川に、洞窟に、キャンプにと、あちこち出かけもしたけど、それ以外は、毎日のように友達の家に遊びに行き、友達と学校のプールに行ってた息子。

夏休み、遊べる友達がそばにいるって、ありがたいことだな~と思いました。息子は、一日いっぱい遊びに出かけていないけれど、そんなときに限って、「新藤さ~ん、遊べる?」ってやってくるのが近所の小学生。宿題やったり、ボードゲームしたり、おしゃべりしたり。

「コーヒー豆ひいてあげる」って、コーヒー豆ひいてくれたり、

ちょっと早めに晩御飯の準備しなくちゃならなかったから、ご飯支度してたら、「何やってるの?」って、台所にやってきて、「だしの鰹節削ってたんだよ」って言ったら、「やってみたい!!」って、わらわら鰹節削りに集まるのは決まって女子。

時には、「鍵ないから家に入れない」っていう子が来たりとか。

一緒にお昼ご飯を食べることも。

時には、「ウォータースライダーあるプールに連れてって」とせがまれて、子ども達何人か連れて温水プールに行くこともありました。

こうやって、遊ぶ友達がいる事と、遊べる場所があることは、子ども達にとって幸せなことだな~とつくづく思います。

ほとんどの子は夏休みも学童や習い事、部活に行ってる子ばかりで、遊べる子が周りにいないという子が多いと聞きます。また、おうちの人がいない家には入っちゃダメとか学校の決まりがあるから、遊んでいいおうちもなかったりするのが、今の子ども達の現状のようです。

普段の子ども達は、いつ来ていつ来ないのか予測がつかないので、いつでも家をopenにしているわけではなく、もちろん、家族で出かけることもあります。

まずは、白神キャンプ。

川を歩き、生き物を見つけ、夜は焚き火して過ごしました。

飲み水は、川の水です。

夕焼け空を眺めながら、焚き火して、だんだん暗くなっていくのを感じます。

沢を歩いていると、サンショウウオも見つけることができました。流れがあるところでも岩にしがみついていられる爪が特徴のサンショウウオです。

白神の河原で見つけた石には、水晶が入っていました。

マイクロスコープでのぞくと、ちゃんと水晶でした!

川に石を投げて遊んだり、水切りしたりして遊んでいましたが、最後、大きな石をぼちゃんと川に入れたくって、テコを使って川に落とすことにも成功!

近所の川でも、やっぱり友達と川遊び。裸足で水に入ってみたり、四ツ葉のクローバー探しに夢中になったり。

四ツ葉じゃなくって、ハートのクローバーも見つけて喜んでいました。

海にもいきました。いつまでも波に揺られ、泳いで寒くなったら砂遊びしたり

砂に埋まったり

湖では水切りしたり。湖には、海と違って、石が多い。平べったい石を探しては、石を投げます。水切りできない子も挑戦していました。

カヌー漕いだり

昆虫探しでは、チビクワガタのメスを捕まえたり

シジミ採りしたり

魚捕まえたり

湖から上がった後は、弓矢を武器に、架空の物語設定で戦ったり

みんなでカブトムシ探しして、カブトムシ見つけたり

家族旅行では、お隣岩手県まで行ってきました。今回のお目当ては鍾乳洞。鍾乳洞に行ったら、外の気温は32度だったのに、洞窟の中は11度と、寒いぐらいでびっくりしたり

鍾乳洞の中の水の透明度がすごくて感動したり

どこまでもどこまでも深く青く、きれいな水。時折水底に落ちている携帯が見えるほどの透明度。

鍾乳洞から出たら、メガネが曇っちゃったり

博物館で恐竜の骨や、化石を見たり、

琥珀を見たり。売っている琥珀を見て、「琥珀って、めっちゃ高いんだね!!」と、驚く息子。琥珀探して一儲けしようかとか、脳裏に浮かんだらしい。

誰もいない、クマも出そうなキャンプ場でテント張ってキャンプしたり

もうすぐ満月で、月を眺めながら焚き火したリ

誕生日をキャンプしながら祝ったり

家に帰ったら、アゲハが羽化するのを観察したり

セミを捕まえたり

カマキリの羽化を観察したり

友達と遊べなかった日は、一緒に畑行って、いっぱいとれた野菜を調理して食べたり

プレーパークでは、一日いっぱいカニ釣りで、19匹もカニ釣ったり

近所の公園のプレーパークでウォータースライダーやったり

水浴びしたり

青森の夏と言えば、お祭り。お祭りウィークはお祭り三昧。

弘前ねぷたも見に行ったし

八戸三社大祭を見に行ったり

トラ舞のトラに頭をかんでもらうと、頭良くなるからって、毎年頭をかんでもらっています。

青森ねぶた跳ねに行ったり

あ、後はお化け屋敷も行ったな~。

ビビりの息子は、怖くないバージョンでお願いしたにもかかわらず、びくびく物でしたが(笑)

こうやってこの夏休みを振り返ると、火、石、水、土、木、動物、植物、ゼロ体験。すべて経験した夏休みでした。

本当に、よく遊び、あっという間に終わった夏休みです。

プレーパークでも、体験できる!

こんな、原体験、いろんな子供たちにも、子ども時代にたくさんたくさんしてほしい。

子供時代の原体験は、絶対、後々、生き抜く力につながると思っています。こうやって、あちこち連れて歩くのは大変でも、プレーパークに行けば、ここでいう原体験は体験できるんです。

プレーパークでは、火も体験できます(火を使えない場所もありますが)。

木登りもできる

水遊びもできる

虫捕りしたりもできる

土遊びもできる

環境によってはカニなど、生き物に触れることもある

草花遊びで、色水作って遊ぶこともある

秘密基地作ることもあるし

石に絵を描くこともある

8つの原体験のうち、火、石、水、土、木、動物、植物の七つは体験できるのです。

ゼロ体験も、時には、雨上がりの虹を見たり、ペコペコにお腹がすくまで夢中に遊んでいることもあるでしょう。のどがカラカラになるまで走り回って遊ぶこともあるでしょう。

そして、何より、プレーパークには、一緒にそんな体験を共有できる友達がいる。初めて会った子とだって、夢中になって遊べちゃう。

「おもしろい」を、一緒に面白がってくれる人がいる。

だから楽しい。だから、心に残る。

夢中になって遊ぶ子ども時代は、心の土台を作っていきます。

今後のプレーパーク

夏休みも終わりましたが、子ども達は、いつだって、暇さえあれば遊びたいものです。

そんなとき、ぜひ、遊びに来て欲しいのがプレーパーク。

はぴちるプレーパークも、十和田を中心にまだまだやります。

★ちとせ小学校放課後プレーパーク(雨天中止)

毎週水曜 15:30~17:50

★8/31 野辺地キャンプマーケットにてプレーパーク

柴崎地区健康レクリエーション施設

プレーパークは11:00~17:00まで。

※ナイトマーケットは17:00~21:00

★9/14 三沢中央公園プレーパーク

10:00~15:00

★9/21 若葉公園プレーパーク

10:00~15:00(雨天中止)

【寄付のお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。(ときおり、みんなで食べてねと、差し入れ下さる方もいて、とてもありがたいです)

夏休み中などは、お昼ご飯を食べていない子も割といるので、お腹にたまるものを持って行ったりもしていました。

 

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更しておうえんいただく方法もあります。

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

 

 

夏休み!!


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夏休み、子ども達はどんな過ごし方をしていますか?

夏休みは、子どもが家にいる事がストレスと感じるという方が多いといいます。

お昼ご飯を作るのが面倒とか、子どもの宿題に関するストレスなんていうのが多いようです。

宿題に関しては、だらだらしていて宿題になかなか取り掛からないとか、宿題の丸つけや、自由研究や読書感想文に対してアドバイスしたり、なんていうのがストレスを感じるところではないでしょうか。

子どもにとっては、だらだらできるのが夏休み。言っても言わなくても宿題が進まないなら、ストレスをためるだけ無駄です。いっそのこと放置して任せてみるのも手です。意外と、自分でやらなきゃまずいなって思うかもしれません。

ストレスためるより、夏休みにしかできないこと、ぜひ、楽しみましょう♪

まずはプール三昧!

