あなたは小さい頃何をして遊びましたか?

「あなたは小さい頃何をして遊びましたか?」

青森でプレーパークをやっている仲間が問いかけた小さな問いに、大人になったたくさんの『もと子ども』達から、凄すぎるものから、かわいいものまで、いたずらや、わんぱく、武勇伝など、数々の投稿が寄せられていました。

真っ暗になるまで遊び、道草しながら帰り、やりすぎて時には怒られ、でも、「これやったら面白いかも!」って思うと、やらずにはいられなかった子供時代。毎日がわくわくして、ちょっぴりドキドキして、そんな子供時代を送ってきた『もと子ども』達は、今、大人になって、親となり、自分たちの子供時代のように、今の子ども達にも、たくさんワクワクしてほしいと考えています。

今の子ども達には、最初の問いに、「ゲームばっかりやってた。」「部活や塾や習い事ばっかりで、遊ぶ暇がなかった」なんて答えるんじゃなくって、「友達と毎日走り回ってた」とか、「虫捕りしてた」「カニ釣ってた」「田んぼでオタマジャクシ捕まえてた」「秘密基地作ってた」なんて、答えられるような子供時代を過ごしてもらいたいですね。

子供時代のいたずらわんぱく武勇伝

スレッドの中から、数々の武勇伝を紹介していきます。「あ、これ、自分もやったことある!」っていうものから、「え!!そんなことまで!」っていうのまで、たくさんあります。皆さんも子供時代を思い出しながら、読んでいってみてくださいね。

・Aさん

『みみずで遊んだり、飼育小屋のにわとり放し飼いにして、近くの用水路の蓋開けて物凄い数のゴキちゃん出して食べさせたり・・・かなへび捕まえてしっぽ切れてショック受けたり・・・色々私もやりました(笑)骨も何度折ったことか・・・こどもの遊び、大人も一緒になってというか、大人も本気になって遊べるプレーパーク素晴らしいと思います。』

・マウンテンさん

『釣りに行って自分の足を針で引っかけて釣ってしまったり、テトラポットの中に入ってボールや漂流物を探して遊んでたら女性の水死体を発見したりw』

・Mさん

『田んぼでおたまじゃくしとってて遅刻とか、目つぶって家まで勘で帰ろうとして、停まってる車に顔面ぶつけた』

『食べれもしないのに、宝物のようにナナカマドの実を大量に集めてたなー。
ヨウシュヤマゴボウも食べれないのにおいしそうで集めてたなあ。』

友達と遊んで家に帰るとき、今日は絶対曲がり角で車が来ない!減速確認しない!と決めてチャリで爆走。ほんとに車来なかったからよかったけど、来てたらどうなってたことやら。』

Y・Kさん

『川で丸太を渡ろうとして、落ちて、浄水場のおじさんに助けられたー』

I・Hさん

泥水でシャンプーした。
火遊びして、すんごくしかられた。』

・Sさん

『滑り台から転落して、その日はそのまま寝てしまい、翌日、幼稚園に姉を送り、荷物も預けて、念のため、整形外科でレントゲンとったら、鎖骨骨折。なのに、母は現場を見ていなかった。
ターザンロープから落ちて、頭を打った。頭なので、またまたレントゲンをとるのに、お姉ちゃんはまだこの写真とったこと無いのに、あなたは2回目だね。と言ったら、得意気だった。我が家の二女。』

