子ども達よ、あほみたいに遊べ!


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5歳の女の子が虐待で亡くなった事件で、女の子の遺した手紙が公開されました。「あほみたいにあそんでごめんなさい」と。女の子の気持ちを考えると、胸が痛みます。

子どもは、本来、あほみたいに遊ぶものです。それが子どもというものです。

あほみたいな子ども時代があったからこそ、今の私たちがあります。

子ども達には、遊ぶ権利があると思っています。遊ぶことはムダな事ではなく、人とコミュニケーションを取りながら人間関係を学び、チャレンジして、失敗して、またチャレンジして成功してを繰り返す、大事な事なのです。

子どもの頃、どんな遊びをしましたか?

あなたは小さい頃、何をして遊びましたか?

以前の記事で、様々な元子供たちの子ども時代の武勇伝がありますので、読んだことがない方は、まずは、こちらをご覧下さい。

さて、皆さんの子どもの頃は、どんな遊びをしていましたか?

子どもの頃、私も人の家の塀の上を渡り歩き、帰り道にあった団子屋で、隠し持っていたおこづかいで串団子一本買って食べながら帰ったり、ナメクジ見つけては塩をかけたり、トンボの首にひもつけて飛ばして遊んでるうちに、首がポロっと取れたり、屋根から、落ちた屋根雪の上にジャンプしてはまったり、友達の家から帰るのに、わざわざ立ち入り禁止の崖を降りて帰ったり、秋、煙突のなかに何かがいて、がさがさしてたから、ストーブつけたら、スズメの丸焼きが落ちてきたり…。

みんなの武勇伝にはかなわないけど、でも、あほみたいに遊んでいたことに間違いはなく、あの、子ども時代があったからこそ今があるのは確かです。

ドキドキして、ワクワクして、毎日が楽しかった子ども時代。

今日はなにして遊ぼうかと、友だちや兄弟と、塾なんかサボりまくって遊んでいた子ども時代。

あの、ワクワク、ドキドキが忘れられないから、きっと今も、ワクワク、ドキドキを追い求めているのかもしれません。

そんな私の息子達も、結構いろいろやってくれています。

帰り道、田んぼをのぞいて転げ落ち、一年生でランドセルを壊して帰った末っ子は、知り合いからお古のランドセルを譲っていただいたし、この前も懲りずに田んぼに落ちて、給食着を泥まみれにして帰ってきたし、長男と次男は、屋根の上から道路に向かって友達と立ちションしてたし、娘以外はみんな頭とか顔切って縫ってるし…。

今では怒られちゃうけど、用水路、浮き輪とか、ライフジャケットとか、サンダルを浮きにして川流れして、上がってみたら身体中なんだかわからない川虫がくっついてて、ひ~!!ってなって、ホースで水かけて流したり。

次はどんな面白いことしようかとか、なんか面白いものないかな~とか、常に面白いこと探しているのが子ども時代です。

今日のプレーパークでも、ジャングルジムでドッジボールとか、ブランコ乗ってる人に当てるブランコドッジボールとか、なんか面白く遊べないかと、とにかく変わった遊びを考えます。

臭い靴下投げて遊ぶのだって面白くて、傘をおちょこにして、ずぶ濡れで遊ぶのだって面白いわけで…。

子ども時代にあほみたいに遊ばずして、いつ遊ぶんというのでしょうか?

友達と遊びこむ

小学生時代は、とにかく友達と遊びこむ時間が、何より必要です。

鬼ごっこやケイドロ、色オニ、高オニ、増えオニなんか、一時間でも二時間でも、走り続ける子供たち。

捕まりそうになるとすぐバリアーしたり、小さい子ばっかり狙うずるっこは、友達に避難されて、喧嘩になってしまいます。

でも、友達と喧嘩することで、人の気持ちに気づいたり、自分の思い通りにならない事があることを学んでいきます。

ザリガニ釣りみたいに、生き物捕まえるのなんて、狩猟本能が働くのか、もう、夢中です。友達と一緒だと、「こっちにいっぱいいる❗」って声があれば、みんな、ダ~っと走って行きます。みんな釣れるのに、自分ばっかり釣れなくて悔しがったり、でも、根気強く待ってたら釣れて喜んだり。

友達と、泥んこになって遊んだって楽しい。はじめは、泥んこになりたくなかった子も、あんまり楽しそうな友達の姿に触発されて、恐る恐る入って、キャーキャー言ったり。

誰か一人が、「いいこと考えた❗」って、木の上で本を読み出すことも。

友達と一緒なら、本読むだけでも楽しい。一緒に木に登って本を読むなんて、変わった読書も遊びのひとつ。

友達から刺激を受けて、自分だけじゃやろうとも思わなかったことに挑戦してみたり、世界を広げてくれるのが友達です。

塾行くより、習い事するより、友達と遊び尽くす大事な時間を、保証してあげたいものです。

遊びの中から、知的好奇心が沸き上がる

実際の遊びの中で、面白いことものや、不思議な事に出会う瞬間があります。

ザリガニ釣りしていたら、ザリガニはは後ろに下がっていく。前に餌を足らし、後ろに網で待ち構えてとる方法を思い付く子もいる。

池や沼、田んぼの水を汲んでみたら、ふよふようごめくものがいっぱい入っていたり、水生昆虫がいたりします。

「なんだろ?これ」って思ったら、図鑑を調べたくなります。調べるためには特徴をよく観察しなくてはなりません。生き物に対する興味は尽きません。

息子は、これまで、たっぷり四季折々の遊びをしてきました。

春にはよもぎ摘みしてよもぎ団子作ったり、ふきのとうを採って天ぷらやふき味噌にして食べ、

初夏にはホタルを見て、桑の実やキイチゴを食べ、

夏には海や川で遊び、虫を探して虫取に明け暮れ、

秋には落ち葉の布団に潜り、焚き火をしたり、ドングリ拾いや栗拾い。

冬には豪快なそり滑りやかまくら掘りに雪合戦。

そうやって遊び尽くしてきた息子が、この前、ふと、何を思ったか、「世界中、どこでも四季があるの?」と、聞いてきたことがありました。

そこから、地球儀見ながら、太陽の話、赤道や南極北極の話、いろんな話をしました。

四季があるって、素晴らしい環境なんだよ、という話も。

ここから広がる話は、たくさんあります。地球、宇宙、生物につながる理科、社会につながるいろんな文化、環境。

その、どこを切り取るかで、興味が変わってきます。

知的好奇心は、遊びの中から沸き起こり、何でだろう?不思議だな?から広がる世界は、一つじゃない。

だからこそ、遊ぶことって大事です。

遊びの経験から沸き起こる疑問を解き明かしたい。学ぶって、そういうことなんじゃないでしょうか?

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青森県内のプレーパーク


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青森県内、だいぶ暑くなってきました。うちにやってくる子どもたちも、毎日走り回っては水分補給し、転んではカットバン貼り、元気に遊んでいます。

プレーパークでは、大人が子供の遊びを見守っています。だから子供たちは安心して遊べます。転んだからカットバンを張ってほしいとか、友達とケンカしたとき、プレーリーダのそばに避難してくる子も。たいていは話を聞いてあげるだけで、また再び遊びに戻っていきます。

困ったときに、誰かがいてくれる。それだけでいいのです。

そんなプレーパークが、近くであったら、ぜひ足を運んでみてください。

プレーパークにはプレーリーダーがいる

プレーパークでは、見守る大人がいるので、子どもたちも安心して遊べます。そういう大人をプレーリーダーと言います。

プレーリーダーは、やたら禁止することはありません。こうやったらいいよと、先まって手出し口出しもしません。子供が遊ぶのを見守り、子供からのヘルプがあったときに寄り添います。予測される危険(くぎが飛び出ている木が落ちているとか)があれば、できるだけ取り除くようにしながら、見守ります。

でも、のこぎりで手を切るとか、トンカチで手を打つとか、木登りして土に落ちるとか、そんな場面が全くないわけではありません。ちょっとしたけがは子供の遊びにはつきものです。でも、挑戦することの方が、怪我をするリスクよりはるかに子どもにとっては大事なことだと思っています。