暑い夏、無料の市民プールや学校のプールもいいけど、青森県内、意外と水が冷たくって、長く入ってると、唇がむらさきになって、すぐ寒くなっちゃいます。

午前も午後もプール三昧で、日焼けで肩が痛いなんていう子もいます。

そんなとき、夏でも温水プールが子ども達には人気です。

料金も子ども300円~100円と、手ごろで、ウオータースライダーがあったりするのもうれしい。

市民プールで子どもの付き添いで、熱い中待ってるよりは、大人も一緒に入って楽しんだ方が、絶対楽しいので、親が連れていけるなら、ちょっと車で温水プールに連れて行ってみるのもいいと思います。

南郷屋内温水プール

25mプール/6コース、ウォータースライダー、児童・幼児プール、ジャグジー、採暖室
月曜休館
大人510円
小中学生300円
幼児200円
付き添300円

三沢市屋内温水プール



一般プール(25m×6コース)・幼児用プール・ウォータースライダー・ジャグジー
月曜休館(夏休み中休みなし)
大人510円
中学生以下100円
毎週土曜日、市内の小中学生無料
オムツの取れてない乳幼児は入れません。
三年生以下保護者同伴。

東北町北総合運動公園内温水プール

一般プール(25m)・流水プール・ウォータースライダー
町外:大人450円
高校生以下150円
町内:大人300円
高校生以下100円

※以下、弘前と黒石は、温水プールではありませんが、
ウォーター滑り台があるプールです。

城北ファミリープール

(弘前B&G海洋センター敷地内)夏休み無休
幼児プール、流水プール、ウォータースライダー、
小、中学生110円、
高校生210円、
一般320円

小学校三年生以下は、
成人一人につき二名まで
同伴可

黒石運動公園プール
青森県黒石市緑ヶ丘182

流水プール、ウォータースライダー、幼児プール、25mプール
7月20日から8月20日まで(予定)
(ただし8月13日だけは休業します。
また、天候により休業することもあります。) 

★利用時間 
2時間単位で3回に区切ります。
 ☆1回目 午前9時30分~11時30分
 ☆2回目 午後0時30分~ 2時30分
 ☆3回目 午後3時30分~ 5時30分

★保護者の付添い 
小学3年生以下の児童には保護者の付添いが必要。
(付添人は無料但し、
付添人1人につき子ども2人まで) 

2時間
一般470円
中学生230円
小学4年生以上110円
小学三年生以下100円

プールの外に子供用の遊具あり

以下は、料金ちょっと高めだけど、親子で一日遊べそう。

バーデハウスふくち

天然温泉を利用した、ウォータースライダー 、幼児プール、流水プール
運動浴プール、歩行浴プール、スイミングプール(25m)
温泉施設
大人1030円
3歳以上中学生以下520円


五所川原し~うらんど

東北ではここだけのタラソテラピー(海水)のプール。ここはウオータースライダーはないけれど、大人も子供も楽しめる施設。
八月は休まず営業しています。
中学生以上大人1020円
4歳~小学生510円
3歳未満無料(ただし、お子様用プールのみ)

いろんなプールをあちこちいってみるのもいいかもしれません。

温水プールや、ウオータースライダーがあるプールは、大人も子供も楽しめちゃうので、とってもおすすめです♪

ただし、場所によってはおむつの取れていない子は入れなかったり、注意が必要なので、それぞれのプールの情報を調べてから行ってみましょう。公共施設だと、月曜休館があったりするので、要注意です。

青森県内以外でも、家族で楽しめる施設はたくさんありますので、いろいろリサーチして家族で楽しんでくださいね♪

お祭り三昧!!

青森県内、お祭り期間に突入しました。

八戸三社大祭を皮切りに、青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原の立佞武多と、あちこちでお祭りがあります。

私も弘前出身なので、ねぷたやねぶた、太鼓の音には血がじゃわめぎます(血が騒ぎます)。

お祭りシーズンはじっとしていられないのが性分。あちこち、お祭り、身に行くぞ~!!と、一人、張り切っています。

★黒石ねぷたまつり 7/30~8/5

★八戸三社大祭 7/31~8/4

★弘前ねぷたまつり 8/1~7

★青森ねぶたまつり 8/2~7

★五所川原立佞武多 8/4~8

★田名部まつり 8/18~20

★のへじ祇園まつり 8/22~24

★三沢まつり 8/22~25

★つがる市馬市まつり 8/23~25

ここに紹介した以外にも、まだまだあります。花火大会もありますし、夏フェスもたくさんあります。

お祭り情報をチェックして、夏のお祭りを楽しんでください。

海や川も捨てがたい!

海で泳ぐのも楽しい!

磯遊びも楽しい!

身近な川だって、友達と一緒なら楽しい!

山奥のきれいな川まで行けたら、なお楽しい!

水切り、石投げ、石探し。生き物見つけて、釣りに挑戦してみたり。

トビケラ、カワゲラ、きれいな川に住む生き物、見つけられるかな?

こちらは、白神山地の河原で見つけた水晶の石。

拡大してみると、めっちゃ水晶!

川原の石探しも、石好きにはたまらない面白さです。石好きな子供には、河原や海辺で探せる宝石を紹介した、こんな本もおすすめです。

近所の田んぼでカエル取りも楽しいし。

湖で晩ご飯のシジミ採りなんていうのも、一石二鳥。

釣りも、暑いけど、釣れたら楽しい。

今年は何度か挑戦しているけれど、天候に恵まれず、今のところまだ釣果は上がっていないので、そろそろまた挑戦してみたいと思っています。

正直言って、私達親は、釣りに関しては素人。

とりあえず行ってみるか!と行くので、釣れないっていうのもあります(苦笑)。潮の流れとか、早朝や夕方がいいとか、海釣りには、いろいろ条件があるようですね。

親だって、まだまだ知らないことはたくさんあります。

でも、失敗するから、学ぶこともあって、そのうち、子どもの方が詳しくなっちゃうかもしれないし、とにかく、いろんなことに挑戦させてみたいなって思います。

夏休みに仕込んでおきたい

夏休みの、お昼ご飯を作るのがストレスになると答えた親御さんのアンケート結果もあります。

毎日のお昼ごはん、麺ばっかりで飽きてきちゃうなんて言うのも、夏休みあるあるです。

年齢にもよりますが、たまには、子どもに料理をしてもらうっていうのはどうでしょう?

子どもに料理してもらうためには、まずは、子どもが料理できるように仕込む必要があります。

晩ご飯の料理を手伝ってもらうとか、一品づつでも、作れるものをレクチャーしておくと、「今日はあなたに任せたわ!」って、言える日がきます。

ご飯とみそ汁ぐらいは作れるようにしておくのをお勧めします。ごはんとみそ汁さえ作れたら、何とでもなります。

プラス、卵料理でもいいし、カレーでもいい。簡単にできる料理を子どもに任せてみてはどうでしょうか?

うちでは、魚を釣ったら、子どもに裁いてもらいます。自分が釣ったものだから、面倒くさがったりしないで、一匹一匹、ちゃんと処理してくれます。

 

そして、プレーパーク!

他にも、夏休みなら、あちこちお出かけしたいところはあるでしょう。科学館や、水族館に行ったり、夏休みのイベントに参加したり、家で読むための本を借りに、図書館行って涼むのもいいと思います。

そんな夏休みに、何しよう?に、プラスしたいのがプレーパーク!!

やっぱり、子どもにはたっぷり遊んでほしい。

帰ってきたら、バタンキューで寝れるくらい、たっぷりたっぷり遊びつくして欲しい。

いろんな友達と遊べるのがプレーパークのいいところ。

青森県内、夏休みもあちこちプレーパークをやっています。

プレーパーク情報

【青森・こももプレーパークin合浦公園やおぜん広場】

9:00~15:00(8/9,19のみ11時から防災DAY)

8/8,9,10,11,19,20,21,22 開催

【はぴちるプレパ】

★学校プレーパーク

十和田市立ちとせ小学校のプール横にて

13:00~17:45

毎週水曜日開催(雨天中止)。※8/14はお休みします。

★8/16(金) 田子プレーパーク 

田子タプコピアンプラザ・14:00~18:00

田子の夏祭り、BON-FES内でプレーパークを開催します!

★8/17㈯ 若葉公園プレーパーク

10:00~15:30

※若葉公園は、現在屋内グラウンド建設中で、駐車場が使えません。サッカーグラウンド駐車場も、試合があれば使用できなくなります。北園小学校近くのコインパーキングか、土曜であれば、合同庁舎の駐車場も使えます。ちょっと離れていますが、路駐で捕まらないよう、ご注意ください。

 

★8/31(土)野辺地キャンプマーケット内でプレーパーク開催

柴崎地区健康レクリエーション施設

プレーパークは11:00~17:00まで。

※ナイトマーケットは17:00~21:00

寄付のお願い

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更しておうえんいただく方法もあります。

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

 

子どもと楽しむ川遊び


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今年もホタルキャンプの季節がやってきました。昼間は川遊びしながら、暗くなったらホタルを見よう!そんなホタルキャンプですが、今年は予定していた二日目は雨予報。

キャンプするのを楽しみにしていた子供たちですが、今年は無理せず、急きょDAYキャンプに切り替えての川遊びでしたが、川での生き物探しや、川探検、夜はホタルも見ることができ、川遊びとホタルキャンプを満喫した子供たちです。

川遊びとホタルキャンプをレポートしつつ、子どもと楽しむ川遊びについてお話ししたいと思います。

川遊びに必要なもの

川遊びをするとなったら、必要な持ち物がいくつかあります。

・川遊び用の靴

・着替えはたくさん(乾きやすい速乾性の素材が良い)

・長袖長ズボン

・タオル

・救急セット

ここまでは必須です。以下は、あるといいもの。

・ライフジャケット

・虫よけ

・虫網や魚取り網

・虫かご

・ジップロック

 

中でも、大事なのは靴と着るものです。

【川遊び用の靴】

川遊びでは、必ず靴を履きましょう。

川底にガラスの破片が落ちていることもあるし、釣り人が落とした針が落ちていることもあります。バランスを崩して、尖った石や岩で足を怪我してしまうこともあります。

川遊び用の靴は、専用のウォーターシューズがあればそれに越したことはありませんが、年に一回ぐらいしか使わないし、子どもの足は毎年大きくなるし、わざわざ買うのは・・・という方は、普段はいているような靴で構いません。洗い替え用の靴などで十分です。

