おうちが子どものたまり場になるのは困る?

うちは、今は20歳の長男のころから、今は小1の子供4人。今の家に住み始めてから13年。子どものたまり場となっていました。しばらく専業主婦だったこともあり、「大人のいる家に遊びに行く」というのが、普通でした。たまり場にしていたつもりはなくても、子ども達が集まる家でした。トイレが使えて、のどか湧いたらお水が飲めて、怪我したときは絆創膏はってくれて、たまにおやつが出てくる家だったから。

「子ども たまり場」で検索してみると、小学生たちのたまり場になって困っているというQ&Aがたくさん出てきます。

確かに、毎日土日も関係なく来られるのは迷惑。おやつやジュースを催促したり、雨でぬれた靴下のまんま上がってこられて迷惑とか、土日はゆっくり家族の時間をとりたいのにとか、うんうん。気持ちは確かにわかります。

私も、こうやって、子どもの居場所が大切なんだと書いたりしていますが、それでも、平日の放課後は時間も短いからまだいいのですが、土日、祝日、長期の休みとかになってくると、ご近所さんに迷惑なのもあって、困ったな~って思うことも正直あります。

でも、続けてきたのは、遊びに来てくれた子ども達が、みんなうちの子たちの友達になってくれたから。学区の違うところからくる子も、同じ学校の子でも、学年、学級も違う1年生から6年生まで幅広く。

おうちが子どものたまり場になると、何が困って、どんなメリットがあるんでしょうか?今日はそんなお話しをしたいと思います。

おうちがたまり場になって困ること

私が感じる、おうちがたまり場になって一番困るの事は、家族のプライベートな時間が無くなってしまうことでしょうか。

休日ぐらいゆっくりおきて、のんびりパンなんか焼いて、遅い朝ごはん食べて、コーヒー飲みながらゆっくり豊かな食卓を囲んでいる・・・

そんな瞬間、ピンポ~ン♪

「あ!もう〇〇が来た!」となることもしばしば。

休日の朝早くから遊びたくてやってきた子に、「ちょっとまって、うちまだこれから朝ごはんなんだ。まだ玄関で(または庭で)待っててくれる?」なんて話して、慌てて朝食を食べることもあります。

天気の悪い日なんかだと、子ども達はうちに来るまでに泥んこの中を歩いてくるので、玄関は泥んこ。梅雨の時期や、冬の、まだ雪の積もっていない時期なんかは、毎日泥だらけで、毎日雑巾で拭いています。

さらに天気が悪いとき、子ども達の靴の中までびしょ濡れってこともよくあります。そうすると、濡れた靴下で平気で家に上がり込むので、床も足跡だらけ。夏だと今度は裸足でサンダルはいて泥の中やってくるので、足の裏が真っ黒ってことも。

外で遊んでる分にはさほどストレスは感じないし、楽しそうで元気な子供たちの声に、むしろほほえましく思うぐらいなんだけど、今度は元気すぎてご近所さんに迷惑がかかったり。

雨や雪の日、家の中では、カルタやカードゲームやオセロなんかのボードゲームで遊んでいる子供たちも、だんだん飽きてきてやることなくなってくると、ボール投げやかくれんぼが始まり、家の中はひっちゃかめっちゃかになるのは、結構なストレスかも。そうなると、ゲームやっててくれたら静かでいいという親御さんの気持ちもわからなくもない。

そのうち、「お腹がすいた、まだおやつ食べてない」という子がいるかと思うと、せっかく出したおやつも「俺これ食えない」とか言って食べない子もいるし、中には勝手に台所を物色しにくる子もいたり。「ジュースないの?」って冷蔵庫あける子とか。

遊んだものをとっちらかしたまんま片付けないで帰っちゃうこともあるし。

自由すぎる子供たちに振り回されたり。

一般的に、子どものたまり場になって困るのは、うるさい、散らかされる、汚れる、っていうことがストレスになてくるようです。

それでもたまり場でありたい理由

小学生の子供たちを長いこと見ていて思います。

子供たちは、遊び場を探しています。

自由に遊べる場所。

安心できる場所。

楽しい場所。

自分達を受け入れてくれる場所。

 

だからこそ、そんな場所を見つけられたら、そこがたまり場になるわけです。

でも、そんな都合のいい場所、身近にあるでしょうか?

子供がたまればうるさくなるし、汚れるし、もの壊されたりするかもしれないとか、道路に飛び出してきたりしたら危ないとか。

そんな声に追いやられた子供達は行き場もなく、騒がず遊べるゲームに落ち着いてしまうのかもしれません。

子供たちがたまると、確かに騒がしくなるし、汚れるけど、私には、子供達の楽しそうに騒いでる声はHappyノイズに感じられます。

子供の声が響く地域は安心できる地域です。大人が寛容な地域だと思います。

世の中にはそうは思えない人がいるのは確かですが、子供たちが生き生きと子供時代を生きていく事を保証してあげたい。

温かく見守られ、地域の人たちに声かけられながら育った子どもは、そういう大人になるんです。

されたようにしかできないものです。

優しくされたから、人に優しくできる人になる。

あれは危ない、これはやめなさい、うるさいでしょ、人に迷惑かけないの!そうやって言われて育った子どもは、間違いなくそういう大人に育つでしょう。それが正しいことだと思わされて育ったのですから。

私が望むのは、子どもに優しい社会です。子どもに寛容な大人のいる地域です。そういう社会にしたいから、小さなちからかもしれないけれど、地域の中で子どもに寛容な大人でありたいと思うんです。

自分の子供たちが大人になり、結婚し、子供を持ったときに、安心して子育てできる社会を作っておきたい。

だから、我が家をたまり場にしています。見返りなんてありません。期待もしていません。この子達の未来が、優しいものであるようにと願っているだけです。

強いて見返りというならば、このたまり場にやってきた子供達が、素敵な大人になってくれること。人に優しい大人になってくれること。

そんな未来を描いています。

 

 

 

 

 

 

子どもを信じると、子どもはできる。


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先日の節分の日。実は、この日、父も母も、お兄ちゃん二人も、ある講座にでるため、朝は7時前から、夜も20時近くまで、一日家を空けておりました。

中学生の娘と小1の息子はお留守番。

娘一人で頑張ってご飯炊いて、すし酢作って、卵焼いて、具をまいて、スープまで作ってくれました。お陰で遅く帰っても、みんなで恵方巻食べて、豆まきもすることができました。

娘には本当に感謝です。

たまには、こうやって任せてみるのもいいものです。結構おいしい料理を作ってくれます。

信じて任せる

この日、娘には、「ごめん、今日、帰り遅くなるから、晩ご飯お願い!しかも、今日節分だから、恵方巻作ってちょうだい!」とリクエスト。

「え~!!絶対嫌だ~!!買ってきてよ~!」という娘に、恵方巻のつくり方のメモを残し、さっさと家を出たのでした。

しかも、頼んだときは、「すし酢は合わせ酢作っておくから。卵も焼いておくから。後はご飯炊いて、巻くだけでいいから」とか何とか言ったのに、結局朝早く出たので時間がなくって、すし酢も卵も用意できずに家を出てしまいました。

夕方、講座中に娘から電話があって、「すし酢作ってった?」って言われて、初めてハッと気が付いた。「ごめん!用意していくの忘れてた!!卵も焼いてない。梅酢にはちみつ適当に入れて作ってちょうだい。」って慌てた頼んみました。

うちに帰る途中、再び電話して、「ちょっと遅くなるけど、ごはん、(弟と)二人で食べてる?」って聞いたら「う~ん。それもな~。いいや、待ってる。お風呂先に入らせてようかな」って。「あ、それから、スープかなんかも作っとく?」って言うのでお願いしました。

やっぱり二人でご飯食べるのは寂しいよね。

ということで、先に弟をお風呂に入れてくれて、太巻き用意して待っていてくれました。

ほんと、ありがたかった。

娘には、ご飯炊いたり、だしの取り方、みそ汁やスープのつくり方、一通り、いろんな料理はできるように仕込んできました。

だから、こうやって、母が忙しいときに、ごめん!お願い!って頼むと、口ではいやだって一度は言うけど、ちゃんとやってくれるのはわかってた。

しかも、作ってくれるお料理は、結構おいしい。というか、かなりうまい。

任せたら、ちゃんとできるんです。

たまには母が忙しくして子どもに頼むのも悪くない。

そういう機会を時々作って、やってもらったら、めちゃくちゃ褒めます。

もう、だって、ほんとに助かったから。

子どもも、料理の腕は上がるし、褒めてもらえるし、母も感謝でいっぱいの気持ちになるし、いいことづくめです。

雪があれば一日中遊べる子ども達

さて、一日家を留守にしていたわけですが、息子は友達と、午前も午後も、ずっと外でカマクラ作って、そり遊びして遊んでいたらしい。

お父さんもお母さんもいないから、家の中では遊べないよって話しておいたので、約束もちゃんと守っていたようです。

帰ったら、「結構おっきいカマクラできたよ!」って楽しそうに教えてくれた息子。

雪さえあれば、外で何時間でも遊べる子ども達。

さすがです。

写真は、子ども達のお気に入りの遊び場。

ジャンプしたりそり滑りしたり。ほんと、楽しそうです。

こちらも、信じて放置(笑)。

でも、友達と遊んでいる時間が一番楽しいから、暗くなるまで遊んで、時間になったらちゃんと帰ってきます。濡れた手袋や長靴は、新聞紙持ってきて、ストーブの前に干してありました。

そして、私たちが帰ってきたときには、ちゃんと宿題も終わらせていました。宿題しなさいと、一言も言わなくても。ほんと、えらいです。

高校生も信じて見守る

節分の日、夫婦とお兄ちゃん二人と出た講座はDrop into2018という講座でした。

今年一年、どんな一年にしたいか、年間計画を立てる講座だったのですが、ちょっと普通の年間計画を立てる講座とは違うもので、私たち夫婦がここ何年も、これだけは欠かせないと思って参加してきた講座。

