父親が育児参加すること


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日本の育休取得率は低く、2016年は女性は81.8%、男性は3.16%です。イクメンやカジダンという言葉もよく聞くようになった今も、まだまだ男性の育休取得率は低いようです。

フランスの調査では、育休を取得した父親の方がその後も子どもの世話により多く参加しているという事がわかっています。母親は、10か月かけて母親になる準備をしているわけですが、父親は、子どもが生まれて、お世話していく中で、徐々に父親になっていくと言います。

男性が育児に参加することで、お母さんが抱える家事や育児の大変さを、少しでもシェアできたなら、もう一人いてもいいかもと思えるのかもしれません。二人の子どもだから、お互い協力しあいながら子育てするという意識を持つのに、男性の育休も必要になって来るのかもしれませんね。

産後に育児に協力してもらえなかった、女は家事や育児をして当たり前のような態度をとっていたことが後々まで後を引き、熟年離婚に至るケースも多いと聞きます。産後の奥さんの体をいたわって、家事や育児に協力したり、忙しくてなかなか育児参加できないときも、奥さんにねぎらいの言葉をかけてあげてほしいと思います。

男性の育休

国や、県の職員などは、男性の育休を進めているので、比較的育休を取りやすい環境にありますが、民間では、人手不足などで、長期で休まれると困るという業者も多いので、なかなか進まないのかもしれません。

育休をとるためには、職場の上司の理解と、育休手当がでるなどの、経済的に支えてくれる制度が必要です。

厚生労働省では、今年の3月に、育児・介護休養法を改正して、パパ休暇、パパ・ママ育休プラスという制度を設けました。

こういう制度があるということも、意外と知られていないのかもしれません。

うちの場合も、末っ子の時は、主人は育休こそ取りませんでしたが、有給休暇や、夏季休暇、当時、介護の必要なおばあちゃんと同居していたことから、介護休暇なども併せて、産後、10日ほど休みを取ってくれて、サポートしてくれました。出産が夏休み中だったので、夏休み中の上の子たちを、あちこち連れて行ってくれたり、ご飯を作ってくれたり、洗濯してくれたり、何から何までやってもらい、本当に助かりました。

産後、旦那さんのサポートがあると、精神的にも安定します。

出産のダメージは交通事故並みといわれています。骨盤が大きく開き、ぐらぐらです。
子宮が妊娠前の状態に戻るだけで通常6~8週間。骨盤も、最低でも2か月かけて元に戻っていきます。
傷自体に加え、子宮の収縮、胸の張りもかなりの痛みを伴し、さらにホルモンバランスの急変により、気分が落ち込んだり不安に包まれたりしがちになります。
産後の1年は体を回復させるための期間と考えてほしい。家事や育児に専念するための時間ではないことを、夫婦の共通認識として持たないといけません。
最低でも、産後一か月は、ママの体の回復を最優先に、赤ちゃんのお世話以外の家事は、できるだけサポートしてあげたいところです。
大事な時期に寄り添えるかどうかは、その後の夫婦関係に大きく影響しそうです。

お父さんの役割、お母さんの役割

男女共同参画といいますが、もちろん、家事や育児に参加する男性が増えてくれたらいいし、働く女性も多いので、女性が働く環境を整えたり、子どもの病気で仕事を休まなければならないなど、女性が休むことへの職場の理解も必要なことだと思います。
でも、私は、全てが男女差なくフラットになればいいと思っているわけでもありません。
男性だからできること、女性だからこそ気づくこと、それぞれの良さがあると思っています。
子育てで必要な母性と父性のお話を、児童精神科医として、たくさんの子供たちに関わってきた故・佐々木正美先生のお話を引用します。
子どもの希望や要求を受け入れて、満たしてあげる。この〝相手を受け入れ包み込む〞のは母性的な愛情表現、いわゆる母性性。
一方、「これは良いこと、これは悪いこと」と善悪を教えたり、他人と良い関係を築く上で大切なマナーが身につくよう導くなど、過去から受け継いで来た社会のルール、知恵や文化を与えるのが父性性、父親的な役割です。
最近は子育てに関わる若いお父さんが増えていますが、何でもお母さんと同じようにする必要はありません。性差というのは生まれながらにあり、妊娠、出産、授乳がお母さんにしかできないように、お父さんにしかできないことがあるのが自然。子どもの育つ環境としては、文化的な男女差がはっきりしている方がいいと思います。

お母さんが母性性を存分に発揮できるよう協力することが、お父さんの役割として重要です。それは形式的に家事を分担することではなく、

精神的に支えられているという安心感や満足感を、お母さんに与えることです。

子どもが小さいうちは、お母さんの方が一緒にいる時間が長いでしょう。子どものお世話やスキンシップを、お母さんがイライラせず楽しんでやれることが大事。

お父さんは帰宅が遅いなら、話を聞いてあげたり、できる範囲で家事を手伝って、お母さんの心や時間をサポートしましょう。相手に対する気遣いができ、信頼し共感しあえる関係なら、子育てでさまざまな問題が生じても、一緒に考え解決していけるでしょう。

学校や社会に出たら、世の中は規範はルールという父性性にあふれています。だからこそ、家庭の中では、母性をしっかり子どもに伝えてあげてほしいと、佐々木正美先生は言います。

お父さんには、お母さんの心が安定するように、家族を支えてほしいと思います。同時に、お父さんにしかできない、体を使ったダイナミックな遊びや、力強い遊びを通して、「お父さんスゴイ!カッコいい!」って思ってもらえるような関りも、あってもいいと思います。

お父さんによじ登る。お父さんの腕にぶら下がる。高い高いする。虫や工作はお父さんにお任せ!なんていうように、お父さんの得意なことで子どもを喜ばせて上げられたら、家庭の中でのお父さんの株は急上昇しますから。

どうやって、子どもと遊んでいいかわからない、というお父さんもいますが、絵本を読んであげるのもいいと思います。お父さんが寝る前に読む絵本がおもしろいと、うちの子ども達も、ずいぶん喜んでいましたから。

今しか味わえない、貴重な時間

子どもと過ごす時間っていうのは、今しかない貴重な時間です。

家族のために働いて、お金を稼いで、でも、そのために家族と過ごす時間が少なくって、気が付いたら子供は思春期で、父親とはろくに口も利かなくなった・・・なんて話も聞きます。

子どもが小さいうちの時間は、取り返しのつかない大事な時間なんです。

子どもも、一緒に行動してくれるのは10歳ぐらいか、長くても小学校まで。部活や習い事が忙しくて、親子でどこかに出かけられる時間も、10歳以降は大幅に減ります。

子どもと関われるのは期間限定なんです。

でも、子どもとそうやって関わっていくと、楽しいことも共有できる。大変だったことも、後になったら笑い話。子どもと過ごした時間は、宝物の時間になっていきます。

ふと、振り返って、私が末っ子を妊娠していたときのことを昔の記事から思い返してみました。

妊娠中、しかも臨月。

毎年友人と行ってるキャンプにどうしても行きたくて、川遊びとホタルキャンプに行きました。

なんと、その夜、次男がマムシに咬まれ、救急車で病院へ搬送。旦那が次男に付き添い病院へ。不安になっている長男、長女のそばには私ついて、キャンプ場で一晩あかし、翌日、長男長女は友人に預かってもらい、私はそのまま病院へ。

いやあ~、大変でした。臨月でしたしね。

でも、それも、私なんかは、何が何だかわからず、あたふたしちゃったけど、旦那が、二本の牙の傷跡を見て、すぐ毒蛇だと判断して、救急車を呼んでくれた。救急隊の人に状況を的確に説明してくれてたから良かったんですよね。

子どもって、何があるかわからないです。

まあ、そんな話も、今は笑い話です。

マムシに咬まれたことが、宝物の思い出ってわけじゃないんですが、そうやって、家族と積み重ねた楽しかったり、悲しかったり、大変だったりした一つ一つの思い出が、何ものにも代えがたいものだということ。

今しか関われない子どもとの時間を、大切にしてほしいなって思います。

 

命をいただくということ~子どもの世界を広げよう

今日は、おいらせもりのようちえんでの森遊びの日。ここしばらく、しとしとと雨続きで、うんざりしていたので、今回は多少雨が降っても、外に出ようと思い、キャンプ場で遊ぶ事に。水遊びをメインに、雨どいと、ペットボトルを使った水遊び。遊んだあとは、流しそうめんをして、中に入って、もりのようちえんの畑で採れたお野菜を使ったスープをいただきました。手の空いた時間で、カイコの繭から糸を引く体験もしてもらいました。

それで解散だったのですが、そのあと、残った子ども達数人と下の牧場へ行って、羊や、ヤギ、牛を見てきました。

今回は、おいらせもりのようちえんでの子どもたちの様子の紹介しつつ、命をいただくことを考え、子どもの世界を広げる絵本を紹介します。

おいらせもりのようちえん森で水遊び

今回は、雨が降ってもカッパ着て外でバシャバシャ水遊びさせようと思って、用意した秘密兵器が雨どい。幸い、雨も止んで、それほど寒くもなく、お水遊びができました。森で遊ぶというよりは、森の中でのプレーパークという感じではありましたが、何をしようというプログラムもなく、ただ、物だけ用意して、あとは自由に子どもたちに遊んでもらうという感じ。のんびりと、遊びたいように遊ぶ子ども達。トンボやバッタを捕まえたり、キノコにじょうろでお水あげる子も。シャクトリムシつかまえてみたり。

森には、おなじみ、ハンモックとスラックラインの綱渡り。

ロープのブランコもつけて。

うちわのシャボン玉と。

ペットボトルの水鉄砲は、やっぱりこうなる!

子どもは着替え持ってるけど、大人の着替えはないのだよ。びしょ濡れの旦那、走る!

おチビさんは、水をぱちゃぱちゃしてたら・・・

やっぱりこうなる(*^-^*)。ちょっとおしりが冷たいのよ・・・

ボール流して、ペットボトル流して、

笹船流して。

連日の雨ででっかくなったキノコ見つけて、

刺されると、ものすごく痛いイラガの幼虫発見!絶対触ってはいけません!

