自分の人生、どう生きるかは自分で決めることができる

一人一人「こういう人生を生きる」と決めて生まれてきてるとも言います。

『アガスティアの葉』というのを聞いたことがありますか?

紀元前3000年頃のインドに実在したとされる聖者アガスティアが残した、全人類の運命が記されている葉のことだ。それには、誰と誰の間に子どもとして生まれ、兄弟は何人。何歳で結婚し、何歳で子どもを産む。というようなことが、名前や生まれた場所まで細かく記されていると聞いたことがあります。

どうも、一人一人、「人生の目的」を持ち、「魂のシナリオ」を持って生まれてきているようだと。

スピリチュアルな話のようですが、体内記憶を持った子供たちの話の中でも、やっぱり、同じように、自分でそういう人生を生きると決めて生れてきた、という話もありますから、あながちウソでもないと思うのです。

自分の人生を生きるというのは、そういうことではないでしょうか。

運命と宿命

運命と宿命は、同じような使われ方をされることも多いように思います。

でも、「運命」は運ぶ命、「宿命」は宿る命と書きます。

生まれるときに宿っていることを宿命と言います。

私で言うと、

日本に生まれたこと。

女に生まれたこと。

末っ子として生まれたこと。

自分では変えることができない、そういう私として生まれたことです。

一方、運命は運ぶ命です。自分の力で運び、動かすことが可能です。

川の流れがあなたの宿命だとして、ある程度流れは決まっています。でも、流れの強い急流を下るか、緩やかな流れを選んで下るか、あちこち寄り道しながら川を下るかはあなたが選ぶことができます。

でも、川の流れそのものに逆らっても、逆らえるものではありません。

世の中には、これでもかというくらい、不遇な人生を歩んできた人がいます。

虐待を受けて育った人や、親が早くに亡くなって、親の愛を知らずに育った子。いつも両親のけんかする声を聞いて育ってきた子。いろんな人がいます。

でも、そういうつらい状況を生きてきた人でも、逆境をばねに力強く生きている人もいます。

実際、主人も、高校生の時にお父さんが借金の保証人になり、多額の借金をかかえたり、従業員が使い込んで不渡り出して、借金取りがうちに来るようになったとか、夜逃げした後自己破産したとか、知人の家の倉庫でお世話になりながらなんとか暮らしてきたといいます。その後、お父さんは病気で主人の目の前で亡くなってしまいました。

その後も、主人は大人になって一回目に就職した先では地獄の特訓があったり、転職した二回目の職場ではパワハラを受けてきました。

でも、不思議と、主人はそんな人生でも、辛い苦難の人生だったとは言わないんですよね。

なんでだろう?って思うわけです。普通だったら、こんな辛いことがあって、苦しいことがあって、借金取りに脅かされるような怖い目にも合って、パワハラにもうけて、自分の人生なんて辛い人生だったんだと自分の人生を恨み、借金作った人を恨み、パワハラしてきた上司を恨んでもおかしくない人生だと思うのに。

主人がいつも言うのは、「それでも、助けてくれる人が周りにいたからだ」と言います。

それは、例えば、主人がそういう辛い人生を歩むことを選んできたのだということが宿命だったとして、でも、そういう人生を恨んで生きるか、それでも助けの手を差し伸べてくれた人に感謝して生きるかは、自分が選んできた運命なのではないだろうかと思うのです。

どんな人生を生きるかは自分で決めることができる

主人の場合、私にはわかりませんが、もしかしたら感謝を感じるために、こういう人生を選んで生まれてきたのかもしれないですよね。

「人生の目的」が「感謝を感じること」であるとするなら、それに気づいて、感謝し始めることで、辛い出来事はそこで目的を果たしたと言えるのではないでしょうか。

もしそこで感謝を感じないで恨みつらみで生きてきたなら、まだ、人生の目的に気づかないのかと言わんばかりに、これでもかというほどつらい出来事が起こっていたかもしれません。

でも、「感謝」してきたからこそ、今、「本当に、ありがたいよね~」っていう出来事がいっぱいある気がします。

そして今、主人は、感謝で生きることを伝える運命を持っているのかもしれません。

自分が選択してきた生き方で、目の前に起こる現実が変わってくるのかもしれないな~と思うのです。

困難があったとき、自分はそこから何を学ぶ必要があるんだろうか?って、ちょっと考えてみる癖をつけてみるのもいいかもしれません。

もちろん、辛いことがあったら逃げてもいい。でも、逃げてばかりいても、逃げた先で同じようなことが起こることもある。そんなとき、自分はこの出来事から何を学んだか?または学んでないかに気づくことが大事なのかもしれないと思っています。

でも、正直、そういうことに気づくのは、その出来事が過ぎ去ったかなり後だったりもします。今思えばあの出来事は・・・みたいなこともあります。

簡単に気づくことができないから辛いのかもしれませんが、一つ言えるのは、必ず乗り越えられる波しかやってこないということです。そして、学んだら、辛いことはそこで終わり、次のステージに行けるのではないだろうかと思うのです。

体内記憶を持った子ども達

『自分をえらんで生まれてきたよ』といういんやくりお君の本があります。

りお君は体内記憶を持って生まれた子どもで、生まれながらに病気を持って生まれてきました。そのりお君が4歳から9歳までの間にお話ししたことをお母さんが聞き取って本にしたものです。

その中で、りお君はこんな風に語っています。

「ぼくは病気を選んで生まれてきた。

希望を持って 生まれてきた。

心を感じることで 勇気がでる。

それがつまり、

希望のことなんだ。」

「ぼくは病気で生まれたのは

ずっとずっと幸せになるためなんだ」

「ぼくが病気で生まれたのは

病気で生まれた子や お母さんたちを

励ますためだよ。」

そんなお話をしたのは9歳の時。

そんな風に、体内記憶どころか、生まれる前の記憶を持って生まれてきている子供がけっこういるらしいのです。

人生の目的を、みんなそれぞれ持って生まれてくるのだけれど、生まれてくる時に忘れてしまう人がほとんどで、でも、いつかそれに気づいていくようにできているようです。

「ぼくはどの人についても同じことを言う。

それは、人は、大切なことを知るために地球に来た、ということ」

そんな話も、りお君はしています。

自分の人生のシナリオは自分で書く

あなたという人生劇場があったとして、

第1ステージは起。序章。物語の始まり。どんな境遇で生まれ、どんな両親のもとに生まれてきたのか。

第2ステージは承。事件や逆境、苦難など、様々な出来事が起こる。

第3ステージは転。ステージ②の事件から何かを学んだり、ヒントを得てたり、もしくは、キーマン(カギを握る人物)に出会い物語が変化します。

第4ステージは結。最終的な結末。

そう考えたとき、自分は今、どのステージにいるのだろうかと考えて、ドラマを見ているようにちょっと楽しんで自分の人生を眺めてみてください。

そしたら、この先のステージで、どんな物語だと面白いだろうか?

どんな結末だったらいいだろうか?

これからの人生を自由に想像してみてください。

コツは、ラストから考えること。

幸せなラストの主人公の気持ちを感じてください。浸ってください。

どんな結末を迎えたいかを考えると、そうなるまでに、どんな出来事があったらそのすばらしいラストの物語へと続くことができるのか。そこを想像してみましょう。

お話を書くように、自分の人生劇場を自由に作ってみるといいと思います。

ノートに書いてみるといいです。

これは、なかなか楽しい作業です。ワクワクする作業です。

壮大な映画の一番見ごたえのあるシーンを、どう描くか。

そうすると、実は、②で起きた事件が、必然だったことに気が付きます。

②の事件があったからこそ、すばらしいラストが飾れる。

ああ、いろんなことがあったけど、本当に楽しい人生だったと言えるように。

あんな出来事があったけど、そのおかげでこんな人に出会えた。こんなことに気づいた。だから、こんな人生が歩めて、私は幸せだった。

そう言えるような物語を描いてみてください。

そんな遠い未来なんて、想い描くことができない、っていう人は、とりあえず1年後、どうなっていたいかという短い物語を描いてみるのもおすすめします。

実は私も、1年ごとにそうやって物語を描いてきました。

1年後、そうやって描いた物語を見返してみると、物語通りになっていなくても、1年後に感じる気持ちは、だいたい想い描いていた気持ちです。

もうすぐ令和元年が終わります。

こういうタイミングで、次のステージや、1年後の自分を想い描いてみるのもいいと思います。

ちなみに、わたしは、フューチャーマッピングというものを描いています。

 

ちなみに今日は私の誕生日。

主人がお昼ご飯を作ってくれました。

晩御飯は主人と娘が作る約束をしています。

本当にありがたいです。感謝です。

 

 

 

 

 

 

いのちの使い方


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アフガニスタンで医師でありながら、現地の人とともに水路を作り、農業支援をしてきた中村哲さんが亡くなりました。とても残念なことです。

「平和を取り戻すためには水が必要」と、土木工学を独学で学び、自分たちの手で補修できるようにと、あえて人力による工法で砂漠まで長い長い年月をかけて水路を引きました。そして、さらに下流に村を作り、用水路の管理、補修、治水をその村の人々に託しました。

武器ではなく、つるはしでアフガニスタン人の暮らしを立て直すことに挑戦し続けました。

2008年に伊藤和也さんが銃撃されてなくなったのを機に、日本人スタッフの現地入りを制限し、一人、用水路づくりの指揮を執るため現場に立ち続けた中村さんの言葉をかみしめます。

「決して戦車や武器では解決しない」「必要なのは、水と食料だ」と中村さんは生前話していました。

「緑が戻ってきたのでここに一族で戻ってきます。お腹いっぱいになれば、みんな、戦争のことなど考えませんよ」そう話すアフガニスタンの人の言葉が心に残ります。

本当の平和とは、こういうことではないでしょうか。

武力では平和は手に入れられない。必要なのは水と、食料、そして緑の大地です。

いのちの天秤

先日、小学校でのお話し会で、楽しいお話しの後に、日野原重明さんの「明日をつくる十歳のきみへ~103歳のわたしから」という本の紹介をしました。

日野原さんは105歳で亡くなっていますが、103歳の時に出した本です。

いのちの授業でいつも子どもたちに伝えるのは、「いのちは、自分が使える時間」であるということ。

子どものうちは、自分の時間は自分のために使っていいのです。ご飯を食べるのは自分の体のためだし、勉強するのは、自分の頭のため。

でも、成長して大人になった時、自分の時間を、自分のためだけでなく、人のためにも使ってほしいと日野原さんは言います。

そして、10歳の君たちには、二つのことを知っておいて欲しい。

1つは「ゆるしの心を持つこと」と、
二つ目は「大人になったら、自分の時間を人のために使うこと」だと。

世界中で戦争はある、平和なはずの日本では自殺者が後を絶たない。学校や会社ではいじめがあり、どこかで争いごとが起こっている。

でも、この二つのことをできる人が増えたなら、世界から戦争はなくなるんじゃないかと言っています。

アフガニスタンで亡くなった中村さんも、2008年に日本人スタッフの伊藤和也さんが銃撃されてなくなった時に、こんなコメントをしていました。

「憤りと悲しみを友好と平和への意志に変え、今後も力を尽くすことを誓う」と。

まさに、「ゆるしの心を持つこと」と、「人のために自分の時間を使うこと」を全力でされてきた方だと思います。

争いは憎しみしか生まない。ゆるしは世界を動かす力がある、そう思います。中村さんは残念ながら志半ばで旅立たれましたが、その志は、多くの人の心に深く残っています。そういうやり方に、平和への道はつながっているのだと。

そして、日野原さんのお話しの中に、もう一つ、いのちの天秤のお話がありました。

日野原さん、子どもの頃に、お寺の住職さんなどに、閻魔様のお話を聞いていたそうです。

人は死ぬと、閻魔様の前に立たされます。その時、閻魔様に聞かれます。

「あなたは生きている間、自分のために使った時間が多いですか?人のために使った時間が多いですか?」と。

そして、時間を天秤にかけられるんだそうです。

自分のための時間が多い人は、そのまま地獄に落とされる、そんなお話しだったそうです。

日野原さんも、子ども心に、自分の時間を自分のためにばっかり時間を使っちゃいけないんだと思ったそうです。

日野原さんは、こんなことも言っています。

人のために科学の力を使ってほしいと。

科学を、戦争のための武器のために使うのではなく、人を助けるためのロボットを作ったり、人の助けになるために使ってほしいと。

3,4年生の子どもたちに、そんなお話をしてきました。お話しした子たちの中にもものづくりが好きな子たちが、たくさんいました。

この中から、そういう人の役に立つものを作る人が出てくれたらいいな~と思います。

皆さんのいのちの天秤は、どちらに傾いているでしょうか?