講師の方が多忙になったため、開催は今年で最後ということで、20歳の長男と、高2の次男も参加させることにしました。

長男は、やりたいことがいっぱいあるから、行動計画立てるにはもってこいだと思っていましたが、実は、次男がちょっぴり心配でした。

やりたいと言ってることがあるけど、でも、本当にそれがやりたいのか、その情熱が感じられなくて、年間計画なんか、描けるのかな~・・・っていう心配。

でも、講座に参加中は、はっきり言って自分のことしか考えてなくって、次男のことを心配していたことも忘れてたくらい。

私たちの知り合いも結構いたし、「ああ、新藤さんとこの息子さんね」って温かく迎え入れてくれていたので、まあ、大丈夫だろうと、こちらも信じて放置。

親は、子どもがどんな夢を描くのか、手出し口出ししないことって言われていたのもあったからというのもあるけれど。

でも、終わってみたら、ちゃんと、自分なりのワクワクする未来を描き、そのために何をするかも、ちゃんと考えてたみたいでした。みんなの前で、ちゃんと発表もできたようだし、心配には及ばなかった。

子どもって、親が考えてるよりずっと、しっかり考えてるものかもしれません。

講座の中で、講師のさえさんが言いました。

そもそも、悪いことや心配事はありありとイメージできるのに、できてる未来をありありとイメージできないわけがないでしょ?ありありと想像したものだけが現実であると脳は勘違いします。不安や恐れを抱くより、ワクワクする未来を創造したほうが、ずっといい。

子どもに対しても、この子はできる!って信じてあげることにしました。

子どもを信じて見守るプレーパーク

 

プレーパークは、子どもを信じて見守る、そんな場所です。子どものやりたいを応援し、見守ります。子どもは、自分の力で、ちゃんとやりぬくことができます。

大きいカマクラ掘ることだってできるし

自分で考えて作って、色塗って、思うように何かを作り出すこともできる。

でっかい穴掘ることだってできる。

こんな高いとこに登ることだってできる。

信じて任せたら、こんな素敵なものも生み出せちゃう。

頑張っていすだって作っちゃう。

 

青森には、常設のプレーパークがありません。

雨や雪の日、遊ぶところはお金のかかる施設ばかり。無料の施設も、小さな子しか遊べなかったり、小さなこと小学生以上の子が一緒に遊べる施設はほとんどありません。

だから、多少遠くても、小さい子と、小学生の兄弟がいる家庭なんかは、わざわざ岩手に出かけたりします。

天気がよければ、それでも冬は外で雪遊びができるのでいいのですが、吹雪の日などは小さな子連れてはとても厳しい環境です。

そんな中、青森に室内でも野外でも遊べる子どもの自由な遊び場を作ってほしいと、署名を集めている仲間がいます。

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みんな冬場の子供達の遊ばせる場所に困ってるよね?
お金かかるとこにばっかり連れてけないし

吹雪くと子供達つれてどこに遊びにいけばいいんだろ…

結局今日もうちでゲームで終わったなぁ

最近思いっきり遊ばせてあげれてないなぁ

スポーツってお金かかるなぁ

孫とばつれでどごさいげばいんだ…

赤ちゃんと小学生が一緒に思いっきり遊べる場所青森市ないじゃん…]

そんな思いで子育てしても面白くないなぁ
二人目産みたいって思えないよねぇ…

今いる子供達が大人になって青森市で子育てした時胸張って

[冬場も遊び場あるから大丈夫だね!
あの時署名したからさっ]

って言ってあげられる遊び場あったらいいよね^ – ^

こちら、
プレーリーダーの
ヒロちゃんとまいこはん二人で始めました。

目標は3万署名

子供の名前は代筆でお父さんお母さんが書いても大丈夫です。

青森市のじゃなくても大丈夫
全国の方に協力してほしいです。

いつ転勤で青森市にくるか、わからないんだからね❤️❤️

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以下署名用紙↓

https://drive.google.com/…/1M5ePb0XfLK-bMkofXPUtnl_oXo…/view

以下チラシ↓

https://drive.google.com/…/17M6AHhLfSYXRKwlTZYTGy4Sv6l…/view

 

郵送先はHPをご覧ください。

2/18日ごろまでに郵送してください。よろしくお願いいたします。

 

信じて見守る大人に出会った子供たちは、ちゃんと自分の力でやっていけます。大丈夫です。

 

そんなプレーパーク、はぴちるの情報はこちらに登録していただければイベント情報お届けします。はぴちるのプレパ情報を知りたい方は、ぜひ、登録してくださいね♪

それと同時に、協力して下さる方も募集します。

来れるときで構いません。子どもを遊ばせに来たついでに、ちょっと他の子も見てくれたり、最後までいたら、片付けるのを手伝ってくれたり、資金的に援助して下さる方も、随時募集しております。

私たち夫婦だけで見られる子供の人数にも限りがあります。いろんな方が関わってくださるとうれしいです。

よろしくお願いいたします。

友だち追加

 

科学する心を育てよう


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  • 身の回りのものは、面白いこと、不思議なことでいっぱいです。1/31は満月で皆既月食でしたね。欠けてゆく赤い月を子どもと眺めた方も多いのではないでしょうか?地球の動きと月と太陽との関係も、子どもにどうして?って言われて説明できますか?

いろんな、なぜだろう?どうなってるんだろう?面白いな、不思議だなって思うことは、理科の分野につながっていきます。地球、宇宙、地学、物理、科学、電気工学、生物など。

子ども時代に、そんな面白いこと、不思議なことにたくさん出会わせてあげたいと思っています。科学する心を育てることで、いろんな分野に興味を持つことができるようになるものです。

台所の科学実験

子どもに科学的な視点を持ってもらうために、身近なもので子どもといっしょに実験してみましょう。

【おいしい色変わり実験】

比較的家庭でも手に入りやすい材料で、台所実験をしてみると面白いです。

上の写真はマロウブルー。ハーブティーとして売っています。咳などの呼吸器系や、胃腸の調子を整える効能があります。

お湯を入れると、きれいな青色が出ます。

おもしろいのはここから。レモン汁を入れると、サッときれいなピンク色に変化します。

ここまでは美味しく飲めますが、この先は、飲んでもおいしくないお茶になるので飲むのはお勧めしませんが、重曹をティースプーン一杯入れると、シュワシュワいいながら今度は緑色に変化します。

こんな風に色の変わるのを楽しめるものに、紫キャベツのしぼり汁や、100%ぶどうジュース、紫いもの粉、黒豆のゆで汁などがあります。

色の変わる実験で必要何かというと、紫色の色素でもあるアントシアニンというポリフェノールの一種を含んでいるものなら何でも試薬にすることができます。

小麦粉、砂糖、重曹、豆乳、紫いもの粉を使ってパンケーキを焼くと、最初はほんのり紫色の生地だったのが、

焼くと緑色に変化します。アントシアニンと重曹(アルカリ性)が反応したせいです。緑色のパンケーキにレモン汁(酸性)をちょっぴりたらすと、ピンク色に変化するので、食べてもおいしい、色が変わるパンケーキを作ることができます。

紙にぶどうジュースをしみこませたものに、重曹水を綿棒に浸して絵を描いていくと、重曹のアルカリと反応して紫色の紙が緑色に変化します。

もう一つ、カレー粉を水で溶いたものを浸したものに、石鹸水で絵を描くと、赤く変化します。

これは、ターメリックの中に含まれるクルクミンという色素が、石鹸水のアルカリと反応して赤くなります。カレーをこぼした洋服を石鹸付けて洗おうとして赤く染まったことはありませんか?

色変わりマジックは、子ども達も喜ぶので、ぜひ、親子で一緒にクッキングしながら、楽しんでみてください。

【ミカンの缶詰を作る】

ミカンの缶詰は、ミカンの小袋の房をアルカリで溶かして、最後酸で中和させています。

おうちでも、ミカンの缶詰のような、房を溶かしたものを作るものができます。

使うものは重曹。

必要なのは

・みかん  5~6個
・水  800ml
・重層  小さじ1

沸騰したお湯に重曹を入れて、外皮をむいたみかんを房をばらばらにして入れます。

沸騰させて2分ほど。薄皮が溶けてきたら、ざるにあげて軽く水洗いし、残った薄皮を取り除きます。シロップに漬けたら出来上がり。

シロップは、以下の通り。

水・・・100ml、

レモン汁・・・小さじ2、

砂糖 ・・・大さじ5~6

アルカリはペクチンを溶かすので、おうちでも簡単に溶かすことができます。お湯は沸騰させておくのがポイント。

電気を作ろう

身近なもので電気を作るのも楽しいものです。

【11円発電】

簡単なところでは、1円玉と10円玉を使って発電することができます。

使うのは、11円と濃い目の食塩水に浸したティッシュ。

10円と1円の間に食塩水を浸したティッシュを挟むと・・・

電気がおきます。1vないくらいの弱い電気です。

乾電池で1.5vなので、LED光らせたりするには電圧が足りません。

銅とアルミと食塩水で電気が起こせるということで・・・

55円発電!ミノムシクリップやLEDはホームセンターで入手。

赤色LEDが比較的低めの電圧で点くらしいのです。

アルミニウムが電解質に溶け出すことで電子が放出されるため、電流が流れる仕組みです。ボルタ電池は、銅板と亜鉛板と、電解質に硫酸をつかったものですが、それを、より手軽に確かめる方法がこれ。

55円と電解質には食塩水を使っています。

この方法だと、1円玉が溶けるので、あまり長くはやらないほうがいいでしょう。

【リアルアップルウォッチ】

11円発電と同じような考えで、レモン電池やリンゴ電池が作れます。

本当は亜鉛板の方がいいのですが、亜鉛板は手に入りにくいので、銅板とアルミ板を使いました。

レモンやリンゴの他、じゃがいもやキウイでもできます。

クエン酸、リンゴ酸やリン酸などの電解質が多く含まれていると電気がよく通ります。

銅板とアルミニウム板を交互に刺してミノムシクリップでつなぎ、時計(写真はストップウォッチ)のボタン電池を外し、プラスの電極とマイナスの電極をつなぐと・・・リアルアップルウォッチです。銅板とアルミニウム板5枚ほどで時計をつけることができました。