虫を図鑑で確認中。

せっかく雨どいあるから、流しそうめんも!ゼリーも流れる。

もう、箸なんてめんどくさいもの、いらない!手でいっちゃいます。

今回は、RABの撮影が入っていました。

そうめんも終わって、まだ足りない子供たちは、そのまま室内へ。もりのようちえんの畑で採れた野菜を使った、おいしいスープをみんなでいただいて、お腹いっぱい。

囲炉裏でぬれて冷えた体をあっためる子も。

まったり五平餅を焼きながら。

食べ終わって、手の空いた時間に、カイコの繭を煮て、糸をとる、糸引き体験も。

クルクルクルクル。

単調だけど、なんだかやめられない。どんどんきれいな絹糸が出てきます。

先月はこんなに小さかったカイコちゃんも、

一か月で立派に成長。新幹線みたいな顔になってきましたね。もうすぐ繭を作り始めるでしょう。

糸を引くと、光沢があって、思ったよりも丈夫で、すごくきれいなんです。

これで、もりのようちえんは、解散です。

お片付けして、残った子で、牧場の方にお散歩です。

牧場で感じた命

残った数人の子ども達と、下の牧場へお散歩に行くと、牧場には、羊、ヤギ、牛、馬がいます。ヤギや羊に草をあげたりしながら牛舎へ行くと、大きな牛に圧倒される子供たち。
「ここの牛さんの牛乳は、上の売店で売ってるよ。」というので、帰りに売店で牛乳を買って飲みました。

とってもおいしかった。

お乳を搾るための牛の他、お肉にされる牛もいて、牛のことをもっと知りたいと思ったし、子どもにも伝えたいな、って思いました。
お肉も牛乳も、無駄になんかできません。命をいただく、ということを、改めて考えさせられます。

そして、もりのようちえんで、子どもたちに見せたカイコだって、家畜です。人間のために生かされ、利用され、利用価値のある繭だけをとるんですから。

そういった、人間のために生かされている家畜を通して、命をいただくこと、利用すること、そのありがたさや、残酷さ。いろんなことを、子ども達には感じてほしいです。

スーパーに並んでいるお肉が、いろんな牧場で、生きてきた牛だという感覚。そこがつながっているということを感じてほしいと思いました。

絵本で体験を深め、子どもの世界を広げる

この日、帰りに、息子と図書館に行くと、一冊の絵本が目にとまりました。

「きみの家にも牛がいる」という絵本。

タイムリーだったので借りてみました。

牛がと殺されて、お肉になるまでの工程が、そして、お肉だけじゃなく、骨や皮まで利用され、私たちの暮らしの中にたくさん利用されているということが、しっかりわかりやすく描かれています。

意外なところでは、グミやゼリーなんかも、牛の骨から作られます。

この本をきっかけに、いろいろ調べてみたところ、ゼラチン1袋(20g)で、牛の骨7~8頭分必要なんだそうです!

皮製品なんかは、靴や、ベルト、カバンなどに普通に使われていますよね。

ギターのナットに牛骨を使ったり、和太鼓は9割牛革だそうです。

ヴァイオリンの弓のチップという部品に牛骨、サムグリップに牛革が使われているものもあります。

牛は、捨てるところがないと言います。牛乳としてだけでなく、内臓も、お肉も、皮も、骨も。私たちの生活の中に、使われています。

生の牛を見てきたことと、それにリンクして、こういった絵本で、深めてみるのも、いいのかもしれません。実体験とその先にある世界を知る手掛かりとして、絵本はいいツールです。

子ども達に、畜産関係の人にお話を聞く機会を持てたらいいですね。現場で働く人の生の声を、もっと子供たちに聞かせてあげたいと思いました。

あわせて、絵本などで追体験できたり、体験したことから知識を深めたりできると、知らなかった世界が広がって、違うものの見方ができるようになるのかもしれません。

こういった、体験で、子どもの世界を広げてあげたいですね。

 

 

 

終戦記念日に子どもに伝えていきたいこと


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昨日は終戦記念日でした。毎年、お盆と重なり、ご先祖様に感謝するとともに、戦争によって亡くなった方々への追悼と、もう、二度とあのような時代が来ないようにと、平和を願い、今ある平和に感謝して過ごされた方も多いのではないでしょうか。戦後72年。戦争を語ってくれる方々も、だんだん少なくなってきています。次の世代へと語り継いで今なければ、戦争の記憶は薄れていきます。子どもたちに、何があったのかを語っていかなければなりません。なぜ、戦争が起きたのか。戦争によって何が失われたのか。戦争により、日々の生活はどうなっていったのか。戦地に向かった人たちの想いに触れ、愛する人を戦地に送り出した家族の想いを知り、家や家族を失ってなお生き延びてきた方々の必死に生きてきた時代を知る。だからこそ、今ここにある平和と、幸せに感謝できる。そういうことを伝えていかなければならないと思います。

 

戦争を知ること

原爆の悲惨さは、原爆の資料などで、多くの人が見聞きして知っているところです。でも、同時に、戦争によって、どれだけ多くの人が犠牲になり、苦しんできたかを知ることも、大事なことです。

特攻隊で散っていった人たち。出撃するに先立ち、残した家族への手紙や、書の数々から、国のために死んでゆくことの名誉よりも、残していく家族への想いや、無念や、死にたくはなかったという本当の想いを知ることができます。

当時、浮浪児と呼ばれて疎まれた戦争孤児出会った方々の話に触れると、戦争によって親や兄弟、家も失い、行く当てもなく、ただ生き延びるために必死であったと言います。

朝日新聞デジタル「戦争を語る2.孤児たちの遺言」

より一部抜粋。

「当時5年生だった男性は、集団疎開から戻った上野駅で迎えがなかったそうです。パニック状態になり、焼け跡で家族を捜しても見つからず、日が暮れて駅に戻りました。『生きていないと親に会えない』と思い、盗みを始めたと打ち明けてくれました。同じ境遇で一緒に地下道にいた3年生の男の子は、何日間も何も口にできず、『お母さん、どこにいるの』と言った翌日、隣で冷たくなっていた、と。いったん親戚や里親に引き取られても、重労働や虐待に耐えかねて家出をして、浮浪児になった子も数多くいました」

「いったん平和が失われたら、子どもの命は守れない。いまが正念場です。戦争孤児の問題は過去のできごとではなく、未来の子どもたちの問題です。終わりなき悲しみを子どもたちが二度と味わうことがないように、最後のチャンスと思って、伝えたい」

 

 

私の小学校時代の担任の先生もまた、戦争経験者でした。当時、私たちに話してくれた言葉が、今も心に残っています。

まだ10代だった先生は、夜通し作戦の場所に向かって歩かされ、眠くて、寝ながらひたすら歩いていたこと。目的地に着き、手りゅう弾を抱えて道に潜んで、敵の戦車が来たら、そのキャタピラの下に突っ込むようにという命令だった。手りゅう弾を抱えて震えながら夜を過ごしたこと。ただ、先生は、二手に分かれた分かれ道の一本にいて、たまたま戦車は反対側の道へ進んで、先生の待つ道には戦車が来なかったため、先生は生き延びたこと。

面白い先生で、笑い話のように話してくれていたので、小学生だった当時は、面白い話として聞いていたように思います。でも、改めて先生の話を思い返す時、10代の子供が、爆弾を抱えて夜を過ごすのはどんな気持ちだったろうかと。一人の命が捨て石のように使われた時代。子どもが上官に逆らえるわけもなく、死にゆくことしか選択できなかった時代。

当時、13歳から19歳までの少年兵が42万人もいたと言います。学徒動員(大学生)12万人。大人と同じように戦わされ、軍にとっては習熟していない少年兵は消耗品。特攻の多くはそんな少年兵であったとも言います。

大人はもちろんのこと、子ども達までもが戦わなければならないなんて、そんな戦いは、もう二度とするべきではないと思います。

子ども達が守られていく世の中であり続けてほしいと、切に願います。

 

 

平和な未来のために、私たち一人一人ができること

去年の終戦記念日に書いたブログです。

去年は朝の連続テレビ小説で、「ととねえちゃん」をやっていて、戦争で失われていった、何気ない日常の幸せが、どれほど大切だったか、それこそが、守るべきものだった、というようなことが語られていました。

日々の暮らしを大切にすること。

きれいな川で遊んだ子ども時代。

田んぼにうごめく生き物たち。

笹船を流し、誰が早いか競走したり。

花冠を作ったシロツメクサの香り。

山に登って、足下に広がる見渡す限りの森の木々。

海に連れていってもらい、足にまとわりつく波と砂の感触。

トンボを捕まえるのに夢中だったこと。

焚き火や、薪ストーブの柔らかな灯りとけむりの臭い。

暗くなるまで友達と走り回って遊んでいたこと。

雨に打たれてびしょ濡れになったこと。

川の中に光る魚を捕まえようと格闘したこと。

家族で囲んだ賑やかな食卓。

 

子ども時代の体験が、豊かであればあるほど、幸せな子ども時代がよみがえります。草いきれの匂い。泥や砂の感触。いっぱい遊んで、家に帰ってきたときの安心感。

それらが多ければ多いほど、守るべきものはそこにあったと気づくことが出来ます。

心の中に息づく故郷の情景は、そのまま守りたいもの、大切なものなるでしょう。

子ども達に伝えていきたいこと

だから、子ども達には、折に触れ、戦争の話を伝えていくのと同時に、日々の暮らしを楽しみ、たくさん遊んだ遊びの中で、大好きなものを増やしていていくのが、平和のために私たち一人一人ができることだはないのかと思っています。

 

戦争の絵本や本、アニメや漫画、映画でみてもいい。今なら、インターネットで、たくさんの戦争体験や、戦争での証言を見聞きすることができます。

戦争に関する漫画で有名な「はだしのゲン」は、図書館でも借りられるところが多いです。

「この世界の片隅に」は、8/30まで、Yahooプレミアム会員に登録すると視聴することができます。

「火垂るの墓」や、「永遠の0」「男たちの大和」「硫黄島からの手紙」などの映画を観るのもいいでしょう。

戦争や平和の絵本については、こちらのブログでも紹介しています。

どんなものでもいい。戦争は、幸せを奪い、怒りを生み、悲しみを生むものだと、伝えてほしい。

子供時代、毎日のように友達と駆け回った故郷。後々の記憶に残っていく原体験。バカなことやって笑いあった仲間。あったかい家庭。それがあるからこそ、そういう幸せだった地域を守りたい。仲間を守りたい。家族を守りたい。大事にしたい。そう思えるのだと思うのです。

今年の終戦記念日は終わりましたが、戦争について語ることには終わりはありません。

夏休みに、そういうことを子どもに伝える機会を持ってほしいと思います。

 

 

 

 

あなたは小さい頃何をして遊びましたか?

