「何する?」~休みの日の子供のつぶやきに


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小学生の春休みも残すところあと少し。

短いようで長い春休みです。

子供たちも、毎日同じ顔触れになってくると、遊びに広がりが出なくなり、そうなると口から出る言葉が「何する~?」です。

たいてい、そんな言葉が出た後は、「かくれんぼしよう!」とか、家の中でボール投げ始めたり、親にとってはあんまりうれしくないことばっかり。

もう、そんなときは外に連れ出すに限ります。でも、親にだって都合があるから、連れ出せない時だってあります。そんなときは、散らかっちゃうけど、工作とか、物を作るのはいいものです。

室内での「何する~?」には物づくりを

室内で、子ども達が集中しておとなしくしてくれるものと言えば工作が一番です。

今までも、段ボール工作のネタは書いてきましたね。以下の記事も参考にしてください。

工作している間は、集中している時間が長く、放っておいても大丈夫。時々、「ガムテープなくなった~」とか、「割りばしない?」って来るときもあるけど、かなり長い時間工作しています。

最近息子が作ったのは、どんぐり転がし装置。これで半日費やしました。

こちらはごみ箱。

ちゃんと分別するようになっています。

片付けまでできたらパーフェクトですが、工作は時間がかかるので、子どもが帰る時間が来てしまうと、散らかしっぱなしで帰ってしまうこともよくありますが。

昨日、子供たちを連れて三沢航空科学館にある段ボールパークに行ってきましたが、段ボール迷路とか、段ボールの自転車とか、すごいんだけど、その用途でしか遊べないものだと、小学生では長い時間は遊んでいられません。入場料払って遊んだのは10分以内・・・。

自分でものを作り出す面白さにはとうていかないません。やっぱり自分で作ったほうが、断然楽しいと思いました。

そして、物づくりといえば、クッキングだって物づくりです。

大人に余裕があれば、パン作ったり、

たこ焼きパーティーやったり

ワッフル焼いたり。

子供たちにやらせてみるのも、たまにはいいものです。それでも、後片付けは、やっぱり大人の仕事になることがほとんどですが・・・

やっぱり外に連れ出そう!

家の中だと散らかすし、後片付けも面倒!

そんなときは、やっぱり外に連れ出すに限ります。

うちのお気に入りの場所はここ。お金はかからないし、楽しさで行ったらここが一番!

この坂は、一時間は軽くここで遊んでいられます。難易度の高いボード滑りは、子供たちも何度も挑戦します。誰が遠くまで行けるかとか、勝負したりするので、かなり坂を上り下りするので、体力はかなり使う遊びです。私も挑戦したけど、結構難しい!

たまにはちょっと気分を変えて、プレパ用の材料探しに行ってみたり。

面白い形の貝殻や、シーグラスや、流木など、拾い始めると止まりません。

この日は種差海岸まで行って、ついでに八戸マリエントに行ってみました。ものすごく久しぶりでしたが、マリエントも、大人300円、小学生100円、幼児無料と、それほど高くなく、その割に思いのほか楽しめました。

カニをつかむのも、恐る恐るの息子。息子がおっかなびっくり触ってるそばで、女の子が毛ガニをひょいひょいわしづかみにしているのにびっくりして、それならばと思い切ってつかんでみました。意外といける!

また、別な日には三沢航空科学館へ。

こちらは、大人500円子ども無料です。段ボールパークは大人300円の子供100円。

子供たちはあっちだこっちだと楽しんだ様子ですが、結局最後は外で紙飛行機飛ばしや鬼ごっこ。だったら、わざわざ出かけなくてもよかったか?とも思ったけど、やっぱり子供たちは、休みの日は、どこかいつもと違う場所に行ってみたいようですね。

まあ、いつもは連れていけないけど、たまには友達連れていくのもいいかもね。

長期の休みは、いつもと違うことがしたい子ども達

結局のところ、子ども達は、長期の休みになると、いつもとはちょっと違うことがしたくなるらしい。

いつもどこかに連れていけるわけじゃないけど、それでも時間があったら、なにかしら、いつもと違うことができたら楽しいんだと思います。

こんな泥遊びとかね、この辺だと、うちでしかできないから、きっとうちに来るんだろうな~。

なんでもいいんです。

きっと、キーワードは、「いつもと違うこと」です。

 

子ども達は遊び場を求めている

春休みに入った子ども達は、毎日のように入れ代わり立ち代わりやってきます。

来る子ども達の顔触れが変わると、遊びも変わっていきます。

そこからまた新しい遊びが生まれていくのも、楽しいものです。

今回は、そんな春休みの子供たちの遊びを紹介していきます。

男の子たちの遊び

家には小1の息子がいるので、普段は、男の子が集まることが多い我が家です。

男の子だけの時は、ベイブレードや、カードゲームなんて、よくある男の子たちの遊びになることが多いのですが、飽きてくると、物づくりに夢中になったりもします。

最近はまっているのは、ヨーヨーづくり。

段ボールを丸く切り抜いて、真ん中に段ボールで芯をつけて作ったオリジナルヨーヨー。

家の中ばっかりだとつまらないから、時にはお気に入りの手作りヨーヨー持って、春探しに出かけたり。

ヨーヨーづくりに飽きたら、お次は紙飛行機大会。

紙飛行機作っては、近所の空き地に飛ばしに行きます。

その時々で、子ども達の中で遊びのブームが移り変わります。

穴に落ちちゃダメな、ゆらゆらゲームとか、常に、面白いことないかな~って、思っているようです。

「いいこと考えた~!木の上で本読もうっと♪」って、本を家から持ち出しての木の上で読書タイム。

「俺は屋根の上がいい!」って、屋根に上る子も。

女の子が入ると、遊びが変わる

そんな男子チームの遊びに、女子が加わると、全然違う遊びになっていきます。

忘れたころに、ひょっこりやってくる女子たち。この日は、以前遊びに来てた子が、新しい友達連れてぞろぞろやってきました。

まずはムックにご挨拶。怖がってる子には、「大丈夫だよ。この犬、こうすれば咬まないよ」って、うちに来たことある子は、慣れたものです。

ようやく春めいて、20度近くあったこの日。子ども達は、はじめっから泥に入るつもりで、サンダル履きでやってきた子もいます。泥に入りたい子と、絶対に入りたくない子がいます。

入ってる子は、「めっちゃ気持ちいい~!!」と、泥の感触を楽しんでいます。

男子は、水を運んでくる係。

こちらは、色水遊びをする子たち。

木登り初めてさんも、木登りに挑戦!