もちろん、10円と1円玉を使ってもできます。時計は、100均にあるボタン電池一個で動く奴なら動きます。

電極を刺したリンゴは、アルミニウムが溶けだしているので、絶対食べないでくださいね。

【活性炭電池】

アルミホイルと活性炭、食塩水を浸したティッシュを使っても電気を作ることができます。

備長炭電池なんかは、備長炭に食塩水浸したキッチンペーパーを巻き付け、さらにアルミホイルで覆うと電気が起こるものですが、除湿剤に使われる活性炭や、水槽の水をきれいにする活性炭を使っても電気を作ることができます。

アルミホイルを敷いて、その上にキッチンペパーに食塩水をかけ、活性炭を載せ、アルミホイルで挟みます。ギュッと押してあげると、電気がおきます。

1.2v位の電圧です。でも、これだとLEDはまだつきません。

そこで、同じものを3セット重ねると・・・

点きました!電圧は2.2vくらい。

AMラジオの端子にプラスマイナスをつなぐと、ラジオも聞くことができます。

ギュッと抑えなきゃならないのと、アルミ同士がくっつかないように注意が必要ですが、結構大きな電気を作ることができます。

【鉛筆蓄電池】

鉛筆の芯に5分ほど電気を通します。コップの中には食塩水。

電池を外して、鉛筆の芯にたまった電気を調べてみると・・・

1vぐらいたまっていました。すぐなくなっていきますが、炭素棒に電気をためることができます。

その他にも、風力発電や、ソーラー発電、ペルチェ素子を使った熱による発電など、小さな電力で動くソーラー用のモーターがあれば、いろいろ試してみることができます。

電気を作るのは楽しいものです。

木を燃やす

ミニウッドガスストーブを100均素材で作ったものがあります。

しくみはこんな感じ。

二重の大きさの違う缶にきりで穴をあけて、空気の通り道を作ります。

使ったのはオイルポットと貯金箱。

作り方はこちらのブログを参考にしてください↓

周りにレンガなど置けば、やかんを置いてお湯を沸かすことができます。

割りばしを燃やしたり、非常用に一つあると便利です。

 

科学する心を育てよう

外でたくさん遊べる季節なら、植物や、虫など、不思議だな、面白いな、っていうものに出会う機会は多くなります。

田んぼをのぞけば、そこには微生物や水生昆虫、オタマジャクシなどの生き物の世界が広がっているし、木や、土の上には昆虫の世界が広がっています。

川遊びで川の流れの働きを体感し、川の中には魚が。川底の石をひっくり返せば、そこにも水生昆虫の世界があります。

今は冬。

生き物たちに出会う機会がぐっと減る今、家の中でもできる、科学する心を育む実験をしてみたらいいんじゃないかと思いますが、火を使うものだけは、外でやってくださいね。

例えば、この前月食がありましたが、どうしてだろう?って思ったら、図書館で本を借りてきて調べてみてもいいですね。なんでだろう?って思ったタイミングで絵本や図鑑に触れると、子ども達はスポンジで水を吸収するように、そのことに関連したことまで興味を持ったりするものです。

タイミングを大事にしてみてくださいね。

また、台所実験は、冬でもできる、楽しい実験なので、外遊びできないようなときにお勧めです。

【バスボムを作ろう】

酸とアルカリの実験では、重曹とクエン酸でバスボムも作れるので、親子で作ってみてもいいですね。

重曹大さじ2

クエン酸大さじ1

お好みでバスソルトやコーンスターチを大さじ1

お好みのアロマオイルス2~3滴

 

材料を混ぜたら、スプレーボトルに水を入れ、少しづつ水を吹きかけて、にぎって固まるぐらいの湿り気をつけます。水を入れすぎると反応が始まってしまうので注意です。

ラップに包んできゅっと口を縛り、一日寝かせておきます。

お風呂に入れると、重曹とクエン酸が反応してシュワシュワと泡が出ます。二酸化炭素の泡が発生し、炭酸風呂でよくあったまります。

バスボムの中に小さなおもちゃを入れてギュッと固めると、シュワシュワ溶けたときにおもちゃが出てくるので楽しいですよ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

冒険遊び場プレーパークで冬も遊ぼう!


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今週末1/27(土)は、駒っこランドではぴちるのプレーパークです。

1/27,28は、駒っこランドの雪まつり。そのうち室内プレーパークを開催するのは土曜のみです。

また、同時期、県内、青森こもものプレーパークもあります。

冬のプレーパークの日程をぜひ、チェックして、遊びに来てくださいね。

イベント情報

【はぴちるプレーパーク】

★1/27(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

駒っこランドの雪まつりでは、福まきや、そり滑り大会などのイベントがありますが、プレーパークは交流館内にて行います。

雪遊びで寒くなったら、室内プレーパークで遊んでいってくださいね♪

★2/10(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

★2/25(日)9:00~16:00 青森社会教育センターにて

「白神ビジターセンターがやってきた」のイベントにてはぴちるプレーパーク開催します。

★3/31(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

 

【青森こももプレーパーク】

★1/27(土)外ヶ浜中央公民館プレーパーク 10:00~15:00

★1/28日日曜岩木文化センター あそべーる 10:00~

「おもり在来種の種をつなごう」イベント内にて

★2/12(月) 10:00~14:00 浪岡アップルヒル

雪遊びプレーパーク開催!

 

冬だからこそ、たっぷり遊ぼう!

プレーパークでできることは、いろいろあります。木工や

段ボールや新聞遊び

ホッケーゲームで対戦も。

段ボールは工夫次第で、おうちにも滑り台にも、トンネルにも何にでもなります。

その他、工作や、

コマ回しやけん玉、

毛糸遊びなど

やりたいものはなんでも。

駒っこランドは外に行けば雪遊びもできるので、雪遊びしてから遊びに来てもいいですね。

家にこもりがちな冬を、たくさん遊んで過ごせるプレーパークに、是非いらしてくださいね♪

ちびっこさんでも、安心な斜面もありますよ。

 

子どもが自然体験するとき、親の関わり方は?

昨日は『おいらせもりのようちえん』での自然体験。Happy Childrenは、自然遊び担当です。

一月は雪遊びの予定でしたが、雪が今年は降らず、雪がないどころか、ちょっぴり温かい冬を体験してもらうことになりました。

一年通して自然を見ていくとき、冬は一見何にも面白いものがなさそうです。虫たちは土の中や木の皮の中に潜り込み、姿を消します。木の葉は落ち、森もなんだかさみしい雰囲気。

でも、子どもと一緒に一歩お散歩に出ると、そこには小さな発見があるものです。

雪のない冬の、お散歩の様子を紹介しながら、子ども達の様子、見守る大人たちの関りをお話ししていきたいと思います。

センス・オブ・ワンダー

「沈黙の春」で有名な、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』はご存知でしょうか?

最初に、彼女の言葉を紹介します。

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子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。

この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

妖精の力にたよらないで、生まれつきそなわっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。

多くの親は、熱心で繊細な子どもの好奇心にふれるたびに、さまざまな生きものたちが住む複雑な自然界について自分がなにも知らないことに気がつき、しばしば、どうしてよいかわからなくなります。そして、

「自分の子どもに自然のことを教えるなんて、どうしたらできるというのでしょう。わたしは、そこにいる鳥の名前すら知らないのに!」

と嘆きの声をあげるのです。

わたしは、こどもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。

子どもと森を歩く

集合場所には、子ども達には魅惑的な遊具がありますが、まずは、お散歩に出発です。

ここは、遊具の上の方にキャンプ場がある公園です。坂を上ると広いキャンプ場が見えてきました。

木の下を歩いていると、いろんなものが落ちています。

「ここにどんぐりいっぱいあるよ!」

大きい子チームは、早速ドングリを見つけ、どんぐりを拾い集めています。

ちびっこチームは、カラマツの木の下で、カラマツの実を発見!バケツの中に次々拾い集めて、「こんなにあったよ!」って見せてくれます。

こちら、カラマツの実。

子どものペースで、大人ものんびり歩いているうちに、ママが木肌に触れてみます。

「あ、意外と柔らかい。ほら、さわってみて。」

「ここに虫いるんじゃない?」

そんな会話が親子で聞こえてきます。

カラマツの木肌は、松の樹皮のように、厚いコルク質の樹皮が、ごつごつひび割れたように剥がれ落ちやすいのですが、触ってみると、コルクのようで温かみを感じます。そして、冬の間、このはがれやすい樹皮間に潜んでいる虫たちもいます。

子ども達の中から、「お花みたいなの見つけた!」って声が聞こえます。

下の落ち葉や草の中にあったんだそうです。「なんの植物かな?バラのお花みたいだね」「もっとあるかな~?」って、バラのお花のようなこの植物を、みんなで草をかき分け、探します。

そしたら今度は、「カエデの種見つけた!」って声が。

プロペラのようにクルクル回りながら風に運ばれるカエデの種です。

「土の中に半分埋まってたよ」って、教えてくれました。

小さなバケツ一つ手に持つだけで、子ども達は、この中に何か拾い集めたい、そんな欲求が生まれてくるから不思議です。

おもしろいものないかな?このバケツ一杯にしたい。もう、みんな夢中です。

松の木の下に行けば、今度は松ぼっくりが。

杉の木の下に行けば杉の実が。どの木から落ちてきたのかな?でも、子ども達はみんな、下しか見ていませんでしたけど。

大人には、「カラマツの木は、この木ですよ。秋には黄色くなった葉っぱがきれいなんですよ~。実は、かわいい形ですよね」

「杉の実は、ほら、こんな風に、杉の葉っぱにくっついてるんですよ~。たき火の焚き付けにすると杉の葉っぱはよく燃えるんです」

「松ぼっくりは、ほら、松の木があそこにあるから、あそこにあるかも」

なんて、声かけたりしながら、見せていきます。

そして、このちょっとしたくぼみ。ここは、昔の竪穴式住居の跡なんだとか。そばに、説明書きがありました。

この辺で、歩ける大きい子チームは白鳥コースへ。ちびっこさんはこのまま下に下りるコースへと別れます。階段下りるのも楽しいけど、上るのも楽しい。マイペースに、上ったり下りたりしながら、おいっちにと、階段を下りていきます。