「あなたは小さい頃何をして遊びましたか?」

青森でプレーパークをやっている仲間が問いかけた小さな問いに、大人になったたくさんの『もと子ども』達から、凄すぎるものから、かわいいものまで、いたずらや、わんぱく、武勇伝など、数々の投稿が寄せられていました。

真っ暗になるまで遊び、道草しながら帰り、やりすぎて時には怒られ、でも、「これやったら面白いかも!」って思うと、やらずにはいられなかった子供時代。毎日がわくわくして、ちょっぴりドキドキして、そんな子供時代を送ってきた『もと子ども』達は、今、大人になって、親となり、自分たちの子供時代のように、今の子ども達にも、たくさんワクワクしてほしいと考えています。

今の子ども達には、最初の問いに、「ゲームばっかりやってた。」「部活や塾や習い事ばっかりで、遊ぶ暇がなかった」なんて答えるんじゃなくって、「友達と毎日走り回ってた」とか、「虫捕りしてた」「カニ釣ってた」「田んぼでオタマジャクシ捕まえてた」「秘密基地作ってた」なんて、答えられるような子供時代を過ごしてもらいたいですね。

子供時代のいたずらわんぱく武勇伝

スレッドの中から、数々の武勇伝を紹介していきます。「あ、これ、自分もやったことある!」っていうものから、「え!!そんなことまで!」っていうのまで、たくさんあります。皆さんも子供時代を思い出しながら、読んでいってみてくださいね。

・Aさん

『みみずで遊んだり、飼育小屋のにわとり放し飼いにして、近くの用水路の蓋開けて物凄い数のゴキちゃん出して食べさせたり・・・かなへび捕まえてしっぽ切れてショック受けたり・・・色々私もやりました(笑)骨も何度折ったことか・・・こどもの遊び、大人も一緒になってというか、大人も本気になって遊べるプレーパーク素晴らしいと思います。』

・マウンテンさん

『釣りに行って自分の足を針で引っかけて釣ってしまったり、テトラポットの中に入ってボールや漂流物を探して遊んでたら女性の水死体を発見したりw』

・Mさん

『田んぼでおたまじゃくしとってて遅刻とか、目つぶって家まで勘で帰ろうとして、停まってる車に顔面ぶつけた』

『食べれもしないのに、宝物のようにナナカマドの実を大量に集めてたなー。
ヨウシュヤマゴボウも食べれないのにおいしそうで集めてたなあ。』

友達と遊んで家に帰るとき、今日は絶対曲がり角で車が来ない!減速確認しない!と決めてチャリで爆走。ほんとに車来なかったからよかったけど、来てたらどうなってたことやら。』

Y・Kさん

『川で丸太を渡ろうとして、落ちて、浄水場のおじさんに助けられたー』

I・Hさん

泥水でシャンプーした。
火遊びして、すんごくしかられた。』

・Sさん

『滑り台から転落して、その日はそのまま寝てしまい、翌日、幼稚園に姉を送り、荷物も預けて、念のため、整形外科でレントゲンとったら、鎖骨骨折。なのに、母は現場を見ていなかった。
ターザンロープから落ちて、頭を打った。頭なので、またまたレントゲンをとるのに、お姉ちゃんはまだこの写真とったこと無いのに、あなたは2回目だね。と言ったら、得意気だった。我が家の二女。』

・ビッグちゃん

『夜中に田んぼで寝てる鴨捕まえて、家の中に連れて帰ったら、鴨暴れて
母ちゃん起きてきてめっちゃ怒られた。』

『畑でモグラ捕まえて、逃げないようにお腹に押し付けながら必死に家に持ち帰ったらお腹噛まれて血が出てて母ちゃんにめっちゃ怒られた。』

『かまきりの卵が好きでタンスにドッサリ集めてたらいつの間にか孵化したらしく母ちゃんが…』

『子供の頃、山奥に住んでたから、水道の蛇口ひねると頻繁に山椒魚混じってくるほどきれいな水道水だった。』

・ドロシーさん

『机の中にカマキリの卵大切に持ち帰ってしまっておいて、春になったらそれが孵ってカマキリの赤ちゃんが机からワラワラ湧いてきてばーさん悲鳴。』

『うちのじーさん秋田犬のブリーダーやってて、うちに常時秋田犬が何匹もいたの。その秋田犬の展覧会に出場する犬に大会前日まゆ毛描いて遊んで、じーさん悲鳴。』

 『近所に自転車乗ってると走って追いかけてきて噛み付いてくるコリー犬がいて、ある日また襲われかけて命の危険を感じて戦ってそのコリー犬を落ちてた角材で殴って退散させた。もう襲ってこなくなった。』

『アリジゴクの巣を見つけて、弟とアリを探してアリジゴクにアリ落として遊んでたら、そのアリジゴクの上にアシナガバチの巣があって、私と弟ボッコボコに刺されて病院送り。あのときはアリジゴクの呪い事件て名前をつけた。』

『ホウセンカの花の蜜を吸いにミツバチが花の中に入ったらすかさず入り口をつまんで、中にミツバチを閉じ込めて、それを人に投げて『ミツバチバクダン』って遊んでた。ミツバチバクダン、たまにつまみ損ねてミツバチに刺されるリスキーな遊びだった。』

『学校帰りにカエルの卵見つけて、入れ物を探してたら、弁当箱がピッタリでルンルン卵お持ち帰りして、弁当箱洗おうとした母ちゃんの悲鳴。』

 『昔土間の玄関で、コンクリで打ちつけてあったんだよ。んで、そこにでっかいアロエ育ててたの。火傷とか切り傷とかに効くって。私もアロエ塗ったらなんでも治るって信じてた。

近所の犬に脇腹噛まれて腹に包帯巻いて遊んでる時に棒切れ見つけて、杖にしてジジババジジババ言って遊んでたら、砂利道だったから石に棒切れが引っかかって、その先が犬に噛まれた傷に直撃。傷口パッカン開いて出血。こりゃ怒られると思って、またアロエ塗って危険回避!今度は成功!!と思いきや、風呂に入る時におびただしい出血でまたバレて怒られる。母ちゃん悲鳴!』

『バッタは捕まえるとひいばあちゃんが干して佃煮にしてくれた。ある日、新任の若い女の先生に、弁当のおすそ分けだと手に乗せてあげた。数秒後悲鳴。』

『私の普段の移動手段はチャリだったんだけど、10キロくらいは普通にどこにでも行けた。
遠くなるとばーさんがチャリの荷台に弟を乗せて、私のチャリをロープで牽引して移動してた。
ある日、わりとキツイカーブ曲がりきれず、私、チャリから吹っ飛んで道路脇の用水路に落下。チャリはばーさんが牽引していたため無傷。』

冬の吹雪の日にばーさんとケンカ。家出だっ!って言って外に出て、ほっつき歩いていて用水路の穴に落ちる。田舎の夕方。近くを通る人なんかいるはずが無い。やばい、死ぬかもしれないって必死にもがいていたら、犬の散歩中のじーさんに何してるんだと発見されて泣く。タースーケーテー( ;∀;)』

『ガマの穂を担任に投げつけてガマの穂バクダン。
ほっぺグニーの刑。』

・ナンシーさん

『カマキリの卵をバッタといっしょに虫かごに入れて教室で育ててて、学校休みに入って
休み明け、バッタの死体とともに孵化してしまったカマキリの卵。みんなのお道具箱やロッカーや本の隙間にまんべんなくカマキリの赤ちゃんがいてクラス中パニック。ほくそ笑む私』

『塾の宿題を間違えて転んだってドブに流した。宿題のバックを水たまりに放り投げる。水たまりにゴーグルに水着で挑んでジャリジャリになるがめげずに泳いだりしてるトコをひかれそうになる。習字は友達がやったやつをもらってやったことにして、駄菓子屋と空き地に入り浸り。空き地の石を拾いまくって山にしたのを一気に崩して遊ぶのにハマり、なぜか近くのおばちゃんから石拾って偉いとほめられる。』

『ミミズを細切れにしたやつを肉に見立てて、砂と葉っぱとでチャーハンとか作ったもんだよねぇ』

『台風で学校休みの日に、傘で飛びたくてさガチで飛んで水かさ増した用水路に落ちて、焦って半ば溺れて這い上がり何事もなかったかのように帰宅したり

風強い日に飛ばされてまた用水路に落下してランドセルの中身全部濡れてやったー教科書ないしもう勉強しなくていい!とあとから喜んだらガチ叱られた。用水路に落ちて可哀想な子ではなくなったよねw』

『田んぼのあぜの横に一気に水が来てながれるとこがあって、
そこで毎日泥遊びとかしてたんだけど、ある日少し下流にチャレンジしたら、おしり足とかに色んなとこにヒルがくっついてかじられた。
身体中ヒルまみれで家に行ったらもう2度度遊べないと悟った5歳は
隣の家のばーさんにヘルプ。ばーさんは冷静にヒルをとってぶん投げて身体中絆創膏はられた。ヒルにかじられた事は未だに内緒。アブにやられたことにしてあるw』

『同級生のおばーちゃんちの裏のとこに、大量に土器が捨てられていることを聞き、すげー距離をチャリで漕いで発掘しに行った。今思えばあの土器…売れたんじゃないか…土器発掘にはまり時間があれば土器ばっかり掘りに行ってた小5。』

 小5小6の担任が面白くてクレイジーだったんだけど、バス釣りに先生と一緒に行った時に見たことないサイズのアリがいて後を追って巣を発見。
すかさず掘りまくったらこれまた見たことないサイズの卵発見。みんなに見せたくて更に掘ろうと思ったらアリが反逆。色んなトコから身体の中に進入し、体中かじられてすごいことのに。初めて草の上でローリングローリングした。ヒアリにかじられたらきっとああなるだろう。

『幼稚園が大嫌いで、幼稚園を破壊崩壊させることばかり考えていた。トイレットペーパーをトイレに全部ガラガラして突っ込んで水流れ無くして溢れかえらせて、トイレ全部から水ダダ漏れ。玄関まで水浸し。おれやってやったと自分はご満悦なので怒られた記憶なし。』

・ベストさん

『蛇数匹捕まえてハンマー投げ大会。
カエルのケツに爆竹挿入してカエル爆弾。
トンボの両羽つまんで引き裂いて、胴体の筋肉見て…
シーチキンって言うだけの遊び。
バーちゃんの畑仕事手伝ってる最中に、たまに出てくるモグラをクワでモグラ叩き。
バーちゃんのスクーターを無断で爆走使用。
バーちゃんのスクーターでウィリーして大怪我して…。
近所の防水そうに鯉放して、プライベート釣り堀。
近くのゴルフ場に秘密基地建設。
秘密基地から、コースを回る人のボールを勝手に移動。
パチンコでボール当てゲーム。
カップ穴を無数に掘削。
グリーンの上に松ぼっくり爆弾でグリーン占領。
学校帰りに、コース上で寝て営業妨害。
裏山全部使ってサバイバルゲーム。
山のツルでリアルターザン。
冬場、友達の家の牛舎屋根から雪山にバイブ。
岩肌にホースの水で穴開けてクライミング。
家の山林で弟と火遊びして山火事未遂。
ってかきりがない…
SNSで書けないことも多々…
今の子供達には縛りがあり過ぎる。
時代の流れがそうさせる。
むしろ時代の縛りよりも、子供達本人達の遊びの意欲に壁があり過ぎる気がする。
もっと、本来の子供達になって欲しい。』

