子どもと遊びを楽しむこと


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子ども達は遊びの天才ですが、大人もまた、子どもと遊びを楽しむことが大事です。

子どもが楽しいと思っていることに、「なにそれ。そんなのやってないで帰るよ」なんて言ったら、子どもの「いいこと考えた♪」ってピカピカ光った気持ちが、シュルシュルしぼんでいくんです。

親はどうしても、時間に追われているから、子どもの時間に付き合うほど暇ではないものですが、時間が許す限り、子どもの楽しい!、いいこと考えた!につきあってほしいなって、思います。

何でも遊びになっちゃう

子ども達は、遊び道具をいろんな遊びに使う天才です。

オセロに飽きたらオセロ積み。

オセロ積んでるだけで笑いが止まらなくなるお年頃です。

雪遊びしてても、小屋の屋根ゆき下ろすのだって遊びです。

靴下投げボーリングも

ブンタンの皮も遊びになっちゃう。

なんかこれやったら面白そう!

それが子供たちの感じる毎日です。

いかに毎日面白く過ごすか。

子ども時代は、それしか考えていないんじゃないかとも思います。

大人は、子どものそんな面白いこと考えた、いいこと考えたっていうのを、楽しんでみていてほしいのです。

「見てみて~!!」

っていうものは、たいてい大人にとってはどうでもいいことだったりしますが、それが面白いんですから。

氷を蹴飛ばして歩くだけで、楽しいんですから。

大人が関わると、広がることもある

昨日の記事に、実験の話を書きましたが、子どもが、何やろうかな~・・・なんかおもしろいことないかな~・・・っていうとき、大人が関わることで遊びが広がることもあります。

たとえば、昨日のマシュマロふくらませるのなんかも、ただ空気抜いたり入れたりするだけなんだけど、膨らんだりしぼんだりするのが楽しいから、時々中身をつまみながら、結構長い時間楽しんでいたりもします。

ナイフ使って見せたら、ナイフ使うことに夢中になったり。

子ども達のそばで縫い物してたら、子ども達もなんか作りたいって、縫物始めることもあります。

紙飛行機子ども達の前で飛ばして見せたら、あっという間に紙飛行機大会になったりもします。

大人がちょっと子供の前で楽しんでみせるというのも、子どもの遊びの世界を広げるにはいいものです。

鰹節削るのだって、ほとんど遊びです。

生活の中のものは、子どもが面白いと感じる限り、全て遊びです。その、遊びの中から、いろんな経験をし、生活力を身に着け、想像力を働かせ、関わる力をつけていきます。

ぜひ、子どもの遊びを広げてくださいね。

プレーパーク

あしたは、青森社会教育センターのイベントにて出張プレーパークです。

プレーパークには遊びを楽しむ大人もたくさんいます。

子どもの「やってみたい」に寄り添う大人たちでいっぱいの遊び場って、他にはなかなかないんじゃないかと思います。

9時から16時まで、社会教育センターにてお待ちしてます♪

また、今、青森市に、プレーパークのような、子どものやりたいに寄り添ってくれる大人のいる遊び場を、子供たちが年齢制限なく、どんな天候でも遊べるような遊び場を作ってほしいと、署名を集めている仲間がいます。

3/13必着で署名を集めていますので、こちらもご協力くださるとうれしいです。

HPから用紙をダウンロードし、〒030-0821 青森市勝田2−7−3 2F(川名裕美)まで郵送ください。子どもやパートナー、おじいさんおばあさんまで、広く署名を書いてくださると助かります。

よろしくお願いいたします。

 

ライン@始めました。

友達追加していただければ、今後のプレーパークについてなどの情報をお知らせいたします。また、気軽にお問い合わせもできますので、ぜひ、登録してみてくださいね。

友達追加する際は、スタンプ一個でいいので、押してくださいね♪

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家庭でできる実験その2

ここのところ、実験のことで頭がいっぱいです。

なぜかというと、6年生の学習の最後に、お楽しみ実験をやってほしいと、6年生の先生に頼まれたから。

どんな実験が面白いかなあ~・・・。みんなでできる実験はないかなあ・・・。

調べてみると、面白そうな実験がたくさんあります。実験室で見た後に、家庭でもできそうなものを探しています。そんな実験の中から、またいくつか紹介していきたいと思います。

空気が押す力を目で見る実験

食品用の保存容器で、容器内の空気を抜くポンプ付きのガラス容器を使用。

使った容器はこちら。雑菌の繁殖を抑え、鮮度を保ちます。浅漬けを作るにも重宝する真空保存容器。

この容器を使って実験です。

中に風船をちょっぴりふくらませて入れておいて、中の空気をポンプで抜いていきます。中の空気が抜けていくと・・・

風船がこんなに膨らみました!

空気を入れてあげると、しゅ~っとしぼんで元の状態に戻ります。

お次はマシュマロをいれてみます。

空気をポンプで抜いていくと・・・

マシュマロは膨らんで、ビンいっぱいに!!

大きいマシュマロ食べられる~!!と、喜んでビンの蓋から空気を入れてあけると、しゅ~っとしぼんで元のマシュマロに・・・。

膨らんだりしぼんだり、とっても楽しい実験です。

もし、こんな保存容器があったら、ぜひやってみてほしい実験です。

これ、なんでかというと、

普通、私たちがいるこの空間では、感じることはありませんが、私たちは一定の力で空気に押されています。

ビンの中の空気を抜くことで、ビンの中では空気によって物を押す力が弱くなるのです。

押す力が弱くなると、もともと風船などの中に入っていた空気は膨張します。

飛行機に乗ったり、富士山など、高い山に登ったことがある方なら、もしかしたら経験があるかもしれません。

ポテチなど、密閉されたお菓子の袋なんかが、飛行機の中や山頂でパンパンに膨れあがっているのを見たことありませんか?

それも、同じことです。

高いところは空気が薄く、空気によって押される力が弱まるため、密閉された袋の中はパンパンに膨れるのです。

飛行機に乗ることがあったら、見てみてくださいね♪やばいくらいパンパンになってることもあります。

飛行機の中は、0.7~0.8気圧(標高2000~2500m)に気圧調整されているようですが、それでも高い山に登ったぐらいの気圧になっています。

噴火実験

用意するのは、粘土、紙コップ、皿、フィルムケース、重曹、クエン酸(レモン汁や酢でもOK)、洗濯ノリ

山の模型は、紙コップの底にフィルムケースが入るくらいの穴をあけ、フィルムケースと同じ高さにコップのふちをカットします。

お皿の上に伏せて置いた紙コップの中にひるむケースをセットし、粘土で紙コップの周りを覆います。

これで模型の完成。

ひるむケースの中に、洗濯ノリ、重曹を入れ、混ぜ、セット完了。

クエン酸を水に溶かしたものや、レモン汁をひるむケースの中に注ぎ込んだら、シュワシュワすぐに反応が始まりますが、すぐにふたをします。

ふたは、思ったより勢いよく飛ぶので、上に電気がない場所でやるか、ラップやタオルなどで飛びそうなところをガードしながらふたが飛ぶのを待ちます。絶対に上からのぞきこまないこと。

しばらくすると、重曹とクエン酸が反応して出てきた二酸化炭素でいっぱいになったフィルムケースの蓋が勢いよくポン!!っと飛び、後は中から溶岩のようにドロドロあわあわがシュワシュワとあふれ出てきます。

ガスで吹き飛ぶ噴石の威力を、これで再現できたかな?

溶岩に、墨汁や食紅などで色を付けると、より溶岩らしくなるのかもしれません。

 

えんぴつ電池

使うのは、2Bの鉛筆と、活性炭(活性炭入りの除湿剤の中身や、水槽の水を浄化するための活性炭)、アルミホイル、プラコップ、食塩水、ミノムシクリップ、ソーラーモーターとプロペラ。

活性炭とミノムシクリップはホームセンターなどでも入手できます。

ソーラーモーターは、小さい電力で動くモーターなので、電気を作る実験にあると便利です。

プロペラは、100均のミニ扇風機などがあれば、分解してそのプロペラが使えますが、季節柄、ない場合は、ちょっと高くつきますが、ネットで購入できます。

カップをアルミホイルで全体を覆い、ティッシュをかぶせ、活性炭を入れます。

食塩水を注ぎ込んで鉛筆を差し込むと、電気がおきます。

割と簡単に電気を作ることができるんですね。

理科はおもしろい

こうやって、身近なもので実験していくのは、本当に楽しいです。

理科の目は、こういう、「おもしろい」と感じる思いから養われていきます。

不思議だな、面白いな、なんでだろ?