故郷で家族と毎日3度のメシを食べること

アフガニスタンで活動していた中村さん、初めは医師として医療活動をしていました。

人の命を助けるのが医師の務めなのに、大干ばつが起きたとき、救えなかった命がたくさんありました。

飢えによって亡くなったというよりも、水がないことで、不衛生な水を飲んで、赤痢や下痢によって亡くなっていったと言います。

何よりも、水と食料が必要なのだと、聴診器を置き、つるはしを片手に水路を作り、農地を作ることに尽力したのです。

現地の方々の願いは、『故郷で家族と毎日三度のメシを食べること』。

その願いは、世界に共通しているのかもしれない。

私達だって、そうじゃないでしょうか?

そういうひと時が、どれほど幸せなことでしょう。

中村さんが水路を作るにあたり、『自然をねじ伏せることではなく、自然とケンカしないこと』として、柳工法や蛇篭工法といった、昔ながらの日本の石積み工法や、江戸時代の技術としての斜め堰などを取り入れ、壊れても、現地の人が、自分たちの力で補修できるようにと考えられてあります。

自然にはあらがえない。だからこそ、自然と折り合いをつけて生きていく。そういう生き方も示してくれています。

 

争うよりも許すこと。

力でねじ伏せるより共存すること。

武器を持つより、信じあうこと。

それが、中村哲さんの生き方でもあり、日本人としての私たちの生き方なのではないでしょうか。

あらためて、いのちの使い方を考えさせられた、そんな出来事でした。

中村哲さんのご冥福をお祈りいたします。

最後に、ある記事の中にあった中村哲さんの言葉を添えたいと思います。

中村哲さんの言葉

「医師として1人1人を救うことは大いなる喜びだった。でも、灌漑事業で数千人を一気に助けられるのは存外の喜び。これ以上の幸せはない」

「実はアフガンでの活動に集中していて、自分の実の子どもが亡くなる瞬間に立ち会えなかった経験がある。でもその時も、自分のやっている事業によってアフガンの子どもたちの命が数千人救えているという実感があったので、それでいいと思えた」

「これからの時代、どんな人を育てていくべきか。誰か泣いている人がいたら、『どうして泣いているの?』と駆け寄ることができる気立ての良い子どもが増えてほしい」

「誰かに裏切られたと思っても、すべてを憎まないことが大切。その部分だけではなく、良い面もあると信じて、クヨクヨしないということが何よりも大切」

「ちょっと悪いことをした人がいても、それを罰しては駄目。それを見逃して、信じる。罰する以外の解決方法があると考え抜いて、諦めないことが大切。決めつけない『素直な心』を持とう」

「無理やりやってもダメ。悲壮感は十分な原動力にはならない。好きなことや、やめられないようなことを思い切ってやってほしい」

YouTubeで動画配信はじめました

講座では、ごく一部の人にしか伝えることができません。

私のブログは、想いがあるので、文章が長いです(笑)。

忙しい方は読むことすらしないかもしれません。

と、いうことで、試しに、YouTubeで動画配信してみることにしました。

とはいっても、初回は30分ちょっとと長めです。

家事の合間に、耳だけでイヤホンしながら聞いてもいいですし、隙間時間に聞いてくれればと思います。

これからも、ちょこちょこアップしていきたいな~と思うので、良かったら、チャンネル登録お願いいたします。

YouTube新藤幸子

遊ぶことは生きること


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先日、遊ぶことは生きることという事で幼稚園で講演させていただきました。その中でお話しした、お話の中でも大事な部分をシェアしたいと思います。

人の脳は未熟な状態で生まれてきます。それは、その時代、その環境にあわせてアップロードしていくことで生き延びていくことを選択してきたからです。真っ白なハードディスクにアップロードする方法として、子どもたちは遊ぶのです。

遊びは生命活動そのもの

遊んでいる子供たちは、とても暑がります。

冬でも半袖で走り回るぐらいです。

写真も、大人は上着来てるけど、子どもは半そでです(笑)

奥の子も、この後半そでになります。

これがどういうことかというと、子どもたちは遊ぶことで、体を動かします。大人より、はるかに無駄な動きが多い(笑)。同時に笑います。時にはお腹を抱えて笑います。そうすることで体温が上がります。

だから子供は暑がりなんです。

体温をあげるということは、遊びは生命活動そのものなのではないかと思うのです。

同じ子どもでも、上手に友達と遊べない子は寒がります。先日も、学校プレーパークは6度ぐらいの気温で、風も強かったのだけれども、ほとんどの子は、サッカーやったり鬼ごっこしたり、走り回っていて、「暑い!」と言いながら遊んでいたんだけれど、一人だけ、ずっとゲームをやってた子がいて、その子は、他の子が「サッカーやろうぜ!」と言っても、「寒すぎて、やる気にならない」と言って、仲間に入らないのです。

その日は、最終的に私も一緒にサッカーに入って、その子も、結果的に一緒にサッカーやって、最後は汗だくで大笑いしながら遊んで時間いっぱい遊んで帰ったのですが、笑いあいながら遊べるっていうのはとても素晴らしいことだと思ったのでした。遊び合える友達がいるって、とても幸せなことです。

遊ぶことで生まれる笑いの効果には、副交感神経を優位に働かせて、リラックスし、体温が上がるという効果があります。

一方で、遊びの側面として、鬼ごっこやかくれんぼのように「つかまるかもしれない」というハラハラドキドキした気持ちになる遊びがあります。そういう時、交感神経が優位に働き、緊張状態(すぐ逃げられる状態)になります。

このように、遊びを通して、交感神経と副交感神経が交互に働くことで自律神経が鍛えられ、体温調節をうまくできる体になっていきます。免疫力がついてくるとも言われています。

脳の神経細胞が発達する時期

未熟な状態で生まれた赤ちゃんの脳が急速に発達する時期があります。

3歳から6歳までに、脳の神経細胞のネットワークは大人の80%出来上がると言われています。12歳までで95%出来上がるそうです。

その、神経細胞のつながりを作っていくのが遊びです。

生まれて間もない赤ちゃんでさえ、いつか、自分の手に気が付き、「なんだこれ?」と言うように、自分の手を眺め、動かし、なめて、確かめながら遊び始めます。

そのうち、なんでも真似をするようになり、真似しながらいろんなことを学んでいきます。

実は、神経ネットワークのでき方が、3歳前後で大きく変わるそうなのです。

2~3歳までは、「外から内」に働きかけられることによって発達していきます。どういうことかというと、外からの刺激に対して、『まねる』という遊びによって自分の内側に働きかけていきます。

2~3歳で神経ネットワークが60%できた時点で、今度は「内から外へ」と働きかけ方が変わります。

これは、「反抗期」「イヤイヤ期」として現れます。

それは、「自分がやってみたいから試してみたい」というお試し行動となりあらわれます。

何でもかんでも「自分でやりたい!」というのは自分の『内側から』沸き起こり、『外側に』働きかけるのです。

「こんな風にやってみたい。やったらどうなるだろう?」「お母さんはどんな反応する?」そんな風に、「内から外へ」働きかけることで脳の神経細胞は発達していくのです。

それ以降は、ずっと、大人になってからも「内から外へ」の働きは続きます。

やってみたいからやってみる。

それは、脳の働きとして必要なことなのです。

木を割ってみたいから叩いて割ってみる。

お花つぶして色水作りたいからやってみる。

魚を捕まえたいから水に顔つけて探してみる。

大きい石を川に落としたいからやってみる。

そもそも雨でびしょ濡れなのに水鉄砲かけてみたいからやってみる。

板にペットボトルくっつけて、浮かぶかどうか試したいから、いかだ作ってみる。

全部全部、自分がやってみたいからやる遊び。

でも、大人からすると一見無駄に見えるこういうことが、試行錯誤する力や、あきらめない力や、面白いこと生み出す創造性や、友達同士で関わり合うコミュニケーション能力や、多様性を受け入れる、そんな子供時代の土台を作っているのです。

今が土台を作る大切な時期

3歳から6歳まで。もう少し広げると12歳まで。

子どもの脳が作られる大事な時期です。

それは、人生の土台を作る時期でもあります。

小さなころから、これからはグローバルな時代だから英語教育だ、ITの時代だからプログラミングだと、たくさん詰め込んでみたところで、一時的にはよくできること言われるかもしれないけれど、土台をしっかり築いていなければ、土台が小さいままで、頭でっかちで、何か困難にぶつかった時、グラグラ崩れてしまいます。自分の力で立ち上がれなくなってしまうかもしれない。

ちょっと失敗しても、「でも、違うやり方でできるかもしれない」「これがダメなら、こういう方法でやったらどうだろう?」と、臨機応変に対応できる柔軟性は、遊びによって育まれていくのだと思います。

小さなころは、失敗していいのです。

むしろ、たくさん失敗することで、違うやり方ができるということを学んでいきます。

今は、インターネットを検索すれば、いくらでも情報が得られ、わからないことに対する答えも努力せずにすぐわかってしまう時代です。

でも、答えのない問いに挑んでゆくのがこれからの時代です。

自分で答えのない問いに挑戦していく力が、これからの時代必要な力になってきます。

転ばぬ先の杖で、子どもの失敗を奪わないように、失敗するのもいいチャンスととらえ、どんどんやらせてみてほしい。

やりたいことに挑戦させてみて欲しい。

大人は答えを知っていると、つい口を出してしまいがちだけど、子どもが自分で解決していくことが必要なのです。

がっつり遊べるのは10歳までがゴールデンタイム

このブログの中で、今まで何度も書いていますが、

子どもとがっつり遊べるのはだいたい10歳までです。ギャングエイジと言われる10歳前後になると、子どもは、親と一緒に行動するよりも友達と一緒にいる方を好みます。

一緒に出掛けようと思っていても、「友達と約束してるからいい」なんて言われてしまったりします。

我が家も4人育ててきて、4人ともそうでした。

でも、かろうじて、家に友達を連れてきて遊ぶことも多かったので、友達も一緒に連れて遊びに行ったり、ということもよくしましたが、末っ子なんかは、休日は毎週「友達の家に遊びに行ってくる」と出ていったっきり、暗くなるまで帰ってこないということが本当に多くなりました。

休日、主人と二人、ぽっかり空いた時間。

二人でちょっと出かけてこようか、っていうことも多くなりました。

それもまた、新鮮でいいものです。

旦那の手が後ろに添えられているあたり、優しさを感じます(*^-^*)

子どもが成長するのはうれしいことです。

子どもが親の手を離れていくのは当たり前のことです。

親の手を振りほどき、友達と飛び出していく日がやってきます。

でも、やっぱりちょっぴり寂しいな~とも思います。

でも、これから、自分の力で生き抜いていくための土台は、この子はしっかりできていると思うから、安心して手を放してやれます。

それまで十分関わって来たし、遊んできたし、愛を伝えてきたし、伝えたいことはたくさんたくさん伝えてきた。

そう思えるから、手を離せる。

子どもに対する親の最大の願いは、やっぱり、「幸せに生きていって欲しい」ということ。

だからこそ、子どもがやりたいと思って選んだ道は応援してやれる。

幸せって何だろう?

お金があること?

生活に困らないこと?

人に恵まれること?

すきな仕事で生きていけること?

人それぞれ定義は違うだろうけど、自分が幸せだと思える人生を歩んで欲しい。

子どもたちには幸せな未来を生きていってほしい。

だから、私はこうして伝え続けています。

はぴちる今後の活動

【プレーパーク】

11/30(土)

12/14(土)

12/21(土)

の13:00~16:30まで十和田市立ちとせ小学校の校庭にてプレーパークをします。とても寒いので、しっかり着込んで遊びに来てくださいね。

雨天中止です。おそらく学校のトイレが使えませんので、おうちで、または近くの薬王堂さんなどでトイレを済ませておいでください。

【自然育児サークルてくてく】

12/3(火)10:00~12:00 お弁当を食べたのち自由解散

東コミュニティセンターにて

外の芝生で落ち葉で遊びましょう♪

参加費:一家族一回500円

(雨天時、冬季、公民館を借りるためのお金です)

【1DAYキャンパスin五戸】

12/22(日)10:00~15:00五戸町立公民館にて

1DAYキャンパスのイベントがあります。

松延先生が来てくれて、地元の高校生などと一緒に実験や工作、子どもが楽しめるワークショップがあります。

私も「磁石の力でくるくるおもちゃ」作りのワークショップで出店します。

遊びに来てくださいね!