・ビッグちゃん

『夜中に田んぼで寝てる鴨捕まえて、家の中に連れて帰ったら、鴨暴れて
母ちゃん起きてきてめっちゃ怒られた。』

『畑でモグラ捕まえて、逃げないようにお腹に押し付けながら必死に家に持ち帰ったらお腹噛まれて血が出てて母ちゃんにめっちゃ怒られた。』

『かまきりの卵が好きでタンスにドッサリ集めてたらいつの間にか孵化したらしく母ちゃんが…』

『子供の頃、山奥に住んでたから、水道の蛇口ひねると頻繁に山椒魚混じってくるほどきれいな水道水だった。』

・ドロシーさん

『机の中にカマキリの卵大切に持ち帰ってしまっておいて、春になったらそれが孵ってカマキリの赤ちゃんが机からワラワラ湧いてきてばーさん悲鳴。』

『うちのじーさん秋田犬のブリーダーやってて、うちに常時秋田犬が何匹もいたの。その秋田犬の展覧会に出場する犬に大会前日まゆ毛描いて遊んで、じーさん悲鳴。』

 『近所に自転車乗ってると走って追いかけてきて噛み付いてくるコリー犬がいて、ある日また襲われかけて命の危険を感じて戦ってそのコリー犬を落ちてた角材で殴って退散させた。もう襲ってこなくなった。』

『アリジゴクの巣を見つけて、弟とアリを探してアリジゴクにアリ落として遊んでたら、そのアリジゴクの上にアシナガバチの巣があって、私と弟ボッコボコに刺されて病院送り。あのときはアリジゴクの呪い事件て名前をつけた。』

『ホウセンカの花の蜜を吸いにミツバチが花の中に入ったらすかさず入り口をつまんで、中にミツバチを閉じ込めて、それを人に投げて『ミツバチバクダン』って遊んでた。ミツバチバクダン、たまにつまみ損ねてミツバチに刺されるリスキーな遊びだった。』

『学校帰りにカエルの卵見つけて、入れ物を探してたら、弁当箱がピッタリでルンルン卵お持ち帰りして、弁当箱洗おうとした母ちゃんの悲鳴。』

 『昔土間の玄関で、コンクリで打ちつけてあったんだよ。んで、そこにでっかいアロエ育ててたの。火傷とか切り傷とかに効くって。私もアロエ塗ったらなんでも治るって信じてた。

近所の犬に脇腹噛まれて腹に包帯巻いて遊んでる時に棒切れ見つけて、杖にしてジジババジジババ言って遊んでたら、砂利道だったから石に棒切れが引っかかって、その先が犬に噛まれた傷に直撃。傷口パッカン開いて出血。こりゃ怒られると思って、またアロエ塗って危険回避!今度は成功!!と思いきや、風呂に入る時におびただしい出血でまたバレて怒られる。母ちゃん悲鳴!』

『バッタは捕まえるとひいばあちゃんが干して佃煮にしてくれた。ある日、新任の若い女の先生に、弁当のおすそ分けだと手に乗せてあげた。数秒後悲鳴。』

『私の普段の移動手段はチャリだったんだけど、10キロくらいは普通にどこにでも行けた。
遠くなるとばーさんがチャリの荷台に弟を乗せて、私のチャリをロープで牽引して移動してた。
ある日、わりとキツイカーブ曲がりきれず、私、チャリから吹っ飛んで道路脇の用水路に落下。チャリはばーさんが牽引していたため無傷。』

冬の吹雪の日にばーさんとケンカ。家出だっ!って言って外に出て、ほっつき歩いていて用水路の穴に落ちる。田舎の夕方。近くを通る人なんかいるはずが無い。やばい、死ぬかもしれないって必死にもがいていたら、犬の散歩中のじーさんに何してるんだと発見されて泣く。タースーケーテー( ;∀;)』

『ガマの穂を担任に投げつけてガマの穂バクダン。
ほっぺグニーの刑。』

・ナンシーさん

『カマキリの卵をバッタといっしょに虫かごに入れて教室で育ててて、学校休みに入って
休み明け、バッタの死体とともに孵化してしまったカマキリの卵。みんなのお道具箱やロッカーや本の隙間にまんべんなくカマキリの赤ちゃんがいてクラス中パニック。ほくそ笑む私』

『塾の宿題を間違えて転んだってドブに流した。宿題のバックを水たまりに放り投げる。水たまりにゴーグルに水着で挑んでジャリジャリになるがめげずに泳いだりしてるトコをひかれそうになる。習字は友達がやったやつをもらってやったことにして、駄菓子屋と空き地に入り浸り。空き地の石を拾いまくって山にしたのを一気に崩して遊ぶのにハマり、なぜか近くのおばちゃんから石拾って偉いとほめられる。』

