自然欠乏症候群が子供たちにもたらすもの


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雨上がり。水量調節のために水が止められていた水路にどじょうの姿を発見した子供たち。

昨日の子供たちは、どじょうすくいに夢中でした。

砂の中にもぐって姿をくらますどじょうですが、子供たちにあってはひとたまりもありません。砂ごと網ですくい取り、どじょうを次々バケツに移す子ども達。

もちろん、我が家に遊びに来る子ども達、ゲームも持ってくる子もいます。ゲームに夢中になっている事もしばしばあります。

それでも、ゲームより魅力的なのは、こういった「生き物を捕まえる」という、狩猟本能をくすぐられる遊びです。

ここに集まる子供たちは、こういう環境が身近にあるのでとても恵まれています。

でも、現代、「自然で遊ぶことから遠ざかった」子供たちに、様々な精神不安定や、それに伴う症状がもたらされることを指摘した『自然欠乏症候群』が知られるようになってきました。

高層マンションに住み、土から離れてしまった子供たち。公園で遊ばなくなった子ども達。塾や習い事で忙しくなった子ども達。ゲーム対戦ばかりで、外で遊ばない子供たち。学校は車で送り迎え。放課後は習い事。子どもたちが外遊びできる環境が当たり前になってしまっているところも少なくない現代。

自然から遠ざかった生活で、私達はどんな風に変化してきたのでしょうか?

自然欠乏症候群とは

アメリカやカナダで話題になっているのが「自然欠乏症候群」という言葉です。

リチャード・ルーブが出版した『あなたの子どもには自然が足りない』の中で提唱した「自然欠乏障害」という言葉から派生し、日本で知られるようになったようです。

一昔前は、泥んこになって遊ぶ子ども達や、日が暮れるまで遊び、家に帰ってご飯を食べ、お風呂に入ると猛烈に眠くなり、9時、10時には寝てしまう。それがごく当たり前だった子供の姿であったと思うのですが、現代は、外で遊ぶ子供の姿は少なくなり、学校の行き帰りも送迎され、放課後は学童や習い事や部活に忙しい子供たち。学童も、外で遊ぶ時間は限られ、地域によっては外遊びさせないところもあります。外遊びも、安全面から禁止する親御さんもいたり、そうなると、室内でゲームする子供が増えて当然の環境。

でも、こういった子供たちは、日本に限ったことではないようです。

海外では、子供を狙った犯罪が多いため、子供だけで歩かせないように、どこかに行くときは必ず保護者の送迎が義務付けられている国もあるようです。

のびのびと子どもが外で遊べる環境がどんどん少なくなっている現代で、「自然から遠ざかってしまった」子ども達が抱えている心身の問題が「自然欠乏症候群」なのです。

・集中力がない

・落ち着きがなくじっとしていられない

・忍耐力がなく、かんしゃくを起こしやすい

・他人に対する気遣いができず、友達とうまく遊べない

・平衡感覚が乏しく、よく転ぶ

・視野が狭く、すぐ横で起きていることや、横から追ってくるものに気づかない

スマホやタブレットなどの強い光を放つ平面を凝視して過ごす毎日は、運動機能にも影響を及ぼしています。

確かに、便利な世の中です。スイッチ一つで人の代わりに何でもやってくれて、室内は快適な状態に保たれ、安全で清潔な毎日を送れるようになりました。でも、それと引き換えに失っているものはあまりにも大きいのです。

 

「自然欠乏症群」になった子供たちは、健康診断をしても数値的な問題は見つからないことがあります。しかし、明らかに精神状態や行動に問題を抱えている子供たちが増えているのです。

「心も体も、なんだかすぐれない状態」

「気力、体力が不足している」

「いつも低空飛行」

「ちょっとしたことで落ち込んだり、憂うつになる」

「何をやっても楽しめない」

「ちょっとしたことでイライラしやすい」

「眠れない」

「いつもだるい」

そんな状態の子ども達、周りにいませんか?もちろん、これは、大人にも当てはまります。

自然を感じるには

最近、キャンプが人気だったり、少し前は山ガールや、苔ガールなんて言葉もありましたね。

それも、コンクリートに囲まれ、自然が足りないと感じている人たちが、原点に回帰しようとしているからではないかと思うのです。日頃不足している自然を補おうとするから、週末ガーデニングや、アウトドアの趣味を持とうとするのではないでしょうか?

たぶん、体ではわかっているのです。自分には自然が必要だと。

自然と言うのは、環境的な自然もありますが、規則正しく太陽や月のリズムを取り入れた暮らし方や、健康的な食事、住環境なども含まれます。

「自然が足りない」と感じたとき、まずできるのは、生活リズムを整えることでしょうか。

朝は太陽の光を浴び、窓を開け、風を感じ、鳥の声を聴き、一日をスタートさせること。

ご飯やだしの利いたお味噌汁。旬の野菜や魚などを食卓に取り入れたり、お花を飾ったり、季節を感じることだったり。

最近は、ミョウガやインゲンを収穫したので、食卓には、季節の野菜が並びます。

九月にはお月見もあります。季節を感じる行事を取り入れるのもいいでしょう。今年の中秋の名月は9月24日です。

日中はよく歩き、夜寝る前は、スマホやPC,タブレットから離れ、眠りにつきやすい環境を整えることだったり。

庭やベランダで家庭菜園を楽しむガーデニングで土に触れるのもいいでしょう。

子供が摘んできた野菜でおやつを作ってみるのもいいかもしれません。

昨日は、ニラをどこからか摘んできた子供たち。おやつにニラ入りお好み焼きを作ってあげたら、おいしいおいしいと、ぺろりと平らげました。

野菜を刻むのは子ども達。ソースかけるのも子供たち。一緒に台所にも立ちます。

朝や週末、空いた時間は近くの公園などを散歩しながら、木々が葉を揺らすさわさわとした音に耳を澄ませるゆったりとした時間を持つのもいいかもしれません。

うちに来る子ども達は、みんな木登りが大好き。そんな子供たちを眺めるのが、私は大好き。

もちろん、土日を使って質のいい自然に出向くこともおすすめです。海、山、川、湖・・・日本はとても美しい自然がまだまだたくさん残っています。きれいだな~と、思える環境に出向いてもいいでしょう。

人工的な光からシャットアウトされたキャンプをするのもいいでしょう。満天の星に、焚き火しながら過ごす夜は格別です。

自分の生活の中で、自然を感じられるシーンを少しでも取り入れていった欲しいと思います。大人ですら、自然が足りないと感じるんです。

子供は、五感を使って、様々な情報を取り入れ、脳を発達させる大事な時期です。

夏の暑い日、虫とりに夢中になったり、泥んこで遊んだり、びしょ濡れになって水で遊んだり、時には雨に打たれてみたり、秋の風を感じながらトンボを捕まえたり、ドングリ拾いに夢中になったり、季節を肌で感じながら遊ぶことは、子供時代にはとても大切な事。

何でもいい。季節を感じる、小さなことからでいい。自然を感じられる暮らしを取り戻していってほしいと思います。

そして、ここの子供たちは・・・

どじょうすくいに夢中になった子ども達。すくったドジョウは30匹ほどいたでしょうか。18匹と謎のオタマジャクシは我が家に残され、残りは一緒にどじょうをすくったお友達が持ち帰りました。

何だこれ!!と、見たこともないでかいオタマジャクシにびっくりする子供たちですが、ウシガエルか?ガマガエルか?しばらく飼ってみることにしました。

どじょうすくいの帰り道、子供たちとお話ししながら帰る帰り道。

こんな毎日が、この子達の原風景になっていくのだと思います。

手をすり抜けるどじょうのぬるぬるした感触

水の冷たさ

みんなで囲んで食べた食卓

何でもない話しながら帰る帰り道

自然に回帰するためには、子供時代に自然で遊ぶ必要があります。体に残った、自然の楽しかった記憶や、感覚を、再び取り戻したいと思えるからです。

時には大雨に飛び出し、雨を体全体で感じることもあるでしょう。

おーなり由子さんとはたこうしろうさんの、「どしゃぶり」という絵本。だいすきです。雨の中飛び出す子供たちそのものです。

 

自然の中の静寂を心地よいと感じる経験も必要です。

今の子供たちは、テレビ、スマホ、耳にはイヤホンして音楽を聴き、外部の自然な音がシャットダウンされています。車の音、工事の音、街頭宣伝カーの音、暮らしの中は、人工的な音だらけ。静かすぎるとかえって落ち着かない人もいます。

でも、本来の自然の中の静寂には、木々のこすれ合う音や、鳥や虫の声、風の音、いろんな音があるものです。

自然の音は、人に心の落ち着きと癒しをもたらします。

また、自然の香りもしかり。

人工的な香りに囲まれて、鼻はマヒしてしまいそうです。フローラルの香など、一見いい香りのようですが、人工的な香りのきつさに辟易している人もたくさんいます。柔軟剤や制汗シートなど、きつすぎる人工的な香りによる香害とも言われたりします。

本来は、自然の中にもたくさんの香りがあります。

土の匂い、雨の匂い、、草の匂い、森の匂い、焚き火の匂い・・・そういわれて、どんな香りかわかりますか?

日々、いろんな香りが周りにはあふれていますが、そういった自然の香りを思い出してみてください。

家では、毎年シソジュースや梅ジュースなんかも作るのですが、先日、八戸のなおママさんから教えていただいたハーブ水がなかなか良くって、近頃は、ハーブ水もお気に入りです。

庭でつんだミントやレモンバームを、ただお水を入れたポットに入れて、一晩おくだけ。

ハーブの香りがさわやかなハーブ水は、暑いときにさわやかです。

暮らしの中に、自然な香りも取り入れていきたいですね。

 

 

明日は三沢の中央公園祭りでプレーパークです。

どうぞ、公園に遊びにきがてら、プレーパークでも遊んでいってくださいね。

 

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忙しいさで心を亡くしていませんか?亡くした心を取り戻すには?


