子どもの自由な時間は一日3時間しかない!

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『ハーメルンの笛吹きが 子どもたちを連れていく。

大人たちが 2兆3兆と稼ぐうちに、

ハーメルンの笛吹きが ケイタイ掲げて 去っていく。

街から子供の声が消えていく。

街から子供が消えていく。』~『みんな絵本から』(柳田邦夫著)

この本の中には、『子供たちが自由に過ごせる時間は4時間しかない!』と、書いてありました。でも、私の実感では、もっと短い。平日では低学年で4時間、高学年で2時間半~3時間ぐらいではないかと思っています。放課後帰ってきてから、宿題やってご飯食べて、お風呂入って九時に寝るとしたら、本当の自由な時間はそれしかない。

そのほとんどの時間を、テレビや、ゲームや携帯に使ってしまう子も少なくない。それは、とてももったいないことだと思います。

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時間どろぼう

同時に、とても久しぶりに、ミヒャエルエンデの『モモ』を読み返しています。

大人たちが灰色の男たちに時間を奪われ、無駄ことに時間を費やすこともなくなり、忙しく、怒りっぽくなっていき、子供たちは、高価なおもちゃを与えられながらも、退屈そう。

遊び方を知らない子供たちや、遊んでなんかいられない、役に立つ勉強をしなければならない忙しい子供たちの姿が、今の子供たちと重なり、何とも言えない気持ちになりました。

冒頭の柳田邦夫の言葉とリンクして、なんだか深く考えさせられます。

大人も今はとても忙しくなっています。共働きでフルで働いている方はなおさらです。そして、同時に子ども達も忙しくなっています。

共働きであれば、普段は学童保育に預けたり、習い事や部活で親が帰ってくるまでの時間を過ごす子供もたくさんいます。

そういう子供たちの場合、冒頭の子どもが自由に遊べる時間と言うのは、もっともっと短くなります。平日は、おうちに帰ったら、ご飯食べて、お風呂入って寝るだけになります。それでも、やっぱり自由にできる時間は欲しいので、だらだらくつろぐ時間や、ゲームする時間も欲しいとなると、今度は睡眠時間が短くなっていくのです。

何のための忙しさ何でしょうか?

大人が忙しいのは、致し方ないかもしれません。でも、子供の忙しさは、何とかしてやれないものでしょうか。

プレーパークに遊びに来ていた子で、忙しすぎて遊ぶ時間がないと嘆いている子がいました。月曜日と金曜日はそろばん、火曜はスイミング、水曜は英語、木曜の夜は空手、空いてる自由時間は、木曜の夜の習い事の前の前の放課後の時間だけだという子がいました。

子どもの時間は今しかありません。本来、子供時代のたっぷり遊べる時間に、友達同士、自分たちで考えたバカな遊びをしたり、無茶やったり、ケンカしたり、大笑いしたり、そんな経験をたくさんしてほしいのに、時間がない。

放課後、遊びたくても、友達がそういう状態で、遊ぶ友達がいない。つまらないからゲームで時間をつぶす。そんな子も少なくない。

子どもから時間を奪っているのは何だろう?ゲームなのか?忙しすぎる大人なののだろうか?

大人は、子どもの夢見る時間を奪ってはいないだろうか?

『モモ』の中にこんな場面があります

「・・・子どもを十分に世話してやれるだけの時間が大人にはないんだ」

「子どもがこううろちょろしては、円滑な道路交通が妨げられる。・・・」

「子どもは未来の人的資源だ。これからは、コンピューターやジェット機の時代になる。こういう機械を使いこなせるように教育が必要だ。・・・ところが貴重な時間のほとんどを役にも立たない遊びに浪費させるままにしている」

こういう声を聞いて・・・子どもが道路や緑地などで遊ぶことは厳禁・・・遊びを決めるのは監督の大人で、しかもその遊びときたら、何か役に立つことを覚えさせるための物ばかり。こうして子供たちは、楽しいと思うこと、夢中になること、夢見ることを忘れてゆきました。

ミヒャエル・エンデ『モモ』

心の余裕

『モモ』に出てくる時間を奪われた大人たちは、忙しいばかりでなく、みんなイライラ、トゲトゲしています。

それは、物語の中だけのお話しではありません。私達の生活でも、やはり、忙しすぎて時間に余裕がなくなると、心の余裕がなくなり、心の余裕がなくなると、イライラトゲトゲしてくるものです。忙しいときに子どもが言うことを聞いてくれなかったり、お水をこぼしたりすると、やはりピリピリ怒ってしまいます。

