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先日、秋田県大館市で、「青森・秋田のプレーパーク交流会」があり、私達Happy Childrenも参加してきました。
青森秋田でプレーパークを開催している9団体(学生団体含む)が交流し、それぞれ、どんな活動をしているか、常設か?定期開催か?と、それぞれの課題や気になっていることことなどを話し合いました。
それぞれの地域によって、開催の仕方が違うので、課題もそれぞれですが、出た話の中で、気になったことを今日は取り上げたいと思います。
まち中で子どもの声がしない
プレーパークの立ち上げのきっかけなど、いろいろお話を聞く中で、『まち中で子どもの声がしなくなっていた』ということがありました。
以前、あるお年寄りとお話ししていた時も、同じようなことを言っていました。
「もう、自分たちの近所には年寄りしかいない。子どもの声がしなくなって寂しい」と。
確かに、普段の放課後、ほとんどの子どもたちは学童保育か習い事か部活で、遊んでいる子供がいると思えば、集まってゲームをしていることが多いのですから、まちの中で子どもの声がしなくなったというのもうなずけます。
そういう意味で、「今日は学校早く終わったの?」「暗くなったから早く帰りなさいね」なんて声をかけるような子どもと地域の交流は希薄になっています。
「知らない人に声をかけられたら逃げなさい」と指導されている子ども達ですから、むやみに声もかけられない時代背景もあるのかもしれません。
遊びの文化の伝承が途絶えてしまう
また、遊び場を考える時、子どもたちだけでなく、親世代も、『遊び場』と言えば、遊具があるところ、ショッピングモールや娯楽施設など、セッティングされた遊び場のことを考えるようです。
何もない原っぱで、「さあ、自由に遊んでいいよ」と言われても、そう言われても、何していいかわからないと子も多いのかもしれません。公園で、頭を寄せ合いゲームをしている子もたくさんいます。
家族でキャンプに行っても、お父さんがバーベキューの火おこししている間、ゲームをして過ごす子供たちも姿もよく見かけます。
ある幼児教育課程の学生さんが、子どもたちと遊んで、って言っても、遊び方を知らないのが危機的だ、と言うお話もありました。
森のようちえんや、自然体験キャンプに来る親御さんの中にも、自分たちだけでは、どうやって自然の中で遊ばせていいかわからないので、こういう(自然遊びや自然体験の)企画は助かる、という声もよく聞かれます。
今の30代以上の方の昔の遊びと言えば、空き地や原っぱで遊んだり、木登りもしたでしょうし、シロツメクサの冠や、オオバコ相撲などの草花遊びも、幼い頃にはよくやったものです。
たんぼでオタマジャクシすくったり、どろぼう草(地域によってはひっつき虫やばばっことか、いろいろ呼び方はありますが、服にくっついてくる種です)を友達の背中にくっつけて遊んだり、秘密基地作って、その周りに草を結んで罠を作ったり、原っぱは遊びの宝庫でした。
それが、だんだん若い世代になってくると、そもそもそういった遊びをしてこなかったという方もでてきているのです。
そういった遊びは、親から子へ、おじいちゃんおばあちゃんから孫たちへ、異年齢で遊ぶ中、大きい子から小さい子へ伝えられる遊びの文化です。
核家族が増え、おじいちゃんおばあちゃんから遊びがつ伝えられなくなくなってきました。
共働きが増え、時間的にも余裕がなく、親から子へ伝わるはずの遊びが伝えられなくなくなってきました。
そもそも子供たちが忙しく、異年齢で遊ぶことも少なくなっているので、大きい子から小さい子へ遊びが伝えられなくなっています。
子どもの声が町の中で聞かれなくなったということは、この、遊びの文化の伝承が途絶えてしまうことでもあるのです。
遊びを伝えていく場・子どもの声がする町へ
そういう子供たちの現状を考えたとき、何とかしたいと立ち上がったのがプレーパークです。
もちろん、そういうことだけではありません。
ゲームばっかりの子どもたちに、友達同士、イキイキと遊んでほしい。
子どもたちが安心して遊べる場所がない。
あれはダメ、これはダメと禁止されずに遊べる場所が欲しい。
ないなら自分たちで作ろうか、と、ママ友たちで立ち上げたプレーパークもあります。
公園で出張プレーパークをやっていたら、近所からうるさいとクレームが来てしまい、場所を変えた例もあります。
地域にもともと子どもの声がしないことで、たまに聞こえる子どもたちの声がうるさく感じたのかもしれません。