そんな想いを大切にしていきたいと思います。

わかりやすく、面白く、伝えてくれる人がいたら、興味を持って理科の世界に飛び込んでくれるんじゃないのかな~って思っています。

春から、そんな実験ラボもやってみたいな~と思ってるところです。

 

子ども時代、友達とけんかするのは人間関係を学ぶ大事なこと

うちには毎日のように子供たちがやってきますが、その中で、ときどき起こるケンカ。ほんの些細なことがきっかけでケンカになるんだけど、子ども時代のケンカは、それほど長引かず、気が付けば仲直りしてまた遊んでいることがほとんど。

子どものケンカに口を出すなと昔はよく言いましたが、もしこれが、わが子が心を傷つけられたのだとしたら、黙っていられなくなるものです。

でも、子供時代のケンカは、人間関係を学ぶ大事な練習です。自分の感情として、悔しいという感情や怒りという感情を感じます。ぶつかり合うことで、相手が怒ったり泣いたりしてしまった時、そこで初めて相手の気持ちを知ることができます。自分も同じ気持ちを感じた事があるからこそ、相手の気持ちを想像することができる。

「ケンカしちゃだめよ」「仲良く遊びなさい」「人のおもちゃはとっちゃだめよ」「ほら、ごめんは?」。他の子とケンカしないで、いい子になってもらいたいから、自分の子が使ってるおもちゃがとられた時でも、子どもの気持ちも考えず、「貸してあげないさい」って言ってしまうこと、多いですよね。そうやって、子どもからケンカする機会を奪って行けば、表面的にはいい子にはなるかもしれないけれど、その子の「ほんとは僕が今これで遊びたかったのに」という気持ちは置いてけぼりになってしまいます。

子どもがケンカしたとき、親は、大人は、どう関わればいいのでしょうか?

ケンカの体験は宝物

年齢によって、ケンカもちょっと違います。

2~3歳のころまでは、基本的に自分の世界に生きているので、自分が遊びたいものと、人が遊んでいるものの区別がつきません。だから、おもちゃの取り合いで泣いてしまうこともよくあります。「相手の気持ちを考えて」なんてことはできない時期です。そういう意味で、ケガがないように、注意をそらしてあげたりとか、大人の仲介が必要になってきます。

それが、4,5歳になると、少しづつ社会性が芽生ええきます。取られた子が泣いちゃって、ちょっと気まずい気持ちになるのも、社会性が育ってきているからです。

そして、この頃になると、おもちゃの貸し借りのけんかだけでなく、一緒に遊びたいのに仲間に入れてもらえないとか、人間関係のトラブルが見られるようになります。この時期は、子どもから、大人に対して、「○○ちゃんがいれてくれない」など、言いに来ることもありますが、「そっか、あなたはこうしたかったのね」「○○ちゃんはこうしたかったんだって」「○○ちゃんは、今は違うことで遊んでいたいのね」など、お互いの気持ちを代弁してあげるような仲介も、時には必要かもしれませんが、それ以外は、子供同士で解決するように、見守ってあげるのがいいと思います。

大人がすべて解決してあげないで、子供同士で気持ちを伝えあうことが大事です。

そういう繰り返しがあってから、6,7歳の小学校に上がるころになって、大人の仲介なしで気持ちを伝えあうことができるようになるものです。

ケンカすることで、相手の気持ちを知るという経験は、何度も繰り返しながら積み重ねていく必要があります。

幼児期は特に、ケンカしてもすぐに仲直りができるものです。さっきまでケンカしてたかと思うと、次の瞬間にはケロッとして、一緒に笑いあっているものです。

子どもの頃のけんかは宝物です。

子どものけんかにすぐに大人が出てきて、「あなたが悪いんでしょ。」「ごめんなさいは?」と、謝らせて終わりにはさせないようにしたいもの。

もちろん、悪いことをしたら謝る。だから仲直りもできる、ということもあるでしょう。でも、一番大事なのは、相手がどんな気持ちになったかを感じること。悪いことしちゃったなっていう気まずさを感じ、それでもまた一緒に遊びたい、って思うこと。それができたら、自然にごめんねが出てくるのかもしれません。

ケンカと暴力は違うもの

子どもがケンカした時、相手を泣かせてしまったり、相手を叩いてしまったりすると、どうしても親が謝らなければならないことも出てきます。そんな時、話をちゃんと聞いてもらえなかったり、ご免なさいは?って、謝らせられたり、ケンカになる前に、あなたが譲ってあげなさいと我慢ばかりさせられて、自分の欲求をちゃんと満たされてこなかった子供たちは、欲求不満がたまります。

大人だって、自分の話をちゃんと聞いてもらえないと、もやもやするものですよね。話をちゃんと聞いてもらえる、これだけでも違います。

子どもはなおさらです。

乱暴だったり、意地悪してしまう、気になる子供たちは、欲求不満がたまっているような、満たされていない場合も多いようです。

もうひとつには、怒りの感情の表現のしかたがわからない、ということもあります。

ケンカは人間関係を学ぶために必要なことですが、暴力は、どんな場合もしてはいけないと教えるべきです。人を直接傷つけることと、言葉によって人の心を傷つけることは、良くないことだと教えておく必要があります。

また、そういう意味で、怒りの感情を持ったときに、時に手が出てしまう子などは、根気よく怒りを感じた時の対処法を伝えていく必要があります。

かつてうちに良く遊びに来ていた悪たれ達も、初めの頃は、カッとなったら手が出る足が出るで、暴力を抑えるのに苦労しました。

彼らに何度も何度も伝えたのは、カッとなったとき、嫌な気持ちになったとき、暴力を振るう以外にも気持ちを鎮める方法があるんだよということ。

その場から離れて、自分の気持ちの落ち着くところに行くのもいい。そうやって間をおいて、自分の気持ちが静まるまで、深呼吸したり、ゲームするなど、気をまぎらわせたりしてもいい。

うちにはまだ当時五歳の末っ子がいたので、小さい子にカッとなったら暴力ふるっていいんだと教えないでほしいということや、頭に来たら暴力ふるうのは普通じゃないんだということ、言葉でまずは気持ちを伝えたらいいんだということなど、そんな事を事あるごとに伝えました。

最近では、アンガーマネージメントという、怒りをコントロールする方法もあって、言い返す前に、やり返す前にカッときたら、6秒数えるという方法もあるようです。

心が満たされていること

ケンカしても、暴力を振るわないようにするためには、子どもがある程度普段の生活の中で満たされている必要があります。

子供の望んだことを、できるだけ聞いてあげる、という親の関わりが必要となります。子供の望むことというのは、あれ買って、これが欲しいというような、ものに対する欲求じゃなく、だっこして欲しいとか、おんぶして欲しいとか、いっしょに遊ぼうとか、散歩の時に手をつないで欲しいとか、子どもが一生懸命話してることを、手を止めて、視線をあわせてちゃんと聞いてあげることだったり、そういうスキンシップや、心の欲求を満たしてあげることです。

ものを買い与えただけでは、心の欲求は満たされません。

そして、子供の欲求を満たしてあげるには、親も心に余裕がないと難しいでしょう。親自身も、欲求を満たされている必要があります。

お母さんであれば、お父さんや、おじいさんおばあさんに協力してもらえてるとか、話をちゃんと聞いてくれる人がそばにいるとか、お母さんを大事に思ってくれる人が必要です。

大人も子供も、心が満たされていれば、多少のケンカをしたとしても、問題が大きくなることはまずありません。

親が満たせない場合は、誰かが満たしてあげたらいいんです。

甘やかせたらどんどん調子にのってエスカレートするから、あんまり子供の言うなりになってはいけないという人もいますが、私は、それでもできる限り、欲求を満たしてあげたら、それだけで子供達の心は安定してくるのだと思っています。

確かに、こんなことも許してくれるのかと、次々問題を起こす子もいますが、ある意味子どもは試しています。

こんなことしても、受け入れてくれるの?って。

写真は、悪たれの一人。

困るようなこともいっぱいやりましたが、おんぶして欲しがる子でした。

お父さんに、こうやって、5歳の息子と競いあうように、よくお父さんに上っていました。

彼らも、1年半ぐらいかけて、暴力を振るわないようになり、心も安定していったように思います。

まとめ

子どもたちは、ケンカすることで、人間関係を学びます。相手の気持ちを知り、相手の痛みを知ることは、とても大切なことです。

子どものケンカは、修復も早く、ケンカしてもすぐ仲直りできてしまいます。

そういう意味で、たくさん失敗しても大丈夫な時期です。

相手を怒らせちゃった。

何で?

そうやって、相手の気持ちを学んでいくチャンス。

世の中には、いろんな考え方の人がいると気がつくチャンス。

多様な考え方の中で、うまく物事を進めていくための、試行錯誤を経験できる貴重な体験です。

でも、ケンカが大きくならないようにするためには、ある程度、子供たちが普段の生活の中で満たされていることが大事になって来ます。

 

 

おうちが子どものたまり場になるのは困る?