【お礼とお願い】

学校プレーパークに子どもたちにとおやつを寄付して下さる方、お米やジャガイモを届けて下さった方もいて、とてもありがたいです。

ありがとうございます。

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

 

【書籍もうすぐ販売終了します】

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでもまだ購入できます。どうぞ、手に取ってごらんください。

『悪ガキたちの秘密基地』

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

そして、実はまもなく出版社との契約が切れますので、本を書店やオンラインショッピングで買うことができなくなります。

本をまだ読んでいないという方、ぜひ、今のうちにご購入いただければと思います。

幸せになる言葉


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言葉一つで、人生幸せにも不幸せにもなりえます。

同じ事象でも、発する言葉一つでとらえ方が変わってきます。

言葉って、とても大事です。幸せになる言葉ってどんな言葉でしょうか?

人に向かって発したネガティブな言葉は、実は、自分の耳が一番聞いています。脳は、人に向かって話した言葉か、自分に向けて話した言葉か主語を区別しません。

耳にした言葉で、言い換えるなら、発した言葉で私たちの頭の中の言葉は変わってくるのです。

普段接する子供たちの言葉がとても気になっているので、みなさんのご家庭でも気を付けてみて欲しいと思います。

言葉のシャワー

普段、よく言う口癖は何ですか?

最近の子ども達の口癖を聞いていると、

「サイテー」

「うざっ!」

「きもっ!」

「どうせやっても無駄」

「ムリムリ」

「めんどくさいからヤダ」

という言葉が多いように思います。

大人だって、

「疲れた」

「イライラする」

「めんどくさい」

なんて言葉をつい言ってしまいがちです。

実は、この口癖。よく使う言葉だから口癖なのですが、一番聞いているのは自分自身の耳です。

毎日のように、こういう言葉のシャワーを浴びていると、思考もどんどんネガティブになっていきます。

「どうせ・・・」

「だって・・・」

「でも・・・」

できない理由を探すのも、ネガティブ思考の人の特徴です。

思考そのものがマイナスなために、つい口から出てくる言葉もマイナスになってしまうのです。

 

思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから

言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから

行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから

習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから

性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから

というマザーテレサの言葉があります。

人が何かを見たり聞いたりした際に、その情報は快・不快が瞬時に判断され(思考して)、0.4秒後には言葉として出てきてしまいます。

生花を見たときに、

「わ~!きれいね~!お花があると、場が明るくなるよね」と言う人もいれば、

「生花って、枯れると処分するのが面倒よね」と言う人もいます。

お花自体にいいも悪いもないのに、お花を見た瞬間感じる感情は人それぞれです。その出来事をプラスとしてとらえるか、マイナスとしてとらえるかは、その人の思考によります。

思考を変えるのは、実は結構大変ですし、時間がかかります。想い癖を治すのはそう簡単なことではありません。

実は、主人は結婚前はとてもマイナス思考でした。

もともと若干マイナス思考ではありました。でも、職場でのパワハラと言いますか、毎日毎日「お前はダメなやつだ」と言われ続けていたせいもあり、ありえないぐらいのマイナス思考で、「俺なんて・・・」というのが口癖でした。

プロポーズの言葉でさえ、「いいの?俺と結婚したら不幸になるよ」でした。

今だから笑い話のネタですが、そんなプロポーズの仕方ってないですよね(笑)。

そうは言っても、私は彼に負けないぐらいのポジティブ思考の持ち主で、そんな言葉を気にも留めなかったので今があるわけですが。

そんな彼も、結婚してから職も変えて、マイナスの言葉のシャワーから逃れたことと、思考を変えようと努力してきたことで、マイナス思考もだいぶ薄らぎました。でも、努力だけでは、変わるまでにかなり時間を要しました。

ただ思考を変えようと努力することは、時間もかかるし、努力も必要です。でも、実は言葉なら、意識してすぐに変えることができます。

たくさん耳にする言葉が、たくさん口にする言葉が、プラスが多いか、マイナスが多いかで、思考も変わってきます。

つい口癖として出てくる言葉が、プラスの言葉になるように、プラスの言葉のシャワーを浴びましょう。

子ども達には、たくさんプラスの言葉のシャワーを浴びせましょう。

 

言葉で世界が変わる

私自身、口にする言葉で、見える世界が変わってくる経験をしました。

東日本大震災の後、反原発運動にも参加してきました。

あんな事故がありながらも、こんな危険なものを、処分法も決まっていないようなものを、日本全国に作り、再稼働させようとする。そんな政府に怒りも感じていたし、こんなことになってしまった悲しみもあった。そして、これから子供たちの未来はどうなっていくんだろうかと不安でいっぱいでした。

反原発運動に参加している人たちの多くは、同じ思いでした。

私達が行動しなければ、世界は変わらない。

今、できることをしなければ。

今、声をあげなければ。

全ては子供たちの未来のために。

そう思っていました。

金曜行動と言って、金曜の夕方に町を練り歩きました。

「原発反対!再稼働やめろ!」と言いながら。当時2歳の息子の手を引きながら。

ある日、金曜行動から帰ってきて、晩御飯の支度をしようと台所に立っていた時、2歳だった息子が、ソファの上で無邪気にぴょんぴょん飛び跳ねながら、「げんぱちゅはんた~い!」と言っていました。

その姿を見たとき、私はハッとしました。

何かが違うと。

私がこの子に伝えたいことは、「○○反対!」というような他人を批判するようなことではなかったはず。不安や怒りであふれた世界を、この子たちに見せたかったわけじゃない。

私がこの子に伝えたいのは

「あなたのいる世界は美しいよ」

「あなたのいる世界は優しいよ」

「人は優しいよ」

「あなたの住む世界はこんなにも素晴らしいよ」

ということだったはず。

 

そのことに気が付いてから、

反原発運動に参加するのはやめました。

もちろん、今もまだ運動されてる方は、子ども達の未来のためにと必死に活動してくれている方です。素晴らしい人たちです。

でも、私は違う方法で世界を変えていこうと心に決めました。

口に出す言葉は、人が聞いて幸せになる言葉を使おう。

ブログやFBで発信する情報は、人の役に立つ情報にしよう。そして、人が幸せを感じられるようなことを発信していこう。

不安をあおる情報を発信するのはやめよう。

そう思いました。

もちろん、真実を知ることは大事です。

でも、それよりも、幸せにフォーカスすることにしよう。どうしたら幸せに生きられるだろうか。どうしたら、子ども達にもっと幸せな世界を手渡してあげられるだろうか。そっちの方にベクトルを向けようと決めました。

そうし始めてから、つながる人が変わり始めました。私の周りは、そんな、人を幸せにすることを考えている人でいっぱいになりました。

誰かを批判することより、問題がある現実があるなら、変えるために自分には何ができるか?そう考えるようになって、私の思考も変わりました。

自分が口にする言葉を変えただけで、私の周りの世界は変わったのです。

もちろん、現実問題として原発問題は変わりません。でも、幸せに生きることをあきらめない人たちとつながることができました。

そういう人が一人でも増えたなら、世界を変えることも夢ではないんじゃないかと思うようになりました。

言葉一つで、思考が変わり、私の運命が変わった出来事でもありました。

あの時の、あの息子の言葉がなければ、私はまだ批判と不安と怒りの中にいたかもしれません。今のように、子どもを幸せにするための活動をしていなかったと思います。

子どもたちにもプラスの言葉を

結婚前、主人がものすごくマイナス思考だった話をしました。

あの時は、職場でマイナスの言葉を毎日浴びせられてきたからだと思うのです。

当時の自己肯定感はだいぶ低かったと思います。

大人であってもそうです。子どもならなおさらです。

 

マラソン記録会や運動会、部活の試合などで、我が子に対して、

「何やってるの!ほら、もっとこうしなさい!」

なんて声をかけてる保護者の方の声が耳に届いたりします。

我が子を応援してるんです。一生懸命。

他のママ達とのおしゃべりの間も、

「うちの子はこんなこともできなくて、あんなこともできなくて」というように、子どものできていないところをたくさん並べています。

でも、そんな子の話を聞くと、「ママが来るとうるさいから来てほしくない」と言うといいますます。

親は精一杯応援しているつもりだけど、その応援は、ただのダメ出しにしか聞こえません。友達やみんなの前で、大きな声でダメだしされてるんです。

「何やってるの!(そんなこともできないの?」

「もっとこうしなさい!(私の言う通りにしないからうまくいかないのよ)」

と言うように聞こえてしまいます。

もっと、子どもに信頼する言葉で応援できたなら、子どもはもっと頑張れるだろうにと思うのです。

自分自身もプラスの言葉がすっと出てくるように、プラスの言葉ををたくさん使うように意識しながらも、子どもたちにかける言葉にも、少し気を付けてみて欲しいのです。

「できるって信じてるよ」という気持ちで言葉を発する。

「宿題しなさい(言わないとやらないんだから!」と、

「何時にやるの?(自分でやれるのはわかってるんだけど)」では、

子どもを信頼しているかしていないかが言葉にあらわれてきます。

お手伝い頼むときも、

「早くこれやって頂戴!(言わなきゃやらないんだから)」っていうよりも、「これやってくれたらうれしいんだけど(やってくれること前提で)」の方が、やってもらった時に「ありがとう」「助かったよ」が言える。

子どもたちには、信じる言葉と、ありがとう、助かったよ、がんばったね、大好きだよ、いい考えだね、さすが!いい感じだね、かっこいい!すてきだね!のようなプラスな言葉のシャワーをたくさん浴びて欲しいな、って思います。

そしたらきっと、自己肯定感も上がるのではないでしょうか?

言葉を変えることは、意識するだけでできます。

いろんな育児本がたくさんあって、情報にあふれていて、何が正しい情報かわからないし、理想はそうなのはわかってるけど、できないから苦労してるのよね、って思うかもしれないけれど、いい言葉を使おう、プラスの言葉を使うようにしようって、意識するだけなら、それほど難しいことではないし、すぐにできることではないでしょうか。

つい、マイナスワードを言ってしまいがちだけど、マイナスワード使っちゃった!って思ったら、二倍のプラスの言葉をかけてあげたらいいと思うのです。

寝るときに、「大好き」、「本当にかわいいね」、「あなたのこういうところがいいと思うよ」って、子どものいいところを言いながら眠るとか、そうやっているうちに、子どもも、「ママのこういうところが大好き」なんて言ってくれたりして、いつしか、プラスの言葉が自然に出てくるようになりますよ。

言われてうれしい言葉を使う。感謝したい人の名前をたくさん書き出す。など、プラスの言葉を使う練習をしてみてください。

ハッピートーク

実は、今回のお話し、『ハッピートーク』(フロム・サーティ)でお伝えしていることの一部です。

私も、ハッピートークトレーナーでもあります。

ハッピートークトレーニングとは、話し方、コーチング、脳の働きなどを組み合わせたトレーニングで、毎日の実践により、なりたい自分に生まれ変わることができます。

もっと詳しく知りたい。

自分も話し上手になってコミュニケーション上手になりたい。

そんな方には、オンラインサロンもあります。

文化センターで毎月学ぶように、コツコツと発声練習をしたリ、話し方を学んだりする講座です。

興味のある方はこちらをご覧くださいね⇩

池崎晴美の話し方・オンラインサロン

zoomを使っておうちにいながら学ぶことができます。

はぴちる今後のイベント

【プレーパーク】

11/16(土)

11/30(土)

12/14(土)

12/21(土)

の13:00~16:30まで十和田市立ちとせ小学校の校庭にてプレーパークをします。とても寒いので、しっかり着込んで遊びに来てくださいね。

雨天中止です。おそらく学校のトイレが使えませんので、おうちで、または近くの薬王堂さんなどでトイレを済ませておいでください。

【自然育児サークルてくてく】

11/3(火)10:00~12:00 お弁当を食べたのち自由解散

東コミュニティセンターにて

外の芝生で落ち葉で遊びましょう♪

参加費:一家族一回500円

(雨天時、冬季、公民館を借りるためのお金です)

【1DAYキャンパスin五戸】

12/22(日)10:00~15:00五戸町立公民館にて

1DAYキャンパスのイベントがあります。

松延先生が来てくれて、地元の高校生などと一緒に実験や工作、子どもが楽しめるワークショップがあります。

私も「磁石の力でくるくるおもちゃ」作りのワークショップで出店します。

遊びに来てくださいね!