登れた子を見上げて、いいな~・・・って思ってる子。

でも、そんな子も、木の上のツリーデッキに登れてご満悦♪

そのうち、色水を流して、血の池地獄に。

でも、泥に入ってる子たちが、泥水に泥団子投げ入れて、泥を飛ばそうとするものだから、汚されたくない女子チームは家の中に避難。

すると、泥んこチームは、「ねえ!泥、もう投げないから、外に出てきて~!」と、泥足のまんま玄関に。

でも、中に入った子たちは、それが嘘だと知っているから、絶対出てきません(笑)。

女子チームが泥遊びに夢中になってる頃、こちらの男子は、枝切りに夢中。

中に入った女子チーム。

何をするかと思えば、部屋を暗くして、「お化け屋敷にして、外にいる人、呼んできて脅かそう!!」と、かくれんぼのような、お化け屋敷が始まりました。

一人が、「あと20数えたら中に来て!」と、友達外に呼びに行っている間に、みんなはそそくさと隠れます。20数えて中に入ってきた子たちを、それぞれの場所から「わ!!」って、脅かし大笑い。

そのうち、「新藤さ~ん!!もう、三時過ぎたよ~」と、おやつの催促。

この日は11人の子ども達。袋菓子なんて、あっという間になくなっちゃうから、この日のおやつはワッフルにすることに。

作り始めると、子ども達がわらわら台所にやってきて、「手伝いたい!」「作らせて!」と、行列ができます。代わりばんこに混ぜて、焼いて、出すと、あっという間に売れてなくなります。

お腹が膨れたら、外に飛び出す子と、やっぱり中で遊び続ける子に分かれます。

さっきまで外にいた子が中に残り、中にいた子が外に出ました。

そして始まったのが椅子取りゲーム。オルゴールが止まるまで回り続けて「目まわる~!」「早く止まって~!」

遊んでいると、あっという間に帰る時間。女子たちは、さんざん遊んで、早めに「もう帰る」って、散らかしっぱなしで帰っていきます。

後に残された残骸を片付けるのは、男子たち。

遊びながらですが、黙って片付けてくれる、優しい男子たちです。

子ども達は、遊び場を求めて放浪しています

こういう、長期休みに入ると、子ども達は遊び場を求めて放浪しています。

いつもの場所じゃ飽きてきて、「どうする~」「何やる~?」「どこ行く~?」って、言っているうちに、「新藤さんち行ってみる?」ってなるようです。

うちを知らない子は、「新藤さんちって何なの?」「どこ?」って思いながら、友達に連れられてやってきます。

「ここ、遊んでいいんですか?」

「ここ、仲良し会?」

「いいよ。ここは、子ども達、誰でも遊べるようにしてあるから。」

「でも、お約束があって、道路には絶対出て遊ばない事。新藤さんがいないときは、犬に触らないこと。それ以外は、何やってもいいよ。」

と言うと、安心するようです。

「公園みたい。お母さんに公園に行ってくるって言ってきたから、ここ、公園みたいだし、いっか。」とか言って、遊び始めます。

今朝も、見知らぬ子たちが庭に来ていました。

一人は、だいぶ前に、誰かに連れられてうちに来たことがある子のようです。その一人に連れられて遊びに来た子供たち。

完全口コミで徐々に広がっているようです。

 

子ども達は、遊び場を求めて放浪しています。

面白いところはないかな?

怒られないようなとこないかな?

安心して遊べるとこないかな?

そうやってたどり着いた先が、我が家のおうちプレーパークです。

毎日、子ども達の声が響いています。

ここが、子供たちにとっての秘密基地です。

3/31は10:00~15:00まで駒っこランドでプレーパークです。おうちプレーパークはお休みです。

春の森で冒険キャンプ!

春の森は、芽吹きのエネルギーに満ちています。そんな春の森で、自分たちで山菜を採り、火おこししてたき火をし、採った山菜を自分たちで調理して食べてみよう!

森の探検コースでは、オタマジャクシやカエルの卵を観察したり、小川で笹船流したり、崖を登ってみたり。

森の中では、秘密基地づくりや、焚き火でマシュマロ焼いて食べたり、ロープブランコ、ハンモック、ロープの綱渡り、木登りしたり。

そんな森の冒険キャンプを、子ども達に体験させてみませんか?

冒険キャンプの詳細

<日時>

2018年 5/5(土)10:00~

5/6(日)15:00

<場所> 東北町のキャンプ場

※場所の詳細につきましては、お申し込みいただいた方に後ほどお知らせいたします。

<定員>7名程度(先着順)

<参加費>

①5日のみDayキャンプ(晩御飯付き)/

      大人3000円、小学生2000円、幼児500円

②1泊2日(晩御飯、6日朝食、昼食)/

      大人6000円、小学生4000円、幼児1000円

小学生のみの参加もOK。その場合は基本的に現地までの送迎をお願いいたします。

小学生以下のお子様に関しては、保護者の付き添いが必要です。また、プログラムによっては、参加できないものもございますので、ご了承ください。その場合は、キャンプ場の広場にて、親御さんとのんびり遊んで待っていただくことになります。

参加される方は、①Dayキャンプか、②1泊2日かをお知らせください。

キャンプする場合は、朝晩の冷え込みが予想されるので、しっかり防寒対策をしてきてください。

持ち物)
長靴、長袖、長ズボン、着替え、防寒、軍手、飲み水、

大人でアルコール飲みたい方は各自持参。おやつは各自持ち込み自由。

※家族でキャンプする場合は、キャンプ用品一式(テント、テントマット、寝袋、懐中電灯等)。

(子どもだけの参加の場合は、寝袋だけでOK)

 

※水道が使えないため、お水はご持参ください。
※トイレも一応ありますが、あまりきれいなトイレではありません。

 

※参加して下さった方には、「食べられる山野草と、その食べ方・効能ガイド」、「キャンプの様子の写真」をデータにて差し上げます。

これまでのキャンプの様子

春の森キャンプでは、まずは森に親しむところからスタートします。

ハンモックや

ロープの綱渡り

ターザンロープなど、

子ども達が自由に遊べるように、ロープをかけていきます。

そのうち、木登りし始める子もいます。

森になじんできたところで、森の探検に出発します。

途中、いい香りのする葉っぱを見つけてはにおいをかいだり、山菜見つけては採ったりしながら森を歩いていきます。

運がよければ、リスやヤマネに会える時も!

下の水場に行くと、水たまりにオタマジャクシの卵がいっぱい!

小川で笹船流して遊んだり

石をめくればヤゴや、水生昆虫に出会えるかもしれません。

春のカラマツは柔らかく、カラマツのブレスレット作りながら歩いたり。

森の探検では、歩きながら、山菜を収穫していきます。

途中、粘土がとれる崖で、粘土を取ってみるときもあります。下は、危なくないところなのですが、落ちたら泥だらけになるスリルがあります。

探検コースから戻ったら、再び森遊びする子ども達。

秘密基地作ったり

弓矢作ったり

弓矢ができたら試し打ち。

焚き火を焚くためにの火おこしチーム。

薪を集めたり、燃やしやすい長さに切ったり。

焚き火ができたらマシュマロ焼いておやつタイム。

小さい子は、まったりと過ごします。

テントもたてます。

晩御飯は、みんなで調理を手伝います。

収穫した山菜は、天ぷらやお浸しに。

晩御飯のおかずの一品です。

火の番も、大事な仕事。薪がなくなったら枝を取ってきて、火にくべます。

暗くなったら、暗闇探検に出かけ、満天の星空を眺め、暗闇の森がもつ怖さやドキドキ感を味わいます。

そうして、夜も更け、子ども達は夢の中へ。

そして迎える朝。

クロモジのお茶もさわやかな香りです。

森の朝は、鳥の声と、朝の凛とした空気に包まれて、特別な時間です。

子ども達に生き抜く力を!