ですが、ビーチサンダルのようなかかとが固定されないタイプのサンダルは、すべりやすく、サンダルが川に流されやすいので不向きです。

普通の長靴だと、ちょっと深さがある場所では、すぐに長靴が水没してしまうので、長靴も不向きです。

川底の石はごろごろ動くし、苔がついていると滑りやすいので、足元が大切です。

子どもの持ち物ばかりに気をとられ、大人はビーチサンダルでも大丈夫、と思っていてはいけません。子供と手をつないで歩いていて、大人が滑って、子どもを道連れに転んでしまうこともありますから。大人こそ、足回りはしっかりしたものを用意したいものです。

そして、夜は花火を楽しみたい、という場合や、虫刺され対策のためにも、靴下と、普通の靴も用意してください。裸足でサンダルだと、虫にも刺されるし、花火の火花でやけどする危険もあります。夜は、足を守るためにも、普通の靴も用意してください。

【着るもの】

子どもはどんなにびしょ濡れでも、楽しければなかなか水遊びを終わりにできないものです。そして、常に流れている川の水は冷たいものです。ぶるぶる震えていたり、唇が青くなってたりしたら、早めに水からあげて、着替えさせてください。

そんな子供たちには、綿素材の物よりは、速乾性のある素材の方が川遊びには適しています。おむつのとれていない赤ちゃんの場合は、紙おむつでは水を吸って重くなって動きが取れないので、水遊びパンツを利用するといいでしょう。

そして、子ども達は、一度着替えてからも、またすぐに水あそびで濡らしてしまいます。「もう着替えないから、濡らさないの!」なんて言わなくて済むように、着替えはとにかく多めに持っていくといいでしょう(上下3~4着あるといいと思います)。

寒くなってしまった時のためにも、どんなに暑い日でも、長袖長ズボンは必須です。キャンプまでするなら、夜は虫に刺されやすいので、子どもが「大丈夫」と言っていても、着せてあげるようにしましょう。朝晩は思いのほか冷えることもあるので、長袖長ズボンは必須です。

今は、ラッシュガードという、速乾性のあるものもあるので、必要に応じて用意してもいいと思います。

また、黒い服は、ハチが寄ってくるので、できれば黒ではないものがいいでしょう。

さあ、川で遊ぼう!!

幼児さんには、ライフジャケットをつけてもらい、さっそく川遊びです!

石をめくってみると・・・

生き物発見!

次々見つけて集めてみました。

こんな時、虫かごは便利です。

トビケラの幼虫や、ヘビトンボの幼虫、ヤゴ、カワニナ、カエル・・・。

捕まえたものが、なんなのか、後でゆっくり観察したい。そんな時は、こんなハンドブックがあると便利です。こちらのハンドブックは、幼虫と成虫、どちらも載っているのと、その水生生物が、どんな水質のところに住んでいるかがわかる水質の環境を知ることもできるので、とてもおすすめです。

ちなみに、今回捕まえたトビケラやヘビトンボの幼虫、カワニナは、きれいな川に生息する生き物です。

こちらはトビケラ。

赤い頭のはヘビトンボ。

ヘビトンボの幼虫と、トビケラを一緒に入れていたら、ヘビトンボの幼虫がトビケラの幼虫を襲っていました。ヘビトンボの幼虫は肉食です。トビケラは、落ち葉や藻を食べているので肉食ではありません。そうやって、観察して、調べてみることで、生体がわかるのもおもしろいことです。

川を歩いていると、桑の実発見!唇を桑の実の紫に染めながら、夢中で食べます。黒いのは甘いけど、赤いのは酸っぱい!

手の届かないちびっこさんには、ママがとってあげてます。酸っぱい!!

カワニナ集めたり、桑の実食べたりしながら、上流のダムの直下まで探検。

笹船ならぬ、アシ船。船を作って流すんだけど、流れがゆっくりなところではなかなか流れていかない。比較的流れが速い所を探して流してみます。

船を作るのも、初めてです。

午前中はこんな感じで軽く遊んで、川の生き物がいそうな場所を探ったり、川の流れの早そうなところや、深そうなところなど体感しながらも、滑りやすい川底の歩き方に慣れていきます。

水切りしたことない子は、石の選び方から、できる子にレクチャーを受けます。

ひとまず休憩

「もっと川で遊んでいたい」という子供の気持ちもわかるのですが、川遊びにも休憩は必要です。1時間半ほど遊んだので、一旦お昼休憩で川から上がります。

着替えテントをたてておいたので、ひとまず濡れた服を着替えさせ、お昼ご飯を食べて腹ごしらえ。

お腹が落ち着いたら、もう遊び始める子ども達。

待ちきれずに、「早く川行こうよ!!」の声。

「よし、じゃあ、みんな準備ができたら行こう!。トイレ行きたい子は今のうちに行っといてね」と声をかけ、再び川へ。

川の下流へ探検

いよいよ午後は、下流へ探検です。

小さい子には、大人やお兄さんお姉さんがついて歩きます。

ちょっと深そうなところや、流れが早そうなところは、大人がサポートしながら一人づつ渡ります。

ちびっこさんもパパと一緒に。

木の枝で深さを確認したり、助けが必要な子には手を貸しながら、歩きやすいルートはどこか。様子を見ながら進んでいきます。

こっち、結構深いよ。

二歳の女の子は、ず~っとパパやママと手をつなぎながら、鼻歌歌いながらご機嫌さんです。

ここは、川岸以外は深くなってるスポット。深いところを行きたくない人は、山側を通ります。

最後は抱っこで、ちょっぴり眠くなってきた女の子。

ついに目的地へ!!

目的地にたどり着いた後は、いったん橋の下に戻って、深みで魚探し。

魚はいるんだけど、深いとこ入ってると、だんだん寒くなってくる。

私は泳ぎた~い!!冷たくてもへっちゃら!!

午前中捕まえたトビケラをつるに結び付けて釣ってみようか・・・。でも、うまく結べない。

魚、見えてるのにすばしっこくって捕れないのがもどかしい!

魚~~!!

しばらく頑張ったけど、子ども達、結構冷えてきていたので、あきらめて戻ることに。私は一足先に戻って、火をおこします。

川探検、実は一人だけ気分がのらずに、親御さんと探検行かずに残っていました。

その間も、たまたま見つけた釣り針で釣りをしてみようかと挑戦しようとしてみたり、川岸にいたヘビを観察してたりしていたようでした。

行きたくない子を無理に連れていくのか、残してそこで別なことで遊んでいてもらうか、そういうところも迷うところではありましたが、結果として、彼はそれでよかったようです。

雨が降ってもなお、遊び続ける子ども達

みんな川から上がってきて、本日の着替え2回目。

着替えてスッキリしたところで、焚き火でマシュマロ焼き。

マシュマロもいいけど、今回は焼きするめが好評だったようです。

子ども達がマシュマロ焼いて焚き火にあたっている間、お母さんたちは晩御飯の支度。

子ども達に調理してもらおうと思っていたんだけど、川ですっかり冷えた子ども達、のんびり焚き火であったまって、おやつでお腹を満たしている今のうちに、早めに晩御飯作らないと間に合わない。

と、いうことで、手の空いたお母さんたちや、学生さん、お手伝いしたいちびっこさんで晩御飯支度にとりかかります。

子ども達はというと、マシュマロ焼きの後はスイカ割り。

スイカ割りも終わると、サッカー。

そうやって遊んでいる間に、だんだん霧雨が…

子ども達は濡れていようが平気で遊んでいるので、「カッパ着て~」と、声かけます。

水鉄砲も始まって、もう、雨でぬれてるのか、水鉄砲でぬれてるのかわかりません。

あんまりびしょぬれになっちゃった子は、寒がっていたので、この日三回目のお着換え。着替えた後も、屋根の下をぐるぐる走り回って鬼ごっこ。

そのうち、どろぼう鬼ごっことか、ストーカー鬼ごっことか、訳の分からない遊びになってきます。

そうこうしている間に、ごはんもできました。

ダッチオーブンでは鶏肉とジャガイモ、玉ねぎのハーブ煮込み。

ズッキーニと人参とごぼうの天ぷら。つまみ食いでズッキーニは半分ほどに。

学生さんに伝授されたせんべい汁。ねぎとせんべいの入れるタイミングが大事。

ず~っと雨の中、走り回っていた子供たち。いただきま~す!!

食べて、片付け終わったら、一旦、みんな集まって、相談タイム。

ホタル見たい!!

子ども達も、雨でぬれて寒くなってきているのと、雨の中、ホタルが飛ぶ確率が低いことが考えられること。ホタルが飛ぶ時間は、21時頃と、少し時間が遅いので、それまで子ども達が大丈夫か、ということから、みんなはどうしたいか?という話し合いをしました。

お迎えの子には、念のため早めのお迎えをお願いしてありました。

この後花火までやって、ムリはせず、そのまま解散にするか、ホタル見られる確率が低くても、もうちょっと頑張ってホタル探しに行ってみたいか。

子ども達は全員、「ホタル見たい!」「探してみたい!」

と、いうことで、ホタル探しの時間まで、もう少し頑張ってみることに。

そうと決まったら、さあ!花火だ~!!

お姉さんと一緒に♪

花火が終わって、デザートをつまんでいる間に、結構いい感じに暗くなってきました。

よし!ホタル探しに行ってみようか!