うちは、今は20歳の長男のころから、今は小1の子供4人。今の家に住み始めてから13年。子どものたまり場となっていました。しばらく専業主婦だったこともあり、「大人のいる家に遊びに行く」というのが、普通でした。たまり場にしていたつもりはなくても、子ども達が集まる家でした。トイレが使えて、のどか湧いたらお水が飲めて、怪我したときは絆創膏はってくれて、たまにおやつが出てくる家だったから。

「子ども たまり場」で検索してみると、小学生たちのたまり場になって困っているというQ&Aがたくさん出てきます。

確かに、毎日土日も関係なく来られるのは迷惑。おやつやジュースを催促したり、雨でぬれた靴下のまんま上がってこられて迷惑とか、土日はゆっくり家族の時間をとりたいのにとか、うんうん。気持ちは確かにわかります。

私も、こうやって、子どもの居場所が大切なんだと書いたりしていますが、それでも、平日の放課後は時間も短いからまだいいのですが、土日、祝日、長期の休みとかになってくると、ご近所さんに迷惑なのもあって、困ったな~って思うことも正直あります。

でも、続けてきたのは、遊びに来てくれた子ども達が、みんなうちの子たちの友達になってくれたから。学区の違うところからくる子も、同じ学校の子でも、学年、学級も違う1年生から6年生まで幅広く。

おうちが子どものたまり場になると、何が困って、どんなメリットがあるんでしょうか?今日はそんなお話しをしたいと思います。

おうちがたまり場になって困ること

私が感じる、おうちがたまり場になって一番困るの事は、家族のプライベートな時間が無くなってしまうことでしょうか。

休日ぐらいゆっくりおきて、のんびりパンなんか焼いて、遅い朝ごはん食べて、コーヒー飲みながらゆっくり豊かな食卓を囲んでいる・・・

そんな瞬間、ピンポ~ン♪

「あ!もう〇〇が来た!」となることもしばしば。

休日の朝早くから遊びたくてやってきた子に、「ちょっとまって、うちまだこれから朝ごはんなんだ。まだ玄関で(または庭で)待っててくれる?」なんて話して、慌てて朝食を食べることもあります。

天気の悪い日なんかだと、子ども達はうちに来るまでに泥んこの中を歩いてくるので、玄関は泥んこ。梅雨の時期や、冬の、まだ雪の積もっていない時期なんかは、毎日泥だらけで、毎日雑巾で拭いています。

さらに天気が悪いとき、子ども達の靴の中までびしょ濡れってこともよくあります。そうすると、濡れた靴下で平気で家に上がり込むので、床も足跡だらけ。夏だと今度は裸足でサンダルはいて泥の中やってくるので、足の裏が真っ黒ってことも。

外で遊んでる分にはさほどストレスは感じないし、楽しそうで元気な子供たちの声に、むしろほほえましく思うぐらいなんだけど、今度は元気すぎてご近所さんに迷惑がかかったり。

雨や雪の日、家の中では、カルタやカードゲームやオセロなんかのボードゲームで遊んでいる子供たちも、だんだん飽きてきてやることなくなってくると、ボール投げやかくれんぼが始まり、家の中はひっちゃかめっちゃかになるのは、結構なストレスかも。そうなると、ゲームやっててくれたら静かでいいという親御さんの気持ちもわからなくもない。

そのうち、「お腹がすいた、まだおやつ食べてない」という子がいるかと思うと、せっかく出したおやつも「俺これ食えない」とか言って食べない子もいるし、中には勝手に台所を物色しにくる子もいたり。「ジュースないの?」って冷蔵庫あける子とか。

遊んだものをとっちらかしたまんま片付けないで帰っちゃうこともあるし。

自由すぎる子供たちに振り回されたり。

一般的に、子どものたまり場になって困るのは、うるさい、散らかされる、汚れる、っていうことがストレスになてくるようです。

それでもたまり場でありたい理由

小学生の子供たちを長いこと見ていて思います。

子供たちは、遊び場を探しています。

自由に遊べる場所。

安心できる場所。

楽しい場所。

自分達を受け入れてくれる場所。

 

だからこそ、そんな場所を見つけられたら、そこがたまり場になるわけです。

でも、そんな都合のいい場所、身近にあるでしょうか?

子供がたまればうるさくなるし、汚れるし、もの壊されたりするかもしれないとか、道路に飛び出してきたりしたら危ないとか。

そんな声に追いやられた子供達は行き場もなく、騒がず遊べるゲームに落ち着いてしまうのかもしれません。

子供たちがたまると、確かに騒がしくなるし、汚れるけど、私には、子供達の楽しそうに騒いでる声はHappyノイズに感じられます。

子供の声が響く地域は安心できる地域です。大人が寛容な地域だと思います。

世の中にはそうは思えない人がいるのは確かですが、子供たちが生き生きと子供時代を生きていく事を保証してあげたい。

温かく見守られ、地域の人たちに声かけられながら育った子どもは、そういう大人になるんです。

されたようにしかできないものです。

優しくされたから、人に優しくできる人になる。

あれは危ない、これはやめなさい、うるさいでしょ、人に迷惑かけないの!そうやって言われて育った子どもは、間違いなくそういう大人に育つでしょう。それが正しいことだと思わされて育ったのですから。

私が望むのは、子どもに優しい社会です。子どもに寛容な大人のいる地域です。そういう社会にしたいから、小さなちからかもしれないけれど、地域の中で子どもに寛容な大人でありたいと思うんです。

自分の子供たちが大人になり、結婚し、子供を持ったときに、安心して子育てできる社会を作っておきたい。

だから、我が家をたまり場にしています。見返りなんてありません。期待もしていません。この子達の未来が、優しいものであるようにと願っているだけです。

強いて見返りというならば、このたまり場にやってきた子供達が、素敵な大人になってくれること。人に優しい大人になってくれること。

そんな未来を描いています。

 

 

 

 

 

 

子どもを信じると、子どもはできる。


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先日の節分の日。実は、この日、父も母も、お兄ちゃん二人も、ある講座にでるため、朝は7時前から、夜も20時近くまで、一日家を空けておりました。

中学生の娘と小1の息子はお留守番。

娘一人で頑張ってご飯炊いて、すし酢作って、卵焼いて、具をまいて、スープまで作ってくれました。お陰で遅く帰っても、みんなで恵方巻食べて、豆まきもすることができました。

娘には本当に感謝です。

たまには、こうやって任せてみるのもいいものです。結構おいしい料理を作ってくれます。

信じて任せる

この日、娘には、「ごめん、今日、帰り遅くなるから、晩ご飯お願い!しかも、今日節分だから、恵方巻作ってちょうだい!」とリクエスト。

「え~!!絶対嫌だ~!!買ってきてよ~!」という娘に、恵方巻のつくり方のメモを残し、さっさと家を出たのでした。

しかも、頼んだときは、「すし酢は合わせ酢作っておくから。卵も焼いておくから。後はご飯炊いて、巻くだけでいいから」とか何とか言ったのに、結局朝早く出たので時間がなくって、すし酢も卵も用意できずに家を出てしまいました。

夕方、講座中に娘から電話があって、「すし酢作ってった?」って言われて、初めてハッと気が付いた。「ごめん!用意していくの忘れてた!!卵も焼いてない。梅酢にはちみつ適当に入れて作ってちょうだい。」って慌てた頼んみました。

うちに帰る途中、再び電話して、「ちょっと遅くなるけど、ごはん、(弟と)二人で食べてる?」って聞いたら「う~ん。それもな~。いいや、待ってる。お風呂先に入らせてようかな」って。「あ、それから、スープかなんかも作っとく?」って言うのでお願いしました。

やっぱり二人でご飯食べるのは寂しいよね。

ということで、先に弟をお風呂に入れてくれて、太巻き用意して待っていてくれました。

ほんと、ありがたかった。

娘には、ご飯炊いたり、だしの取り方、みそ汁やスープのつくり方、一通り、いろんな料理はできるように仕込んできました。

だから、こうやって、母が忙しいときに、ごめん!お願い!って頼むと、口ではいやだって一度は言うけど、ちゃんとやってくれるのはわかってた。

しかも、作ってくれるお料理は、結構おいしい。というか、かなりうまい。

任せたら、ちゃんとできるんです。

たまには母が忙しくして子どもに頼むのも悪くない。

そういう機会を時々作って、やってもらったら、めちゃくちゃ褒めます。

もう、だって、ほんとに助かったから。

子どもも、料理の腕は上がるし、褒めてもらえるし、母も感謝でいっぱいの気持ちになるし、いいことづくめです。

雪があれば一日中遊べる子ども達

さて、一日家を留守にしていたわけですが、息子は友達と、午前も午後も、ずっと外でカマクラ作って、そり遊びして遊んでいたらしい。

お父さんもお母さんもいないから、家の中では遊べないよって話しておいたので、約束もちゃんと守っていたようです。

帰ったら、「結構おっきいカマクラできたよ!」って楽しそうに教えてくれた息子。

雪さえあれば、外で何時間でも遊べる子ども達。

さすがです。

写真は、子ども達のお気に入りの遊び場。

ジャンプしたりそり滑りしたり。ほんと、楽しそうです。

こちらも、信じて放置(笑)。

でも、友達と遊んでいる時間が一番楽しいから、暗くなるまで遊んで、時間になったらちゃんと帰ってきます。濡れた手袋や長靴は、新聞紙持ってきて、ストーブの前に干してありました。

