おうちプレーパークで子どもの創造力を伸ばそう!ちょっとぐらいちらかしてもいい日を作ろう!


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子どもがおうちで遊ぶとき、いつものおもちゃ、いつもの遊びに飽きてくると、「なんかしたい」「なにする?」ってなるときありませんか?

いつもいつも散らかされるのは困るけど、たまには、プレーパーク的な遊びを取り入れてみるのもいいと思います。

プレーパークでの遊びは、基本的に、素材があって、それをどう使うかは子どもの創造力次第なので、作りだしたらかなりの時間集中するし、ああしよう、これもつけよう!って、考えるのがまた楽しい。そして、考えたことを実行に移せるところがいいところなのです。

 

素材をそろえる

出張プレーパークで持っていくものの中には、いろいろな素材があります。まずは。やりたいと思ったときに、すぐできるように、素材をそろえましょう。

<自然素材>

自然素材は、子どもと公園にお散歩しながらでも、拾い集められます。材料費はもちろんただ!お散歩にはビニール袋をお忘れなく!

公園では、松ぼっくりや木の実、木の枝など。海なら貝殻やシーグラスを拾い集めてきましょう。

そして、何か、そういう素材を入れる袋やボックスに、素材別に取っておくといいでしょう。

<100均素材>

ビーズやキラキラのりや、穴の開いたキラキラ飾りは、女の子が大好きな素材。紙コップや、木切れ、空き箱をデコレーションして宝物入れを作ったり、作りだしたら材料がなくなるまで泊らないので、今日はこのくらいは好きに使っていいよって、ちょっとづつ小出しに出してあげるといいかもしれません。そうでなければ、惜しげもなく、あっという間に使い切ってしまいます(*^-^*)。

その他、折り紙、紙コップや、割りばし、ストロー、輪ゴム、セロテープ、ガムテープなんかも、いろんな使い方のできる代表選手です。

木切れにマジックとキラキラのりでデコレーションしてみたり、

紙コップにきれいな石を拾い集めて、宝物入れ(魔法の石入れ)を作ってみたり

こちらは、森をイメージして作った飾りなんだとか。

絵の具も好きに使ってよければ、色水でジュース屋さんになったりします。こういうのは、汚れてもいいお外でやるのをお勧めします。

ストローはいろんな工作に。

船?や、

楽器

竹トンボやら、何か動くもの。

割りばしとガムテープ、輪ゴムで、輪ゴム鉄砲や、武器のようなものまで、いろいろ作れます。

毛糸と割りばしがあれば、こんなのも作れます。

紙と絵の具で、たくさんの色紙作って、切り貼りしてコラージュや、ちぎり絵を作ってもいい。段ボールにマスキングテープで張るだけで、素敵な作品になります♪

<新聞紙>

今日は散らかしてもいい!と決めたら、新聞びりびりちぎってみるのも楽しい♪ちぎるときにはパンチやキックでびりびりにするのもエネルギー発散には最高です(*^-^*)。

ただし、囲っても、絶対こうなるので、散らかるのは覚悟してくださいね~。

<段ボール>

段ボールは工作に、秘密基地に、トンネルに、お絵かきに、いろんな用途で使えます。でも、大きくて場所をとるので、これも、今日は散らかしてもいい!部屋を段ボールで占領されても、ま、いいか。と、思える心の余裕があるときにどうぞ(*^-^*)。

こちら、青森のこももプレーパーク。

絵の具も、段ボールならいくらでも塗っていいよと言ってあげられそう。

<パラビーズ>

今までの素材に比べたら値が張りますが、子どもがいっぱいいて騒いで大変!っていうときなんかでも、意外と長い間静かに集中して遊べるのがこちら。

作るのが楽しいのですが、必ず、作り終わると、「アイロンやって~」っと、来るので、作り終わった頃が大変ですが、どの子も結構好きな素材です。パラビーズに穴が開いているので、ひもを通してネックレスやブレスレットにしたり、いろんな使い方ができるので、アクアビーズより、こちらのほうがおすすめ。

 

子どもの創造力を伸ばすか、いつもきれいで片付いた部屋にしたいか?

プレーパーク的な遊びを紹介しましたが、これをやると、必ず部屋は散らかります。作ったものはあふれかえって捨てられないし、段ボールなんて大きなものになると、一週間は部屋を段ボールで占領されることになります。

どこまで許せるかは、それぞれ、許容範囲は違うと思うので、それぞれのご家庭で、今日なら、自分も気持ちに余裕があるからやらせてもいいかも、っていう、散らかるのを覚悟する日を作ってみてくれたらいいな~って思います。

そうは言っても、たとえ100均のものとはいえ、ものすごい無駄遣いをされると、「ちょっとづつにしようよ」とか、「ああ!もったいない・・・」と思ってしまうもの。

折り紙なんかも、切るのが楽しいときなんかは、どんどん切り刻んで、次々ちょっと切っては次の折り紙ときりがなくて、「ちょっとづつ使おうよ」なんて言おうものなら、「また100円ショップで買えばいいじゃん」なんて言われたりして、「何~!!誰が買ってると思ってるんだ~!!」って頭に来ちゃうことも。

なので、今日は、この出した分だけ使っちゃってもいいよと、小分けに出すといいと思います。

『今日の自分の許せる範囲で』、というのがポイントです。

ムリせず、できるだけお金をかけないで、という意味では、新聞や段ボールはすぐれもの。

また、どこの家にでもある風呂敷や、大きめの布も、秘密基地を隠すカーテンや、魔法学校のマント、忍者に変身したり、いろんな使い道のできる素材になります。

秘密基地に布は大活躍!

子どもにいつもいつも散らかされるのはたまらないけど、そういった素材を用意して、たまには許してあげる日を作ってあげるのもいいのではないでしょうか?

子どもの創造力は、そういうところで発揮されるのですから。

何でもいいのだけれど、こんな、素材ボックス、用意してあげるといいですね♪

お片付けも、使ったら、最後、この箱に戻す、っていうお約束でね。

でも、どうしても散らかされるのは許せない人は、プレーパークへGO!