でも、余裕があるときに同じことをされても、「ああ~あ」で済んだりします。

どうやら、大人も子供も、心がゆったりおおらかでいられるためには、”時間”が必要なようです。

ボーっとする時間も大事だと言います。意識的に活動している時よりも、ボーっとしている時の方が15倍も脳のエネルギーを使うそうです。ボーっとしている間に、脳は、様々な情報を処理するようなのです。

一見無駄と思われることが、実は大事なことなのかもしれません。

雪で子どもたちと、こんなことする心の余裕があったら、ギスギス、トゲトゲしないで済むかもしれません。

なかなか、そんな時間取れないよ、っていう方もいるかもしれません。でも、こういう心の余裕が大切だということは、心のどこかに持っていてほしいと思います。たまのお休みは、1時間でいいから何にもしないで過ごすとか、自分の好きなことだけして過ごそうとか、やらなきゃいけないことは置いといて、やりたいことをやる時間をとるようにするとか。

そして、子供に対しても、習い事や宿題や、やらなければならないことで時間を埋め尽くさずに、ボーっとしたり、好きなことをして過ごせる時間を作ってあげて欲しいな、って思います。

プレーパークは、ただ夢中になれる空間

大人になって、時間を忘れるほど夢中になったことはありますか?最後に夢中になって何かをしたのはいつだったか、思い出せるでしょうか?

子ども時代には、そんなことは多分しょっちゅうだったと思います。

プレーパークでは、子どもたちは、本当に夢中で遊んでいます。「帰るよ」と言っても、「まだ遊びたい」「あともう一回これやってから」と、もう一回もう一回と、なかなか帰らない子もたくさんいます。親は、次に行きたいところがあるからとか、もうそろそろ帰らないととか、時間を気にしてそわそわしますが、子どもの中に流れる時間には、そんな大人の時間の都合は関係ありません。

今、この瞬間を夢中で楽しむ。

それが子供たちであり、それができるのがプレーパークです。

子供が夢中で楽しむ姿を見る事で、大人も忘れていた今を楽しむ気持ちを思い出させてもらいます。ただただ笑って、夢中で過ごす時間が、大人にだって必要なんじゃないかなって、思います。

この子達は、ただただクリップをつなげているだけです。でも、ずっと夢中になってクリップをつなげています。

大人が思うような、何かちゃんとした形あるものを作る、というようなことじゃなくても、ただ、つなげたいからつなげる。もっと長くしたいからつなげる。そんなことでも夢中になれるのが子供たちです。

もし、プレーパークに来ることがあったら、時間のことはできるだけ忘れて、やりたいことを思う存分やらせてあげて欲しいと思います。本人が、満足した!って思うくらい遊んだら、もうそれで十分満たされています。

いっぱい遊んで、満足したら、あとは、こっくりこっくり、眠りにつくだけです。こんな寝落ちする姿を見ていられるのも、微笑ましくて、かわいらしくて、幸せな時間です。

こんな、宝物のような時間を、大事に、大事にしてくださいね。

年齢が上がるにつれて、自由な時間はますます減っていきます。

子ども時代の自由に遊べる時間は、思ったよりとても短いのです。遊んでばっかり、なんて言わずに、遊んでばっかりと言えるぐらい、どうか、たっぷり遊ばせてあげて下さい。

プレーパーク・イベント情報

★2/23(土)駒っこランド交流館でプレーパークです。10:00~15:00

冬場の土曜日は食堂はやっていませんので、お昼を挟んで遊びたいときは、お弁当を持って遊びに来てくださいね。雪遊びもまだまだできます。雪遊びで寒くなったら、室内のプレーパークで遊んで、一日遊べますよ♪

2/17(日)9:45~12:00

場所:はっぴ~らいふケア自宅教室( おいらせ町ダイナム下田店すぐそば )
パパ&ベビーヨガとパパ向けお話し会~はっぴぃらいふケア主催(ヨガ:ながおきみのり/お話し新藤潤一)
①父子1組2500円
②+母子1組+1000円
③+ママ 無料
(ヨガマットレンタル+200円)

お問い合わせ&お申し込み:
080-8201-6823
info@hlc-oirase.jp

★2/24(日)五戸町にて講演会(講師:新藤潤一)と段ボール遊び

【ママと子どもを笑顔にするパパの関わり】

10:30~11:30・・・講演
12:30~14:00・・・段ボール遊びなど


★3/16(土)駒っこランドプレーパーク・交流館
 10:00~15:00

はぴちるLINE@では、はぴちるプレパ情報など、随時配信いたします。

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