人材不足の社会の中で子ども達をどう育てていくか?


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もっと前からあったのかもしれませんが、去年あたりから、働き手を募集しても人が集まらない、というような話を身近で耳にするようになりました。

人材不足が問題になっているのは建設業、IT関連企業、運輸業、介護職、販売・飲食業。他にも、人材不足の影響は教育にも及んでいます。全国的に教員が足りていないと報じられています。

確かに、人口は減少し、高齢化し、団塊の世代が退職していく中で、人材不足になるのは予想されてきたことですが、思った以上に深刻な事じゃないかと危機感を感じています。

一方で、職を求めている若者も多くいるという事実もあり、若者たちが働く場所は何でもいいわけでもなさそうです。

人材が足りていない職種

はじめに述べたように、建設業、IT関連企業、運輸業、介護職、教員、販売・飲食業。こう見たときに、足りていないのは、ある専門の技術を持った人が足りていないということに気づきます。IT技術者、電気、機械などのエンジニア、大型ドライバー、介護福祉や教員などの専門職。

また、若者たちの意識として、正規雇用で働くより、アルバイトや、非正規雇用で働いた方が月給が稼げるし、余暇が自由になる、という理由で正規雇用で働かない層があるという話も。

青森では、息子の友達から聞いた話だと、高卒で働いて、初任給が12万という子がいました。一方で、アルバイトだけで一か月稼いだお金は14万という子も。それでいて、自分がやりたいこともやっています。

そういう面だけ見れば、正規で働くのはバカバカしくも感じそうです。

それに加えて起業ブーム。自分で好きなことで稼ぐ、という起業の波が、若手やシニア、ママの間で起きています。

15~39歳までのニートや引きこもりなどの働いていない世代は、56万人と言われ、全体の2%です。

また、フリーターは179万人と、全体の約7パーセント。

でも、こういう状況を見たとき、これからの社会はどうなっていくのかと危機感を覚えるのです。

給料が安い、過酷な労働環境、休みがとりづらい、人間関係、病気など、いろんな要因で、正規に雇用された人も次々と辞めていく職場もあります。

そんな社会になりつつありますが、これからこのような傾向はますます広がっていくでしょう。

私たちは、この社会を支えていくであろう、今の子供たちを、こういう社会で働く大人に育てていかなければならないわけです。

そう思った時、どんな風に子ども達を育てていけばいいのか、見えてきそうです。

技術職に興味のある子を育てるためには

一つには、将来の日本の技術を支えていく人材を育成していくことです。

それには、まず、小さなころから子供が興味を持ったことを思う存分やらせてあげることです。

例えば、小さなころから機械を分解するのが好きな子だったり、車や電車が好きな子なら、散らかっても、ものを0から作り上げることを経験させてほしい。ラジコンや時計やいろんな電気で動くものを分解するのを許してあげて欲しい。いろんなものを作ることを応援してあげて欲しい。

長男の場合、小さなころから工作好きでした。紙で工作することに始まり、銅線や電池を使った電子工作まで、いろんな工作の末、誕生日やクリスマスのたびにもらうラジコンはすべて分解。自分でカスタマイズしたり、自由に工作を楽しみました。でも、20歳になるまでにラジオを作り、パソコンを自作し、ギターにledを埋め込み光らせ、CADを使って自分で設計し、ギターそのものを作り、自分である程度何でも作れるようになりました。

ただ、こういうエンジニアタイプの部屋は、まず間違いなく散らかります。片付けるのが苦手なのはこのタイプ。一つのものにのめり込む代わりに、どうでもいいことには意識が向かないようです。

でも、そういうことを許していけば、エンジニアタイプは自分で0からものを作り出せます。社会には、そういう人材が必要です。

また、木工など、木をつかった工作も、自由にやらせてみたらいいと思うのです。自然の中で遊び、木を見て育ち、自分で木を切って物を作る体験をする。木のぬくもりや温かさを感じつつ、自分の作りたいと思ったものを形にする喜びを味わって育った子は、もしかしたら建築関係に興味が出てくるかもしれません。

プレーパークでも、よく、椅子を作りたいという子がいますが、板に足を4本つけだただけでは、強度が足りず、すぐに壊れてしまいます。でも、それに座ってもびくともしないように強度をつけていくには、試行錯誤が必要です。それは、揺れに強い丈夫な建物を作る上では、大事な体験になります。

人間関係を円滑にするためには

いろんな仕事がありますが、多くは人と関わる仕事です。サービス業であれ、介護職であれ、先生であれ。

どんな職場でも、人間関係が円滑でないと、心を病んで病気になったり、働けなくなってしまう人もいます。

コミュニケーションの土台は子どものころに作られます。

世の中には、自分と違う意見を持った人がいて、いろんな考え方を持った人がいるということを知る。時にはぶつかり、ケンカして、許して、許されて、そんな経験が子どものころには必要です。たとえ、あいつ、嫌な奴だなって思っていても、それでもそんな子とでも一緒に遊ぶためには、嫌なところには片眼をつむって遊ぶような、そんな柔軟さは、いろんな子と遊ぶ中で獲得していく力です。

自分の子どもが嫌な思いをしたなら、それは親としては守ってやりたい。

嫌なら学校行かなくていいよと言うことも、いじめなど、深刻な場合はそういう選択肢もあっていいと思います。

けれども、ちょっとした子ども達のけんかやいざこざに、見守りはすれども、あまり親は介入するべきではないのではないかとも思います。

子ども達がその中で学ぶことは大きいと思うのです。

自分の子がバカにされるのを見るのはとても嫌なものです。あんな友達とはもう遊ぶなとも言いたくなります。けれども、そんな子とでも子どもが遊びたいと思っているのであれば、それは、見守ってやるべきではないかと思うのです。

息子も、遊んでいる友達の中には、人を傷つけるようなことを平気で言う子もいます。幸い、息子は自分で「そんなこと言ったら俺だっていやなんだからな!」と、泣きながらでも気持ちを伝えることができます。そういう中で、相手の子どもも、相手の気持ちに気づいていくんだと思うんです。

遊びの中でずるばっかりする子や、鬼ごっこも、鬼になるとすぐ帰っちゃう子とか、そんな子もいますが、そうすると、周りの子が、ちゃんと、「お前ばっかりずるいじゃないか」と怒ったり、「〇〇ちゃんは鬼やらなくていいから、一緒に鬼ごっこしようよ」とか、子どもたち同士で一緒に遊ぶためにはどうすればいいか考えて遊ぶ場面をよく目にします。

子どもがケンカする機会を簡単に奪わないで欲しいのです。もちろん、時には大人の介入が必要な場合もあります。子どもが「死ね」とか「うざい」とか、相手をひどく傷つけるようなことを言った時や、直接身体を傷つけるようなとき、命に関わるときは、即座に介入する必要があります。

それ以外の小さなケンカやいざこざは、子どもの様子を見ながら、子どもと話をしながら、どこまで見守って、どこから手を出すか、難しいところもありますが、できるだけ見守ってあげるようにしてあげたいものです。

心を強くしていくためにも、ケンカは必要です。自分の気持ちを表現したり、相手の気持ちを知ることにもなります。

例えば、親であっても、体調が悪かったり、忙しすぎて心に余裕がないと、イライラして子どもにきつく当たってしまう場面もあるでしょう。

そんな時も、子どもにちゃんと説明してあげて欲しいのです。

「今日はちょっと具合が悪いから、お母さん、なんかイライラしてるんだ。だからさっきは怒りすぎてごめんね。」って。

そういうことを言葉で伝えてあげていれば、人が怒るときは、悪いことした時ばっかりじゃなく、体調が悪いときにもイライラして怒りたくなるんだ、って知ることができる。

人の悩みの8割は人間関係だとも言います。

子ども時代のいいところは、失敗してもいいというところ。

失敗しても、よっぽどのことがない限り、ごめんねで許されてしまうところです。言いすぎちゃったり、失敗する中で、「ごめんね。「」いいよ。」と、許される経験を積む。

そうやって人間関係を円滑にしていくためには、多様な人と接する機会が必要です。こんな人もいるんだ。こんな考え方の人もいるんだ。そういうことを全部ひっくるめて、そういう人たちをうまくやっていく方法を考えていくことができるのが子供時代です。