弱い霧雨の中、懐中電灯片手に昼間川遊びした川にかかる橋の上から下を見ると・・・

「電気消して!!」という声に、みんな懐中電灯を消します。

「いた!!」

ふわりふわりと川面を舞うゲンジボタルと、パッパとフラッシュのように光るヒメボタル!

「うわ~!!」と、みんな大興奮!

網で捕まえたヒメボタルを観察し、「結構小さいんだね」。

川の下に下りて行ってみると、先に下りて言ってた子ども達が、何やら騒然としています。

「どうした?」って近づいてみると、

「リス!!」「捕まえた!!」

網の中をよ~く見て見たら、なんと、うさぎ!!

野うさぎの赤ちゃんでした。

「かわいい~!!」「さわらないで!」「ちっちゃい子にも見せてあげて!」

と、やいのやいのと大人も子供も大興奮。

みんなで見た後は、草むらに返してあげました。

 

花火で終わりにしなくてよかったね~。

頑張ってホタル出る時間まで残っててよかったね~。

ホタルも見れたし、うさぎまで!

こどもたちって、ほんとにすごいな~って思います。

忘れられない夏の一日となりました。

 

さあ!夏休みも始まった!子ども達よ、いっぱい遊ぼう!

ホタルキャンプは、ホタルの時期もあって、毎年夏休み前なのですが、今は、子ども達はもう夏休みに突入しています。

さあ!いっぱい遊ぼう!

とにかく遊ぼう!

夏休みに入った子ども達、一緒に遊べる友達さえいれば、きっと、何をやっても楽しい。

そんなあほみたいに遊ぶ子供時代の夏休みは、始まったばかりです!

はぴちる今後の予定

★8/16(金) 田子プレーパーク 

田子タプコピアンプラザ・14:00~18:00

田子の夏祭り、BON-FES内でプレーパークを開催します!

★8/17㈯ 若葉公園プレーパーク

10:00~15:30

※若葉公園は、現在屋内グラウンド建設中で、駐車場が使えません。サッカーグラウンド駐車場も、試合があれば使用できなくなります。北園小学校近くのコインパーキングか、土曜であれば、合同庁舎の駐車場も使えます。ちょっと離れていますが、路駐で捕まらないよう、ご注意ください。

★夏休み中、毎週水曜の学校プレーパーク!

13:00~17:45までちとせ小学校プール横にて開催

※雨天中止

夏休み中は、8/14のみお休みします。

8/31(土)野辺地キャンプマーケットにて、はぴちるプレーパーク。

柴崎地区健康レクリエーション施設

プレーパークは11:00~17:00まで。

※ナイトマーケットは17:00~21:00

 

友だち追加

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

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11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

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皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

子ども時代の遊びをあなどるなかれ


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七夕の日、愛知県でプレーパークや、森のようちえんや、児童館の館長さんなどやっている、ガクちゃんエミちゃん夫妻が、はるばる青森までやってきてくれました。こももさんで企画してくれたプレーリーダー研修の一講座としてきてくれたガクちゃんエミちゃん。

子ども達の幸せを願う想いは一緒で、本当に素敵なご夫婦でした。

そんなガクちゃんエミちゃんの子どもの遊びのお話しの中から、共感したお話しを織り交ぜながら、子どもにとって大切な事、私たちが日々子供たちと関わる中で感じている、『子ども時代の遊び』について書きたいと思います。

「良かれと思って」様々なことが子どもの自ら育つ力を奪ってる!?

このブログの中でも何度も言うことですが、最近の子ども達の忙しさは、私達の子どもの頃に比べてけた違いです。塾に、習い事、部活など、本当に多忙な子供たち。

平日の放課後、友達と遊ぼうにも、遊べる友達がいない。

塾と習い事の合間の30分だけしか遊べないとか、スケジュールで埋め尽くされた子供たちの放課後は、珍しいことではなくなってしまいました。

部活動としての野球ではなく、遊びとして野球がしたくても、遊ぶ場所もないし、それだけの人数が集められない。

ドラえもんの中で、ジャイアンが「のび太!野球に入れてやるから来い!」なんて言って、空き地でみんなで野球ができるなんて、そんなことはもうなかなかできない時代です。

スイミングやピアノにバイオリン、習字やそろばん、華道や茶道、踊りなどの文化的なものまで、子どもの習い事はたくさんあります。

野球やサッカー、バスケットボールにハンドボール、体操教室、レスリングや空手や少林寺、ダンス教室にバレエなどなど、スポーツも様々。

子どもがやりたいと言ってやっているものもあれば、親が、これやっといたらいいんじゃない?という感じでやっている習い事まで、親が良かれと思ってやっている習い事の数々。そのすべてが悪いと言っているわけではないのだけれど、子どもが本当に好きでやめたくない、どうしても続けたい、というならいいのです。

大人は、習い事を続けることにも、結果や効果を求めがちです。例えば子どもが習い事を辞めたいといった時でも、やり抜く力がつかないからやめさせないほうがいいんじゃないかとか、すぐあきらめちゃう子になっちゃうんじゃないかとか、そんなことでやめさせないこともあるようです。

遊びに関しても結果を求めることもあり、将棋史上最年少プロ棋士 藤井聡太さんの直観力を育てた積木・立体パズル、キュロポが紹介されたときには、キュロポがある児童館で、「これがあのキュロポよ。せっかく来たんだから遊びなさい。」と、言わんばかりの保護者が来られたとか。

でも、子供にとっての遊びとは、こんないいことがあるから遊ぶ、というようなものではありませんよね。

遊ぶときの過程が大事なことで、無駄なことや、失敗も繰り返しながら、試行錯誤して、結果、自分がはじめ考えてた遊びじゃなくなってたって全然かまわなくって、どんなくだらないと思えることでも、それでも、「あ~!面白かった~!!」って言えるもので、子どもの内面から湧き上がるやりたい思いが表現される、それが、子どもにとっての遊ぶことなのです。

そこに、意味づけすることは本来は意味のないことです。

私達が関わってきた子供たちの中でも、例えば、昔の子ども達は誰でもできていたような、クローバーの花冠作りができない小学生がたくさんいるのですが、伝承遊びが親から子に伝えられていない、ということもあるけれど、そもそも、親も子供も、草っぱらに座り込んでクローバーの花冠を悠長に作っている時間が、そもそもないのではないかと気づきました。

ほんとは、暇が子どもの遊びを生み出すんです。

大人が良かれと思って、子どもに用意した様々なことは、実は子供が、自ら遊んで育つ力を奪ってるってこともあるのではないでしょうか?

今の子供たちが遊べなくなっているのは、遊べないんじゃない。

本来、遊ぶ力は持っているけれど、時間、空間、仲間の3間がないから遊べない。ただそれだけなのではないかと思うのです。

先日、近所で不審者が出たということで、帰りに様子見がてら子どもを迎えに行ってみました(普段は迎えに行ったりなんてしないんですけど)。

息子と、うちに良く来る友達は、車通りが少ない道路とはいえ、まあ、あっちの田んぼにオタマジャクシがいたとか、こっちの田んぼはどうだとか、道路を横切り右に左に、縦横無尽です。

そして、それと対照的に、きちっと右側に寄って、列をなして歩く子供たちがほとんどでした。

これは、帰りが遅くなるわけだと納得しました。

これ、本来は学校帰り、寄り道してはいけません。田んぼでいたずらしてはいけません。というのが学校の決まり。

でも、自分の子どもの頃のことを思うと、こういうより道は当たり前で、毎日遊びながら帰ったし、ともすると、帰りのお団子屋さんでお団子ひと串友達とお小遣い出し合って買い食いしたりなんてこともしてたわけで、こんな子ども達を怒ることは、私にはできません。

むしろ、ああ、この子達は遊べる子ども達だな~って、ちょっぴり安心してしまうのです(安心してはいけないのかもしれませんが)。

もう一度言います。今も昔も、子ども達には遊ぶ力はあるのです。奪っているのは、大人であり、社会ではないのでしょうか?

子どもはそもそも危なくて、汚くて、うるさいもの

子どもはそもそも、危ないことをするし、汚くて、うるさいものです。

ハイハイしだすと、いろんなものを口に入れるし、つかまり立ちできるようになると、机の上の物を片っ端から口に入れたり投げたり、気が付けば階段上ってたり、炊飯器に入ってたり、台所に来ては包丁に手を伸ばし、歩けるようになったらなったで、ちょっと目を話すと水たまりに入るし、泥だらけになるし、食べ物も手づかみするし、興奮するとキャーキャー言うし、大声で泣くし、小学生になったら、キャーキャー言いながらどたばた走り回るし。

でも、どれも子供そのもので、子どもって、そもそもそういうものです。

大人が考えもつかないような遊びを考える天才だし、そんなこと?!って思えるようなことに熱中してみたり。

でも、それが本来の子どもの姿です。

高い所からジャンプしてみたいとか、自分の限界に挑戦するようなこともします。その過程で、本当に危ないこともあるのだけれど、命の危険がない限りは、そういう子供らしさをそのままに受け入れてあげたい。

台所の上に置いてある包丁に手を伸ばしたら、それはもう、命の危険があるので止めます。包丁は、子供の手の届くところには置きません。その代わり、お母さんの言うことがわかるようになってくるころから、一緒についてあげて、キュウリや、バナナ、トマトなど、切りやすいものを一緒に手を添えながら切ることはできます。