『ミミズを細切れにしたやつを肉に見立てて、砂と葉っぱとでチャーハンとか作ったもんだよねぇ』

『台風で学校休みの日に、傘で飛びたくてさガチで飛んで水かさ増した用水路に落ちて、焦って半ば溺れて這い上がり何事もなかったかのように帰宅したり

風強い日に飛ばされてまた用水路に落下してランドセルの中身全部濡れてやったー教科書ないしもう勉強しなくていい!とあとから喜んだらガチ叱られた。用水路に落ちて可哀想な子ではなくなったよねw』

『田んぼのあぜの横に一気に水が来てながれるとこがあって、
そこで毎日泥遊びとかしてたんだけど、ある日少し下流にチャレンジしたら、おしり足とかに色んなとこにヒルがくっついてかじられた。
身体中ヒルまみれで家に行ったらもう2度度遊べないと悟った5歳は
隣の家のばーさんにヘルプ。ばーさんは冷静にヒルをとってぶん投げて身体中絆創膏はられた。ヒルにかじられた事は未だに内緒。アブにやられたことにしてあるw』

『同級生のおばーちゃんちの裏のとこに、大量に土器が捨てられていることを聞き、すげー距離をチャリで漕いで発掘しに行った。今思えばあの土器…売れたんじゃないか…土器発掘にはまり時間があれば土器ばっかり掘りに行ってた小5。』

 小5小6の担任が面白くてクレイジーだったんだけど、バス釣りに先生と一緒に行った時に見たことないサイズのアリがいて後を追って巣を発見。
すかさず掘りまくったらこれまた見たことないサイズの卵発見。みんなに見せたくて更に掘ろうと思ったらアリが反逆。色んなトコから身体の中に進入し、体中かじられてすごいことのに。初めて草の上でローリングローリングした。ヒアリにかじられたらきっとああなるだろう。

『幼稚園が大嫌いで、幼稚園を破壊崩壊させることばかり考えていた。トイレットペーパーをトイレに全部ガラガラして突っ込んで水流れ無くして溢れかえらせて、トイレ全部から水ダダ漏れ。玄関まで水浸し。おれやってやったと自分はご満悦なので怒られた記憶なし。』

・ベストさん

『蛇数匹捕まえてハンマー投げ大会。
カエルのケツに爆竹挿入してカエル爆弾。
トンボの両羽つまんで引き裂いて、胴体の筋肉見て…
シーチキンって言うだけの遊び。
バーちゃんの畑仕事手伝ってる最中に、たまに出てくるモグラをクワでモグラ叩き。
バーちゃんのスクーターを無断で爆走使用。
バーちゃんのスクーターでウィリーして大怪我して…。
近所の防水そうに鯉放して、プライベート釣り堀。
近くのゴルフ場に秘密基地建設。
秘密基地から、コースを回る人のボールを勝手に移動。
パチンコでボール当てゲーム。
カップ穴を無数に掘削。
グリーンの上に松ぼっくり爆弾でグリーン占領。
学校帰りに、コース上で寝て営業妨害。
裏山全部使ってサバイバルゲーム。
山のツルでリアルターザン。
冬場、友達の家の牛舎屋根から雪山にバイブ。
岩肌にホースの水で穴開けてクライミング。
家の山林で弟と火遊びして山火事未遂。
ってかきりがない…
SNSで書けないことも多々…
今の子供達には縛りがあり過ぎる。
時代の流れがそうさせる。
むしろ時代の縛りよりも、子供達本人達の遊びの意欲に壁があり過ぎる気がする。
もっと、本来の子供達になって欲しい。』