そういう意味で、集団で遊ぶことには意義があります。

こんな大人になりたいという姿を見せる

子ども達は、身近な人から影響を受けます。

私たち大人は、こんな大人になりたいという背中を子どもたちに見せてやって欲しいのです。

おままごとで人気なのはペット役だという話も以前書きました。

ただかわいがられたい、そんな想いの表れかもしれません。

でも、それ以前に、こんな大人になりたいと思えるような大人がそばにいないのかもしれません。

毎日仕事の愚痴ばっかり聞いていたら、そんなに大変だったら、大人になっても働きたくないと思うでしょう。

「こんな大変な仕事、お前にはさせたくない」と言いながら仕事する後姿を見て、誰が農業を継ぎたいと思うでしょう。誰が先生になりたいと思うでしょう。誰が介護職に就きたいと思うでしょう。

身近な大人は、子どもに憧れられるような、そんな働き方をしていてほしいと思っています。自分も早く大人になって、こんな風に働きたいと思えるように。

そのためには、大人がイキイキと仕事を楽しんでいなければなりません。楽し気に働く姿を見て、子どもは未来に希望を抱くのです。

羽生君がオリンピックで一生懸命滑る姿は、多くの人が感動しました。本当に楽しんでスケートをしているその姿に、スケートで、東北の人達を元気にしたい、そんな想いに、人は感動して、子ども達は、こんな風になりたいと憧れを抱きます。

想いのあるいい先生に出会ったら、こんな先生になりたいと、子ども達は思うのかもしれない。

おじいちゃんおばあちゃんと暮らすことで、お年寄りの面倒を見たいと思うように育った子は介護職を選ぶかもしれない。それは、おじいちゃんおばあちゃんに優しくしてもらって、おじいちゃんおばあちゃんが大好きだったとか、そんな温かい気持ちから生まれる気持ちで、おじいちゃんおばあちゃんを喜ばせたい、そんな純粋な気持ちが育っていくのかもしれません。

子どもに関わる大人の姿は、思っている以上に子どもたちに影響を与えると思っています。

働くのが辛い、と、文句ばっかり言ってる姿を見せられたら、働かなくていいなら働かなくていいやと、楽なほうへと流されてしまうのかもしれません。

子ども達に希望を抱かせる、そんな大人でありたいものだと思います。

 

 

 

 

 

 

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「自然育児サークル・てくてく」開講します

2018年春より、はぴちる「自然育児サークル・てくてく」を開講します。

小さなうちから、たくさん自然に触れてほしい。そんな願いからスタートした講座。

ゆっくり歩いて、土に触れ、アリンコの行列を眺め、タンポポの綿毛を飛ばしてみたり、松ぼっくりやドングリ拾いに夢中になったり。きれいな道端のお花を摘んでみたり。鳥の鳴き声に耳を傾け、さわやかな風を頬に感じる。そんな感覚を大切に育てたい。

そして、塩むすび一つでもいい。ママや、みんなと外で食べるお昼ごはんもいいものです。いっぱい歩いて、お腹が膨れたら、子どもはぐっすり眠ってくれます。

子ども時代にしか味わえない、そんな優しい時間を、親子で過ごしてほしい。時には、育児の不安や悩みを聞いてもらうことも、ママには大切な時間。一人で悩まず、理想に振り回されすぎず、子どもと心地よく暮らしていく方法を、一緒に考えていきましょう。

「自然育児サークル・てくてく」の詳細

5月開講の「自然育児サークル・てくてく」の会員を募集します。
0歳から入学前までの乳幼児対象です。
5月から毎月第一月曜日開催いたします。
時間は10:00~13:30まで(お弁当食べて自由解散)。

十和田市東公民館を拠点として、近くにあるビオトープまでのお散歩しましょう♪

こんな生き物に出会えるかも?!これは、二年前にビオトープで見つけたアカハライモリ。


子供時代に、たくさん自然に触れてほしいと思っています。季節によっては、食べられる実が見つけられるかも。


天気がよければ、そのままお外でみんなでお弁当を食べましょう。

乳児さんでも、鳥の声を聴いたり、風を感じたり、木漏れ日を感じたりできます。それを、「鳥さん鳴いてるね、きれいな声だね。」「風が気持ちいいね」って、ママが言葉に表すことで、自然の心地よさが体にしみこんでいきます。

天気の悪いときは、室内で子育て座談会をしたいと思います。
育児の不安や、疑問。こんな時みんなどうしてる?というようなことを、ざっくばらんに話しましょう。自然療法や自然育児について知りたい、聞いてみたいこと、みんなで情報交換しましょう。

会費は、参加したときに、一家族500円いただきます。
乳児がご一緒の場合は、おんぶやベビーカーで参加できます。
長期休み中など、ご兄弟の小学生の参加も可能です。

4/2(月)は、十和田市東公民館にて、誰でも自由に参加できるプレーパークです。

その時に、会員登録していただいても、事前に上のお問い合わせメールにてその旨を書いていただいても結構です。
その際は、お子さまの年齢、お名前もお知らせください。

ただし、定員10家族程度、先着順とさせていただきますので、気になった方は、お早めにお問い合わせください。

自然に触れて育つと何がいいのか

自然に触れて育つと、情緒が安定すると言われています。

そして、親子でそういう体験を共有することで、自分は愛されているという感覚も育ちます。

五感を使うことで記憶の中枢に残る感覚は、後々までその子のベースとなっていくものです。土台がしっかりとしている子は、成長したのち、多少の困難にあっても、それを乗り越えていく力を備えていくでしょう。

土台が小さいうえに、知識ばっかり詰め込んだら、いつかぐらぐらに倒れてくる時が来るかもしれません。乳幼児期は、その土台を作る大事な時期です。

多くの研究によって、自然の中で過ごすと、心身ともにいい影響があるということがわかっています。高度な脳撮像技術を用いた実験では、自然の光景を目の当たりにすると、人の脳内にある信頼や共感、愛情に関する領域がより活性化されるということがわかっています。

一方で、都会の人工的な光景を見ると、恐怖心やストレスに関する領域が刺激されることもわかっています。

また、冬場であっても、外に出て日光に当たることで、ビタミンDが作られるので、カルシウムの吸収が助けられるので骨の成長に日光浴は欠かせません。

子どもを、たくさん外遊びさせましょう。そして、私達親もまた、子どもと一緒に外で活動することで、精神が穏やかになり、健康にもなるのですから。

また、拠点とするビオトープは、比較的容易に水辺に近づくことができます。水の事故を防ぐために、子どもに危険を知らせることも大切な事となります。自然の中で子どもを遊ばせるリスクも知っていただきたいと思います。

 

 

子ども時代にいろんな経験を

子ども時代にいろんな経験をすることは、これからの時代を生き抜くうえで大事なベースとなってきます。

いろんな経験があるからこそ、大人になって、新しい問題に出会った時に、どう対処していけばいいのか、問題の解決策を模索していくことができるようになります。

誰でも初めての経験は怖いものです。新しいことにチャレンジすることは、ワクワクもするけれど、ドキドキもするものです。うまくいくのかな?失敗したらどうしよう。

でも、たくさんいろんな経験をしてきた人のほうが、きっと、失敗を恐れずにチャレンジしていけると思うのです。

子ども時代にしてほしい体験

では、どんな体験を子ども時代にしていったらいいでしょうか?

・0から物づくりする経験をする

・日の出を見る

・満点の星空を見る

・夜の暗闇や月明かりを見る

・火を扱う(たき火する)

・木に登る

・泥で遊ぶ

・虫を捕まえ、飼ってみる

・友達と一日中外で遊びこむ

・いきものに触れる

・自分で料理する

・高いところからジャンプする

・秘密基地を作る

・川遊びする

・山に登る

・食べられる植物をみつけ、口にする・・・

などなど、まだまだありそうです。

なぜ、いろんな経験が必要なの?

では、なぜそんな経験が必要なのでしょうか?