でも、下がコンクリートのような場所の木登りは、やはりすすめません。落ちても、下が土だと、適度なクッションになるので、落ちても大きなけがになることは、ほとんどありませんから。

また、プレーリーダーは、子供同士ケンカしていても、仲裁に入ることはほとんどありません。ケンカして面白くなくなった子が、プレーリーダーのそばに避難してくることはあります。たいていは、話を聞いてあげるだけで再び遊びに戻っていきます。

でも、時には、興奮して殴る蹴るで暴れる子がいたり、木を振り回したり、石を投げたり、危険があるようなときは間に入ることもあります。

他の子供たちが来る前に、一人やってきた子と、みんなが来る前に何気ない話をしながら、学校の事、おうちの事、こんなことが大変なんだ~っていうような話をポロリと話す子もいます。

一般的にプレーパークではプレーリーダーですが、私達Happy Childrenの場合は、プレーリーダーというよりは、みんなのお父さんお母さん的な立場でそばに寄り添っています。怪我した子がいれば、どれどれと、膝を洗ってカットバン貼ってあげたり、「新藤さ~ん!」と呼ばれれば、どれどれと話を聞きに行きます。

子どもたちが私たちを呼ぶときは、ケガした時や、困ったとき、何か面白いものを見つけたときや、面白い遊びを考えついた時、今までできなかったことができるようになった時など、呼ばれるシチュエーションは、きっとそれぞれの家庭の中にある、「お母さん、見て見て~!!」というシチュエーションと同じだと思います。

一緒に楽しいことを共有してほしかったり、面白いことを共有したい。

そうやって、子供と一緒に面白がることができたら、それは立派なプレーリーダーなんだと思います。子どもと一緒に遊ばなくてもいいんです。

もちろん、誘われれば遊びに加わることもありますが、そのうち子供たちが集まってくれば、大人はす~っと抜けていきます(笑)。

高校生のお姉さんとか、大学生とか、若い方がプレーパークを手伝いに来てくれることもあって、そんなときは、子どもたちはお兄さんお姉さんと遊びたがります。若い人達は、全力で遊んでくれるのを知っているから。

逆に、私達夫婦には、一緒に遊ぼう!っていう事はほとんどない。一緒に遊んだとしても、すぐ疲れて抜けていくのを知ってるからです(笑)。

でも、「おんぶして~」は、よくあります。

子どもたちは、ちゃんと人を見ています。遊んでくれる人、遊んでくれない人、甘えてもいい人、怒られそうだから近寄りたくない人・・・。

子供に選ばれてるな、そう思います。

青森県内、今後のプレーパーク情報

【Happy Children】

★毎週水曜 15:30~17:30 十和田市ちとせ小学校校庭にて放課後プレーパーク(雨天中止)

(夏休み中は13:00~17:40)

★6/9㈯ 10:00~15:00 十和田市駒っこランド

★7/28㈯  10:00~15:00 十和田市駒っこランド

★8/5㈯10:00~16:00 三戸川まつり

★8/8(水)10:00~15:00 十和田市若葉公園

★8/16(土)10:00~15:00 しちのへ起業ガールズマーケット@七戸中央公民館

★8/18㈯ 10:00~15:00 十和田市駒っこランド

 

【青森にプレーパーク作り隊・こもも】

★7/15@青森マルシェ

★8/19@青森マルシェ

★8/26@青森市新町

詳細は以下のHPをチェックしてください

子育てオーダーメイドサポートこもも

【三沢あぼプレ】

三沢市民の森 屋内ゲートボール場

毎週火曜日15:00~19:00

(6/12のみ16:00~19:00)

子供時代に木登りをさせよう!

今、うちの庭のサクランボの木には、サクランボがたわわになっています。赤くなるとすぐにムクドリが飛んでくるので、ムクドリに食べられる前にと、子どもたちも負けじとサクランボ狩りをします。

サクランボをとるには、木登りするか、はしごに登ってとりますが、木登りしたほうが断然たくさん食べられます。木登りが得意じゃない子は、はしごで頑張ります。

そんなわけで、子どもたちは結構必死に木登りをするようになります。

ドイツには「子どもは木に登る権利」

「子どもは泥んこになる権利」が保証されているようです。

子供達には、子供時代に木登りする経験をぜひほしいと思います。

木登りは体と脳を鍛える?

木登りが上手な子が、木登りするときの様子を見ていると、ほんとに体の使い方が上手です。手をかけ、足をかけ、次にどの枝に手を伸ばして、どの枝に足をかけようか、枝を見て、自分で判断しながら登っていきます。

枝にかけた腕の力でグイっと体を引き寄せて登ったり、手をかけても大丈夫な枝なのか、確認しながら登っていく姿は、見事です。

枯れた枝には絶対に手をかけません。枯れた枝はポキンと折って、枝を落とします。

自分が登れる高さかどうか?

下りるとき、自分の力で下りられるかどうか?

いろんなことを考えながら、判断しながら、木登りするわけで、脳のシナプスが盛んに作られる子供時代だからこそ、空間能力や、判断力なども鍛えられます。

子供時代に木登りや、外で一日中かけまわって、体を使った遊びを十分してきた子供たちは、そういうことをしてこなかった子供たちに比べると、基礎体力が全然違います。特に何かスポーツをしていなかったとしても、体力があるし、「疲れた~」と言ってへたり込むようなことも少ない。

そして、何より、粘り強い。

何かに挑戦して、あきらめずにできるまでチャレンジするような粘り強さもあります。

両手両足で4点あるとすると、必ず両手片足の3点支持で、登っていきます。

下りるときは、今度は握る力と上腕のゆっくりぶら下がる力が必要になります。足をどこに下ろせばいいか、下の行く先を見ながら、つかまりながらゆっくり下枝に足をかけて下りていきます。

木登りが好きな子は、上りやすい木を見つけるのも上手です。

最初の下枝が手が届きやすいいい位置にあること。次の枝が、横にしなやかに伸びていること。

今日は、昔からの友人のお宅のお庭におじゃましてきました。

ここには、木登りしやすそうな、大きな木がたくさんあります。

登る。

登る。

登る。

とにかく、木登りは楽しい。高いところから見る景色も最高。

はじめは登れないと言ってた子も、足をかける場所、手をかける場所をレクチャーしてもらい、お手本を見せてもらうと、登れるようになっていきます。そしてそれが自信になっていきます。初めて、自分が登れると思っていた高さを越えたところまで登れた女の子は、とてもうれしそうでした。

帰り道、子どもたちの会話が聞こえます。

「一番楽しい遊び、何?」

「木登り!!」(木登りを楽しんだ二人の声)

「面倒くさい」と言っていませんか?

木登り、どうしても、みんなと同じようにできなかった子もいました。一枝めは登れるけど、どうしてもその次の高さまで登れない。登ったら下りられなくなるような気がして、登れないのです。

その子の普段の口癖は「面倒くさい」です。

「面倒くさい」と言って、何事もチャレンジしないのです。

 

「木から落ちないためにはどうすればいいか?」と聞かれたら、「登らなければいいじゃん」というタイプ。

もちろん、登らなければ、落ちないし、怪我もしません。

木登り禁止にしてしまうような、公園や幼稚園、保育園、学校・・・。

怪我の責任を問われるから、禁止にするわけですが、それって、チャレンジする前からあきらめてしまう子を作っていないだろうか?と思うのです。

チャレンジした達成感や、自分でチャレンジして、失敗することだったり、自分の限界を知ることだったり、でも、限界だと思っていたことを越える経験だったり、いろんな経験を奪ってしまうことにならないかと思うのです。

「面倒くさい」は、便利な言葉です。でも、同時に可能性を奪う言葉でもあります。

便利なものに囲まれた子供たち。おもちゃはたくさん買い与えられ、暇をもてあましたら携帯ゲームやスマホがある。大人は忙しいので、子供は買い与えたそれらのもので遊んでくれたららくちんです。