下まで降りてみると、何やら湧き水発見。

上は林になってて、川になってるわけでもなく、土の中から出ています。

お水のそばには、落ち葉に水滴がついて凍った氷がたくさん。

ママが、「ほら、見て!おばけみたいな変な形!」って見せたら、『おばけ』が怖かったのか、後ずさりして、いやいやします。

でも、氷流して見せると、氷流して遊び始め、最後はお水遊びに。

そのころ、大きい子チームは森を通って下へ降りていきます。

落ち葉で土がふかふかです。「ふっかふかだね~」って足の下の感触を感じながら歩いていきます。

下りると、池が見えてきました。

カモがいっぱい!いろんな水鳥が集まっています。白鳥は、ずっと向こう・・・。

大きい子チームは、また別の湧水を見つけたようです。

氷をいっぱいお土産に、みんな公園まで戻ってきました。

散歩途中で、白鳥の羽を見つけた女の子。ふわふわできれいだね。

いっぱい歩いてきたので、戻ってきたらみんな、「お腹すいた~!」って。

あっためておいてもらった長いもすいとんを、みんなでいただきます。

ティピーテントの中は温かい。持ってきたおにぎり食べながら、みんなでお話ししながら、すいとんを何度もおかわりする子ども達。いっぱい歩いて、お腹ぺこぺこで食べるご飯は、本当に美味しくって、みんなよく食べます。

お腹が膨れると、それぞれ遊びはじめます。雪遊びで予定していたそり遊びができないので、段ボール滑りをしてみました。

スキーウエアで段ボールは、思ったより良く滑ります。

風を感じる遊びで、風車を作ってみます。

遊んでいた子供たち、いつの間にか裸足になってる子も!一人脱ぐと、みんな脱ぎたくなるようで、この後裸足で水に入る子供たちも。

暖かいとはいえ、6度です。

足が冷たくなって、でも、お日様で石が温かくなっていたらしい。「この石暖かい!」「こっちの石の方が暖かいよ」

そうやって、あちこち歩く子供たちです。

着替えても着替えても、泥んこに向かっていくおチビさん。泥んこに行きたい~!!と、ごんぼほって(いやいやして)います(*^-^*)。さすがに、午前中いっぱい動いて、お腹もいっぱいになって、歩く足取りもフラフラで、もう限界なおチビちゃん。眠いけど、気持ちはまだ遊びたい。

いっぱい遊んで、いっぱい食べたら眠くなる。理想的です(*^-^*)。

大人はインタープリターでいてほしい

インタープリターとは、自然と人をつなぐ役割をする人のことです。大人は、自然と子どもをつなぐ人であってほしいのです。

前述のレイチェルカーソンの言葉に、子ども達には、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。」とありましたね。

子どもは、面白いものを発見する天才です。面白いものを見つけたとき、「へえ~!すごいね!」「きれいな形だね」「おもしろいね」って、共感してくれる大人の存在が、子ども達の自然への興味を持続させてくれます。

木の名前、植物の名前を知らなくてもいい。「それ、きれいだね。」「いいものみつけたね。」って言ってくれる大人がいてくれたら、それでいい。

そしてもう一つ、何気なく通り過ぎちゃうところでも、ふと目を自然に向けて、カラマツの木の樹皮に触れたママのように「あ、意外と柔らかい。ほら、さわってみて。」って、子どもが自然に触れるお手伝いをしてあげてほしい。

「見て見て!こんなとこに、こんな氷があるよ。おばけちゃんみたい」って言ってあげられる大人でいてほしい。

目線をちょっと下に落として、子どもの目の高さで世界を見てみてほしい。

子どもと一緒に、自然の面白さ、不思議さ、巧妙さに感心し、感動する存在であってほしい。

子どもが見つけた感動に、ともに感動し、子どもが見逃してしまった面白さ、美しさに気づかせてあげる、そんな存在であってほしい。

下ばかり見てあるく子に、ふと空を見上げて、「見て、面白い形の雲!」って、空に目をむかせてあげたり、「あ、鳥が鳴いてる!きれいな声だね」って鳥の存在に気づかせてあげることもできる。

子どもに気づかされることもあるけれど、大人が気づかせてあげることもまた必要です。

そのために、大人も、自然のなかの面白さを発見できる目を養ってほしいと思います。それは、決して植物や鳥の名前を憶えていることではなく、わからないことがあれば、「おうちに帰ってから、一緒に図鑑で調べてみようか」って、それでいいんだと思います。

わからなければわからなくても、なんか面白いね、なんか不思議だねって共感してあげたらいい。

大人が感じる自然に対する感動や驚きを、子ども達に素直に伝える存在であってほしい。

冬であっても、子どもは、水の冷たさを感じ、おひさまで温まった石の温かさを感じます。森の中の落ち葉の布団のふかふかなのを、足の下で感じます。氷の造形を面白いと思い、水鳥が水の中で寒くないのかと、不思議に思ったり、水のない森から自然に湧きだしている湧き水の不思議さを目の当たりにします。

それらはどれも、自然に興味を持つための一つの入り口で、そこから後に、様々な興味へと広がります。

虫の生態、鳥の生態、土と微生物の世界、日なたと日陰、風の流れ、雲と天気・・・そこから広がる世界はいく通りにも分かれていきます。

子ども時代の些細な事への感動は、それら、様々な世界とつながる入口であり、土台です。

大人が関わることで、子どもの世界は何倍にも広がるのです。

 

子供達の冬の遊び方

この辺の小学生に、「冬休み、何をしたい?」と聞くと、「カマクラ作りたい」「スキー行きたい」「雪合戦したい」「そり滑りいっぱいしたい」というような、雪遊びしたいという子が多いのですが、今年の冬休みは雪が少なく、十和田の街中では、雪遊びできるようなところがほとんどありませんでした。

さらっと降って、ちょっと雪合戦できるかな?というくらいで、そり滑りやカマクラ作りまではできない状況。

子ども達も、毎日一日中家の中ばかりでは、飽きてしまいます。

ならば、子ども達を連れ出そうと、ちょっぴり山まででかけていって、雪遊びを楽しみました。

雪を求めて

冬休みも、朝から一日、毎日のように来る子ども達。

ほとんど家の中でベーブレードやカードゲームで遊んでいましたが、飽きてくると、かくれんぼを始めます。家じゅうあちこち隠れるのに入り込むので、ちょっと大変(汗)。

「え~!そこやめて~!」

「冷蔵庫の上はダメ~!!」

「物置の中も、そんなに奥にはいかないで~!!」「あ~!!米袋踏まないで~!」

もう、子ども達が「何する?かくれんぼしよう!」って言いだすのが実は恐怖でした。

外は雪もほとんどないし、ただ風が寒いだけで、子ども達も外に出てもすぐに家の中に戻ってきてしまいます。

家の中で遊ばれるのにストレスを感じるなら、いっそ子供たちを外に連れ出そう!

ということで、雪を求めてちょっぴり山へ。

遊びに来た子には、「今日はそり滑りに連れていくよ」と言って、スキーズボンや手袋、帽子は、持ってきてない子には貸してあげました。(お兄ちゃんのお下がりや、もらったスキーウエアとか帽子が何着かあるので、助かっています)

手始めに、車で10分ぐらいの高森山へ。ちょっと草は出てるけど、そり滑りには十分。

小学生男子は、スリルが大好き。普通のそり山では味わえないスリルがここにはあります。

結構な高さに、最初は「めっちゃ怖い!」って言ってた子たちも、最初は下の段から恐る恐る滑って、「めっちゃ面白い!」に変わると、もう、何度でも坂を上って滑ります。

靴が大きめなのか、足が踏ん張れなくて、なかなか上れなかった子は、最初は「新藤さ~ん!ムリ~!上れないよ~」って途中であきらめてズルズルと滑り落ちていってしまっていた子にも、手は貸さずに、「自分で上ってこれた子だけが滑れるんだよ」「こうやって、足場を作って、手も使って、しっかり足が滑らないように踏ん張らないと。」と、レクチャーのみ。

横目で、他の子たちが滑っているのを見ながら、上れないのが悔しくて、何とか頑張ります。上では、友達が、「〇〇!頑張れ!!」って応援しています。

頑張って一人で上り切ったその子は、みんなで一緒にそり滑りを楽しむことができました。

友達の力と、自分もやりたい!っていう力が、「ムリ」に勝った瞬間です。

それからは、誰が一番高くジャンプしたかとか、誰が一番遠くまで滑れたかとか、そんな競い合いが始まります。顔も雪だらけで冷たくなります。手袋もだんだん雪だらけで冷たくなってきます。

子ども達に疲れが見えてきたところで、目の前でそりに立ってスノボ滑りをして見せると、子ども達の顔がパッっと輝いて、「俺もやる!」って、みんなでスノボ滑りをし始めます。

そりに立って滑るの、最初は結構怖いんです。でも、さすがは子ども達。みんなすぐにコツをつかみます。

そうやってすべってるうちに、何やら足跡発見!

ウサギの足跡!

ちょっとわかりづらいけど、おそらくタヌキの足跡。

もう一つ、カモシカの足跡も発見!