「0から物づくりする」という経験は、何もないところから自分がほしいと思ったものを形にすることが出来る、素晴らしい体験です。

そういう意味で、廃材使って工作したり、木工したりというのは、子どもの創造力を大いに刺激します。失敗したら、何が悪かったのか、考えて改良し、試行錯誤して、トライ&エラーを繰り返すことで、自分の納得のいくものを作っていくことが出来ます。

自分にもものを生み出すことが出来るんだという自信もつきます。

自然体験は、五感をフルに使って、手足の感覚、肌の感覚、匂い、味、川の音や鳥の鳴き声、美しい自然を眺める、触れる、といったことから、情緒を安定させるとともに、世界は美しいという感覚や、自分にはどうにもできない自然の力があることを知ります。生きる力を育むのは、本物の自然に触れてこそできることです。

いきものに触れることで、命に触れることが出来ます。動物や虫を飼ってみることで、命には終わりがあることを知り、尽きた命は再び戻らないことを知ります。そして、それら命は土に返るということも経験します。命は、地球の一つのつながりの一つであり、巡り巡っていることも体験することになります。

カエルの卵さわったり

魚を捕まえてみたり

動物に触れてみたり

今、身近に死を経験する機会がとても少なくなっています。おじいちゃんおばあちゃんと同居している人も少なくなって、死を直接目にすることなく大人になっていく人もいます。

そういう意味で、虫や動物など、身近ないきものに触れるというのは、死を意識する貴重な機会になってきます。昔はありんこ踏みつぶしたり、トンボの羽をちぎったり、いわゆる残酷だといわれるようなことを当たり前にやってきた子ども時代を過ごしたものです。

今は、一見よさそうですが、「かわいそうだからやめなさい」と、小さな虫の殺生を止めてしまいがちです。もちろん、そういった言葉がけも必要になってくるかとは思いますが、殺してしまった虫に対する気持ち悪さとか、いろんな感情を学ぶことも、時には必要なのではないかと思っています。

 

木に登ったり、山に登ったり、ちょっと、その子にとって、ハードルが高そうだな、と思うことにチャレンジすることは、頑張ったらできた!という経験になっていきます。

うちの庭にやってくる子供たちも、最初は木登りする息子を見て、「オレ、ムリ~」と言いますが、スイスイ木に登る息子(しかも自分より年下)を見て、やってみたい気持ちと、自分の方が年上なのにできない悔しさと、いろんな葛藤があって、最終的には木登りにチャレンジして、みんな登れるようになっていきます。

登れるようになると、得意げに「新藤さ~ん!!見て見て~!!」と、必ず声をかけてきます。登れたことが得意げなその顔は、自信にあふれています。

最近、子ども達が「ムリ~」と、すぐ口にしますが、「ムリ~」をなくすることが出来るのは、こういった多様な経験からくる自信しかないのではないかと思っています。

難しそうだからやめよう、面倒くさい、そういうやる気のなさは、チャレンジする経験の少なさから来るのではないでしょうか?

 

子どもの遊びは、もっとも価値のあること

私たちは、ともすれば、「遊んでばっかりいないで、もっと勉強しなさい」と言ってしまいがちです。

遊んでばっかりで、ちっとも宿題をしないから、一週間遊ぶの禁止された、っていう子もいます。

でも、本当は学童期は、友達と遊ぶことで、友達から学び、友達に教える、そんな経験の繰り返しで成熟していくものです。

いろんな考え方を持つ多様な人がいることを知り、その中で折り合いをつけながら楽しく遊ぶためにはどうすればいいのか、遊ぶ中で、社会性を身に着けていきます。自分だけが得になることを主張しても受け入れられないとか、自分の意見を言わないでいたら、自分の考えは反映されないとか、子どもの小さな社会の中で、時には理不尽なこともあり、そうかと思うと、突然ヒーローになることもある。

例えば運動会。運動は得意だけど、勉強ができない子にとってはヒーローになれるチャンスです。そんな風に、工作が得意な子が、自分で作ったものを友達に見せて自慢して、「すっげ~!俺も作りたい!」なんてなることもあるし、絵が得意な子がポケモンの絵をかいて、友達の羨望のまなざしを受けることもあります。女の子であれば、小物を自分で作ったりして、友達に「かわいい~!」って言われたら、もう最高です。

ちょっとした、ヒーロー、ヒロインになれる瞬間を経験しながらも、友達のそんな姿を見て、うらやましく思い、自分も、ヒーローヒロインにいつかなれるように、自分の得意なことに没頭していったりもします。

友達と遊ぶ時間は、何よりも優先されるべき時間だと思っています。

遊びを十分に堪能しながら、人を信じる心や、自分への自信をつけていき、勉強は、その余った余力でやるぐらいがちょうどいいのではないかと思います。

 

 

 

 

子どもと遊びを楽しむこと


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子ども達は遊びの天才ですが、大人もまた、子どもと遊びを楽しむことが大事です。

子どもが楽しいと思っていることに、「なにそれ。そんなのやってないで帰るよ」なんて言ったら、子どもの「いいこと考えた♪」ってピカピカ光った気持ちが、シュルシュルしぼんでいくんです。

親はどうしても、時間に追われているから、子どもの時間に付き合うほど暇ではないものですが、時間が許す限り、子どもの楽しい!、いいこと考えた!につきあってほしいなって、思います。

何でも遊びになっちゃう

子ども達は、遊び道具をいろんな遊びに使う天才です。

オセロに飽きたらオセロ積み。

オセロ積んでるだけで笑いが止まらなくなるお年頃です。

雪遊びしてても、小屋の屋根ゆき下ろすのだって遊びです。

靴下投げボーリングも

ブンタンの皮も遊びになっちゃう。

なんかこれやったら面白そう!

それが子供たちの感じる毎日です。

いかに毎日面白く過ごすか。

子ども時代は、それしか考えていないんじゃないかとも思います。

大人は、子どものそんな面白いこと考えた、いいこと考えたっていうのを、楽しんでみていてほしいのです。

「見てみて~!!」

っていうものは、たいてい大人にとってはどうでもいいことだったりしますが、それが面白いんですから。

氷を蹴飛ばして歩くだけで、楽しいんですから。

大人が関わると、広がることもある

昨日の記事に、実験の話を書きましたが、子どもが、何やろうかな~・・・なんかおもしろいことないかな~・・・っていうとき、大人が関わることで遊びが広がることもあります。

たとえば、昨日のマシュマロふくらませるのなんかも、ただ空気抜いたり入れたりするだけなんだけど、膨らんだりしぼんだりするのが楽しいから、時々中身をつまみながら、結構長い時間楽しんでいたりもします。

ナイフ使って見せたら、ナイフ使うことに夢中になったり。

子ども達のそばで縫い物してたら、子ども達もなんか作りたいって、縫物始めることもあります。

紙飛行機子ども達の前で飛ばして見せたら、あっという間に紙飛行機大会になったりもします。

大人がちょっと子供の前で楽しんでみせるというのも、子どもの遊びの世界を広げるにはいいものです。

鰹節削るのだって、ほとんど遊びです。

生活の中のものは、子どもが面白いと感じる限り、全て遊びです。その、遊びの中から、いろんな経験をし、生活力を身に着け、想像力を働かせ、関わる力をつけていきます。

ぜひ、子どもの遊びを広げてくださいね。

プレーパーク

あしたは、青森社会教育センターのイベントにて出張プレーパークです。

プレーパークには遊びを楽しむ大人もたくさんいます。

子どもの「やってみたい」に寄り添う大人たちでいっぱいの遊び場って、他にはなかなかないんじゃないかと思います。

9時から16時まで、社会教育センターにてお待ちしてます♪

また、今、青森市に、プレーパークのような、子どものやりたいに寄り添ってくれる大人のいる遊び場を、子供たちが年齢制限なく、どんな天候でも遊べるような遊び場を作ってほしいと、署名を集めている仲間がいます。

3/13必着で署名を集めていますので、こちらもご協力くださるとうれしいです。

HPから用紙をダウンロードし、〒030-0821 青森市勝田2−7−3 2F(川名裕美)まで郵送ください。子どもやパートナー、おじいさんおばあさんまで、広く署名を書いてくださると助かります。