 『爪を使って渋柿に顔描いて人形作ってオモチャにした。
梅の実を勝手に盗んで梅の実合戦。
田んぼの水路をせき止めてザリガニ捕り。
牛の糞に滑ってウンコ塗れになった。
アヒルを庭で10羽飼って育ててたら1日1羽ずつベビに喰われて減ってると思ってベビ捕まえて石で頭カチ割ってたら、後ろでイタチ?がアヒルを狩ってた。
捕まえようと追っかけたら勢い余って土手から落ちて腕と膝がグチャグチャになった。
ロケット花火を瓶ビールに大量に詰めて一気に飛ばしてカラス退治。
学校帰り道路にかんしゃく玉を大量に撒いて、超楽しいイタズラ。
学校帰りに知らない保育園に行ってカンユをお裾分けしてもらってた。
建具屋で木をもらって道路で削って剣にしてチャンバラ。
畳屋に媚び売ってお茶とお菓子をもらってた。
通学路にある知らないおばちゃん家に置いてあった浴槽に水貯めて入ってた。
近所の豆腐屋に設置してた公衆電話の料金箱をどうにかして開けてやろうと友達と日々頑張ってた。
歳上だった集団登校の班長と連続ゲップ対決で連勝してた。
ランドセルをソリにして雪山でソリ遊び。
高校生カップルの繋いでる手の間に割って入ってを繰り返して鬼ごっこ。
高校生に中指立てて、キレさせて鬼ごっこ。
授業中喧嘩してたら担任からの提案で中庭で公開喧嘩になり凄い盛り上がった。
授業さぼって町徘徊をしてすぐバレるを繰り返してた。
裏山に◯◯本が不法投棄してあるのを知ってたから小4位から裏山で熱心に勉強してた。
家から小学校まで10km近くあってほぼ歩きだったから毎日が冒険だった。
こうやって思い返すと宝物な思い出ばかりで、その中で沢山学んだってのがわかる。』

Oさん

『大きいお兄さん達と木っ端で20センチくらいの船を作った。幼心にはピッカピカの国宝級の宝物に見えた。さあ、川にながしてみようぜ、出航だ!という段になって、惜しくなったオレは「いだましいーー❗️(もったいない)」と泣き叫んで出航阻止。場の雰囲気を盛り下げたとか、
学校でウンコするとバカにされるから下校までガマンしてたら自宅まであと70メートルというところでもらしてしまい、風呂場で母親に叱られながら洗われたのが小5なんて、恥ずかしくてとても書けない。』

『幼稚園で女の子にウケようとしてバレリーナのマネで、クルクル回ってたらバランス崩して机の角に激突。瞼の上を数針縫った跡が53年経ってもまだ残ってるなんて、フツー過ぎる。

やはり幼稚園で、友だちと共謀して給食室に忍び込んで、オヤツを盗み食いしたとか、みんなやってるよね。やってないこの方が少ないよ、きっと。』

『小学校で初のスキー合宿。当日朝になって校長先生が急逝。当然スキー中止。近くにスキー場がたくさんあるのにとうとうスキーを覚えずに人生を閉じることになりそう。

水も苦手で、毎年プールの季節になると超ブルーになってた。
「水着忘れた」「頭痛い」ウソついてサボることばかり考えてた。』

・Wさん

『ランドセル背負ったまま(カブトエビ?とか取ろうと)田んぼ覗き込んでたらランドセルが落ちてきてゴロンと前転して田んぼにダイブ、後ろ半身ドロまみれ。
みんなで家じゅうの傘を持ち寄って下にレジャーシートしいて、テント気分で基地を満喫!
蜘蛛の巣を指で巻き取って丸めて玉にしてたら母悲鳴。
木登りしてたら落ちて背中を強打、ちょっと息が止まって焦る(笑)
父ちゃんのベルト何本も繋いだものを気に引っかけ即席ブランコ。
近くの山の洞穴に基地を作って子供だけの世界を満喫!
数家族で海いったとき子供らでフナムシ捕まえて何が好きか飲ませてたら、意外に(大人から少しもらって試した)ビールにイチバン食いついててビビったり。
回旋塔で思いっきり降り飛ばされたり。色々やったな

・APさん

『ミミズをバケツ一杯取って、針と糸で通して糸ミミズを作って物置にぶら下げて母悲鳴(笑)
糸ミミズって言いたいが為だけの殺生、、、』

・Kさん

『バケツに山盛りのカタツムリ捕ってきた!
だって、どっかの国で食べてるのテレビでみたし…お母さん喜んでくれるかなーって。笑
お母さん、怒りはしなかったけど、かなりビックリしてたっけ。
今、ウチの子やったら、私倒れるかも…』