【お礼とお願い】

学校プレーパークに子どもたちにとおやつを寄付して下さる方、お米やジャガイモを届けて下さった方もいて、とてもありがたいです。

ありがとうございます。

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

 

【書籍もうすぐ販売終了します】

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでもまだ購入できます。どうぞ、手に取ってごらんください。

『悪ガキたちの秘密基地』

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

そして、実は11月半ばで出版社との契約が切れますので、本を書店やオンラインショッピングで買うことができなくなります。

本をまだ読んでいないという方、ぜひ、今のうちにご購入いただければと思います。

 

 

 

 

 

子ども達の未来のために


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先日、E-Project 〜地球に社会に人にあなたにやさしくなるプロジェクト〜のイベントの一つとして、『子どもたちの未来に残したいもの、伝えたいこと~そのためにできることを考える』というオンライン講演をしました。SDGsのことも絡めてお話しさせていただきました。

初の夫婦でのオンライン講演でしたが、その中でお話ししたことの一部と、その中で紹介した商品などもシェアしたいと思います。

私達にできること

『子どもたちの未来に残したいこと、伝えたいこと』と言われたら、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?

「豊かな自然環境」「きれいな海」「平和」「文化」など、様々あると思います。

そんな、残したいもの、伝えたいことのために、小さくてもいい、何かしら行動してみて欲しいのです。

例えば、うちの場合。

水環境をきれいにしたいと思うから、台所の排水に流す水は、できるだけきれいにしたいので、油やカレーなどの汚れたお皿は、ティッシュペーパーや捨てるような洋服をカットしたウェスでふき取ってから、竹布のキッチンクロスで流し洗いします。

竹布は、竹の繊維でできていて、竹は成長も早く、抗菌作用もあることから、環境負荷の少ない商品です。

竹布

ポートランドでは洗剤は各家庭手作り。排水口の下にシャケの赤ちゃんがいる
イメージを市民が持っている、というような話を聞いたことがあります。

我が家は、浄化槽なので、浄化槽の微生物が分解できる量だけを排水溝に流すイメージです。

味噌汁1杯排水溝に流すと、バケツ141杯分の水で薄めないと、魚が住める水に戻せないということです。

天ぷら油500mlを排水溝に流した場合、バケツ9900杯分の水で薄めなければなりません。

東京、大阪、中京圏の方へのアンケートで、油を流しから流さない人は49.9%だそうで、半数の方はそのまま廃油を流しに流しているとの調査結果にはびっくりです。

そして、お皿を拭くためのティッシュペーパーだって、一度使ってすぐ捨てちゃうものなのに、パルプ100%の物はいりません。我が家で使っているのは生協さんの牛乳パックのリサイクルティッシュ。

トイレットペーパーは共働学舎さんのトイレットペーパー。共働学舎さんのトイレットペーパーは、雑誌古紙100%で漂白剤も使っていません。何より、制作しているのが障がいを持っている方だということ。障がいを持っている方の雇用にもつながり、環境に優しい商品なのです。だから、皆さんにお勧めしたい。ロール数が多いので、何人かで割り勘で買ってシェアするのがおすすめです。

共働学舎

商品を選ぶときに、その商品を作る裏側にいる人のことを考えます。

私が大学生の時に、パプアニューギニアからマーロンさんという方が絵本を携えて青森にやってきました。

「私が13歳まで過ごした森は、自然豊かな森で、極楽鳥が飛び、クスクスやワラビもいっぱいの森でした。でも、ある日突然、日本の製紙会社の子会社がやってきて、見渡す限りの森を伐っていってしまった。」

「そうして植えられた成長の早いユーカリなどの木は、段ボールの中芯になりました。1分間に1本日本の港にやってくるパプア材のほとんどは、コンパネなどの合板となり、一度や二度使っただけで廃棄されていきました。」

と、とても悲し気に話していたのが心に残っています。

こちらのサイトも、ぜひのぞいてみて欲しい。↓

森の暮らしの記憶

絵本は、中古しか出回っていないようですが、少し大きいお子さんと一緒に読んでみて欲しい絵本です。

 

・その商品を作ることで、その裏側で泣いてる人はいないか。悲しんでいる人はいないか。

・その商品のせいで、住む場所を追いやられてしまっている野生動物はいないか。

そんなことも考えてみて欲しいのです。

それと同時に、使い捨てでないものを選ぶ。長く使えるものを選ぶ。頑張っていいものを作っている作り手を応援する、そういう買い物の仕方も必要です。

同じ商品があるなら、できるだけフェアトレードの物を買う、というのも意識したいところです。

きちんと、労働対価が生産者に支払われる仕組みがあれば、子どもが働かなくてもよくて、きちんと収入が得られることにより、子どもたちが学校へ行けるようにもなるのです。

そういう視点も、よりよい未来を残していくために必要になってくるのではないかと思うのです。フェアトレード認証マークも、いろいろあるので、参考にしてください。

ちなみに、我が家で時々買うのがウィンドファームのコーヒーです。ネットでも買えるので紹介しておきます。

フェアトレードコーヒー・ウィンドファーム

どんな小さな一歩でも、行動を起こしていくことで世界は変わっていくのではないかと思っています。

例えば、私が最近毎日投稿しているおにぎりアクションの写真。

おにぎりの写真をSNSで投稿すると、一投稿につきアジア、アフリカの子ども達の給食5食分に相当する100円が寄付される仕組みです。

FBでおにぎりアクションのことをシェアしたら、その投稿を136人の人がシェアしてくれました。

単純に計算して、シェアしてくれた方が一回おにぎりアクション投稿してくれたら、136×5=680食分の給食になる!私も今のところ21回投稿しているから、105食。足すと785食分にもなっている!!

一人で何回も投稿して下さってる方もいるから、きっと、800食分にはなっている!

一人のアクションはとても小さなことだけど、共感してくれた方がたくさん現れたら、それだけで大きな力になる。そう実感しています。

見ている世界から、見たい世界のために行動する

自然環境を守ろう。二酸化炭素を出さないようにしよう。貧困をなくそう。平等な世の中を。

誰もが少なからずそう思っています。

でも、一向に二酸化炭素の排出量は減らないし、環境は破壊されていく一方。

16歳のグレタさんが怒ってデモする気持ちもわかる。

18歳のエマ・リムさんが「No Future No Children」と言い、未来がないなら、子どもは持たないという運動まで始めたのも、胸が痛む。

こんな現実を作ってしまったのは私たち大人。子どもたちの未来にまでそのつけを負わせるなんて、私達はなんて取り返しのないことをしてしまったのだろうか。

でも、自分に何ができる?

経った私一人が車に乗らないように、省エネをしながらプラスチックバッグを断り、マイボトルを持っていたって、たかが知れてる。

産業に伴う二酸化炭素の排出は、そんなちょっとの努力ぐらいじゃどうにもならない。

何とかしなければと思うけれど、この経済の流れは止められない。

そんな風に感じてしまう時もあります。

子ども達に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

放射能で汚れた大地や、森、海の魚たち。

子ども達の未来は絶望的にすら思えてきます。

子どもの貧困はなくならないし、若者の自殺率は年々増えている。目の前の世界にある問題は山積みだし、自分一人の力じゃ変えられないと思ってしまうけれど、私はそんなことはないんじゃないかと思っています。

おにぎりアクションのように、自分が見たい世界のために、小さくてもいいから何か行動を起こすことで、世界は優しくなっていくように思うのです。

ハチドリの一滴のように。

そんなことやっても無駄だと言われようとも、「私は、私にできることをやっているだけ」

目の前には、安心できる遊び場のない子供たちや、貧困や、壊れていく自然環境や、ごみがたくさんの海など、いろんな問題が広がっていようとも、私は、それでも、子ども達の未来のために、自分にできることはないだろうかと動くのです。

自宅を開放して、子ども達の居場所を作った時、ご近所さんから子供の声がうるさいとクレームが来ました。だけど、私達は戦いたくはなかったので、どうすれば続けられるか、どうやったら子供たちの遊び場を守ってあげられるかを考えました。

子どもの声が響いても文句を言われないところ。

それなら学校だ!

ということで、学校に相談して、校庭を週に一回使わせてもらえることになり、学校の放課後プレーパークが始まったのです。

学校のプレーパークをやるようになったら、関わることができる子どもが、近所の子だけじゃなく、いろんな学年、いろんな地域の子ども達へと広がりました。

あのクレームがなければ、学校でプレーパークをやろうとは思わなかった。

一見悪いことのように思えることも、次のステップに移るために必要なことだったということもあるものです。

そういう意味で、クレームを言ってくれたご近所さんに感謝しています。

そして、それぞれ、自分の正義を持っていて、自分の正義と、相手の正義が同じであるとは限りません。お互い違う正義を振りかざしたところで、そこには対立しか生まれないし、そこには不満や怒りしか生まれません。

だから、戦わずに、どうやったら自分の見たい未来が見られるだろうかと考えるのです。そしてそのために行動するのです。

そうすることで、見える世界が変わってきます。

不安や不満を言っていても、何も変わらないのです。

見たい世界に向けて、自分の行動を変えるのです。

私は、子ども達に、

「この世界は美しいよ」

「この世界は素晴らしいところだよ」

「人は信頼できるよ」

「世界は愛に満ちているよ」

そんな未来を見せたいと思いました。そんな世界を残したいと思いました。

だから、口に出す言葉は、人が聞いて嬉しくなる言葉にしよう。

人の役に立つ情報を発信しよう。

見ていてHappyになるニュースをシェアしよう。

そう決めました。

そしたら、出会う人が変わってきました。

今、私の周りは愛にあふれた人ばかりです。

だから、まずは、目の前の人をHappyな気持ちにしよう。

笑顔でいよう。

人に優しくあろう。

自分にできることから、始めよう。

今後のプレーパーク

ちとせ小学校で週に一回やっていた水曜の放課後プレーパークは、11月からはいったんお休みです。

その代わり、冬休みまでの土曜日、大体隔週で土曜の午後の学校プレーパークをやることにしました。

11/2㈯,16㈯,30㈯

12/14㈯,21㈯

13:00~16:15まで、十和田市ちとせ小学校の校庭にて。雨天中止です。

 

【お礼とお願い】

先日のオンライン講演にて参加された皆様からの参加費のうち2000円をグッドネーバーズ・ジャパンに給食一か月分として寄付させていただきました。

また、残りの参加費は、Happy Childrenの活動費として使わせていただきます。

参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

また、学校プレーパークに子どもたちにとおやつを寄付して下さる方もいて、とてもありがたいです。

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

 

【書籍もうすぐ販売終了します】

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでもまだ購入できます。どうぞ、手に取ってごらんください。

『悪ガキたちの秘密基地』

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

そして、実は11月半ばで出版社との契約が切れますので、本を書店やオンラインショッピングで買うことができなくなります。

本をまだ読んでいないという方、ぜひ、今のうちにご購入いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

子どもの遊び。遊ぶことと、遊ばせることの違い


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子どもを遊ばせることと、子どもが遊ぶことは、大きく違います。

同じように、子どもが学ぶことと、子どもに学ばせることも違います。

そう、意思を持っているのが誰であるかが違います。

教育は、教えて育てること。遊育は、遊ぶことで育つこと。誰が意志を持っているでしょうか?