よろしくお願いいたします。

 

ライン@始めました。

友達追加していただければ、今後のプレーパークについてなどの情報をお知らせいたします。また、気軽にお問い合わせもできますので、ぜひ、登録してみてくださいね。

友達追加する際は、スタンプ一個でいいので、押してくださいね♪

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家庭でできる実験その2

ここのところ、実験のことで頭がいっぱいです。

なぜかというと、6年生の学習の最後に、お楽しみ実験をやってほしいと、6年生の先生に頼まれたから。

どんな実験が面白いかなあ~・・・。みんなでできる実験はないかなあ・・・。

調べてみると、面白そうな実験がたくさんあります。実験室で見た後に、家庭でもできそうなものを探しています。そんな実験の中から、またいくつか紹介していきたいと思います。

空気が押す力を目で見る実験

食品用の保存容器で、容器内の空気を抜くポンプ付きのガラス容器を使用。

使った容器はこちら。雑菌の繁殖を抑え、鮮度を保ちます。浅漬けを作るにも重宝する真空保存容器。

この容器を使って実験です。

中に風船をちょっぴりふくらませて入れておいて、中の空気をポンプで抜いていきます。中の空気が抜けていくと・・・

風船がこんなに膨らみました!

空気を入れてあげると、しゅ~っとしぼんで元の状態に戻ります。

お次はマシュマロをいれてみます。

空気をポンプで抜いていくと・・・

マシュマロは膨らんで、ビンいっぱいに!!

大きいマシュマロ食べられる~!!と、喜んでビンの蓋から空気を入れてあけると、しゅ~っとしぼんで元のマシュマロに・・・。

膨らんだりしぼんだり、とっても楽しい実験です。

もし、こんな保存容器があったら、ぜひやってみてほしい実験です。

これ、なんでかというと、

普通、私たちがいるこの空間では、感じることはありませんが、私たちは一定の力で空気に押されています。

ビンの中の空気を抜くことで、ビンの中では空気によって物を押す力が弱くなるのです。

押す力が弱くなると、もともと風船などの中に入っていた空気は膨張します。

飛行機に乗ったり、富士山など、高い山に登ったことがある方なら、もしかしたら経験があるかもしれません。

ポテチなど、密閉されたお菓子の袋なんかが、飛行機の中や山頂でパンパンに膨れあがっているのを見たことありませんか?

それも、同じことです。

高いところは空気が薄く、空気によって押される力が弱まるため、密閉された袋の中はパンパンに膨れるのです。

飛行機に乗ることがあったら、見てみてくださいね♪やばいくらいパンパンになってることもあります。

飛行機の中は、0.7~0.8気圧(標高2000~2500m)に気圧調整されているようですが、それでも高い山に登ったぐらいの気圧になっています。

噴火実験

用意するのは、粘土、紙コップ、皿、フィルムケース、重曹、クエン酸(レモン汁や酢でもOK)、洗濯ノリ

山の模型は、紙コップの底にフィルムケースが入るくらいの穴をあけ、フィルムケースと同じ高さにコップのふちをカットします。

お皿の上に伏せて置いた紙コップの中にひるむケースをセットし、粘土で紙コップの周りを覆います。

これで模型の完成。

ひるむケースの中に、洗濯ノリ、重曹を入れ、混ぜ、セット完了。

クエン酸を水に溶かしたものや、レモン汁をひるむケースの中に注ぎ込んだら、シュワシュワすぐに反応が始まりますが、すぐにふたをします。

ふたは、思ったより勢いよく飛ぶので、上に電気がない場所でやるか、ラップやタオルなどで飛びそうなところをガードしながらふたが飛ぶのを待ちます。絶対に上からのぞきこまないこと。

しばらくすると、重曹とクエン酸が反応して出てきた二酸化炭素でいっぱいになったフィルムケースの蓋が勢いよくポン!!っと飛び、後は中から溶岩のようにドロドロあわあわがシュワシュワとあふれ出てきます。

ガスで吹き飛ぶ噴石の威力を、これで再現できたかな?

溶岩に、墨汁や食紅などで色を付けると、より溶岩らしくなるのかもしれません。

 

えんぴつ電池

使うのは、2Bの鉛筆と、活性炭(活性炭入りの除湿剤の中身や、水槽の水を浄化するための活性炭)、アルミホイル、プラコップ、食塩水、ミノムシクリップ、ソーラーモーターとプロペラ。

活性炭とミノムシクリップはホームセンターなどでも入手できます。

ソーラーモーターは、小さい電力で動くモーターなので、電気を作る実験にあると便利です。

プロペラは、100均のミニ扇風機などがあれば、分解してそのプロペラが使えますが、季節柄、ない場合は、ちょっと高くつきますが、ネットで購入できます。

カップをアルミホイルで全体を覆い、ティッシュをかぶせ、活性炭を入れます。

食塩水を注ぎ込んで鉛筆を差し込むと、電気がおきます。

割と簡単に電気を作ることができるんですね。

理科はおもしろい

こうやって、身近なもので実験していくのは、本当に楽しいです。

理科の目は、こういう、「おもしろい」と感じる思いから養われていきます。

不思議だな、面白いな、なんでだろ?

そんな想いを大切にしていきたいと思います。

わかりやすく、面白く、伝えてくれる人がいたら、興味を持って理科の世界に飛び込んでくれるんじゃないのかな~って思っています。

春から、そんな実験ラボもやってみたいな~と思ってるところです。

 

子ども時代、友達とけんかするのは人間関係を学ぶ大事なこと

うちには毎日のように子供たちがやってきますが、その中で、ときどき起こるケンカ。ほんの些細なことがきっかけでケンカになるんだけど、子ども時代のケンカは、それほど長引かず、気が付けば仲直りしてまた遊んでいることがほとんど。

子どものケンカに口を出すなと昔はよく言いましたが、もしこれが、わが子が心を傷つけられたのだとしたら、黙っていられなくなるものです。

でも、子供時代のケンカは、人間関係を学ぶ大事な練習です。自分の感情として、悔しいという感情や怒りという感情を感じます。ぶつかり合うことで、相手が怒ったり泣いたりしてしまった時、そこで初めて相手の気持ちを知ることができます。自分も同じ気持ちを感じた事があるからこそ、相手の気持ちを想像することができる。

「ケンカしちゃだめよ」「仲良く遊びなさい」「人のおもちゃはとっちゃだめよ」「ほら、ごめんは?」。他の子とケンカしないで、いい子になってもらいたいから、自分の子が使ってるおもちゃがとられた時でも、子どもの気持ちも考えず、「貸してあげないさい」って言ってしまうこと、多いですよね。そうやって、子どもからケンカする機会を奪って行けば、表面的にはいい子にはなるかもしれないけれど、その子の「ほんとは僕が今これで遊びたかったのに」という気持ちは置いてけぼりになってしまいます。

子どもがケンカしたとき、親は、大人は、どう関わればいいのでしょうか?