何が危険で、何が危険じゃないか、それは、そばにいる大人が見ている必要はありますが、何でもかんでも危ないからさせない、失敗しないように手を貸してしまうのは、挑戦するチャンスを奪っていることにもなります。

子どもは、遊びの中で、いろんなことを試しているのです。

先日も、『自然育児サークルてくてく』で、(長靴じゃないから)水たまりに入らないようにパパに言われてた2歳児さん。パパがいなくなったスキに、水たまりに入っちゃいました。

でも、その、嬉しそうな事。

ちゃんと、パパの方を確かめ、いたずらぽく確信犯的に(笑)。

押すなと言われれば押したくなる、ダチョウ倶楽部のように、やるなということほどやりたくなる。のぞくなと言われればのぞきたくなる。

どうも人間は、禁止されたことはやりたくなってしまう生き物のようです。

だから、そもそも、子どもってそういうものだよね。

自分もそうだったしね。

って、思えたなら、もっと子どもの危険で汚くてうるさいところに、寛容になれるんじゃないのかな?って思います。

『公園では大きな声は出してはいけません』なんて、子どもにはそもそも無理です。それは、ここで遊ぶなというのと同じこと。

それでは子どもの行き場がなくなってしまいます。ゲームして過ごすより他ないじゃないですか。

この話をしていたら思い出したのがはたこうしろうさんの『にちようびの森』。

大人の都合で子供らしさを奪っていないだろうかと、せつなくなっちゃう絵本です。

そういえば、ガクちゃんエミちゃんの話の中で、ペットボトルをつないでいかだを作った子どもの話があったのですが、うちにも似たようなことがありました。

これ、中学生になった悪ガキたちです。

ふらっとやってきたと思ったら、「ペットボトルちょうだい!あるだけ出して!」「ガムテープもちょうだい!」というので、出してやったら、その辺にあった板使って、何やら作り始め、「できた!」と言っては水路に走っていきました。何かと思えば、やはりいかだでした。座ってみるものの、沈んでしまいます。浮力が足りない。

ということで、戻って、ペットボトルを増やしたり、いろいろ試します。

最後は、ちょっぴり浮いて、流れに乗れたらしいのですが、何せ流れていますから、板につかまっています。

つかまったまま流されるものだから、指があちこちにこすれたらしく、結局血だらけになって戻ってきました。

大人からすると、バッカだな~!って思えることでも、彼らにとってはもう、ワクワクが止まらないわけです。うまく流れていく自分しか想像できない。

結局、一人が血だらけになったところで、終了したわけですが、こうやって遊びって生み出されていくもんなんだな~って思うのです。

子ども達よあほみたいに遊べ

以前、「あほみたいに遊んでごめんなさい」と書き残して死んでしまった女の子の事件があったときに書いた記事があるので、よかったら、以前の記事もご覧ください。

子ども達よ、あほみたいに遊べ

どうか、子ども達があほみたいに遊ぶのを、温かい目で見守ってあげて下さい。

子どものやることは、大人の想像できる範囲を上回ってきます。

それを楽しんで欲しい。

楽しめるようになったら、こんなに面白いことはないです。

悪ガキたちの様々な悪さも、今となっては笑えます。

意味もなく、体に砂を塗りたくるだけの遊びもします。

おしりで滑るだけが段ボール滑りじゃない。立ち乗り。転がり。いかに変な滑り方で滑るか?遊びはどんどん発展していきます。

自分でバケツの水をかぶるなんて、バカなこともしたくなるものです。

泥団子だって、作ったら投げたくなっちゃうものです。

雨が降れば、わざと濡れたくなるものです。

穴掘って、秘密基地を作ってみたくなるものです。

でも、穴の中には蚊が集まりやすいので、みんな、蚊に刺されて、かゆいかゆい言っています。

こんなあほみたいに遊べる子ども時代を、どの子にも、たっぷり味わって、遊びつくして欲しいです。

子どもの育ちのために

もうひとつ、森のようちえんをやっているエミちゃんのお話しの中で、自然の中で遊ぶことについてもお話がありました。

児童精神科医の故佐々木正美先生も、室内と外では、雲泥の差だとおっしゃっていたと。

そこには季節の移ろいがあり、昨日つぼみだったのに今日は花が咲く。花にチョウやハチが集まる。風が吹き、雨が降り、花が散る。そういう季節の変化がある自然は、それだけで子どもの五感を刺激します。アリやテントウムシ、バッタやチョウ。子どもたちの興味を引く動く虫たちもいっぱい。水や泥、砂、木の肌触り。自然に勝る教材はありません。

大人だって、子育てで、辛くなっちゃったときでも、外にいる方が、家の中で子どもと二人っきりでいるより、ずっと楽なのです。

それは、やっぱり自然の持つ力が大きいのです。自然の中にいると、子どもを怒ることが少なくなります。

それに加えて、一緒に遊べるお友達なんかがいたら、実はもっともっと子育てが楽になるのです。子ども同士で遊び合い、時にはケンカもするけれど、そこから学ぶことは大きいはず。ケンカも一人じゃできません。相手があってこそ。

一人で家に子どもと二人きりでこもっているより、たとえ子ども同士ケンカしたとしても、外で子ども同士が遊ぶのを見守っている方が、ずっとず~っと、お母さんにとっては楽なのです。

幼児期、大人は、自然と子どもをつなぐ人であり、子供同士をつなぐ人でもあります。「ここにこんな面白いものがあるね」と、気づかせてあげることもあるだろうし、子どもが見つけた面白いもの、きれいなもの、不思議なものに寄り添い、共感してくれる存在でもあります。

時には、善悪や、危険を教えたり、季節の行事を一緒に楽しみながら伝え、道具の使い方を教えることもあるでしょう。

子どもを見守るとは、ただ見ているだけの放任とは違います。

まなざしを向けている、ということです。予測される危険を取り除くことも必要だし、体調や気持ちの変化を見守り、対応することも必要です。

子どもがケンカしたときも、とめたくなっちゃうけれど、親御さん同士、「見守ってみようか?」と、お互い声がけできるなら、ケンカさせてみるのもいいでしょう。

大人はつい、ジャッジしたくなり、あやまらせたり、解決しようとしたりしたくなってしまうけれど、必要なのは見守ること(固いものでたたいたり、ひっくり返ったときにテーブルや石や、固いものがそばにないかとか、予測される危険は取り除きつつ)。ケンカの後に、子どもの気持ちを代弁してあげたり、抱っこしてお話を聞いてあげたり、気持ちに寄り添うだけでいい。それだけで子ども達はまた、何事もなかったかのように遊び始めるのです。

すぐに手を出さず、子どもを信じる勇気も必要です。

たまには、子ども連れてお母さん同士でおしゃべりする時間も

そして、今回のエミちゃんのお話しで、一番子育て中のママさんたちの心をわしづかみしたのは、このお話し。

安く借りられる施設で、子育て中のお母さん同士集まってのお泊り会!

子ども達は、日中は子供同士へとへとになるまで走り回って遊んで、食事は持ち寄ったり、準備も片付けも楽なものにして、とにかく子ども達はバタンキューで眠れるようにしてあげて、子どもが寝静まったら、お母さん同士集まって、夜通しおしゃべり!

会場の母たち、みんな、これやりたい!!って。

そういえば、私も、上の子たちの時やってたな~って思いだしました。

お母さんがいっぱいいるから、ほんと楽なんですよね。

家族ぐるみで毎年スキー合宿行ったり、キャンプしたり。子ども達は好き勝手に遊んでいる中、母たちはおしゃべりしてたり。

父たちがビール片手に台所に立って料理したり。

子ども達を寝かせる前にお話読んだり。

赤ん坊のお世話を、いろんなお兄ちゃんお姉ちゃんがしてくれたり。

ちなみにこの赤ん坊は、うちの末っ子五か月の頃。

抱っこしてるのは、あの、大絵描きのすみれお姉さん。

夜の母たちの団らんの写真は、残っていませんでしたが、本当に、こういうのが楽しかったな~。

子ども達も毎年泊りに行くのが楽しかったし、母たちも、すごく楽しかったんですよね~。

夜、母だけの女子トークができるのもいいけど、家族ぐるみで、父たちが飲みながら語らいあうのもなかなか楽しそうでしたよ。夜な夜な、父母混ざってカードゲームして遊んだこともあったし、とにかく楽しかったな~。

こういうの、毎年やるといいですよ♪大きくなった今でも、子ども達、あの頃楽しかったな~。またあんな風に合宿したいな~って話しています。

はぴちる今後の予定

★7/14~15 川遊び&ホタルキャンプ(募集締め切り)

★7/20㈯10:00~15:00

若葉公園プレーパーク

★8/16(金) 田子プレーパーク 

田子タプコピアンプラザ・14:00~18:00

★その他毎週水曜の放課後は、学校プレーパーク!

15:00~17:45までちとせ小学校校庭にて

※雨天中止

夏休み中は、8/14のみお休みで、毎週水曜13:00~17:45:まで開催します。

 

友だち追加

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

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シンドウサチコ


11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

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皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

 

 

やりたいことを選択できる幸せ


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プレーパークや、放課後の子ども達の居場所をしていると、本当に子どもたちは自由で、生き生きしています。

外で遊んでいたかと思うと、宿題する子もいるし、家の中で本を読みたい子もいれば、ただただおしゃべりしたい子もいる。

どの子も、にこやかで、心穏やかで、何より楽しそうです。

それは、安心できる場所があることと、自分でなにをするか、自分で選択しているからではないかと思うのです。

自分でやりたいことを選択できるのは、幸せなことだと思うのです。

やろうと思ってたのに

子どもに、「宿題やったの?」「片付けなさい」って言うと、「今やろうとおもってたのに!」「言われるとやる気なくなるんだよね」って言われること、ありませんか?もしくは、自分が子供のころいった記憶はありませんか?