でも、どうしても散らかされたくない、おうちを汚してほしくない、毎日疲れて、それどころじゃない、っていう方は、どうぞ、お近くのプレーパークへ足を運んでみてくださいね♪

プレーパーク情報は、4/3の記事に載せていますので、チェックしてくださいね♪

http://happychildrentowada.jp/playpark/post-212/

春の森をあそぼう!~2017はぴちる春キャンプ&デイキャンプ

【春の森でのんびり野遊びしませんか?】
森の中、命が芽吹く春を感じつつ、子ども達とのんびり過ごしませんか?
秘密基地づくりや、焚き火でマシュマロ焼いて食べたり、ロープブランコ、ハンモック、ロープの綱渡り、木登り、山菜採り、森の探検、粘土の採集、よもぎ摘み、お花のかんむり、おたまじゃくしの観察・・・子どもと一緒に、森の春を感じましょう。

キャンプ&デイキャンプ詳細

5/5の12:00から、5/6の15:00まで、新藤家がゆる~くキャンプをしております。ご都合のいい時間に、数時間ふらっと来るだけでもOK。もちろんガッツリキャンプしてもいいですよ♪

キャンプする場合は、朝晩の冷え込みが予想されるので、しっかり防寒対策をしてきてください。
たき火を囲みつつ、アルコール片手に大人の時間を楽しむのもまたとびっきりのご褒美時間♪

持ち物)
長靴、長袖、長ズボン、防寒、軍手、飲み水、アルコール飲みたい方は各自持参。おやつは各自。
※キャンプする場合は、キャンプ用品一式。

参加費)
デイキャンプ(晩御飯付き)/大人1000円子ども500円。
1泊キャンプ(晩御飯、6日朝食、昼食)/大人3500円,子ども1500円

参加される方は、
「5日の晩御飯食べます!」などのメッセージを添えてコメントください。だいたいの来られる時間もお知らせいただけるとうれしいです。

場所の詳細につきましては、
お申し込みいただいた方に後ほどお知らせいたします。

※水道が使えないため、お水はご持参ください。
※トイレも一応ありますが、あまりきれいなトイレではありません。

森の子供たちの様子

以前の春の森キャンプの様子を写真で紹介します。

このキャンプ場は、水も使えないキャンプ場で、ほとんど人は来ません。でも、探検できる森もあり、ちょっとした川もあり、環境としては最高のキャンプ場です。

まずは、森にハンモックやロープブランコ、ロープの綱渡りを作っておきます。それだけで、子どもたちはいつまでも遊んでいます。

木登り得意な子は、すいすい登っていき、気が付けば見上げるずーっと上まで登っていきます。小さい子は、はしご使って登れるところまで。

綱渡りは、結構難しいんです。

高い木につけたロープブランコは、振れ幅が大きく、結構スリルがあって楽しい♪

ハンモックはいつでも人気。

時には絶叫マシーンと化します。落ちてもふかふかの土の上だから痛くない。

枯れ枝集めて秘密基地作ってみたり。

ひと遊びしたら、森に探検に出かけます。

ちょっとした小川があって、ちょっと入ってみたりして。

水生昆虫やオタマジャクシがいっぱい!

笹船も流してみます。

春ならではの山野草もいろいろ見られます。

水芭蕉や

ヒトリシズカ

ニリンソウ

ニリンソウの近くにはトリカブトもあるので要注意!

もりもりささやぶ漕いで、

カラマツのずいを抜くと、ふにゃふにゃになって、ネックレスやブレスレットになるので、みんなして飾りを作ります。

かわいいでしょ?♡

森の中を歩いて、

戻ってきたら、お腹がすいてきたので、ごはん支度。子どもたちもお手伝い。

ちびっこチームはたき火でマシュマロ焼いて、もりもり食べます。

去年は運よくヤマネに出会いました。なんと、木の上に腰かけた娘の手の上に乗ってきて、びっくり!きっと向こうもびっくりしたんだろうな~。

広~い原っぱもあるから、ボール持ってくれば、ちょっと大きい子なら野球やサッカーもできるし、テントの中で子どもたちの秘密会になることも。

粘土がとれる急斜面もあり、落ちそうになりながら、粘土をとったり。(落ちても危険な場所ではないです)

夜までいたら、大人は、アルコール片手にたき火にあたる贅沢な時間。森の中からヨタカの声も。

翌日は、朝のお散歩の後に山菜もゲット。

こんな場所も。

こちら、末っ子が0歳の時。たぶん9か月。お兄ちゃんお姉ちゃんが遊んでる間は、のんびり草原で過ごします。

キャンプでたっぷり遊ぶもよし。

デイキャンプでふらっと遊びにくるもよし。

子どもの日だから、遊園地や公園にお出かけするのもいいけれど、

のんびりした子供の日を過ごしてみるのも、いいものです。

子どもたちは、本当に楽し気に、一日遊びきります。

お申込み問い合わせは

sashindo0428@gmail.comまで。

駒っこランドプレーパークの報告と、青森県内今後のプレーパークイベント情報


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3月末に、駒っこランドでプレーパークでした。

今後、定期的に駒っこランドでプレーパークをやれることになりました。

県内、青森ではNPO子育てオーダーメード・サポートこもも主催のプレーパーク、八戸1パーク、十和田Happy childrenが、開催しています。イベントもあちこちであるので、後半、プレーパーク開催情報を参考にしてください。

まずは、今回の駒っこランドでのプレーパークの様子です。

紙コップ、ビーズ、木、松ぼっくりなどの自然素材、用意してあるいろいろな素材を自由に使って工作したり、

お姉さんたちも、かわいいのを一生懸命作っています。「お母さんに作ってあげるんだ」って子もいます。

小さい子も、ぺたぺた乗っけて。

真剣です。

男の子も、女の子も、創作意欲がわいてきます。

木工工作したり。

のこぎりやトンカチで、真剣に作ります。

小さい子も、お父さんのサポートで、のこぎりを使ってみます。

足の抑えが弱いときには、ちょっぴりサポートします。

出来上がった剣は嬉しそうにお持ち帰り。

木の真ん中をくり抜きたいときは、のみを使ってみたり。

縄跳びしたり

お人形おんぶしてる子も。

新聞プールでは、散らかし放題。

木のホッケーゲームで対戦。

毛糸でくるくる、オブジェもできて。

時にはお母さんと綱引き!!三人がかりでも勝てません!

駒回しも、みんななかなか上手です。

こうやって巻くんだよ、って、優しくレクチャー。

気づけば、かわいらしい絵が(*^-^*)

今後のプレーパーク情報

【Happy Children】

4/23三沢アースデイ10:00~16:00(三沢市新町2-31-2171)

5/4下田公園プレーパーク

6/10駒っこランド屋外(雨天時交流館)

8/5駒っこランド屋外(雨天時交流館)

9/16駒っこランド屋外(雨天時交流館)

11/11駒っこランド屋外(雨天時交流館)

12/19駒っこランド屋外(雨天時交流館)

その他

夏休みを除く6月~10月毎週水曜日16:00~17:45

放課後プレーパーク(十和田ちとせ小学校校庭)

※雨天時、学校行事等により中止

※夏休みは別途若葉公園プレーパーク。日程は後日お知らせします。

【こもも】

4/15 カワヨグリーン牧場~おいらせもりのようちえん・はるフェス
4/29 社教室内プレーパーク
5/7 アピオまつり
5/28 はちのへほこてん
6/3 カワヨグリーン牧場
6/24 八戸プレーパーク
6/25 はちのへほこてん
7/1 カワヨグリーン牧場
7/2 あじゅまるビル
7/5 ねじょう福祉会館
7/15 大マグロック
7/16 青森市マルシェ
7/17 はっち夏祭り
7/23 はちのへほこてん
8/20 青森市マルシェ
8/27 はちのへほこてん
9/2 カワヨグリーン牧場
9/17 青森市マルシェ
9/18 フィールザルーツ
9/24 はちのへほこてん
10/7 カワヨグリーン牧場
10/15 青森市マルシェ
10/29 はちのへほこてん
11/1~5 はっち一階でプレーパーク写真展