ケンカの体験は宝物

年齢によって、ケンカもちょっと違います。

2~3歳のころまでは、基本的に自分の世界に生きているので、自分が遊びたいものと、人が遊んでいるものの区別がつきません。だから、おもちゃの取り合いで泣いてしまうこともよくあります。「相手の気持ちを考えて」なんてことはできない時期です。そういう意味で、ケガがないように、注意をそらしてあげたりとか、大人の仲介が必要になってきます。

それが、4,5歳になると、少しづつ社会性が芽生ええきます。取られた子が泣いちゃって、ちょっと気まずい気持ちになるのも、社会性が育ってきているからです。

そして、この頃になると、おもちゃの貸し借りのけんかだけでなく、一緒に遊びたいのに仲間に入れてもらえないとか、人間関係のトラブルが見られるようになります。この時期は、子どもから、大人に対して、「○○ちゃんがいれてくれない」など、言いに来ることもありますが、「そっか、あなたはこうしたかったのね」「○○ちゃんはこうしたかったんだって」「○○ちゃんは、今は違うことで遊んでいたいのね」など、お互いの気持ちを代弁してあげるような仲介も、時には必要かもしれませんが、それ以外は、子供同士で解決するように、見守ってあげるのがいいと思います。

大人がすべて解決してあげないで、子供同士で気持ちを伝えあうことが大事です。

そういう繰り返しがあってから、6,7歳の小学校に上がるころになって、大人の仲介なしで気持ちを伝えあうことができるようになるものです。

ケンカすることで、相手の気持ちを知るという経験は、何度も繰り返しながら積み重ねていく必要があります。

幼児期は特に、ケンカしてもすぐに仲直りができるものです。さっきまでケンカしてたかと思うと、次の瞬間にはケロッとして、一緒に笑いあっているものです。

子どもの頃のけんかは宝物です。

子どものけんかにすぐに大人が出てきて、「あなたが悪いんでしょ。」「ごめんなさいは?」と、謝らせて終わりにはさせないようにしたいもの。

もちろん、悪いことをしたら謝る。だから仲直りもできる、ということもあるでしょう。でも、一番大事なのは、相手がどんな気持ちになったかを感じること。悪いことしちゃったなっていう気まずさを感じ、それでもまた一緒に遊びたい、って思うこと。それができたら、自然にごめんねが出てくるのかもしれません。

ケンカと暴力は違うもの

子どもがケンカした時、相手を泣かせてしまったり、相手を叩いてしまったりすると、どうしても親が謝らなければならないことも出てきます。そんな時、話をちゃんと聞いてもらえなかったり、ご免なさいは?って、謝らせられたり、ケンカになる前に、あなたが譲ってあげなさいと我慢ばかりさせられて、自分の欲求をちゃんと満たされてこなかった子供たちは、欲求不満がたまります。

大人だって、自分の話をちゃんと聞いてもらえないと、もやもやするものですよね。話をちゃんと聞いてもらえる、これだけでも違います。

子どもはなおさらです。

乱暴だったり、意地悪してしまう、気になる子供たちは、欲求不満がたまっているような、満たされていない場合も多いようです。

もうひとつには、怒りの感情の表現のしかたがわからない、ということもあります。

ケンカは人間関係を学ぶために必要なことですが、暴力は、どんな場合もしてはいけないと教えるべきです。人を直接傷つけることと、言葉によって人の心を傷つけることは、良くないことだと教えておく必要があります。

また、そういう意味で、怒りの感情を持ったときに、時に手が出てしまう子などは、根気よく怒りを感じた時の対処法を伝えていく必要があります。

かつてうちに良く遊びに来ていた悪たれ達も、初めの頃は、カッとなったら手が出る足が出るで、暴力を抑えるのに苦労しました。

彼らに何度も何度も伝えたのは、カッとなったとき、嫌な気持ちになったとき、暴力を振るう以外にも気持ちを鎮める方法があるんだよということ。

その場から離れて、自分の気持ちの落ち着くところに行くのもいい。そうやって間をおいて、自分の気持ちが静まるまで、深呼吸したり、ゲームするなど、気をまぎらわせたりしてもいい。

うちにはまだ当時五歳の末っ子がいたので、小さい子にカッとなったら暴力ふるっていいんだと教えないでほしいということや、頭に来たら暴力ふるうのは普通じゃないんだということ、言葉でまずは気持ちを伝えたらいいんだということなど、そんな事を事あるごとに伝えました。

最近では、アンガーマネージメントという、怒りをコントロールする方法もあって、言い返す前に、やり返す前にカッときたら、6秒数えるという方法もあるようです。

心が満たされていること

ケンカしても、暴力を振るわないようにするためには、子どもがある程度普段の生活の中で満たされている必要があります。

子供の望んだことを、できるだけ聞いてあげる、という親の関わりが必要となります。子供の望むことというのは、あれ買って、これが欲しいというような、ものに対する欲求じゃなく、だっこして欲しいとか、おんぶして欲しいとか、いっしょに遊ぼうとか、散歩の時に手をつないで欲しいとか、子どもが一生懸命話してることを、手を止めて、視線をあわせてちゃんと聞いてあげることだったり、そういうスキンシップや、心の欲求を満たしてあげることです。

ものを買い与えただけでは、心の欲求は満たされません。

そして、子供の欲求を満たしてあげるには、親も心に余裕がないと難しいでしょう。親自身も、欲求を満たされている必要があります。

お母さんであれば、お父さんや、おじいさんおばあさんに協力してもらえてるとか、話をちゃんと聞いてくれる人がそばにいるとか、お母さんを大事に思ってくれる人が必要です。

大人も子供も、心が満たされていれば、多少のケンカをしたとしても、問題が大きくなることはまずありません。

親が満たせない場合は、誰かが満たしてあげたらいいんです。

甘やかせたらどんどん調子にのってエスカレートするから、あんまり子供の言うなりになってはいけないという人もいますが、私は、それでもできる限り、欲求を満たしてあげたら、それだけで子供達の心は安定してくるのだと思っています。

確かに、こんなことも許してくれるのかと、次々問題を起こす子もいますが、ある意味子どもは試しています。

こんなことしても、受け入れてくれるの?って。

写真は、悪たれの一人。

困るようなこともいっぱいやりましたが、おんぶして欲しがる子でした。

お父さんに、こうやって、5歳の息子と競いあうように、よくお父さんに上っていました。

彼らも、1年半ぐらいかけて、暴力を振るわないようになり、心も安定していったように思います。

まとめ

子どもたちは、ケンカすることで、人間関係を学びます。相手の気持ちを知り、相手の痛みを知ることは、とても大切なことです。

子どものケンカは、修復も早く、ケンカしてもすぐ仲直りできてしまいます。

そういう意味で、たくさん失敗しても大丈夫な時期です。

相手を怒らせちゃった。

何で?

そうやって、相手の気持ちを学んでいくチャンス。

世の中には、いろんな考え方の人がいると気がつくチャンス。

多様な考え方の中で、うまく物事を進めていくための、試行錯誤を経験できる貴重な体験です。

でも、ケンカが大きくならないようにするためには、ある程度、子供たちが普段の生活の中で満たされていることが大事になって来ます。

 

 

おうちが子どものたまり場になるのは困る?

うちは、今は20歳の長男のころから、今は小1の子供4人。今の家に住み始めてから13年。子どものたまり場となっていました。しばらく専業主婦だったこともあり、「大人のいる家に遊びに行く」というのが、普通でした。たまり場にしていたつもりはなくても、子ども達が集まる家でした。トイレが使えて、のどか湧いたらお水が飲めて、怪我したときは絆創膏はってくれて、たまにおやつが出てくる家だったから。

「子ども たまり場」で検索してみると、小学生たちのたまり場になって困っているというQ&Aがたくさん出てきます。

確かに、毎日土日も関係なく来られるのは迷惑。おやつやジュースを催促したり、雨でぬれた靴下のまんま上がってこられて迷惑とか、土日はゆっくり家族の時間をとりたいのにとか、うんうん。気持ちは確かにわかります。

私も、こうやって、子どもの居場所が大切なんだと書いたりしていますが、それでも、平日の放課後は時間も短いからまだいいのですが、土日、祝日、長期の休みとかになってくると、ご近所さんに迷惑なのもあって、困ったな~って思うことも正直あります。

でも、続けてきたのは、遊びに来てくれた子ども達が、みんなうちの子たちの友達になってくれたから。学区の違うところからくる子も、同じ学校の子でも、学年、学級も違う1年生から6年生まで幅広く。

おうちが子どものたまり場になると、何が困って、どんなメリットがあるんでしょうか?今日はそんなお話しをしたいと思います。

おうちがたまり場になって困ること

私が感じる、おうちがたまり場になって一番困るの事は、家族のプライベートな時間が無くなってしまうことでしょうか。

休日ぐらいゆっくりおきて、のんびりパンなんか焼いて、遅い朝ごはん食べて、コーヒー飲みながらゆっくり豊かな食卓を囲んでいる・・・

そんな瞬間、ピンポ~ン♪

「あ!もう〇〇が来た!」となることもしばしば。

休日の朝早くから遊びたくてやってきた子に、「ちょっとまって、うちまだこれから朝ごはんなんだ。まだ玄関で(または庭で)待っててくれる?」なんて話して、慌てて朝食を食べることもあります。