 『爪を使って渋柿に顔描いて人形作ってオモチャにした。
梅の実を勝手に盗んで梅の実合戦。
田んぼの水路をせき止めてザリガニ捕り。
牛の糞に滑ってウンコ塗れになった。
アヒルを庭で10羽飼って育ててたら1日1羽ずつベビに喰われて減ってると思ってベビ捕まえて石で頭カチ割ってたら、後ろでイタチ?がアヒルを狩ってた。
捕まえようと追っかけたら勢い余って土手から落ちて腕と膝がグチャグチャになった。
ロケット花火を瓶ビールに大量に詰めて一気に飛ばしてカラス退治。
学校帰り道路にかんしゃく玉を大量に撒いて、超楽しいイタズラ。
学校帰りに知らない保育園に行ってカンユをお裾分けしてもらってた。
建具屋で木をもらって道路で削って剣にしてチャンバラ。
畳屋に媚び売ってお茶とお菓子をもらってた。
通学路にある知らないおばちゃん家に置いてあった浴槽に水貯めて入ってた。
近所の豆腐屋に設置してた公衆電話の料金箱をどうにかして開けてやろうと友達と日々頑張ってた。
歳上だった集団登校の班長と連続ゲップ対決で連勝してた。
ランドセルをソリにして雪山でソリ遊び。
高校生カップルの繋いでる手の間に割って入ってを繰り返して鬼ごっこ。
高校生に中指立てて、キレさせて鬼ごっこ。
授業中喧嘩してたら担任からの提案で中庭で公開喧嘩になり凄い盛り上がった。
授業さぼって町徘徊をしてすぐバレるを繰り返してた。
裏山に◯◯本が不法投棄してあるのを知ってたから小4位から裏山で熱心に勉強してた。
家から小学校まで10km近くあってほぼ歩きだったから毎日が冒険だった。
こうやって思い返すと宝物な思い出ばかりで、その中で沢山学んだってのがわかる。』

Oさん

『大きいお兄さん達と木っ端で20センチくらいの船を作った。幼心にはピッカピカの国宝級の宝物に見えた。さあ、川にながしてみようぜ、出航だ!という段になって、惜しくなったオレは「いだましいーー❗️(もったいない)」と泣き叫んで出航阻止。場の雰囲気を盛り下げたとか、
学校でウンコするとバカにされるから下校までガマンしてたら自宅まであと70メートルというところでもらしてしまい、風呂場で母親に叱られながら洗われたのが小5なんて、恥ずかしくてとても書けない。』

『幼稚園で女の子にウケようとしてバレリーナのマネで、クルクル回ってたらバランス崩して机の角に激突。瞼の上を数針縫った跡が53年経ってもまだ残ってるなんて、フツー過ぎる。

やはり幼稚園で、友だちと共謀して給食室に忍び込んで、オヤツを盗み食いしたとか、みんなやってるよね。やってないこの方が少ないよ、きっと。』

『小学校で初のスキー合宿。当日朝になって校長先生が急逝。当然スキー中止。近くにスキー場がたくさんあるのにとうとうスキーを覚えずに人生を閉じることになりそう。

水も苦手で、毎年プールの季節になると超ブルーになってた。
「水着忘れた」「頭痛い」ウソついてサボることばかり考えてた。』

・Wさん

『ランドセル背負ったまま(カブトエビ?とか取ろうと)田んぼ覗き込んでたらランドセルが落ちてきてゴロンと前転して田んぼにダイブ、後ろ半身ドロまみれ。
みんなで家じゅうの傘を持ち寄って下にレジャーシートしいて、テント気分で基地を満喫!
蜘蛛の巣を指で巻き取って丸めて玉にしてたら母悲鳴。
木登りしてたら落ちて背中を強打、ちょっと息が止まって焦る(笑)
父ちゃんのベルト何本も繋いだものを気に引っかけ即席ブランコ。
近くの山の洞穴に基地を作って子供だけの世界を満喫!
数家族で海いったとき子供らでフナムシ捕まえて何が好きか飲ませてたら、意外に(大人から少しもらって試した)ビールにイチバン食いついててビビったり。
回旋塔で思いっきり降り飛ばされたり。色々やったな

・APさん

『ミミズをバケツ一杯取って、針と糸で通して糸ミミズを作って物置にぶら下げて母悲鳴(笑)
糸ミミズって言いたいが為だけの殺生、、、』

・Kさん

『バケツに山盛りのカタツムリ捕ってきた!
だって、どっかの国で食べてるのテレビでみたし…お母さん喜んでくれるかなーって。笑
お母さん、怒りはしなかったけど、かなりビックリしてたっけ。
今、ウチの子やったら、私倒れるかも…』

・Mさん

『夏はバクチク・ロケット花火で遊んでた。今は子供にライターとかマッチ使わせないし、痛い思いもさせないね。危ないものは危ないって体験するのも大事だと思う』

・Zさん

『坂にござ敷いて滑り台にして遊んだ!そしたら後ろにひっくり返って石に頭ぶつけて頭に穴あいた!』

・MMさん

『 川に魚捕りに行って見事にズブ濡れになって、こりゃ叱られる!と履いてたジャージを手洗いして(台所水浸し)アイロンで乾かそうとして焦がして…結局叱られる(笑)
当時は小学校も指定のジャージだったから、貧乏だった我が家の出費を増やして更に叱られた』

『露店で買った昆虫採集セットの注射でおたまじゃくしに液体注入』

『トンボのシッポに糸くくりつけてペットにする』

・Jさん

『自販機の「缶味噌汁」のボタンを押したままアロンアルファを流し込み固定。お金を入れたら即味噌汁の状態にしてました。ひどいガキ』

『ミニスキーで軽トラにつかまって20キロほど離れた市内へ遊びに行きました。行きはだいたいの車が市内へ向かうから問題なかったんだけど、帰りはいろんな方向に向かうのでなかなか帰着できませんでした。』

『ロケット花火を手に持って水平に発車して撃ち合いもしてた。』

『学校中のトイレ個室を内鍵して、校内大パニックってのもあったなあ。』

『自転車のダイヤル式チェーンロックをことごとく解析して、バラバラに付け替えて大問題になったこともあったなあ(*゚▽゚)ノ』

・Rくん

親が怒りそうになったのを兄弟センサーで感知して絶対見つからないきみ畑に隠れた。そしたら、きみ畑を荒らしてた熊と一対一になった。こっちが唸ったら普通に歩いて帰りましたよ。あっちもびっくりしてた。

親に怒られて子牛小屋のワラの上で一緒に寝た。一泊。
友達とエアガン持って鹿追いかけて山の中走ったり。」

Tさん

『外でかくれんぼをしてて、橋の手すり?の外側に隠れたら、どぶ川に落ちて、全身泥まみれの擦り傷だらけになって、家に歩いて帰ったら、外で裸にされて洗われた。』

『家の庭にあった砂場で、母が使わなくなった皿とか鍋とかで、ひたすらにおままごと。花壇の見えにくい場所の草を使って、デコレーションしてた。』

Iさん

『家から徒歩二分の海で、クラゲをバケツいっぱいに捕って太陽にあてて、ドロドロにして、ニコニコと母に「牛乳だょ」と見せたらすんなり捨てなさいと言われました。捨てたのは、海よりも遠い先輩の家の横の側溝です』

TMさん

『 蟻の巣を見つけては、ひたすら穴をほじくってた。冬は縄跳び。ゴム段。夏はプール。子どもは無料だったから毎日のように通ってた。校庭も開放されてたから、行くとこ無いと学校に行って鉄棒してた。手にマメができてたし、片足回しをやるときに膝の裏が痛くないようカーディガンを巻いてべろべろに伸びてしまったり。 近所で誰かが花火をやれば、どこからとなくワラワラ集まってきて、スイカなんか食べたりして。楽しかったな』

AKさん

『秘密基地作ってそこを拠点に探検。
基地とは違う山に入って行って、キイチゴとか花の蜜を吸って半日過ごすプチサバイバル。』

 『何故か今でも思い出せないけど、テントウムシのサナギを集めて来て放置。いつの間にか成虫だらけになり、叱られるw』

『鉄棒みたいな車止めで鉄棒して地面に頭を強打。星が出て⭐️しばしフリーズ。』

ステファニーさん

『・ポケットは常に「お金」と呼ばれるウバユリのタネでいっぱい
・冬のある日友人数人と、風邪で学校休んだ友達にプリント届けることに。普通に道あるのに1人が「俺たちはこの雪山を超えなければ!!」と言い出し、除雪されてない広い公園の雪をこいで行ったときは、「私は雪山で死ぬかもしれない」と本気で思った。
・自転車の補助輪外したばっかりなのに全力疾走で常に膝ゲジャゲジャ。
・友達の家に泊まりに行って夜みんなで抜け出して湖の桟橋のフェンス超えて、桟橋の上で夜を明かした。』

『湖で溺れたときは死ぬと思ったなー。本当に走馬灯のようにゆっくり思い出が蘇ったんだよねー。あのときの映像はいまだに覚えてる。』

『鉄棒で友達が「豚の丸焼き」って両手両足で鉄棒にぶら下がるやつやってて、私もマネっこ。「手もはなせるよー」って言うから「わたしもー」ってやったら両手両足はなしちゃって、落ちて意識失って、気付いたら病院だった。』

『・兄、保育園の時屋根から下にジャンプ。友達にかっこいいと褒められて再度ジャンプ。骨折。
・捨て犬だと思って飼ってたのがキツネだった
・トンボ引き裂く
・カエルに爆竹爆弾
・爆竹を道路に投げて、車が走るとバンッ!!!
・葉っぱも石も絵の具もとりあえず味見する。
・じいちゃんが捕まえたヘビにちょっかい出して噛まれて救急車
・夏の小学生の部活はカヌー。練習より、練習終了後のカヌーひっくり返して落とし合いするのが白熱
・冬の部活はスキー。ケガは日常茶飯事。骨折した先輩は、松葉杖をバットにして野球で全力疾走。
・下校中に車に轢かれたヘビを発見。首に巻いて帰宅。』

Nさん

わざわざ犬のウ○コに花火のクラッカーを刺し火を点けて『時限爆弾』とかってワクワクしながら隠れて見てたらなかなか爆発しない。様子を見に近づいて、覗き込んだ瞬間大爆発❗️
今でもその瞬間は忘れられません。w( ˙◊︎˙◞︎)◞︎

T・T兄さん

スキー教室で木に激突して脳震盪起こしたとか、
百円玉飲んで下からちゃんと出て来たとか、
二段ベッドから落ちて舌を噛んで病院で縫ったとか、
明らかに借りパクした他人の名前書いたファミコンカセットあったとか、
二重跳びは300回、時間跳びは1時間越えとか、
規格外が目の前にいたけど、世の中まだまだ広かったな。

A・Aさん

『セミの抜け殻をバケツいっぱいに集めて服に沢山つけてアクセサリーにしてましたw
家のすぐそばがりんご畑で木に登ったり、落ちてる小さいりんごを投げで葉っぱに付いてるセミの抜け殻を落としたり…
抜け殻だ〜って思って取ろうとしたらリアル幼虫でちょいビビったり。
今思うと何が楽しかったのか謎です(笑)もちろんバケツいっぱいのセミの抜け殻は最後に全て踏んで粉砕ww