11/3 はっち一階室内プレーパーク
11/11、12 アピオまつり

その他

合浦公園と社教の外で夏休みに野外プレーパーク

プレーパークで子育てを

今年度は、あちこちでたくさんプレーパークが開催されます。ここに行けばいつでもプレーパークができるというような拠点はまだないのですが、青森県内、あちこちで体験できますので、予定を見ながら、足を運んでみてください。

子どもたちが、創造性を働かせ、大人が考えつかないようなものを作ったり、思いっきり楽しんでいる様子を、ぜひ、ご覧になってください。プレーパークは、基本、どこも無料で参加できます。いつ来ても、いつ帰ってもいい。お昼ご飯を持って、一日いてもいい。子どもが帰りの車で寝落ちしてしまうぐらい、思いっきり遊ぶ経験をさせて欲しいと思います。

こういうところでエネルギーを発散させると、子どももスッキリします。子どもはエネルギーの塊です。有り余るエネルギーを、思う存分発揮させてください。

反抗期の子供に手を焼いている時

反抗期。自分もあったし、誰もが通過して大人になっていくもの。

でも、その通過点を、目の当たりにしたとき、心穏やかではいられなくなりますよね。思い通りにならないことにイライラして、予想外の展開にどうしていいかわからなくなって、出口のないトンネルに迷い込んだような、そんな思い。反抗期の子供に手を焼いている方も多いと思います。

けれど、出口のないトンネルはありません。必ず抜け出せます。それだけは間違いないと思っています。

いやいや期

第一次反抗期と言われる2、3歳のいやいや期。

「ご飯食べるからお片付けするよ」

「いやや」

「じゃあ食べないの?」

「いやや」

「じゃ、片付けようよ」

「いやや!」

「じゃあ食べなくていい!」

「いやや~!!(泣く)」

だんだんこちらも感情的になってきて、感情的になればなるほど修羅場になっていきますよね。

子どものやりたい気持ちを受け止めよう、やりたくなるようにのせてみよう、ダメなものはダメだと、信念を曲げないで・・・いろいろやってはみるものの、なかなか思い通りにはいきません。

そう、ここは、何が何でも通過しなければならない通過点だから。大丈夫。必ずその時期は終わりが来ます。

成長の過程で、自分がやりたいこと、試したいことがたくさんあって、それをなぜ中断させなければならないのか、理解できないし、言葉もまだ十分じゃないから、今の自分の気持ちを表現する方法を知らないから、すべてが「やだ!」ってなってしまうだけ。

親が、今はこれをしてほしいとか、これは今はやめてほしいとか、そういう親の都合は子供には全く分からないので、日々、こちらの都合と子供の都合との間で対立が起こるんですよね。

 

一つ、ここを乗り越える気持ちの持ち方としては、そういう時期が必ずやってくるんだと、覚悟しておくことと、いつかは終わりが来るのだとあきらめること(笑)。

こどもが「やだ!」って言った瞬間、「あ、きたきた、これがいやいや期か~」って、ちょっと俯瞰して楽しむこと。

私は、この時期、心にいつも止めていたのは、この子は、小さいけれど、全てわかってて、表現方法を知らない「小さな人」だと思って接していました。

映画『ライオンと魔女』のなかで、ルーシーが小さな勇者に「お小さい人」と話しかけている場面がありましたが、その、「お小さい人」という響きがとても好きで、子どもがいやいやするたびに、「お小さい人」という言葉が胸の中に響いて、なんだか、いやいやしてる子どもがかわいくて愛しくなりました。

でも、それも四番目の子になってからのこと。上の子の時は、とてもとてもそんな心境にはなれませんでしたが。

思春期の反抗期

思春期の反抗期になると、今度は、相手は小さくはないわけで、体だけは、もう、お母さんより大きくなって、お母さんを見下ろして直球で反抗してくるわけです。

そうなると、とてもとても、心穏やかではいられなくなります。

小さなころの反抗期なんて、このころを思えばかわいいものです。

親の言うことは聞かない。自分の主張ばっかり。部屋は散らかし勉強はしない。口を出すまいと思っているのに、ついああしなさい、こうしなさいと言ってしまいます。かわいらしく「お母さん大好き~」なんて言っていた小さなあの頃が思い出せなくなってしまうほど、態度は大きく、反抗的で。

「子育ての仕方を間違ったかしら」と悩むほど、大変な反抗期を経験される方もいます。

そうかとおもうと、意外とあっさりこの時期を抜けてしまう子もいて、子どもによって、その激しさは差があります。

でも、大なり小なり、やっぱりこの時期も、誰しも通過していきます。親が怖くて反抗できなかった人は、大人になってからその反動が来る方もいるし、やっぱり、どこかで通過しなければならないポイントなんだと思います。

とはいえ、小さな子供相手でもイライラするのに、大きな子供ですから。うちにも一人、思春期の真っただ中の子がいますが、もう、母の怒りスイッチを押しまくりで、朝から夜から、カチンとくることばかりです。時には情けなくなって泣きたくなることもあります。

ただただ、この荒波が鎮まる日を信じて、できるだけ心穏やかでいよう。余計なことは言うまい。信じて任せよう。そう心に言い聞かせて、嵐が過ぎ去るのをじっと耐えている、そんなイメージ。時にはドカン!と、こっちが爆発することもありますが、そうやって、こっちの気持ちもストレートに伝えて、でも、信じてる。あなたの未来をいいものにしたいと思ってると、言葉で伝えることも。

 

そして、思うのは、子どもが生まれたとき、その命の誕生にうれしくて涙し、子育てに行き詰って、辛くて涙し、卒園や卒業で、子供の成長した姿にうれしくて涙し、子どもに何かあれば、悲しくて涙し、守り切れなかった悔しさに涙し、子どもの反抗に、こんな風に育ててしまったのかと、情けなくなって涙し、いろんな場面でたくさん泣いてきた。

うれしくて泣き、悲しくて泣き、辛くて泣き、悔しくて泣く。涙って、いろんなときに出るんだな~って、改めて思います。

そして、泣いてきたことより、その数倍、数十倍、笑ってきたはずなんですよね。大笑いしたり、ギューギュー抱き合ったり、幸せな時間を過ごしたはずなんですよね。

そうやって、この子は、たくさんの感情を味合わせてくれてるのかもな、思ってみたりもします。

名前に込めた想い

子どもが生まれたとき、一番初めに親から子供へ贈るプレゼント。それが名前です。

たくましく育ってほしい。幸せになってほしい。元気に育ってほしい。愛される人に育ってほしい、。信頼される人に育ってほしい。人に喜びを与えられる人に育ってほしい、自由に生きてほしい、希望をもって生きてほしい・・・

たくさんの想いが、子供の名前に込められています。

子どもの名前を呼ぶときに、どうぞそのことを思い出してみてください。大変な時ほど。どういう想いをその子に込めたのか。

大変な時は、長い長いトンネルにいる気分ですが、必ず、出口はやってきます。ちゃんと反抗期を反抗させてあげられたら、意外と、そのトンネルの先は、良好な関係が築けたりするものです。反抗期をちゃんと反抗できなくて、親が死ぬときになって初めて和解できたという方もいます。死ぬときになってなお親が許せなかったという方もいます。それでは悲しすぎるので、できることなら、この反抗期を、上手に乗り越えて上げられたらいいですね。