・Mさん

『夏はバクチク・ロケット花火で遊んでた。今は子供にライターとかマッチ使わせないし、痛い思いもさせないね。危ないものは危ないって体験するのも大事だと思う』

・Zさん

『坂にござ敷いて滑り台にして遊んだ!そしたら後ろにひっくり返って石に頭ぶつけて頭に穴あいた!』

・MMさん

『 川に魚捕りに行って見事にズブ濡れになって、こりゃ叱られる!と履いてたジャージを手洗いして(台所水浸し)アイロンで乾かそうとして焦がして…結局叱られる(笑)
当時は小学校も指定のジャージだったから、貧乏だった我が家の出費を増やして更に叱られた』

『露店で買った昆虫採集セットの注射でおたまじゃくしに液体注入』

『トンボのシッポに糸くくりつけてペットにする』

・Jさん

『自販機の「缶味噌汁」のボタンを押したままアロンアルファを流し込み固定。お金を入れたら即味噌汁の状態にしてました。ひどいガキ』

『ミニスキーで軽トラにつかまって20キロほど離れた市内へ遊びに行きました。行きはだいたいの車が市内へ向かうから問題なかったんだけど、帰りはいろんな方向に向かうのでなかなか帰着できませんでした。』

『ロケット花火を手に持って水平に発車して撃ち合いもしてた。』

『学校中のトイレ個室を内鍵して、校内大パニックってのもあったなあ。』

『自転車のダイヤル式チェーンロックをことごとく解析して、バラバラに付け替えて大問題になったこともあったなあ(*゚▽゚)ノ』

・Rくん

親が怒りそうになったのを兄弟センサーで感知して絶対見つからないきみ畑に隠れた。そしたら、きみ畑を荒らしてた熊と一対一になった。こっちが唸ったら普通に歩いて帰りましたよ。あっちもびっくりしてた。

親に怒られて子牛小屋のワラの上で一緒に寝た。一泊。
友達とエアガン持って鹿追いかけて山の中走ったり。」

Tさん

『外でかくれんぼをしてて、橋の手すり?の外側に隠れたら、どぶ川に落ちて、全身泥まみれの擦り傷だらけになって、家に歩いて帰ったら、外で裸にされて洗われた。』

『家の庭にあった砂場で、母が使わなくなった皿とか鍋とかで、ひたすらにおままごと。花壇の見えにくい場所の草を使って、デコレーションしてた。』

Iさん

『家から徒歩二分の海で、クラゲをバケツいっぱいに捕って太陽にあてて、ドロドロにして、ニコニコと母に「牛乳だょ」と見せたらすんなり捨てなさいと言われました。捨てたのは、海よりも遠い先輩の家の横の側溝です』

TMさん

『 蟻の巣を見つけては、ひたすら穴をほじくってた。冬は縄跳び。ゴム段。夏はプール。子どもは無料だったから毎日のように通ってた。校庭も開放されてたから、行くとこ無いと学校に行って鉄棒してた。手にマメができてたし、片足回しをやるときに膝の裏が痛くないようカーディガンを巻いてべろべろに伸びてしまったり。 近所で誰かが花火をやれば、どこからとなくワラワラ集まってきて、スイカなんか食べたりして。楽しかったな』

AKさん

『秘密基地作ってそこを拠点に探検。
基地とは違う山に入って行って、キイチゴとか花の蜜を吸って半日過ごすプチサバイバル。』

 『何故か今でも思い出せないけど、テントウムシのサナギを集めて来て放置。いつの間にか成虫だらけになり、叱られるw』

『鉄棒みたいな車止めで鉄棒して地面に頭を強打。星が出て⭐️しばしフリーズ。』

ステファニーさん

『・ポケットは常に「お金」と呼ばれるウバユリのタネでいっぱい
・冬のある日友人数人と、風邪で学校休んだ友達にプリント届けることに。普通に道あるのに1人が「俺たちはこの雪山を超えなければ!!」と言い出し、除雪されてない広い公園の雪をこいで行ったときは、「私は雪山で死ぬかもしれない」と本気で思った。
・自転車の補助輪外したばっかりなのに全力疾走で常に膝ゲジャゲジャ。
・友達の家に泊まりに行って夜みんなで抜け出して湖の桟橋のフェンス超えて、桟橋の上で夜を明かした。』