自分でやろうと思っててやるのは、主体は自分にあり、責任も自分にあります。

でも、人に言われてからやるのは、主体は相手にあって、責任も相手に押し付けてしまいがちです。

例えば、宿題を終わらせられなかったから、朝早く起きて宿題やることだってできる。ちょっと早く学校に行って、学校でやるっていうのもぎりぎりありだと思う。できずに先生に怒られたとしても、休み時間に頑張って終わらせたら、それで済むかもしれない。自分が、どこで頑張るかを決めたらそれでいい。

家に遊びにくる子たちの中に、必ず宿題を持ってくる子がいます。

遊んでる途中でも、「おれ、5時になったら宿題する!」って、宿題し始めるんです。家に帰ってから宿題してもいいんじゃない?って、言ってみたんだけど、「家に帰ったら、ゲームしたいから」という返事。

なるほど、そういうことか。

でも、この子は、遊ぶ時間と、ゲームする時間、宿題する時間を、自分の中で決めているんです。

うちの息子は、6時まではめいいっぱい遊んで、ご飯の支度ができるまでの時間で宿題をやるって決めてるみたいです。たま~に、「宿題学校に置いてきちゃった!」って時も、「早く学校行ってやる!」って、頑張って早く支度して学校に行くこともあります。

それも、自分で決めたことだから、誰に文句言うでもなく、自分でただ頑張るだけです。

これが、中学校ぐらいになると、反抗期もあって、「勉強したの?」「ゲームばっかりやってないで勉強しなさい」なんて言っても、まったく言うことを聞かないばかりか、うるさがられて終わりです。

言っても勉強しないなら、言わなくたって同じです。

口うるさく言って親子関係が悪くなるぐらいなら、言わないほうがいい。

成績が落ちたとしても、自己責任です。

苦労させたくないと思うのが親心だけど、やらなきゃ!って、やる気スイッチが入らないうちは、何を言ってもやりません。その、やる気スイッチが、どこにあるかは、親にはとんとわからないのですが・・・。

信じるより他ありません。

毎日残業?

今の親御さんたちは、とにかく忙しいです。

子どもだけで家に置いておくのも不安だから、習い事で子どもの時間を埋めてしまっている家庭も多くあります。

月曜と木曜はそろばん、火曜はピアノ、水曜はスイミングと学習塾、金曜は英語塾、土曜はサッカーのクラブチーム、なんていう子も少なくありません。

本人がやりたくてやっているのならいいのですが、そうでない場合は、子ども達の自由な時間を奪っているだけではないのかな、と思うのです。

習い事や塾に忙しい子供たちは、毎日学校が終わった後に残業しなさいと言われているようなものだという話を聞いたことがあります。

よっしゃぁ!学校終わった~!今日はどこで誰と遊ぼうか?

この前の続きをやろう!

って、ワクワクした放課後が、本来の子ども達の姿だと思うのです。

放課後だけが楽しみで、早く学校終わらないかとそわそわしている。

放課後プレーパークに来ている子なんて、みんなそうです。

水曜は早く帰れる日だから、たっぷり遊ぶ時間がある!

一分でも一秒でも長く遊びたい。

雨予報なんてなったら、てるてる坊主作って、「どうか雨が降りませんように!」と、お祈りします。

本来の子どもは、遊びたくて仕方がないものです。それは、今も昔も変わらないんです。長いこと子ども達を見ていて思います。変わらないのです。

遊ぶ環境がない。遊ぶ時間がない。遊ぶ仲間がいない。だからしかたなく、習い事で時間をつぶしているのではないでしょうか。

子ども達は、遊ぶのが楽しみで仕方ない。そんなワクワクした子供時代を、過ごせているでしょうか?

ありのままの自分を受け止めてもらえること・共感してくれる人

子どもは遊んで育つものです。

遊びの中で、社会性や、人間性が育っていきます。

人と関わる力がついていきます。

塾や習い事ばかりで、友達と遊ぶ時間を削るよりも、大切な学びが遊びの中にはあると思っています。

塾や習い事も、本人がやりたいのであれば、それはそれでいいと思います。でも、何事もバランスが大事で、何にもない日も作ってあげて欲しいと思います。

ごろごろしたり、ボーっとしたりしてもいいと思います。友達と一日中遊びっぱなしでもいいと思います。

大人だって、仕事ばかりじゃ体がもちません。たまには何にも予定がない日というのも、リフレッシュするには必要なことです。

恐らく子供は、大人以上に自由な時間が必要です。

毎日残業なんて、嫌ですよね?

そして、そんな自由な時間を過ごすのに、安心できる居場所や、そばにいてくれる大人がいるのは子どもにとっていいことです。

昔の子どもは、どちらかというと、大人がいないところで遊んでいました。でも、そのぶん、地域の人の見守る目が合ったように思います。

でも、今の時代、子どもだけで遊ばせておくのは、何やるかわからないから不安だとか、不審者の心配やら、いろんな心配があって、なかなか子供だけで遊んできていいとは言えない地域もあるでしょう。

そんなとき、温かく見守る大人がいる居場所というのが、子どもにとって必要なのかもしれないと思っています。

ちょっとケガした時に傷の手当てをしてくれる。

「見て見て~!」という声に、「どれどれ」と、答えてくれる人がいる。

「おなかすいた~!」と言えば、食べ物が出てきたりね。

親御さんも普段は忙しく、ゆっくり子どもの「見て見て」に付き合えない日々があったりします。

でも、こどもは、見てほしいのです。くだらないことでも、一緒に笑ってくれる人がいてほしいのです。共感して欲しいのです。

そして、すごいじゃん!って、認められたいんです。

日々の子どもの小さな甘えを受け止めて満たしてくれる人が必要なのです。

児童精神科医の故佐々木正美先生の言葉に、「全面的に受容される時期があればあるほど、人間は安心して自立できます。ありのままの自分を承認されることが、このままの私でいいのだという安心感、つまり自信になります」と、あります。

勉強ができたからすごい、コンテストで賞をとったからすごい、ということよりも、日々の甘えを受け止めてもらえることが、その子にとっての一番の自信になります。

甘えと言っても、ゲームやおもちゃを買ってほしいという要求に、すぐに答えてあげることではありません。

たとえば、日々の食卓で、子どもが食べたいと言っていたものを作ってあげるとか、そういうことでいいのです。

最近の子ども達のブームはクレープです。来るたびに「新藤さんのクレープ食べたいな~」というので、可能な限り作っています。

自分が食べたいといったものを作ってもらえた。そういう小さなことが、受け入れられた喜びになります。

「子どもを、親の望むように変えるのではなく、子どもが望むような親になるのです」と、佐々木正美先生もおっしゃっています。

どうか、日々の小さな甘えを受け止めてあげて下さい。

はぴちる今後の予定

★7/14~15 川遊び&ホタルキャンプ(募集締め切り)

★7/20㈯10:00~15:00

若葉公園プレーパーク

★8/16 田子プレーパーク 

田子タプコピアンプラザ・14:00~18:00

 

 

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シンドウサチコ


11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

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子どもの自然体験で大切な事

先日、子どもの自然体験活動として、川遊びをしてきました。

大人の見守りは必要ですが、小さな子でも遊べる川で、みんなで石の裏をひっくり返して、生き物探しをしたリ、水切りしたり、ばしゃばしゃしたり、寒くなったら焚き火であったまり、虫取りや草花遊び、落ち葉遊びで一日たっぷり遊びました。

私達がこんな活動をするようになったのも、「自然で遊ばせたいけど、自分一人ではどうしていいかわからない」という声がチラホラ聞かれるようになったから。

川遊びは、水の事故の心配や、安心して遊べる場所がわからないなど、特に、自然遊びの中ではハードルが高いのかもしれません。

自然で遊ばせるうえで、そういった、危険の予測や、場所選びなどのポイントの他、子どもに対して、どんな関りをしたらいいか、ということをお話ししたいと思います。

自然の中の危険を回避すること

自然で遊ぶうえで、100%安全である、ということはありません。

でもそれは、家の周りにおいても、同じことが言えます。

子どもが道路に飛び出さないか。

ポイ捨てされたたばこを食べちゃわないか。

家の周りにだって、危険なことはあります。

でも、それは、あらかじめ、道路は車がビュンビュン通るから危ないよと、手をつないで歩いたり、拾ったものを口に入れないようにとか、そばについてあげながら、話して聞かせることで、ある程度回避できるでしょう。

それでも100%安全ということはありませんよね。

最近の事故でも、歩道を歩いていたのに車が突っ込んできてしまうことだって、あるわけですから。

でも、だからといって、お散歩しに、外へ出ないなんてことはないですよね?

では、自然の中では、どんな危険があるでしょうか?