自分たちで焚き木を集め、燃やしやすい長さに木を伐り、自分達で火おこしして、焚き火をつけ、森の恵みである山菜をとって、自分たちで調理して食べる。そんな、自然の中でもたくましく生き抜く力を子ども達に経験させておきたい。そんな想いもあります。

ここは水の出ないキャンプ場なので、持ってきた分の水しか使えません。

だから、水を無駄にじゃぶじゃぶ使うようなことはしません。

水を無駄にせず、環境を汚さないような食器の洗い方もあります。

箸がなければ、枝を削って、自分で箸を作ることもできます。

そんな、ちょっとした知恵やは、体験して身につくものです。

ある途上国で、災害があったとき、まず、小さな子から亡くなっていった、という話を聞いたことがあります。何かあったときに、最低3日は生き抜ける力を、つけていきたい。3日乗り越えられれば、何かしら、助けが来る可能性があるからです。

実際、震災後、電気が止まり、スーパーから食料品が消えていったとき、私たち家族が慌てずにいられたのは、キャンプ用品の備えがあったことと、こんな知恵があったからだと思っています。いざという時役立つように、体験しておくことは、知識で知っているだけの何倍もの力を発揮します。

 

お問い合わせ、お申込み、スタッフ募集

お問い合わせ、お申し込みは、ブログ上記にあるお問い合わせフォーム、またはFBのメッセージにてお願いいたします。

①Dayキャンプか、②1泊二日キャンプかと、参加者氏名と年齢、食べられないものなどありましたら合わせてお知らせください。

先着10名程度で締め切らせていただきます。

また、当日、ボランティアでお手伝いいただけるスタッフも募集しています。お手伝いいただける方にはお食事を無料で提供いたします。

子どもが好きな方、子どもの自然体験に興味がある方、自然での子どもの遊び、自然の中にあるリスクなどを学びたい方、は、ぜひ、お声がけください。

 

 

 

段ボールの可能性は無限大


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冬の間、子ども達は室内で遊ぶことが多かったのですが、そんな時、役に立ったのが段ボール。

自分で、作りたいものを作る。そして、作ったもので遊ぶ。どんな形も自由自在なところが、段ボールのすごいところです。

段ボールを使った遊ぶためのもの

子ども達が一生懸命作っているのは・・・

こちら、剣と盾。

作った後は、もちろん、戦いごっこです。

鎧と剣にもなる。

ベイブレードのスタジアムがほしいという息子に対し、父、段ボールでスタジアムを作ります。なかなかいい感じです。

この後、子ども達もそれぞれ、自分なりにスタジアム作るんだと、制作に夢中になって一日が終わります。

こちらは、子ども達が作ったそれぞれのスタジアム。それぞれ、満足げです。

そして、仮面ライダーが新しくなるたびに父が作る仮面ライダーベルトシリーズ。ビルドのベルトは、ちゃんとフルボトル入れるところと、ぐるぐる回るハンドル付きです。

こちらはエグゼイド。

こちら、ゴーストのベルト。

こんな風に、作りたいものが自由自在に作れるのが段ボールの良さです。

段ボールのいろいろな遊び方

ロボットのように、段ボールを着てみたり

 

みんなで秘密基地作ったり

こちらはファミリーハウス。

自分だけの空間もできます。

こちらは、お一人様のお部屋。

女の子がお部屋を作ると、お部屋の中には、テーブルや、炊飯器、花瓶なんかも作ってあったりします。

大きい段ボールは滑り台にも。

おうちの中でも、階段に段ボール敷いたら滑り台に。

新聞プールと合体も!

新聞プールでは小さな子も(*^-^*)。

車にもなります。

ごろごろ転がったり

外ではこんな使い方も。結構よく滑ります。

急斜面があれば、おしり滑りやサーフボードのように立ち乗りも!

想像力を掻き立て、自分でできた!という自信を

物を作ることには、これが正解というやり方はありません。段ボールでの遊び方は無限にあります。

想像力を巡らせて、何を作ろうか?こんなの作りたい!という想いを形にできるのが段ボール。

作ってみたら、なんかうまくいかなかった、っていうこともたくさんあるけど、段ボールだから、いくらでも作り直すことができます。

これは、息子が作った箱。

ベイブレード入れて、持ち運びできるように、持ち手と、鍵のようにふたをとめるところを付けました。

「でも、雨の日持って歩いたら、段ボールだから、濡れて取っ手がとれちゃうかもね」

と言ったら、ビニール袋かぶせて、ガムテープで貼って、防水加工をして、バージョンアップしていました。

カードゲーム用のカード入れも自作。

貯金箱も作ってみました。

友達が、いろんなおもちゃを持ってる。自分にはない。買ってもらえない。じゃあ、作っちゃえ。

そんなものも、今までたくさん作ってきました。

息子が作ったものを見て、「おまえ、すげえな」「俺も作ろうっと」って、作りだす子もいます。

最初のベイブレードのスタジアムだって、初めは、「お前はいろいろ作るの得意だから簡単だろうけど、俺、そんなの作れないよ」って言ってた子も、作りだしたら止まらなくって、最後は、「できた!!新藤さん!見て!」って、とっても満足げに見せてくれました。

できないよ、って思っていても、やってみたら、できるんです。そして、それは自信につながっていきます。

段ボールで工作している間は、かなり部屋は散らかります。

はっきり言って、足の踏み場もなくなります。

おうちの中で、秘密基地やらトンネルやら、大きいものを作られると、片付けに困ってしまいます。

でも、例えば、1週間したら片付けるとか、お約束をして、思う存分、作らせてみてほしいな、って思います。

 

そんな段ボール遊びもできるプレーパークの情報です。

3/31(土)10時から15時まで駒っこランド交流館にて

4/2(月)十和田市東公民館・二階第二研修室にて

4/15(日)駒っこランド

 

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人材不足の社会の中で子ども達をどう育てていくか?


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もっと前からあったのかもしれませんが、去年あたりから、働き手を募集しても人が集まらない、というような話を身近で耳にするようになりました。

人材不足が問題になっているのは建設業、IT関連企業、運輸業、介護職、販売・飲食業。他にも、人材不足の影響は教育にも及んでいます。全国的に教員が足りていないと報じられています。

確かに、人口は減少し、高齢化し、団塊の世代が退職していく中で、人材不足になるのは予想されてきたことですが、思った以上に深刻な事じゃないかと危機感を感じています。

一方で、職を求めている若者も多くいるという事実もあり、若者たちが働く場所は何でもいいわけでもなさそうです。

人材が足りていない職種

はじめに述べたように、建設業、IT関連企業、運輸業、介護職、教員、販売・飲食業。こう見たときに、足りていないのは、ある専門の技術を持った人が足りていないということに気づきます。IT技術者、電気、機械などのエンジニア、大型ドライバー、介護福祉や教員などの専門職。

また、若者たちの意識として、正規雇用で働くより、アルバイトや、非正規雇用で働いた方が月給が稼げるし、余暇が自由になる、という理由で正規雇用で働かない層があるという話も。

青森では、息子の友達から聞いた話だと、高卒で働いて、初任給が12万という子がいました。一方で、アルバイトだけで一か月稼いだお金は14万という子も。それでいて、自分がやりたいこともやっています。