『湖で溺れたときは死ぬと思ったなー。本当に走馬灯のようにゆっくり思い出が蘇ったんだよねー。あのときの映像はいまだに覚えてる。』

『鉄棒で友達が「豚の丸焼き」って両手両足で鉄棒にぶら下がるやつやってて、私もマネっこ。「手もはなせるよー」って言うから「わたしもー」ってやったら両手両足はなしちゃって、落ちて意識失って、気付いたら病院だった。』

『・兄、保育園の時屋根から下にジャンプ。友達にかっこいいと褒められて再度ジャンプ。骨折。
・捨て犬だと思って飼ってたのがキツネだった
・トンボ引き裂く
・カエルに爆竹爆弾
・爆竹を道路に投げて、車が走るとバンッ!!!
・葉っぱも石も絵の具もとりあえず味見する。
・じいちゃんが捕まえたヘビにちょっかい出して噛まれて救急車
・夏の小学生の部活はカヌー。練習より、練習終了後のカヌーひっくり返して落とし合いするのが白熱
・冬の部活はスキー。ケガは日常茶飯事。骨折した先輩は、松葉杖をバットにして野球で全力疾走。
・下校中に車に轢かれたヘビを発見。首に巻いて帰宅。』

Nさん

わざわざ犬のウ○コに花火のクラッカーを刺し火を点けて『時限爆弾』とかってワクワクしながら隠れて見てたらなかなか爆発しない。様子を見に近づいて、覗き込んだ瞬間大爆発❗️
今でもその瞬間は忘れられません。w( ˙◊︎˙◞︎)◞︎

T・T兄さん

スキー教室で木に激突して脳震盪起こしたとか、
百円玉飲んで下からちゃんと出て来たとか、
二段ベッドから落ちて舌を噛んで病院で縫ったとか、
明らかに借りパクした他人の名前書いたファミコンカセットあったとか、
二重跳びは300回、時間跳びは1時間越えとか、
規格外が目の前にいたけど、世の中まだまだ広かったな。

A・Aさん

『セミの抜け殻をバケツいっぱいに集めて服に沢山つけてアクセサリーにしてましたw
家のすぐそばがりんご畑で木に登ったり、落ちてる小さいりんごを投げで葉っぱに付いてるセミの抜け殻を落としたり…
抜け殻だ〜って思って取ろうとしたらリアル幼虫でちょいビビったり。
今思うと何が楽しかったのか謎です(笑)もちろんバケツいっぱいのセミの抜け殻は最後に全て踏んで粉砕ww

田んぼの用水路に頭から全身浸かって落ちたwそのあと母にどう処理されたか記憶がないw

公園の砂場にアリがいて、何回砂をかけても這い出てくるので(当たり前w)何故か無性に腹が立ち、器用に一本一本足を抜いていも虫みたいにもがいているのを見届けた後で、アリを踏んで楽にしてあげました。今思えば中国の三大悪女気持ちが少しわかっていたのかも(笑)

近くに土管が積み上げているところがあったので登って飛んで遊んでました。リアルドラえもんの世界。

今は色々言われるし、子供たちは大変だなあと思います😅
そして自分のことは棚に上げ、そんな危ねえことすんじゃねえよ!と怒る私です(笑)』

『姉はリカちゃん人形のピアスを鼻の穴に入れて取れなくなって病院行ったとか、中学の時ノーヘルでダンプに轢かれて無傷だったとかあったよ〜
でも、その報告学校で聞いて(年子だからね)でも、帰って来いって言われないから大したことないんだろうな〜って冷静に授業受けて帰ったら「お姉ちゃんダンプに轢かれたんだよ!?なんで慌てて帰って来ないの!?」ってめっちゃ元気そうにウチのソファーに座ってる姉に怒られた記憶が…』