私も、まだまだ反抗期真っ盛りな子を育ててますから、自戒の念も込めて、今日の記事を。

いつか、子どもが親となり、このブログを見る時があるなら、こういう親の気持ち、わかってもらえるなかな~なんて、思っているんですがね。

虹の戦士~インディアンの教えから学ぶ地球を救う生き方

アメリカ・インディアンに古くから伝わる言い伝えがあります。
地球が病んで    動物たちが姿を
消しはじめるとき   まさにそのとき
みんなを救うために   虹の戦士たちが
あらわれる

『虹の戦士 』翻案 北山耕平

原作者不明の物語はアメリカ・インディアンたちの間でストーリーテリングとして、口伝えで、それぞれの部族の間で伝えられてきた物語です。
インディアンである1人の老婆とその血を引いた少年が出会い、1つの大きな疑問を老婆になげかけます。答えを探すために少年は自然に触れ様々な経験と鍛錬で自然の中からインディアンのスピリットを身につけていき、答えを導いていくのです。
そして、インディアンの教えは、これからの地球を救う生き方そのものなのです。

虹の戦士とはどんな人か?

 

「虹の戦士」の本のあとがきに、こんな言葉があります。

『虹が何か知っているかな?大空にかかる、美しい色をした弓。戦士とは、勇気ある者たちのこと。恐れる代わりに、勇気を持つ者たちのこと。

いづれ、動物たちは姿を消し始めるだろう。熊も、オオカミも、鷲も見なくなるだろう。姿を消しさるのは、動物ばかりではない。大きな木たちもまた消えていく。人々は互いに争うことばかりで、愛し合うこともなくなるだろう。空にかかっていた虹は色あせ、人々は虹を目にすることもなくなるだろう。

そうなったとき、一群の子供たちが現れる。

子の子供たちは動物を愛する。消えた動物たちを呼び戻すことになるだろう。この子どもたちは木を愛し、もう一度大きな木を呼び戻すことになるだろう。この子どもたちは人間として互いに愛し合い、もう一度人々が互いに平和で暮らせるように力を貸すことになるだろう。この子どもたちは、空にかかる虹を愛する。もう一度大きな虹を大空に呼び戻してくれるだろう。だからこそ、我々インディアンはこの子どもたちのことを「虹の戦士」と呼ぶのだ

そこで、君たちに質問したい。君たちは動物が好きかな?それとも嫌いかな?

では、木はどうかな?木は好きかな?嫌いかな?

人間はどうだ?人間が好きかな?嫌いかな?

では、君たちは虹が好きかな?嫌いかな?

そうか、そうか、動物が好きで、木が好きで、人が好きで、虹が好きか。

それならば、君たちが虹の戦士だ。虹の戦士として勇敢に生きなければならない。』

この、インディアンに伝えられる物語は、私の心に、小さなともしびをつけました。

止まらない自然破壊。野生動物たちは絶滅の道をたどり、世界のあちこちで、いまだになくならない戦争。人を信じてはいけないというような風潮。人が人を傷つける痛ましい事件。そんな世界は、子どもたちに残していくべき世界ではないと感じるけれど、私一人に何ができるのだろうかという無力感を感じることも。

でも、希望はここにあるのかもしれないと思えた。

一人一人が虹の戦士であるならば、世界を変えることができるのではないかと。破壊の進む地球を救うことができるのではないかと。

兵士とは、自分の周りの人(上司、先生、目上の人など)の言葉を素直に受け止めて、従順に行動するタイプの人。つまり、自分以外の誰かの意志を自分の行動に移せる人。

一方、戦士は、誰からの指図も命令も受けない。自分が望む社会を実現するために、自主的に何かを始められる人。

だからこそ、自分の内から湧き出る信念に従って、自分が望む社会を実現するために勇敢に生きる虹の戦士として生きる子どもたちがたくさん増えてくれたらいいと、思っています。

子どもたちが自然に触れ、自然に学ぶ機会をもつこと

環境破壊や、争いのない世界の実現のために、今の私たち大人のできることは、自分たちの子供、さらにはその孫の孫の世代まで、インディアンの言葉を借りると7代先の未来まで見据えて、今の子供たちを育てていかなければならないということ。

そのためには、子どもが小さなうちから、自然に触れ、自然から学ぶ機会をたくさん持つ必要があるのです。自然に生きるたくさんの命を感じる必要があるのです。

子どもたちが好きな食べ物といえば、ハンバーグや、焼き肉。お肉が好きという、大人はもちろん、子供もたくさんいます。でも、一方で殺されていく命を感じる場面はあるでしょうか?大切な命をいただくから、「いただきます」。私の血となり肉となり、私を生かしてくれるこの命にありがとう、そういう意味のこもった「いただきます」は、実感を伴うことはあるでしょうか?

自然に触れ、小さな生き物でもいい、そこに生きている虫たちを捕まえ、時には殺してしまい、後味の悪さを覚えることも、一つの大切な体験です。お花を摘んで、置いておいたら枯れてしまった。根がないと生きられない、お水がないと生きられない、そんな植物たちを身近に感じる経験も必要です。雨ばかり続くとうんざりするけど、田んぼの中をのぞけば、そこには無数の小さな生き物たちがうごめいていて、田んぼの水を落とした後には、たくさんのオタマジャクシが死んでいたりして、水がなければ生きられない生き物の姿を目にしたり、日照り続きで雨が降らない日が続くと、学校の校庭は砂埃だらけで、雨のありがたさを感じるものです。鳥や虫、カエルが鳴く声を聴き、木々を揺らす風を感じ、緑の中に暮らす虫たちを見て、触れて、雨の音を聞き、川の流れを感じ、おひさまの温かさを感じる。

植木鉢に植えてある植物には、毎日水やりしないと枯れてしまうのに、外の世界に当たり前にある、雑草や、木々は、毎日水やりしないのに枯れないのはどうしてなんだろう?土の中は乾いているようだけど、植物たちは、どうやって水を吸い上げているのだろう?

水槽の金魚には毎日餌をあげないと死んじゃうのに、田んぼのオタマジャクシや、ドジョウは、何を食べて生きているんだろう?

自然に触れることで、湧いてくる何気ない疑問。自然に触れているから感じることは、机の上で学ぶ知識としてではなく、生きた経験として、積み重ねられていきます。

ただ学校で、「自然を大切にしましょう」と、言われるだけでは感じられない、心の中から湧き出る思いは、自然に触れることでしか生まれてきません。そこに生きるものが確かにいるから、自然を守ってやりたい。そこに、美しい花が咲いているから、ごみが落ちてたら気持ちが悪い。当たり前のように、そういう心が育っていくためには、たくさん自然に触れる必要があるのです。

虹の戦士のスピリットは、一人一人の心の中にある

 

~地球が病んで    動物たちが姿を
消しはじめるとき   まさにそのとき
みんなを救うために   虹の戦士たちが
あらわれる~
冒頭のインディアンの言葉をもういちど振り返るとき、虹の戦士は、ただのインディアンに古くから伝わる言い伝えではなく、私たち一人ひとりの心の中に、虹の戦士のスピリットを持つことができると感じています。たとえ、自分自身が虹の戦士になれなかったとしても、そんな子供たちを育てていくことも、私たち大人の役割なのではないかと思うのです。
このお話の最後に、老婆は語ります。
「愛と喜びをみんなの間に広げることだけが、この世界の憎しみを、理解とやさしさに変えることができる。この世界から、いっさいの戦争と破壊をなくするために、残された道はもはやそれひとつしかない」と。

子どもと季節を感じよう!自然に飛び出そう!