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青森では、ほとんどの小学校が夏休みも終わり、子供たちは学校のある日常へと戻っています。夏休みは私も仕事が休みなので、家にいたわけですが、子供たちが夏休みで家にいると、本当に忙しい。

朝も早くから子供たちがやってきて、朝から夕方まで、カエル取りや泥遊びや水かけ戦争。玄関は常に泥だらけで、家の中も、常にじゃりじゃりしています(笑)。時にはどこかへ連れて行ってほしいと言い、お昼の用意やら、おやつの用意やら、様々あって、買い物に行ってる時間もなかったり。

他にも、プレーパークやら、キャンプやら、お祭りやら。

予定のない日は、さて、今日は子ども達、どこに連れて行ってやろうか?今日は、家の周りでのんびり遊ぼうか?朝になってからその日の予定をたてたり。

それでも、そんな忙しさは、私にとっては楽しい忙しさで、大変さはあまり感じませんでしたが、晩御飯を食べさせたあたりには一日のエネルギーを使い果たして電池切れで眠りに落ち、朝になると充電されて再び活動できるという日々でした。楽しい忙しさは、体は疲れるけど、心は満たされていました。

同じ忙しさでも、楽しいことをしている忙しさと、やらなければいけないことをこなさなければならない忙しさとでは、心の疲れ方が違うように思います。

楽しい忙しさは、心は満たされているけれど、やらなければならない忙しさは、体の疲れとともに、心がすり減っていく。

「心を亡くす」忙しさと言うのは、後者の方ではないでしょうか?

忙しいと亡くす心はとは?

忙しいと、まず、気持ちの余裕がなくなりますよね。

何時までに~しなきゃならないから、今ものすごく急いでいるのに、そんなときに限って子供は兄弟げんかを始めてみたり、食事中に水をこぼしたり、イヤイヤしてみたり。

そうすると、ママはイライラしてきます。

気持ちに余裕があるときなら、黙ってみていられるようなこととか、水をこぼしたって、「あ~あ。」で済む話。でも、心に余裕がないときは、つい大きな声で叱ってしまいます。

気持ちに余裕がないときは、人のちょっとした言葉に傷ついたり、人の行動が気になってイライラしたりもします。なにも手伝おうとしない旦那さんにイライラしたり、私一人がこんなに忙しくしてるのに!という、トゲトゲした気持ちになっていくものです。

気持ちの余裕とは、時間の余裕でもありそうです。

ほんの30分でも、自分の時間をゆったりと過ごせたら、そんなにトゲトゲせずに済みそうですが・・・。

そして、もう一つ、忙しいとなくするのが感謝の気持ち。

ちょっとしたことに、「ありがとう」という気持ちが薄れていきます。

忙しいときなんかだと、夫婦、お互い補い合うのが当然でしょ、と、やって当たり前だと思ってしまいます。

そして、「やさしさ」や、「思いやり」の心も薄れていきます。

ごみが落ちていたら、気持ちに余裕があるときなら、拾って歩いたとしても、忙しければ、『今はムリ!きっと誰かが拾ってくれるでしょ』と、落ちてるゴミを見ても素通りしてしまいます。

気持ちの余裕って、とても大切なことではないでしょうか。

でも、そうは言っても、気持ちに余裕なんて持ってる暇もない、と感じている人もいるでしょう。

どうしたら気持ちに余裕が生まれるでしょう?

気持ちに余裕を持たせるために必要な事

夏休み中、キッズキャンプのさなか、お手伝いに来ていたすみれお姉さんがもってきてくれていたハンモックが、たくさんの子供たちが遊んでいて、ビリリと破れてしまいました。

ハンモックが下につかないように、ハンモック自体をピンと張りつめて、設置していました。

たくさんの子供たちが乗っているうちに、ピンと張りつめていたところに、大きい子が体重をかけたらビリビリ!って裂けました。20年も使っていたというハンモック。ごめんね、すみれちゃん。

でも、これって、人の心も同じこと。

ピンと張りつめて、忙しさで突っ走り続けている時、無理に無理を重ねて、重い重圧が来たときに、心が壊れてしまう、もしくは、体が悲鳴を上げることもあるでしょう。そんなこともあるのです。

何にでも、ある程度緩みが必要です。車のブレーキやアクセルにも遊びがあります。遊びがないと、急発進、急ブレーキなど、危険があるからです。

まじめで頑張りすぎてしまう人ほど、この、緩みが少ないように思います。

子育てや育児、これが正しい、こうしなければならないと、思えば思うほど、できない自分を否定したり、つらくなるものです。

何にでも緩むこと、遊びが必要です。

緩むために

緩むために一番必要なのは、呼吸です。

「息する」ことは、「生きる」 こと。

そして、「長息」 は、「長生き」 につながります。

「いのち」 の語源は、「息の内」 または、「息の道」 であるともいわれます。

そして、「息」は、「勢い」 にも通じ、「意気」、「粋」 にも通じます。

深く呼吸をすることで、体は緩んでいきます。

体が緩むと、感情が解放され、許すこともできるようになるといいます。

 

皆さんが深呼吸したくなるのはどんな時ですか?

森の中や、滝のそば。朝日を浴び、新鮮な空気を吸い込むときではないでしょうか?

森林浴で感じる凛とした香り。その正体は「フィトンチッド」と呼ばれる成分です。フィトンチッドには、心と体をほぐしてくれる癒し効果がたくさん。

滝のそばにはマイナスイオンがたくさんあります。

森の中や周辺で耳や目、鼻、手足、味覚等の五感のアンテナを研ぎ澄ませて、木々の息吹や風のざわめきを感じ、深呼吸してください。

自然の中には、ストレスを軽減し、精神を安定させる効果があります。

ただ、そんな森林浴をする余裕がない人でも、朝、窓を開け、朝日を浴び、空を見上げて深呼吸する。ただそれだけでも、だいぶ違うものです。

風を感じ、鳥の声に耳を傾けてください。

街路樹や、ちょっとした公園の木陰でちょっと深呼吸するのもいい。

気持ちの余裕は、自然を感じることで、自然に生まれてくるのではないでしょうか。

実際私も、おばあちゃんが亡くなる前、仕事と子育てしながら、介護もしなければならず、時間に追われ、気持ちの余裕がなくなっていきました。でも、そんな時こそ、自然の中に出て、リフレッシュしました。普段は、隙間時間に庭から摘んだお花を飾る程度でしたが、週末、ほんの数時間、車を走らせ奥入瀬渓流に行きました。

自分を保つのに、自然に触れることは、私にとって、必要なことでした。

私は、恵まれた環境に住んでいます。

庭には木が茂り、子供たちは木登りし、

庭のベリーを摘み、料理にちょっと必要な薬味は庭に出たらすぐ手に入る。

子供たちは水に触れ、泥で遊び、犬と触れ合っています。

私はそんな子供たちを眺めているのが、何よりうれしい。

そして、ちょっと疲れたときには、車を1時間ほど走らせれば、海も山も湖も、渓流も滝もある。

うんと疲れたときには、そうやって自然度の高い自然の中に出たほうが、チャージできるのです。

 

子供の感性を開くためにも大人に心の余裕を

そして、大人が、そうやって、気持ちに余裕を持つことは、子供たちにとってもいいことなのです。はじめにも書きましたが、気持ちに余裕がないときほどイライラして叱ってしまうものです。

そして、気持ちに余裕があると、ちょっとした自然に目を向けることもできるのです。

きれいな虹に感動したり、高い空に浮かぶ雲に秋を感じたり、

夕暮れ時のヒグラシの声にちょっぴり物寂しさを感じたり。

 

そして、そんな感情を、子供と分かち合ってほしいのです。

虹を見てきれいだね~と共に空を眺めたり。

夕焼け空を眺めながら、きれいな夕焼けだね~って、子どもの傍らにたたずんだり、

育てた野菜に花が咲いたら、「見て見て!お花が咲いたよ!」って話したり。

けっこう、そういうことは、子どもの方が感性が開いているので

気づいて大人に教えてくれることが多いのですが、

子供がゲームばっかりで、外でも遊ばない、

なんていう状況があるならば、

あえて、子供に気づかせてあげることも必要です。

共に感動する、感動を分かち合うから共感です。

子供たちの感性を育てていくのは、身近な大人です。

共に分かち合うことができたなら、子供たちはこんな風に表現してくれます。

大人も、気持ちに余裕がないと、そこになかなか共感するのは難しいでしょう。

日々の忙しさに、心を亡くしかけているなら、朝、窓を開け放ち、朝日を浴びて、深呼吸してください。

鳥の声に耳を澄まし、風が頬をなでていくのを感じてください。

 

 

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夏休み、様々な体験で子供時代を楽しもう!

ねぶたも終わると、青森の夏はあっという間に過ぎ去っていきます。

早くも夏休みも残すところと一週間。

前半は水遊びを中心に遊んだ子供たちですが、中盤も、遊びに遊びまくっている子供たちです。

キッズキャンプに、八戸三社大祭にねぶた祭、液体窒素を使った実験教室に、たんぼで山ほどカエル捕まえたり、東京観光、夜は秋祭りの太鼓の練習にと、楽しいことばかりです。

祭りの夏

青森の夏と言えば、青森ねぶた祭に、八戸三社大祭、弘前ねぷたに、五所川原の立佞武多、県内、あちこちお祭りがありましたが、我が家は、予定が詰まっていて、行けたのは、八戸三社大祭と、ねぶた祭。

三社大祭は、午前中お友達連れて三沢の温水プールに行った後、前夜祭に行ってきました。八戸の山車は豪華絢爛です。

ついでに、話題のマチニワにも行ってきました。水遊びできる、不思議で楽しい空間でした!