そういう面だけ見れば、正規で働くのはバカバカしくも感じそうです。

それに加えて起業ブーム。自分で好きなことで稼ぐ、という起業の波が、若手やシニア、ママの間で起きています。

15~39歳までのニートや引きこもりなどの働いていない世代は、56万人と言われ、全体の2%です。

また、フリーターは179万人と、全体の約7パーセント。

でも、こういう状況を見たとき、これからの社会はどうなっていくのかと危機感を覚えるのです。

給料が安い、過酷な労働環境、休みがとりづらい、人間関係、病気など、いろんな要因で、正規に雇用された人も次々と辞めていく職場もあります。

そんな社会になりつつありますが、これからこのような傾向はますます広がっていくでしょう。

私たちは、この社会を支えていくであろう、今の子供たちを、こういう社会で働く大人に育てていかなければならないわけです。

そう思った時、どんな風に子ども達を育てていけばいいのか、見えてきそうです。

技術職に興味のある子を育てるためには

一つには、将来の日本の技術を支えていく人材を育成していくことです。

それには、まず、小さなころから子供が興味を持ったことを思う存分やらせてあげることです。

例えば、小さなころから機械を分解するのが好きな子だったり、車や電車が好きな子なら、散らかっても、ものを0から作り上げることを経験させてほしい。ラジコンや時計やいろんな電気で動くものを分解するのを許してあげて欲しい。いろんなものを作ることを応援してあげて欲しい。

長男の場合、小さなころから工作好きでした。紙で工作することに始まり、銅線や電池を使った電子工作まで、いろんな工作の末、誕生日やクリスマスのたびにもらうラジコンはすべて分解。自分でカスタマイズしたり、自由に工作を楽しみました。でも、20歳になるまでにラジオを作り、パソコンを自作し、ギターにledを埋め込み光らせ、CADを使って自分で設計し、ギターそのものを作り、自分である程度何でも作れるようになりました。

ただ、こういうエンジニアタイプの部屋は、まず間違いなく散らかります。片付けるのが苦手なのはこのタイプ。一つのものにのめり込む代わりに、どうでもいいことには意識が向かないようです。

でも、そういうことを許していけば、エンジニアタイプは自分で0からものを作り出せます。社会には、そういう人材が必要です。

また、木工など、木をつかった工作も、自由にやらせてみたらいいと思うのです。自然の中で遊び、木を見て育ち、自分で木を切って物を作る体験をする。木のぬくもりや温かさを感じつつ、自分の作りたいと思ったものを形にする喜びを味わって育った子は、もしかしたら建築関係に興味が出てくるかもしれません。

プレーパークでも、よく、椅子を作りたいという子がいますが、板に足を4本つけだただけでは、強度が足りず、すぐに壊れてしまいます。でも、それに座ってもびくともしないように強度をつけていくには、試行錯誤が必要です。それは、揺れに強い丈夫な建物を作る上では、大事な体験になります。

人間関係を円滑にするためには

いろんな仕事がありますが、多くは人と関わる仕事です。サービス業であれ、介護職であれ、先生であれ。

どんな職場でも、人間関係が円滑でないと、心を病んで病気になったり、働けなくなってしまう人もいます。

コミュニケーションの土台は子どものころに作られます。

世の中には、自分と違う意見を持った人がいて、いろんな考え方を持った人がいるということを知る。時にはぶつかり、ケンカして、許して、許されて、そんな経験が子どものころには必要です。たとえ、あいつ、嫌な奴だなって思っていても、それでもそんな子とでも一緒に遊ぶためには、嫌なところには片眼をつむって遊ぶような、そんな柔軟さは、いろんな子と遊ぶ中で獲得していく力です。

自分の子どもが嫌な思いをしたなら、それは親としては守ってやりたい。

嫌なら学校行かなくていいよと言うことも、いじめなど、深刻な場合はそういう選択肢もあっていいと思います。

けれども、ちょっとした子ども達のけんかやいざこざに、見守りはすれども、あまり親は介入するべきではないのではないかとも思います。

子ども達がその中で学ぶことは大きいと思うのです。

自分の子がバカにされるのを見るのはとても嫌なものです。あんな友達とはもう遊ぶなとも言いたくなります。けれども、そんな子とでも子どもが遊びたいと思っているのであれば、それは、見守ってやるべきではないかと思うのです。

息子も、遊んでいる友達の中には、人を傷つけるようなことを平気で言う子もいます。幸い、息子は自分で「そんなこと言ったら俺だっていやなんだからな!」と、泣きながらでも気持ちを伝えることができます。そういう中で、相手の子どもも、相手の気持ちに気づいていくんだと思うんです。

遊びの中でずるばっかりする子や、鬼ごっこも、鬼になるとすぐ帰っちゃう子とか、そんな子もいますが、そうすると、周りの子が、ちゃんと、「お前ばっかりずるいじゃないか」と怒ったり、「〇〇ちゃんは鬼やらなくていいから、一緒に鬼ごっこしようよ」とか、子どもたち同士で一緒に遊ぶためにはどうすればいいか考えて遊ぶ場面をよく目にします。

子どもがケンカする機会を簡単に奪わないで欲しいのです。もちろん、時には大人の介入が必要な場合もあります。子どもが「死ね」とか「うざい」とか、相手をひどく傷つけるようなことを言った時や、直接身体を傷つけるようなとき、命に関わるときは、即座に介入する必要があります。

それ以外の小さなケンカやいざこざは、子どもの様子を見ながら、子どもと話をしながら、どこまで見守って、どこから手を出すか、難しいところもありますが、できるだけ見守ってあげるようにしてあげたいものです。

心を強くしていくためにも、ケンカは必要です。自分の気持ちを表現したり、相手の気持ちを知ることにもなります。

例えば、親であっても、体調が悪かったり、忙しすぎて心に余裕がないと、イライラして子どもにきつく当たってしまう場面もあるでしょう。

そんな時も、子どもにちゃんと説明してあげて欲しいのです。

「今日はちょっと具合が悪いから、お母さん、なんかイライラしてるんだ。だからさっきは怒りすぎてごめんね。」って。

そういうことを言葉で伝えてあげていれば、人が怒るときは、悪いことした時ばっかりじゃなく、体調が悪いときにもイライラして怒りたくなるんだ、って知ることができる。

人の悩みの8割は人間関係だとも言います。

子ども時代のいいところは、失敗してもいいというところ。

失敗しても、よっぽどのことがない限り、ごめんねで許されてしまうところです。言いすぎちゃったり、失敗する中で、「ごめんね。「」いいよ。」と、許される経験を積む。

そうやって人間関係を円滑にしていくためには、多様な人と接する機会が必要です。こんな人もいるんだ。こんな考え方の人もいるんだ。そういうことを全部ひっくるめて、そういう人たちをうまくやっていく方法を考えていくことができるのが子供時代です。

そういう意味で、集団で遊ぶことには意義があります。

こんな大人になりたいという姿を見せる

子ども達は、身近な人から影響を受けます。

私たち大人は、こんな大人になりたいという背中を子どもたちに見せてやって欲しいのです。

おままごとで人気なのはペット役だという話も以前書きました。

ただかわいがられたい、そんな想いの表れかもしれません。

でも、それ以前に、こんな大人になりたいと思えるような大人がそばにいないのかもしれません。

毎日仕事の愚痴ばっかり聞いていたら、そんなに大変だったら、大人になっても働きたくないと思うでしょう。

「こんな大変な仕事、お前にはさせたくない」と言いながら仕事する後姿を見て、誰が農業を継ぎたいと思うでしょう。誰が先生になりたいと思うでしょう。誰が介護職に就きたいと思うでしょう。