「毎日、子どもをどうやって遊ばせたらいいか困っています。」というのは、とある学童保育の指導員さんの言葉です。

でも、本来子供はご飯を食べるように、遊ぶこともまた自然な本能なのです。

 

子どもは本能的に遊ぶもの

子どもは本来、構わなくても遊ぶものです。それは、本能です。

生まれてまもない赤ちゃんだって、自分の手足をなめて、遊び始めます。

寝返りやずりばいが始まると、自分の意思をもって、面白そうなものに手を伸ばそうとします。

すべては、この世界を知る、探求心です。

持ってるものを落として遊ぶ。

ご飯をぐちゃぐちゃ握り、遊び食べする。

手の届くところのものは、全て口にいれてみる。

なぜなら、人間の脳は、未熟なままで生まれ、遊ぶことで脳を完成させていくからです。

まっさらなハードディスクに、どんどん情報を追加し、常に環境にあわせてアップデートしています。

そうして、3歳までに脳の8割が完成します。そして、5歳ころまでに脳の基礎が完成すると言われています。

その間、『ワクワクする』『うれしい』『楽しい』と感じることが多ければ多いほど、脳内にはドーパミンが出て、「もっといろんなことをやってみよう」「これをやったらどうなるんだろう?」という気持ちが湧き起こります。

ドーパミンは、快感を感じたときに分泌されるもので、「あの楽しいことをもう一度やろう」「楽しいことにもう一度挑戦しよう」「こうやったらもっと楽しいんじゃないだろうか?」「もっとやってみよう」そういう指示が脳内に出されます。

それが、遊びの原動力です。

目の前から楽しいもの(遊び)をどんどん奪われて行ってしまったら、子どもの脳の発達は、そういう環境に適応した発達しかしないでしょう。『楽しいから遊ぶ』という遊びは、子どもにとって発達していくための本能です。

遊ばせるということ

子どもの脳にいい遊びというと、知育おもちゃを思い浮かべる方も多いと思います。ちまたには子どもが興味を引くようなおもちゃがたくさんあります。知能の発達を促すというようにうたっているおもちゃもたくさんあります。

テレビを見ていれば、戦隊ものや仮面ライダーのおもちゃやベルトが新しくなるたびに発売され、音が鳴ったり、子どもが欲しがるようにできています。

女の子だったらプリキュアとかね。

でも、そういう、『大人が子供を遊ばせるために買ったおもちゃ』というのは、一つの用途しかなく、もっとバージョンアップするためには、また新しく買わなければなりません。自分で工夫して付け足したり、そのおもちゃを違う遊びに結びつけるようにはできていないので、飽きたら新しいものが欲しくなります。

自分で発展させることができるためには、市販のおもちゃである必要はなく、積み木や、

ただの木切れ、

枝やドングリや松ぼっくりなど、自然にあるものでも実は十分です。台所にあるボウルや、オタマ、泡だて器のように、本物で、大人のまねができるようなもので十分です。

コロコロ転がるものがあれば、それだけでも楽しいものです。

おもちゃだけではありません。

例えばプレーパークに初めてきた親子で、子どもは何をしていいかわからず遠巻きに眺めています。そういう時に、「ほら、せっかく来たんだから、遊んできなさい」「ほら、木工もできるんだってよ。せっかくなんだからやってきなさい」という親御さんがたま~にいらっしゃいます。

プレーパークはそもそも、子どもが遊びたいと思ったものを自由に遊べる、そういう場所です。親に言われたから遊ぶものではありません。

遊びとは、もっと主体的なもので、子どもの気持ちが動いて、はじめて、「これやってみたい」「これやったらどうなるんだろう?」「いいこと考えた!!」と、わくわくして、楽しくなって、挑戦してみたらできてうれしくなるものです。

勉強も実は同じで、子どもの頃、よく、「宿題早くやっときなさい」と言われて、「今やろうと思ったのに!言われるとやる気なくなるんだよね!」なんて、反抗しませんでしたか?私はそうでした。

これも「宿題やりなさい」と言われた瞬間、主体が親に代わってしまうからです。後でちゃんとやったとしても、『親に言われたからやったこと』になってしまうからです。

遊びだって、勉強だって、主体は自分であることが大切です。そうでなければ、楽しさは半減します。むしろ、やらされているものは、苦痛になることもあります。

遊ぶということ

遊ぶということは、自分の内側から沸き起こる、やってみたいという気持ち。

何かを作ってみたい。

土砂降りの雨にうたれてみたい

水をあっちからこっちに入れ替えてみたい

ひもがあれば引っ張ってみたい。

葉っぱに埋まってみたい。

穴掘って秘密基地作ってみたい。

体にただ砂を塗りたくってみたい

飛んでみたい

パンを作ってみたい

魚をつかまえてみたい

お父さんみたいに高く登ってみたい

犬と転がってみたい

火で遊んでみたい

新聞まき散らしてみたい

ぜんぶぜ~んぶ、子どもの内側から湧き上がった、やってみたい想い。

そんな子供たちは、遊び疲れることを知りません。

いつまでもいつまでも遊び続けます。

「さあ、もう終わりにしよう。帰るよ。」って、ストップがかかるまで。

子どもが「疲れた~」という時は、つまらないときです。

やらされている時です。遊ばされてるときです。

よく、遊びのイベントで、子どもは楽しそうに遊んでいたけど、「ねえ、これ終わったら遊んでいい?」って聞いてくる子どもがいるのも、それは、大人が遊ばせているだけで、子どもが、子どもの内側から湧き上がる遊びたい遊びをしていないときです。

今は、子どもが安心して自由に遊べる場所がないので、大人が遊びを企画することも少なくありません。

でも、この、遊ばせることと自ら遊ぶことは、大きく違うのです。

そして、学ばせることと学ぶことも違います。

私自身、学生時代に覚えなければならない、やらなければならない、やらされている勉強は、本当に苦痛で、そうやって覚えたものは、確かに、今も普段よく使うような、基礎的な読み書き計算は人並みに身につきましたが、それ以上のことは、あまり身についていないように思います。

でも、今になって、「知らないことを調べたい」「これ、どういうことなんだろう?」という、自分から沸き起こった知識欲で、改めて調べたり、本を読んだり、新しいことを学んだりするのが、楽しくて仕方ありません。今になって、勉強することが楽しいと感じています。

こういう、自分の内側から湧き上がる知識欲、やってみたい気持ちって、すごく大事なんだな~と思います。

子ども時代に、こういう気持ちで勉強できてたら、もっと学ぶことが楽しかっただろうな~と思いまます。ちなみに、最近気になって調べ始めて面白かったのは、ミトコンドリア。

人一人の体の中に12京個のミトコンドリアがあって、酸素によってエネルギーを作っているっていうのが、イメージしてみるとものすごいことで、ミトコンドリアが元気に動けるような生活しないとエネルギーが湧いてこないっていうのに妙に納得したりしています。

室内でゲームばっかりしているより、外で体つかっていっぱい遊ぶことは、ミトコンドリアが元気になることだというのも納得。

1つを知ると、それはすべてのことにつながってきたりして、そういう意味で興味のあることを学びながら、これってどういうこと?なんでだろう?じゃあこういうこともいえるのかな?って、広げていきながら学ぶことは、とても楽しいことです。

そういう学び方ができたら、学校ももっと楽しいものになるのにな~なんて思っています。

今後のイベント

★10/27(日)21:00~zoomでのイベントがあります。  
 
 
 
皆さんが、子ども達の未来に残したいこと、伝えたいことは何でしょう?
自然環境、平和、豊かな食卓、文化の伝承…それぞれ大事にしたいことも違えば、伝えたいことも違うと思います。
子ども達の未来に、それぞれ、何が残せるかを考え、そのために一人一人に何が出来るかを考えていきましょう。

zoom を使って、自分の家にいながら参加できるオンライン講演とワークです。
インターネット環境があれば、PCだけでなく、スマホからでも参加できます。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

SDGsの掲げる【誰一人取り残さない地球】という言葉に共感し、インスピレーションを受けたメンバーが立ち上げたE-Projectのイベントです。

SDGs(持続可能な開発目標)の17ゴールのうち、
1~17に対応しています。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


参加料金:1000円(税込)

※講座料金は、Happy Childrenの活動費として使わせていただきます。子ども達の放課後の居場所、放課後のプレーパークの時の子ども達のおやつや、材料費に当てさせていただきます。
また、講座料金の一部を、グッドネーバーズ・ジャパンに寄付させていただきます。

<講座料金の支払いについて>

下記にお振込みください。

【ゆうちょ銀行】

シンドウサチコ
記号 18420
番号 7138981

【他行から】
店番 848(ハチヨンハチ)
番号 0713898

※PayPalでお支払い希望の方はメッセージ下さい。改めてこちらからメッセージします。

※zoomのURL は、参加申し込みしてくれた方に後日お知らせいたします。

事前にzoomアプリを入れて、登録が必要です(無料)。
 
参加申し込みは、FBイベントページから。又は、ブログのお問い合わせフォームよりお願いします。

【寄付のお礼とお願い】

活動に賛同して下さった方より、5000円の寄付をいただきました。ありがとうございます!

また、放課後の学校プレーパークに子どもたちにとおやつを寄付して下さる方もいて、とてもありがたいです。

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもとの関わり方~言葉


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4人の子育てを21年間してきた中で、たくさんの子どもたちと接し、たくさんの親御さんと出会い、親子のいろんな関わり方を目にしてきました。

今も、日々、接する子供たちの会話から、いろんな家庭環境が垣間見えます。

その中で、気になっているのが『言葉』です。子どもが発する言葉もそうですが、大人が子供にかけている『言葉』です。

子どもの関わり方、特に言葉の関わり方を考えてみたいと思います。

操作する言葉

大人の使う言葉で、気になるのは、『操作する言葉』です。

でも、操作する言葉は、使うほどに、子どもも、大人もイライラとストレスのたまる言葉です。

大人の「こうしてほしい」「こうなってほしい」「これはしてほしくない」という意図があって、「~しなさい」「~したの?」「~しないの!」と子どもをコントロールしようとする言葉です。

そこには、子どもに対する信頼はありません。あるのは、大人の都合。

「何時までに〇〇しなきゃ。」

大人の都合はもちろんあります。それをすべて投げ出せと言っているわけではありません。限られた時間の中、何時までにこれをさせなきゃ、今これをやられるのは困る、という場面は、日々の生活のシーンでたくさんあります。

家庭の中では、子供とのコミュニケーションの中で、子どもを信頼する言葉よりも、圧倒的に多いのがこの、「子どもを操作する言葉」だという家庭も多いのかもしれません。

「いくら言っても宿題やらなくて困ってる」「ゲームやめさせたいけど、なかなか時間守ってくれなくて・・・」「早く寝なさいって言ってるのに・・・」

小さな子なら、「なかなか着替えてくれない」「ご飯をだらだら遊び食べして、なかなか終わらない」そんな場面ばかりだと思います。

親は、どうしても忙しく、日々のことに追われ、時間に追われ、今これをしてくれないと困る、と思うから、コントロールする言葉がけが多くなりがちなの本当によくわかります。私もそうでしたから。

でも、子供は思うように言うこと聞いてくれないことの方がはるかに多くて、コントロールできなければできないほど、イライラが募り、怒ったり、脅したり、ご褒美で釣ってみたり、あの手この手を使います。

一番いいのは、子どもを信じてみることなんですが、そうしようと思うと、これが、わかってはいるけど、何の修行だろうかと思うほど、こちらの忍耐が試されます。

子供を信じるためには、まず、親の方に余裕がないとできないものです。

今、本当にそれをしなくてはいけないのか?ちょっと待ってあげることはできないか?そのためには、親の方も、「これくらい、ま、いっか」って思えるくらいの余裕がなくてはいけません。

本当に、今すぐこれをしてくれないと困る!という場面をできるだけ最小限にして、多少時間がかかってもいいいかな?どうしても今これをやらなきゃいけないわけじゃない、という場面では、極力コントロールする言葉を使わないようにできないでしょうか?

家に遊びに来る子ども達の中でも、「新藤さんちはいいな~。新藤さん、怒らないでしょ?うちなんか、すぐ怒るからさ~」っていうような子は少なくないです。

人に迷惑かけないように、厳しくしつけなければとがんばっているお母さんの姿も目に浮かびます。

でも、まずは、子どもの心が元気であることを一番に考えるのであれば、子どもがリラックスできる環境が大切です。大人が常に監視しているような態度であれば、子どもは緊張し、委縮してしまいます。

リラックスすると、子供はよく笑います。そして、素直になります。わがまま言ったり、泣いたり怒ったり、感情表現が豊かになるかもしれません。

でも、それは悪いことではありません(ちょっと困るときもありますが)。

おうちがリラックスできる場であるということです。

ありのままの自分を表現できるということです。

それともう一つ、小さな子の場合。

よく、小さなお友達同士、おもちゃの取り合いがあったりとか、相手の親御さんが、「〇〇ちゃん、貸してあげなさい。どうぞでしょ?」なんて言って、貸してもらった時とか、「ごめんねは?」「ありがとうは?」って言ってしまいがちです。

他の親御さんの手前、「かして」「どうぞ」「ありがとう」ができるようにと、親御さんは結構神経を使います。私もかつてそうでしたから、よくわかります。

でも、これも、コントロールする言葉です。

小さな子の場合は、親御さん同士、「どうぞ」「ありがとうございます」を言う姿をお子さんに見せるだけでいいと思っています。無理に、こどもに「ありがとうは?!」なんて、迫る必要はないのです。

日頃、家の中で、子どもとのやり取りの中で、「これ、ちょうだい」「ありがとう」「はいどうぞ」って、子どもから受け取ったり、あげたりということを繰り返していると、貸してあげても、またかえってくる経験をする。そういう繰り返しの中で、貸し借りがだんだんできるようになってくるものです。

基本的に小さな子は、今目の前にあることしか見えていないので、今楽しいから貸せない、やめられないっていうのは当たり前のことです。

先を見通す力は、遊びの経験の中でしか育っていきません。

 

信じる言葉に

では、操作する言葉を使わないで、どうしたらいいのでしょうか?