3月20日は春分の日でしたね。春分は、昼と夜が同じ長さになる日です。太陽が真東からのぼり、真西に沈みます。この日を境に、日が長くなっていきます。そして、それは、自然や生き物たちにとっても、生命が芽吹きだす大事な季節でもあります。

そもそも、春分の日には、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という意味が込められています。気候も穏やかになってくるこの時期、海や山など、自然に触れて、春を感じてみてください。

子どもと自然を楽しもう!海へ!

 

春分の日、我が家でお出かけしたのは種差海岸。

三陸復興国立公園で、天然の芝生が美しく、海岸段丘、松林、砂浜など、変化に富んだ景観が特徴です。一帯では約650種を超える海浜植物・高山植物を見ることができます。
遊歩百選にも選定された葦毛崎展望台から種差海岸天然芝生地までの約5.2kmの遊歩道は、トレッキングにも最適です。

三陸ジオパークといって、地質や地形を主な見どころとする「大地の公園」の一つで、ほかにも、ウミネコの繁殖地で有名な蕪島や、是川遺跡もジオパークの一つです。

春風もさわやかに、穏やかな休日。種差海岸には、たくさんの人が春を求めて散策していました。

水平線が美しく、入り組んだ岩の間を覗いてみると・・・

お魚発見!種類はわかりませんが、ハゼの仲間のような、岩に張り付くように泳いでいました。

そして、ヤドカリや、貝もたくさん!

芝生でのんびりしていると、ウミネコがすぐそばにやってきます。

キレイな貝を拾い集めたり、生き物探しに夢中です。

海では春を感じ、身近に自然を感じ、生き物に触れ、その命を感じることができました。

山もまだまだ楽しめます!

一方、山に行けば、まだまだ雪深い八甲田。でも、この時期ならではの楽しみもあります。3月後半から、4月中下旬まで、八甲田は春スキー客でにぎわいます。なんといっても、見どころはスノーモンスター。針葉樹に雪が吹き付けられてできた樹氷です。天気のいい日は、津軽海峡も、岩木山も、八甲田の山々も美しく見渡せ、こちらも景色は最高です。

八甲田ロープウェーは、往復で乗る場合、JAFに加入していれば、会員証提示すると、5名まで10%引きで乗れるので、発券機からじゃなく、窓口で買い求めてくださいね。

往復通常料金、大人1850円、小学生870円、幼児無料です。

青森には、ちょっと出かけると、こんなに素晴らしい自然があちこちにある。こんな豊かな自然を、子どもたちとたくさん楽しんでください。

春を味わおう!

そして、山は山でも、里山にも春が訪れています。そう、フキノトウが、あちこちから顔を出し始めています。

フキノトウの天ぷらや、ふきみそ(ばっけみそ)も、この時期ならではの自然の恵みです。ほろ苦い味は、春の解毒作用を促します。

陰陽五行では春は肝臓が動き出す季節。春になり、体が緩むと、体にたまった不要なものを排泄しようとします。そんなデトックスを促すのに、春の苦みが役立ちます。季節のものをその季節にいただくことは、とても理にかなったことなのです。

心も体もリフレッシュして、さわやかなこれからの季節を感じてみましょう。

 

子育ては完璧じゃなくていい~一人で頑張ってるお母さんへ

 

待ちに待った赤ちゃんの誕生。喜びもつかの間、数時間おきのおっぱいやおむつ替え、泣き止まない赤ちゃん・・・。妊娠中までは、友達とランチしたり、おしゃべりする時間もたっぷりあった。

でも、赤ちゃんが生まれると、日中は赤ちゃんと二人きりの生活。外にも出られず、人にも頼れず、一人で頑張ってるお母さん。

そんなお母さんに、一番伝えたいことは、「子育ては完璧じゃなくていい」ということです。

育児書や、ネットを見れば、理想の子育てがあちこちに目につきます。でも、一方で、育児書通りにいかない子育てが目の前にあって、できない自分が嫌になったり、辛くなったりする方もたくさんいます。

育児書通りに子どもは育たないもの

子育てする環境は人それぞれ違います。おじいちゃんおばあちゃんと同居していて、なかなか自分のやりたい育児ができない人もいるし、誰も頼れる人が周りにいない状態で、一人で孤軍奮闘しているお母さんもいます。お母さんが病気がちで、そもそも子育てするのが大変だという方もいるでしょう。子どもが病気や障がいをもって生まれたお子さんもいるでしょう。

どんなに理想的な子育て論がそこに書かれてあったとしても、環境が違えば、その通りにできるものではありません。こうしたほうがいいのはわかってるけどできない、という状況に多くの場合いきあたります。

そんな時、あなたが悪いわけではないのです。できなくて当たり前です。私も、長男の子育ての時は、そんな壁に突き当たりました。

母乳育児をしたいと思っていたけど、意に反して、私のおっぱいは五か月で出なくなってしまいました。体重が落ちる長男に、でも、なんとしても母乳を飲ませたかった私。本当につらかった。お腹がすいて泣き止まない息子と、おっぱいが出ない私の体に、毎日イライラしていたあの頃。

ある小児科医に、体重が増えてないのにミルクを足さないのは虐待だと言われ、涙が止まりませんでした。でも、その一言をきっかけに、何が何でも母乳でと、意固地になるのをやめ、生きていてくれればそれでいいと、割り切れるようになったころから、気持ちがとても楽になったのを覚えています。

理想の子育てを追求するのが悪いというわけでもありません。いい子育ての情報を知ってるか知らないかは大きな違いで、子どもを守るために、母親は、ありとあらゆる情報源から、子供が健やかに育つにはどうしたらいいか、心を育てていくにはどうしたらいいか、その時ベストだと思う方法を模索しながら実践しているだけなのです。

いろんなリスクから子どもを守ることは、お母さんの本能といってもいいでしょう。

ただ、知っておいてほしいのは、理想の子育てはあっても、正しい子育てはないということです。どの子育てが正しいかは、その子が大きくなってみないとわからないことです。

どの月齢で子どもが立ったとか、どの月齢でしゃべり始めるとか、この月齢に子どもの標準体重は何グラムだとか、そんなのは本当に個人差が大きいものです。

年少さんぐらいになったら、「かして」「どうぞ」が言えるようにと言われたりしますが、今使って夢中になっているものを、「かして」と言われて、「はいどうぞ」とは、大人のようには言えないのが子供です。