そして、別な日には、青森ねぶたで跳ねてきました。

ねぶたは、見るだけじゃもったいない!貸衣装もあるので、ねぶたに来ることがあれば、ぜひ跳ねてほしい。この日は跳ねてるうちに雨が降り出し、びしょ濡れになりましたが、そんな状況で跳ねるのも、ますますテンションが上がって、楽しいものです。一度跳ねたら病みつきになり、毎年、この時期になると血がじゃわめぐ(血が騒ぐ)のです。

そして、今日は十和田の花火大会です。火の粉が降ってくるような距離での花火は見ものです。

出店がたくさん出ている中で、長男の小学生時代からの友人がテキヤでバイトをしていました。忙しそうでしたが、笑って話ししながら、ポテトを入れてくれました。

そして、これから十和田は九月に入ると秋祭りです。夏休み中に始まった太鼓や笛の練習に、子供たちは毎日がんばっています。

それならばと、笛初心者の私も、今年は笛で出ることに決めて、子供たちと一緒に、一生懸命吹いて練習中です。笛は、娘が先生です。

「お母さん、大丈夫なの?酸欠になるよ(笑)」って呆れられながらも、悪戦苦闘しています。

末っ子も、今年から小太鼓で出るため、張り切っています。

秋祭りが楽しみです。

キッズキャンプ

八月前半、福島の子供たちに、十和田の自然の中でたっぷり遊んでもらおうと、『みんな地球の子どもじゃん』の企画によるキッズキャンプがありました。震災後はじめてから今年で五年目。

小学生だった子が、中学生になり、子供たちも、大きくなってきました。

私達も、子どもの遊びを見守るお手伝いをするために、キャンプに参加してきました。

一日中、湖に浸かり、遊びまくった子ども達。

なかなか水から上がらない子供たちの見守りで、3~4時間、水に浸かりっぱなしの大人ですが、子供たちが本当に楽しそうで、こんなに何の心配もなく思いっきり遊べることが、当たり前じゃないというのは、とても切ないことです。

今回も大活躍のすみれお姉さんは絵も上手だけど、アウトドアが何より得意。今回は五寸釘の釘ナイフづくりをやってくれました。

「鉄は熱いうちに打て」の言葉通り、鉄は真っ赤になった熱いうちに打たないとなかなか平たくなりません。とにかく熱して、カンカン打つ!

砥石で研いだ釘ナイフは、なかなかのものです。

すみれお姉さん、アウトドアでのクレープ屋さんでもあります。クレープ屋さんは大人気。

他にも、たくさんのスタッフが、おいしいご飯を用意してくれて、食材を提供してくれた人がいて、お母さんたちの癒しのためのワークショップしてくれた人がいて、たくさんの人たちが、ただただ、子供たちの幸せな今を体験してもらうことだけを考えて関わってくれたキッズキャンプは、今年も無事終わりました。

やっぱりプレーパーク!

夏休み中も、水曜の学校プレーパークは、晴れている時はやっています。

その他、先日は三戸川まつりでこももと共催で出張プレーパークでした。

今回は雨のため、初のトレーラープレーパーク。

けん玉やコマ回し、できない子に、息子がやさしくレクチャーしています。

トレーラーの中、所狭しと物づくりする子ども達。

色塗りに目覚めた子ども達は、自由に塗りたくります。

プレーパーク、やっちゃダメなことなどほとんどありません。え~!!そうやるの~?って思うようなことも、ぐっと言葉を飲み込んで、子供たちのやりたいようにやらせると、いろんな芸術家たちが現れ始めるんですね。

夏休み後半、プレーパークも続きます。

たくさん遊ばせたい!そんなときは、プレーパークへgo!

☆16日は10:00~15:00まで、七戸中央公民館でプレーパークです。室内なので、雨天でも遊べます。(七戸起業ガールズマーケットにて)

☆18日は10:00~15:00
駒っ子ランドプレーパーク 天気がよければ外で、雨天時は交流館にて。

☆19日は10:00~15:00まで椿山クラフトキャンプに、阿保プレ&はぴちるのプレーパークです。
(18日も,こもも&阿保プレのプレーパーク11:00~16:00)

 

弾丸東京ツアー

お盆は、末っ子の誕生日。去年は、末っ子、恐竜が見たいというので、旦那のお盆休みに合わせて、日帰り車中泊の東京ツアーに行きました。

今年はどうしようかと考えたとき、娘が中学に入ってから、ずっと、部活もあったし、私達は私達で、プレーパークやら、講座やら、いろんな予定が週末にあって、なかなか娘の行きたいところに連れて行ってやれなかったりしていました。三年生になって中学の部活を引退したのをきっかけに、今年のお盆は、娘の希望するところにい連れて行ってやりたいと思い、娘に聞いてみたところ、やっぱり東京行きたい!ってことで、今年も弾丸東京ツアー、行ってきました。もちろんやっぱり車中泊です。

娘は新大久保と原宿が見たいらしい。じゃあ、末っ子はどうしようか?

末っ子に、行きたいところはないか、何が見たいか、聞いてみたところ、「昆虫がいるところ」という返事。

国立科学博物館の昆虫展はどうかな?って思ったけれど、一足先に行ってきた人の話を聞くと、ほとんど標本で、生きてるのはほとんどいないということで、それじゃあやっぱりつまらないよな・・・。やっぱり、生きてる昆虫に会いに行こう!ということで決めた行先は、豊島園の昆虫館。

生きたヘラクレスや、カブトムシや、クワガタが触れる、穴場スポットでした。やっぱり、生きた本物に出会うと、子どもの目の輝きが違います。

昆虫メインではあったけれど、豊島園と言えば、プールや遊園地も有名です。今回はプールはあきらめて、遊園地と昆虫に焦点を合わせ、ジェットコースター、たくさん乗りました。

「楽しかった!また行きたい!」という息子の声に、連れて行ってよかったな、と思いました。

一方、行きは一緒に行った次男は、今回の旅行の目的は富士山登山!

ということで、途中で別れて、次男は一人富士山へ。

天気も心配したけれど、ご来光もしっかり拝めたようで、無事、富士山登頂を果たした様子です。

それぞれの夏休みを、満喫しています。

実験教室!

そして、この夏もう一つ。やってみたかったのがこれ。実験教室。

今回は、息子に企画してもらい、液体窒素の実験!

花を凍らせたら、ほんとにパリパリになるのかなあ?

凍ったバナナでくぎが打てる?

打てる!

風船を液体窒素に入れたら、なんだか楽しいことになったぞ!

液体窒素でアイスを作ろう!!

あっという間にシャーベット💛

 

そして、発電実験では、55円発電と、フルーツ電池。温度差発電や、活性炭での発電を実際やってみた後、導電性の塗料を使ってお絵かきしたもので、電気がつくのか実験です。

自分でいろいろ試してみるのがおもしろい。

一つだと、こんなに明るいけれど、たくさんつなぐと、LEDはつくけど、光は弱い。抵抗が大きくなるからのようです。

単三の電池でははじめうまく電気がつかなかったけど、9v電池なら、LEDがついたり、電気が通るはずだけど、電気がつかなのはなぜかとか、失敗の中に、どうすれば成功するかのヒントがあります。

実験は失敗がつきものです。99回失敗しても、たった一回成功すれば、それでいいのです。実験とは、そういうものです。

第二部の、つかめる水は、分量を間違え、だめになってしまい、代わりに磁石にくっつくスライムづくり。

スライム遊びに夢中になる子ども達。

実験は、ほんと、楽しい。

どこに行かなくても、友達と過ごす

と、まあ、ここまでは、いろんなところに連れて行ったり、体験がたくさんの夏休みですが、たとえどこに行かなくとも、友達さえいたら、それだけで楽しい夏休みです。

寒い日なのに、朝から水鉄砲戦争してみたり

たんぼにカエルやドジョウ探しに行ったり

濡れて寒くなったから、火を焚いて、マシュマロ焼いて食べたり、火遊びしたり。

お腹すいたら、じゃがいもダッチオーブンで焼いて、ピザも作って食べて。

最後は泥あそび。

3回着替えた子もいて、それでもまだまだ遊びたい。

遊びは変化しながら、いつまでも続きます。

それも、一つの体験です。

 

ザ・夏休み!~子供たちの夏

夏休みに突入して一週間。

子供たちは誰かしら、毎日やって来ます。

たった一週間だけど、濃い一週間。

川に、湖に、海にプール。

背中がヒリヒリするほど遊び尽くしてる子供たちです。

そんな、ザ・夏休みの子供たちの様子をレポートします。

夏とえば水遊び!

夏と言えば、海! 友達つれて行って来ました。

十和田からは、車で40分ほどの三沢ビードルビーチ。

海だ~❗って、走っていく子供たち。

波に揺られ、とにかく楽しそう♪

波と戦う男❗

でも、三沢の海は、だいたいいつも寒くなる。長い間は入っていられない。ぶるぶるしてきたら、砂遊びです♪

私も、子供たちに負けじと、砂遊び♪

砂かけて~❗っていうから、こんなことして遊んでみたり(*´∇`*)。

人魚のつもり(笑)

波打ち際に穴掘って、波から穴を守るんだ❗とか、無意味に思えることでも、とにかく楽しい❗

砂だらけの体を洗うために再び冷たい海に入ってきたり、貝拾いに夢中になったり。とにかく海は楽しい♪

さて、お次の水遊びは、水かけ戦争です♪

暑い夏になると、必ず繰り広げられる、水の掛け合い。

ムックは水が嫌いなので、とっても迷惑そう…(笑)。かわいそうなので、安全地帯に避難してやりました。

そしてまたあるときは、泥遊び。庭に掘った穴に水をためての泥遊び。

泥風呂に入った泥だるま。

泥団子を投げてぶつけたり、カッチカチの泥団子作ったり。

 

そしてまたある時は田んぼでカエルとり。

面白いようにカエルがとれます。

この日とったカエルは、143匹❗

数えたい❗っていうから、数えるために連れ帰り、もちろん、最後は離しましたよ(*´∇`*)。

 

別な日には、昆虫探しに行きたいというので、川遊びと昆虫探し。

木登りしたり

昆虫探し。この日は、コクワガタのメスを一匹見つけただけでしたが、子どもたちは満足したようです。

そしてまたある時は、湖でしじみ採り。

遊びながらも、晩御飯の味噌汁には十分な量をゲット♪

そして、水遊びっていうわけではないけれど、海と言うことで、お父さんが休みの日には、釣りも。

釣った魚は、サヨリ、小サバ、イワシ。

うちに帰ったら父子料理です♪魚も子供がさばきます。

唐揚げにしたのはお父さん♪みんなの晩御飯になりました。

美味しかったよ♪ありがとう💕

夏を描こう!

絵を描くのが好きな高校生の子達による企画、「夏を描こう!」です。

はぴちるは、高校生の子たちに場を提供し、集客、当日の子どもたちのサポートに徹しました。

午前中は、夏休みの宿題の絵を描くのを、高校生の子達がサポート。

午後は、大きなクジラの絵に、みんなでさらに絵を重ねていきました。

下絵は、前日に、高校生の子達が書き上げ、当日は、クレヨンで子供たちが絵を描いていきました。美術を学んでいる子たちや、絵の好きな子たちの描いたクジラの下絵は、それだけで圧巻です!