子供に「遊んで」って言われたら、「疲れてるの。」「面倒くさいからムリ」って言ってしまうこともあるかもしれません。

でも、そういう姿を見てきた子供たちは、「面倒くさい」が口癖になっていきます。やりたくないことは、「面倒くさい」と言ってしまえばいいからです。

遊びを考えるのも面倒くさいから、手っ取り早く遊べるものでしか遊んでこない子供たちは、こういった『木登りにチャレンジする』というようなことも苦手で、同じ遊びを長くできず、非常に飽きっぽいように思います。

一つのおもちゃに飽きたら、次のおもちゃ。一つのゲームに飽きたら、もっと刺激的なゲーム。なんでも買い与えてしまうことの弊害が「面倒くさい」に現れているのではないでしょうか。

たとえ心の中では面倒くさいと思っていたとしても、子供の前では「面倒くさい」と言わないようにしたいものです。

どんなに学習塾や習い事に行って勉強ができてたとしても、そうやって勉強していい学校はいって大人になった未来が、『面倒くさい』世界であるなら、子供は、早く大人になって働きたいなんて思うはずがありません。「将来の夢は別にないから、ニートでいいや」って、平気で言うようになるんじゃないかと危惧します。

木登りできる環境を

子供が木登りしたくなる木は、『楽しそうな木』です。

どんな木が楽しそうか?

登りやすい下枝があって、枝ぶりがいい。

実がなっている木。

木の上の秘密基地があったり、木に遊びの要素がある。

楽しそうだから、子供は登ります。高いところに登るスリルもあります。

ちょっとした冒険心がくすぐられます。

どうか、手ごろな木に出会ったら、子供が木登りするのを許してあげて欲しい。

子供時代に木登りする経験をさせてほしい。

子供達には、木登りの楽しさを知ってほしい。そう思います。

 

子供と磯遊びを楽しもう!

運動会が終わった翌日、「どっか連れてって~!」という近所の子供たちの声に、楽しいところはないかとあれこれ見ていたら、たまたま目に入ったのがJAFの会報についてきたイベント情報の中に、『ホタテ拾いと磯遊び』というイベントを見つけました。

子どもたちは、ホタテ拾いでたくさんホタテをゲットした後は、じっくり磯遊び。ちょっと肌寒い天気だったけど、海の生き物を見つけたら、もうやめられません。ヤドカリ、カニ、魚、いろんな貝にイソギンチャクやヒトデ、ウニの殻なんかがあって、海の中はおもしろいものだらけ。

子ども連れて、どこに行こうかな~って思った時に、磯遊びも断然面白い!

今回は夏泊半島でに磯遊びと、大島の魅力をご紹介します。

磯遊びが楽しい夏泊半島

子どもたち連れて、夏泊半島に行くことに決めて、子どもたちには「8時集合ね!」と、運動会の後にお約束。

よし、子どもたち連れて、磯遊びに行くぞ!ということで、十和田から車で1時間30分。青森の夏泊半島へ向かいました。

水着を着てきて、濡れる気満々な子と、着替えを持ってきただけの濡れてもいいや、という子。足回りはクロックスや、ウォーターシューズ。

手には小さなバケツと魚網。

ホタテ拾いのイベントは、参加費200円。受付でお父さんが並んでいる間、子どもたちはさっそく海へ。

岩と岩の間の水の中に、魚やヤドカリ、カニを見つけて大興奮の子ども達。

手づかみで魚をつかみたくって頑張るけれど、小さな魚は素早くて、なかなか捕まえられません。でも、ちっちゃいカニや、ヤドカリは、いくらでも捕まえられます。

バケツいっぱいにヤドカリを捕まえた子もいたけど、ちょっと多すぎじゃない?ってことで、一旦リリースして、今度はウニの殻拾いする子も。

そうこうしてるうちに、ホタテ拾いの時間です。ホタテはあらかじめ海にばらまいておいて、それを拾い集めるというイベント。カウントダウンでみんなで一斉にホタテ拾いをします。

我先にと海の中でホタテを拾っていく人、人、人。

子供達も負けじと拾うんだけど、だんだん見つからなくなってくると、違うものを拾い始める子ども達。

ヒトデの大、中、小。見つけたよって、私の手に。

あらかた袋いっぱいとった人たちは、早々と海から上がって、おこしておいてくれた炭火で採ったホタテを早速焼いて食べています。子どもたちは、まだまだホタテを捜し歩いています。

イベントはここまで。結構上から下まで濡れて寒くなってきた子供たちですが、ホタテ拾いを終えたら、再び磯遊びスポットへ。

海の中にはイソギンチャクがゆらゆら。触ってみると、吸い付くような触感!

魚や大きなカニは、サッと岩陰に隠れてしまいます。

魚は、どうやらゴリと呼ばれている魚らしい。手づかみに挑戦するのをあきらめて、小さな魚網ですくうと、何匹もすくえてしまうので、やみつきに。

小さいものは5センチぐらい。大きいので15センチぐらいのものを見つけました。結局、捕まえた磯の生き物たちは、逃がしてやることにして、「猫のえさに持って帰る!」という子だけ、ジップロックに入れてお持ち帰りしました。

さすがに3時間ほど海に使っていた子供たちも寒くなってきたところで、おにぎり食べながら、拾ったホタテを炭火で焼いて食べました。海の塩味がそのまんまのおいしさで、うまいうまいとおかわりする子ども達です。

陸奥湾には、八甲田山に積もった大量の雪が溶けて流れ込む。その雪解け水に栄養塩がたっぷり含まれていてホタテがすくすくと育つ。だから、おいしいホタテが育つそうです。

豊かな山があるから豊かな海があるんですね。

濡れた服を着替えて、お次は大島探検です。

大島探検

夏泊崎の端から橋を渡してあって、歩いて大島まで行くことができます。大島は、カメのように見えると子ども達。確かに!!

橋を渡ると、山道の登り口が見えます。

出発!

遊歩道はあるのですが、草が生い茂って、草藪をかき分けかき分け進みます。

途中、トリカブトがたくさんのスポットや、ちょっぴりトゲトゲポイントもあって、半ズボンで来た女の子は、足が擦り傷だらけになっちゃいました。ここは、長袖長ズボンで来ることをお勧めします。

でも、途中、クルマバソウの可憐な花が咲いていたり、ウグイスの声が間近に聞こえます。

子供の背丈ほどもあるエゾニュウ群落を抜けると・・・

急に開けてきて、向こうに灯台が見えます!

一本の尾根道の両脇は断崖絶壁の海!

左手にはエメラルドグリーンの美しい海!海の向こうには岩木山も見えます!

右手を望むとこれまたエメラルドグリーンの海!映画のワンシーンのような素敵な景色に、子どもたちと、「きれい~!!!」と、感動。でも、海岸沿いを見ると、ごみが漂着していて、それだけが残念。

灯台までたどり着いたけど、中に入れるわけでもなく、灯台の周りは子どもの背丈ほどの草藪。

灯台の左奥に、ふみ跡を発見した女の子。「行ってくる!!」と、どんどん先へ。

追いかけていくと、そこには鳥居が。

弁財天と書いてあります。

みんなで祠にお参りして、祠の向こうを望むと、陸奥湾に囲まれた海の向こうに北海道が見えました!