親は、つい、向こうの親御さんの手前、「貸してあげようね」と、言ってしまいますが、それができないからと言って、ダメな子ではない。むしろ、相手の子供さんに、「今使ってるから、ごめんね」って言ってあげたら、ちょっと使ったら意外とすんなり、貸してくれることもあります。

子育ては完璧じゃなくていい

育児がつらくなってしまう原因は、いろいろあります。理想通りにならない子育て、旦那さんの協力がない、周りに頼れる人がいないなど。

その中で、自分で変えられるところはどこだろう?と、考えると、完璧を目指さないことと、人に頼ることだと思います。

理想通りじゃなくたっていいんです。例えば、二時間おきに授乳しなさいと産院で指導されるけど、必ずそうしなければならないことなんてありません。「赤ちゃんが泣いてるけど、まだ二時間たってないから、抱っこであと三十分我慢させよう。」そんな必要は全くありません。

赤ちゃんは、お腹がすいたと泣いて訴えているだけ。おむつが汚れたよと、泣いて訴えているだけ。赤ちゃんの気持ちに寄り添ってあげたら、それでいいんだと思います。眠いけど、うまく寝付けなくって泣くこともあります。「眠いんだね。でも、寝れないんだね。泣いていいんだよ。大丈夫、お母さんここにいるからね。」って、泣いてもいいよと伝えてもいいと思います。

おうちの外で、赤ちゃんを泣かせちゃいけないと、赤ちゃんが泣かないように、あれこれお母さんは頑張ります。赤ちゃんがぐずらないように、いろんなおもちゃを持っていったり、最近はスマホを与えて赤ちゃんが泣かないように音楽やアニメを見させたり、ということも時々見受けられます。

でも、泣くのは悪いことではありません。赤ちゃんは泣くのが仕事といいますよね?

赤ちゃん連れのお母さんに対して、泣いても大丈夫だと、周りが温かい目で見てあげられるような環境と、「ちょっとこの子のことお願い」といえる関係が、そばにあるといいですね。でも、引っ越してきたばかりで、周りにそんな知り合いがいない場合もあります。そんな時、一人で頑張らずに、保健センターでもいい、近くの保育園でもいい、先輩ママでもいい、相談してみてください。「これこれこういうことで辛いんですと。」

助けを求めてこないうちは、困っているかどうか、周りの人にはなかなかわからないものです。わかっていたら、救いの手を差し伸べてくれる人は、意外と周りにいるものです。

そして、ちょっとぐらい、部屋が汚くたっていい。家事も育児も、完璧にできなくたっていい。ごはんがちょっとぐらい手抜きになったっていい。今日一日お風呂入らなくったっていい。でも、産後のお母さんは、自分の体のために、自分だけはしっかり食べてくださいね。具だくさんのスープ、野菜もたくさん。ごはんもしっかり食べて、いいおっぱいを作ってあげてください。赤ちゃんが美味しいおっぱいは、そんなしっかりご飯を食べたママのおっぱいです。

完璧を目指さなくていいから、自分の体を大切に、自分がつらくならないように、手を抜くところは手を抜いて、人に頼れるところは頼りましょう。それで、お母さんの気持ちが楽になるのなら、それでいいのです。自分と子供が一番心地いいと感じるように、お母さんが笑顔で子どもに接することができるように。

 

プレーパークはみんなで子育てする居場所

プレーパークでは、そんなお母さんたちが、赤ちゃんを連れて来て、子育ての不安や、困りごとを先輩ママに聞ける、そんな居場所でもあります。大きい子しか遊びに行けないということもありません。何歳からでも、来てみて大丈夫。ちょっと大きい子の遊ぶ姿を見たら、自分の子の成長する姿を想像できるものです。こんな風に遊ぶのね。こんなことが楽しいのねって。

3/26(日)は、10時から15時まで駒っこランド交流館でプレーパークです。大きなお兄ちゃんお姉ちゃんばかりでなく、小さなお子さん連れでもどうぞお越しくださいね。

自己肯定感が低いと幸せを感じにくい?

親であるなら誰しも、子供が幸せに育ってほしいと願っているものです。では、子供の幸せって、何でしょう?どんな大人になってもらいたいですか?

健康であること。人に必要とされる人であってほしい。幸せな家庭を持ってほしい。食べることに困らないように。お金の苦労をしなくていいように。いろいろあると思います。

でも、究極は、子供が幸せを感じて生きてくれれば、それでいいのではないでしょうか?

その、幸せを感じる心は、自己肯定感が大きく関係しています。

皆さんは今、幸せですか?皆さんのお父さんやお母さんが願ったように、「私は今とても幸せです。」言えるでしょうか?お互いのご両親がいたからこそ生まれてきて、出会い、結婚し、子供に恵まれ、そして、毎日を楽しく生きている。だからこそ、ご両親に産んでくれてありがとうと言えるでしょうか?

そして、もう一つ質問。皆さんは、自分のことがどのぐらい好きですか?

幸せは自分の中にある

以前、ドリームマップという夢を描き出すという講座に出たときに、ある質問をされました。

「あなたは、自分のことがどれぐらい好きですか?」と。

紙には空のコップの絵が描いてあって、自分の好きさを水の量で表してと。たくさん好きな人は、コップにいっぱい満たされた水を描き、自分のこと少ししか好きじゃないという人はちょっとの水、というように。

その時、大人20人ほどいた参加者の中で、水を一体満たしたのは二人。八分目ぐらいの人が数人と、後の人は半分ぐらいが多かったように思います。

これが、中学校で同じ質問をすると、コップに水がほとんどないという子も結構な割合いて、いっぱいという子はほとんどなくて、多くて八分目、ほとんどは半分ぐらい。

自分をあまり好きではないという子が、とても多くてびっくりしたことがあります。

自分を好きっていうのは、自己肯定感そのものです。

そして、何をもって幸せを感じるかは人それぞれです。何不自由ないお金があれば幸せ。おいしいものが食べられたら幸せ。家族みんなが健康であれば幸せ。家があるから幸せ。子どもがいるから幸せ。自由に自分のことができるから幸せ。人のお役に立てて幸せ・・・。

でも実は、絶対的に、これだから幸せっていう定義はないですよね。

その定義は、人それぞれで違うものだし、今日朝日がすごくきれいで、すがすがしい朝だったから幸せって感じる人もいれば、たくさんいろんなものに囲まれて、それでもまだ、いい車もほしい、持ち家もほしい。自分のやりたいことができずに、日々のちょっとしたことに幸せを感じることができない人もいます。

幸せを感じる心は、ただ一つ。自分を幸せにしてるかどうか。自分を大切に思っているかどうか。自分のことが好きかどうかです。

自分を大切にしている人は、空が青く澄んでて気持ちがいいとか、鳥の鳴き声や、吹き抜けるさわやかな風にすら幸せを感じられるものです。朝、一杯のコーヒーを飲むという行為だけでも幸せを感じるものです。

でも、自分を大切にできていないときは、あれがないから幸せになれないんだ、これがないから幸せじゃないんだ。あれさえあれば幸せなのにと、ないものばかりを求めるものです。

やはり、子供たちには、日々幸せっを感じてほしいものですよね。

では、子供が、自分を大切にして、日々幸せを感じて生きて行ってもらうために、私たち大人は、どんなことができるでしょうか?