身近な大人は、子どもに憧れられるような、そんな働き方をしていてほしいと思っています。自分も早く大人になって、こんな風に働きたいと思えるように。

そのためには、大人がイキイキと仕事を楽しんでいなければなりません。楽し気に働く姿を見て、子どもは未来に希望を抱くのです。

羽生君がオリンピックで一生懸命滑る姿は、多くの人が感動しました。本当に楽しんでスケートをしているその姿に、スケートで、東北の人達を元気にしたい、そんな想いに、人は感動して、子ども達は、こんな風になりたいと憧れを抱きます。

想いのあるいい先生に出会ったら、こんな先生になりたいと、子ども達は思うのかもしれない。

おじいちゃんおばあちゃんと暮らすことで、お年寄りの面倒を見たいと思うように育った子は介護職を選ぶかもしれない。それは、おじいちゃんおばあちゃんに優しくしてもらって、おじいちゃんおばあちゃんが大好きだったとか、そんな温かい気持ちから生まれる気持ちで、おじいちゃんおばあちゃんを喜ばせたい、そんな純粋な気持ちが育っていくのかもしれません。

子どもに関わる大人の姿は、思っている以上に子どもたちに影響を与えると思っています。

働くのが辛い、と、文句ばっかり言ってる姿を見せられたら、働かなくていいなら働かなくていいやと、楽なほうへと流されてしまうのかもしれません。

子ども達に希望を抱かせる、そんな大人でありたいものだと思います。

 

 

 

 

 

 

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「自然育児サークル・てくてく」開講します

2018年春より、はぴちる「自然育児サークル・てくてく」を開講します。

小さなうちから、たくさん自然に触れてほしい。そんな願いからスタートした講座。

ゆっくり歩いて、土に触れ、アリンコの行列を眺め、タンポポの綿毛を飛ばしてみたり、松ぼっくりやドングリ拾いに夢中になったり。きれいな道端のお花を摘んでみたり。鳥の鳴き声に耳を傾け、さわやかな風を頬に感じる。そんな感覚を大切に育てたい。

そして、塩むすび一つでもいい。ママや、みんなと外で食べるお昼ごはんもいいものです。いっぱい歩いて、お腹が膨れたら、子どもはぐっすり眠ってくれます。

子ども時代にしか味わえない、そんな優しい時間を、親子で過ごしてほしい。時には、育児の不安や悩みを聞いてもらうことも、ママには大切な時間。一人で悩まず、理想に振り回されすぎず、子どもと心地よく暮らしていく方法を、一緒に考えていきましょう。

「自然育児サークル・てくてく」の詳細

5月開講の「自然育児サークル・てくてく」の会員を募集します。
0歳から入学前までの乳幼児対象です。
5月から毎月第一月曜日開催いたします。
時間は10:00~13:30まで(お弁当食べて自由解散)。

十和田市東公民館を拠点として、近くにあるビオトープまでのお散歩しましょう♪

こんな生き物に出会えるかも?!これは、二年前にビオトープで見つけたアカハライモリ。


子供時代に、たくさん自然に触れてほしいと思っています。季節によっては、食べられる実が見つけられるかも。


天気がよければ、そのままお外でみんなでお弁当を食べましょう。

乳児さんでも、鳥の声を聴いたり、風を感じたり、木漏れ日を感じたりできます。それを、「鳥さん鳴いてるね、きれいな声だね。」「風が気持ちいいね」って、ママが言葉に表すことで、自然の心地よさが体にしみこんでいきます。

天気の悪いときは、室内で子育て座談会をしたいと思います。
育児の不安や、疑問。こんな時みんなどうしてる?というようなことを、ざっくばらんに話しましょう。自然療法や自然育児について知りたい、聞いてみたいこと、みんなで情報交換しましょう。

会費は、参加したときに、一家族500円いただきます。
乳児がご一緒の場合は、おんぶやベビーカーで参加できます。
長期休み中など、ご兄弟の小学生の参加も可能です。

4/2(月)は、十和田市東公民館にて、誰でも自由に参加できるプレーパークです。

その時に、会員登録していただいても、事前に上のお問い合わせメールにてその旨を書いていただいても結構です。
その際は、お子さまの年齢、お名前もお知らせください。

ただし、定員10家族程度、先着順とさせていただきますので、気になった方は、お早めにお問い合わせください。

自然に触れて育つと何がいいのか

自然に触れて育つと、情緒が安定すると言われています。

そして、親子でそういう体験を共有することで、自分は愛されているという感覚も育ちます。

五感を使うことで記憶の中枢に残る感覚は、後々までその子のベースとなっていくものです。土台がしっかりとしている子は、成長したのち、多少の困難にあっても、それを乗り越えていく力を備えていくでしょう。

土台が小さいうえに、知識ばっかり詰め込んだら、いつかぐらぐらに倒れてくる時が来るかもしれません。乳幼児期は、その土台を作る大事な時期です。

多くの研究によって、自然の中で過ごすと、心身ともにいい影響があるということがわかっています。高度な脳撮像技術を用いた実験では、自然の光景を目の当たりにすると、人の脳内にある信頼や共感、愛情に関する領域がより活性化されるということがわかっています。

一方で、都会の人工的な光景を見ると、恐怖心やストレスに関する領域が刺激されることもわかっています。

また、冬場であっても、外に出て日光に当たることで、ビタミンDが作られるので、カルシウムの吸収が助けられるので骨の成長に日光浴は欠かせません。

子どもを、たくさん外遊びさせましょう。そして、私達親もまた、子どもと一緒に外で活動することで、精神が穏やかになり、健康にもなるのですから。

また、拠点とするビオトープは、比較的容易に水辺に近づくことができます。水の事故を防ぐために、子どもに危険を知らせることも大切な事となります。自然の中で子どもを遊ばせるリスクも知っていただきたいと思います。

 

 

子ども時代にいろんな経験を

子ども時代にいろんな経験をすることは、これからの時代を生き抜くうえで大事なベースとなってきます。

いろんな経験があるからこそ、大人になって、新しい問題に出会った時に、どう対処していけばいいのか、問題の解決策を模索していくことができるようになります。

誰でも初めての経験は怖いものです。新しいことにチャレンジすることは、ワクワクもするけれど、ドキドキもするものです。うまくいくのかな?失敗したらどうしよう。

でも、たくさんいろんな経験をしてきた人のほうが、きっと、失敗を恐れずにチャレンジしていけると思うのです。

子ども時代にしてほしい体験

では、どんな体験を子ども時代にしていったらいいでしょうか?

・0から物づくりする経験をする

・日の出を見る

・満点の星空を見る

・夜の暗闇や月明かりを見る

・火を扱う(たき火する)

・木に登る

・泥で遊ぶ

・虫を捕まえ、飼ってみる

・友達と一日中外で遊びこむ

・いきものに触れる

・自分で料理する

・高いところからジャンプする

・秘密基地を作る

・川遊びする

・山に登る

・食べられる植物をみつけ、口にする・・・

などなど、まだまだありそうです。

なぜ、いろんな経験が必要なの?

では、なぜそんな経験が必要なのでしょうか?