そして、私たちが帰ってきたときには、ちゃんと宿題も終わらせていました。宿題しなさいと、一言も言わなくても。ほんと、えらいです。

高校生も信じて見守る

節分の日、夫婦とお兄ちゃん二人と出た講座はDrop into2018という講座でした。

今年一年、どんな一年にしたいか、年間計画を立てる講座だったのですが、ちょっと普通の年間計画を立てる講座とは違うもので、私たち夫婦がここ何年も、これだけは欠かせないと思って参加してきた講座。

講師の方が多忙になったため、開催は今年で最後ということで、20歳の長男と、高2の次男も参加させることにしました。

長男は、やりたいことがいっぱいあるから、行動計画立てるにはもってこいだと思っていましたが、実は、次男がちょっぴり心配でした。

やりたいと言ってることがあるけど、でも、本当にそれがやりたいのか、その情熱が感じられなくて、年間計画なんか、描けるのかな~・・・っていう心配。

でも、講座に参加中は、はっきり言って自分のことしか考えてなくって、次男のことを心配していたことも忘れてたくらい。

私たちの知り合いも結構いたし、「ああ、新藤さんとこの息子さんね」って温かく迎え入れてくれていたので、まあ、大丈夫だろうと、こちらも信じて放置。

親は、子どもがどんな夢を描くのか、手出し口出ししないことって言われていたのもあったからというのもあるけれど。

でも、終わってみたら、ちゃんと、自分なりのワクワクする未来を描き、そのために何をするかも、ちゃんと考えてたみたいでした。みんなの前で、ちゃんと発表もできたようだし、心配には及ばなかった。

子どもって、親が考えてるよりずっと、しっかり考えてるものかもしれません。

講座の中で、講師のさえさんが言いました。

そもそも、悪いことや心配事はありありとイメージできるのに、できてる未来をありありとイメージできないわけがないでしょ?ありありと想像したものだけが現実であると脳は勘違いします。不安や恐れを抱くより、ワクワクする未来を創造したほうが、ずっといい。

子どもに対しても、この子はできる!って信じてあげることにしました。

子どもを信じて見守るプレーパーク

 

プレーパークは、子どもを信じて見守る、そんな場所です。子どものやりたいを応援し、見守ります。子どもは、自分の力で、ちゃんとやりぬくことができます。

大きいカマクラ掘ることだってできるし

自分で考えて作って、色塗って、思うように何かを作り出すこともできる。

でっかい穴掘ることだってできる。

こんな高いとこに登ることだってできる。

信じて任せたら、こんな素敵なものも生み出せちゃう。

頑張っていすだって作っちゃう。

 

青森には、常設のプレーパークがありません。

雨や雪の日、遊ぶところはお金のかかる施設ばかり。無料の施設も、小さな子しか遊べなかったり、小さなこと小学生以上の子が一緒に遊べる施設はほとんどありません。

だから、多少遠くても、小さい子と、小学生の兄弟がいる家庭なんかは、わざわざ岩手に出かけたりします。

天気がよければ、それでも冬は外で雪遊びができるのでいいのですが、吹雪の日などは小さな子連れてはとても厳しい環境です。

そんな中、青森に室内でも野外でも遊べる子どもの自由な遊び場を作ってほしいと、署名を集めている仲間がいます。

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みんな冬場の子供達の遊ばせる場所に困ってるよね?
お金かかるとこにばっかり連れてけないし

吹雪くと子供達つれてどこに遊びにいけばいいんだろ…

結局今日もうちでゲームで終わったなぁ

最近思いっきり遊ばせてあげれてないなぁ

スポーツってお金かかるなぁ

孫とばつれでどごさいげばいんだ…

赤ちゃんと小学生が一緒に思いっきり遊べる場所青森市ないじゃん…]

そんな思いで子育てしても面白くないなぁ
二人目産みたいって思えないよねぇ…

今いる子供達が大人になって青森市で子育てした時胸張って

[冬場も遊び場あるから大丈夫だね!
あの時署名したからさっ]

って言ってあげられる遊び場あったらいいよね^ – ^

こちら、
プレーリーダーの
ヒロちゃんとまいこはん二人で始めました。

目標は3万署名

子供の名前は代筆でお父さんお母さんが書いても大丈夫です。

青森市のじゃなくても大丈夫
全国の方に協力してほしいです。

いつ転勤で青森市にくるか、わからないんだからね❤️❤️

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以下署名用紙↓

https://drive.google.com/…/1M5ePb0XfLK-bMkofXPUtnl_oXo…/view

以下チラシ↓

https://drive.google.com/…/17M6AHhLfSYXRKwlTZYTGy4Sv6l…/view

 

郵送先はHPをご覧ください。

2/18日ごろまでに郵送してください。よろしくお願いいたします。

 

信じて見守る大人に出会った子供たちは、ちゃんと自分の力でやっていけます。大丈夫です。

 

そんなプレーパーク、はぴちるの情報はこちらに登録していただければイベント情報お届けします。はぴちるのプレパ情報を知りたい方は、ぜひ、登録してくださいね♪

それと同時に、協力して下さる方も募集します。

来れるときで構いません。子どもを遊ばせに来たついでに、ちょっと他の子も見てくれたり、最後までいたら、片付けるのを手伝ってくれたり、資金的に援助して下さる方も、随時募集しております。

私たち夫婦だけで見られる子供の人数にも限りがあります。いろんな方が関わってくださるとうれしいです。

よろしくお願いいたします。

友だち追加

 

科学する心を育てよう

  • 身の回りのものは、面白いこと、不思議なことでいっぱいです。1/31は満月で皆既月食でしたね。欠けてゆく赤い月を子どもと眺めた方も多いのではないでしょうか?地球の動きと月と太陽との関係も、子どもにどうして?って言われて説明できますか?

いろんな、なぜだろう?どうなってるんだろう?面白いな、不思議だなって思うことは、理科の分野につながっていきます。地球、宇宙、地学、物理、科学、電気工学、生物など。

子ども時代に、そんな面白いこと、不思議なことにたくさん出会わせてあげたいと思っています。科学する心を育てることで、いろんな分野に興味を持つことができるようになるものです。

台所の科学実験

子どもに科学的な視点を持ってもらうために、身近なもので子どもといっしょに実験してみましょう。

【おいしい色変わり実験】

比較的家庭でも手に入りやすい材料で、台所実験をしてみると面白いです。

上の写真はマロウブルー。ハーブティーとして売っています。咳などの呼吸器系や、胃腸の調子を整える効能があります。

お湯を入れると、きれいな青色が出ます。

おもしろいのはここから。レモン汁を入れると、サッときれいなピンク色に変化します。

ここまでは美味しく飲めますが、この先は、飲んでもおいしくないお茶になるので飲むのはお勧めしませんが、重曹をティースプーン一杯入れると、シュワシュワいいながら今度は緑色に変化します。

こんな風に色の変わるのを楽しめるものに、紫キャベツのしぼり汁や、100%ぶどうジュース、紫いもの粉、黒豆のゆで汁などがあります。

色の変わる実験で必要何かというと、紫色の色素でもあるアントシアニンというポリフェノールの一種を含んでいるものなら何でも試薬にすることができます。

小麦粉、砂糖、重曹、豆乳、紫いもの粉を使ってパンケーキを焼くと、最初はほんのり紫色の生地だったのが、

焼くと緑色に変化します。アントシアニンと重曹(アルカリ性)が反応したせいです。緑色のパンケーキにレモン汁(酸性)をちょっぴりたらすと、ピンク色に変化するので、食べてもおいしい、色が変わるパンケーキを作ることができます。

紙にぶどうジュースをしみこませたものに、重曹水を綿棒に浸して絵を描いていくと、重曹のアルカリと反応して紫色の紙が緑色に変化します。

もう一つ、カレー粉を水で溶いたものを浸したものに、石鹸水で絵を描くと、赤く変化します。

これは、ターメリックの中に含まれるクルクミンという色素が、石鹸水のアルカリと反応して赤くなります。カレーをこぼした洋服を石鹸付けて洗おうとして赤く染まったことはありませんか?