天気の悪い日なんかだと、子ども達はうちに来るまでに泥んこの中を歩いてくるので、玄関は泥んこ。梅雨の時期や、冬の、まだ雪の積もっていない時期なんかは、毎日泥だらけで、毎日雑巾で拭いています。

さらに天気が悪いとき、子ども達の靴の中までびしょ濡れってこともよくあります。そうすると、濡れた靴下で平気で家に上がり込むので、床も足跡だらけ。夏だと今度は裸足でサンダルはいて泥の中やってくるので、足の裏が真っ黒ってことも。

外で遊んでる分にはさほどストレスは感じないし、楽しそうで元気な子供たちの声に、むしろほほえましく思うぐらいなんだけど、今度は元気すぎてご近所さんに迷惑がかかったり。

雨や雪の日、家の中では、カルタやカードゲームやオセロなんかのボードゲームで遊んでいる子供たちも、だんだん飽きてきてやることなくなってくると、ボール投げやかくれんぼが始まり、家の中はひっちゃかめっちゃかになるのは、結構なストレスかも。そうなると、ゲームやっててくれたら静かでいいという親御さんの気持ちもわからなくもない。

そのうち、「お腹がすいた、まだおやつ食べてない」という子がいるかと思うと、せっかく出したおやつも「俺これ食えない」とか言って食べない子もいるし、中には勝手に台所を物色しにくる子もいたり。「ジュースないの?」って冷蔵庫あける子とか。

遊んだものをとっちらかしたまんま片付けないで帰っちゃうこともあるし。

自由すぎる子供たちに振り回されたり。

一般的に、子どものたまり場になって困るのは、うるさい、散らかされる、汚れる、っていうことがストレスになてくるようです。

それでもたまり場でありたい理由

小学生の子供たちを長いこと見ていて思います。

子供たちは、遊び場を探しています。

自由に遊べる場所。

安心できる場所。

楽しい場所。

自分達を受け入れてくれる場所。

 

だからこそ、そんな場所を見つけられたら、そこがたまり場になるわけです。

でも、そんな都合のいい場所、身近にあるでしょうか?

子供がたまればうるさくなるし、汚れるし、もの壊されたりするかもしれないとか、道路に飛び出してきたりしたら危ないとか。

そんな声に追いやられた子供達は行き場もなく、騒がず遊べるゲームに落ち着いてしまうのかもしれません。

子供たちがたまると、確かに騒がしくなるし、汚れるけど、私には、子供達の楽しそうに騒いでる声はHappyノイズに感じられます。

子供の声が響く地域は安心できる地域です。大人が寛容な地域だと思います。

世の中にはそうは思えない人がいるのは確かですが、子供たちが生き生きと子供時代を生きていく事を保証してあげたい。

温かく見守られ、地域の人たちに声かけられながら育った子どもは、そういう大人になるんです。

されたようにしかできないものです。

優しくされたから、人に優しくできる人になる。

あれは危ない、これはやめなさい、うるさいでしょ、人に迷惑かけないの!そうやって言われて育った子どもは、間違いなくそういう大人に育つでしょう。それが正しいことだと思わされて育ったのですから。

私が望むのは、子どもに優しい社会です。子どもに寛容な大人のいる地域です。そういう社会にしたいから、小さなちからかもしれないけれど、地域の中で子どもに寛容な大人でありたいと思うんです。

自分の子供たちが大人になり、結婚し、子供を持ったときに、安心して子育てできる社会を作っておきたい。

だから、我が家をたまり場にしています。見返りなんてありません。期待もしていません。この子達の未来が、優しいものであるようにと願っているだけです。

強いて見返りというならば、このたまり場にやってきた子供達が、素敵な大人になってくれること。人に優しい大人になってくれること。

そんな未来を描いています。

 

 

 

 

 

 

子どもを信じると、子どもはできる。


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先日の節分の日。実は、この日、父も母も、お兄ちゃん二人も、ある講座にでるため、朝は7時前から、夜も20時近くまで、一日家を空けておりました。

中学生の娘と小1の息子はお留守番。

娘一人で頑張ってご飯炊いて、すし酢作って、卵焼いて、具をまいて、スープまで作ってくれました。お陰で遅く帰っても、みんなで恵方巻食べて、豆まきもすることができました。

娘には本当に感謝です。

たまには、こうやって任せてみるのもいいものです。結構おいしい料理を作ってくれます。

信じて任せる

この日、娘には、「ごめん、今日、帰り遅くなるから、晩ご飯お願い!しかも、今日節分だから、恵方巻作ってちょうだい!」とリクエスト。

「え~!!絶対嫌だ~!!買ってきてよ~!」という娘に、恵方巻のつくり方のメモを残し、さっさと家を出たのでした。

しかも、頼んだときは、「すし酢は合わせ酢作っておくから。卵も焼いておくから。後はご飯炊いて、巻くだけでいいから」とか何とか言ったのに、結局朝早く出たので時間がなくって、すし酢も卵も用意できずに家を出てしまいました。

夕方、講座中に娘から電話があって、「すし酢作ってった?」って言われて、初めてハッと気が付いた。「ごめん!用意していくの忘れてた!!卵も焼いてない。梅酢にはちみつ適当に入れて作ってちょうだい。」って慌てた頼んみました。

うちに帰る途中、再び電話して、「ちょっと遅くなるけど、ごはん、(弟と)二人で食べてる?」って聞いたら「う~ん。それもな~。いいや、待ってる。お風呂先に入らせてようかな」って。「あ、それから、スープかなんかも作っとく?」って言うのでお願いしました。

やっぱり二人でご飯食べるのは寂しいよね。

ということで、先に弟をお風呂に入れてくれて、太巻き用意して待っていてくれました。

ほんと、ありがたかった。

娘には、ご飯炊いたり、だしの取り方、みそ汁やスープのつくり方、一通り、いろんな料理はできるように仕込んできました。

だから、こうやって、母が忙しいときに、ごめん!お願い!って頼むと、口ではいやだって一度は言うけど、ちゃんとやってくれるのはわかってた。

しかも、作ってくれるお料理は、結構おいしい。というか、かなりうまい。

任せたら、ちゃんとできるんです。

たまには母が忙しくして子どもに頼むのも悪くない。

そういう機会を時々作って、やってもらったら、めちゃくちゃ褒めます。

もう、だって、ほんとに助かったから。

子どもも、料理の腕は上がるし、褒めてもらえるし、母も感謝でいっぱいの気持ちになるし、いいことづくめです。

雪があれば一日中遊べる子ども達

さて、一日家を留守にしていたわけですが、息子は友達と、午前も午後も、ずっと外でカマクラ作って、そり遊びして遊んでいたらしい。

お父さんもお母さんもいないから、家の中では遊べないよって話しておいたので、約束もちゃんと守っていたようです。

帰ったら、「結構おっきいカマクラできたよ!」って楽しそうに教えてくれた息子。

雪さえあれば、外で何時間でも遊べる子ども達。

さすがです。

写真は、子ども達のお気に入りの遊び場。

ジャンプしたりそり滑りしたり。ほんと、楽しそうです。

こちらも、信じて放置(笑)。

でも、友達と遊んでいる時間が一番楽しいから、暗くなるまで遊んで、時間になったらちゃんと帰ってきます。濡れた手袋や長靴は、新聞紙持ってきて、ストーブの前に干してありました。

そして、私たちが帰ってきたときには、ちゃんと宿題も終わらせていました。宿題しなさいと、一言も言わなくても。ほんと、えらいです。

高校生も信じて見守る

節分の日、夫婦とお兄ちゃん二人と出た講座はDrop into2018という講座でした。

今年一年、どんな一年にしたいか、年間計画を立てる講座だったのですが、ちょっと普通の年間計画を立てる講座とは違うもので、私たち夫婦がここ何年も、これだけは欠かせないと思って参加してきた講座。