森の中にいるかもしれないと、足跡をたどって森の中へ入っていきます。

森の中は、雰囲気が全然違っていて、森に一歩入った瞬間、見上げると、木が風に揺れてゆら~りゆら~り揺れているのを目の当たりにし、なんだか異空間に入り込んだような、そんな感覚に襲われた子供たち。ちょっぴり怖さもあり、でも、もう少し奥の方にもいってみたい気持ちもあり。

「あっちの方、なんか道になってるみたい!行ってみよう!」と、森の奥へ。

すると、「何だこれ!?」と、子ども達。

見ると、シダの葉っぱでした。

寒さに耐えられるようにロゼット化したもの。

ロゼットとは、葉が放射状に広がっている状態で、タンポポやハルジオンなんかも、ロゼット葉で冬を越します。

雪の重みで茎が折れないように。地表近くで多少日射で温まることもできる。茎を作るためのエネルギー消費を抑えることができる。そんな植物の身を守るための姿です。

そんな話をしているそばで、「いい枝見つけた!!」と走り出して森を飛び出す子供たち。

人の話、聞いてませんね?(笑)

おもしろいことを見つけたら、これであれやってみよう!って、動かずにいられないのが子供です。子ども達は、常に面白いことはないか、そんなアンテナが立っています。

この枝で、緩い坂でも、そりを漕いでいくんだって。

でも、やってみたら、思ったほど楽しくなかったようで、枝はすぐにポイって捨てられてしまいました。

そしてまた、急斜面のそり滑りへ。

もう、二時間近く遊んでいます。手足も顔も冷え切っているけど、まだまだ遊ぼうとする子供たち。

でも、二時間も滑っていると、やっぱり体力的には疲れが出ています。疲れが出始めると、

滑っていても転がり落ちたり、ケンカになったり、ちょっと危険な感じがしてきます。

そうなると、もう潮時だな、と思うので、次なる提案。

「白鳥にえさやりに行く?」

子ども達、再び顔がパッと明るくなって、「行く行く!!」

「あともう一回だけ滑っていい?」

そうやって、子ども達の様子見ていますが、集中して雪で遊べるのは二時間がちょうどいいなと思います。二時間遊んだら小休憩するぐらいがちょうどいい。

高森山を後にして、車でおやつを食べて、エネルギーチャージ。冷えた体も、車で移動しているうちに徐々に温まります。

途中、食パン買って白鳥のいる川まで。

白鳥にえさやると見せかけて、自分が食パン食べてます。

こんな冬休みでした。子どもは、冬、雪と坂さえあれば、もうなんにもいらない。一日いっぱい、坂を上り下りし、かなりの体力を使っているはずです。

もうちょっと森の中へ

冬休み最後の休日は、もう少し足を伸ばして、車で30分ほどの蔦まで雪遊びしに行ってきました。

ブナの森の中、日差しがキラキラとまぶしくて、真っ白な一面の雪に、すっとそびえ立つブナの木。空気がりんと透き通っています。

杉林のちょっぴり暗い異空間とは違い、ブナの林は明るく、さわやかです。

子ども達、もりもり道なき道を雪を漕いでい歩きます。

雪の中をつぼ足で歩くのは、結構体力を使います。そうして、いい斜面を見つけたらそりで滑ります。

深い雪のそり滑りもなかなか楽しいものです。そのうち、ジャンプ台を作り始める子ども達。

どこに行っても、やっぱりスリルがほしいようです。

横では雪洞を掘っています。雪の量がまだ少ないので、掘っても、そんなに高さのある物は作れませんが、奥行きは十分。

二人何とか入れる大きさになりました。

そして、時間もやっぱり二時間ほどたったところで帰ることに。帰り道、なんと、カモシカに遭遇!

なんともスペシャルな一日になりました。

雪がどうしてもなければスキー場も

雪がどうしてもなければ、スキー場もいいいものです。

上の子がそれぞれ楽しんでいる間

末っ子はスキースクールに二時間投入。親が教えてもなかなかうまく滑れなかったのが、スクールに入れると一発でうまくなるからすごいです。

こういう時はプロに頼むに限ります。

子ども達がまだ小さい頃は、上の子は夫婦どちらかとスキー。

下のちびっこは、スキー場の下や横の方でそり滑りしながら遊んで待っていました。

そり滑りに行くだけでも、スキー場は楽しめます。

どうしても雪がないときは、スキー場まで行くのもおすすめ。

ちびっこなら、寒くなったら暖かい食堂で休憩することもできますから。

だいたい、どこのスキー場でも、そり滑りできるスペースがあるものです。安全にそり滑りを楽しむなら、そんなところもいいと思います。

雪があったらこんなことしたい

雪があったら、まず作りたいのは雪ダルマ。

雪合戦!

カマクラも大きいの作りたい!

寝っ転がってみたり。

雪に穴掘って、ろうそく立てただけの雪明りも楽しみたい。

これから、雪が積もったら、もっといっぱい雪で遊びたいな!

親もしっかり防寒を!

子ども達と長い時間雪遊びするためには、親もしっかり防寒が必要です。

子ども達には、もちろん、雪まみれになってもいいように、帽子、スキー手袋(毛糸じゃないもの)、長靴、スキーウエアは必需品。それから、着替えと変え靴もあると安心です。

長時間子供たちに付き合っていると、大人が冷え切ってしまいます。子どもは動いているから、暑がるぐらいなんだけど、じっと外で立ってるだけな大人は、寒くなって帰りたくなっちゃうので、大人こそしっかり防寒してくださいね!

ネックウォーマーや耳当てがあると、かなり体感温度が違います。帽子もいいけど、耳が暖かいと、全然違います。

スキーズボンもはいてると、子どもと一緒に滑ることもできるし、寒さ対策にも。

コート一枚、毛糸の手袋だけで外に出ると、後悔します。

子どもはいつまででも遊んでいたいものです。二時間ぐらいは子供たちの遊びにつきやってやれるぐらいの防寒対策しておくといいですね♪

子どもの生きる力を育むために


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「生きる力」とは、変化の激しい今の時代に、「これからの時代を生き抜くために、どんな力が必要で、それを手に入れるためには何をすればいいのか」を自分で考え、選び取っていく力です。

学力があるだけでは、変化の波に乗れない、そんな時代になっています。

新年早々、ITで起業し、地方にいながら世界とつながり活躍している(株)ヘプタゴンの立花拓也さんにお話を聞く機会がありました。

AIによってなくなる仕事、残る仕事というものが、ここ10年で激変すると言われています。

なくならない仕事という風に言われているのは、芸術や、文化、教育、メンタル、コンサルタント、マネジメントのような分野のものであるということです。

では、そういった世の中の流れが、もう実はすぐ目の前に来ているという状況で、子ども達に必要なのはどんな力なのだろうかと、考えさせられてしまったわけです。

10年後なくならない仕事

10年後、なくならない仕事をピックアップしていくと、お使者さん、学校の先生、カウンセラー、介護職、ミュージシャン、タレント、映画監督、料理研究家、漫画家、犬訓練士・・・などなど。

詳しくは上記リンクを見てみてほしいと思います。

他者との協調やコミュニケーションが必要な職業や、抽象的な概念のものは、人工知能では代替は難しいようです。

キーワードは、文化、芸術、創造性、人でしょうか。

イギリス料理がまずかったと言われるゆえん

まずは、文化の伝承というところを考えてみます。

イギリス料理がまずいと言われるのは、産業革命により、家族全員で働きに出たことで、家庭料理が1世紀(100年)途絶えてしまったからだと言われています。農村を追われた農民が、森から豊かな食材をえることもできなくなり、食料保存の技術もなく、煮炊きするための燃料も高かったために、シンプルに、茹でるだけ、揚げるだけ、焼くだけという調理法にならざるを得なかったようです。

また、祭りごとも執り行われなくなり、下級層が、豊かな食文化に触れる機会が失われてしまったことも理由の一つであるようです。

そこで、今の日本を考えてみたとき、共働きの家庭が増え、手の込んだ料理を作る時間もなく、おふくろの味が消えつつあるように感じます。

また、17歳以下の貧困が6人に一人と言われる時代、お正月料理を食べたことがない子とか、お正月でも、麺類やコンビニ弁当ばっかり食べてたという子、そんな子供も少なからずいるようで、家庭の中での食文化も、衰退してきているように思うこの頃。

子どものために働かなければならない状況が、子どもと過ごす時間を奪われているという家庭の事情があるでしょう。

でも、可能な限り、意識して、こういった家庭レベルでの伝統行事やおふくろの味といった日本料理の味、郷土の味を子ども達に伝承していかなければ、いづれ途絶えてしまうでしょう。

手前味噌と言う言葉がありますが、昔は、それぞれの家庭で作った、それぞれの家庭の味噌の味があり、自分の家庭の味噌がいちばんおししいと自慢するようなところがありました。

みそ汁を、だしをとって作ったことがない家庭も、けっこうあると聞きます。

また、祭りごとは、今はまだ残っていますが、徐々に継承者の減少や、寄付金不足によって衰退しているところもあります。これから少子化が進んで行くため、祭りごとの衰退は避けられないのかもしれません。

子どもを意識的にお祭りに参加させて、お祭りは楽しいものだと経験させていかなければ、この子達が大人になったとき、お祭りを継承する担い手はいなくなってしまうでしょう。

そもそもお祭りごとは、五穀豊穣を願うもので、豊かな収穫に感謝するもの。そんな心は伝えていきたいものだと思います。

 

冬の味噌作りは、もう何年も我が家の恒例行事。

味噌を混ぜるのも、上の子たちもそれぞれやってきて、今は末っ子が手伝ってくれます。

味噌は、30キロ作って、6人家族でだいたい一年分です。一樽10キロなので、三樽仕込みます。

ひたすら大豆を茹でてつぶしての重労働ですが、この味噌がないと、我が家の家庭の味は成り立たないのです。

以前は20キロ作っていましたが、一年もたずに市販のお味噌を買ってみそ汁にしていたら、「いつもの味噌汁と味が違う」「いつもの味噌のほうがいい」と言われたので、今は30キロ作っています。

みそ汁が家庭の一番の味。鰹節と昆布だしの自家製みその味噌汁が、おふくろの味です。

でも、ハレの日、ケの日というのがあって、行事ごとがあるハレの日には、季節の料理を伝えたいとも思っています。

お正月のおせちやお雑煮。

節分は豆まきの他、いわし料理や

恵方巻。まあ、恵方巻は、比較的最近の行事食ではありますが。

ひな祭りの桜餅。

十五夜のお月見とか。

冬至にカボチャを食べてゆず湯にはいるとか。

地元のお祭りにも、子ども達は毎年参加しています。

どんな時代であっても、文化は伝承していきたいものです。

生きる力

IT化が進む時代、いろんなものが機械化されていきます。

キャッシュレスで、携帯一つでお金を持ち歩かなくてもいい世界。キャッシュレスなので、銀行員も必要なくなる。中国なんかは、急速なキャッシュレス化で、スマホ決済が当たり前になってるようです。レジ係が必要なくなり、スポーツ界においても、審判もAIに取って代わられるといいます。