さすがにここから先は断崖絶壁。行きたがる女の子を制止して、帰路につきます。

息をのむほど美しい景色とは、このことだな~と思うような、すばらしい景色。絶景スポットでした。帰りも、あの草藪を越えなければなりません。でも、この草藪を越えた人しか見られない絶景。

行ってみる価値は十分あります。

 

夏泊半島磯遊びと大島探検の注意点

これからのシーズン、子供を連れてどこに行こう?って思った時は、おすすめです。

磯遊びには、靴は必ず履いてください。ガラスの破片が結構落ちているので、裸足は厳禁です。小さな子でも十分楽しめます。小さめの魚網とバケツは必須。海の日差しは思ったよりきついので、日焼け止めも忘れずに。

水着や、着替えも必ず持っていきましょう。肌寒くなってきたときのために、長袖も忘れずに。

大島探検は小学生以上がおすすめです。背丈より高い草藪ですから・・・。行くなら、長袖長ズボンがおすすめです。結構な山道ですから、ハイヒールなんかでは行かないように。

それと、もう一点注意点が。

大島は、遊歩道以外は立ち入り禁止で、山野草も採取しないようにお願いします。

絶景スポット、今回は快晴の素晴らしい天気の時に見てきましたが、夕焼けもきっときれいだろうな~と、思いました。ただ、山道登るのに15分から20分。真っ暗になる前に下りましょう。

帰ってから、戦利品を焼いて食します。家族6人、満足いくまで食べられるくらい拾うことができました。ホタテ拾い、また来年もチェックだな。

 

子供が生き物と出会うとき


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週末、遊びに来た子供たちを、たまには連れ出そうと、地元の施設『駒っこランド』に連れていきました。馬もいるし、大型遊具があり、長いローラー滑り台もあり、小さい子なら、一日遊べる施設です。

日曜日はお天気も良かったので、親子連れがたくさん来ていて、子どもたちの楽しそうな声が響いていました。

そんな中、うちで連れて行った子供たち、遊具で遊んだ時間はほんのわずか。ほとんどの時間を過ごしたのは、水辺でした。

なぜ、そこでそんなに熱中していたかというと、生き物がいたからです。

子どもたちが生き物と出会ったとき、目が輝くのがわかります。

何かいた!

子どもたちの目が輝く時。それは、「いいこと考えた!」と、ひらめいた時や、友達と夢中で遊んでいる時、何かに挑戦している時、何かモノづくりや、自分の中から湧き出るものを表現している時。そして、生き物に出会った時です。

特に男の子に多いのですが、生き物に出会うと、とたんにイキイキしてきます。

この日も、水の中に何やらうごめく水生昆虫を見つけた子ども達。

捕まえるのに夢中になって、こんなに捕まえました!

誰かが水辺に裸足で入っているのを見た子どもたちは、次々水辺に集まってきます。

そうやって、水に裸足で入る子たちは、みんな生き物好きの子たちばかり。

「おれ、将来は虫の研究する人になるんだ!」と話してくれた男の子。

虫にも詳しく、「こいつ、ヒメゲンゴロウじゃないかな?」って教えてくれました。

ガムシ、ゲンゴロウ、ミズスマシ・・・この辺はみんなよく似ていて、難しい。

私たちも、うちに帰ってから調べてみたけど、おそらく大きいのはガムシ。体長1.6㎝ぐらい。お腹に空気をためています。

小さくてたくさんいたのは、やっぱりゲンゴロウの仲間じゃないかということになりました。体長1㎝ぐらいで、やたらに動きが早い。おしりに空気をためていました。

じっくり観察して、それぞれの違いを調べてみるのも面白いのです。

でも、水辺でヒメゲンゴロウやガムシを捕まえている時は、名前なんてどうでもよくって、ただただ捕まえたい。狩猟本能に目覚めた子供たちの目は、獲物を狙う目です。

あっちにもいるかな?

こっちの方がいるんじゃないか?

場所を移動しながら、たくさんいる場所を探します。

午前中いっぱい、水辺で虫探ししていた子供たち。

たまたま持ってたからのペットボトルを水槽に、ゲットした昆虫を集めるのに夢中です。

周りには遊具がたくさんあるけれど、ほんのちょっぴり遊具で遊んで、あとはずっと水辺の子ども達です。

生き物探しは面白い。動くものがいたら捕まえる。それが子供たちの本能なのかもしれません。

伝承遊び

虫探ししながらも、時々草花遊び。虫探している間に、私たちが、草笛吹いたり、タンポポの水車作ったりして見せてあげると、それも面白そう!と、やってみる子ども達。

タンポポ笛も、うまく吹けるようになって、三本の音の違う笛をトリプルで吹いてみたり。

タンポポの水車もクルクルよく回ります。

こんな小さな水面で水切りにチャレンジ!平べったい石を探して、「これ、水切りに良さそう!!」と、試してみます。水切りも、できるだけ低いところから投げる、というのがはじめなかなかできなかった子も、何度もトライしていくうちに、水切りできるようになりました。

こういった、伝承遊びも、親から子へ、おじいちゃんおばあちゃんから孫へ、友達から友達へ伝えられていく遊びです。

私たちが子供のころに遊んでいた遊びもあれば、意外と、こういう伝承遊びをしたことがないという親御さんも、結構います。でも、伝えていかなければ、どこかで途切れてしまうかもしれない、そんな遊びです。遊びの文化が途切れないように、伝えていきたいですね。

やってもいい?

水辺でずっと遊んでいると、いろんな親子がやってきます。

「水に入ってもいい?」と子どもが聞けば、

「靴脱いで、ズボンまくって入っていいよ」という親御さんもいるし、

「着替えないんだから!やめて!」という親御さんもいます。

下の小さい子が、真似して入ろうとするから、「そっちいかないで」っていう場合もある。

それぞれに、親の都合もあるから仕方がないのだけど、水に入りたい気持ちを我慢している子供たちが、ちょっぴりせつない。

そんな子たちのそばで、水の中で転んじゃったお友達もいたけど、「今日は天気よくてよかったよ!すぐ乾くから大丈夫!」って、遊んで乾かす作戦に出ました。

そのぐらい、みんな図太く、汚れても平気!って、遊べたらいいのにな~って思います。

そういう意味では、子供がいつ汚してもいいように、着替えの一つや二つ、車に乗せておくといいのかもしれないですね。

水辺の遊びは、子どもにとっては本当に楽しいものですから。

プレーパーク情報

次回の駒っこランドのプレーパークは6/9(土)10:00~15:00です。

天気がよければ外で。雨天の時には交流館にて室内プレーパークにします。

水遊びの前日はあいにくの雨の中のプレーパークだったのですが、雨の場合はこんな感じで遊べます。

屋根の下でシャボン玉したり

絵の具でお絵かきしたり

新聞びりびりで遊んだり

段ボールの滑り台や、段ボールの秘密基地作ったり

対戦して遊んだり

木工したり

工作したり。

雨でも、外に飛び出し、馬を見に行ったり、雨でも遊具で遊ぶ子どもたちもいるので、やっぱり着替えがあるといいのかもしれませんね。

天気がよければ、外でプレーパークですが、温かくなってきたので、虫たちも出てきています。着替えの他に、虫捕り網や、虫かごもって、虫探しも楽しいですね。運がよければトカゲに出会えるかも。もちろん馬もいますしね。

 

十和田市立ちとせ小学校の校庭で、毎週水曜日、放課後プレーパークも5/30(水)から始めます。

雨天中止ですが、15:30~17:45まで開いています。

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春の森冒険キャンプ2018~2日目~秘密基地とアドベンチャーコース

冒険キャンプ二日目、秘密基地を作り、アドベンチャーコースを歩いた子供たち。

森の生き物に出会い、山菜を採りました。普段は便利な暮らしをしているけれど、ちょっと不便な環境で、ちょっと困難にチャレンジしたり、そこに息づく命を感じたり、そういう体験が子どもの生きる力をつけていくのだと思っています。

春の森冒険キャンプ二日目の朝。

夜はぐっと冷え込み、朝も早くから起きてきた子供たちはブルブルしながら、焚き火の前へ。火って、ほんとうにありがたい。朝露に濡れた靴を乾かしながら、焚き火の前で温まる子供たち。

ダッチオーブンには酒田さん作のパスタ、スペアリブとジャガイモと玉ねぎのマーマレード煮が。

パンと、昨日の残りと、ダッチオーブン料理をいただきます!

二日目も、ここからスタートです。

秘密基地を作ろう!

高校生のお姉ちゃんの指導?の下、子どもたちが枝を集めてきて、秘密基地づくりが始まりました。

いい木、見つけたよ~!

中は、子どもが立って入れる高さです。広さも十分。

バズーカ発見!