川遊びの場合、なんと言っても、水の事故です。溺れないだろうか。流されないだろうか。

それも、道路と一緒で、大人がそばについてあげていることと、あらかじめ、どこが深いか、流れの早いところはどこか、確認して、子ども達にも伝えることも大事です。

同時に、小さな子にはライフジャケットをつけるなど、もしもの時のための備えもあるといいですね。

季節や場所にもよりますが、アブや、ブヨなど、刺す虫もいることもあります。虫よけをするとか、暑い日でも、長袖を着ることも、時には必要になってきます。

そして、足回りは、しっかりかかとが固定されている靴をはくことが、ごろごろ石が動く不安定な川の中を歩くのに必要なことになってきます。

川によっては、ガラスの破片が落ちていることもあったり、裸足では入らないようにしたいものです。

そして、川遊びの場合、濡れて遊ぶことも楽しく、転んで全身びしょ濡れになるのも、いい経験です。でも、濡れたままで長時間遊んでいると、体温が急激に奪われてしまうので、濡れてしまったら、がたがた寒くなる前に着替えることも大切です。子どもは、寒くても、まだ遊びたいと思えば、大丈夫!と言って、なかなか水から上がらないものです。でも、そこは、大人の声掛けで、一度上がって着替えたり、焚き火であったまることも必要です。

起こりうる危険をある程度予測しておけば、ある程度は回避できるものです。

ただ、これもやはり、100%安全だというわけではありません。

かつて、川遊びに行ったとき、近くの草むらで次男がマムシに咬まれたことがありました。その時は、即救急車を呼んで血清を打ち、一週間入院することになりました。

ただ、それも、ホタルを捕まえようと、真っ暗な草むらに入っていったことが原因だったので、そのことがあってからは、夜の草むらにはむやみに入らないようにと声をかけています。

木登りしようと思った木に、ツタウルシが絡まっていることもあります。

登って手をかけた木が枯れ枝だったら、ぽきんと折れて落ちてしまうでしょう。

そんな危険も、自然の中にはやっぱりあります。100%安全はありません。

でも、だからと言って経験させないのは、とてももったいないことです。

木登りの危険は、葉っぱのついている枝かどうかを見てから手をかけることで、回避できます。枯れてる枝があったら、わざと折って、下に落としてしまうといいでしょう。

そうやって自分で登った高い所から見る景色は、最高です。自分で登れた誇らしさで、自信に満ちた顔をしています。高い所から見下ろす大人は小さく見え、万能感を感じたりもします。

自然の中では、とても面白いものに出会えます。自然で遊ぶと、子ども達はイキイキしています。

どれだけ遊んでも遊び足りないぐらい、まだ遊んでいたいと子どもはいいます。

危険やリスクを知った上で自然に向き合うことが、大切なんだと思います。

自然の中で遊ぶ子どもを見守ること

先日、ある記事が目にとまりました。

それは、子どもの言葉の発達の遅れを気にしていたママのお話しでした。

その子は3歳で、同い年の子より、言葉が遅かったようです。

ある時ママはハタと気づきました。

私、他のママより口数が少ない方かもしれないと。

自分の言葉がけが少ないから、子どもは話さないんじゃないかと。

ある日、子供と自然の中に行ったとき、子どもがカエルを見つけ、観察していました。

ママは、この時とばかりに、子どものそばにしゃがみ込み、「カエルだね~。このカエルはね、初めはオタマジャクシと言って、水の中の卵から生まれるの・・・。」と、カエルについて説明しはじめました。

そしたら、急に子供が「ママ!だまって!ぼくはいま、かんじてるんだ!」と、ママのおしゃべりを止めました。

このママは、このことがあってから、言葉が遅いのを気にしなくなったそうです。ゆっくりと、その子なりの成長を見守ってやろうと思えるようになったそうです。

この記事を読んだとき、まさに子どもは、自然を全身で感じているんだよな~と、改めて思ったのです。

川に入った時、「つめたい~!!」って、身がぎゅっと縮こまるような感覚を思えたり、

ひたすらばしゃばしゃしてびしょ濡れになって喜んだり、全身で感じています。

小さくたって、水を感じています。

ガサガサした枯葉の感覚や、葉っぱの中のあったかさを感じたり。

花冠作りながら、葉っぱのやわらかさや、お花のにおいを感じています。

草相撲しながら、茎の固さを確かめています。

木登りしながら、枝の広がりを感じています。

高い所から眺める景色やスリルを感じています。

一方で、どこか、木に守られているような、そんな感覚も味わっています。

全身で自然を感じ、感覚の扉を開いている子供たちのことを、せかすことなく、そっと、でも、温かいまなざしで見守ってあげたい。

そう思います。

 

センス・オブ・ワンダー

レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』の中から、紹介したい1文があります。

********************

わたしは、こどもにとっても、どのようにして子供を教育すべきか頭を悩ませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。

・・・・

美しいものを美しいと感じる感覚、

新しい物や未知なものに触れたときの感激、

思いやり、憐み、賛嘆や愛情などの様々な形の感情がひとたび呼びさまされると、次はその対象についてもっとよく知りたいと思うようになります。

そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。

もし、あなた自身は自然への知識をほんの少ししか持っていないと感じていたとしても、親として、たくさんの子どもにしてやることができます。

 

たとえば、子どもと一緒に空を見上げましょう。

そこには、夜明けや、黄昏の美しさがあり、流れる雲、夜空にまたたく星があります。

子どもと一緒に風の音を聞くこともできます。

それが、森を吹き渡るごうごうという声であろうと、家のひさしや、アパートの門出ひゅーひゅーいう風のコーラスであろうと。そうした音に耳を傾けているうちに、あなたの心は不思議に解き放たれていくでしょう。

雨の日には外に出て、雨に顔を打たせながら、海から空、そして地上へと姿を変えていく一滴の水の長い旅路に思いを巡らせることもできるでしょう。

あなたが都会で暮らしているとしても、公園やゴルフ場などで、あの不思議な鳥の渡りを見て、季節の移ろいを感じることもできるのです。

さらに、台所の窓辺の小さな植木鉢にまかれた一粒の趣旨さえも、芽を出し、成長していく植物の神秘について、子どもと一緒にじっくり考える機会を与えてくれるでしょう。

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私達は、周りの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。

しかし、目にはしていながら、本当は見ていないことも多いのです。見過ごしていた美しさに目を開くことは、しばらく使っていなかった感覚を呼びさますことでもあります。目、耳、鼻、指先の感覚を、今一度、子どもと一緒に取り戻すのです。

子どもと一緒に、自然を感じることです。

一緒に、おもしろいね~!すごいね~!きれいだね~!と、感動を分かち合うのです。

生き物や植物の名前を知らなくてもいいんです。わからなければ、後で一緒に図鑑をめくって調べてみたらいいんです。

調べてみたら、例えばカゲロウだったら、大人になったらどんな虫になるのか、知りたくなったりします。知りたくなったら、さらにそういうことも調べたらいいと思うのです。

今は便利な時代ですから、検索すると、すぐに答えを得ることができます。

でも、だからこそ、なんで?どうして?これ、何なの?って、不思議に思ったことを大事にしてください。興味がわいて調べたものや、実際に探して見つけたものに対する知識は、ずっと忘れないものになるでしょう。

たとえ、そのものの名前を忘れたとしても、あそこで、あんな色の虫がいた。あんなにおいの物を見つけた。って、後々思い出して、なんだったっけ?って、もう一度調べてみたくなったりもします。

好奇心の種は、ちょっとしたきっかけで、むくむくと芽を出し、伸びていくものです。

見守られる安心感の中で育っていく

何家族かで一緒に遊んでいると、我が子じゃない子を見守ってくれる人が必ずいます。

この二人も、親子じゃないけど、気づくと、すっと、誰かが小さな子の傍らについてくれます。

あたたかいまなざしで見守る大人は、自分の子に対してだけじゃなくてもいいのです。

自分の子も、よその子も、関係なく、こんな体験ができたなら、子ども達は、安心して感覚の扉を開くことができます。

いろんな子が、わらわらと木登りしようとするそのそばには、誰かが見守っています。

どの子がどのお母さんかわからないぐらい。

抱っこされてる赤ちゃんのママは、別な人。

こうやって、みんなに見守られているから、安心してイキイキあそぶ子ども達。

時には、見守るだけじゃなく、大人はこんなにすごいんだぞ!って、本気で子どもと勝負してみたり。

ぐるぐるして~!!っていうリクエストに答えたり。

子どもが、「もうのぼれない~!」ってなったときに、どれどれ、こうやるとのぼれるぞ~って、見せたり。

時には憧れられる存在であるように、時には頼りになる存在であるように、時には横にいて一緒に寄り添ってくれる人であり、一緒に感動してくれる人として、子ども達の傍らにいたいな、と思っています。

 

 

子どもの見て見て!は、温かい目で見てあげて


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週末、子ども達のリクエストで、近所の子供たちをあちこち連れて歩くことも多いのですが、必ず、どこに行っても、「新藤さ~ん、見て見て~!!」という場面があります。

そんな時、可能な限り子ども達を見ています。すごいね、なんて言わずに、ただ笑ってみていることが多いです。

子ども達は、高学年であっても、見ててほしいようです。特別、褒めてもらいたいとか、そういうわけじゃなく、ただ、見てほしい。

暖かいまなざしを向けてほしいようです。

そこには、認めてほしいという承認欲求があります。そして、ちゃんと見てくれる人がいるという安心と、ともに一緒に過ごしてくれる人がいる、誰かと関わりたいという欲求があることを感じます。

それらの欲求をマズローの欲求5段階説といいます。

マズローの欲求5段階説

子どもが親や、周りの大人に「見て見て!」という時期は、幼いころによく見られます。

『できた!』『どう?すごいでしょ?!』『こんなことできるんだよ!』『すごくいいこと思いついたの!』

自信にあふれた子どもの「見て見て!」攻撃、皆さんも経験があるのではないでしょうか?