上にはお花、下には海の街を描きます。

仕上げはクジラに手でペタペタ。

こんなアクロバティックなお絵描きも、こんな大きな紙だから♪

この日も暑い日だったので、お楽しみにはかき氷♪

自分達で氷を削って、好きなシロップかけて、食べ放題のかき氷♪

休憩時間には、ちょっぴり外に出て、木登りしたり、サッカーしたり、大縄跳びしたり、子供たちはいつでも元気です(*´∇`*)。

最後にできた大きなクジラの絵❗

高校生達の素敵な企画、子供たちにとっても、高校生にとっても、いい夏の想い出になったのではないでしょうか。

夏休みもプレーパーク

学校プレーパークは、夏休み中は、午後13:00~17:45まで、普段より時間延長してやっています。木工したり、ハンモックやったり、水鉄砲戦争したり、プール帰りの子供たちが遊んでいきます。中には、プレーパークめがけて来てくれる子もいるのはうれしいことです。

そして、月に一度の駒っこランドのプレーパーク。天気のいいときは、外でのプレーパークです。

ハンモックに

シャボン玉

お絵描き

水遊び

虫とりに、オタマジャクシすくい。

もちろん、木工も。

こんな風に、とにかく遊び尽くす子供たちの夏休みは、まだまだ続きます‼

 

今後のプレーパーク&夏の企画

★毎週水曜 15:30~17:30 十和田市ちとせ小学校校庭にて放課後プレーパーク(雨天中止)

夏休み中は13:00~17:45 プール横にて

※8/8(水)は学校プレーパークはお休みします→若葉公園プレーパークです

★8/5㈯ 10:00~16:00三戸川まつり(熊原川特設会場)にて出張プレーパーク

★8/16(土)しちのへ起業ガールズマーケット@七戸中央公民館にて出張プレーパーク

https://www.facebook.com/events/574004312967359/

★8/18㈯ 10:00~15:00 十和田市駒っこランドプレーパーク

★8/19(日)11:00~15:00 椿山クラフトキャンプ(夏泊半島 椿山)にてプレーパーク

(クラフトキャンプは18,19の二日間で、両日プレーパークがあります。はぴちるは19日のみお手伝いします)

 

また、夏のはぴちる企画として実験教室があります。

★【小学生 夏休み実験教室】
8/10(金)
①午前の部 10:00~12:00
②午後の部 13:00~15:00

場所:東コミュニティセンター 実習室にて

参加費:各回500円
定員:各回15名

※1,2年生は保護者同伴

内容:
①液体窒素実験&発電実験
②触れる水をいろんな飲み物で作ってみよう&発電実験

こちらの実験は、我が家のギター職人の長男が行います。

申し込み、問い合わせは、ブログページ上部の、はぴちるのお問い合わせフォームからでも結構です。氏名、学年、①か、②のどちらに参加するか(または両方)を明記の上、お申し込みください。まだ若干空きがあります。

 

長男が、どんな仕事をしているか、先日デイリー東北に、取り上げていただきました。

ネットから読める記事はこちら↓

http://news.line.me/issue/oa-daily-tohoku/994db15c210d?utm_source=Facebook&utm_medium=share&utm_campaign=none&share_id=jji31670417514

 

長い夏休み。今日から八戸三社大祭も始まり、ねぶた、ねぷた、立佞武多、各地でお祭りもあります。

子ども達には、まだまだ楽しいことがたくさん待っていますね♪

今年の夏は暑いので、熱中症に気を付けながら、たっぷり遊ばせてやりたいものです。

 

 

 

蛍キャンプ2018~ホタルと遊び編


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キャンプから一週間経ち、子どもたちは夏休みに突入してしまいました。

長い長い夏休みのスタートです。

修了式直後から、夏休みだ~~!!ってやってきた子供たちは、さっそく水かけ戦争をしています。

夏休みの子どもたちも楽しいのですが、その前に、ホタルキャンプでの川遊び以外の子どもたちの様子を、忘れないうちにアップしておきたいと思います。

 

自分たちの力で

キャンプ場に到着後、まず最初にやったのは、テントを建てること。

自分たちが寝るテントを、自分たちで協力して建てます。

テントを建てたら、自分の荷物はテントの中へ。

昼食を食べながら、ホオの葉っぱの風車のつくり方を教えてくれるすみれお姉さん。

うまくできると、こんな風にクルクルよく回ります。

川遊びから戻ってからは、着替えてスイカ割りしてからの自由遊びの時間。ハンモックや綱渡り、野球や虫捕り。思い思いに遊びます。

こぞって木登りに挑戦!

遊んでる子どもたちに声をかけて、晩御飯の準備手伝ってくれる人~?って聞くと、みんな元気に手をあげてくれます。

何人か、手分けしてやってもらいます。

ゴボウのささがき頑張るのは五年生のお姉さん。

玉ねぎ刻んだり、じゃがいもの皮むく男子たち。

米とぎ担当。

盛りつけも、それぞれ。

ダッチオーブン料理は大人担当。

自分たちでできることは自分たちの力でね。

スイカ割りの思い出

スイカ割り、実は子供たち、結構楽しみにしています。普段はもったいないし、なかなかやることのないのがスイカ割り。

みんなが、こっちこっち!!もっと右!もう一歩前!!なんていうので、みんなの言葉を信じて進んでいくわけです。

友達を信じてなきゃ割れませんよね(*^-^*)。

割ったスイカに群がる子ども達。

細かく砕けたものまで、食べますよ♪

そしてお次は焚き火でマシュマロ焼き♪自分でマシュマロ刺す棒を調達しに行きます。

二個焼けるような、枝を見つけてきた欲張りは息子(*^-^*)。さすが、いい焼き加減です。

焚き火と花火と、それからホタル

そして、ご飯の後は蛍が出る時間までもう少し時間があるから、たき火を囲みつつ、花火タイム。

だんだん暗くなってきました。

暗くなってきたところで、ホタル探しの暗闇探検!

昼間見た、橋の上から見下ろすと、ホタルがいたいた!ふわ~ん、ふわ~んって飛んでます。ゲンジボタルです。そっと捕まえてみると、手のひらで光ります。

川面から、林の方に目を向けると、林の中にもホタルがいます。

ピカッピカッ!とフラッシュのように光るのはヒメボタル。林の中はクリスマスツリーのようです。今回は、ヒメボタルの時期にばっちり当たって、最高の年でした。一週間ずれると、これほど光はたくさんではないでしょう。

大きい方がゲンジボタルで、小さい方はヒメボタル。

ゲンジボタルはきれいな川に住むホタルで、ヒメボタルは一生林の中で暮らすホタル。こんなに小さいのに、光はとても強いのにみんなびっくりします。

ひっくり返してみると、おしりがちゃんと光ってます。ゲンジボタルは発光器が二本光っているので、オスです。ヒメボタルは発光器が一本だったのでメスです。

ホタルは成虫になったらエサは食べず、水滴をなめるのみ。成虫になってからは一週間から10日の命。その短い期間に光で交信し、結婚相手を探し、種を残すわけです。だから、ホタル探しの時は、懐中電灯を使わず、ホタルの光による交信を邪魔しないように、暗闇で目を凝らしつつ、ホタルの光をうっとり眺めるのがいいのです。

そんなお話ししながら、一回り。

キャンプ場に戻ると、焚き火が赤々と燃えていて、ちょっとホッとする子ども達。

帰ってくると、酒田父さんが仕込んでくれてたジャガイモと玉ねぎのダッチオーブン料理ができています。たき火を囲んで夜食にありつける贅沢な時間。

子どもたちは、食べ終わるとテントの中でお化け屋敷か?何やら楽し気に騒いでいます。そのうち、静かになったな~と思っていたら、一人、眠れないと抜け出してきた子と、まだ眠らずに焚き火の周りにいた子が数人。

誰かが炊事場に行ったら、クワガタを見つけてきました。

それからが今度は昆虫探しの時間に。

本気で探すのは大人や大きい人たち。

でも、クワガタ見つけるのは決まって子ども達。

電気の下にはいろんな生き物が集まってきます。オオミズアオは、ガなんだけど、青くてきれいな色をしています。

結局この夜、五匹のミヤマクワガタのオスとメスを捕まえました。大物もゲット!

水も大切な資源

夕べは興奮しすぎてよく眠れなかったのか、朝方寒かったからか、四時前から起きてきた子供たちです。

朝ご飯は、昨日の残りのカレーに、うどんとめんつゆを入れてカレーうどんに。

カレーの翌朝は、お鍋もきれいにできて一石二鳥のメニューなんです。

ご飯の後は食器を片付けますが、ここでワンポイント。

食べた食器は、一旦トイレットペーパーできれいに拭き取ります。そうすることで、洗う時に水を汚さずにすむからです。

これは、山でのキャンプで身についた私たちの片付け方。自分たちがいることで、自然にできるだけインパクトを与えないように。きれいな環境はきれいなまま残すこと。

山に入ると、水は貴重品です。飲み水は最低限確保し、調理用に水はとっておき、洗うためには最低限度の水しか使いません。

脂っぽいものは、お湯を沸かして、ちょっぴりお湯をかけると油汚れもきれいになります。

ただ、このキャンプ場、飲用不可だけど、手洗いや食器洗い用には水は出ます。

夜中、気づいたらトイレの水が流しっぱなしになってたり、スイカを冷やすのだったり、洗い水だったり、水鉄砲遊びだったり、日中結構水をいっぱい使いました。

翌朝になって、急に水が出なくなってしまいました。どうやら、タンクの水を使い果たしてしまったようです。また、タンクに水がたまるまで、水は使えません。

飲み水は自分たちで持ってきてあるので大丈夫でしたが、トイレの水も出なくなり、水が出ないと思うと、急に不便な感じがしてきます。

そこで、あるお母さんの提案で、子ども達、バケツを持って川に水を汲みに行くことに。トイレにもペットボトルで汲んだ水を置きました。

途上国では水を汲みに行くのが子どもの仕事だったりする国もあるので、これも、いい経験かと思いました。

水は貴重品です。

蛇口をひねって出るのが当たり前ではないのです。

遊び疲れて寝落ちするほどに

二日目もたっぷり川遊びをし、前日も遅くまで昆虫探ししていた男の子。朝は朝で四時起きですから、お昼ご飯食べ終わるころには、限界がやってきました。

半分食べながら寝落ちして、そのまま、ずっと眠りっぱなし。

おうちの方が迎えに来て起こしても、全然起きないくらい爆睡していました。

遊び疲れて寝落ちするほど、遊びきったホタルキャンプ。

こども時代に、こんな経験たっぷりできる子どもたちは幸せです。

子どもたちの声

後日、キャンプに参加してくれた子から、とってもうれしい手紙が届きました。

イキイキとした素敵な絵です。

楽しさが伝わってきます。

また来たい!本当に楽しかった!来てよかった!