十年後なくならない仕事を見たとき、文化や芸術の他に、教育、介護、医療、カウンセラーなど、人と対していく仕事も大事であることがわかります。

人と人とが関わり合う力は、AIでは補えない部分なのかとも思いました。

人と人とが関わり合う力は、やはり、小さなころから遊びの中で関わる力をつけていくしかないのではないかと思います。

臨機応変さや、多様な人とうまく関わっていける力も、遊びの中で育まれていく力だと思っています。

 

それと同時に、震災後、防災意識が高まりましたが、やはり災害時でも、子ども達には三日間は生き抜いていける力を身に着けていてほしい。そういう意味で、火おこしであったり、野外で自分たちで調理する体験であったり、水を大切に使うことであったり、山菜や野草など、食べられるものを知ることや、逆に、毒のあるものを知ることなど、自然の中の危険を知ることも大事なことではないかと思うのです。

IT社会だからこそ

IT化が急速に進んでいるからこそ、働き方の形態も変わってきています。

今は、地方にいながら世界とつながれる時代です。

子ども達は、そんな時代で、スマホやipadをネイティブで使いこなしています。世界と瞬時につながれるからこそ、何を発信していくかが大事です。アウトプットすればするほど、いいつながりが増えていきます。

失敗を恐れずチャレンジする力や、新しいことを常に学ぼうとする力も必要です。

そして、異業種の人と一緒にやることで、イノベーションを起こせます。

リアルな人とのつながりが、新しいアイディアを生み出すことにもつながるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供たちに伝えたい、日本の伝統行事~お正月


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あけましておめでとうございます。

このブログにお越しいただいた皆様、出会っていただいた皆様、応援いただいた皆様、昨年中はありがとうございました。

2018年も、よろしくお願いいたします。

お正月、それぞれのご実家でのんびりされる方、自宅で家族とのんびりされる方、様々だと思います。家族と過ごすお正月をどうぞゆっくり楽しんでください。

そんなゆっくり過ごすお正月ですが、3日までを「三が日」、7日までを「松の内」と呼び、七草がゆをいただきます。15日は「小正月」で、鏡割りをしてお正月行事が終わります。

子ども達とお正月を過ごす時、日本ならではの伝統行事であるお正月を、少しづつでも、伝えていってほしいな~と思います。

お餅つき

お正月といえばお餅つき。保育園でお餅つきするところもあるし、地域のお正月のイベントで、お餅つきを体験した方もいるとおもいます。

私たちも、子ども達の保育園時代、お餅つきをしましたが、ちょっとこどもたちが杵を持ってついてみる、という体験をした程度で、自分たちでお餅つきをちゃんとしたことはありませんでした。

今回、ミニタイプの臼と杵を手に入れたので、初めて自分たちでお餅をついてみようとチャレンジ。

そもそも、もち米を蒸すって、何分?浸水はどれぐらい必要?

やってみると知らないことだらけ。

今は便利な時代で、調べてみると、すぐに出てきます(笑)

もち米は、1晩(6~12時間)浸水して、濡らした麻布にもち米をあけ、蒸し器で40分ほど蒸します。

洗った臼に、蒸したもち米をあけ、8割方杵でつぶしてこねます。

あらかた潰れたら、そこからいよいよペッたんぺったんお餅つきの始まり♪

そばで、お湯を用意して、返しながらついていきます。

今回は、お試しなので、つく量もちょっと少なめで、丸めてすぐに、みんなでつきたてを食べました。つきたてのお餅のおいしさに感動!

こんなに気軽につけるのかと、やってみて初めてわかりました。これは楽しい!臼と杵は、これからも家で活躍しそうです。

年明けも、近所の子が早速やってきたので、一緒にお餅つきしました(*^-^*)。「保育園でやったことある!」と、なかなかいい手つきでした。

一緒につきたてのお餅を食べるのもおいしいね!

初日の出

お正月にはやっぱり初日の出を見たいと思っています。5時半には起きて、6時に出発。

日の出の時間に間に合うように、漁港に到着。

今年はそれほど寒くもなくて、穏やかな初日の出。

年神さまは、日の出とともにやってくると言います。元旦に初日の出を拝めば、願いが叶い、その年一年、健康に過ごせるそうです。

今年の初日の出は過ぎてしまいましたが、皆様も、来年はぜひ、チャレンジしてみてください(*^-^*)。

おせち、お雑煮

おせち料理は、神様にお供えする料理という意味の「御節供(おせちく)」が略されたものです。福を重ねるという縁起を担いで重箱に詰められ、火の神である「荒神様」を怒らせないように、年の暮れに作れて保存ができるものになっています。

お雑煮は、年神様に供えた餅を下ろしていただくもので、食べることでご利益が得られるとされています。お餅を入れて、雑多なものを煮込む「お雑煮」は、地域によってで具材が異なっています。

おせちの内容のそれぞれの意味については、こちらのブログで紹介してあるので、ご覧になって、子ども達にも伝えてほしいと思います。

それぞれ、五穀豊穣や、家族の健康を願うという意味を持っています。

私も、今年は市販のお重も買ってみたのですが、お煮しめや栗きんとん、黒豆と煮豚、鳥のうまやお雑煮は手作り。

お正月は1年の幸せを運ぶために、それそれの家庭にやってくるとされる「年神様(としがみさま)」をお迎えする行事です。年神様とは、祖先の神様で、田の神様、山の神様でもあるので、子孫繁栄や五穀豊穣に関わって、健康や幸福を授けるとされています。

色々食べたけど、自分で昆布と鰹節でしっかりお出汁をとって作ったお煮しめが一番美味しいと思いました(*^-^*)。普段から口にしているお出汁の味は、一番安心できる味です。

初詣

お正月、まずは行きたい初詣。

★産土神様や、地元の氏神様

★一の宮(それぞれの都道府県にある最も格の高い神社:東北の一の宮

★総鎮守様

のように、地域を守っている神様にまずはお参りするといいようです。

鳥居をくぐる前に一礼し、参道の真ん中を歩かないようにして(真ん中は神様の通り道なので)、手水舎で手を洗います。

それから、神様の前まで来たら、軽く一礼してお賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝します。(神社によって、作法が違うこともあるので、事前に確認しておくといいでしょう)

お願い事を述べたら一礼して下がります。

お願い事をする際は、どこから来ただれなのか、まずは名乗ってから、お礼を述べ、年初のご挨拶と、お願い事をします。

お礼は、「お陰さまで、〇〇が叶いました。ありがとうございます。」と、お礼を述べます。

お願い事は、ただ、〇〇できますようにと、お願い事ばかりを述べるよりは、「私は~のために、〇〇します。」と、具体的に宣言したほうが、神様の応援をうけやすいとか。

または、「私は〇〇します。私が成功することで、多くの方が幸せになりますように」とお願いするといいそうですよ。

お守りも、購入してから手の中に入れてお参りすると、お願い事の念が入るので、自分だけのお守りになるんだそうです。

神社に行ったら【お守りの返納・購入】→【お参りをする】→【おみくじを引く】の順番でお参りをすると、よりご利益を得られます。

参拝が終わったら、鳥居を出るときに再び神殿に向かって一礼して帰ります。

もう、初詣を済ませてしまった方もいると思いますが、あちこちの神社に行くのも神様の応援をいただけるそうなので、まだお参りしてない神社があれば、開運するお参りの仕方で、ぜひ、参拝してみてくださいね。

 

ちなみにうちは、南部総鎮守一の宮である櫛引八幡様に初詣。

翌日は青森県の一の宮、岩木山神社に参拝してきました。

 

それぞれ、お札をいただき、神棚に祭ります。

今年も一年、たくさんの子ども達を幸せにするために、居場所となり、本を出すことで、子ども達を温かく見守る大人が増えることをお願いしてきました。

 

お正月に読みたい絵本

お正月に読みたい絵本も紹介します。

★「くまのとしこし」

行事の由来や、海外のお正月についても触れられています。年中さん向け。

 

★「あけましておめでとう」

お正月の風景を描いています。懐かしくもあり、子ども達に伝えていきたい、そんなお正月の風景です。年中さんから小学生向け

 

「どんぶらどんぶら七福神」

七福神について書いてある絵本もなかなかありません。お正月に、大人も意外と知らない七福神について、親子で読んでみたい絵本です。リズムが良く、よんでるうちに、七福神を覚えてしまいますよ。

 

「十二支のしんねんかい」

12の干支の動物たちが集まって新年会!語呂のよいリズムのある言葉で、それぞれの干支が紹介されています。4歳ごろからがオススメです。

 

お正月、ゆっくり家族で絵本を読むのもいいですね。

日本の伝統文化であるお正月を子どもたちに伝える。そんなお正月を過ごしたいですね。

私も、お正月ぐらいは着物を着て過ごしたいと思います(*^-^*)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物を大事にしない子ども達


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クリスマス、皆さんのおうちにもサンタさんが来たでしょうか?