でも、そうやって排除されていった子供たちに、遊びの文化は伝承されません。
周りにうるさくして迷惑をかけてはいけないと思うと、お母さんたちも神経質になってしまいます。子どもが騒ぐとイライラしてきます。静かに遊んでいてほしいからゲームを与えてしまいます。
「元気があっていいね~」なんて、声をかけてくれる人が地域にいたら、お母さんたちはどんなに気が楽だろうかと思うのです。
ワンオペ育児も多い近頃。お母さんだけで育児に追い込まれて大変と感じている方もたくさんいる中で、プレーパークのように、誰が来てもいい場所があったら、どんなに気が楽になるでしょう。一人で子育てしているんじゃない。みんなで、「そういう大変な時もあるよね~」「ママ、頑張ってるよ」「うちもそうそう!」そんな何気ない会話ができる居場所があったら。
いろんな人が、赤ちゃんかわいいね~って、代わりばんこに抱っこさせて~って抱っこしてくれたり、誰がどの子のお母さんかわからないぐらい、みんなで誰かの子どもたちを見守っている空間。
そんな居場所がお母さんたちには必要で、子どもたちにとっても、ダメダメ言われずに自由に遊べる空間と仲間がいて。地域の中に、知ってる大人の顔がたくさんいる事は、子どもたちにとっても多様な人と関わる場にもなる。
欲を言えば、やっぱり、子どもたちが自分の足で来れるところに、そんなプレーパークがあったら一番いいな。
でも、それには、関わる人、継続するための資金、見守る人が想いだけでやっているボランティアでは続かないのではないか、いろんな課題があるのです。
行政に働きかけるやり方を試しているところ、地域の企業に協賛金を募っているところ、寄付だけでやっているところ、プレーパークに100円の入場料をもらっているところ。運営方法も様々ですが、みんな思いは一緒です。
どのプレーパークも、それぞれ試行錯誤しながら、子どもたちのために、お母さんたちのために、地域のために、何とか続けていきたいと頑張っています。
応援お願いいたします
はぴちるの活動は、皆様からの寄付で成り立っています。
釘やノコギリの替え刃、ビーズやノリ、ボンドなどの消耗材、また、何年も使っていてボロボロにやぶれたハンモックの買い替えも検討しています。
学校の放課後プレーパークで、激しいハンモック遊びで、決定的にやぶれてボロボロのハンモック。
はぴちるは、イベントや、月に一回、不定期ですが駒っこランドでプレーパークを開催しています。
今後予定しているのは以下の日程です。
12/8(土)駒っこランド交流館10:00~15:00
1/19(土)青森アピオプレーパーク
1/26(土)駒っこランド交流館10:00~15:00
2/23(土)駒っこランド交流館10:00~15:00
3/16(土)駒っこランド交流館10:00~15:00
また、はぴちるでは、二か月に一回「はぴちる通信」を発行しています。
通信は、はぴちるのイベントにて無料で配布しておりますが、定期的に欲しい方は、年6回の送料500円をお振込みいただければ、定期的にお送りいたします。
お問い合わせフォームにてお名前と住所をお知らせいただき、下記の振込先にお振込みください。
今月号のしんちゃんコラムは「カマキリの卵が高い所にあるとその年の雪は多いはほんと?」です。
大学の昆虫学教室出身のしんちゃんがカマキリの卵の謎にせまります。
はぴちるLINE@では、はぴちるプレパ情報など、随時配信いたします。
また、プレーパークで使う消耗品や、おうちプレーパークで子どもたちのおやつなど、物品支援で応援して下さる方もよろしくお願いいたします。
端切れや割りばし、ラップの芯や紙コップや紙皿、毛糸やボタン、ビーズ、マスキングテープ、リボンなど、おうちに眠っている不要なもので、工作に使えそうなものがありましたら、プレーパークに持ってきて下さい。
また、Amazonで物品支援も歓迎しています。
活動費のお振込みも随時受け付けております。
【ゆうちょ銀行】
記号18420
番号07138981
シンドウサチコ
【他行からの場合】
ゆうちょ銀行
支店名 八四八 (読み ハチヨンハチ)
普通預金
口座番号0713898
また、11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。
Amazonでも購入もできますが、
ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。
地元の本屋さんを大事にしたいのです。
「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。