色変わりマジックは、子ども達も喜ぶので、ぜひ、親子で一緒にクッキングしながら、楽しんでみてください。

【ミカンの缶詰を作る】

ミカンの缶詰は、ミカンの小袋の房をアルカリで溶かして、最後酸で中和させています。

おうちでも、ミカンの缶詰のような、房を溶かしたものを作るものができます。

使うものは重曹。

必要なのは

・みかん  5~6個
・水  800ml
・重層  小さじ1

沸騰したお湯に重曹を入れて、外皮をむいたみかんを房をばらばらにして入れます。

沸騰させて2分ほど。薄皮が溶けてきたら、ざるにあげて軽く水洗いし、残った薄皮を取り除きます。シロップに漬けたら出来上がり。

シロップは、以下の通り。

水・・・100ml、

レモン汁・・・小さじ2、

砂糖 ・・・大さじ5~6

アルカリはペクチンを溶かすので、おうちでも簡単に溶かすことができます。お湯は沸騰させておくのがポイント。

電気を作ろう

身近なもので電気を作るのも楽しいものです。

【11円発電】

簡単なところでは、1円玉と10円玉を使って発電することができます。

使うのは、11円と濃い目の食塩水に浸したティッシュ。

10円と1円の間に食塩水を浸したティッシュを挟むと・・・

電気がおきます。1vないくらいの弱い電気です。

乾電池で1.5vなので、LED光らせたりするには電圧が足りません。

銅とアルミと食塩水で電気が起こせるということで・・・

55円発電!ミノムシクリップやLEDはホームセンターで入手。

赤色LEDが比較的低めの電圧で点くらしいのです。

アルミニウムが電解質に溶け出すことで電子が放出されるため、電流が流れる仕組みです。ボルタ電池は、銅板と亜鉛板と、電解質に硫酸をつかったものですが、それを、より手軽に確かめる方法がこれ。

55円と電解質には食塩水を使っています。

この方法だと、1円玉が溶けるので、あまり長くはやらないほうがいいでしょう。

【リアルアップルウォッチ】

11円発電と同じような考えで、レモン電池やリンゴ電池が作れます。

本当は亜鉛板の方がいいのですが、亜鉛板は手に入りにくいので、銅板とアルミ板を使いました。

レモンやリンゴの他、じゃがいもやキウイでもできます。

クエン酸、リンゴ酸やリン酸などの電解質が多く含まれていると電気がよく通ります。

銅板とアルミニウム板を交互に刺してミノムシクリップでつなぎ、時計(写真はストップウォッチ)のボタン電池を外し、プラスの電極とマイナスの電極をつなぐと・・・リアルアップルウォッチです。銅板とアルミニウム板5枚ほどで時計をつけることができました。

もちろん、10円と1円玉を使ってもできます。時計は、100均にあるボタン電池一個で動く奴なら動きます。

電極を刺したリンゴは、アルミニウムが溶けだしているので、絶対食べないでくださいね。

【活性炭電池】

アルミホイルと活性炭、食塩水を浸したティッシュを使っても電気を作ることができます。

備長炭電池なんかは、備長炭に食塩水浸したキッチンペーパーを巻き付け、さらにアルミホイルで覆うと電気が起こるものですが、除湿剤に使われる活性炭や、水槽の水をきれいにする活性炭を使っても電気を作ることができます。

アルミホイルを敷いて、その上にキッチンペパーに食塩水をかけ、活性炭を載せ、アルミホイルで挟みます。ギュッと押してあげると、電気がおきます。

1.2v位の電圧です。でも、これだとLEDはまだつきません。

そこで、同じものを3セット重ねると・・・

点きました!電圧は2.2vくらい。

AMラジオの端子にプラスマイナスをつなぐと、ラジオも聞くことができます。

ギュッと抑えなきゃならないのと、アルミ同士がくっつかないように注意が必要ですが、結構大きな電気を作ることができます。

【鉛筆蓄電池】

鉛筆の芯に5分ほど電気を通します。コップの中には食塩水。

電池を外して、鉛筆の芯にたまった電気を調べてみると・・・

1vぐらいたまっていました。すぐなくなっていきますが、炭素棒に電気をためることができます。

その他にも、風力発電や、ソーラー発電、ペルチェ素子を使った熱による発電など、小さな電力で動くソーラー用のモーターがあれば、いろいろ試してみることができます。

電気を作るのは楽しいものです。

木を燃やす

ミニウッドガスストーブを100均素材で作ったものがあります。

しくみはこんな感じ。

二重の大きさの違う缶にきりで穴をあけて、空気の通り道を作ります。

使ったのはオイルポットと貯金箱。

作り方はこちらのブログを参考にしてください↓

周りにレンガなど置けば、やかんを置いてお湯を沸かすことができます。

割りばしを燃やしたり、非常用に一つあると便利です。

 

科学する心を育てよう

外でたくさん遊べる季節なら、植物や、虫など、不思議だな、面白いな、っていうものに出会う機会は多くなります。

田んぼをのぞけば、そこには微生物や水生昆虫、オタマジャクシなどの生き物の世界が広がっているし、木や、土の上には昆虫の世界が広がっています。

川遊びで川の流れの働きを体感し、川の中には魚が。川底の石をひっくり返せば、そこにも水生昆虫の世界があります。

今は冬。

生き物たちに出会う機会がぐっと減る今、家の中でもできる、科学する心を育む実験をしてみたらいいんじゃないかと思いますが、火を使うものだけは、外でやってくださいね。

例えば、この前月食がありましたが、どうしてだろう?って思ったら、図書館で本を借りてきて調べてみてもいいですね。なんでだろう?って思ったタイミングで絵本や図鑑に触れると、子ども達はスポンジで水を吸収するように、そのことに関連したことまで興味を持ったりするものです。

タイミングを大事にしてみてくださいね。

また、台所実験は、冬でもできる、楽しい実験なので、外遊びできないようなときにお勧めです。

【バスボムを作ろう】

酸とアルカリの実験では、重曹とクエン酸でバスボムも作れるので、親子で作ってみてもいいですね。

重曹大さじ2

クエン酸大さじ1

お好みでバスソルトやコーンスターチを大さじ1

お好みのアロマオイルス2~3滴

 

材料を混ぜたら、スプレーボトルに水を入れ、少しづつ水を吹きかけて、にぎって固まるぐらいの湿り気をつけます。水を入れすぎると反応が始まってしまうので注意です。

ラップに包んできゅっと口を縛り、一日寝かせておきます。

お風呂に入れると、重曹とクエン酸が反応してシュワシュワと泡が出ます。二酸化炭素の泡が発生し、炭酸風呂でよくあったまります。

バスボムの中に小さなおもちゃを入れてギュッと固めると、シュワシュワ溶けたときにおもちゃが出てくるので楽しいですよ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

冒険遊び場プレーパークで冬も遊ぼう!

今週末1/27(土)は、駒っこランドではぴちるのプレーパークです。

1/27,28は、駒っこランドの雪まつり。そのうち室内プレーパークを開催するのは土曜のみです。

また、同時期、県内、青森こもものプレーパークもあります。

冬のプレーパークの日程をぜひ、チェックして、遊びに来てくださいね。

イベント情報

【はぴちるプレーパーク】

★1/27(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

駒っこランドの雪まつりでは、福まきや、そり滑り大会などのイベントがありますが、プレーパークは交流館内にて行います。

雪遊びで寒くなったら、室内プレーパークで遊んでいってくださいね♪

★2/10(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

★2/25(日)9:00~16:00 青森社会教育センターにて

「白神ビジターセンターがやってきた」のイベントにてはぴちるプレーパーク開催します。

★3/31(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

 

【青森こももプレーパーク】

★1/27(土)外ヶ浜中央公民館プレーパーク 10:00~15:00

★1/28日日曜岩木文化センター あそべーる 10:00~

「おもり在来種の種をつなごう」イベント内にて

★2/12(月) 10:00~14:00 浪岡アップルヒル

雪遊びプレーパーク開催!

 

冬だからこそ、たっぷり遊ぼう!

プレーパークでできることは、いろいろあります。木工や

段ボールや新聞遊び

ホッケーゲームで対戦も。

段ボールは工夫次第で、おうちにも滑り台にも、トンネルにも何にでもなります。

その他、工作や、

コマ回しやけん玉、

毛糸遊びなど

やりたいものはなんでも。

駒っこランドは外に行けば雪遊びもできるので、雪遊びしてから遊びに来てもいいですね。

家にこもりがちな冬を、たくさん遊んで過ごせるプレーパークに、是非いらしてくださいね♪

ちびっこさんでも、安心な斜面もありますよ。

 

子どもが自然体験するとき、親の関わり方は?