「0から物づくりする」という経験は、何もないところから自分がほしいと思ったものを形にすることが出来る、素晴らしい体験です。

そういう意味で、廃材使って工作したり、木工したりというのは、子どもの創造力を大いに刺激します。失敗したら、何が悪かったのか、考えて改良し、試行錯誤して、トライ&エラーを繰り返すことで、自分の納得のいくものを作っていくことが出来ます。

自分にもものを生み出すことが出来るんだという自信もつきます。

自然体験は、五感をフルに使って、手足の感覚、肌の感覚、匂い、味、川の音や鳥の鳴き声、美しい自然を眺める、触れる、といったことから、情緒を安定させるとともに、世界は美しいという感覚や、自分にはどうにもできない自然の力があることを知ります。生きる力を育むのは、本物の自然に触れてこそできることです。

いきものに触れることで、命に触れることが出来ます。動物や虫を飼ってみることで、命には終わりがあることを知り、尽きた命は再び戻らないことを知ります。そして、それら命は土に返るということも経験します。命は、地球の一つのつながりの一つであり、巡り巡っていることも体験することになります。

カエルの卵さわったり

魚を捕まえてみたり

動物に触れてみたり

今、身近に死を経験する機会がとても少なくなっています。おじいちゃんおばあちゃんと同居している人も少なくなって、死を直接目にすることなく大人になっていく人もいます。

そういう意味で、虫や動物など、身近ないきものに触れるというのは、死を意識する貴重な機会になってきます。昔はありんこ踏みつぶしたり、トンボの羽をちぎったり、いわゆる残酷だといわれるようなことを当たり前にやってきた子ども時代を過ごしたものです。

今は、一見よさそうですが、「かわいそうだからやめなさい」と、小さな虫の殺生を止めてしまいがちです。もちろん、そういった言葉がけも必要になってくるかとは思いますが、殺してしまった虫に対する気持ち悪さとか、いろんな感情を学ぶことも、時には必要なのではないかと思っています。

 

木に登ったり、山に登ったり、ちょっと、その子にとって、ハードルが高そうだな、と思うことにチャレンジすることは、頑張ったらできた!という経験になっていきます。

うちの庭にやってくる子供たちも、最初は木登りする息子を見て、「オレ、ムリ~」と言いますが、スイスイ木に登る息子(しかも自分より年下)を見て、やってみたい気持ちと、自分の方が年上なのにできない悔しさと、いろんな葛藤があって、最終的には木登りにチャレンジして、みんな登れるようになっていきます。

登れるようになると、得意げに「新藤さ~ん!!見て見て~!!」と、必ず声をかけてきます。登れたことが得意げなその顔は、自信にあふれています。

最近、子ども達が「ムリ~」と、すぐ口にしますが、「ムリ~」をなくすることが出来るのは、こういった多様な経験からくる自信しかないのではないかと思っています。

難しそうだからやめよう、面倒くさい、そういうやる気のなさは、チャレンジする経験の少なさから来るのではないでしょうか?

 

子どもの遊びは、もっとも価値のあること

私たちは、ともすれば、「遊んでばっかりいないで、もっと勉強しなさい」と言ってしまいがちです。

遊んでばっかりで、ちっとも宿題をしないから、一週間遊ぶの禁止された、っていう子もいます。

でも、本当は学童期は、友達と遊ぶことで、友達から学び、友達に教える、そんな経験の繰り返しで成熟していくものです。

いろんな考え方を持つ多様な人がいることを知り、その中で折り合いをつけながら楽しく遊ぶためにはどうすればいいのか、遊ぶ中で、社会性を身に着けていきます。自分だけが得になることを主張しても受け入れられないとか、自分の意見を言わないでいたら、自分の考えは反映されないとか、子どもの小さな社会の中で、時には理不尽なこともあり、そうかと思うと、突然ヒーローになることもある。

例えば運動会。運動は得意だけど、勉強ができない子にとってはヒーローになれるチャンスです。そんな風に、工作が得意な子が、自分で作ったものを友達に見せて自慢して、「すっげ~!俺も作りたい!」なんてなることもあるし、絵が得意な子がポケモンの絵をかいて、友達の羨望のまなざしを受けることもあります。女の子であれば、小物を自分で作ったりして、友達に「かわいい~!」って言われたら、もう最高です。

ちょっとした、ヒーロー、ヒロインになれる瞬間を経験しながらも、友達のそんな姿を見て、うらやましく思い、自分も、ヒーローヒロインにいつかなれるように、自分の得意なことに没頭していったりもします。

友達と遊ぶ時間は、何よりも優先されるべき時間だと思っています。

遊びを十分に堪能しながら、人を信じる心や、自分への自信をつけていき、勉強は、その余った余力でやるぐらいがちょうどいいのではないかと思います。

 

 

 

 

子どもと遊びを楽しむこと


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子ども達は遊びの天才ですが、大人もまた、子どもと遊びを楽しむことが大事です。

子どもが楽しいと思っていることに、「なにそれ。そんなのやってないで帰るよ」なんて言ったら、子どもの「いいこと考えた♪」ってピカピカ光った気持ちが、シュルシュルしぼんでいくんです。

親はどうしても、時間に追われているから、子どもの時間に付き合うほど暇ではないものですが、時間が許す限り、子どもの楽しい!、いいこと考えた!につきあってほしいなって、思います。

何でも遊びになっちゃう

子ども達は、遊び道具をいろんな遊びに使う天才です。

オセロに飽きたらオセロ積み。

オセロ積んでるだけで笑いが止まらなくなるお年頃です。

雪遊びしてても、小屋の屋根ゆき下ろすのだって遊びです。

靴下投げボーリングも

ブンタンの皮も遊びになっちゃう。

なんかこれやったら面白そう!

それが子供たちの感じる毎日です。

いかに毎日面白く過ごすか。

子ども時代は、それしか考えていないんじゃないかとも思います。

大人は、子どものそんな面白いこと考えた、いいこと考えたっていうのを、楽しんでみていてほしいのです。

「見てみて~!!」

っていうものは、たいてい大人にとってはどうでもいいことだったりしますが、それが面白いんですから。

氷を蹴飛ばして歩くだけで、楽しいんですから。

大人が関わると、広がることもある

昨日の記事に、実験の話を書きましたが、子どもが、何やろうかな~・・・なんかおもしろいことないかな~・・・っていうとき、大人が関わることで遊びが広がることもあります。

たとえば、昨日のマシュマロふくらませるのなんかも、ただ空気抜いたり入れたりするだけなんだけど、膨らんだりしぼんだりするのが楽しいから、時々中身をつまみながら、結構長い時間楽しんでいたりもします。

ナイフ使って見せたら、ナイフ使うことに夢中になったり。

子ども達のそばで縫い物してたら、子ども達もなんか作りたいって、縫物始めることもあります。

紙飛行機子ども達の前で飛ばして見せたら、あっという間に紙飛行機大会になったりもします。

大人がちょっと子供の前で楽しんでみせるというのも、子どもの遊びの世界を広げるにはいいものです。

鰹節削るのだって、ほとんど遊びです。

生活の中のものは、子どもが面白いと感じる限り、全て遊びです。その、遊びの中から、いろんな経験をし、生活力を身に着け、想像力を働かせ、関わる力をつけていきます。

ぜひ、子どもの遊びを広げてくださいね。

プレーパーク

あしたは、青森社会教育センターのイベントにて出張プレーパークです。

プレーパークには遊びを楽しむ大人もたくさんいます。

子どもの「やってみたい」に寄り添う大人たちでいっぱいの遊び場って、他にはなかなかないんじゃないかと思います。

9時から16時まで、社会教育センターにてお待ちしてます♪

また、今、青森市に、プレーパークのような、子どものやりたいに寄り添ってくれる大人のいる遊び場を、子供たちが年齢制限なく、どんな天候でも遊べるような遊び場を作ってほしいと、署名を集めている仲間がいます。