講師の方が多忙になったため、開催は今年で最後ということで、20歳の長男と、高2の次男も参加させることにしました。

長男は、やりたいことがいっぱいあるから、行動計画立てるにはもってこいだと思っていましたが、実は、次男がちょっぴり心配でした。

やりたいと言ってることがあるけど、でも、本当にそれがやりたいのか、その情熱が感じられなくて、年間計画なんか、描けるのかな~・・・っていう心配。

でも、講座に参加中は、はっきり言って自分のことしか考えてなくって、次男のことを心配していたことも忘れてたくらい。

私たちの知り合いも結構いたし、「ああ、新藤さんとこの息子さんね」って温かく迎え入れてくれていたので、まあ、大丈夫だろうと、こちらも信じて放置。

親は、子どもがどんな夢を描くのか、手出し口出ししないことって言われていたのもあったからというのもあるけれど。

でも、終わってみたら、ちゃんと、自分なりのワクワクする未来を描き、そのために何をするかも、ちゃんと考えてたみたいでした。みんなの前で、ちゃんと発表もできたようだし、心配には及ばなかった。

子どもって、親が考えてるよりずっと、しっかり考えてるものかもしれません。

講座の中で、講師のさえさんが言いました。

そもそも、悪いことや心配事はありありとイメージできるのに、できてる未来をありありとイメージできないわけがないでしょ?ありありと想像したものだけが現実であると脳は勘違いします。不安や恐れを抱くより、ワクワクする未来を創造したほうが、ずっといい。

子どもに対しても、この子はできる!って信じてあげることにしました。

子どもを信じて見守るプレーパーク

 

プレーパークは、子どもを信じて見守る、そんな場所です。子どものやりたいを応援し、見守ります。子どもは、自分の力で、ちゃんとやりぬくことができます。

大きいカマクラ掘ることだってできるし

自分で考えて作って、色塗って、思うように何かを作り出すこともできる。

でっかい穴掘ることだってできる。

こんな高いとこに登ることだってできる。

信じて任せたら、こんな素敵なものも生み出せちゃう。

頑張っていすだって作っちゃう。

 

青森には、常設のプレーパークがありません。

雨や雪の日、遊ぶところはお金のかかる施設ばかり。無料の施設も、小さな子しか遊べなかったり、小さなこと小学生以上の子が一緒に遊べる施設はほとんどありません。

だから、多少遠くても、小さい子と、小学生の兄弟がいる家庭なんかは、わざわざ岩手に出かけたりします。

天気がよければ、それでも冬は外で雪遊びができるのでいいのですが、吹雪の日などは小さな子連れてはとても厳しい環境です。

そんな中、青森に室内でも野外でも遊べる子どもの自由な遊び場を作ってほしいと、署名を集めている仲間がいます。

************************

みんな冬場の子供達の遊ばせる場所に困ってるよね?
お金かかるとこにばっかり連れてけないし

吹雪くと子供達つれてどこに遊びにいけばいいんだろ…

結局今日もうちでゲームで終わったなぁ

最近思いっきり遊ばせてあげれてないなぁ

スポーツってお金かかるなぁ

孫とばつれでどごさいげばいんだ…

赤ちゃんと小学生が一緒に思いっきり遊べる場所青森市ないじゃん…]

そんな思いで子育てしても面白くないなぁ
二人目産みたいって思えないよねぇ…

今いる子供達が大人になって青森市で子育てした時胸張って

[冬場も遊び場あるから大丈夫だね!
あの時署名したからさっ]

って言ってあげられる遊び場あったらいいよね^ – ^

こちら、
プレーリーダーの
ヒロちゃんとまいこはん二人で始めました。

目標は3万署名

子供の名前は代筆でお父さんお母さんが書いても大丈夫です。

青森市のじゃなくても大丈夫
全国の方に協力してほしいです。

いつ転勤で青森市にくるか、わからないんだからね❤️❤️

********************************

 

以下署名用紙↓

https://drive.google.com/…/1M5ePb0XfLK-bMkofXPUtnl_oXo…/view

以下チラシ↓

https://drive.google.com/…/17M6AHhLfSYXRKwlTZYTGy4Sv6l…/view

 

郵送先はHPをご覧ください。

2/18日ごろまでに郵送してください。よろしくお願いいたします。

 

信じて見守る大人に出会った子供たちは、ちゃんと自分の力でやっていけます。大丈夫です。

 

そんなプレーパーク、はぴちるの情報はこちらに登録していただければイベント情報お届けします。はぴちるのプレパ情報を知りたい方は、ぜひ、登録してくださいね♪

それと同時に、協力して下さる方も募集します。

来れるときで構いません。子どもを遊ばせに来たついでに、ちょっと他の子も見てくれたり、最後までいたら、片付けるのを手伝ってくれたり、資金的に援助して下さる方も、随時募集しております。

私たち夫婦だけで見られる子供の人数にも限りがあります。いろんな方が関わってくださるとうれしいです。

よろしくお願いいたします。

友だち追加

 

科学する心を育てよう


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  • 身の回りのものは、面白いこと、不思議なことでいっぱいです。1/31は満月で皆既月食でしたね。欠けてゆく赤い月を子どもと眺めた方も多いのではないでしょうか?地球の動きと月と太陽との関係も、子どもにどうして?って言われて説明できますか?

いろんな、なぜだろう?どうなってるんだろう?面白いな、不思議だなって思うことは、理科の分野につながっていきます。地球、宇宙、地学、物理、科学、電気工学、生物など。

子ども時代に、そんな面白いこと、不思議なことにたくさん出会わせてあげたいと思っています。科学する心を育てることで、いろんな分野に興味を持つことができるようになるものです。

台所の科学実験

子どもに科学的な視点を持ってもらうために、身近なもので子どもといっしょに実験してみましょう。

【おいしい色変わり実験】

比較的家庭でも手に入りやすい材料で、台所実験をしてみると面白いです。

上の写真はマロウブルー。ハーブティーとして売っています。咳などの呼吸器系や、胃腸の調子を整える効能があります。

お湯を入れると、きれいな青色が出ます。

おもしろいのはここから。レモン汁を入れると、サッときれいなピンク色に変化します。

ここまでは美味しく飲めますが、この先は、飲んでもおいしくないお茶になるので飲むのはお勧めしませんが、重曹をティースプーン一杯入れると、シュワシュワいいながら今度は緑色に変化します。

こんな風に色の変わるのを楽しめるものに、紫キャベツのしぼり汁や、100%ぶどうジュース、紫いもの粉、黒豆のゆで汁などがあります。

色の変わる実験で必要何かというと、紫色の色素でもあるアントシアニンというポリフェノールの一種を含んでいるものなら何でも試薬にすることができます。

小麦粉、砂糖、重曹、豆乳、紫いもの粉を使ってパンケーキを焼くと、最初はほんのり紫色の生地だったのが、

焼くと緑色に変化します。アントシアニンと重曹(アルカリ性)が反応したせいです。緑色のパンケーキにレモン汁(酸性)をちょっぴりたらすと、ピンク色に変化するので、食べてもおいしい、色が変わるパンケーキを作ることができます。

紙にぶどうジュースをしみこませたものに、重曹水を綿棒に浸して絵を描いていくと、重曹のアルカリと反応して紫色の紙が緑色に変化します。

もう一つ、カレー粉を水で溶いたものを浸したものに、石鹸水で絵を描くと、赤く変化します。

これは、ターメリックの中に含まれるクルクミンという色素が、石鹸水のアルカリと反応して赤くなります。カレーをこぼした洋服を石鹸付けて洗おうとして赤く染まったことはありませんか?