そんな子供たちの声が、私たちにとって何よりの励ましであり、喜びです。

 

自分たちではなかなかこんな経験させてあげられない。

そんな時は、ぜひ、私達のキャンプに子どもたちを連れてきてくださいね。

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蛍キャンプ2018~川遊び編


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今年も、川遊びと蛍キャンプ、心配していた雨にも降られることなく、子供10人、大人6人でのデイキャンプ&キャンプを開催することができました。

ぼんやりと暑く、蛍日和、川遊び日和の二日間でした。

様々な生き物に触れ、流れる川を歩き、時に深みで泳ぎ、遊びつくした二日間。

2018年の蛍キャンプの川遊びの様子を紹介します。

生き物がたくさんいる多様な川での川遊び

ホタルキャンプに選んだこの場所は、ホタルも見られる清流です。

川に下りて、足を川に踏み入れた瞬間、「冷たい!!」

足がビリビリするぐらいの冷たさです。

早速みんなで川の上流めがけて歩きながら、ホタルの幼虫のえさになるカワニナ探しです。

コケもついている川底の石は、つるつる滑るので、慎重に慎重に歩きます。

歩いていると、すみれお姉さんが何かを発見した様子です。

みんなでそろりそろりとすみれお姉さんのそばに行ってみると、桑の実がありました!

みんなで桑の実食べに夢中です。

いっぱい採ったど~!

黒いのが甘くておいしいよ。でも、赤いのもすっぱくておいしい!

おっとっとしながら、再び上流めがけて川を遡行します。

この先は、川の中は流れが速いから、よし、こっちから行ってみよう!

とうとう、ダムの直下に到着です!

足元はかなり苔でつるつるしてるポイントを、恐る恐る進みながら、カワニナ探したりしていたら、一人、何か見つけたようです。

死んでるけど、クワガタ発見!!

滝のような水の流れでしばし遊んでいきます。

苔をボールにして流れに向かって投げる子も。

もう、なんでも遊びです。コケボールが流れてくると、下でデロ~ンってとろけるのが楽しくて仕方ないようです。

 

上流探検の後は、再び橋の下まで戻って、ダムづくり。

実は去年作ったダムがまだ少し残っていたので、そこにみんなで再び石を積んでいます。

大きい石を積む子、小さい石を積む子。

かなりいい感じのダムになってきました。

石をめくると、生き物を見つける子ども達。

トビケラがたくさんいました。

カワニナも。

ダムづくりもひと段落したところで、ちょっぴり下流の深みに、魚を探しに探検に行きます。

魚、いるかな~?

去年はこの深みにたくさん魚がいたのですが、今年は魚の姿を見つけることができませんでした。水温も低く、魚もあまり活発ではないのかな・・・?

もう、胸までつかると冷たいのなんの。

だんだん寒くなってきたので、冷えてきた子から川を後にします。

上から見るダムの立派な事!

この日は、川から上がった後は、スイカ割りや、ハンモック、綱渡りや木登りしたり、ホオの葉の風車作ったり、ボールで遊んだり、冷えた体を遊んで温め、晩御飯作って、みんなで食べて、花火してホタル探しと暗闇探検。そして翌日は朝から川遊びです。

二日目の川遊びで自信をつけていく子供たち

二日目は、興奮しすぎたのか、朝方の寒さからか、早起きしすぎた子ども達。早くからご飯を食べて、九時前にさっそく川へ。

昨日川遊びできなかった子もいたので、まずはダムづくりからスタート。お次は昨日の深みへ。やっぱり水は冷たいけれど、昨日より気温が高いので、大丈夫。

さあ、今日はもうちょっと奥へ探検しよう!

下り始めてすぐに、天然のウォータースライダー。ちょっぴりお尻が痛いけど、川の流れで滑っていけます。

もう少し先にも、小さなウォータースライダー。水の流れも速いので、子どもたちもおっかなびっくり。

川の下にはちゃんと高校生のお姉ちゃんが危なくないように待ち構えていてくれます。

キラキラと光る水面でと流れで、川底の様子がわかりにくいので、先頭をすみれお姉さんが歩き、途中、大人たちが子どもたちをガイドしながら、浅いところ、流れ比較的早くないところ、歩きやすそうなルートを見つけてサポートしています。

一人で歩くのに不安がある子には、同じく高校生の渓太お兄さんがサポートします。

そうやって、ちょっぴりドキドキするルートを通りながら、川を下って歩くこと一時間ほど。下の橋まで来たところで、寒くなった子もいるので、一旦川から上がることにします。

橋の上から、ガサガサと音がして、現れたのはクマ・・・ではなく、スイカを持ってきた酒田父さん。ちょっぴり冒険した後は、スイカで腹ごしらえして、体を温め、次なる冒険に備えます。

スイカ切るのも、子ども達がチャレンジ。

みんなで並んで食べるスイカは美味しいね!

休憩の後、後から合流した家族と一緒に、再び川探検。さっき川から上がった橋のところからスタートです。さらに下流へ向かいます。

深いところ、流れの早いところに注意しながら進んでいきます。

ここは、川の端だけ浅くて、川の中心は深いところが続くポイント。すみれお姉さんが慎重にコース取りしながら進んでいきます。

ちょっと足を中心に入れると、腰までつかる深さ。

でも、深みと言っても、立てるくらいの深さ。たまらず高校生二人、泳ぎだします。

水が冷たいし、深くて怖いから躊躇する子ども達。

大人も入って見せて、「さあ、泳いでみたい子いない?」

高校生と、大人とサポートしながら、一人づつ、みんなちょっぴりひと泳ぎ。

これで全身濡れたら、もう、転ぶのも濡れるのも怖くない。

そうやって歩いてたどり着いた小さな滝。今日の目的地はここまで。

記念撮影の後、もう少しこの辺を探検してみることに。

たまりに、魚を見つけたり、カエルを見つけたりしていると、なんと、酒田父さん、カニを発見!!大物に色めき立つ子ども達。仙人のように岩の上に座っているのが酒田父さん。

生き物がもっといないかと、目を皿のようにして水の中を探します。

どうやらモクズガニ。手に毛があって、なかなか立派です。食べるとおいしいらしいのですが、子どもたちが触っている間に逃がしてしまいました。

タイリククロスジヘビトンボの幼虫と、カエル。

ヘビトンボは肉食でかじるから葉っぱにのせて観察。

岩の上から見ていたら、魚影を発見!魚を捕ろうと網を構えるも、すばしっこい川魚を捕まえるのは至難の業。

すると、子どもたちが浅いところで、魚の稚魚を発見。

こっちは網で結構たくさんすくえました。

大きい魚が捕まえられなくて、後ろ髪ひかれる思いですが、稚魚は放して、「来年大きくなれよ」と、川を後にすることに。

この川の中で出会った生き物はたくさんいました。多様な生き物が見られる、非常に豊かな川です。豊かな川が育むたくさんの命に触れた子ども達です。この多様性は、きれいな水だからこそ。足がビリビリするぐらいの冷たさの水を体でしっかり感じた子どもたちです。

川からちょっぴりヤブをこいで、林道まで。

自分の足で川を歩ききり、達成感と共に自信をつけた子どもたちは、足取りも軽い。

最初は川を歩くのがおっかなびっくりだった子も、最後はやりきり、自信に満ちた顔をしています。

今回は、川遊びについて。

次回は、川遊び以外のキャンプでの子供たちの様子を報告したいと思います。

 

活動に協力のお願い

今回のキャンプでも、いろんな方に協力いただきました。

キャンプのお手伝いをしてくれた高校生二人。

すみれお姉さんと、けいたお兄さん。

そして、アウトドアの達人酒田父さん。

子どもたちにアイスの差し入れをくださった高橋博志さん。

楽しいキャンプのためにと資金面で協力いただいた平出桃子さん。

そして、キャンプの中では、参加者でありながら、皆さん、他の子も、我が子のように見守り、遊んでくれました。お陰さまで、大きな事故やけがもなく終えることができました。

子どもたちは、自然の中で本当によく遊び、よく食べました。「来てよかった~~!!」「楽しかった~~!!」という子供たちの声と、ちょっぴり成長して自信をつけた顔が、何よりの報酬です。

そして、その他、今回のキャンプに限らず、活動に賛同してくれて、寄付をくださった石井朋美さん、木村桃子さん、菊池裕子さん、本当にありがとうございます!!