3/13必着で署名を集めていますので、こちらもご協力くださるとうれしいです。

HPから用紙をダウンロードし、〒030-0821 青森市勝田2−7−3 2F(川名裕美)まで郵送ください。子どもやパートナー、おじいさんおばあさんまで、広く署名を書いてくださると助かります。

よろしくお願いいたします。

 

ライン@始めました。

友達追加していただければ、今後のプレーパークについてなどの情報をお知らせいたします。また、気軽にお問い合わせもできますので、ぜひ、登録してみてくださいね。

友達追加する際は、スタンプ一個でいいので、押してくださいね♪

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家庭でできる実験その2

ここのところ、実験のことで頭がいっぱいです。

なぜかというと、6年生の学習の最後に、お楽しみ実験をやってほしいと、6年生の先生に頼まれたから。

どんな実験が面白いかなあ~・・・。みんなでできる実験はないかなあ・・・。

調べてみると、面白そうな実験がたくさんあります。実験室で見た後に、家庭でもできそうなものを探しています。そんな実験の中から、またいくつか紹介していきたいと思います。

空気が押す力を目で見る実験

食品用の保存容器で、容器内の空気を抜くポンプ付きのガラス容器を使用。

使った容器はこちら。雑菌の繁殖を抑え、鮮度を保ちます。浅漬けを作るにも重宝する真空保存容器。

この容器を使って実験です。

中に風船をちょっぴりふくらませて入れておいて、中の空気をポンプで抜いていきます。中の空気が抜けていくと・・・

風船がこんなに膨らみました!

空気を入れてあげると、しゅ~っとしぼんで元の状態に戻ります。

お次はマシュマロをいれてみます。

空気をポンプで抜いていくと・・・

マシュマロは膨らんで、ビンいっぱいに!!

大きいマシュマロ食べられる~!!と、喜んでビンの蓋から空気を入れてあけると、しゅ~っとしぼんで元のマシュマロに・・・。

膨らんだりしぼんだり、とっても楽しい実験です。

もし、こんな保存容器があったら、ぜひやってみてほしい実験です。

これ、なんでかというと、

普通、私たちがいるこの空間では、感じることはありませんが、私たちは一定の力で空気に押されています。

ビンの中の空気を抜くことで、ビンの中では空気によって物を押す力が弱くなるのです。

押す力が弱くなると、もともと風船などの中に入っていた空気は膨張します。

飛行機に乗ったり、富士山など、高い山に登ったことがある方なら、もしかしたら経験があるかもしれません。

ポテチなど、密閉されたお菓子の袋なんかが、飛行機の中や山頂でパンパンに膨れあがっているのを見たことありませんか?

それも、同じことです。

高いところは空気が薄く、空気によって押される力が弱まるため、密閉された袋の中はパンパンに膨れるのです。

飛行機に乗ることがあったら、見てみてくださいね♪やばいくらいパンパンになってることもあります。

飛行機の中は、0.7~0.8気圧(標高2000~2500m)に気圧調整されているようですが、それでも高い山に登ったぐらいの気圧になっています。

噴火実験

用意するのは、粘土、紙コップ、皿、フィルムケース、重曹、クエン酸(レモン汁や酢でもOK)、洗濯ノリ

山の模型は、紙コップの底にフィルムケースが入るくらいの穴をあけ、フィルムケースと同じ高さにコップのふちをカットします。

お皿の上に伏せて置いた紙コップの中にひるむケースをセットし、粘土で紙コップの周りを覆います。

これで模型の完成。

ひるむケースの中に、洗濯ノリ、重曹を入れ、混ぜ、セット完了。

クエン酸を水に溶かしたものや、レモン汁をひるむケースの中に注ぎ込んだら、シュワシュワすぐに反応が始まりますが、すぐにふたをします。

ふたは、思ったより勢いよく飛ぶので、上に電気がない場所でやるか、ラップやタオルなどで飛びそうなところをガードしながらふたが飛ぶのを待ちます。絶対に上からのぞきこまないこと。

しばらくすると、重曹とクエン酸が反応して出てきた二酸化炭素でいっぱいになったフィルムケースの蓋が勢いよくポン!!っと飛び、後は中から溶岩のようにドロドロあわあわがシュワシュワとあふれ出てきます。

ガスで吹き飛ぶ噴石の威力を、これで再現できたかな?

溶岩に、墨汁や食紅などで色を付けると、より溶岩らしくなるのかもしれません。

 

えんぴつ電池

使うのは、2Bの鉛筆と、活性炭(活性炭入りの除湿剤の中身や、水槽の水を浄化するための活性炭)、アルミホイル、プラコップ、食塩水、ミノムシクリップ、ソーラーモーターとプロペラ。

活性炭とミノムシクリップはホームセンターなどでも入手できます。

ソーラーモーターは、小さい電力で動くモーターなので、電気を作る実験にあると便利です。

プロペラは、100均のミニ扇風機などがあれば、分解してそのプロペラが使えますが、季節柄、ない場合は、ちょっと高くつきますが、ネットで購入できます。

カップをアルミホイルで全体を覆い、ティッシュをかぶせ、活性炭を入れます。

食塩水を注ぎ込んで鉛筆を差し込むと、電気がおきます。

割と簡単に電気を作ることができるんですね。

理科はおもしろい

こうやって、身近なもので実験していくのは、本当に楽しいです。

理科の目は、こういう、「おもしろい」と感じる思いから養われていきます。

不思議だな、面白いな、なんでだろ?

そんな想いを大切にしていきたいと思います。

わかりやすく、面白く、伝えてくれる人がいたら、興味を持って理科の世界に飛び込んでくれるんじゃないのかな~って思っています。

春から、そんな実験ラボもやってみたいな~と思ってるところです。

 

子ども時代、友達とけんかするのは人間関係を学ぶ大事なこと

うちには毎日のように子供たちがやってきますが、その中で、ときどき起こるケンカ。ほんの些細なことがきっかけでケンカになるんだけど、子ども時代のケンカは、それほど長引かず、気が付けば仲直りしてまた遊んでいることがほとんど。

子どものケンカに口を出すなと昔はよく言いましたが、もしこれが、わが子が心を傷つけられたのだとしたら、黙っていられなくなるものです。

でも、子供時代のケンカは、人間関係を学ぶ大事な練習です。自分の感情として、悔しいという感情や怒りという感情を感じます。ぶつかり合うことで、相手が怒ったり泣いたりしてしまった時、そこで初めて相手の気持ちを知ることができます。自分も同じ気持ちを感じた事があるからこそ、相手の気持ちを想像することができる。

「ケンカしちゃだめよ」「仲良く遊びなさい」「人のおもちゃはとっちゃだめよ」「ほら、ごめんは?」。他の子とケンカしないで、いい子になってもらいたいから、自分の子が使ってるおもちゃがとられた時でも、子どもの気持ちも考えず、「貸してあげないさい」って言ってしまうこと、多いですよね。そうやって、子どもからケンカする機会を奪って行けば、表面的にはいい子にはなるかもしれないけれど、その子の「ほんとは僕が今これで遊びたかったのに」という気持ちは置いてけぼりになってしまいます。

子どもがケンカしたとき、親は、大人は、どう関わればいいのでしょうか?