ほんとに「すごいね~!!」「おもしろいね!!」って思えることもあれば、大人からすると、大したことのないようなことや、くだらないな~と思えるようなことも多々あります。

でも、そのどれもが、子どもにとってはすごいことで、すごい発見で、すごく面白いことを共有したかったり、自分の思う『すごいこと』を共に共有し、共感して欲しいのです。

子どもの「見て見て!」が叶えられる状態というのは、マズローの欲求5段階説のうち、認めてほしいという承認欲求と、いつでも見守ってくれる安全欲求と、その場を共に共有、共感できる居場所としての所属と愛の欲求が満たされた状態であると言えます。

マズローの欲求5段階とは

①生理的欲求

②安全の欲求

③所属と愛の欲求

④承認欲求

⑤自己実現の欲求

で、1番から順に基本的欲求が満たされていくと、次の欲求が現れてくる、というものです。

①生理的欲求

①の生命を維持するための、食べることや、睡眠が満たされていないと、精神的にも不安定になってくるものです。

もし、お腹がすいてたら、持ってたお金を夢の実現のために使うより、食べ物を買うことに使うでしょう。

②安全の欲求

生命維持の欲求が叶えられたなら、次は、安心して暮らせる場所や、安全な事を望むようになります。健康なくらしや、経済的な安定も望むようになるでしょう。

生きていくための食べ物が満たされると、安心して暮らせる家や、金銭的な余裕を求めるようになります。

家庭の中は、安心できる場所でしょうか?「ただいま~!」と、帰ってきた時、ホッとできる場所でしょうか?

③所属と愛の欲求

安定的な土台が出来上がると、次は、集団に属したい、仲間や恋人がほしいなど、所属と愛の欲求が立ち上がります。

孤独を感じたり、仲間外れにされたりすると、不安になり、心が不安定になっていきます。

また、家庭が安らげる場所でない場合も、孤独を感じることになります。

人とつながることで、自分の存在意義を持つことができたり、自分を確立していきます。

SNSなど、インターネット上でつながりを持とうとするのも、所属と愛の欲求があるからです。

誰ともつながりを持てない孤独感は、心の土台を大きく揺らがせることでしょう。この時、「死」の一文字が頭をかすめたとしても、一線を越えるか超えないかは、その下の土台である安心できる居場所があったか?心の中に、安心、安全の基地がちゃんとあったか?というところが大きいのではないでしょうか。

④承認欲求

そうして、他者とつながりを持つようになると、こんどは、そこで、「認められたい」という欲求が出てきます。同時に、自分もやればできるんだ、というような自尊感情も承認欲求の1つです。

承認欲求が満たされることで、自分の存在価値を認め、自分に自信が持てるようになり、逆に、承認欲求が満たされないと、劣等感や無力感を持つようになります。

インスタやフェイスブックでいいねがたくさん集まるような投稿をしたい、というようなことも、承認欲求からくるものです。

⑤自己実現の欲求

①~④まで満たされると、初めて自己実現の欲求が満たされることになります。

自分の限界に挑戦したり、あるべき自分になりたい、という欲求、成長したいという欲求です。

でも、ここで、承認欲求が他者からの承認されることに依存している場合、何をやっても、認めるのは他者なので、本当に自分が満足することはありません。

ここでは、自分が自分を認めていけることが大切になってきます。

量子力学の観点から思うこと

ここでもうひとつ、違う観点から子供の「見て見て!」を考えてみたいと思います。

小難しいかもしれませんが、ここをなんとなく頭に入れておくと、ものの見方が変わってきます。

量子力学では、物質はすべて原子でできています。

そして、原子は、原子核と電子でできています。

そして、電子は波であり、その、電子の波が原子核の周りをまわっている、と考えたのが量子論です。

ところが、この電子の波の性質は、とても不思議で、見ていないときは波として広がっているのに、「見よう」としただけで、1点に収縮して発見されるというのです。

つまり、見ていないときは波として存在し、見た瞬間そこに現れる。見ようとするまでは、確定した事実は存在しないというのです。

そして、二重スリット実験によって、電子は観測者の意思により、何らかの変化がもたらされる、ということもわかっているようです

見ようとするからそこに存在し、観測者の意思により、結果が変化するというのです。

とても不思議な事ですが、どうも、量子の世界ではそういうことになっているようです。

量子論については、私もまだまだ知らないことが多すぎるので、詳しく語ることはできませんが、引き寄せの法則や、自己啓発で語られるいろいろな方法、言霊、すべて、切り口は違うけど、量子論と同じことを言っているように思うのです。

自分が発した言葉で未来が変わる。

自分が見たい世界をリアルに想い描く。

観察者(自分)の意思によって結果が変化する量子の世界。

不安を感じれば、不安に思ったことが現実になる。

自分が自分を認めることは、自分が自分の観察者であること。

自分が自分の観察者であることは、自己決定の主体性は自分であること。

他者が自分の観察者であることに依存した承認欲求は、自分が自分であることが、他者の観察にゆだねられているので、自己が確立しないということ。

思うままに書きましたが、子どもの「見て見て!」は、まだ、自己が確立していない時期の、自分という存在を確立するための大事な過程なのではないか、ということを感じます。

これは、私の感覚です。

この、「見て見て!」をないがしろにされてきた子供たちは、自分というものが揺らぎます。

他者によって、なんとか自己を確立しようと、問題行動を起こしてみたり、ウソや偽りで自分を大きく見せようとしてみたり、成長してから、異性に依存することで自己を確立しようとすることもあります。

そして、この、「見て見て!」に対する、観察者の私たちの意思も、子ども達を形作っていくのではないかということも、気を付けたいところです。

「面倒くさいな~」とおもって見ていると、その面倒くさいな~というものが子どもに影響するかもしれない、という可能性です。

可能な限り、愛のある温かい目で、子どもの「見て見て!」を見てあげられたなら、自分という存在に、自信を持っていけるのではないかと思うのです。

もちろん、面倒だな~と思うことも、私も正直あります。

でも、「見て見て!」と、行ってくれる子ども達が、かわいらしく、愛しいな、という想いは持っています。

だから、笑顔で子どもたちの見て見てに、可能な限り付き合います。

量子力学的にこうだからと、はっきりしたことは私にもわかりませんが、そういう影響もあるかもしれないということだけは、心にとどめておきたいと思うのです。

この子は育てにくい、大変な子供なんだと思って接する子供は、本当にいつも大変なことばかりやってくれますし、この子は天才かもしれない!すごいよね!って思って育てた子は、自分の能力を発揮して育っていくものです。

親の想いが、子どもに少なからず影響を与えているとしたら?

ある本で、子どもな2歳から6歳までにシータ波という脳波をたくさん出していると書いてありました。シータ波が出ている時には、よりたくさんの情報をインストールできる状態なんだとか。

その時期に、親のマイナスな思いが影響を与え、子どもの潜在意識に、自分はダメなやつだ、という情報がインストールされていたとしたら?

逆に、この時期、自信が持てるようなプラスのイメージがインストールされていたとしたら?

一度インストールされたものを書き換えるのは、大変らしいので、できることなら、この時期に、いいイメージをインストールしておきたいですよね。

とにもかくにも、「見て見て!」は大切に

ちょっぴり小難しく書きましたが、とにもかくにも、子どもが「見て見て!」と言った時は、できる限り温かい心で「すごいね~!」「面白いね~!」「ほんとだ!!」って、子どもに寄り添ってあげたいものです。

そして何より、「見て見て!」って言える大人がそばにいる環境をつくってあげたいです。

今後のはぴちる

★ちとせ小学校放課後プレーパーク(15:00~17:40)

10月いっぱいの毎週水曜まで毎週(雨天中止)

※夏休みは8/14をのぞく水曜13:00~17:40

 

★6/15㈯ 自然体験DAYキャンプ(10:00~15:00)

【内容】川遊びと焚き火 ※雨天中止

【参加費】親子(子ども一人)で2000円

    子供一人追加につき+500円

【定員】親子5組

【持ち物】川遊び用の靴又は濡れてもいい靴、着替え、タオル

おむすびなどの昼食(汁物は準備します)、虫よけ、(あれば虫網や虫かご)

 

※締め切らせていただきました

 

★7/14㈰~15㈪ 夏の冒険キャンプ(11:00集合~翌日15:00終了)

【内容】川遊び&ホタルキャンプ

【参加費】※小学生以上は子どもだけの参加もOK

DAYキャンプ・・・大人3500円、4歳以上2500円、3歳以下500円

一泊二日キャンプ… 大人7000円、4歳以上5000円、3歳以下1000円

【定員】子ども10人程度に達した時点で募集終了いたします。

※締め切らせていただきました

★7/20㈯10:00~15:00

若葉公園プレーパーク(どなたも参加無料)

 

 

友だち追加

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】記号18420 番号07138981

シンドウサチコ


11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』