田んぼの用水路に頭から全身浸かって落ちたwそのあと母にどう処理されたか記憶がないw

公園の砂場にアリがいて、何回砂をかけても這い出てくるので(当たり前w)何故か無性に腹が立ち、器用に一本一本足を抜いていも虫みたいにもがいているのを見届けた後で、アリを踏んで楽にしてあげました。今思えば中国の三大悪女気持ちが少しわかっていたのかも(笑)

近くに土管が積み上げているところがあったので登って飛んで遊んでました。リアルドラえもんの世界。

今は色々言われるし、子供たちは大変だなあと思います😅
そして自分のことは棚に上げ、そんな危ねえことすんじゃねえよ!と怒る私です(笑)』

『姉はリカちゃん人形のピアスを鼻の穴に入れて取れなくなって病院行ったとか、中学の時ノーヘルでダンプに轢かれて無傷だったとかあったよ〜
でも、その報告学校で聞いて(年子だからね)でも、帰って来いって言われないから大したことないんだろうな〜って冷静に授業受けて帰ったら「お姉ちゃんダンプに轢かれたんだよ!?なんで慌てて帰って来ないの!?」ってめっちゃ元気そうにウチのソファーに座ってる姉に怒られた記憶が…』

Sさん

低学年の頃は普通にお人形遊び。友達の家に、卵を入れる取っ手付きの段ボールにお人形セット入れて遊びに行ってました。リカちゃんよりジェニー派。
友達はみんな卒業したけど、卒業できずにハンドメイドのドール服作ってます。
一方、身体が大きく男勝りだったので、高学年の頃は近所のガキ大将に。
公宅アパートの出入り口にある一畳ぐらいの屋根に、踊り場の窓から乗り込んで子ども4・5人でたむろしてました。
もちろん、そこから出る時は飛び降りる。武器はパチンコ。(Y字にゴムついてるおもちゃのやつ)
小石をパチンコで飛ばして10数メートル先の的に当てられるという技を習得。スケバン刑事が流行ったので、ヨーヨーを振りまわしたり、某ジャンプ漫画の影響でシャーペンを武器にしたりもしてました。自分も子分たちも大けがさせたことはなかったので、まぁまぁガキ大将としては穏便だったのではないかと。たぶん。

 

ちなみに、私。

『・花火の煙幕持って、家の中走り回って怒られた。
・お兄ちゃんはカエルのお尻にバクチク入れて火つけてた。
・飼ってたカナリヤ、テレビ台のガラスの扉に閉じ込めて遊んで、片っぽ開けて、こっちだよ〜って誘って閉めて、反対側開けて誘って閉めて、ってしてたら、カナリヤの首扉に挟んじゃって、死んじゃった。
・友達が家の鍵忘れて入れなくなってて、ベランダの窓空いてるかも、っていうから、木登り得意だった私が、三階のその子のうちまで、ベランダ伝いに登ったけど、窓しまってって、またベランダ伝いに降りるのが、めちゃくちゃ怖かった。
・そろばんや、書道を習わされてたけど、いっつもサボって遊んでた。「今日はどうだった?」って言われて、以前に丸もらってたやつ見せてたから、今、字は綺麗じゃないし、計算も早くない。
・道路にいたハチを自転車でわざとひき殺した。
・姉ちゃんと喧嘩して、油性マジックで姉ちゃんの机にバカアホマヌケと書いてやった。』

『自転車で山道下って、カーブ曲がり切れずに転がった。その時初めて、目の前に星が飛んだ。ものすごい痛かったけど、ホントに星が飛ぶんだ~って、妙に感動した。』

『小学生までは、いじめっ子のいたずらっ子だった。好きな子いじめて、腕をつねって、血出るまでちぎって泣かせた。

夏休み中の水泳大会が嫌で、「おじいちゃんが危篤です」って嘘ついて休んで、夏休み中家から出られなくなった。』

 

そして旦那

『幼稚園の頃には10kmくらい離れたまちまでチャリ旅してた。』

『3~4歳の頃、団地の坂道をさっそうと自転車で走り下りる近所のお兄ちゃん達をみて、三輪車にまたがりマネして走り下りて猛スピードで壁に激突、側溝に落ち、近所のお母さんに助けてもらった。』

『あそんでたら道路に毛虫がいるのを見つけ、「いいこと思いついた!」と毛虫を踏むことを思いつき、家に三輪車を取りに帰り、三輪車で毛虫を踏んだ。とたんにものすごく悪いことをした気分になり、その日以来生き物を大切にするようになった。』

『お寺の裏山の廃施設に、山の斜面に沿ってコンクリを貫く、子ども1人寝て入れるくらいの数メートルの長さの鉄の管があって、その中を滑り降りてよく遊んでた。ひざを曲げ伸ばししてずりずり下りてたら足の裏と膝でスポッと管にはまり動けなくなった。一生このままかと本気であせった。今思い出しても冷や汗が出る。』

『川であそんで、帰りは近道しようとガケを登って道路にあがろうとしたら、ガケの途中で足場がくずれてきて上がるも下がるも身動きとれなくなり、本気で死ぬかと思った。粘ってなんとか登りきったので私は今ここにいます。今思い出しても冷や汗が出る。』

『 小学校から中学にかけて、友達と防空壕、鉱山跡地、鍾乳洞をさがしては洞窟探検にはまってた。中3の秋くらいまでやってて、模擬試験前日にも洞窟行って、そしたら試験成績が下がって、先生から洞窟禁止令がでた。』

『友達の家の庭に人が入れるくらいの大穴を掘った。さらに隣にもうひとつ掘ったらつなぎたくなって、穴の底から横穴を掘って2つの穴をつないで人がくぐれるひみつきちを作った。』

『学校の帰り道に山でかくれんぼ。山の中に潜むのがうますぎる友達がいて、みんなで探しても全く見つけられなくて、結局見つけられずにそのままみんな解散してしまった。』

みんな、ここには書ききれないほど、まだまだたくさんの武勇伝があります。

こうやって、いろんな人の子供時代のいたずらわんぱくを見ていると、今の子供たちはまだまだおとなしいな~って思います。

子どもは今を楽しみ、変化を望んで生きている!

子供時代の、こういったたくさんの人の遊びを見ていると、とにかく、『今を楽しもうとしている』っていうのがわかります。

子どもって、「今よりもっと面白いことを経験するために、どうすればいいか?」に、全身全霊をかけているようなところがあります。

とにかく、楽しみたい。

普通はつまらない。だから、普通じゃないことをしてみたい。

この前も、子ども達をウォーター滑り台のあるプールに連れていったら、最初は普通に滑っていたけど、最後になると、だんだんみんな変な滑り方をしていくようになってきます。

いかに変な格好で、みんなより面白く滑ってこれるか?みたいな。

坂を段ボールで滑り降りるのだってそう。

おしり滑りから始まり、立ち乗りしたり、お腹で滑ったり、だんだん変な滑り方にエスカレートしていきます。

普通じゃないことは、ドキドキして、わくわくします。

もっとドキドキしたくって、もっとワクワクしたくって、「え~!!そんなこと~!!」って思うようなことをしでかしてくれる事もしばしばです。

それは、本能に近いのかもしれません。

だって、こんな小さいうちから、こんなことするんですもの(笑)。

普通と違うことが楽しくってしょうがない。

変なことが楽しい。

羽目を外して、思いっきりやりたいようにやるから楽しい。

子どもは、止まることを知らない。いつでも、本来は、全力で遊びきって、疲れ切って、電池が切れるように眠りにおちる。

毎日のように、走り回って、思いっきり遊んで、寝落ちして、何日もお風呂入ってなくったって、歯磨きしないで寝ちゃうことがあったって、そんな風に、全力で遊びきることができる子供時代を過ごせるなんて、最高に幸せなことです。

そんな子供時代を、たくさんたくさん過ごさせてあげたいな。

木苺食べたり、

桑の実食べたり

虫捕まえたり

雪にまみれたり

泥んこになってみたり

水鉄砲戦争したり

穴掘ったり

高いところから飛び降りたり

秘密基地作ったり

ゾンビごっこしたり

忍者になってみたり

崖に登ってみたり

火遊びしたり

魚釣ってみたり

カニ捕まえてみたり

釣ったカニ食べてみたり

絵の具にまみれてみたり

水に浮かぼうとしてみたり

田んぼの生き物探してみたり

木切ったり、なんか作ったり

雨に打たれてみたり

とにかく、遊んで遊んで遊びつくす。そんな子供時代を過ごしてほしい。

 

たっぷり遊んだ子供は、子どもに優しい大人になる

 

いたずらわんぱくをたくさんしてきた「もと子ども」の大人たちは、今、子ども達が、自分たちがしてきたように、たくさん今の子供たちに遊んでほしいと思っています。

子どもの声が騒音だ。

ボール遊びしてると怒られる。

川で遊ぶと怒られる。

寄り道すると怒られる。

空き地がなくて、自由に遊べる場所がない。

いろんな状況が、昔の私たちの時代とは違ってきていて、子どもたちにとっての遊びの環境は、とても遊びにくい環境になっています。制限があり、禁止事項がいっぱいあって、子どもたちにとっては生きにくい世の中なのかもしれません。

親も忙しいから、子どもは塾や習い事に通わされたり、学童保育に預けられるから、自由に遊ぶ時間がないとか、外で遊ぶと怒られるから、ゲームで過ごしちゃうとか。

たくさん遊びこんできた「もと子ども達」を見ていると、自分もたくさんいたずら、わんぱくも、無茶なことも、無駄なことも、たくさんやってきているから、子どもに対する許容範囲が広いように思います。むしろ、もっとやっていいよと思えるくらい。

自分たちが子供のころも、いたずらして親や周りによく怒られたけど、だいたいは、見て見ぬふりをしていてくれたんじゃないのかな、って思います。

いろいろやってるのはわかっているんだけど、見守ってくれていたとか、だまって好きなようにさせてもらっていたんじゃないかと、今、親になって思います。

危険な事や、人に迷惑が掛かっちゃったことなんかは、がっつり怒られたけど、それ以外のことは、自由に遊ばせてもらってた。怒られて学び、怪我して学び、失敗して学んできた。

子ども達に必要なのは、そうやって、バカなことやりながらも、失敗から学ぶ経験や、やりたいことをやってみるわくわく感を味わうことだったり、友達と関わりながら遊ぶ経験だったり、遊びから学ぶことです。

そんな宝物の経験を、たっぷりしてきた子ども達は、次の世代を育てていく、子どもに優しい大人になっていくのだと思います。そういう子供たちをたくさん世に送り出したい。

そう思います。

 

子どもとの関わり方~子どもの面白い!に寄り添う

子どもとの関わり方に正解はありませんが、親が、「そんなのよりこれやったら?」っていうことは、案外つまらないもので、子どもの中から湧き上がる「これやってみたい!」から生まれた遊びは、次々「もっとこうやったら楽しいんじゃないか?」って、遊びが広がっていくものです。できるだけ、こどものやりたいと思ったことを実現できるような環境を整えてあげたいものです。

こうやったらもっと楽しいんじゃないか?