色変わりマジックは、子ども達も喜ぶので、ぜひ、親子で一緒にクッキングしながら、楽しんでみてください。

【ミカンの缶詰を作る】

ミカンの缶詰は、ミカンの小袋の房をアルカリで溶かして、最後酸で中和させています。

おうちでも、ミカンの缶詰のような、房を溶かしたものを作るものができます。

使うものは重曹。

必要なのは

・みかん  5~6個
・水  800ml
・重層  小さじ1

沸騰したお湯に重曹を入れて、外皮をむいたみかんを房をばらばらにして入れます。

沸騰させて2分ほど。薄皮が溶けてきたら、ざるにあげて軽く水洗いし、残った薄皮を取り除きます。シロップに漬けたら出来上がり。

シロップは、以下の通り。

水・・・100ml、

レモン汁・・・小さじ2、

砂糖 ・・・大さじ5~6

アルカリはペクチンを溶かすので、おうちでも簡単に溶かすことができます。お湯は沸騰させておくのがポイント。

電気を作ろう

身近なもので電気を作るのも楽しいものです。

【11円発電】

簡単なところでは、1円玉と10円玉を使って発電することができます。

使うのは、11円と濃い目の食塩水に浸したティッシュ。

10円と1円の間に食塩水を浸したティッシュを挟むと・・・

電気がおきます。1vないくらいの弱い電気です。

乾電池で1.5vなので、LED光らせたりするには電圧が足りません。

銅とアルミと食塩水で電気が起こせるということで・・・

55円発電!ミノムシクリップやLEDはホームセンターで入手。

赤色LEDが比較的低めの電圧で点くらしいのです。

アルミニウムが電解質に溶け出すことで電子が放出されるため、電流が流れる仕組みです。ボルタ電池は、銅板と亜鉛板と、電解質に硫酸をつかったものですが、それを、より手軽に確かめる方法がこれ。

55円と電解質には食塩水を使っています。

この方法だと、1円玉が溶けるので、あまり長くはやらないほうがいいでしょう。

【リアルアップルウォッチ】

11円発電と同じような考えで、レモン電池やリンゴ電池が作れます。

本当は亜鉛板の方がいいのですが、亜鉛板は手に入りにくいので、銅板とアルミ板を使いました。

レモンやリンゴの他、じゃがいもやキウイでもできます。

クエン酸、リンゴ酸やリン酸などの電解質が多く含まれていると電気がよく通ります。

銅板とアルミニウム板を交互に刺してミノムシクリップでつなぎ、時計(写真はストップウォッチ)のボタン電池を外し、プラスの電極とマイナスの電極をつなぐと・・・リアルアップルウォッチです。銅板とアルミニウム板5枚ほどで時計をつけることができました。

もちろん、10円と1円玉を使ってもできます。時計は、100均にあるボタン電池一個で動く奴なら動きます。

電極を刺したリンゴは、アルミニウムが溶けだしているので、絶対食べないでくださいね。

【活性炭電池】

アルミホイルと活性炭、食塩水を浸したティッシュを使っても電気を作ることができます。

備長炭電池なんかは、備長炭に食塩水浸したキッチンペーパーを巻き付け、さらにアルミホイルで覆うと電気が起こるものですが、除湿剤に使われる活性炭や、水槽の水をきれいにする活性炭を使っても電気を作ることができます。

アルミホイルを敷いて、その上にキッチンペパーに食塩水をかけ、活性炭を載せ、アルミホイルで挟みます。ギュッと押してあげると、電気がおきます。

1.2v位の電圧です。でも、これだとLEDはまだつきません。

そこで、同じものを3セット重ねると・・・

点きました!電圧は2.2vくらい。

AMラジオの端子にプラスマイナスをつなぐと、ラジオも聞くことができます。

ギュッと抑えなきゃならないのと、アルミ同士がくっつかないように注意が必要ですが、結構大きな電気を作ることができます。

【鉛筆蓄電池】

鉛筆の芯に5分ほど電気を通します。コップの中には食塩水。

電池を外して、鉛筆の芯にたまった電気を調べてみると・・・

1vぐらいたまっていました。すぐなくなっていきますが、炭素棒に電気をためることができます。

その他にも、風力発電や、ソーラー発電、ペルチェ素子を使った熱による発電など、小さな電力で動くソーラー用のモーターがあれば、いろいろ試してみることができます。

電気を作るのは楽しいものです。

木を燃やす

ミニウッドガスストーブを100均素材で作ったものがあります。

しくみはこんな感じ。

二重の大きさの違う缶にきりで穴をあけて、空気の通り道を作ります。

使ったのはオイルポットと貯金箱。

作り方はこちらのブログを参考にしてください↓

周りにレンガなど置けば、やかんを置いてお湯を沸かすことができます。

割りばしを燃やしたり、非常用に一つあると便利です。

 

科学する心を育てよう

外でたくさん遊べる季節なら、植物や、虫など、不思議だな、面白いな、っていうものに出会う機会は多くなります。

田んぼをのぞけば、そこには微生物や水生昆虫、オタマジャクシなどの生き物の世界が広がっているし、木や、土の上には昆虫の世界が広がっています。

川遊びで川の流れの働きを体感し、川の中には魚が。川底の石をひっくり返せば、そこにも水生昆虫の世界があります。

今は冬。

生き物たちに出会う機会がぐっと減る今、家の中でもできる、科学する心を育む実験をしてみたらいいんじゃないかと思いますが、火を使うものだけは、外でやってくださいね。

例えば、この前月食がありましたが、どうしてだろう?って思ったら、図書館で本を借りてきて調べてみてもいいですね。なんでだろう?って思ったタイミングで絵本や図鑑に触れると、子ども達はスポンジで水を吸収するように、そのことに関連したことまで興味を持ったりするものです。

タイミングを大事にしてみてくださいね。

また、台所実験は、冬でもできる、楽しい実験なので、外遊びできないようなときにお勧めです。

【バスボムを作ろう】

酸とアルカリの実験では、重曹とクエン酸でバスボムも作れるので、親子で作ってみてもいいですね。

重曹大さじ2

クエン酸大さじ1

お好みでバスソルトやコーンスターチを大さじ1

お好みのアロマオイルス2~3滴

 

材料を混ぜたら、スプレーボトルに水を入れ、少しづつ水を吹きかけて、にぎって固まるぐらいの湿り気をつけます。水を入れすぎると反応が始まってしまうので注意です。

ラップに包んできゅっと口を縛り、一日寝かせておきます。

お風呂に入れると、重曹とクエン酸が反応してシュワシュワと泡が出ます。二酸化炭素の泡が発生し、炭酸風呂でよくあったまります。

バスボムの中に小さなおもちゃを入れてギュッと固めると、シュワシュワ溶けたときにおもちゃが出てくるので楽しいですよ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

冒険遊び場プレーパークで冬も遊ぼう!


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今週末1/27(土)は、駒っこランドではぴちるのプレーパークです。

1/27,28は、駒っこランドの雪まつり。そのうち室内プレーパークを開催するのは土曜のみです。

また、同時期、県内、青森こもものプレーパークもあります。

冬のプレーパークの日程をぜひ、チェックして、遊びに来てくださいね。

イベント情報

【はぴちるプレーパーク】

★1/27(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

駒っこランドの雪まつりでは、福まきや、そり滑り大会などのイベントがありますが、プレーパークは交流館内にて行います。

雪遊びで寒くなったら、室内プレーパークで遊んでいってくださいね♪

★2/10(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

★2/25(日)9:00~16:00 青森社会教育センターにて

「白神ビジターセンターがやってきた」のイベントにてはぴちるプレーパーク開催します。

★3/31(土)10:00~15:00 十和田市駒っこランド交流館にて

 

【青森こももプレーパーク】

★1/27(土)外ヶ浜中央公民館プレーパーク 10:00~15:00

★1/28日日曜岩木文化センター あそべーる 10:00~

「おもり在来種の種をつなごう」イベント内にて

★2/12(月) 10:00~14:00 浪岡アップルヒル

雪遊びプレーパーク開催!

 

冬だからこそ、たっぷり遊ぼう!

プレーパークでできることは、いろいろあります。木工や

段ボールや新聞遊び

ホッケーゲームで対戦も。

段ボールは工夫次第で、おうちにも滑り台にも、トンネルにも何にでもなります。

その他、工作や、

コマ回しやけん玉、

毛糸遊びなど

やりたいものはなんでも。

駒っこランドは外に行けば雪遊びもできるので、雪遊びしてから遊びに来てもいいですね。

家にこもりがちな冬を、たくさん遊んで過ごせるプレーパークに、是非いらしてくださいね♪

ちびっこさんでも、安心な斜面もありますよ。