ケンカの体験は宝物

年齢によって、ケンカもちょっと違います。

2~3歳のころまでは、基本的に自分の世界に生きているので、自分が遊びたいものと、人が遊んでいるものの区別がつきません。だから、おもちゃの取り合いで泣いてしまうこともよくあります。「相手の気持ちを考えて」なんてことはできない時期です。そういう意味で、ケガがないように、注意をそらしてあげたりとか、大人の仲介が必要になってきます。

それが、4,5歳になると、少しづつ社会性が芽生ええきます。取られた子が泣いちゃって、ちょっと気まずい気持ちになるのも、社会性が育ってきているからです。

そして、この頃になると、おもちゃの貸し借りのけんかだけでなく、一緒に遊びたいのに仲間に入れてもらえないとか、人間関係のトラブルが見られるようになります。この時期は、子どもから、大人に対して、「○○ちゃんがいれてくれない」など、言いに来ることもありますが、「そっか、あなたはこうしたかったのね」「○○ちゃんはこうしたかったんだって」「○○ちゃんは、今は違うことで遊んでいたいのね」など、お互いの気持ちを代弁してあげるような仲介も、時には必要かもしれませんが、それ以外は、子供同士で解決するように、見守ってあげるのがいいと思います。

大人がすべて解決してあげないで、子供同士で気持ちを伝えあうことが大事です。

そういう繰り返しがあってから、6,7歳の小学校に上がるころになって、大人の仲介なしで気持ちを伝えあうことができるようになるものです。

ケンカすることで、相手の気持ちを知るという経験は、何度も繰り返しながら積み重ねていく必要があります。

幼児期は特に、ケンカしてもすぐに仲直りができるものです。さっきまでケンカしてたかと思うと、次の瞬間にはケロッとして、一緒に笑いあっているものです。

子どもの頃のけんかは宝物です。

子どものけんかにすぐに大人が出てきて、「あなたが悪いんでしょ。」「ごめんなさいは?」と、謝らせて終わりにはさせないようにしたいもの。

もちろん、悪いことをしたら謝る。だから仲直りもできる、ということもあるでしょう。でも、一番大事なのは、相手がどんな気持ちになったかを感じること。悪いことしちゃったなっていう気まずさを感じ、それでもまた一緒に遊びたい、って思うこと。それができたら、自然にごめんねが出てくるのかもしれません。

ケンカと暴力は違うもの

子どもがケンカした時、相手を泣かせてしまったり、相手を叩いてしまったりすると、どうしても親が謝らなければならないことも出てきます。そんな時、話をちゃんと聞いてもらえなかったり、ご免なさいは?って、謝らせられたり、ケンカになる前に、あなたが譲ってあげなさいと我慢ばかりさせられて、自分の欲求をちゃんと満たされてこなかった子供たちは、欲求不満がたまります。

大人だって、自分の話をちゃんと聞いてもらえないと、もやもやするものですよね。話をちゃんと聞いてもらえる、これだけでも違います。

子どもはなおさらです。

乱暴だったり、意地悪してしまう、気になる子供たちは、欲求不満がたまっているような、満たされていない場合も多いようです。

もうひとつには、怒りの感情の表現のしかたがわからない、ということもあります。

ケンカは人間関係を学ぶために必要なことですが、暴力は、どんな場合もしてはいけないと教えるべきです。人を直接傷つけることと、言葉によって人の心を傷つけることは、良くないことだと教えておく必要があります。

また、そういう意味で、怒りの感情を持ったときに、時に手が出てしまう子などは、根気よく怒りを感じた時の対処法を伝えていく必要があります。

かつてうちに良く遊びに来ていた悪たれ達も、初めの頃は、カッとなったら手が出る足が出るで、暴力を抑えるのに苦労しました。

彼らに何度も何度も伝えたのは、カッとなったとき、嫌な気持ちになったとき、暴力を振るう以外にも気持ちを鎮める方法があるんだよということ。

その場から離れて、自分の気持ちの落ち着くところに行くのもいい。そうやって間をおいて、自分の気持ちが静まるまで、深呼吸したり、ゲームするなど、気をまぎらわせたりしてもいい。

うちにはまだ当時五歳の末っ子がいたので、小さい子にカッとなったら暴力ふるっていいんだと教えないでほしいということや、頭に来たら暴力ふるうのは普通じゃないんだということ、言葉でまずは気持ちを伝えたらいいんだということなど、そんな事を事あるごとに伝えました。

最近では、アンガーマネージメントという、怒りをコントロールする方法もあって、言い返す前に、やり返す前にカッときたら、6秒数えるという方法もあるようです。

心が満たされていること

ケンカしても、暴力を振るわないようにするためには、子どもがある程度普段の生活の中で満たされている必要があります。

子供の望んだことを、できるだけ聞いてあげる、という親の関わりが必要となります。子供の望むことというのは、あれ買って、これが欲しいというような、ものに対する欲求じゃなく、だっこして欲しいとか、おんぶして欲しいとか、いっしょに遊ぼうとか、散歩の時に手をつないで欲しいとか、子どもが一生懸命話してることを、手を止めて、視線をあわせてちゃんと聞いてあげることだったり、そういうスキンシップや、心の欲求を満たしてあげることです。

ものを買い与えただけでは、心の欲求は満たされません。

そして、子供の欲求を満たしてあげるには、親も心に余裕がないと難しいでしょう。親自身も、欲求を満たされている必要があります。

お母さんであれば、お父さんや、おじいさんおばあさんに協力してもらえてるとか、話をちゃんと聞いてくれる人がそばにいるとか、お母さんを大事に思ってくれる人が必要です。

大人も子供も、心が満たされていれば、多少のケンカをしたとしても、問題が大きくなることはまずありません。

親が満たせない場合は、誰かが満たしてあげたらいいんです。

甘やかせたらどんどん調子にのってエスカレートするから、あんまり子供の言うなりになってはいけないという人もいますが、私は、それでもできる限り、欲求を満たしてあげたら、それだけで子供達の心は安定してくるのだと思っています。

確かに、こんなことも許してくれるのかと、次々問題を起こす子もいますが、ある意味子どもは試しています。

こんなことしても、受け入れてくれるの?って。

写真は、悪たれの一人。

困るようなこともいっぱいやりましたが、おんぶして欲しがる子でした。

お父さんに、こうやって、5歳の息子と競いあうように、よくお父さんに上っていました。

彼らも、1年半ぐらいかけて、暴力を振るわないようになり、心も安定していったように思います。

まとめ

子どもたちは、ケンカすることで、人間関係を学びます。相手の気持ちを知り、相手の痛みを知ることは、とても大切なことです。

子どものケンカは、修復も早く、ケンカしてもすぐ仲直りできてしまいます。

そういう意味で、たくさん失敗しても大丈夫な時期です。

相手を怒らせちゃった。

何で?

そうやって、相手の気持ちを学んでいくチャンス。

世の中には、いろんな考え方の人がいると気がつくチャンス。

多様な考え方の中で、うまく物事を進めていくための、試行錯誤を経験できる貴重な体験です。

でも、ケンカが大きくならないようにするためには、ある程度、子供たちが普段の生活の中で満たされていることが大事になって来ます。