引き続き、いろんな形で応援して下さる方を募集しています。

実際に子どもたちを相手に楽しみたい方。

実働はできないけど、資金面で協力して下さる方。

参加者として参加して下さる方。

このような活動をシェアして下さる方。

いろんな形での応援の仕方があります。

どうぞ、今後とも、応援よろしくお願いいたします。

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子どもたちが未来のために賢い選択をしていけるように


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先日、森林環境教育プログラムLEAFのローカルインストラクター研修を受けてきました。

子どもたちは、森での遊びを通して、森にはいろんな植物があったり、いろんな生き物がいたり、そんな多様性に気づいていきます。でも一方で、そんな自然を利用しながら生活している私たちの暮らしがあるということも意識してみることができたら、日々の暮らしの中で、ごみにならないような、自然に帰る素材を選ぶとか、今までとはちょっと違った視点で買い物ができるようになってくれたら、それが、持続可能な暮らしをする、ということにつながっていくのだと思います。

LEAFとは、私達が持続可能な生活を送る上で、森林が重要な役割を持っているということを子どもたちに知ってもらい、学んでもらうことをビジョンに掲げています。

森に親しみ、森での遊びを通して、体感することで森の役割に気づいたり、人と森の関りによってを知り、環境問題に対して、自分なりの賢い選択ができるように、そして、未来に対して責任を持てる、そんな子供たちを育てていこうと考えられたプログラムです。

子どもたちが、この先の未来、賢い選択ができるようになるって、どういうことなのか、今日はそんなお話をしたいと思います。

子どもは未来の消費者

子どもたちの親は現在の消費者でもあります。日々、生活のために買い物をしています。食べるため。暮らすため。楽しむため。いろんな目的で買い物をします。

また、現在の子どもたちは将来の消費者になります。大きくなったら、自分で買い物をするようになっていきます。でも、今の子供たちが消費者になる、というのは、とても長期的な視点です。

でも、全ての子どもが未来の消費者になる、という視点は、私達がよりよい未来を生きていくためには、意識しておかなければならない視点だと思います。

6月に、私達は夏泊半島に子どもたちを連れて遊びに行ってきました。

その時の海の透明度と、大島からの眺めの美しさに、子どもたちと感動しました。映画のワンシーンに出てくるような絶景でした。

ところが残念なことに、海はものすごくきれいなのに、海岸はゴミだらけなのです。様々な漂着物が浜に打ち寄せられていました。

ここ、夏泊半島は、とても森が豊かです。天然の椿が自生する北限地でもあります。

森が豊かなところは、海の水がとてもきれいです。

エメラルドグリーンのこの海の水は、間違いなく森が育んだきれいな水です。

水がきれいだと、やはり、生き物も多様です。

けれど、このゴミ・・・

賢い選択をするということは、例えばごみの少ない包装の物を買う、ということや、

たとえゴミになったとしても自然にかえるものを買う、とか、

洗剤など、環境にインパクトの少ない物を買うなんていう選択ができることです。

土に還らないプラスチックの物より、木でできたものを買う、という選択だったり、

同じ木でも、輸入してきた、海外の熱帯雨林を伐採してできたものではなく、日本の間伐材を使ったものを買う、とか、

日本の伝統工芸品を買う、ということだったり、

より、地域資源を生かしつつ、それが森を守るために役立っているようなものを買う、というような選択ができることです。

原発の電気は、もちろん環境の側面からすると非常に危うい。だから自然エネルギーがいいのだと、今ある森を切り開き、大規模な太陽光パネルを建てるというやり方も、やはりこれは環境という側面から見ると違うのではないかと思っています。

今ある森は、私達の代でなくしていいものではありません。森を切り開きすぎたせいで、大規模な土砂崩れや、洪水などと言った自然災害に見舞われてしまうこともあります。

森が私たちの暮らしを守ってくれているということに、災害にあって、はじめて気づいたとしても、再び保水力のある森に戻るまでには、何十年もかかることです。

失ってからの再生は、とてもとても時間のかかることです。だからこそ、賢い選択ができる子どもたちを増やしていかなければなりません。

また、現在の子どもたちは将来の意思決定者になり、市長や県知事や、議員となって地元の声を育てる人になるかもしれません。

また、子どもたちの中には、森林で働く林業者になる子もいるかもしれません。

森林所有者でなくとも、たとえば建築家や設計士などになる子どももいるでしょう。

子どもたちが将来建築家や設計士として、仕事をするときに、国産材の家ということで設計する、国産材を建築用材に選ぶということで関わってきます。

子どものころから木材について知ることで、大人になった時に正しい、賢い選択をすることになるでしょう。

また、子どもたちの中には先生となって、子どもたちに影響を与える人になる子もいるでしょう。

社会の中の多くの人が自分の行動をより持続可能な方向に変えることができます。

いろんな意味で、子どもたちは私たちの未来を決定していく、大事な人材なのです。

だからこそ、子どもたちに環境教育を、体験してもらう必要があるのだと思っています。

 

自然を体感して気づく

そんなわけで、昨日はそのためのローカルインストラクターになるための研修でしたが、実際に『おいらせもりのようちえん』に来てくれている親子の方々がたくさん参加してくれての実践でした。

どんなプログラムをしたかと言うと、

森の仕事を森にあるものでやってみる体験プログラム

様々な葉っぱや木があることを知り、名前を付けたり、何歳ぐらいかな?と考えてみるプログラム、

森にあるもので動物を作ってみる造形プログラム、

森にあるもので家を作るプログラムは秘密基地づくりですね。小学生チームと、幼児と大人チームに分かれて作りました。

匂いを感じたり、森にあるものから経済的な価値を生み出すワーク、

お気に入りの木を見つけ、ちょっぴりやぶこぎするプログラム、

葉っぱのお金でじゃんけんして、嬉しいの対価を、ありがとうでお金に代えるプログラム、

森の木が、お金になるのだということを体感するプログラム

 

 

森の木の葉っぱが蓄えている雨水を体感するプログラムなど。

私は、森からいろいろ面白い物やきれいなもの、美味しそうなもの、ギザギザしたものなどを探してくるプログラムを担当。

「つるつる」「ざらざら」「おいしそう」「きれい」「なんだこれ?!」など、いろんなワードの物を森の中から探してきてくれる子ども達。

「なんだこれ?」で多かったのは、この、葉っぱについた泡です。泡をちょっとさわってみると、中から虫が出てきました。

実は、泡を吹くから、アワフキムシ。そのまんまの名前です。

自分なりに、面白いと思ったものが、なんで面白いと思ったか、発表もしてもらいました。

ある子にとっては「おいしそう」なものが、

ある子にとっては「おもしろいもの」であり、

ある子にとっては「なんじゃこりゃ」なのです。

その子の感性で、同じものでも、とらえかたはそれぞれです。

比較的小さな子供たちは、探したり、集めたりが大好きです。森に親しむ導入に、こんなプログラムを入れてみました。

プログラムは、年齢によって、伝えたいことが変わってきます。小さい子は、親しむことを中心に、自然で遊ぶのって楽しい!という体験をして、もう少し大きくなると、それはどうしてなんだろう?と考えるプログラムになったり、どうやったらかいいか?というように自分たちで考えていくようなプロセスを大事にしていきます。

家庭の中でも森や、自然や、環境について話す機会を

自然体験がいいとわかっていても、なかなか、自分だけではどうしていいかわからない、という親御さんもたくさんいます。

でも、そんなときでも、「おいらせもりのようちえん」や、「はぴちるの冒険キャンプ」のような、親子で体験できるようなものに参加する、というような選択肢もあります。

幼児のプログラムの場合、ほとんどの場合、子供と一緒に親も体験することになります。

自然の面白さに気づき、自然で遊ぶ、ということがどういうことなのか体験していく中で、自分たちの普段の暮らしに生かしていけるようになってほしいと思っています。日頃のただのお散歩も、目線を変えれば、そこには虫や、花や、木々の命の世界が広がっています。そこに気づかせてあげたり、一緒に気づいて驚きを共有したり、そんなところから、自然に対する意識は変わっていきます。

子どもたちに賢い選択をしていってもらうためには、親も、賢い選択ができるような姿を見せられるといいですね。そういう大人が増えることも、子どもたちにとってはよりよい未来を作っていける一歩にきっとなっていきます。

子どもが大きくなってくると、家庭の中で、森について話す機会だったり、環境について話す機会も、あるといいですね。

例えば、絵本をきっかけにしてもいい。今回のような豪雨での災害のニュースをきっかけにしてもいい。テレビでたまたま見た番組をきっかけにしてもいい。海にごみがいっぱいあるのを見て、残念に思った、それをきっかけにしてもいい。虫を見つけたときに、それをきっかけにしてもいい。身近な何かのきっかけをもとに、親子で、環境の話、森の話、自然の話をたくさんしてほしい。

そう思っています。

 

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地域で子育てしていこう!


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昨日は、十和田市内で、「子育て応援しましょ」というテーマをいただき、『子どもたちの幸せな未来のために、今、私達にできること』として、主人がお話しさせていただきました。

子育て中のパパやママ、子育て終わった世代などいろんな世代の人と、子育てについて問題に思っていることと、どんな事ができるのかを話し合いました。

主人が話した講演の内容を少し紹介しつつ、私の言葉も加えながら、一人一人どんなことができるか、考えていきたいと思います。地域で子育てしていきたい。そのためにどんなことができるでしょうか。

ママたちが非常事態

以前NHKで、「お母さんが緊急事態」という特集があって話題になり、本も出ました。

今、一人で子育てしているママが多くなっている『孤育て』が増えています。その中で産後のホルモンバランスが劇的に変化することや、産後、社会から隔絶され、一人で初めての育児に向き合う中で、産後うつを発症する方もたくさんいます。マタニティーズブルーのように、産後の軽い気分の落ち込みを経験するママも多く、そのまま産後うつに移行してしまう方も少なくありません。

核家族も年々増え、親に頼ることができない家庭も多い昨今、やはり一番力になってほしいのはパパだと思うのです。

最近はそれでも、昔よりは育児に積極的に参加するイクメンなんていう言葉もでるくらい、だんだんに状況は変わってきていますが、同時に、ワンオペ育児という言葉も最近よく聞く言葉となっているというのは、まだまだ、家庭の中でパパが育児に関わっていない、もしくは、パパが関わる時間が現実的にない、という状況があるのは確かのようです。

でも、実際、育児に関われなくとも、初めての育児にがんばっている奥さんに寄り添って、「頑張ってね」ではなく、「頑張ってるね」という言葉をかけてあげることが、一番大事なんだと思います。

産後、一番大変な時に、子育てに協力してくれたか、理解をしてくれたかは、その後の熟年離婚にもつながるくらい、根深い問題となっていきます。

愛情曲線というのを調べた人がいて、結婚までは、パートナーへの愛情がぐんと上がるけれど、出産と同時に、そな愛情はほとんど子どもに注がれ、パートナーへの愛情は急落します。

パパとママが描くみらい手帳

でも、子供が手を離れたと同時に、旦那への愛情が回復していくグループと、低迷したままのグループがあるのです。

その分かれ道が、産後からの子育て期間にあるのです。ママが、「一人で子育てして、ほんとに大変だった」と感じてしまうと、愛情曲線は低迷したままであるというのです。

世のパパたち、これは、心しておかねばなりません。

 

子供の自立

子育ての最終目標は、子供の自立です。

社会に出て、一人でやっていけるように。

でも、それは、何でも一人でできるようにする、というのとは違います。

自分一人の力には限界があります。でも、自分ができないことでも、それを得意としている人もいます。ジグソーパズルは、凸と凹があわさって、一つの作品が完成します。

できないことは、人に頼めるように、逆に、自分ができることで、人の助けになれるように、そういう力がこれからの時代必要になってきます。

そのためにはコミュニケーション能力も必要になってくるだろうし、困ったときは人に助けを借りてもいいと思えるような子育てをしていかなければなりません。

『我が子にどんな子供になってほしいですか?』という質問に対し、日本だけが突出して多い答えが「人に迷惑を抱えないような子になってほしい」というもの。

ず~っと、「人様に迷惑をかけるんじゃない」と言われて育てられてきた日本人。

人に迷惑をかけてはいけないという想いは、とても根強いのではないかと思っています。

でも、それと同時に『お互い様』という精神もあったはずです。

人に迷惑をかけてはいけないと思うと、人に助けてと言えなくなります。

でも、それよりだったら、人に助けてもらいながらも、自分が大変な時に助けてもらったから、人が大変な時は今度は自分が助けになろうと、そういう精神が大切なのではないかと思っています。

震災で大変な時に助けてもらったから、人の役に立つ仕事がしたいと思った若者も多くいました。

子どもが、何かあったときに助けてと言えるようになるためには、親が、人に頼りながら子育てしていく姿を見せていくことです。それは、ほんのちょっとしたことでいい。

いろんな人に頼りながら、いろんな人に子どもを関わらせながら、子供を育てていけたら、痛ましい事件も防げるのではないでしょうか?