うちの息子も、ワクワクしすぎて夜中に目が覚めて、サンタさん、来てくれてるかな~?って気になって眠れなくなっちゃいました(*^-^*)。

そして、クリスマスの朝、ワクワクしながらプレゼントの包みを開ける子どもの顔を見る瞬間は、大人にとっても嬉しい瞬間です。

子供たちは、それぞれのプレゼントを手に、友達のうちに遊びに行ったりします。

うちにもクリスマスの朝も早くから子供たちが集まってきました。

でも、そうやって遊んでいく子供たちの中で、ちょっと気になることがあります。

物の扱いが乱雑なのです。

人のおもちゃでも、勝手に持ち出して外にポイっと投げ捨てたり、自分がいらなくなったものを簡単に友達にあげたり。

いろんな子供たちを見ていく中で、物を大事にしない子には、共通点があるように思います。

それは、簡単に物を買い与えられているということです。

物があふれている子ども達

 

子供たちの中で、気になるのが、物を大事にしない子。

人のうちの物を壊しても知らんぷりで帰ったり、黙って人のものを持って帰ったり(後で、問い詰めると、「あ、そういえばうちに置いてあるかも~」とか、「なんか知らないけど、ポケットに入ってた~」とか、平気でいう子もいます。)

物を大切に使う、ということが、当たり前じゃない子もいます。

そんな、物を大切にしない子の共通点は、普段から、たくさん物を買い与えられている子が圧倒的に多いです。

100円ショップで買ったおもちゃ、男の子だと、コンビニで100円程度で買えるカードゲームのカード、ベイブレードをたくさん持ってる子もいます。誕生日や、特別じゃないときに、しょっちゅう新しいものを買ってもらっています。

特別な時にしかおもちゃを買ってもらえない子に対して、「買ってもらえばいいじゃん。コンビニで売ってるよ」と、簡単に言います。

結局、なくなったら、買えばいいじゃん。

壊れたら、新しいの買ってもらえばいいじゃん。と思っているので、とにかく物を乱雑に扱います。

誕生日とか、特別な時にしかものを買ってもらえない子は、それまで、我慢して我慢して買ってもらっているわけです。買ってもらうなら、何がいいか、考えに考えてほしいものを決めるわけです。

それでやっと買ってもらってもらったものは、本当に宝物のように大事にします。

物に対する想いが違うからです。

おもちゃに限らず、例えば野球やってる子なんかだと、買ってもらったグローブは、磨いて磨いて大事に使います。グローブに愛着を持って、大事にするからこそ、いいプレイもできます。

物を大切にする心は、大事にしなさいと言われて身につくものではありません。

「大事にしないなら捨てちゃうからね」と脅されて身につくものでもありません。

簡単に使い捨て出来るものにあふれた生活をしていて身につくものでもないのです。

少ない物の中で工夫する力を養う

おもちゃを買ってもらえない子がかわいそうなわけではありません。

おもちゃをたくさん買い与えられてしまった子どもだからこそ失っていく力があります。

ないなら自分で作り出すという力です。

物がないならないなりに、それに近いものをどうやって自分で工夫していくかという創意工夫する力です。

物がなければ、楽しく遊ぶためにどうするか、工夫するしかないからです。

子供が創意工夫することもあるけど、まずは、親が、すぐに買い与えることをしないで、創意工夫する姿を見せることも大事です。

写真は、お父さん作の仮面ライダーゴーストのベルト。

仮面ライダーベルトシリーズは、変わるたびにお父さんが頑張ります。

こちらは今の仮面ライダービルドのベルト。フルボトル入れて、レバーを回すことができます。

こちらは、息子の友達にねだられて作ったエグゼイドのベルト。

仮面ライダーのベルトなんて、いちいち買ってたらお金がいくらあっても足りません。段ボールで作るお父さんのベルトシリーズは、子ども達にも好評です。

ず~っとベルト付けたまんま遊んでる子もいます。

ここまでできなくても、子どもが工夫して作ることができる環境を用意してあげることも大事です。

厚紙や、段ボールなど、自由に使える状況にしておくと、カードがなかったら、自分で強いカードを作るということもできます。(実際には、これでカード対戦することはないのだけれど、強いカードがほしいという欲求はこれで満たされるわけです)

カードデッキを入れるケースも、段ボールで手作り。一人作って見せたら、他の子も、「おれもこんなも箱作りたい」というので、箱のつくり方をレクチャー。

初めて箱を作る子は、段ボールとはさみだけ与えても、どうやって箱の形にしていいかわからないのです。「どうやって箱作るの?」と、手が止まってしまい、「やっぱムリ!」と、投げ出してしまうのです。

箱にするための展開図を書いてあげると、そこで初めて箱を作ることができます。

そうやって、自分で作れるんだ、という経験をしていくことは大事な事です。

買い与えらることの多い子供たちに共通するのは、自分でものを作り出すことに不慣れであることもあげられます。

これは、その子たちにそういう能力がないわけではなく、そういう経験をしてこなかった、ただそれだけのことです。

 

これからの時代、求められる人間像

ここ数年、これから大学受験も変わり、AO入試も取り入れられる中で、求められる人間像が変わってきていると言われています。

そして、就職するときも、企業の求める人間像が変わってきていると、先日、中学校の進路講演会で校長先生が話していました。

どんな人がこれからの時代求められてるかと言うと

*他人とのコミュニケーション能力があること

*創造性があること

*多様な人と協働して問題解決していく力

というお話しでした。

 

では、それらの能力を伸ばしていくために必要なことは何かというと、やはり、子ども時代に子ども同士で関りながら、群れて遊ぶことだと思うのです。

「子ども時代に必要なのは、自分の好き勝手に遊ぶことだ」と、北野武の「新しい道徳」の中でも書いています。


友達と遊ぶ時間は、子ども時代、塾に行かせるより、クラブチームで早くからスポーツさせるより、何より本来優先されるべきことではないかと思うのです。

習い事や部活のために自由に遊ぶ時間がない子供たちが、あまりにもたくさんいます。

子ども自身、「自由に遊ぶ時間がほしい」と言います。

子供たちは忙しすぎます。

子供の時間を子供らしく過ごすことが当たり前でなくなった今の時代だからこそ、あえてそこに戻る努力が必要なのかもしれません。

子ども同士、ケンカしながら、いろんな考え方の人がいるという多様性を知り、多様な人と、うまくコミュニケーションをとりながら楽しく遊ぶにはどうすればいいか、それぞれが気づいていかなければなりません。

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今日も、子ども達が些細なことでケンカしています。

「おまえがしゃべるとじゃまだからしゃべるなよ!」と言うA君。

「何でそんなこと言ううんだよ!そんなこと言われたらお前だっていやだろ!自分が言われたくないこと、なんで言うんだよ!!」と、半べそになって話すK君。

黙り込むA君。

しばらくすると、二人は仲直りして一緒に遊んでいます。

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そんな、ちょっとしたケンカから、相手の気持ちを知ることができる。

いろんな子供たちが群れて遊ぶことは、小学生時代、本当に大事です。

そして、友達同士遊ぶ中で、どうやったらこの遊びをもっと面白くできるか、知恵を寄せ合って新しい遊びを作り出していくのです。

子供たちの遊びを通して、子ども達の創造力に驚かされる場面がたくさんあります。

一人じゃ考えつかないことも、仲間と一緒になると、何倍の力にもなるのです。

こんな、ただの穴を掘る、という行為から、横穴掘って秘密基地にしようとか、ここは地獄だから、落ちたら地獄行きね!とか、「押すなよ押すなよ!」と言いながら押されてわざと穴に落ちる遊びとか、まあ、いろんな遊びが生まれる生まれる。

こうやって夢中で遊ぶ経験が、将来につながるなんて、それこそ大人の私達には想像もつかないのですが、時代が求める人間像とが、遊びで作られるというのなら、どんどん子供たちを遊ばせなければと思うのです。

 

お知らせ

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Happy Children Towada

では、今後のプレーパークについてもお知らせしています。

1/27(土)

2/10(土)

3/31(土)

10時から15時まで十和田市駒っこランドで室内プレーパークを開催します。

プレーパークは無料で参加できますので、自由においでください。

1月は、駒っこランドの雪まつりでもありますので、イベントも盛りだくさんの日ですが、プレーパークでもひと遊びしていただければと思います。

駒っこランドのプレーパークについては、こちらの記事でも詳しく紹介してあります。

 

 

また、まだまだ先ですが、来年も5/5(土)~6(日)で、はぴちる春の森キャンプを企画しています。はぴちるのキャンプに子どもを参加させてみたいという方、ゴールデンウィークで子どもの日という時期ではありますが、子どもの日だからこそ、子ども達に森で過ごす体験をしてほしいと思っています。

こちらは昨年の春の森キャンプの様子。

たき火を囲んで。

テントの中も遊び場に。

火の番は大事なお仕事。

みんなで森の探検。

森でのダイナミックな遊び。

水の中には命がいっぱい。

こんな自然体験、今年こそは参加させてみたいという方、今のうちから、ご検討をお願いします。現地まで連れてきていただけるなら、小学生以上であれば子どもだけの参加もオッケーです。

詳しくはもう少し先にイベントとして紹介しますが、今回は予告です。

昨年の春のキャンプの様子は、こちらの記事でゆっくりご覧ください。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

「地域で子どもを育てる」ことの意味

もうすぐクリスマスで、クリスマスが過ぎたら、もう年の暮れです。年越しには、人間の108つの煩悩を取り除くための除夜の鐘を聞き、清らかな心を持って新しい年を迎えます。

でも、その除夜の鐘ですら、近年うるさいというクレームから、中止するお寺さんも増えているというニュースを目にし、とうとうそんな時代になってきたかと、おどろきました。

ここ数年、子どもの声がうるさいから、保育園を建てるのに、地域住民が反対しているとか、。お祭りのお囃子の練習が毎晩うるさいとクレームが来るようになってきているとか、そんな話も耳にして、なんともやりきれない思いを感じていましたが、とうとう鎌倉時代から続く伝統でもあった除夜の鐘までもが騒音とされるようになってしまったのかと、愕然としました。

このままでは、子どもの育つ環境ばかりでなく、伝統行事ですら危うくなってしまうのではないでしょうか。

私たち個人が、そのクレームに対して、何とかするということは難しいでしょう。では、そうならないために、私たち一人一人にできることは何でしょうか?