木を一生懸命集める子、遊んでばっかりで戦力にならない子、集めてくるのに飽きちゃった子、いろんな子がいるけど、それぞれが、ちょっとづつ手伝ってだんだん形になっていきます。

その頃、大人は大人で、子どもたちとは離れた場所に大人の秘密基地を作っていました。

大人は、木を組んだり、ちょっと本気モードです。

自分たちの秘密基地づくりにちょっぴり飽きてきた子供たちが、大人チームの偵察にやってきました。

大人の秘密基地を見て、子どもたちの第一声。

「大人、ずるい!」「道具使うなんて、ずるい!俺たち、枝だけで作ってるのに!」

そう。大人は、麻ひもやナイフを使って、木を切ったり、結わえたりしていたのです。

ブーブー言いながらも、子ども達の秘密基地も、どうやら完成したようです。

アドベンチャーコースは未知の道

秘密基地作りの後は、みんなでアドベンチャーコースへ出発!

原っぱから森に入るところから、すでに笹に覆われているアドベンチャーコース。

早速見つけたのはカラマツの木。

新芽の柔らかい枝先をぽきんと折って、中の髄(芯)を抜くと、ふにゃふにゃのネックレスになります。頭や首にカラマツの飾りをつけた彼は、この先「神様」と、みんなに呼ばれるようになりました。

「あなたの落としたのは、いいジャイアンですか?」っていう、池の神様みたい(笑)。

カラマツのネックレスつけて、再び笹やぶに突入。小さい子は、背丈ほどもある笹やぶ。前の子が歩いた後に行くと、顔にバシバシ当たるので、笹やぶではお姉ちゃんに抱っこされて、先へ進みます。

笹に覆われ、道がわからなくなっています。「こっちだ!」

前の人を見失うと、迷子になりそうな、そんな笹やぶをこいで進みます。

しばらく行くと、林床に笹やぶがない、開けた森に出ました。

枯葉に覆われた林床はふかふかで、森の新芽は淡い黄緑色。鳥の声を聞きながら、さわさわ枯葉を踏みしめ歩くのがとても気持ちのいい森。

森を抜け、林道を歩いて行った先に、前の晩暗闇探検行ったときに見つけた青い小屋があります。昨日は暗すぎて、青い小屋まで行けなかった子供たち。青い小屋に行くぞ!と、張り切っています。

森の先に見つけたのは、なんだか、人が管理しているような小屋と、魚が入ったいけす。

「東北ホタル愛好会」の看板が。

水車小屋まであって、何年もここのキャンプ場に来ているけど、こんなところにこんなのがあるなんて、全く知らなかった・・・。今回は大発見の多いキャンプです。

謎の小屋を確認した後は、これまた初めて通るコースで、田んぼの脇を通りながら、戻ります。きっと、こっちからも行けるはず。

途中、草笛をお姉ちゃんに伝授してもらい、みんなで草笛の練習も。

草笛、ふけるようになったよ!

「網ちょうだい!」と、何か見つけた子がすくったものは・・・

オタマジャクシ?水の中に、たくさんいました。

木を渡って歩きます。

コゴミも、ちょうどいい感じの場所がありました。

そして再びスナヤツメのいるスポットへ。

スナヤツメ探しているうちに、泥沼にすっぽりはまる神様。

助けに行くと、ミイラ取りがミイラになる、泥沼スポット。

みんな泥沼にはまっています。

ここでも再びスナヤツメを二匹ゲットし、満足して戻る子ども達。

ここまで結構な距離を歩いているのに、帰る途中で再び崖に登って粘土を採る子ども達。すごい体力です。

森の生き物、森の恵み

キャンプ場に先に戻った子ども達。何やら騒いでいます。

どうやら、トカゲを捕まえたらしい。

ところがこのトカゲ、捕まえた子が「うちに連れ帰って飼いたい」と、言い出したことで、ケンカになってしまいます。

「森に返したほうがいいよ。森の生き物なんだから、森に返さなきゃだめだよ」っていう子と

どうしても連れて帰りたい子。

とにかく、無理やり逃がしてやろうとしていた子に、まずは、かごに入れて、じっくり観察させてあげようよ。ということで、しばらくそっとしておくことに。

そうしているうちに、森の向こうでは「ヘビ!!」という声が。

草むらの中にいたのはアオダイショウ!

スナヤツメも、子どもたちは最後の最後まで「うちに連れて帰って飼うんだ」と意気込んでいた子供たちですが、迎えに来た親御さんの説得の元、トカゲもスナヤツメも、森に帰してやることを了承した子供たち。

飼いたい気持ちが大きかったのに、お世話する難しさや、本来、森の生き物たちは森にいたほうがいいんだということや、絶滅危惧種で、数が少なくなっていて貴重なものであるということや、いろんなことを考えて、最終的には逃がしてやるという決断ができた子ども達。いっぱい心の中で葛藤したんだと思います。

「バイバイ」小さな声が聞こえます。

森の中には、生き物の他、森の恵みがたくさんありました。タラの芽や、ヨモギ、コゴミ、タケノコ、おいしく食べられるものの他、クロモジの葉っぱはお茶に。

クロモジは、柑橘系のさわやかな香りがします。枝は和菓子のつまようじに使われます。その香りにはリラックス効果があります。

症状によってさまざまな使い方ができる植物で、お茶として飲むと、胃腸やのどの荒れを改善し、濃く煎じた汁を肌に直接塗ると肌荒れを鎮め、入浴剤として使うと冷え性の改善につながります。

樹皮や葉に含まれるテルピネオールとシネオールには抗炎症作用があり、これらの成分が胃腸やのどの炎症に効くとされています。

テルピネオールには抗アレルギー作用もあり、抗菌・殺菌作用のあるリモネンとの相乗効果で、煎じ汁で肌を直接洗うと水虫などの症状が改善するとされています。

また、森の中には、食べられるもののほかに、毒草もあります。

左の白い花のニリンソウは、山菜として美味しく食べられるものですが、同じ場所に生えている右のトリカブトは猛毒です。葉っぱの形がとても似ていて、しかも、生えてきたころの若葉はそっくりなので、間違える方も多いようです。ニリンソウをとるなら、花のついたものを採るなら、間違いはなさそうです。

また、ウルシとタラの芽も、春先芽吹いた若芽はよく似ていますが、タラの木にはトゲトゲがあり、トゲトゲのないのはウルシですので間違えないように。

上はウルシ。下はタラの芽。

見分け方は、トゲがあるのがタラの木。

タラの木によく似ているもので、ハリギリというのもあります。ハリギリもおいしく食べられます。そして、トゲはタラの木よりも大きく鋭い。下はハリギリ。

タラの芽には、葉酸やカリウムが多く含まれているため、妊婦さんにおすすめです。高血圧、むくみ予防、疲労回復などの効果もあります。

ハリギリには、関節炎、できもの、皮膚病などの炎症疾患に優れた効能があり、肝臓疾患、鎮痛作用にも優れていて、腎機能の強化にも。

コゴミは、アクが少なくくせもないので、とても食べやすい山菜です。茹でて胡麻和えにするとおいしくいただけます。

とびぬけて多い栄養素はないのですが、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。βカロテンやビタミンEには、抗酸化作用により病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫活性作用、発がん抑制作用があります。ビタミンCにも抗酸化作用の他、コラーゲンの合成を助け皮膚のシミやシワを防ぐ作用、ストレスに対抗するホルモンの生成を助ける作用があります。

自然にインパクトを与えず、自然を楽しむこと

春芽吹く様々な植物の新芽には、たくさんのエネルギーが詰まっています。

来年もまたとれるように、採りすぎない程度に山の恵みを少しいただくことで、体にもエネルギーを取り入れることができます。

タラの芽なんかは、欲張って脇芽も全部取ってしまうと立ち枯れてしまうので、脇芽はちゃんと残してあげなければいけません。

森の生き物は観察したら森に返し、山の恵みは採りすぎない程度に美味しくいただく。

そうやって、山の命の循環を人間の手で断ち切らないようにするということも、伝えていかなければならないことだと、改めて感じます。

ここのキャンプ場は水が出ません。

だから、持ってきたお水は、とても貴重です。無駄に流しっぱなしにしない。森にインパクトを与えないために、食器は一度トイレットペーパーで汚れをふき取り、軽くお湯や水でゆすぐ。自然の中で、謙虚であること。そういうことも、体験してほしかったことでもあります。

 

春の森で冒険キャンプ2018(一日目)

ゴールデンウィーク後半の子どもの日は、春の森冒険キャンプでした。

森で遊び、木に登り、秘密基地を作り、芽吹いたばかりの山菜を採る。崖を登り、笹やぶをこいで、川に入り、生き物を見つけては捕まえる。火おこししてたき火をし、夜の暗闇探検に、満天の星空を見る。そんな体験をした子ども達。

今年はどんな様子だったのか、紹介していきます。

森に親しむ

キャンプ場に到着後、自己紹介の後は、しばらく森で遊びます。

ロープの綱渡り

ロープのブランコ

ハンモック

綱渡りも、はじめは「できない」って言ってた女の子も、みんながやってるのを見て、やっぱり挑戦!ちゃんと、一人で渡れるようになりました!