自己肯定感の低い子供たち

今、日本の子供たちの自己肯定感の低さがいろんなところで問題になっています。海外に比べて、かなり低いのです。

日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査で、自分自身に満足しているという若者は、アメリカが86%、フランスが82.7%に対し、日本は45.8%。

うまくいくかわからないことに取り組める意欲があるのは、フランスで86.1%、アメリカは79.3%、日本は52.2%。

将来に希望を持っているか?という項目では、アメリカ91.1%、フランス83.3%、日本61.6%です。

どうやら、自分に満足感が得られないと、将来に希望を持ったり、うまくいくかわからないことにチャレンジする意欲が持てないということになりそうです。

では、その、自己肯定感の低さはどこから来てるのでしょうか?この調査では13歳から29歳の若者に対して行われています。ということは、小学校卒業までに、そういう子供たちができてしまっているということです。

その要因として考えられているのは、家庭の中においては、あれをしなさい、これをしなさい、早くしなさいと、指示を送り続けていること。以前の記事で、指示待ちの子供たちの記事にも書きました。自分で考えてやってみるという経験が少なくなっているとのではないかと思うのです。そして、やってみて、失敗して、その失敗から学ぶ経験が少ないということ。失敗したら笑われた。失敗したら、だから言ったでしょと怒られる。チャレンジして失敗して恥をかくより、失敗しないようにチャレンジしないという道を選択してきた子供たちが大きくなってきているのだということ。

そして、親の愛情というのも言われています。愛情といっても、ただかわいがっていればいいということではなく、子供を信頼しているか?ということです。失敗しても、あなたなら大丈夫。きっとできると見守れるというのは、子供を信頼していなければできないことです。

信頼するって、簡単なようでいて、意外と難しいものです。失敗するかもしれないのを手を出さずに見守るというのは、忍耐が必要です。ついつい手や口が出てしまいます。

自己肯定感は、大事にされること、信頼されること、失敗してもチャレンジする経験の繰返しで少しずつ積み重ねられることで育まれていきます。

親やおじいちゃんおばあちゃん、周りから大事にされる存在だという承認があって、初めて自分が大事にできるようになるものです。

大人も自分自信を大切にしよう

大人でも、この自己肯定感を持てない人が多くいます。それも、今までの経験の中で、失敗したら笑われたとか、何やってるんだと怒られたりという経験の中でできあがっていったもの。でも、それなら、自分で自分を大切にしてあげるところから始めてみたらいいんじゃないかと思うんです。

まあるい抱っこの時も辻直美先生から、自分を抱っこするのよと、お話がありました。まずは自分を大事にするんだよと。

時には、育児のつらさから、自分なんて、母親失格だとか、何にもできていない自分にダメ出しばっかりしてしまうときもあるでしょう。でも、そんなときこそ、自分を優しく包み込んで、自分を大事にしてあげてほしいんです。自分はよくやってると、自分で自分にご褒美をあげてほしい。自分を大切にできるようになれば、子供がかわいく思えてくるものです。

自分を大切にするというのは、大人にも必要なことで、具体的なデータはないのだけれど、自分を大切にできる親に育てられてる子どもは、自己肯定感も高いのではないかと思っています。

どうしても自分が好きになれないとき、でも、そういう感情もまた自分自身なのだと、いったん受け止める必要もあるかもしれません。自分のどこが好きじゃないんだろう?自分はどうなったらいいと思うんだろう?客観的に、自分を高いところから俯瞰するように、自分を見つめてみる必要もあるかもしれません。

どんな人も、感情に浮き沈みはあるものです。いい感情も悪い感情もなく、ネガティブな感情も、とことん落ち込んで浮上するためには必要な感情のこともあります。そこが次への原動力になることもあります。

どんな自分もオッケーと、まずは、自分を抱きしめてみましょう。

 

 

 

 

 

「いいこと考えた!」は、ワクワクの光~はぴちる通信創刊

「いいこと考えた!」は、子どものわくわくの光。どうか、その光を消さないで。子どもの無限の創造力が働き始めるその瞬間を、大人も楽しんで見守ってあげて欲しい。そんな想いでHappy children(はぴちる)通信の第一号を創刊しました。

はぴちる主催のプレーパークや、イベント等にて無料でお配りします。年六回発行し、今後のプレーパークやイベント情報、子どもとの関わり方や季節の自然の楽しみ方、子育てコラム、体にやさしい簡単おやつなど、皆さんの子育てに役立てていただけるような内容でお伝えしていきたいと思っています。

はぴちる通信・第一号

創刊第一号は、

・八甲田のモンスターに会いに行こう!

・【今月のコラム】雪の上を歩く不思議な虫の正体

・2017年の活動予定

・わたしたちからのメッセージ

・賛助会員募集!

という内容になっています。

この中から、私たちのメッセージをここに転載します。

子どもは「あそび」で育ちます。「あそび」とは、本来自由なもの です。決まった遊び方や大人が用意したように遊ぶのではなく、子 どもが自分から遊びたいから遊ぶ。やりたいからやる。そういう能動的なものだと思っています。ジャ ンプしたいからジャンプする。木登りしたいから木に登る。捕まるかもしれないドキドキ感を味わいたいから、追いかけっこする。
そういう子供の遊びを大事にしたいと思っています。おもしろい! きれい!すごい!心動かされる経験をたっぷり子供にさせてあげて ください。

子どものやりたい気持ちを応援できる場、自然体験で五感をたっぷり使う場を提供し、様々な体験や失敗の中で、子供たちが自ら考えて行動できるように、ワクワクする日々を過ごせるように願っています。

はぴちる賛助会員募集!

プレーパークでは、くぎやガムテープ、毛糸や絵の具、マジックや、紙などの消耗品があり、他にも、出張プレーパークでの交通費など、様々な経費が掛かります。プレーパークを続けて いくための活動費の支援をして下さる賛助会員も随時募集しています。応援してくださる方は 1 口 1000円から、何口でも結構です。賛助してくださる方は、メールにてお名前と住所をお知らせください。また、通信送料500円をご負担いただければ、はぴちる通信を年六回送付いたしますので、ご希望の方は、そちらもメールにてお申し込みください。後ほど振込先をお知らせいたします。

お問い合わせ sashindo0428@gmail.com

2017年の活動予定

今現在予定しているはぴちるでのプレーパークや、自然体験の活動予定です。

・3/26(日)10:00~15:00 駒っこランド屋内プレーパーク

・4/23(日)10:00~16:00アースデイにプレパ出店

(株)高橋 敷地内:三沢氏新町 2-31-2171

・5/4(木)おいらせ町下田公園にてプレーパーク

・5/5(金)、6(土)春の森キャンプ/命の芽吹きを感じよう!

・6/10(土)駒っこランドプレーパーク(屋外・雨天時交流館) ・7/8(土)、9(日)川遊びキャンプ/ホタルたき火を楽しもう!

・8/5(土)駒っこランドプレーパーク(屋外・雨天時交流館)

・8/11(金)山の日に山に登ろう!