今回はそれを考えてみたいと思います。

様々なクレーム

冒頭で述べたように、今、様々なクレームがあるようです。

・子どもの声がうるさい

・除夜の鐘がうるさい

・お祭りのお囃子の練習する音がうるさい

・公園のカッコウの鳴き声がうるさい

・保育園で蚊に刺されたから治療費を出してもらえるかと保護者

・餅つきは、いろんな人の手が入って不衛生だからと中止

・小学校の運動会の音楽がうるさい、チャイムがうるさい

・早朝から運動会の開催合図の花火がうるさいと花火は中止

・ラジオ体操もうるさいと中止

・盆踊りがうるさいとクレーム→イヤホンで聞きながら踊る

・秋田のなまはげに近い『アマノハギ』。「子どもが怖がる」と、優しく、宿題を手伝う『アマノハギ』も登場

・豆まきも、いじめにつながると中止

・お寺や神社の豆まきも、食べ物を蒔くのは不衛生だとクレーム

ちょっと調べただけで、いろいろ出てきます。クレームの数々・・・。

もちろん、子どもが大勢集まれば、騒がしくなりますしね・・・。

皆さんはどう思いますか?

もちろん、小学校の近くに住んでいる方など、チャイムは毎日聞こえてくるし、運動会の練習だって、確かにうるさいでしょう。

公園の近くに住んでいて、鳥の声が毎日うるさいと、思う方もいるのかもしれない。大量のムクドリやカラスの群れに、フン害を訴える人も気持ちもわからなくもない。

確かに、世の中にはいろんな方がいて、静かな住宅街を望む人も多いでしょう。

私もかつて、やっと寝付いた赤ちゃんが、選挙カーの連呼で起きてしまい、イラっとしたことがあるのも事実です。音が迷惑だと感じる気持ちも、確かにわかります。

体調が悪い。赤ちゃんがいる。夜勤で日中は静かに寝たい。世の中にはいろんな方がいるのも事実。

でも、それでも言いたい。

子供の声は騒音ですか?

自然にある生き物達は害虫、害鳥ですか?

伝統行事に関わる音は騒音ですか?

個を大切にするあまり、人間は自然の一部だということを忘れていませんか?

自分も子供だった時代があり、たくさんの地域の大人の手によって育てられてきたということを忘れていませんか?

伝統行事の意味を忘れていませんか?

世知辛い世の中だと嘆くばかりでは変わらない

こういった、殺伐とした世の中の風潮をみるにつけ、なんて世知辛い世の中になったものだと嘆きたくなります。

クレームをつける人がおかしいと、そういった人を非難することもできます。でも、逆に、先ほど言ったように、静かにしてほしい理由がある方々がいるのも事実で、そういう方にも、生活があり、事情があるわけで、では、そんな人はここからいなくなればいいじゃないかとも簡単に言えることではないとも思います。

では、それらのクレームに対して、私たちにできることはないのか?

伝統行事を中止し、子どもを外に出さず、家の中で静かに遊んでいなさいとゲームを与えておけばいいのでしょうか?

殺虫剤をばらまき、虫を殺してしまえばいいのでしょうか?

決してそれがいいことではないと思うのです。

除夜の鐘だって、1000年近く続いている伝統行事です。一年の汚れをはらい、新しい気持ちで一年を迎えられるようにという想いのこもった行事です。

地域の様々なお祭りだって、五穀豊穣を願い、地域のみんなが食べ物に困らないように、たくさんの収穫を願い、感謝し、健康に暮らしていけるように、そんな願いが込められているものです。

一見害虫と言われるような虫たちだって、人里に出てきて害獣駆除されてしまうようなクマや、サルだって、自然界の中ではちゃんと役割があって、どの生き物も、無駄な命はないはずです。

たまたまそこに人間がいるから、嫌な虫、危険な生き物、迷惑な鳥だと言われて排除されるけれど、どんな虫も、どんな鳥も、どんな獣も、人間と共存するうえで、最低限仕方のない駆除はありだとは思いますが、過度の排除は必要ないと思っています。

いろんな虫たちに触れていくことで、生命の不思議さ、生き物の面白さを感じます。

害虫だから殺虫剤をまいて殺してしまえばいい、人間に害となる生き物は殺してしまえばいい。そんな人間の身勝手で簡単に殺してしまえばそれでいいというものではないはずです。

そもそも、自然の中に間借りしてるのは人間の方ですから。

 

この子達が大きくなって、地域を担う人になったときに、どんな大人になってほしいでしょうか?どんな地域を作っていってほしいでしょうか?どんな自然環境が残っていたらいいでしょうか?

答えは、そこにあるように思います。

地域で子どもを育てるということ

このブログでも、「地域で子どもを育てることは大切なことだよ」と、これまでも何度も書いてきました。

でも、やはり声を大にして言いたい。

地域の活性化や、住民同士が協力し合える街づくり、伝統行事の継承には、「地域で子どもを育てること」が欠かせないと。

そして、子どもたちが、地域の自然に親しみ、遊びこむ楽しい子供時代が必要なのだと。

<地域の伝統行事>

子供時代に、地域の行事に参加してみると、お祭りを作っている大人たちはみんなだいたい、挨拶はしっかりしなさいと、厳しく子どもたちを指導します。大きい子たちには、小さい子の面倒を見てあげなさいと、役割を与えます。

そういう中で、小さい子たちは、大きい子たちにかわいがられながら、見守られながら楽しいお祭りを体験します。

大きい子たちは、小さい子たちの面倒を見ることで、自分たちはただ好きなようにやっていいわけではなく、自分たちも礼儀正しく、挨拶をしっかりしながら、小さい子を見ることで、より責任をもった子へと成長していきます。

さらに大きくなった中高生は、小学生たちのあこがれるような見本となって、かっこいい、素敵な自分をそこに見ることになります。

大人たちは、危険の内容に周りに目を配りながら、水分補給は大丈夫か?小さい子は大丈夫か?小学生たちは楽しんでるか?中高生は?そうやって、目を配り、心をかけ、時には厳しく指導しながら、子どもたちを育てていきます。

そうやって迎えたお祭りでは、みんなと一体感を感じながら、何とも言えない高揚した気持ちを持つのです。そうやって、地域のお祭りや、伝統行事に、愛着を持っていくのです。一度お祭りに参加した子は、次も参加したいと思うようになり、子供のころ参加していた大人は、のちに子どもたちを引っ張っていく大人になって、世代交代していきます。普段は違う地域で仕事してるけど、お祭りの時だけは帰ってくる、という若者もいます。

<地域の自然で遊ぶ>

ここではあえて、『地域の』とつけましたが、自然環境を守ったり、地球環境を守りたいと思ったら、やはり子供時代に自然で遊ぶことが大事です。

土に触れ、水で遊び、虫を捕まえ、花の匂いを嗅ぎ、田んぼの生き物を捕まえて観察し、秘密基地を作ったりする。

自然をまるごと体験することなしに、自然を大切にしたいという気持ちは生まれません。地球環境が破壊されているから、ごみを減らそう、二酸化炭素を減らそう、省エネだ、石油燃料に頼らない自然エネルギーだと教育しようとも、そこに、なぜ守りたいのか、という気持ちは芽生えてきません。自分が住む地球が大変なことになってると脅されたところで、ピンとくるものではありません。

でも、子供時代を楽しく過ごした地域の自然があるからこそ、そこに住むトンボが少なくなった。カエルの鳴き声が少なくなった。かつて田んぼに住んでたホタルが消えた。子供時代はたくさん遊べた空き地がなくなった。バッタを探す原っぱがなくなった。そういう変化に、寂しさを感じるからこそ、なんとかしなきゃという気持ちにもなる。

かつては当たり前だった光景が、当たり前じゃなくなってきている。このままじゃいけない。子ども時代に原っぱを駆け回り、虫を捕まえ、花冠作ってた、そんな体験を、今の子供たちは体験できないのはおかしいと、今、自然を守りたいと活動している人たちは、少なからず、そういう想いを抱えていると思います。

秘密基地作って、友達とこそこそ悪さしたり、そんな楽しかった子供時代があるというのは大切なことです。

かつてうちに来ていた悪たれの一人、ジャイアンも、釣りが大好きで、お父さんに良く釣りにつれていってもらっていた。ある時彼は、私にこう話してくれました。

「おれ、将来漁師になるんだ。でもさ、最初は、水をきれいにする人になりたかったんだ。でも、おれ、頭悪いから無理だな、って思って、釣り好きだし、漁師になることにしたんだ。」

「何で水きれいにする人になりたかったの?」って聞くと、

「海に釣りに行ったらさ、ごみ浮いてて汚いんだよ。海にしょんべんするやつもいたけど、俺はそんなの絶対嫌だった。だって、そんなとこの魚、食いたくねえもん。」

「だから、水をきれいにする人になりたかったんだ」って。

なるほど、と思った。

そういうことなんです。

大好きな釣り。大好きな魚がいる。だから、水をきれいにしたいと。

子供時代に必要なのはそういう経験です。

<人に温かい地域>

子供時代に遊んだ大好きな地域。大好きな自然。地域への愛着。温かい目で見守ってくれた大人がいる地域。そういうものを感じながら育った子が大人になって、それぞれの地域を担う人になっていったとき、どんな地域になっていくと思いますか?

子供や、お年寄りに優しい地域にしたいと思ったら、子ども時代にお年寄りに優しくしている大人の姿を見せながら育つこと。子どもに優しい地域の人がいる、そんな地域で子どもを育てたらいい。

伝統行事を守りたいと思ったら、小さなうちから地域の行事やお祭りに参加させていくといい。

近年、町内会は班長になったとき、集金が面倒だからと、町内会に入らない家庭も増えています。地域と交わらない人も多くなってきているように思います。

確かに、面倒でしょう。でも、災害があったとき、助け合えるのは、地域の人と交流があるから。あそこのおばあちゃん、足が悪いけど、一人で逃げられるかしら?あそこには小さな子がいたけど、おむつやミルクは大丈夫かな?あそこには障害を持ったお子さんがいるけど、困ってないかな?そういう人間力が生きるのは、地域とのつながりがあるから。

そういう意味で、私たちの住む地域の未来をどんなものにしていきたいか?は、そのまま、今の子供たちにどう関わっていけばいいのか?どんな体験が子供たちに必要なのか?につながっていくのだと思うのです。