みんなが森で遊びながら仲良くなったところで、みんなでお昼ご飯を食べてから森の探検へ。

森の探検で見つけたもの

キャンプ場から下の森へ降りていく途中のツルにぶら下がったりしながら、どんどん下りていきます。

粘土のとれる崖に、みんなでよじ登ります。落ちると泥だらけ間違いなしのその崖に、子どもたちは全員チャレンジします。

おしりが泥だらけになろうが滑り降りる子も。

そうこうしてると、崖の横の草地から上に登って、上から雄たけびを上げる子も。

しばらく崖登りにチャレンジした後は、さらに下へ。

水たまりの池に着くと、カエルの卵がいないか、探す子供たち。長靴の子も、靴の子も、靴の中が水没していきます。

カエルの卵発見!!と、思ったけど、なんか違う?

後で調べたところ、これは、トウホクサンショウウオの卵のようです。準絶滅危惧種です。

手に取って、「うへ~~!!」ってしていると、後ろで「ここにも卵あるよ!!」という子供の声。

振り返ってみると、そこには確かに卵が!

普通の卵!?なんでこんなとこに?何の卵?

「オレ、この卵あっためる!!」そういう彼は、ずっと大事そうにお腹に卵を抱て歩くことに。「卵からかえって、初めて見た人をお母さんだって思うんでしょ?」そう言いながら。

流れている川に入ってみると、「なんかいた!ドジョウ!!」生き物を見つけた子供たちは、獲物を捕らえるハンターです。

「捕まえた!!早く入れ物ちょうだい!!」

捕まえて、入れ物に入れて観察してみると、なんかドジョウと違う。顔の横に黒い穴が七つ。尾ひれもひらひらしている。ヤツメウナギかな?

調べてみると、ヤツメウナギの仲間のスナヤツメらしい。絶滅危惧種になっています。

水が足りないかな~と、お水を足してあげる子ども達。

口が吸盤のように吸い付いています。調べてみると、スナヤツメは、一生のほとんどを目を開けずに過ごしていて、目を開けた状態でいるのは、生後4年目の秋から初夏の産卵の時期までのほんの半年程度だそう。目の空いているスナヤツメを見られるのは貴重なんだそうです。見て見ると、ばっちり眼を開いています!

捕まえたら、子どもたちは「家に持って帰る!」と、張り切っています。「こっちのでかいのはオレ捕まえたやつな。」「こっちはオレのだ!」って話していましたが、最終的にはリリースしました。

みんなが川に入ってスナヤツメ探しに夢中になっている時、川に入りたくないという子は、お兄さんと一緒に、竹の子採りをしていました。

深みにはまって、腰まで水に浸かった子もいました。みんな長靴の中は水がガッポガポです。

靴もズボンもみんな濡れてしまったので、キャンプ場に戻って着替えることにします。

火おこし体験

キャンプ場に戻り、着替えも済んだところで、遊び始める子ども達。広~い原っぱで、野球にキャッチボール。

野球が初めての子も、みんなでキャッチボールしていくうちに、だんだん上手になっていきます。今は、遊びの中で野球できるような空き地も少なく、クラブチームに入っているような子じゃないと、野球ができない環境なのかもしれません。今は、スポーツテストで、ソフトボール投げでボールを遠くに飛ばすことができない子も結構いるようです。ボールを投げる。そんな経験も、ここなら思う存分できます。

キャッチボールも様になってきました。

こんな、野球の最中、森で拾った卵を、お腹にくくりつけて温めていた男の子がいましたが、遊んでいたら、案の定、卵を割ってしまいました・・・。

「中身は普通の卵だった・・・」と、男の子。でも、そんなハプニングも、想定内(笑)。

そんな中、焚き火でマシュマロを焼いて食べるため、火おこしに挑戦です。使うのはファイヤースターター。火花を出して、燃えやすいものに火をつけていくものなんですが、これがまた、なかなか難しいのです。火花は出せるんだけど、なかなか火を起こすところまでできないのです。

もうちょっと!!

それぞれ、みんな挑戦したんだけど、なかなか火をおこせなくって、もう無理じゃない?って思い始めたとき、お父さんの登場。

ここからにわかに子どもたちのやる気にも火が付き、とうとう、この後、子どもたちだけで火をおこすことに成功しました。

火種の上に小枝を乗せて、ちょっとづつ太い枝も乗せて、せっかく作った火種が消えないように仰ぎながら、だんだんいい火になってきましたよ。

火がおこせたら、マシュマロ焼きです。

子どもたちの間から、長い枝で焼くお父さん(笑)。

晩御飯の支度も子どもたちで

お腹もちょっぴり満たされて、デイキャンプで帰る子もいるので、早めに晩御飯の支度にとりかかります。

焚き木を切る子。

火の番をしてくれる子がいるので、焚き火の方はお任せして、調理を始めます。

一人手伝い始めると・・・

次々お手伝いしたい子が集まってきます。ゴボウはナイフで削ってもらいます。

一年生で、ナイフが初めてだって、コツを覚えたら、上手に削れます。

こちらはナイフの扱いに慣れている二年生。鉛筆削りのようにゴボウを削っています。

「もっと切るものない?」と、みんな積極的です。

焚き火の上ではダッチオーブンの中でタケノコの蒸し焼きができています。細いタケノコなので、むいてしまえば、食べられるところはほんの少しなんですけどね。

ダッチオーブンでみんなが刻んだお野菜を煮込んでいる間に、採ってきた山菜を天ぷらにしていくのはお母さんチーム。

タラの芽、ヨモギ、山ぶどうの芽、ボンナ。

揚げたてに塩を振って、つまみ食いに来るこもチラホラ。

もう一つのダッチオーブンの中では、ハーブチキンがいい感じに火が通っています。

おみんなでお野菜刻んだお鍋は、せんべい汁に。そして、みんなでいただきま~す!

後で合流したキャンプの達人、酒田家のお姉ちゃん。なんと食後のデザートにクレープを焼いてくれました。フライパンはダッチオーブンのふた。

美味しいクレープ、自分でトッピングして、子どもたちも大満足♪

夜の暗闇、満天の星空、焚き火の温かさ

食事の後は、夜の暗闇探検にでかけます。暗闇探検なので、写真はありません。みんなドキドキしながら、懐中電灯片手に一回り歩いて、戻ってくると、そこにキャンプ場の焚き火の灯りが見えて、なんだかホッとします。焚き火は、冷えてきた体も温めてくれます。星も出てきました。

ちょっぴり眠いんだけど、まだ寝たくない子供たち。

たまたま、「車に花火がついてるよ」というママがいて、季節外れの花火を楽しむことができた子ども達。

最後は線香花火対決!