昨日は『おいらせもりのようちえん』での自然体験。Happy Childrenは、自然遊び担当です。

一月は雪遊びの予定でしたが、雪が今年は降らず、雪がないどころか、ちょっぴり温かい冬を体験してもらうことになりました。

一年通して自然を見ていくとき、冬は一見何にも面白いものがなさそうです。虫たちは土の中や木の皮の中に潜り込み、姿を消します。木の葉は落ち、森もなんだかさみしい雰囲気。

でも、子どもと一緒に一歩お散歩に出ると、そこには小さな発見があるものです。

雪のない冬の、お散歩の様子を紹介しながら、子ども達の様子、見守る大人たちの関りをお話ししていきたいと思います。

センス・オブ・ワンダー

「沈黙の春」で有名な、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』はご存知でしょうか?

最初に、彼女の言葉を紹介します。

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子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。

この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

妖精の力にたよらないで、生まれつきそなわっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。

多くの親は、熱心で繊細な子どもの好奇心にふれるたびに、さまざまな生きものたちが住む複雑な自然界について自分がなにも知らないことに気がつき、しばしば、どうしてよいかわからなくなります。そして、

「自分の子どもに自然のことを教えるなんて、どうしたらできるというのでしょう。わたしは、そこにいる鳥の名前すら知らないのに!」

と嘆きの声をあげるのです。

わたしは、こどもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。

子どもと森を歩く

集合場所には、子ども達には魅惑的な遊具がありますが、まずは、お散歩に出発です。

ここは、遊具の上の方にキャンプ場がある公園です。坂を上ると広いキャンプ場が見えてきました。

木の下を歩いていると、いろんなものが落ちています。

「ここにどんぐりいっぱいあるよ!」

大きい子チームは、早速ドングリを見つけ、どんぐりを拾い集めています。

ちびっこチームは、カラマツの木の下で、カラマツの実を発見!バケツの中に次々拾い集めて、「こんなにあったよ!」って見せてくれます。

こちら、カラマツの実。

子どものペースで、大人ものんびり歩いているうちに、ママが木肌に触れてみます。

「あ、意外と柔らかい。ほら、さわってみて。」

「ここに虫いるんじゃない?」

そんな会話が親子で聞こえてきます。

カラマツの木肌は、松の樹皮のように、厚いコルク質の樹皮が、ごつごつひび割れたように剥がれ落ちやすいのですが、触ってみると、コルクのようで温かみを感じます。そして、冬の間、このはがれやすい樹皮間に潜んでいる虫たちもいます。

子ども達の中から、「お花みたいなの見つけた!」って声が聞こえます。

下の落ち葉や草の中にあったんだそうです。「なんの植物かな?バラのお花みたいだね」「もっとあるかな~?」って、バラのお花のようなこの植物を、みんなで草をかき分け、探します。

そしたら今度は、「カエデの種見つけた!」って声が。

プロペラのようにクルクル回りながら風に運ばれるカエデの種です。

「土の中に半分埋まってたよ」って、教えてくれました。

小さなバケツ一つ手に持つだけで、子ども達は、この中に何か拾い集めたい、そんな欲求が生まれてくるから不思議です。

おもしろいものないかな?このバケツ一杯にしたい。もう、みんな夢中です。

松の木の下に行けば、今度は松ぼっくりが。

杉の木の下に行けば杉の実が。どの木から落ちてきたのかな?でも、子ども達はみんな、下しか見ていませんでしたけど。

大人には、「カラマツの木は、この木ですよ。秋には黄色くなった葉っぱがきれいなんですよ~。実は、かわいい形ですよね」

「杉の実は、ほら、こんな風に、杉の葉っぱにくっついてるんですよ~。たき火の焚き付けにすると杉の葉っぱはよく燃えるんです」

「松ぼっくりは、ほら、松の木があそこにあるから、あそこにあるかも」

なんて、声かけたりしながら、見せていきます。

そして、このちょっとしたくぼみ。ここは、昔の竪穴式住居の跡なんだとか。そばに、説明書きがありました。

この辺で、歩ける大きい子チームは白鳥コースへ。ちびっこさんはこのまま下に下りるコースへと別れます。階段下りるのも楽しいけど、上るのも楽しい。マイペースに、上ったり下りたりしながら、おいっちにと、階段を下りていきます。

下まで降りてみると、何やら湧き水発見。

上は林になってて、川になってるわけでもなく、土の中から出ています。

お水のそばには、落ち葉に水滴がついて凍った氷がたくさん。

ママが、「ほら、見て!おばけみたいな変な形!」って見せたら、『おばけ』が怖かったのか、後ずさりして、いやいやします。

でも、氷流して見せると、氷流して遊び始め、最後はお水遊びに。

そのころ、大きい子チームは森を通って下へ降りていきます。

落ち葉で土がふかふかです。「ふっかふかだね~」って足の下の感触を感じながら歩いていきます。

下りると、池が見えてきました。

カモがいっぱい!いろんな水鳥が集まっています。白鳥は、ずっと向こう・・・。

大きい子チームは、また別の湧水を見つけたようです。

氷をいっぱいお土産に、みんな公園まで戻ってきました。

散歩途中で、白鳥の羽を見つけた女の子。ふわふわできれいだね。

いっぱい歩いてきたので、戻ってきたらみんな、「お腹すいた~!」って。

あっためておいてもらった長いもすいとんを、みんなでいただきます。

ティピーテントの中は温かい。持ってきたおにぎり食べながら、みんなでお話ししながら、すいとんを何度もおかわりする子ども達。いっぱい歩いて、お腹ぺこぺこで食べるご飯は、本当に美味しくって、みんなよく食べます。

お腹が膨れると、それぞれ遊びはじめます。雪遊びで予定していたそり遊びができないので、段ボール滑りをしてみました。

スキーウエアで段ボールは、思ったより良く滑ります。

風を感じる遊びで、風車を作ってみます。

遊んでいた子供たち、いつの間にか裸足になってる子も!一人脱ぐと、みんな脱ぎたくなるようで、この後裸足で水に入る子供たちも。

暖かいとはいえ、6度です。

足が冷たくなって、でも、お日様で石が温かくなっていたらしい。「この石暖かい!」「こっちの石の方が暖かいよ」

そうやって、あちこち歩く子供たちです。

着替えても着替えても、泥んこに向かっていくおチビさん。泥んこに行きたい~!!と、ごんぼほって(いやいやして)います(*^-^*)。さすがに、午前中いっぱい動いて、お腹もいっぱいになって、歩く足取りもフラフラで、もう限界なおチビちゃん。眠いけど、気持ちはまだ遊びたい。

いっぱい遊んで、いっぱい食べたら眠くなる。理想的です(*^-^*)。

大人はインタープリターでいてほしい

インタープリターとは、自然と人をつなぐ役割をする人のことです。大人は、自然と子どもをつなぐ人であってほしいのです。

前述のレイチェルカーソンの言葉に、子ども達には、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。」とありましたね。

子どもは、面白いものを発見する天才です。面白いものを見つけたとき、「へえ~!すごいね!」「きれいな形だね」「おもしろいね」って、共感してくれる大人の存在が、子ども達の自然への興味を持続させてくれます。

木の名前、植物の名前を知らなくてもいい。「それ、きれいだね。」「いいものみつけたね。」って言ってくれる大人がいてくれたら、それでいい。

そしてもう一つ、何気なく通り過ぎちゃうところでも、ふと目を自然に向けて、カラマツの木の樹皮に触れたママのように「あ、意外と柔らかい。ほら、さわってみて。」って、子どもが自然に触れるお手伝いをしてあげてほしい。

「見て見て!こんなとこに、こんな氷があるよ。おばけちゃんみたい」って言ってあげられる大人でいてほしい。

目線をちょっと下に落として、子どもの目の高さで世界を見てみてほしい。

子どもと一緒に、自然の面白さ、不思議さ、巧妙さに感心し、感動する存在であってほしい。

子どもが見つけた感動に、ともに感動し、子どもが見逃してしまった面白さ、美しさに気づかせてあげる、そんな存在であってほしい。

下ばかり見てあるく子に、ふと空を見上げて、「見て、面白い形の雲!」って、空に目をむかせてあげたり、「あ、鳥が鳴いてる!きれいな声だね」って鳥の存在に気づかせてあげることもできる。

子どもに気づかされることもあるけれど、大人が気づかせてあげることもまた必要です。

そのために、大人も、自然のなかの面白さを発見できる目を養ってほしいと思います。それは、決して植物や鳥の名前を憶えていることではなく、わからないことがあれば、「おうちに帰ってから、一緒に図鑑で調べてみようか」って、それでいいんだと思います。