子どもって、そんなことが、そんなに面白い?って思えるようなことが大好きです。普通の遊びから、「いいこと考えた!もっとこうやったら面白いんじゃない?」って、遊びがどんどんエスカレートしていきます。

たまたま木があった場所を掘ったら、なんかのコインが出てきて、そこから、木を投げて、「ここにに宝が埋まってる!」って、空き地の宝探しが始まったり、

テレビかなんかで見た、ダウジングで、宝を掘り当てようとしてみたり。

ほんとは木のホッケーゲームの台なんだけど、水浸しにして遊んでみたり、

最初は水鉄砲だったけど、最後はバケツで水の掛け合いっこになっちゃったり、

ただ落とし穴掘ってたら、思いのほか深くなって、

「だったら足湯にしようぜ!」って、お湯沸かして足湯にしてみたり。でも、最初は土にただお湯いれただけだから、どんどんお湯は土にしみこんでなくなっていくから、ビニール袋敷いてみたり、最終的には、コンテナボックスを埋めて足湯の完成だったんだけど、その、試行錯誤して出来上がっていく工程が楽しいのです。

 

あるものを、その用途で遊んでいるうちは、それほどワクワクしないんだけど、違う使い方をし始めたときから、どんどん遊びは発展していき、『もっとこうやったら楽しいんじゃない?』『これやったらもっとスゴイことできるんじゃない?』って思い始めると、もう、わくわくが止まらず、やらずにいられなくなります。その時の子供たちの表情が、ほんとうにいいのです。

やりたいと思ったことをやれるように

泥遊びしてて、そのうち、泥をかけたとか、かけられたとかで言い争いが始まったりします。

だったら、もう、「ここに泥投げたら?」って場所を作ってしまうと、子どもたちのエネルギーはそっちに向かいます。

泥投げてほしくないところがあるなら、投げていい場所を用意する。

火遊びしたいときは、安全に火遊びできる状況をつくる。

みそ汁作りたいって子がいたときに、バーベキューコンロや七輪なら庭先でもできるから、そういうやり方をしてみたり。

思い切って、子ども達をキャンプ場に連れ出して、ちゃんと焚き火やってみたり。

どういうやり方をしたら、子どもたちがやりたいことを実現できるか、子どもたちの遊びを見ながら、考えてみることも多い。

大人の子どもとの関わり方

子どもが、面白いと思ったことに、どれだけ大人が寄り添えるか?子どもの面白さを感じていることに、大人も一緒にどれだけ面白がることができるか?

子どもとの関わり方で、心にとめておきたいのは、そういう大人の遊び心なんじゃないかと思っています。

「そんなバカみたいなこと、できるわけないじゃん」とか、「そんな無駄なことやってどうすんの」って、言ってしまったら、子どもの面白がる気持ちは、シュルシュルと音を立ててしぼんでいきます。

むくむく沸き上がった、バカみたいなことを一緒に面白がってみると、「だったら、これ使ってみる?」って、子どものワクワクをさらに大きくしてやることができる。

そしたら、その先、失敗するかもしれないけど、やってみたら面白かった!次はこうやってみようって、想像力がどんどん湧いてくる。その瞬間に立ち会えるのは、子どもと関わる醍醐味です。

「ああ、今日も面白かった~!!」

「次はこれ、もっとこうしようぜ!」って、次に来るのが待ち遠しくなるような、家に帰っても、そのことばっかり考えちゃうくらいの、わくわくする子供時代を過ごさせてあげたいものですね。

水遊びしたいけど、濡らしたら怒られちゃうっていう子には、着替えを貸してあげて、思いっきり水遊びさせてあげることもあります。帰りはもちろん、濡れていない自分の服に着替えて帰るので、怒られることはありません。もしくは、本人が濡れてもいいと言って水遊びしたけど、あんまり寒そうだったら、帰りに乾いた服を貸してやることもあります。お古なので、貸した洋服が戻ってこなくても、どうってことはありません。

お兄ちゃん、お姉ちゃんのお古の洋服は、こんな時役立つので、なかなか捨てられないものです。

どうやったら、「これやってみたい」ということをダメだと言わずに実現させてあげられるか?子どもの面白さにどこまで寄り添えるか?その辺が子どもの関わるうえで、大事なポイントなんじゃないかと思います。

 

 

 

広島原爆の日に想う~子どもたちが何の心配もなく遊べる日常を

今日は72回目の広島原爆の日。たくさんの方々が命を落とした日。自分たちの犠牲によって、子どもたちの平和で幸せな未来があると信じて戦ってきた人達がたくさんいた時代。大変な時代を乗り越え、命をつないでもらったからこそある、今の私達。でも、そんな今の時代であっても、安心して外遊びができない状況の子ども達もたくさんいる。子どもたちは、いつの時代も、どんな場所でも、いつでも一緒。天真爛漫な笑顔と、空に抜ける高らかな笑い声。その声に、どれだけ幸せをもらったか。どれだけ、この子達のために頑張ろうと思えたか。今日は、保養キャンプの子ども達と、駒っこランドでのプレーパークの様子もあわせてお伝えします。

遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ2017

『NPOみんな地球の子どもじゃん』主催のキッズサマーキャンプが4回目を迎えました。震災後、思いっきり何の心配もなく外で遊ぶことができなくなってしまった福島の子ども達を、十和田で思いっきり遊んでもらおうと始めたサマーキャンプです。原爆とは関係なくても、同じ放射能で日常を不安に過ごしている子どもたちとそのご家族。見えないからこそ不安で、でも、いろんな事情があってそこに暮らす方々。一年に一回。短いかもしれないけど、放射能のことを忘れ、遊びたいだけ子どもたちを遊ばせてあげたい。そんな思いで続けているキャンプ。

十和田乗馬クラブの協力のもと、毎年初日は馬と触れ合い、翌日は十和田の自然を満喫してもらいます。一年目は小川原湖、二年目は川遊び、三年目は十和田湖、四年目の今年は再び小川原湖。

毎回人気のハンモックやブランコ。

今回はスラックラインの綱渡りも。

みんなで歌いながら乗って揺らして、大喜び。

この日はあいにくの曇り空。気温も低めだけど、湖を前に、入らないわけにはいきませんよね。

カヌー待ちの子ども達。

ここはず~っと遠浅なので、子ども達も歩いてカヌーを押してみたり、カヌーから飛び降りたり、唇が紫になってブルブルなっても、なかなか水から上がりません。

さすがに寒くなって、ブルブルしながらたき火にあたりに来るそばで、ダッチオーブンにお肉を仕込んでいます。

今回子どもたちがはまったのが弓矢づくり。うちから持って行ってた弓矢を見て、自分たちも作りたい!っていう子たちで、弓矢の材料を調達に行きます。

いつもは杉の木で作るんだけど、ここには杉林がなかったので、松の木で代用。引きすぎると折れちゃうので、多めに材料を調達。男の子だけじゃなく、女の子も。

矢は、笹の葉っぱを落として使います。どのぐらいの長さがいいか、曲がってないか、飛びやすい矢を選びます。

木にタコ糸張るだけの単純なつくりなのに、けっこうよく飛びます。友達の方がよく飛ぶと、悔しくなって、もっと飛ぶ弓を作りたくなります。再び材料調達に森へ。

そして、よく飛ぶフォームも試行錯誤。この子のように、放物線を描くように斜め上に向けて飛ばすのが一番よく飛ぶようです。

他にも、木登り体験に

ウクレレ体験

特に、決められたプログラムはないけれど、こんなこともできるよ~って言うと、子ども達がやりに来る。そんな、のんびりのんびりな時間。

砂浜で魚やシジミを探す子がいれば、トンボとりやセミを探す子もいる。笹船作ってみたり、なんか、ビオトープ的なの作ってたりもね。

そして、大人もたくさんいるから、誰が誰の子かわからないくらい、子ども達は、空いてる大人を見つけては、遊んでもらって、見守ってもらって。

そして子供たちも、みんなが小さい子のお母さんみたいで。

箱入り娘は人気者。

そして、このキャンプを支える陰の大人たち。おいしい地元のお野菜を提供してくれた人。おいしい食材をおいしく料理してくれる人。食器洗いや、食材の下ごしらえを手伝う人。いろんな人たちが関わってくれています。ここに写っていない人もたくさん、たくさん。

子ども達がピザ生地伸ばしてトッピングして、

ドラム缶で焼いてもらって、

みんな、うまいうまい言いながら、いっぱい食べて。

 

そして、ここのキャンプ場、夜に虫探しに行けばカブトムシがいっぱいいて、いろんな虫がいっぱいいて、朝にはセミの羽化が見れて。

自然の中で遊び、生き物に触れ、森にあるものを利用して遊び、温かい人たちに囲まれ、本当に安心して、思いっきり遊びきることができた子供たちでした。

雲間から光が差し込む小川原湖は、とっても美しかった。

駒っこランドでプレーパーク

そんな保養キャンプの翌日は、駒っこランドでのプレーパーク。

小川原湖の天気とはうって変わって、じりじりと熱くなるようないいお天気。セミの鳴き声もにぎやかな駒っこランドは、それでもさわやかな風が吹いて、とても気持ちのいい日。

たまたま夏休み、おばあちゃんちに遊びに来ていたという子も。

作ってみたら、剣みたい。海賊みたいでちょっとかっこいい。

色も塗って。

完成!黄色がポイント。

こちらは、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントですって!

そのそばで、ちびっこチームは平和に遊んでいます。

ここ、下は土じゃないけど、やってるつもり。

お兄ちゃんのまねして水鉄砲も。

水があったら入りたいね。

ホッケーゲーム台で水遊び。

こちら、セミの抜け殻やセミ探し。

自分の剣に名前を書いて、これは、自分のだぞ!って。

そうかと思うと原っぱで転がって遊び、

戻ってきてはまた遊び、

「セミ、捕まえた~~!!」って、走ってきたり。

「見て見て!腕から離れないよ!」

弓矢づくりはこの日も人気でした。

子どもの笑顔は平和そのもので、幸せそのもの

子ども達の屈託のない笑顔と、高らかに響く笑い声は、平和そのもので、幸せそのもので、その、子ども達に、元気をもらい、また、明日も頑張ろうって思えます。

今日は広島原爆の日。たくさんの人が命を落としました。戦争そのものも、子どもたちの笑顔を奪うものだけれど、放射能もまた、子どもたちの笑顔を奪ってきました。昔も、そして、今も。

子どもたちが何の心配もなく、安心しておもいっきり遊べること。

子ども達の笑い声の響くそんな地域であること。

当たり前のようだけど、それが当たり前じゃない人もいて、だからこそ、それが当たり前になる世の中が来るように、私たちは、ただただ、目の前の子供たちを笑顔にしていきたい。

 

 

 

 

夏休み、身近なところを自然観察しながら地図を描いてみませんか?