 

子どもは大人の鏡

心のチキンスープ 愛の奇跡の物語という本で、心に刺さるこんな詩を見つけました。

『子どもは大人の鏡』

子どもは、批判されて育つと
人を責めることを学ぶ

子どもは、憎しみの中で育つと
人と争うことを学ぶ

子どもは、恐怖の中で育つと
オドオドした小心者になる

子どもは、憐れみを受けて育つと
自分を可哀想だと思うようになる

子どもは、馬鹿にされて育つと
自分を表現できなくなる

子どもは、嫉妬の中で育つと
人をねたむようになる

子どもは、ひけめを感じながら育つと
罪悪感を持つようになる

子どもは、辛抱強さを見て育つと
耐えることを学ぶ

子どもは、正直さと公平さを見て育つと
真実と正義を学ぶ

子どもは、励まされて育つと
自信を持つようになる

子どもは、ほめられて育つと
人に感謝するようになる

子どもは、存在を認められて育つと
自分が好きになる

子どもは、努力を認められて育つと
目標を持つようになる

子どもは、皆で分け合うのを見て育つと
人に分け与えるようになる

子どもは、静かな落ち着いた中で育つと
平和な心を持つようになる

子どもは、安心感を与えられて育つと
自分や人を信じるようになる

子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと
生きることは楽しいことだと知る

子どもは、まわりから受け入れられて育つと
世界中が愛であふれていることを知る

あなたの子どもはどんな環境で育っていますか?

子どもは、子どもが見てきたように育ちます。されてきたように行動します。

柔らかく、何でも吸収する子どもに、どんな姿を見せていったらいいでしょうか?

 

地域でできること

話し合いの中で、いろんな年代の人、いろんな立場の人がいました。それぞれでできることは違うでしょう。でも、根底に、子どもたちを温かいまなざしで見守りながら、地域の子供たちは地域で育てていかなければという想いはみんなの中にあります。

私達の場合は、まずは学校に積極的に関わりました。PTA活動や、図書ボランティア、自分たちで子どもたちのためにできることはやりました。

そうしていく中で、子どもたちには、「お話し会の人だ!」と、街であっても声をかけてもらいます。

また、近所の子供たちの居場所となる活動や、放課後の学校プレーパークをやって行く中で、いろんなところで「新藤さ~ん!!」と手を振ってもらいます。

子どもたちの中には、この人は信頼できる人だという認識ができているのだと思います。

今、学校では、昔遊び教室と言うのをやっていたりするので、子どものおじいちゃんおばあちゃんや、地域の方が学校に関わるような機会もあります。

また、地域見守り隊として、子どもたちの登下校を見守るおじいちゃんおばあちゃんもいます。

お祭りで子どもたちと関わることもあるでしょう。

子供会や、地域のイベントなどで子どもたちと関わることがあるかもしれません。

ちいさなところでは、子どもたちと出会ったら笑顔で挨拶するとか、暗くなって子どもが一人で歩いていたら、「もう暗いから、気を付けて帰りなさい」と、声をかけてあげることも必要かもしれません。

地域の中で、子供を見守る温かい目があれば、お母さんたちも、子どもの声がうるさいだろうからと子どもをしかりつけたり、公共の場で、赤ちゃんが泣いたときに「元気な赤ちゃんだね~。赤ちゃんは泣くのが仕事だからね~。」って言ってもらえたら、何とか泣き止ませようと必死になる必要もなく、お母さんも気持ちが楽なのではないでしょうか。

 

地域の中で、自分はどんなことができるか、大きなことでなくてもいい。

小さなことからはじめてみてほしい。

子どもたちに関わる機会があったら、温かいまなざしで子どもたちと接してあげて欲しい。

この前、うちに遊びに来た子供が、こんなことを言いました。

「生きてることが一番なんだよ。だって、生きてたらいっぱい楽しいことあるじゃん。生きてなきゃ意味ないんだよ」

上の心のチキンスープの一説に、

『親しみに満ちた雰囲気の中で育つと
生きることは楽しいことだと知る』

という一節がありましたが、

この子は、うちに来て、親しみに満ちた雰囲気の中で遊ぶ中で

「生きるって楽しい」って思ってもらえたのかな~と思いました。

そんな風に思ってもらえるように、日々、子どもたちと接していきたいと思う出来事でした。

 

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子どもたちと発見の喜びを共感しよう~センスオブワンダーの体験を


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週末は、『おいらせもりのようちえん』とコラボの森遊びの日でした。

スタッフを含め、赤ちゃん抱いたお母さんから、おばあちゃん世代まで。

温かくなって動き出した虫たちを見つけたり、食べられる木の実を見つけて食べたり。普段は見逃してしまうような、そんな自然の中の面白さをみんなで感じた一日でした。

レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』という本があります。

センス・オブ・ワンダーとは、

「美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性」です。

子ども時代に、そんな、センス・オブ・ワンダーを体験することは、とても素晴らしいことです。

森で出会った、面白く、おいしい、素敵なもの

今回、ちょうど我が家で飼っているカイコの幼虫と、この日の朝、繭から出てきたカイコガと、アゲハの幼虫がいたので、持って行って、みんなに見てもらいました。

カイコは、「おばあちゃんちで子どものころカイコ飼っていた」という方や、「学校で小学校の時先生が教室でカイコ飼ってた」という大人の方が時々いますが、今、実際目にすることはほとんどないのではないかと思います。

今朝も二年生の読み聞かせで『いちにちこんちゅう』を読んだら、「いちにちカイコ~!」っていうシーンがあって、子ども達、「カイコってなぁに?」「見たことない」って話していて、実物を見せられる機会があったら、見せておきたいな~と、思いました。

今朝は、アゲハの幼虫を見せて、「ちょう」のお話を読んだのだけれど、実物を見てから、こういった科学絵本を読むと、子どもたちの食いつき方が違います。

カイコの卵、幼虫、成虫、繭から糸をとったもの、糸からシルクへ。一通り全部見られるように持って行ったので、もりのようちえんの参加者さんへ、「にんげんの役に立つ虫」ということで紹介しました。

お蚕さん。

こちらは成虫。モスラのようで、よく見ると、とてもかわいい顔をしています。

そして、この、カイコの幼虫が食べる葉っぱが桑の葉です。この森にはたくさん桑の木があって、今は桑の実が食べごろでした。

森を歩いた最後には、桑の木食べ放題で、みんな夢中です。

手も口もどどめ色に(*^-^*)。

小さな子も、「お姉ちゃんにお土産持っていこうか」と、ママがとって集めた桑の実を次々食べて手が染まっていきます。

親子で、夢中で採って食べる姿も。黒いのが甘いんだけど、「赤くて酸っぱいのと黒いのを交互に食べるとまたおいしい!」と、赤い実もほおばる大人たち。

キャンプ場の原っぱをゆっくり虫を探しながら歩いていくと、子どもたちが、面白いもの見つけてくれます。

最初に見つけたのはコメツキムシ。

ひっくり返すと、パチン!!という音がして跳ねてひっくり返る様子は、まるで虫のサーカスのようです。

お次はナナホシテントウ。すぐにどこかへ飛んで行ってしまいました。

ジョウカイボンは光らないけどホタルの仲間です。

キャンプ場の中、どんぐりの木の下には、今年芽が出てきたばかりのどんぐりの赤ちゃんがあっちにもこっちにも。

10年もたてば、屋根ほども大きく成長するどんぐりです。

我が家の庭にあるどんぐりの木は、長男が4,5歳のころに公園から拾ってきて、庭にばらまいたものが、今はこんなに大きくなって、子どもたちが秘密基地作って木のぼえいできるような木になってしまいました。今、長男は21なので、芽が出てから15,6年経っています。

そう思うと、子どもの指先ほどの小さな小さなどんぐりから、こんなに大きくなる木って、すごいな~と感動します。

歩いていたら見つけたグミの木。もう、残り僅かで、子どもたちがどうにか一粒づつ口にできたかな。

あまり草刈りしていない森の中を歩くと、足元はふわふわしています。

葉っぱが積み重なってふわふわの腐葉土になっているので、木の枝を土に刺してみると、30センチぐらいは木の棒がぐっと入っていくほど柔らかな土の層。土の中では、ミミズや、微生物や、小さな生き物たちが落ち葉を分解する役割を担っています。土の中の生き物たちの力もまた、すごいものです。

そして、そんな森を抜け、今度は木苺の森へ。

パパとママと、モミジイチゴを食べるのに夢中になる子ども達。

でも、モミジイチゴはトゲトゲなので、小さい子はなかなか奥には踏み込めないけど、大きい子たちは、トゲトゲなんてなんのそので、奥の大きい実をめがけて入っていきます。

こんな特大木苺見つけたよ!!って見せてくれる子ども達。

そうして森を歩いているうち、木の切り株を発見して、何歳の木だったのか、年輪を数える子ども達。大きな切り株は、90歳は越えているそうです。

おっと、ツタウルシにご用心。触るとかぶれるものも、森にはあるので要注意!