操作する言葉をできるだけ言わないように、信じる言葉に変換していってみたらいいのではないでしょうか。

我が家では、3年生の息子に宿題しなさいと言うことはありません。放課後は友達と遊んで、帰ってきてからおやつ食べたり本読んだり、テレビ見たり、だらだらする時間を過ごしてから、6:30には宿題するって、子どもが自分で決めました。だから、私は、声掛けするとしたら「もう6:30だけど?」って、事実を言うだけ。

それでも、夜、だらだらして、なかなか歯磨きしたり、寝る準備をしないこともあります。そんな時、「ほら!早くしなさい!もう9時でしょ!」って、やっぱり言ってしまいます。でも、いくら言っても全然ダメなんだけど、「じゃあ、もうお母さん疲れたから先寝てるから、歯磨き終わったらおいで。」って、こっちがさっさと布団に入っちゃえば、あわてて歯磨きしてトイレ行って、布団に駆け込んできます。

 

例えば、小さな子を連れて病院に行ったとき。子どもが騒がないようにしてほしいっていう時に、あらかじめ、子どもに話しておきます。

「病院の中では、具合の悪い人いっぱいいるから、小さな声でお話ししようね。」とか、「これからちょっとチクって注射するけど、すぐ終わるからね。○○ちゃんが元気になる注射からね。」って伝えておきます。

待合室では、小さな声で絵本読んであげるとか、静かに手遊びしてみるとか、座って静かにできるような働きかけも必要ですが、そういうやり取りの中で、静かにしていなきゃいけない場所なんだな、っていうのは、子どももわかるようです。

お母さんも、病院の中では、小さな声でお話ししていると、子どもは案外小さな声でお話ししてくれるものです。静かにしていてくれたり、注射で泣かなかったりしたら、「小さな声でお話しできて偉かったね」「注射、ちょっとチクってしたけど、我慢できてすごいね」って、いっぱい褒めてあげます。

基本的に、『あなたはきっとできるはず』と、信じている関わりです。

なかなか、そううまくいくことばかりでもありませんが、操作する言葉をできるだけ減らして、信じる言葉に変えていこうと意識するだけでも、だいぶ変わります。

忘れてならないのは、ちゃんとできたね、って褒めてあげること。認めてあげること。これ、忘れがちなので、心にとめておいてくださいね。

自分で決めて、自分でできたという経験を、ちょっとづつ積み重ねていくことです。

3000万語の格差

『3000万語の格差』という本を読みました。

人工内耳移植で、音のない世界の赤ちゃんに、音をプレゼントした外科医である著者のお話しでした。ある同じくらいの月齢の二組の赤ちゃん(生後八か月と生後7か月)に、人工内耳移植をしました。

八か月の男の子ザックは、初めて聞くお母さんの声に笑い、時には泣き、感動的な聞く誕生日を迎えました。ザックの家庭は、話す声、歌う声、読む声であふれていました。小学三年生になった時、他の子と何ら変わりなく読み書き計算もでき、友達と遊び、兄弟げんかしたり、知性とやる気に満ちた9歳の男の子に成長しました。

もう一人の七か月の女の子ミシェルもまた、聴覚を持たずに生まれてきて、補聴器を付けましたが、効果は感じられず、二歳になって人工内耳移植を受けました。ミシェルの家庭は、父親も聴覚障害があり、補聴器をつけていました。母親は、ミシェルを愛していましたが、仕事がなく、お金がないという大変さに加え、障がいを持つ子どもが生まれたことは大きな負担になっていました。

ミシェルは人工内耳のスイッチをオンにしたとき、音には反応しましたが、目の前のカップケーキを食べ続け、音のある世界に感動した様子は見られませんでした。その後も小学三年生になったミシェルは、手話を主体としたクラスにいました。読字レベルは幼稚園レベルギリギリで、目の輝きはなく、お昼ご飯も持たず、汚い衣服のままで、音声言語でも、手話言語でも、コミュニケーションをうまく取れない状態でした。

それは、聴覚障害の悲劇なのか、貧困の悲劇なのか分かりませんでした。

著者は、言語を司る脳神経が発達する時期に聴覚を取り戻したら、その子の人生を変えることができると信じていました。脳神経の85%は3歳の終わりまでに完成すると言われているからです。でも、この二人の赤ちゃんの大きな違いによって、聴覚を取り戻すことだけでは解決できないと気づいたのです。

その後、貧困家庭や、豊かな環境に生まれた子ども達など、様々な階層の子ども達を長期間調査することで、脳の発達には、「どんな言葉」が話され、「どのように」子どもに向かって発せられているかが大きく関係することがわかってきました。社会的経済的状態そのものというより、言葉を、どれだけ聞いているかによって、成績が大きく左右されるということがわかってきました。

傾向として、確かに貧困家庭の方が家庭の中で話されている言葉の数は少ない傾向がありました。それは、おそらく、親の忙しさや、生活の余裕のなさで、親の方にも余裕がなかったり、貧困の連鎖によって、そもそも、貧困家庭の親が、たくさん言葉をかけられて育ってこなかったのではないかというような、背景もあるのかもしれません。

とりわけ大きな要因とされたのは、初期の言葉環境でした。

家庭の中で話し言葉が少なく、子どもの反応を引き出す働きかけも少なく、語彙も乏しい家庭環境に育った子供は、脳が十分に発達しないのだと。

音が聞こえていたとしても、豊かな言語環境がなければ、子どもは本来の力を発揮できないのです。

豊かな言語環境で育った子供と、そうでない子供の差は、3000万語もあるということです。

英単語もそれほどわからず、英語をあまり話せない人が、英語の授業を受けたとして、一つわからない言葉があると、そこでつまづき、そのあとどんな話になったかついていけないように、言語の処理能力が遅いことで、その後に続く言葉の理解がかなり難しくなってくるのです。

豊かな言葉環境のために

豊の言葉環境を幼いうちから与えてあげるには、温かい言葉で、プラスの言葉であることが基本的には大切です。そのうえで、子どもが興味を示したものに寄り添い、共感し、言葉で補ってあげたり、そこから言葉のやり取りをすることが、その後、自分で自己制御する力を養っていくということです。

絵本を読んだり、歌ったり、音楽を楽しんだり、自然で遊んだり、そういう関わりの中で、言葉のキャッチボールをしていくのです。

散歩の途中でアリを見つけてしゃがみ込んで、アリをつまもうとする子供のそばに、一緒にしゃがんで、「アリさんいっぱいいるね」「どこにいくのかな?」「アリさんのおうちどこだろう?」なんて、会話してみたり、アリをつぶしてしまったら、「あ~あ、アリさん、死んじゃったね。もう動かないね。」と、事実を伝える。

例えば、子どもが皿の中のレーズンをカーペットにぶちまけ、その上を行ったり来たりしているとき。

そんな時「レーズンの上を歩かないで。カーペットが汚れてしまうよ。レーズンは汚れてしまって、もうおいしくないよ。拾って捨てよう。一緒に捨てて、タオルで拭こう。」

「お掃除するのうまいね。靴下は脱ごうか?くさい足跡がつかないようにね。よし。手を洗ってこよう。そしたら、別のおやつをあげるよ」

というように、具体的に話すこと。何が困ることで、どうすればいいかを話すこと。

こういうやり取りをしようと思うと、親はものすごくエネルギーを使います。けれど、こういう関わり方によって、子どもは自己制御を学んでいくのです。

でも、こういったことは、しつけのテレビを見させたとしても、身につかないのだと言います。そこには、会話のキャッチボールが必要なのです。

〇〇しなさい。まだ○○してないの?またそんなことして!子どもの結果ばかりを見て怒ってばかりいると、子どもはストレスを感じます。ストレスを感じている状況にあるとき、子どもの中におこる反応は、「闘争か、逃走か」です。反抗するか、逃げ出すか。その間、自分を守ることに脳は必死で、自分を制御する力は、発達しません。

自分で、これはいけないことなんだな。やめなくては。と、行動に移せるようになるためには、言葉の力が必要です。

そういう意味で、今の子ども達を見ていると、とても心配になります。スーパーのカートの中で、病院の待合室で、スマホの画面に夢中になっている小さな子をよく見かけるようになったからです。スマホに集中している間、そこには会話のキャッチボールは生まれません。言葉をかけても、子どもは上の空です。

3000万語の格差は、必ずしも貧富の格差ではありません。

今の時代、どこの家庭にも起こりえる格差です。

大人は、子どもの前にいるとき、今この瞬間も、目の前の子どもの脳を育てているのだと意識してみる必要があるのではないでしょうか。

3歳までの言葉が大切だから、早期教育しなさいと言っているわけではありません。3歳までがとりわけ大切な時期ですが、例えその時期を過ぎてしまったとしても、今からでも、言葉の関わり方を変えることはできます。

私たち大人は、子どもの脳を育てる関わり方ができるのだと思っています。

今後のプレーパーク

我が家のおうちプレーパークは、水曜以外の放課後は、だいたいいつでもあいています。週末も、予定のないときは、子ども達を受け入れています。

小学生だけじゃなく、だれでも、来てみたいと思ったら来れる場所です。中学生でも、何もないのに来にくければ、勉強を教えることもできます(社会だけは苦手なのですが…)。

ちょっと来てみたいと思った方は、まずはお問い合わせくださいね。

その他、プレーパークは誰でも来ていい場所です。

 

★ちとせ小学校放課後プレーパーク・・・毎週水曜(10月末まで)

だいたい15:00~17:30まで(暗くなるのが早くなってきているので、暗くなる前に帰れるように片付けています)。雨天中止

★10/19(土)十和田市若葉公園プレーパーク・雨天中止

10:00~15:00

★10/27(日)21:00~zoomでのイベントがあります。  
 
 
 
皆さんが、子ども達の未来に残したいこと、伝えたいことは何でしょう?
自然環境、平和、豊かな食卓、文化の伝承…それぞれ大事にしたいことも違えば、伝えたいことも違うと思います。
子ども達の未来に、それぞれ、何が残せるかを考え、そのために一人一人に何が出来るかを考えていきましょう。

zoom を使って、自分の家にいながら参加できるオンライン講演とワークです。
インターネット環境があれば、PCだけでなく、スマホからでも参加できます。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

SDGsの掲げる【誰一人取り残さない地球】という言葉に共感し、インスピレーションを受けたメンバーが立ち上げたE-Projectのイベントです。

SDGs(持続可能な開発目標)の17ゴールのうち、
1~17に対応しています。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


参加料金:1000円(税込)

※講座料金は、Happy Childrenの活動費として使わせていただきます。子ども達の放課後の居場所、放課後のプレーパークの時の子ども達のおやつや、材料費に当てさせていただきます。
また、講座料金の一部を、グッドネーバーズ・ジャパンに寄付させていただきます。

<講座料金の支払いについて>

下記にお振込みください。

【ゆうちょ銀行】

シンドウサチコ
記号 18420
番号 7138981

【他行から】
店番 848(ハチヨンハチ)
番号 0713898

※PayPalでお支払い希望の方はメッセージ下さい。改めてこちらからメッセージします。

※zoomのURL は、参加申し込みしてくれた方に後日お知らせいたします。

事前にzoomアプリを入れて、登録が必要です(無料)。
 
参加申し込みは、FBイベントページから。又は、ブログのお問い合わせフォームよりお願いします。

【寄付のお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。(ときおり、みんなで食べてねと、差し入れ下さる方もいて、とてもありがたいです)

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

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【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

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『悪ガキたちの秘密基地』

居心地のいい居場所


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家には、平日、休日を問わず、子ども達がやってくる。と、言っても、毎日来るわけでもないし、しばらく誰も来ない日もある。

いつ来るのか、いつ来ないのかは予測不可能で、いつもとつぜんやってきます。

でも、来ると、帰りたがらない子も結構います。

「だって、ここ、居心地がいいんだもん」

というのが子供たちの来る理由のようです。

居心地の良さ

うちに来る子ども達によく言われるのが、「ここは居心地がいい」という言葉。

うちに居心地の良さを感じるのは、私はほとんど怒らないし、子どもが「おやつ作って~!」っていうようなこと言っても、「いいよ」って、作ってあげるし、「一緒にゲームしよう!」って言えば、手が空いてたらいっしょにやるし、子ども達のわがままも、だいたいは聞いてあげているから、というのもあります。(できないことはできない、嫌なことはヤダって言いますけどね)