でも、ここらで子どもたちも限界です。みんなでテントに潜り込み、おやすみなさいの時間です。うまく写真にとれなかったのですが、満天の星空。放射冷却でぐっと冷え込んできました。

共に作り上げる

4/22は、三沢の(株)高橋さんのところでアースデイ青森2018でした。

天気にも恵まれ、たくさんの方々に入場いただきました。

私たちHappy Childrenも、(株)沼口工務店さんと一緒に、木工プレーパークで出店しておりました。

来場者さんや、お子さま連れで出店されてる出店者さんからも、こんなに子供連れで、大人も子供も楽しめるイベントはなかなかないという嬉しい声がありました。

大人が、いろいろ買い物や癒しを楽しんでいる間、子供たちはというと、木登り体験や、カヌー、チョークでお絵描き、めだか釣り、壁面クライミングに挑戦したり、そして、プレーパークで木工に集中していたりと、あっちにもこっちにも、子供が楽しんでいる姿がありました。

今回、印象的だったのは、共に作り上げようとする姿がたくさん見られたことと、子供たちの成長でした。

共働、共創

今回のプレーパークは、木工中心でしたが、このイベントも5年目ということもあってか、木工する子供たちが、確実にレベルアップしていると感じました。

もちろん、初めてトンカチやノコギリを使う子もいますが、毎年来てくれてる子や、何度目かの子も、トンカチ使いや、ノコギリ使いが、もうしっかりできていて、助けてほしいときには、ちゃんと、ちょっとここ押さえてて、って言えるのです。

子供たちってすごいな~って思います。

そして今回、たくさん見られたのが、そんな子供たちの、共に作る姿です。

友達が作るのに協力して作ったり、親子で協力して作り上げたり、できる子が、できない子の作る手伝いしていたり、そんな姿があちらこちらにみられました。

友達同士で。

兄弟で

パパといっしょに

ママと協力しながら

 

一人で頑張ってる子には、私たちが抑えてあげたり、ちょっぴり手を貸すことはありますが、協力しながらやってる子たちは、自分たちで考えて、自分たちでいい方法を見つけていきます。

子ども達のそんな姿を見ていると、プレーパークって、こういった、共に働く協働や、共に作り上げる共創の力が、自然と育まれていく場所なんだと感じるのです。

自分が作りたいと頭に描いた形を、どんな風に形にしていくか、それを友達に言葉で「こんな風なの作りたいんだよね」って、説明しながら作るわけです。コミュニケーション力だって磨かれます。だって、自分の頭の中の完成図を、言葉で相手に伝えなきゃならないんですから。

協働、協力、共創、コミュニケーション能力・・・それらは、これからの時代必要となってくる力です。

続けていくことでレベルアップしていく子供たち

さて、今回、びっくりしたのは、先ほども書きましたが、子どもたちの成長とレベルアップです。

この子、今年は、細い木を格子状にくぎを打ち付けて、すばらしい作品を作っていた子です。完成したものを撮っていないのが残念ですが、この細かい格子を、根気よく、ひたすら一人でくぎ打ちしていました。

去年はぺたぺたボンドでいろんなものを張り付けて楽しんでいた子です。それが、一年後には一人でトンカチやノコギリを使えるように成長してやってくるんです。

こちらの子は、去年は、本職の大工さんに手伝っていただきながら、一生懸命トンカチを使っていました。でも、この時でも参加二年目で、だいぶ一人でトンカチやれるようになっていたのですが、

3年目には、一人で作るのはもちろんのこと、友達にやり方教えてあげたり、抑えてあげたり、頼もしく成長していました。

去年は箱を作っていった子も

今年は椅子にチャレンジしていました。

こうやって、五年目となって、改めて子供たちの成長を感じたプレーパークでした。

続けていくことで見えてくるものもあるんだと、感慨深いものを感じました。

「手伝おうか?」って、声をかけると、「前もやったことあるから大丈夫」っていう子もいたりして、私たちの出番はだんだんなくなってくるのかもしれないな~なんて、思ったりもしました。今年は、初めてさんに集中して目をかけてあげられるようになったのも、特徴の一つだったように思います。

信じて見守る大人

プレーパークをしていると、いろんな親子に出会います。

子どもに任せて見守る人、
手をとって一緒にやる人、
応援する人、
親が待ちきれずやっちゃう人、
ダメだしばかりで子どものやる気を奪う人、
危ない、あなたには絶対無理と子どもを連れていく人、
色んな親子がいます。

でも、こんな時こそのんびりと
子どもの時間を共に生きて欲しいと思うのです。
何もないところから、協力して最後までやりきった時の子どもの晴々とした顔は、たまりません!
子どもの成長はあっという間。
一緒にどっぷり関われる時間はそう長くはないのです。

日々成長していく子供たち。いつかは親の手を離れていくでしょう。

来年もきっと、アースデイはやることと思います。

その時また、成長した子供たちに会えるのがとても楽しみです。

Happy Children の想い


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【Happy Children】

子どもは「あそび」で育ちます。「遊び」とは、本来自由なものです。

決まった遊び方や大人が用意したように遊ぶのではなく、子供が自分から遊びたいから遊ぶ。やりたいからやる。そういう能動的なものだと思っています。ジャンプしたいからジャンプする。木登りしたいから木に登る。捕まるかもしれないドキドキ感を味わいたいから、追いかけっこする。そういう子供の遊びを大事にしたいと思っています。

そんなとき、自然は一番子どもを開放してくれます。おもしろい!きれい!すごい!心動かされる経験をたっぷり子供にさせてあげてほしい。

だから、子ども達にはたくさん外遊びして欲しい。でも、なかなか子どもが怒られずに遊べる自由な遊び場はない。だからこそ、安心して遊べる場が欲しい。禁止のまなざしではなく、温かいまなざしで大人が見ていてくれる、そんな場所を作りたい。

そんな想いで、出張プレーパークや学校の放課後プレーパーク、おうちプレーパークをやっています。また、子ども時代に自然体験して欲しいと、年に二回、冒険キャンプやホタルと川遊びキャンプを開催しています。昨年は、おいらせもりのようちえん(現在は「NPO法人おいらせ自然学校」)で、幼児対象のDAYキャンプで森遊びを担当していました。

子どもたちが創造性豊かに、新しいことにチャレンジできる力をつけていきたい。そんな大人になっていってほしい。

幸せな子供時代を過ごしてほしい。

幸せな子ども達。

幸せな子ども達の未来。

それが私達Happy Childrenの想いです。

<プレイパークとは>

自分の責任で自由にあそぶをモットーにしたあそび場です。大人が与えたあそびを子ども達がなぞるのではなく、子ども達自身が考え、あそびを作り、禁止事項をなくし、やりたいことを実現していくあそび場です。多少のけがは、子どもの遊びにはつきもので、失敗から学ぶ事ができるのも、子ども時代には大事な事。友達同士でケンカしたって、みんな仲良くしなさいと、ケンカから人間関係を学ぶ機会を奪ってはいけない。大人は子どもの遊びを見守るだけ。本当に困ったときに手を差し伸べます。

青森県内、私達のほか青森市、三沢市、八戸市などで活動している仲間がいます。子どもが、自分の足で通える場所に、そんな遊び場があるように、少しづつ、プレーパークの輪が広がっていくことを願っています。

春のはっぴぃわ~くパネル出店

4/30(月)10:00~16:00

おいらせ町みなくる館にて

『はっぴぃライフケア』さん主催のイベント「春のはっぴぃわ~く」に、パネル出店します。当日は私達Happy Childrenは会場に行くことはできませんが、活動紹介のパネル展示と、はぴちる通信を置かせてもらいます。

楽しいワークショップの合間に、活動内容をご覧いただければと思います。

アースデイ青森2018・木工プレーパーク出店

4/22(日)10:00~16:00は、三沢で開催のアースデイ青森2018に木工プレーパークで出店します。

場所: (株)高橋 敷地内
三沢市新町2-31-2171(三沢駅近く)
お問い合わせ: 0176-53-4175
主催:青森バイオマスエネルギー推進協議会

どんなイベントなのか、その他の出店の内容については、アメブロやFBもチェックしてみてください。

 