わからなければわからなくても、なんか面白いね、なんか不思議だねって共感してあげたらいい。

大人が感じる自然に対する感動や驚きを、子ども達に素直に伝える存在であってほしい。

冬であっても、子どもは、水の冷たさを感じ、おひさまで温まった石の温かさを感じます。森の中の落ち葉の布団のふかふかなのを、足の下で感じます。氷の造形を面白いと思い、水鳥が水の中で寒くないのかと、不思議に思ったり、水のない森から自然に湧きだしている湧き水の不思議さを目の当たりにします。

それらはどれも、自然に興味を持つための一つの入り口で、そこから後に、様々な興味へと広がります。

虫の生態、鳥の生態、土と微生物の世界、日なたと日陰、風の流れ、雲と天気・・・そこから広がる世界はいく通りにも分かれていきます。

子ども時代の些細な事への感動は、それら、様々な世界とつながる入口であり、土台です。

大人が関わることで、子どもの世界は何倍にも広がるのです。

 

子供達の冬の遊び方

この辺の小学生に、「冬休み、何をしたい?」と聞くと、「カマクラ作りたい」「スキー行きたい」「雪合戦したい」「そり滑りいっぱいしたい」というような、雪遊びしたいという子が多いのですが、今年の冬休みは雪が少なく、十和田の街中では、雪遊びできるようなところがほとんどありませんでした。

さらっと降って、ちょっと雪合戦できるかな?というくらいで、そり滑りやカマクラ作りまではできない状況。

子ども達も、毎日一日中家の中ばかりでは、飽きてしまいます。

ならば、子ども達を連れ出そうと、ちょっぴり山まででかけていって、雪遊びを楽しみました。

雪を求めて

冬休みも、朝から一日、毎日のように来る子ども達。

ほとんど家の中でベーブレードやカードゲームで遊んでいましたが、飽きてくると、かくれんぼを始めます。家じゅうあちこち隠れるのに入り込むので、ちょっと大変(汗)。

「え~!そこやめて~!」

「冷蔵庫の上はダメ~!!」

「物置の中も、そんなに奥にはいかないで~!!」「あ~!!米袋踏まないで~!」

もう、子ども達が「何する?かくれんぼしよう!」って言いだすのが実は恐怖でした。

外は雪もほとんどないし、ただ風が寒いだけで、子ども達も外に出てもすぐに家の中に戻ってきてしまいます。

家の中で遊ばれるのにストレスを感じるなら、いっそ子供たちを外に連れ出そう!

ということで、雪を求めてちょっぴり山へ。

遊びに来た子には、「今日はそり滑りに連れていくよ」と言って、スキーズボンや手袋、帽子は、持ってきてない子には貸してあげました。(お兄ちゃんのお下がりや、もらったスキーウエアとか帽子が何着かあるので、助かっています)

手始めに、車で10分ぐらいの高森山へ。ちょっと草は出てるけど、そり滑りには十分。

小学生男子は、スリルが大好き。普通のそり山では味わえないスリルがここにはあります。

結構な高さに、最初は「めっちゃ怖い!」って言ってた子たちも、最初は下の段から恐る恐る滑って、「めっちゃ面白い!」に変わると、もう、何度でも坂を上って滑ります。

靴が大きめなのか、足が踏ん張れなくて、なかなか上れなかった子は、最初は「新藤さ~ん!ムリ~!上れないよ~」って途中であきらめてズルズルと滑り落ちていってしまっていた子にも、手は貸さずに、「自分で上ってこれた子だけが滑れるんだよ」「こうやって、足場を作って、手も使って、しっかり足が滑らないように踏ん張らないと。」と、レクチャーのみ。

横目で、他の子たちが滑っているのを見ながら、上れないのが悔しくて、何とか頑張ります。上では、友達が、「〇〇!頑張れ!!」って応援しています。

頑張って一人で上り切ったその子は、みんなで一緒にそり滑りを楽しむことができました。

友達の力と、自分もやりたい!っていう力が、「ムリ」に勝った瞬間です。

それからは、誰が一番高くジャンプしたかとか、誰が一番遠くまで滑れたかとか、そんな競い合いが始まります。顔も雪だらけで冷たくなります。手袋もだんだん雪だらけで冷たくなってきます。

子ども達に疲れが見えてきたところで、目の前でそりに立ってスノボ滑りをして見せると、子ども達の顔がパッっと輝いて、「俺もやる!」って、みんなでスノボ滑りをし始めます。

そりに立って滑るの、最初は結構怖いんです。でも、さすがは子ども達。みんなすぐにコツをつかみます。

そうやってすべってるうちに、何やら足跡発見!

ウサギの足跡!

ちょっとわかりづらいけど、おそらくタヌキの足跡。

もう一つ、カモシカの足跡も発見!

森の中にいるかもしれないと、足跡をたどって森の中へ入っていきます。

森の中は、雰囲気が全然違っていて、森に一歩入った瞬間、見上げると、木が風に揺れてゆら~りゆら~り揺れているのを目の当たりにし、なんだか異空間に入り込んだような、そんな感覚に襲われた子供たち。ちょっぴり怖さもあり、でも、もう少し奥の方にもいってみたい気持ちもあり。

「あっちの方、なんか道になってるみたい!行ってみよう!」と、森の奥へ。

すると、「何だこれ!?」と、子ども達。

見ると、シダの葉っぱでした。

寒さに耐えられるようにロゼット化したもの。

ロゼットとは、葉が放射状に広がっている状態で、タンポポやハルジオンなんかも、ロゼット葉で冬を越します。

雪の重みで茎が折れないように。地表近くで多少日射で温まることもできる。茎を作るためのエネルギー消費を抑えることができる。そんな植物の身を守るための姿です。

そんな話をしているそばで、「いい枝見つけた!!」と走り出して森を飛び出す子供たち。

人の話、聞いてませんね?(笑)

おもしろいことを見つけたら、これであれやってみよう!って、動かずにいられないのが子供です。子ども達は、常に面白いことはないか、そんなアンテナが立っています。

この枝で、緩い坂でも、そりを漕いでいくんだって。

でも、やってみたら、思ったほど楽しくなかったようで、枝はすぐにポイって捨てられてしまいました。

そしてまた、急斜面のそり滑りへ。

もう、二時間近く遊んでいます。手足も顔も冷え切っているけど、まだまだ遊ぼうとする子供たち。

でも、二時間も滑っていると、やっぱり体力的には疲れが出ています。疲れが出始めると、

滑っていても転がり落ちたり、ケンカになったり、ちょっと危険な感じがしてきます。

そうなると、もう潮時だな、と思うので、次なる提案。

「白鳥にえさやりに行く?」

子ども達、再び顔がパッと明るくなって、「行く行く!!」

「あともう一回だけ滑っていい?」

そうやって、子ども達の様子見ていますが、集中して雪で遊べるのは二時間がちょうどいいなと思います。二時間遊んだら小休憩するぐらいがちょうどいい。

高森山を後にして、車でおやつを食べて、エネルギーチャージ。冷えた体も、車で移動しているうちに徐々に温まります。

途中、食パン買って白鳥のいる川まで。

白鳥にえさやると見せかけて、自分が食パン食べてます。

こんな冬休みでした。子どもは、冬、雪と坂さえあれば、もうなんにもいらない。一日いっぱい、坂を上り下りし、かなりの体力を使っているはずです。

もうちょっと森の中へ

冬休み最後の休日は、もう少し足を伸ばして、車で30分ほどの蔦まで雪遊びしに行ってきました。

ブナの森の中、日差しがキラキラとまぶしくて、真っ白な一面の雪に、すっとそびえ立つブナの木。空気がりんと透き通っています。

杉林のちょっぴり暗い異空間とは違い、ブナの林は明るく、さわやかです。

子ども達、もりもり道なき道を雪を漕いでい歩きます。

雪の中をつぼ足で歩くのは、結構体力を使います。そうして、いい斜面を見つけたらそりで滑ります。

深い雪のそり滑りもなかなか楽しいものです。そのうち、ジャンプ台を作り始める子ども達。

どこに行っても、やっぱりスリルがほしいようです。

横では雪洞を掘っています。雪の量がまだ少ないので、掘っても、そんなに高さのある物は作れませんが、奥行きは十分。

二人何とか入れる大きさになりました。

そして、時間もやっぱり二時間ほどたったところで帰ることに。帰り道、なんと、カモシカに遭遇!