可能な限り、子ども達を受け入れています。

こんな、だらだら寝っ転がってテレビ見ながらスルメかじってたって、怒りませんよ。

休日、旦那がいるときも同じです。

旦那と私はケンカはしないし、穏やかに話してるし、「雨降ってるから、乗せてって」みたいなことも、私は面倒だからそういうことはあんまりしないんだけど、「お父さん優しいから、お父さんに頼んでみて」って言うと、旦那はオッケーしてくれます。

休日、鍵がなくて家に入れないとか、お昼ご飯食べてないとか、そういう子も、「うちで待って、後で電話してみたら?」「一緒にご飯食べるか?」って、受け入れます。

だから、子ども達にとっては、わがまま言えて、ケンカがなくって、穏やかなこのうちが、きっと居心地がいいと感じるんだと思います。

男の子では、クレープ作ってほしいといえば、作ってくれるから、クレープ食べたくて来てる子もいました。今年は、6月からクレープブームがあって、庭でとれたサクランボをジャムにしたいという子供たちの声から、「じゃあ、クレープに、作ったジャムぬって食べてみようか」っていうのから、クレープのリクエストが出るようになりました。

クレープの材料がないときに、畑からとったじゃがいもがいっぱいあったから、素揚げにしてあげたら、これも、何回かリクエストが続きました。

食べたいといったものを作ってくれるって、子どもにとってはとてもうれしいことのようです。

アイスクレープのブームの次はホットケーキブームもあって。でも、初めてさんを連れて常連さんが来るときなんか、「新藤さんの料理おいしいんだよ♪」って言ってくれるのもまたうれしい。

一緒にピザ生地こねて、ピザ焼いたことも。

みんなでワイワイ食卓囲んで、誰が一枚多いだの、誰がまだ一枚しか食ってないだの、余ったのどうする?じゃんけんするか?とか、そういうのも楽しい。

作ってると、台所にやってきて、「手伝いたい!」って子もいれば、においかいで、ちょっぴりつまみ食いしていく子とか、「できたら教えてね~!」って、遊びに夢中の子とか、「いいな~。うち、こんなの作ってくれないもん」ってぽろりとこぼす子も。

いろんな子がいて、でも、みんな、我が子のようで、それぞれくつろいでいく。

そんな場所になっているようです。

居心地の悪さ

「居心地がいい」という言葉の裏には、それぞれの家庭の中での「居心地の悪さ」が見え隠れします。

「100点取らないとお母さんに怒られる」

「お父さんとお母さん、いっつもケンカしてる」

「妹ばっかりかわいがって、私はいっつも怒られる」

「ゲームばっかやってると、めちゃくちゃ怒られる」

「一緒に遊んでなんてくれない」

とか、『怒られる』『常にケンカがある』という状態があることが多いようです。

大人だって、いつも怒られるところには行きたくないし、悪口ばっかり言いあってるような場所は、居心地が悪いと感じますよね?

怒っている人のそばには行きたくないですよね?

子どもなら、なおさらそうです。

そして、子どもだから、そういう場所から、自分の意思で距離を置くのが難しいと思うのです。

親から怒られる。逃げたいけど、逃げ場がない。怒りが収まるのを待つしかない。いうこと聞くしかない。

そうやって、怒られないように、怒られないように、そこにエネルギーを使っている子もいます。

家庭の中が、子どもにとって、居心地のいい場所であるように。

笑いあふれる楽しい家庭であるように。

少しぐらいのわがままを、笑って許してくれる、そんな家庭でありますように。

全ての子どもが、愛を感じて生きられますように。

そう願わずにいられません。

今後のプレーパーク

我が家のおうちプレーパークは、水曜以外の放課後は、だいたいいつでもあいています。週末も、予定のないときは、子ども達を受け入れています。

小学生だけじゃなく、だれでも、来てみたいと思ったら来れる場所です。中学生でも、何もないのに来にくければ、勉強を教えることもできます(社会だけは苦手なのですが…)。

ちょっと来てみたいと思った方は、まずはお問い合わせくださいね。

その他、プレーパークは誰でも来ていい場所です。

 

★ちとせ小学校放課後プレーパーク・・・毎週水曜(10月末まで)

だいたい15:00~17:45まで。雨天中止

★9/21(土)三内丸山JOMO ROCKにてプレーパーク(こもも×はぴちる)

10:00~16:00

★10/6㈰10:00~14:30

八戸マチニワでプレーパーク。
はぴちる×1park(差波ゼミ)の学生さんたちとコラボプレーパークになります。

★10/19(土)十和田市若葉公園プレーパーク・雨天中止

10:00~15:00

 

また、いつも頑張ってるママがホッとできるイベントにHappy Cloverとして出店します。

当日はあぼプレがイベントブースの一角でプレーパークやってくれます♪

★9/29(日)10:00~16:00 秋のはっぴぃわ~く♪

イオン下田・二階イオンホールにて

各体験時間30分

耳つぼジュエリー・・・1000円

プチ誕生日体質鑑定・・・1500円

コーチング体験・・・1500円

その他、Happy Childrenのパネル展示もあります。

 

【寄付のお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。(ときおり、みんなで食べてねと、差し入れ下さる方もいて、とてもありがたいです)

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号7138981

シンドウサチコ

【他行より】

店番848  番号07138981

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更して応援いただく方法もあります。

昨年11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

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『悪ガキたちの秘密基地』

 

 

 

 

 

お祭りで子どもにふるさとを

十和田市の秋祭りも、連日30度を超す暑さの中終わりました。

この日まで、夏休み中から1か月間、ほぼ毎日練習してきた子供たち。

本当によく頑張りました。

こうやって参加してきた子供たちは、お祭りの高揚感から、また来年も参加したいと思うようになり、中高生になっても参加してくれる子がたくさんいます。

また、地元を離れて就職した子も、秋祭りの時に顔を出しに来てくれる子もいます。

こうやって、子ども達の心の中に、「ここがふるさとだ」というふるさと感が根付いていくのだと思います。

厳しい練習

お祭りが始まる一か月前から、お囃子の練習が始まります。

夜19時から20時半までの1時間半。お盆休みをのぞいて、毎日練習します。

野球やバスケ、サッカーなどの部活を終えてからお囃子の練習に駆け付ける子もいます。

暑いし、へとへとだし、お腹もぺこぺこのはずです。

それでもやりたくて練習に参加するのです。

指導者は、優しくもあるけど、厳しいです。あいさつや礼儀には特に厳しい。

中高生には、小学生の面倒を見るように指導するし、小学生のお手本となるようにしっかりしろと、中高生には特に厳しい。

でも、そうやって一か月間やってくると、子ども達も練習中はびしっとしています。

そうやって迎える本番は、みんなにとっての晴れ舞台です。

いよいよお披露目!

秋祭り前夜祭。この日はだし小屋で、小さなお祭りがあります。地域の子供会や、町内会の方たちが焼きソバや焼き鳥などの出店を出してくれます。そして、一か月間練習を重ねた私たちは、ここで地域の方にお披露目します。

市長さんや、議員さん、小、中学校の校長先生、たくさんの来賓と、お父さんお母さんたちの前でお披露目します。

お披露目が終わると、だし小屋で参加者の子ども達は焼きソバやジュースをもらいます。

いよいよお祭り!!

お祭りの日の朝。

女の子たちや、お母さんたちは、髪をセットするため、集会所に早くから集まります。

お団子にしたり、編み込みしたり、お化粧したり。手の空いたお母さんや、上手な中高生が、やいやいと祭り支度をしています。

そして、祭りの待機場所まで、小学生を並ばせて、その前後と間に中高生の太鼓や笛の子たちがはさまって、安全に気を配りながら引率していきます。

待機場所についたら、トイレに行きたい子を順番に中高生が連れていきます。

子供たちに鼻白塗ったり、女の子たちに口紅塗ってあげたり、小学生の世話をするのは中高生。

こんな時の中高生は、とても頼もしいお兄さんお姉さんなのです。

そんな娘と笛で一緒に出られるのも実はうれしい。笛の腕前は娘の方が上です。

母たちと、もう働いているお姉さんの笛チーム。

夜間運行の前に、小学生の小太鼓の子たちを連れて、出店を回って、買い物させたりもします。

一回りしたら、薄暮運行の始まりです。

夜間運行は、テンションがひときわ上がります。

十和田の祭りは、雨の祭りと言われるくらい、毎年雨が降るのですが、今年は真夏のような暑さ!

暑すぎて、みんな体力を奪われていきます。

水分補給に気を配ったり、とにかくみんなの体調を気遣う大人たち。

3日間、無事に終わり、本当に良かった。

実は末っ子、一ヵ月頑張って練習したのに、二日目の午前中に友達と炎天下遊んでいて熱中症に。残念ながら、3日のうち、初日しかお祭りに参加できませんでした。

何があるかわからないのが子ども達です。

ここがふるさと

よく、お祭りに参加してみないと、その良さはわからないと言います。

それはその通りだなと思うのです。

まだ、祭りに参加していなかった頃は、出店を見て歩くのだけが楽しみで、山車なんか、ちょっとしか見なかったものです。

でも、今は、祭りにがっつり参加してみて、指導者の方や、山車を作っている人たち、地域の方たち、その他のたくさんの人たちが関わって、子ども達を楽しませようとしてくれていたり、子供たちに怪我がないように気をつかってくれていたりしてくれているのが見えて、祭りというものが、大人にとってもふるさとの誇りであるし、祭りを通して、ここが好きなんだなって言うのをすごく感じます。

ここに戻ってきたい。そう思わせてくれるのは、やっぱり、こういうお祭りや、お祭りを通したつながり何だろうなって思います。

学校ではうまくいっていない子も、ここで活躍する子もたくさんいるし、ここが居場所になっている子もいるんだろうな~と思うこともあります。

ここは、誰もがお祭りという一つのことに対して平等で、誰もが、必要とされる存在。

そんなことも感じたお祭りでした。

お祭りの後の帰り道。

八甲田に沈む夕日を眺めながら、ああ、ここが、今の私にとっての故郷になったんだな~って思いつつ、自転車をこいで帰りました。

お祭りが終わって、灰のようになり、体にはどっと疲れが出ていますが、来年も出ようと心に誓うのでした。

 

 

リスクとハザードを考える


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夏休み中に、「リスクとハザード」についての研修がありました。

子どもの遊びに危険はつきものです。

家庭の中でも、危ないからそれはダメ、というように、子どもの遊びを止める場面も多々あると思います。

本当に止めなければならない危険ももちろんあります。でも、命にかかわらない小さな危険をどこまで見守ってやれるか、子どもの挑戦したい気持ちと、ちょっと危ないな~と思いながらも、どこまで許してあげられるか。

子供は、常に自分の限界ギリギリのところで挑戦しようとするので、そこに危険はつきものなのです。

排除すべき「選びようのない危険」

危険には、「リスク」と「ハザード」があります。

「リスク」は、子どもが自分の限界より、ちょっとハードルの高いことに挑戦しようとするときに生じる危険のことを言います。

ちょっと高い所から飛び降りてみたい。

大きい子が挑戦しているノコギリやトンカチに挑戦してみたい、そんなときに、ちょっと手を切るかもしれない、自分の手を打ってしまうかもしれない、そういう危険です。

家の中であれば、包丁を使って、野菜を切るお手伝いをしたい、なんていう、刃物を使うことに対する危険です。

一方で、子どもの意思で選びようがない、子どもの目には見えない隠れた危険「ハザード」と言います。

遊び場に、釘が突き抜けた木材が転がっていることや、遊具のゆるみ、ロープやひもを体に巻き付けて遊んでいる、刃物を振り回して遊んでいる、人に向けて石を投げている、など、命の危険を伴うものです。

また、棒を振り回して戦いごっこに夢中な小学生のそばに、小さな子がヨチヨチ歩いていたら、「小さい子いるから気を付けて」っていう声掛けが必要になる場合もあります。

そういう、危険は、なんとしてでも止めなければならないし、見つけ次第、注意しなければならないし、取り除ける危険は排除しなければなりません。

また、自然の中では、ハザードが大きくなるということも知っておいて欲しいと思います。

水の事故は、毎年後を絶ちません。

子供は水深10cmでも溺れると言います。水遊びの際には、子供から目を離さないで欲しいと思います。海や川も同様です。子ども同士で楽しんでいるから大丈夫と、目を離したすきに子供は静かにおぼれます。