プレーパーク情報

次回のプレーパークは10:00~15:00

5/19(土)駒っこランド

6/9(土)駒っこランド

7/28(土)駒っこランド

です。

天気がよければ外で、雨天時は交流館内でやります。

また、5/5~6は春の森冒険キャンプ

(※申し込みは締め切らせていただきました)

7/14~15はホタルと川遊びキャンプを開催予定です。

*********************

はぴちるLINE@始めました。

はぴちるプレパ情報など、随時配信いたします。

友だち追加

 

こちらから、プレーパークで使う消耗品や、おうちプレーパークで子どもたちのおやつなど、物品支援で応援して下さる方もよろしくお願いいたします。

 

また、

また、活動費のお振込みも随時受け付けております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420

番号07138981

シンドウサチコ

 

【他行からの場合】

ゆうちょ銀行

支店名 八四八 (読み ハチヨンハチ)

普通預金

口座番号0713898

子どもの遊ぶ時間は、無駄な時間なんかじゃない


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時代と共に、子どもが外遊びする時間が減っています。

調査によると、20年前に比べ、半減しているといいます。

その背景には、部活動や習い事、塾で忙しい子供たちや、両親共働きのため、学童に行っている子供の増加、加えて、公園の禁止事項の多さ、ボール遊びできるような遊び場の減少など、原因は一つではありません。

私たちの子ども時代を振り返ったとき、毎日何より楽しみにしていたのは放課後、友達と遊ぶ時間ではなかったでしょうか?塾や習い事に通う子も、今よりは多くなく、遊ぶ友達は近くにたくさんいたものです。

今、子どもが自由に遊べる時間はとても短いのです。4年生ぐらいになると、部活に入る子供もさらに多くなり、塾や習い事に行く子も増えてきます。遊びたくても遊ぶ友達がいない、という状況になっているのが現代の子ども達。

一日遊びほうけて宿題をしない子を叱るより、今日もよく遊んだねと言ってあげたい。今しか思う存分遊べる時間はないのだから。

宿題しないから、お母さんの言うことを聞かなかったから、ゲームばっかりしてるから、罰として遊んではいけません、とお母さんに言われたという子供の声も時々聞きます。

それは、子どもにとって、一番つらい罰ではないかと思います。

短い子供時代を思いっきり遊ぶ権利はどの子にもあります。子ども時代に遊ぶからこそ培われる力があります。子どもの遊ぶ時間は、無駄な時間なんかではありません。遊びの中から学ぶことはたくさんあります。子ども時代に遊んだ経験が、これから大人になっていくときの土台になっていきます。

どうか、子どもたちに、もっと遊ぶ時間を作ってあげて欲しい。忙しい子供たちの声を聞くと、とても切なくなってしまうのです。

遊びあうことは育ちあうこと

遊びの中で育つ力はたくさんあります。

遊びを作り出していく創造性や、冒険心。工夫する力や想像力。自分はできるという自己肯定感。友達と関わるコミュニケーション能力。そして、何より、心を育てます。机の上の勉強だけでは育たない力が遊びにはあります。

遊びにはそんな素晴らしい力があるのだけれど、宿題しないで遊んでばかりいる子供を見ていると、つい、「遊んでばっかりいないで宿題は?」「早く帰って宿題しなさい」なんて言いがちですが、遊ぶ時間は、子どもにとって何にも代えがたいものだと思っています。

今日も2年生から4年生まで、男女混合で遊びこむ子供たち。

一人が木の上に登ると、それを見ていた木登り初めてな子も、自分もやってみたいと挑戦します。

「新藤さ~ん!!見て見て~!」って、初めて高く登って得意気な子供も。

一人が、「オレ、窓から登れるぜ!」って自慢すれば、「俺もやってみる」って挑戦します。

小屋の下には犬がいて、最初は犬を怖がってた子も、窓から登りたくって、途中からは犬のことなんか全然気にしないで遊んでいました。

「いいこと考えた!」って、考えつく遊びは、大人からするとくだらなかったり、そんな遊び?って思えるようなことだったりするけれど、子どもたちはいつでも全力投球で遊びます。

段ボールにお絵かきしてもいいようにと絵の具を出せば、始まったのはジュース屋さんだったり。大人が思うような遊びをしないのが子供です。

穴掘って、泥んこ遊びでもしたらいいかなと思ってスコップを渡したら、まさかの横穴の秘密基地を掘ると頑張り始めたり。

子どもたちのやることは、大人の創造力をはるかに超えてきます。

「ガムテープ頂戴」っていうから渡したら、グローブ作った子もいました。こんな事、大人じゃ絶対考えつきません。

大きい子と小さい子が一緒に遊んでいたら、小さい子が入れるようにちゃんと譲ってあげたり、小さい子が乗れるように手を貸してあげたり、異年齢で遊ぶ時は、大きい子の優しい一面が見られます。

普段は言うこと聞かない悪がきだって、 「おい!小さい子が先だぞ!」って、仕切って見せる場面もあったりして。

ケンカしながら、相手の気持ちを知ったり、子ども時代だからこそ、いっぱい失敗していいし、失敗を恐れずなんにでもチャレンジできるし、失敗したって、そこから次はどうしたらいいかを学ぶことができます。ちょっとぐらい失敗しても大丈夫と思えるような心の強さも培われます。

子ども時代にこういった遊びを経験しないで大人になっていく子が、増えてきているのかと思うと、何とも言えない気持ちになります。

ちょっとの失敗で心が折れてしまう子。

失敗を恐れて、新たなことに挑戦しようとしない子。

人の気持ちがわからないような言動をしてしまう子。

そんな子が増えてきているのも、遊びの経験不足と関係があるのではないかと思っています。

遊び合うことで、お互い育ちあうことができます。お互いの良さを認め合い、高め合い、遊びはより楽しい物へと変わっていきます。

遊びの力はすごいんです。遊びは無駄な事なんかじゃないのです。

子どもたちの遊びの時間を確保してあげて欲しい

子どもたちの遊びの時間は、何物にも代えがたい大切な時間なのだと大人の皆さんには知っておいて欲しい。

たとえ、習い事をしていようと、子どもたちが遊ぶための時間はちゃんと残しておいてあげて欲しいと思います。

毎日、アイドル並みの忙しさで、何曜日は塾、何曜日は習い事って、予定でいっぱいの子どもたちもたくさんいます。私も、そんな子供達を見てきました。

「何曜日しか自由な時間ないんだよね~」と、嘆く子供の声も耳にしたことがあります。

実際、私の娘も、小学校時代は部活で休みはほとんどなく、休みは平日の一日だけ。週末も、月に1~2回は休みなんだけど、そんな休みにも容赦なく練習試合が入ってくるし、お盆や正月も試合があったりして、いったい子供たちはいつ遊ぶんだろう?って思いました。

もちろん、娘がやりたかったスポーツです。好きだから休みたくない。

でも、腰は痛い、足は痛い、体はボロボロだったし、何より「ボーっとできる自由な時間が欲しい」「友達と遊ぶ時間が欲しい」と、よく言っていました。

遊んでもいいし、ボーっとしてもいい、自由な時間が子ども達には必要です。大人だって、そんな自分のための自由な時間がないと、ストレスがたまってくるものです。子どもならなおさらです。

遊ぶ時間を無駄な時間と、習い事だらけにしないで欲しい。心が折れてしまう前に、もっと遊びの時間を確保してあげて欲しいと思います。

プレーパーク情報

4/15(日)10:00~15:00まで、
十和田市駒っこランドでプレーパークを開催します。
雨天時は交流館にて。

木工や工作、絵の具遊びや新聞ビリビリ。小さい子から大きい子まで、年齢制限はありません。おじいちゃんおばあちゃんが作ってもいいんです(*´∇`*)。
誰でも自由に遊べるプレーパーク。

今回はあいにくの雨模様ですが、雨だからこそ、子供たちを遊ばせに連れてきてもらえたらなと思います。

 

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記号18420

番号07138981

シンドウサチコ

 

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支店名 八四八 (読み ハチヨンハチ)

普通預金

口座番号0713898