夏休み、毎日友達と遊んだり、プール行ったり、図書館行ったり、子どもたちはそれぞれ楽しんでいるでしょうか?おうちで子どももたちの夏休みを支えるお母さんも、毎日大変ですよね。友達が遊びに来てくれればいいけど、そうじゃないと、「今日は何しよう?」「どっか連れてって~」と、言われると、毎日どこかに連れ歩くのも大変です。そんなとき、自由研究もかねて、一緒に身近なところを自然観察しながら地図に落としてみるのはいかがでしょうか?

身近な自然を地図に落としてみよう!

日本自然保護協会の自然観察路コンクールというのがあります。

自分の身の回りの自然を観察して、一枚の絵にする、というもの。

どんな生き物がいるか。どんな草木が生えているか。書き込むことで、自分の身の回りにどんな自然があるかを知ることができるというもの。

例えば、うちは庭にサンショウの木があるから、アゲハの幼虫がやってきます。今年は10匹ぐらいみつけました。でも、木が大きくなっているので、見えない上の方にももっといるんじゃないかと思っています。

今年は、ちょっと違う幼虫がいて、サンショウの木にいたからアゲハの幼虫だと思って育てていたら、カラスアゲハが出てきてびっくりしました。

そして、庭の物置の下には、トノサマガエルがたくさんいて、生ごみコンポストの近くにはアマガエルがよくいます。

ブドウの木にはシャチホコガの幼虫がたくさんついているし、さくらんぼの木にはこがねむしが良く来ます。

飼ってるカイコの幼虫のえさになる桑の木も、カイコを飼い始めて、散歩しながら周りを見渡すと、意外とあちこちにあったことを発見。桑の葉の特徴的な切れ込みのある葉が、目につくようになりました。

それまで何気なく通っていた道が、見る目を変えると、いろいろ見えてきます。

水路で見つけたトビケラとか、

裏の水路にはドジョウがいっぱい。

ドジョウすくいですね。

子どもの遊びと自然は切っても切れない関係ですね。

遊び地図を描いてみよう!

「遊び地図」というのを聞いたことはありますか?

写真は娘が何年か前に描いた遊び地図。小学校時代の遊びを思い出しながら描いてくれました。

子ども達が、どこでどんな遊びをしているかを、地図に落としてみるのも、面白いものです。

友達とよく遊びに行く場所や、子ども達の目線で見た地域の様子が見えてきます。

それに、生き物や、植物をプラスしていったら、面白いものができるんじゃないのかな、って思います。

 

子ども達は動くものが大好きです。学校の帰りも、寄り道しないで帰りなさいって言われても、田んぼでカエルを捕まえてみたり、田んぼの中のガムシやマツモムシなんていうものも、見つけちゃうともう、楽しくなっちゃって、なかなか帰ってきません(*^-^*)

寄り道してはいけませんと言われても、あちこち気になるのが子供です。

自分たちも、そうやって、寄り道したり、遊びながら帰ったものです。

花の蜜がおいしいお花があるから、花の蜜を吸いながら帰るとか、ちょっと裏道通って帰ったりとか。

今の時代、いろいろ心配になることはあるけれど、多少の寄り道は、大目に見てもいいんじゃないかな、と思っています。

子どもだけであちこち行きながら遊んでいると、親も知らないいろんな情報を子どもたちは知っていたりします。それを、子ども達に案内してもらいながら、「ここにはこんな生き物がいたんだよ」「ここに、こんな面白いものがあるんだよ。」なんて、教えてくれるので、それを地図に落としてみると、意外と面白いんじゃないのかな、って思います。

親が子供のころ遊んだ情景を思い出しながら、子どものころの遊び地図を描いてみるのも楽しいです。そうすると、自分の子供のころがりありと思い出されてきます。

親子で遊び地図を見ながら、お母さんは子供のころ、こんな遊びしてたんだよ、とか、こんなことして怒られたんだとか、ここのおばちゃんが優しかったんだ~なんて、話してみてもいいですね。

まとめ

子ども目線でいつも見ている身の回りの地域を、よくみてみると、意外と面白いものです。子どもたちの遊びの様子もわかるし、時間なたっぷりある夏休み、何もやることないな~なんてときにいかがですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

プレーパークで青森の夏を乗り切ろう!

夏休みに入り、子ども達は、プールに行ったり宿題したり、図書館行ったり、友達と遊んだりしながら過ごしていると思います。家族とお出かけするのは、お父さんやお母さんがお休みの日じゃないと難しいですよね。子ども達は、毎日、「今日は何しよう?」って思っています。そんなとき、助かるのがプレーパーク!青森には常設プレーパークはまだありませんが、夏休み中、青森、十和田で、プレーパークを開催しています。プレーパーク情報をチェックして、夏休み、近くのプレーパークに出かけてみませんか?

学校プレーパーク

プレーパークを開催するときは、いつもこんな感じで、車に荷物をいっぱい詰め込んで行きます。

夏休み中、十和田では、水曜の午後、ちとせ小学校のプールの横でプレーパークを開催しています。

午後のプールが始まる前にやってきた子供たちが、プールが空くのを待ちながら早速遊んで行ってくれました。

プールの前だけど、暑いから水鉄砲!「体じゃなくて!足狙いにして!」って子ども達。

プールが始まると、いったんプールに入りに行く子供たち。でも、もっとここで遊びたいから、プールもさっさと上がってきて再び遊び始めます。

ロープの綱渡りも、結構難しい。

トンカチやくぎを使った木工の他、木のホッケーゲームで対戦してみたり。縄跳び、フラフープ、けん玉、竹トンボ、シャボン玉、野球にサッカー。何をやってもいい。

校庭の遊具で遊ぶ子もいれば、セミの抜け殻探しに、カエル捕まえる子もいる。

「なんか、自然にやさしい遊びですね!」って、男の子。

そこ、わかる?そうなんだよ。そこに気が付いた君、いいとこあるね!

お兄ちゃんと一緒に来たかわいいお友達も、絵の具に挑戦!

女の子は、やっぱりキラキラが好きですね。

ハンモックは、やっぱり絶叫マシンになりますね~。

「一回転させる!!」って、意気込む子供たち。

ロープのブランコも、楽しい~!

木工コーナーでは、いろいろ作ってみたい子どもたちが、のこぎりやトンカチに挑戦。

「ぼく、弟に、箱作ってあげるんだ!弟、5歳で、箱が好きだから。それに、整頓上手じゃないから。」って、一生懸命箱作って、色を塗るお兄ちゃん。作り終わったら、ちょっと考えて、「お兄ちゃんにも作ってあげなくちゃ!」と言って、再び作り始めます。

 

もう一人の子は、おしりたたきマシーンを作ってるようです。

違う子は、飛行機作って、飛ばせてみたけど、全然飛ばなくって。「どうすれば飛ばせられるんだろう・・・?」って、考えてましたが、最終的に飛ばすのはあきらめ、色を塗って飾りにしたようです。

別の6年生チームは、砂鉄集めに夢中になります。穴掘って、砂遊びしだす子も。6年生でも、まだまだ砂遊びいけますね~。

十和田の学校プレーパークはこんな様子で13時から17:30まで子どもたちが入れ替わり立ち代わりやってきます。

下の写真は、青森のプレーパーク作り隊による、原別小学校での学校プレーパークの様子。

 

こんな風に、学校プレーパークは、地域の子供たちが、自分たちの足で学校まで来られるからいい。夏休みは、そんな場所がいいですね。

公園プレーパーク

地域の子供たちが、自分の足で来られる場所として、公園もいいですね。十和田では、夏休みの火曜の午後は若葉公園でプレーパークをしています。

ここは、学校プレーパークをしている場所とは学区の違う公園なので、来る子どもたちは違います。

たまたま公園に遊びに来ていた子供たちに、遊んで行っていいよ~って、声かけたら、電話で友達呼んできて、女の子がたくさん来てくれました。

ロープの綱渡りや

おなじみハンモック。

木のオセロで対戦。シャボン玉で応援?する子。

女の子たちだって、いろいろ作ってみたい。

かなり完成度の高い椅子を作って、色まで塗っていった子も。来たときは自転車で公園に来ていたので、椅子を持ち帰れず、どうしよう・・・って考えて、「わかった!一旦自転車で家に帰って、お母さんに車で椅子をとりに来てもらおう!」って、椅子は大事に持ち帰っていきました。

何やら、一生懸命考えて、黙々と作っているこの子。

出来たのは、なんと、松ぼっくり投げ入れゲーム。松ぼっくり5個投げて、何点入るか、っていうゲームができました。

こちらの作品は、大きすぎて持ち帰れませんでした。

男子チームは、剣を作って対戦したり

ホッケーゲームしたり、

水鉄砲に、鬼ごっこ。セミの抜け殻探し。

しばらく砂遊びに夢中です。

砂遊びといえば、やっぱり水ですね。靴のまんま入っちゃう子も。

この子も、椅子を作っています。去年も若葉公園のプレーパークに来ていた子で、木を切ったり、トンカチ打つのも慣れた様子です。

こんなかわいい作品を作っていった子も。女の子のセンスはいいな~。

 

そして、青森では、プレーパーク作り隊による合浦公園プレーパーク。

目の前に海水浴場があって、海でカニを捕まえたり、池でエビも捕まえられる何とも素敵な環境です。木の遊具のある八百善前広場で夏休み中開催しています。

夏休み中のプレーパーク情報

前回のブログの最後に、夏休み中のプレーパーク情報がありますので、夏休み中、お近くの方は、ぜひお出かけください。雨の日は中止です。

前回のブログのプレーパーク情報ですが、青森のプレーパークが一部変更していますので、再びカレンダーにチェックしておいてくださいね。

その他の青森にプレーパークを作り隊の情報は、子育てオーダーメード・こもものHPもご覧ください。夏休み以降の日程もあります。

 

小学生までにたくさんの外遊びを!