なんともスペシャルな一日になりました。

雪がどうしてもなければスキー場も

雪がどうしてもなければ、スキー場もいいいものです。

上の子がそれぞれ楽しんでいる間

末っ子はスキースクールに二時間投入。親が教えてもなかなかうまく滑れなかったのが、スクールに入れると一発でうまくなるからすごいです。

こういう時はプロに頼むに限ります。

子ども達がまだ小さい頃は、上の子は夫婦どちらかとスキー。

下のちびっこは、スキー場の下や横の方でそり滑りしながら遊んで待っていました。

そり滑りに行くだけでも、スキー場は楽しめます。

どうしても雪がないときは、スキー場まで行くのもおすすめ。

ちびっこなら、寒くなったら暖かい食堂で休憩することもできますから。

だいたい、どこのスキー場でも、そり滑りできるスペースがあるものです。安全にそり滑りを楽しむなら、そんなところもいいと思います。

雪があったらこんなことしたい

雪があったら、まず作りたいのは雪ダルマ。

雪合戦!

カマクラも大きいの作りたい!

寝っ転がってみたり。

雪に穴掘って、ろうそく立てただけの雪明りも楽しみたい。

これから、雪が積もったら、もっといっぱい雪で遊びたいな!

親もしっかり防寒を!

子ども達と長い時間雪遊びするためには、親もしっかり防寒が必要です。

子ども達には、もちろん、雪まみれになってもいいように、帽子、スキー手袋(毛糸じゃないもの)、長靴、スキーウエアは必需品。それから、着替えと変え靴もあると安心です。

長時間子供たちに付き合っていると、大人が冷え切ってしまいます。子どもは動いているから、暑がるぐらいなんだけど、じっと外で立ってるだけな大人は、寒くなって帰りたくなっちゃうので、大人こそしっかり防寒してくださいね!

ネックウォーマーや耳当てがあると、かなり体感温度が違います。帽子もいいけど、耳が暖かいと、全然違います。

スキーズボンもはいてると、子どもと一緒に滑ることもできるし、寒さ対策にも。

コート一枚、毛糸の手袋だけで外に出ると、後悔します。

子どもはいつまででも遊んでいたいものです。二時間ぐらいは子供たちの遊びにつきやってやれるぐらいの防寒対策しておくといいですね♪

子どもの生きる力を育むために

「生きる力」とは、変化の激しい今の時代に、「これからの時代を生き抜くために、どんな力が必要で、それを手に入れるためには何をすればいいのか」を自分で考え、選び取っていく力です。

学力があるだけでは、変化の波に乗れない、そんな時代になっています。

新年早々、ITで起業し、地方にいながら世界とつながり活躍している(株)ヘプタゴンの立花拓也さんにお話を聞く機会がありました。

AIによってなくなる仕事、残る仕事というものが、ここ10年で激変すると言われています。

なくならない仕事という風に言われているのは、芸術や、文化、教育、メンタル、コンサルタント、マネジメントのような分野のものであるということです。

では、そういった世の中の流れが、もう実はすぐ目の前に来ているという状況で、子ども達に必要なのはどんな力なのだろうかと、考えさせられてしまったわけです。

10年後なくならない仕事

10年後、なくならない仕事をピックアップしていくと、お使者さん、学校の先生、カウンセラー、介護職、ミュージシャン、タレント、映画監督、料理研究家、漫画家、犬訓練士・・・などなど。

詳しくは上記リンクを見てみてほしいと思います。

他者との協調やコミュニケーションが必要な職業や、抽象的な概念のものは、人工知能では代替は難しいようです。

キーワードは、文化、芸術、創造性、人でしょうか。

イギリス料理がまずかったと言われるゆえん

まずは、文化の伝承というところを考えてみます。

イギリス料理がまずいと言われるのは、産業革命により、家族全員で働きに出たことで、家庭料理が1世紀(100年)途絶えてしまったからだと言われています。農村を追われた農民が、森から豊かな食材をえることもできなくなり、食料保存の技術もなく、煮炊きするための燃料も高かったために、シンプルに、茹でるだけ、揚げるだけ、焼くだけという調理法にならざるを得なかったようです。

また、祭りごとも執り行われなくなり、下級層が、豊かな食文化に触れる機会が失われてしまったことも理由の一つであるようです。

そこで、今の日本を考えてみたとき、共働きの家庭が増え、手の込んだ料理を作る時間もなく、おふくろの味が消えつつあるように感じます。

また、17歳以下の貧困が6人に一人と言われる時代、お正月料理を食べたことがない子とか、お正月でも、麺類やコンビニ弁当ばっかり食べてたという子、そんな子供も少なからずいるようで、家庭の中での食文化も、衰退してきているように思うこの頃。

子どものために働かなければならない状況が、子どもと過ごす時間を奪われているという家庭の事情があるでしょう。

でも、可能な限り、意識して、こういった家庭レベルでの伝統行事やおふくろの味といった日本料理の味、郷土の味を子ども達に伝承していかなければ、いづれ途絶えてしまうでしょう。

手前味噌と言う言葉がありますが、昔は、それぞれの家庭で作った、それぞれの家庭の味噌の味があり、自分の家庭の味噌がいちばんおししいと自慢するようなところがありました。

みそ汁を、だしをとって作ったことがない家庭も、けっこうあると聞きます。

また、祭りごとは、今はまだ残っていますが、徐々に継承者の減少や、寄付金不足によって衰退しているところもあります。これから少子化が進んで行くため、祭りごとの衰退は避けられないのかもしれません。

子どもを意識的にお祭りに参加させて、お祭りは楽しいものだと経験させていかなければ、この子達が大人になったとき、お祭りを継承する担い手はいなくなってしまうでしょう。

そもそもお祭りごとは、五穀豊穣を願うもので、豊かな収穫に感謝するもの。そんな心は伝えていきたいものだと思います。

 

冬の味噌作りは、もう何年も我が家の恒例行事。

味噌を混ぜるのも、上の子たちもそれぞれやってきて、今は末っ子が手伝ってくれます。

味噌は、30キロ作って、6人家族でだいたい一年分です。一樽10キロなので、三樽仕込みます。

ひたすら大豆を茹でてつぶしての重労働ですが、この味噌がないと、我が家の家庭の味は成り立たないのです。

以前は20キロ作っていましたが、一年もたずに市販のお味噌を買ってみそ汁にしていたら、「いつもの味噌汁と味が違う」「いつもの味噌のほうがいい」と言われたので、今は30キロ作っています。

みそ汁が家庭の一番の味。鰹節と昆布だしの自家製みその味噌汁が、おふくろの味です。

でも、ハレの日、ケの日というのがあって、行事ごとがあるハレの日には、季節の料理を伝えたいとも思っています。

お正月のおせちやお雑煮。

節分は豆まきの他、いわし料理や

恵方巻。まあ、恵方巻は、比較的最近の行事食ではありますが。

ひな祭りの桜餅。

十五夜のお月見とか。

冬至にカボチャを食べてゆず湯にはいるとか。

地元のお祭りにも、子ども達は毎年参加しています。

どんな時代であっても、文化は伝承していきたいものです。

生きる力

IT化が進む時代、いろんなものが機械化されていきます。

キャッシュレスで、携帯一つでお金を持ち歩かなくてもいい世界。キャッシュレスなので、銀行員も必要なくなる。中国なんかは、急速なキャッシュレス化で、スマホ決済が当たり前になってるようです。レジ係が必要なくなり、スポーツ界においても、審判もAIに取って代わられるといいます。

十年後なくならない仕事を見たとき、文化や芸術の他に、教育、介護、医療、カウンセラーなど、人と対していく仕事も大事であることがわかります。

人と人とが関わり合う力は、AIでは補えない部分なのかとも思いました。

人と人とが関わり合う力は、やはり、小さなころから遊びの中で関わる力をつけていくしかないのではないかと思います。

臨機応変さや、多様な人とうまく関わっていける力も、遊びの中で育まれていく力だと思っています。

 

それと同時に、震災後、防災意識が高まりましたが、やはり災害時でも、子ども達には三日間は生き抜いていける力を身に着けていてほしい。そういう意味で、火おこしであったり、野外で自分たちで調理する体験であったり、水を大切に使うことであったり、山菜や野草など、食べられるものを知ることや、逆に、毒のあるものを知ることなど、自然の中の危険を知ることも大事なことではないかと思うのです。

IT社会だからこそ

IT化が急速に進んでいるからこそ、働き方の形態も変わってきています。

今は、地方にいながら世界とつながれる時代です。

子ども達は、そんな時代で、スマホやipadをネイティブで使いこなしています。世界と瞬時につながれるからこそ、何を発信していくかが大事です。アウトプットすればするほど、いいつながりが増えていきます。

失敗を恐れずチャレンジする力や、新しいことを常に学ぼうとする力も必要です。

そして、異業種の人と一緒にやることで、イノベーションを起こせます。

リアルな人とのつながりが、新しいアイディアを生み出すことにもつながるのではないかと思います。