自然を甘くみてはいけません。泳げる子が、流れに足をとられて溺れることだってあるのですから。

また、川遊びも、裸足で入って足を切ることもよくあります。履物をちゃんと履いておくことで、避けられる危険もあります。

また、キャンプに行った際、森の中では、また違う危険が潜んでいます。毒蛇や、毒草、ハチに刺されるなどの危険も潜んでいます。

木登りする際には、枯れ枝に手をかけないとか、葉っぱのついていない枝を落としておくことも必要になることもあります。

子どもの木登りを見守る際に、細い枝に足をかけないとか、下はコンクリートじゃないかとか、注意して見守るポイントもあります。

あとは、大人も、無理をさせすぎないことです。

「せっかく来たんだから、もっと遊んできなさい」

「ほら、あんなちっちゃい子だってできるんだから、あんたにもできるから、やってみなさい」

と、子どもが挑戦しようとしていないのに無理に挑戦させようとすると、事故やけがにつながります。子どもは、自分が挑戦したい、挑戦できそうな範囲を知っています。自分の感覚で挑戦したいことには挑戦させてあげたらいいのです。

我が家の末っ子の例で言うと、小学校高学年の子が、冬場、水の入っていない用水路にかかる丸い水道管を渡って遊んでいました。水がないから大丈夫、という認識であったと思います。当時4歳の息子は、それをそばで見ていました。お兄ちゃんが「お前もやってみろよ」と、息子に言います。息子はちょっと怖いな・・・って思ったけど「いいからやってみろよ!」と言われ、恐る恐る渡ってみた。

そしたら、足を滑らせ、コンクリートに頭を打って、おでこがぱっくり割れ、流血。病院に走り、3針縫いました。

本人が気乗りしないことを無理にやらせるものではありません。

また、大人の方が、子どもが喜ぶからと、より高く、より激しく遊ぶことでも、思わぬけがを招きます。

私自身、子どもがまだ3歳頃。子どもと一緒にシーソーに乗っていて、子どもががったんがったんお尻が浮く感覚が楽しくて喜んでいるのを見て、もっとお尻が浮くくらいと、激しくがったんがったんしていたら、シーソーの持ち手に頭をぶつけてシーソーから落ち、おでこがぱっくり割れ、これまた流血。

流血して、すぐに病院の救急に走り、3針縫いました。高速道路のパーキングにある公園での出来事でした。パーキングの人に、近くの病院を探してもらい、止血しながら高速を降り、慌てて病院に向かったのを覚えています。

私自身、そういう失敗の経験があるので、やりすぎはよくないと、肝に銘じています。

また、我が家の例でもう一つ。

キャンプに行ったときのこと、夜、ホタルを見に行き、ホタルが草むらに止まりました。次男が走っていって、暗い草むらに手を伸ばしたとき、突然、「痛い!!」という声。泣きながら草むらから駆け戻った次男の手にはヘビに咬まれた跡が!!

なんと、次男、マムシに咬まれたのでした。

ヘビの姿は誰も見ていなかったのですが、咬み傷からヘビだと判断。即救急車を呼びました。

山奥だったため、救急車の到着にも時間がかかり、その間みるみる腫れていく次男の左手。手の屈曲部付近を縛って、傷口を洗ったりはしていたけれど、救急車の到着までどうすることもできず。

結局、救急車到着からも、地元の病院では血清を打てず、そこからさらに一時間の大きな病院まで移動し、そこで血清を打ち、一週間入院しました。血清を打つ時も、「血清は馬の血で作られているため、アナフィラキシーショックで命が危険になる場合もありますが、それでも血清を打ちますか?」というような説明に、びくびくしながらも、それしか方法がないのならと同意書にサインしました。

最終的に肩までパンパンに腫れあがり、手はグローブのようになりました。

それ以来、キャンプの時、暗闇の草むらには、絶対に入らないように子供たちに注意しています。

隠れた危険は、どこに潜んでいるか分かりません。

自然の中では、命に関わる危険が高くなると感じます。

怖さを知らないこともまた、怖いことだと思うのです。

そうは言っても、挑戦もさせたい

でも、そういった本当の危険を知りつつ、小さな危険を伴う挑戦はさせてあげたいと思っています。

一つの例として、『高所平気性』があります。

近頃都心では高層マンションに住む子も多くなり、『高所平気性』と言われる現象があるようです。ベランダの手すりを乗り越え、転落死してしまう事故が、一年に40件近くあるようです。

ジャングルジムや滑り台などの遊具で遊んだり、ちょっと高いかな、と思うようなところから飛び降りて、びっくりするぐらい足がビリビリしびれたり、ときには膝を擦りむくような痛みを味わう経験をとおして、高いところは怖いという感覚は自然に身につけられていきます。

高さの感覚は4、5歳で大人の8割方できあがります。それまでに、公園のブランコや滑り台などで、高さの危険・恐怖心を植え付ける必要があります。

危ないから高い所に登っちゃダメと、小さな危険を排除しすぎると、本当に大きな危険を回避できない、ということにもつながりかねません。

高い所からジャンプしようとしている子供がいたら、その飛び降りようとしている先に危険なものは転がっていないか、飛び降りようとしているところにコンクリートのブロックがある場所ではないか、転んでもすりむく程度の高さか、下は土なのか、コンクリートなのか、止めるか、挑戦させるか、瞬時の判断が必要になる場合もあるかと思います。

大きい子なら、ちょっと高いかな?っていうくらいの高さからジャンプしてみたり

下がふかふか枯葉の中なら、ちっちゃい子だってジャンプが怖くない!

でも、危険を知っているからこそ、排除できる危険が大人には見えるし、このぐらいは挑戦させてもいいかな、という見守れる、そんな大人を増やしていきたいと思っています。

挑戦し、成し遂げた子どもは、達成感でいっぱいです。自分にもできた!という自信にもつながり、次なることに挑戦したいという意欲がわいてくるでしょう。次はもっとこんな風にしたら、もっと面白いんじゃないかな?と、創意工夫していくでしょう。友達と協力して成し遂げた事なら、すばらしい思い出になるでしょう。

子供は、挑戦によって、自分の世界を広げようとしているのです。

木登りすることで、世界を俯瞰して見ることができます。視点が変わることで、見える世界が変わることを体感します。

自分の世界が広がる経験は、子ども時代にたくさんしてほしいことです。

小さい子だって、はじめに道具の使い方さえ教えてあげれば、ノコギリだって、トンカチだって使えます。

自分でできたら、この、得意げな顔!

草滑りだって、普通に滑るのに飽きてきたら、ちょっと難しい立ち乗りに挑戦してみたくなるものです。

冬、ソリに乗らせたら、ジャンプ台でジャンプしたくなる。ひっくり返って転がって、大丈夫か?なんてこともあるけど、子どもは、こういったスリルがたまらないものです。

つい、危ないからやめなさい、って言いたくなるけど、どこまで許してあげられるか、小さな危険を経験しながら、子供は学び、成長していくものだと思い、いろんなことに挑戦させてみて欲しいのです。

子どもは、簡単にできてしまうことだと、すぐに飽きてしまいます。

ちょっと難しいけど、失敗しながら何度も挑戦してできた!というようなものに夢中になります。その過程で、擦り傷を負ったり、怪我をしてしまうこともあるかもしれません。

でも、その経験をすることで、この遊びは危ないなぁと工夫する危険回避能力が自然と身に付き、また繰り返し挑戦し続け「できた」ときには、達成感と同時に、大きな自信が得られ、その自信が何事にも挑戦しようとする自発性を生み出すのです。

そして、何より、子どもの「やってみたい!」「おもしろそう!」という気持ちを大事にしてあげたい。

安全ばかりを重視すると、子どもの冒険心や挑戦心は満たされることはありません。

やりたいと思ったことを「危ないからやめなさい」「そんなことやってどうするの?」って、止められてばかりいたら、与えられたことをこなすばかりで、挑戦しない子になってしまいます。

新しいことに挑戦するわくわく感と、できた達成感を知っているからこそ、次なる挑戦に向かうことができるのです。

プレーパークの中での大人の役割

プレーパークは、『自分の責任で自由に遊ぶ』をモットーに、自分がやってみたいと思うことに、自分が挑戦するかどうかを決め、子ども達はそれぞれ自分のやりたいことをします。

ノコギリ使って木を切っていたら手を切っちゃった。

汚すと本当はお母さんに怒られるんだけど、どうしてもやりたくて、泥遊びしちゃった。

濡れたらだめなんだけど、水かけあってびしょ濡れになっちゃった。

そんなことは、プレーパークの中ではよくあります。

「濡れても、遊んで乾かすから大丈夫!」って言って、水遊びする子もいます。

でも、これも、自分がやりたいと思ってやったことで、後でお母さんに怒られちゃうっていうのは、子どもとしたら覚悟のうえで遊んでいるわけです。

手を切っちゃった子や、すりむいちゃった子は、自分からカットバンをもらいに来て、ペタッと張ったらまた何事もなかったかのように遊び始めます。ある程度遊びの中ですりむいたり怪我をしたりするっていうのは、子ども達の中では想定内のようです。

だから、子どもがやりたいことに挑戦しようとするときは、ある程度自分で覚悟しているところもあります。

そんな子どものやりたい気持ちを止めずに、できるだけ挑戦させてあげて欲しい。でも、子供には予測がつかないけど、大人には予測がつく危険というものがあります。

釘が飛び出た木材が転がってたり、刃物が小さな子の近くに転がっているなど、そばにいる大人が、これは危ないな~というハザードがそれにあたります。

取り除けるハザードは、プレーリーダーが気づいた時に取り除いてあげていますが、子どもがたくさんいるときは、なかなか目が行き届かないこともあります。

そんな時、いると助かるのが『フローター』という存在。プレーリーダーではないけど、プレーパークに時々子どもを連れて遊びに来てる親御さんで、子どもは遊びに夢中になっていて、ふと、親御さんは手が空いている。自分の子じゃない、他の子に手を貸してあげてることもあれば、ふらりと遊び場を歩いて回って、親御さんの目から見て、これ、危ないな~と思うものをさりげなく取り除いてあげている、そんな人のことを『フローター』と呼んだりします。

「ここに釘落ちてたから拾っておいたよ」なんていう感じで、さりげな~く子どもが安心して遊べる場を整えてくれる人。

「危ないからやめなさい」「汚いからやめなさい」という禁止のまなざしではなく、「できるだけ挑戦させてあげたい」「でも、この子、大丈夫かな~?」と、ハラハラしながらも、ぎりぎりまで手出ししないで見守ってくれる、そんな大人が、プレーパークにはいるのです。

本当に危ない場面では、ちゃんと注意もします。

子どもの挑戦には多少の怪我のリスクがつきものです。それもわかったうえで、子どもの挑戦を温かい目で見守り、できたときには一緒に喜べる、そんな大人がプレーリーダーです。

子どものくだらなさを、面白いと思って見ていてくれる、それが、プレーパークにいる大人の役割だと思っています。

今後のプレーパーク

はぴちるプレーパークも、十和田を中心にこれからもまだまだやります。

★ちとせ小学校放課後プレーパーク(雨天中止)

毎週水曜 15:30~17:50

★8/31 野辺地キャンプマーケットにてプレーパーク

柴崎地区健康レクリエーション施設

プレーパークは11:00~17:00まで。

※ナイトマーケットは17:00~21:00

★9/14 三沢中央公園プレーパーク

10:00~15:00

★9/21 若葉公園プレーパーク

10:00~15:00(雨天中止)

 

【寄付のお願い】

はぴちるは、皆様からの寄付によりプレーパークの材料費や交通費をあて、活動しております。子ども達へのおやつは、ほぼ自腹で賄っております。(ときおり、みんなで食べてねと、差し入れ下さる方もいて、とてもありがたいです)

夏休み中などは、お昼ご飯を食べていない子も割といるので、お腹にたまるものを持って行ったりもしていました。

 

活動費のお振込みも随時受け付けております。

今後もこのような活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

今年買ったばかりのハンモックも、子ども達の激しい使い方に、早くもやぶれてしまいました。何とか縫って、補修しながら使っています。

皆様からのご寄付をお待ちしております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

 

Amazon欲しい物リストから購入して下さり、配送先をHappy Childrenに変更しておうえんいただく方法もあります。

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできます。どうぞ、手に取ってごらんください。

ある日突然やってきた、悪ガキたちとのやり取りを綴った『悪ガキたちの秘密基地』。後半は、子どもたちに伝えていきたいこと、私たち夫婦の子育て、大事にしてきたこと、これからの時代を生きる子どもたちへ。そんなことが書いてあります。

アマゾンで購入された方、よろしければ、読んだらレビューを書いていただけるとうれしいです。

皆様のお声が、励みになります(*^-^*)。よろしくお願いいたします。

『悪ガキたちの秘密基地』