・9/16(土)駒っこランドプレーパークで秘密基地をつくろう! ・11/11(土)駒っこランドプレーパークでたき火を囲もう!

・12/9(土)駒っこランド交流館・屋内プレーパーク

※予定は変更になる場合もあります。

また、5 月から 10 月までの毎週水曜は、放課後プレーパークを十和田市ちとせ小学校校庭で行います。そのほか不定期で開催されるプレーパークもあるので、その都度ブログやFB等で時々チェックしてください。

キャンプは有料、要申し込み。プレーパークは無料、申し込み不要です。キャンプは、日帰りのデイキャンプ、泊りのキャンプどちらもありますので、ご都合に合わせてご参加ください。ゴールデンウィーク中の春の森キャンプについては、近いうちに詳細をお知らせいたします。

 

 

指示待ち人間の子供にしてしまうNGワード

近頃、自分で自分のことが決められず、親や先生の指示を待ってからでないと動けない子供が増えています。いわゆる「指示待ち人間の子供」と言われています。

社会に出てからも、部下が上司の指示がないと動かないと、嘆くこともよくあることのようです。

では、この「指示待ち人間」はどうしてそうなったのでしょう?

実は、親や、先生、上司のかかわり方にも原因があるようなのです。

「指示待ち人間」を作るNGワード

日頃、育児をする中で、子供が思い通りに動いてくれないとか、失敗してしまった場面でつい使いがちな言葉が、「指示待ち」の原因を作ってるかもしれません。

・「早くしなさい」

・「~しちゃだめ!」

・「~したらどう?」

・「なんで言われた通りやらないの?」

・「ほら!だから言ったでしょ!」

・「~しなさい」

・「勝手にしないで!」

どうですか?こんな言葉、よく使っていませんか?基本的に、子供がやろうと思ったことを否定すること、失敗したときに怒られる、というような経験の積み重ねによって、「怒られたり、否定されたりされたくない」→「怒られる前に、やっていいか聞いておこう」そういう心の動きになるのも当然のことです。

また、親のほうから、「これで遊んだら?」というように、遊びを決めてしまうことも、自分で決める力を弱めてしまいます。

本来、遊びとは、自発的に子どもが遊びたいと思うことを遊ぶものです。自分で遊びを作っていく中で、こうやったらもっと楽しいかも、こうやったらもっとすごいことができるかも、わくわくしながら想像力を働かせていくものです。

実際、うちの次男は、指示待ちの傾向があります。なぜだろうかと考えたとき、思い当たるのは3つ上の兄の関わりでした。しっかり者のお兄ちゃんで、次男が何か困ったことがあったとき、何かといえば、「お兄ちゃんお願い」と、お兄ちゃんを頼っていました。正義感が強く、曲がったことが嫌だったお兄ちゃんは、良かれと思って、何かと次男のやることに手を出しました。よく言えば手伝ってあげていたのですが、実のところ、次男の自分でやりたい気持ちを奪っていたことにもなってました。ちょっと間違ったことをしようものなら、すぐに「それは違う」「そんなことしちゃダメ」「貸して、やってあげる」。そうやって、何でもやってあげていました。

そして、5歳も過ぎたころから、気づけば、なんでも聞いてくる子になっていました。「お母さん、これで遊んでいい?」「お母さん、トイレいっていい?」「お母さん、これ食べていいの?」

「トイレに行っていい?」なんて、なんでこの子はわざわざそんなこと聞くんだろう?って不思議でした。聞かないで自分で考えられないの?そう思いました。

今思えば、小さいころからやりたいことを止められたり、なんでもやってあげすぎたからだと思い当たるのです。

自分で考えられる子供にする3つのポイント

今、学校でも指示されないと動けない子が増えています。小学校で、答えがわかる質問にはたくさん手を挙げるけど、「どうやったらいいと思う?」というように、答えのない質問や、考えさせる質問にはあまり手が挙がりません。

小さなころから、「あれしなさい」「これしなさい」「早くしなさい」「それはダメ」という言葉をたくさんかけられたことで、自分で考えて動くということに慣れていないのです。そして、学校は学校で、みんなと同じことをしない子は怒られるので、ますます指示待ち傾向が強くなっていきます。

では、どうしたら自分で考えて動けるようになるのでしょう?

それには、「認める」「許す」「どうしたいか聞く」という3つのポイントがあります。

まずは、やったことを「認める」ことです。子どもは、いつだって親に認めてもらいたいと思っています。ある程度大きくなってからは、他人に認められたいと思うものです。何か子供がやり始めたら、その手を止めさせずに、やりたい気持ちを達成させてほしいと思います。とはいっても、親にとって望ましくないこともあるでしょう。そんなときでも、頭ごなしに「だめ!」「やめなさい」とやってることを否定するのではなく、「それをされると困るから、こうしてくれると助かるんだけどな」とか、「お母さんは、今はそれをやられるのは困るんだけど、どうしたらいい?」って、困る理由を説明して、そのうえでどうしたらいいか子供に尋ねてみることです。

次に「許す」こと。失敗したときに、「だから言ったじゃない!」「なんでそんなことするの!」って、頭ごなしに怒鳴るんじゃなく、例えば水をこぼしちゃったときでも、「あ~あ。やっちゃったね。どうすればいい?」って、聞いてみることです。もちろん、命にかかわるようなことは、全力で止めるべきですが、命にかかわること以外は、おおらかに、許してあげてほしいのです。「あ~あ」は魔法の言葉です。「あ~あ。やっちゃった。でも、拭いたらいいよね?」って。失敗にひとつひとつ目くじらを立てるのではなく、失敗したけど、どうしたらいいかを考えさせるくせをつけましょう。

三つめは「どうしたらいいか聞く」です。例えば、「トイレに行きたいけど、行っていい?」って言ったとき、「あなたはどうしたいの?」って聞いてみる。「これで遊んでいい?」って聞かれたら、「どうしたいの?」って聞いてみると、自分でこうしたいって、必ず答えます。そうやって、自分で決めるチャンスをできるだけたくさん作ってください。

まとめ

子供がやりたいことをやりたいようにさせてあげるとか、失敗を許すなんて、日々の生活の中ではなかなか難しいものです。子供がなかなか思い通りにならないとか、失敗してイライラするとか、よくあることです。

親は、子供がうまくいくように、失敗しないようにと望んでしまうところがあります。でも、転ばぬ先の杖をつきすぎて、失敗から学ぶ経験を奪ってしまわないように気を付けてあげなければいけません。できるだけ手を出したい気持ちを抑え、やらせてみることです。

社会人になって指示待ちになってしまう場合は、やはり、きちんとしすぎるできる上司の元にいる部下が指示待ちになる傾向が強いといいます。部下に任せられない。部下がやったことにこれじゃだめだとすぐダメだしする。その繰り返しで、怒られるよりなら、言われたことだけやっていようという心理が働くためだそうです。

「信じて任せる」、「信じてやらせてみる」ということが、大人も子供も必要のようです。

そして、プレーパークでは、こどもの「やりたい」を叶えてあげるための場所です。