こんな風に、ただの原っぱと思っていたところや、ただの公園だと思っていたところでも、子供の目線でゆっくり歩くと、見える世界が変わってきます。

今回、大人の方の感想で、

「大人も知らないことがいっぱいで、もちろん子供もいっぱい楽しめました。」

「色々な種類の木の実を食べる事が出来て、美味しかったです。初体験がいっぱいな1日でした!子供より私が楽しみました。」

「近くにこんな素敵な森とキャンプ場がある青森最高です。」

「今までなんとなく歩いていた散歩道もちゃんと植物に目がいくようになりました。」

という声をいただきました。

子どもだけでなく、大人も、子供と同じ目の高さで、一緒に子どもの見ている世界を楽しむことは、とても素敵なことです。

そして、子ども達の中でも、森で歩いたことを、とっても素敵な絵で表現してくれた子がいたので、紹介させてくださいね。

 

森遊びでは、木の実があんまり好みの味ではなかったお子さんでしたが、それでも帰宅後に書いた絵にはグミや黄色いいちご、紫の実など、一日の思い出がぎっしり!!

色鮮やかで、楽し気で、とっても素敵な絵ですね♪

そして、改めて、何にもないと思っていた景色が、いろんな驚きと面白さにあふれる世界だと気づいた時、感覚の扉が開かれるのだと思うのです。

子どもたちへの一番大切な贈りものは、
「子どもたちと一緒に自然の中に出かけ、一緒に探検し、発見の喜びに、共に胸をときめかせること」
と、レイチェル・カーソンはいいます。

大人は、子供と自然をつなぐ、インタープリター(通訳)であり、伝承者です

私達が親子で自然を楽しむような活動をしているのは、まず、子どもが自然に親しみ、自然で遊ぶ楽しさを知ってもらえるように、五感を使って、たっぷり遊ぶ子ども時代を過ごしてほしいからです。

そして、もう一つは、子供だけでなく、大人にも、自然を楽しむ目を持ってもらいたいということがあります。

ある日、子どもたちが遊んでいる時、通り雨で、大きな虹が空にかかりました。

「見て見て!!すっごいきれいな虹!!」と、大きな虹を眺めたとき、小学校3年生の子が、「おれ、虹見たの初めて!」と言いました。

3年生になるまで、虹が出ていなかったことなんてないと思うのだけれど、その子は、それまで虹が出ていたことに気づかなかったのです。虹を見て、なんてきれいなんだろうと、感動する経験をしてこなかったのです。

きれいな景色がそこにあっても、それに気づいて、ともに感動を分かち合う人がいなければ、それは感動するに値しないもので、どこにでもある日常の風景と何ら変わりのないものとしかとらえられないのだと思う出来事でした。

大切なのは、子どものそばで、発見を喜び、ともに感動する人がそばにいることだと思うのです。

今回も、いつもの散歩道の植物に目が行くようになったというお母さんがいたのも、そういうセンス・オブ・ワンダーの感覚の扉が開いたからで、この感覚が閉じたままだと、とたんに周りの景色は色褪せ、感動のない世界になってしまいます。

だから、青森なんて、面白いところが何にもないて思ってしまうのかもしれません。

大人の役割として、そういう自然の面白さを、子供と楽しむことで、子どものセンス・オブ・ワンダーの感覚を開いてあげること。自然と子どもの間に立った通訳者のような存在でいてほしいと思っています。

「ここにこんなものがあるよ。」

「見て見て!これ、面白い!」

「きれいな夕焼けだね~」

「きれいなお花が咲いてるよ」

って、子供が見落としたものに気づかせてあげる、そして、子供が見つけた面白い物、きれいなもの、不思議なものに共感して、ともに面白がってあげて欲しい。

そして、もう一つの役割として、伝承者であるということ。

自分が子供のころに遊んだ草花遊びを伝えることだったり、自分が知ってることを子どもたちに伝えること。

草笛や、クローバーの花冠やブレスレット、チドメグサをほっぺにぺったんこして遊んだり、笹船作ったり、タンポポの茎の水車とか、自分が知ってる遊びを子どもに伝えていくこと。伝承遊びは、親から子へ、子供同士で伝えられていく遊びです。

クローバーの花冠、3,4年生の子でも作ったことがないという子も結構身の回りにいるのです。

タンポポの茎を切って、切れ込み入れて水に入れるとくるりん、って丸まることとか、知らない子もたくさんいます。流れる水辺があれば、こうやって、タンポポの水車にするのも結構楽しいのです。

どの花の蜜がおいしいのか、花の蜜を吸うことだったり。カキドオシや、つつじ、ヒメオドリコソウ、サルビア、おいしい蜜のある花を知っていますか?

草笛吹いたり。

草笛一つでも、いろんな草笛があります。

細長い草笛を親指ではさんで吹く草笛や、タンポポの茎の草笛、ニセアカシアの葉っぱを唇に当てて吹く草笛、イタドリの茎の笛・・・

今回、なかなかやることのない遊びだけれど、ホオの葉の風車を作って遊んでみました。

ホオの葉を加工すると、走るとクルクルよく回る風車ができます。夢中で走る子ども達。

植物の名前や、虫の名前を知っていると、より世界は広がり楽しくなるけれど、知らなくても楽しめる楽しみ方を、私たちは伝承されてきた遊びによって知っています。

そして、知っていることよりも、子供と感動を共有することの方が、何倍も素晴らしいことです。知らないことは、知りたくなったら調べたらいい。全て知ってる必要はなく、わからなかったら、持ち帰って調べたり、写真に撮って調べたり、そうすることでより子どもの世界は広がるし、知りたいから調べるというのは、学ぶのに一番必要な姿勢です。

そうやって自分から沸き起こる興味から調べた知識は、机の上でテストのために勉強した知識よりずっとずっとその子の中に根付いていきます。

センス・オブ・ワンダーより

レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』の中から、一部抜粋して紹介します。

少し長文ですが、どうぞ最後まで目を通していただけたらと思います。

************************************

寝る時間がおそくなるからとか、

服がぬれて着替えをしなければならないからとか、

じゅうたんを泥んこにするからといった理由で、

ふつうの親たちが子どもから取り上げてしまう楽しみを、

わたしたち家族はみなロジャーにゆるしていました。

ともに分かち合っていました。

子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、

驚きと感激にみちあふれています。

残念なことに、わたしたちの多くは

大人になる前に澄みきった洞察力や、

美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、

あるときはまったく失ってしまいます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る

善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、

世界中の子どもに、生涯消えることのない

<センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性>

授けてほしいとたのむでしょう。

この感性は、やがて大人になるとやってくる

怠慢と幻滅、

わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、

つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、

かわらぬ解毒剤になるのです。

もし、あなた自身は自然への知識を

ほんのすこししかもっていないと感じていたとしても、

親として、たくさんのことを子どもにしてやることができます。

たとえば、こどもといっしょに空を見あげてみましょう。

そこには夜明けや黄昏の美しさがあり、

流れる雲、夜空にまたたく星があります。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない

固く信じています。
子どもたちがであう事実のひとつひとつが、

やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、

さまざまな情緒やゆたかな感受性は、

この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。

幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、

新しいものや未知なものにふれたときの感激、

思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情が

ひとたびよびさまされると、

次はその対象となるものについて

もっとよく知りたいと思うようになります。

そのようにして見つけだした知識は、

しっかりと身につきます。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、

事実をうのみにさせるよりも、

むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうが

どんなにたいせつであるかわかりません。

 

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ホタルキャンプと川遊び2018


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さた、今年もホタルのシーズンが近づいてきました。

いよいよ、今年もホタルキャンプと川遊びを募集します。

キャンプの様子は、昨年のブログから紹介します。

ホタルキャンプの詳細

2018年7月14(土)11:00集合

15(日)15:00解散

 

場所:東北町(お申込みいただいた方に詳しい場所をお知らせします)

対象:小学生以上(小学生のみの参加もOK。その場合は現地までの送迎をお願いいたします)

※幼児は保護所同伴で参加可能

募集人数:10名程度

参加費

一泊二日キャンプ     ・・・大人6000円、小学生5000円、幼児2000円

DAYキャンプ(14日のみ)・・・大人子供3000円、幼児1000円 ※乳児無料

持ち物

初日の昼食(おにぎりなど軽いものでOK)、飲み水1~2リットル、着替え(多めに)、長袖長ズボン、夜の防寒着、虫よけ、帽子、濡れてもいい靴(つっかけタイプのサンダル不可/ウォーターシューズなど、かかとが止まるタイプのもの)、バスタオル、フェイスタオル、食器、箸、スプーン、懐中電灯

一泊二日の場合・・・上記の物+寝袋、歯ブラシ

※ご家族で泊る場合は、テント、テントマット(ない場合は一家族に限り貸し出しできますのでご相談ください)

 

上記の他、ご自分で必要と思われるもの(日焼け止め、虫刺され用の塗り薬、虫網、虫かご、魚網、バケツ、帰りに各自温泉に入って帰りたい場合は温泉道具など)は、各自でお持ちください。

お申し込みは、ブログ上記にあるお問い合わせフォーム、または、FBのメッセージにてお願いいたします。

shindo@happychildrentowada.jp にメールいただいてもOKです。

その際、参加者名、生年月日、年齢、一泊二日か、DAYキャンプかもお知らせください。

定員になり次第締め切らせていただきますのでお早めにお申し込みください。

ホタルキャンプと川遊び~昨年の様子

 

昨年のホタルキャンプと川遊びの様子は、以前の記事よりご覧ください。

石を並べてダム作ってみたり

ヤゴや魚をつかまえてみたり

泳いだり

自分で作った釣り竿と、川底で見つけた川虫で魚釣りに挑戦したり

探検コース歩いてみたり

桑の実食べたり

料理したり

ホオの木の風車を作ったり

焚き火したり

花火して

夜を迎え

月明かりの中、ホタル探しに出かけたり

水面をふわふわ漂うゲンジボタルや、林の中にピッカリピッカリ明るく光るヒメボタルを見たり

スイカ割りしたり

水かけ戦争してみたり

とにかく遊んで遊んで遊びまくる。

濡れて着替えて、また濡れて。

自然の中で遊びまくる二日間です。

 

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