近頃、子ども達は部活や習い事に忙しく、遊ぶ時間がありません。それに加えて、遊ぶ環境も、ボール遊びは禁止とか、大声で騒ぐとうるさいとか、決して子どもたちにとっていい環境ばかりではありません。そんな中でも、子ども達が友達と群れて外遊びすることが、子供時代には大事なことだと思っています。一日いっぱい遊びきった経験は、宝物の記憶です。ぜひ、小学生時代に、たくさんの外遊びをさせてほしいと思います。

外遊びの効果

尾木ママも、8歳までの外遊びが大切だと言っていますが、外遊びによって育つといわれている力がとても大きいのです。

①コミュニケーション能力が育つ

②運動能力の向上(体の発達、体力がつく)

③想像力や創造性がつく。自分で考えられる子に。

④前頭前野が発達し、感情が安定し、集中力がつく

といった効果があると言われています。

ただ、こういった効果も、個人差があることで、必ずしも外遊びいっぱいしたからこうなると、言えるものではありません。

子供時代、外遊びしなかった子が大人になってコミュニケーション能力のない子になっているかといえば、必ずしもそうではないように、外遊びした子が優秀になるということではありません。

ただ、友達と暗くなるまで外で遊んでいたというような経験を持っている子の方が、より自由な生き方をしているように思うのです。

自分の好きなことを仕事にしていたり、人生を楽しんでいる人は、幼少期、当たり前のように暗くなるまで外でたっぷり遊んできたり、大人に怒られるようないたずらしてきていたり、必ずしもいい子ではない子供時代を過ごしてきた人が多いように思います。

今の子供たちを見ていて思うのは、答えのある問題は解けるけど、自分でどうすればいいか考えなさい、という問いに対してはとても弱いように思うのです。加えて、人の気持ちを思いやることがあまりできない子も多くいます。

それが、私には外遊びの減少とも関係があるように思えるのです。はっきりとしたデータは、私は持っていませんが、たくさんの子供たちを見ていて感じることです。

群れて遊ぶ経験の少ない子供たちは、ケンカしてはいけませんと育てられていることも多いのか、ケンカして、許して許されてという経験も少ない。相手がこんなことを言ったら傷つくだろうなとか、相手の気持ちを考えることができない子も多くいるように感じます。

平気で傷つくことを口にするし、それが悪いことだという感覚もない。

子ども達が関わりながら遊ぶ経験は、大事な学びの場なのだと思うのです。

夏休みの子供たち

夏休みが始まったばかりですが、暑い中、時間いっぱい、子ども達はよく外で遊びます。

興奮して、水の掛け合いしてるうちに、大声で騒ぎすぎて、ご近所さんに怒られてしまいました。

それからは「おい、おまえ、大きい声出すなよ!」

「やめろよ!大声出させんなよ」

と、こそこそと、気をつかいつつ、ちょっぴりテンション下がった子ども達ですが、それでも遊びは続きます。

テンション下がってきたら寒くなってきたのか、駐車場で寝転んであったまる二人。アリンコ見つけて「ヒアリじゃない?!」とか言いながら、暖をとります。

こそこそ話しているのも、楽しそうです。

今の時代、子ども達が遊ぶ環境も、決していいわけではありません。怒られると、そんなことで何で?子どもの声が騒音と言われる世の中は悲しいものだと思ったり、いろんな気持ちになりますが、住宅街ですから、静かに過ごされたい方もいるのも、仕方のないこと。

怒られたことで、いろんな方が世の中に入るのだと、ほかの人の気持ちを知るきっかけになったかもしれませんね。

子ども達には、「静かに過ごしたいと思ってる人もいるからね~。」「ちょっと大きい声出しすぎちゃったね。」って、嫌な思いだけで終わらないようにと思います。

 

寒くなったので、玄関で着替えていたら、ちょこちょこ歩いてる虫が。「ん??」

「ホタル!」

なんと、ゲンジボタルでした。この辺にはあまりホタルが出ることはありません。田んぼが多いいから、ヘイケボタルはいたとしても、ゲンジがいることはありません。

昨日までの雨で、どっかから流されてきたのか、迷いホタルですね、きっと。

夜になったら、ちゃんと光りました。

発光器が二本線なので、オスです。

遊びきる子供時代を

いろんな子供たちが、入れ代わり立ち代わり、遊びに来る夏休み。

水で遊び、びしょ濡れになって、カエルを捕まえ、虫を見つけ、走って別の友達の家に行き、バカ言って笑いあい、泥まみれの汚い足になり、たまにケンカして、仲直りして、怒られて、泣いて笑って、いっぱい遊んで成長するんだよね。

遊び疲れて寝落ちする。それほどに走り回って。お腹ペコペコで食べるご飯はおいしくて、「ああ~、おいしかったぁ!」って、完食して。

「ああ~、今日も楽しかったぁ!」って、夢の中へ。

そんな子供時代を、子ども達には過ごしてほしいですね。

自由な遊び場・プレーパーク~夏休みの予定

夏休み中も、青森県内、あちこちでプレーパークを開催します。

はぴちるでは、十和田市内にてプレーパークを開催します。

7/25㈫若葉公園
7/26㈬ちとせ小学校校庭(プール横)
8/1㈫若葉公園
8/5㈯駒っこランド
8/8㈫若葉公園
8/9㈬ちとせ小学校校庭(プール横)
8/16㈬ちとせ小学校校庭(プール横)

若葉公園とちとせ小学校は午後13時から17:30まで
駒っこランドは10時から15時までです。

 

「あおもりにプレーパーク作り隊」では、

7/30㈰青森県総合社会教育センター(夏のキッズフェア・3F・9:45~15:00)

<合浦公園プレーパーク>

10:00~15:00合浦公園(八百善前広場、木のアスレチック前にて)

7/27㈭

3㈭

6㈰

7㈪

8㈫

12㈯

22㈫

23㈬

で、開催します。子どもと一緒に、ぜひ遊びに来てくださいね♪

その他

8/19(土)プレーパーク@平内

8/20(日)プレーパーク@あおもりマルシェ

8/27(日)プレーパーク@八戸ホコテン

 

 

 

 

 

森のようちえんは雨の日でも

月一回、「おいらせもりのようちえん」でのHappy Childrenが担当している森遊びの7月。森のようちえんでの初の雨の日となりました。集合したときには、ワイパーをフル稼働させなきゃならないくらいの豪雨で、時折雷までなる天気。今回は、カワヨグリーン牧場の施設をお借りして、雨の様子を見ながら、カイコの糸引き体験と、小雨になってからは森へお散歩にでかけました。

カイコの糸引き体験

今回、家で飼っていたカイコがまゆを作りました。一部は成虫となって交尾して、卵を産んで、さらにその卵から、幼虫が生まれていました。

ちょうど、卵から、カイコの幼虫、成虫、繭まで見られる状態だったので、外は豪雨ということもあり、せっかくなので、糸引きをしてもらうことにしました。

こちらはカイコの幼虫。

真っ白で美しい繭。

カイコの成虫と卵。黒くぷつぷつなってる卵は休眠卵で、冬越しして、来年出てくる卵です。

白い卵が今回生まれた卵。

カイコは、家畜として、人間が利用するために改良されてきた虫です。だから、成虫になっても、羽があっても飛ぶことはできません。交尾して、卵を産んでしまえば、その一生は終わります。でも、成虫になれるのはごく一部で、その多くは、繭を作ってさなぎになったら、お湯でゆでたり、冷凍したりしてしまうので、さなぎは死んでしまい、その繭の糸をとるために利用されています。

ちょっぴり残酷でもあります。

でも、そうやってとれた絹糸は、つやつやして、とても美しいのです。

繭は、周りのふわふわを取り除いて茹でて、繭をちょっとつまんで糸はじを出して、3っつくらいの繭の糸を一緒にしながら糸巻きに巻き取っていきます。

クルクルと巻き取っていきますが、その糸は長くて、1000メートルほどにもなるそうです。

一匹のカイコが吐き出す糸はすごいんですね。

はじめにみんなでカイコの幼虫を観察。「ちっちゃ~い!」

ちょうど、ここ、カワヨグリーン牧場の施設にも、繭から取り出した後の糸をよりながら糸にしていく座繰り機(左)が置いてありました。この牧場でも、昔は養蚕をやっていたので、牧場内に桑の木がたくさんあります。ちなみに、右は羊の毛から毛糸を作るための道具。

茹でたまゆから、糸巻きに実際糸を引いていきます。

かわりばんこに、クルクルクルクル。

カイコの糸引き体験の後は、ヒツジのたくさんいる牧場なので、羊の絵本を読みます。糸引きを続けたい子は糸引きしながら。

外を見ると、雨も少し小降りになってきたようです。カッパ着て、外に出てみたい子は、雨の中、お散歩に行くことに。牧場に、ヒツジを見に行ってみようかと、外に出たら、「虫探したい」という子がいたので、それならキャンプ場でセミの抜け殻探ししようかと、キャンプ場へ行くことにしました。

雨のお散歩

雨の中歩く子供たち。

キャンプ場に行くと、セミの抜け殻がたくさんありました。あっちにも。こっちにも。葉っぱの裏にも。

セミの抜け殻をお洋服にくっつけてみたり。

途中、こんなキノコがありました。

このきのこ、実は前日下見にこのキャンプ場を見に来たときは、こんな妖精の国のキノコの様に、真っ赤なかわいいキノコでした。一日で、開いてしまったんですね。

お散歩コースにはアジサイが花盛りです。

「持っていきたい!」と、子ども達。

お散歩していると、森の中に隠れ家が。

でも、そこまでは草ぼうぼうの中をやぶこぎしなければ行けません。

草をかき分けかき分け、小さい子もついてきます。

「森のかくれが」です。

二階があったりして、中を探検。

帰るころには雨もだいぶ小降りに。

雨の森の探検を終えて帰ってくる子ども達。

雨の探検に行かない子は、お料理のお手伝い

この日は、お昼にミネストローネスープを用意していましたが、雨の中のお散歩に行きたくない子は、中でお料理のお手伝いをしてもらいました。

小さな女の子にお願いしたのはジャガイモのニョッキ。茹でたジャガイモをつぶして、小麦粉と混ぜてこねこね。途中、何度も味見をしながら作ってくれました。

お散歩隊から、一人先に戻ってきた女の子には、お昼ご飯のテーブルセットを頼みます。取ってきてくれたアジサイを食卓に飾り、お椀を並べてくれます。

スープには茹でたニョッキと、枝豆を入れて、冷たい冷製スープで。

お散歩隊も戻ってきて、みんなでお昼ごはんです。持ってきたおにぎりと、スープを、いただきま~す!

お散歩隊が集めてきてくれたセミの抜け殻は、何のセミか、抜け殻で調べられます。

 

アジサイに、カミキリムシがついてました。カミキリムシも、お食事中だったかな?

雨の日も楽しむ

今回は、はじめのうち雷雨だったので、外に出られないかとも思っていましたが、雷も止んで、雨が小降りになってきたこともあって、雨でもカッパ着てお散歩に行きました。

ここのところ毎日猛暑でしたが、久しぶりの雨で、外も過ごしやすくなっていました。カッパ着て、雨のお散歩もなかなか楽しいものです。

実は、子ども達がお散歩に出発してしばらくすると、雨が強くなっていました。でも、お散歩隊は、雨はそんなに気にならなかったと言っていました。

森の中を歩いていると、木の葉が森の中の大きな傘になって、雨を多少防いでくれます。森の木々のおかげだったかな?

そんなことも、感じた雨のお散歩でした。