Sさん

低学年の頃は普通にお人形遊び。友達の家に、卵を入れる取っ手付きの段ボールにお人形セット入れて遊びに行ってました。リカちゃんよりジェニー派。
友達はみんな卒業したけど、卒業できずにハンドメイドのドール服作ってます。
一方、身体が大きく男勝りだったので、高学年の頃は近所のガキ大将に。
公宅アパートの出入り口にある一畳ぐらいの屋根に、踊り場の窓から乗り込んで子ども4・5人でたむろしてました。
もちろん、そこから出る時は飛び降りる。武器はパチンコ。(Y字にゴムついてるおもちゃのやつ)
小石をパチンコで飛ばして10数メートル先の的に当てられるという技を習得。スケバン刑事が流行ったので、ヨーヨーを振りまわしたり、某ジャンプ漫画の影響でシャーペンを武器にしたりもしてました。自分も子分たちも大けがさせたことはなかったので、まぁまぁガキ大将としては穏便だったのではないかと。たぶん。

 

ちなみに、私。

『・花火の煙幕持って、家の中走り回って怒られた。
・お兄ちゃんはカエルのお尻にバクチク入れて火つけてた。
・飼ってたカナリヤ、テレビ台のガラスの扉に閉じ込めて遊んで、片っぽ開けて、こっちだよ〜って誘って閉めて、反対側開けて誘って閉めて、ってしてたら、カナリヤの首扉に挟んじゃって、死んじゃった。
・友達が家の鍵忘れて入れなくなってて、ベランダの窓空いてるかも、っていうから、木登り得意だった私が、三階のその子のうちまで、ベランダ伝いに登ったけど、窓しまってって、またベランダ伝いに降りるのが、めちゃくちゃ怖かった。
・そろばんや、書道を習わされてたけど、いっつもサボって遊んでた。「今日はどうだった?」って言われて、以前に丸もらってたやつ見せてたから、今、字は綺麗じゃないし、計算も早くない。
・道路にいたハチを自転車でわざとひき殺した。
・姉ちゃんと喧嘩して、油性マジックで姉ちゃんの机にバカアホマヌケと書いてやった。』

『自転車で山道下って、カーブ曲がり切れずに転がった。その時初めて、目の前に星が飛んだ。ものすごい痛かったけど、ホントに星が飛ぶんだ~って、妙に感動した。』

『小学生までは、いじめっ子のいたずらっ子だった。好きな子いじめて、腕をつねって、血出るまでちぎって泣かせた。

夏休み中の水泳大会が嫌で、「おじいちゃんが危篤です」って嘘ついて休んで、夏休み中家から出られなくなった。』

 

そして旦那

『幼稚園の頃には10kmくらい離れたまちまでチャリ旅してた。』

『3~4歳の頃、団地の坂道をさっそうと自転車で走り下りる近所のお兄ちゃん達をみて、三輪車にまたがりマネして走り下りて猛スピードで壁に激突、側溝に落ち、近所のお母さんに助けてもらった。』

『あそんでたら道路に毛虫がいるのを見つけ、「いいこと思いついた!」と毛虫を踏むことを思いつき、家に三輪車を取りに帰り、三輪車で毛虫を踏んだ。とたんにものすごく悪いことをした気分になり、その日以来生き物を大切にするようになった。』

『お寺の裏山の廃施設に、山の斜面に沿ってコンクリを貫く、子ども1人寝て入れるくらいの数メートルの長さの鉄の管があって、その中を滑り降りてよく遊んでた。ひざを曲げ伸ばししてずりずり下りてたら足の裏と膝でスポッと管にはまり動けなくなった。一生このままかと本気であせった。今思い出しても冷や汗が出る。』

『川であそんで、帰りは近道しようとガケを登って道路にあがろうとしたら、ガケの途中で足場がくずれてきて上がるも下がるも身動きとれなくなり、本気で死ぬかと思った。粘ってなんとか登りきったので私は今ここにいます。今思い出しても冷や汗が出る。』

『 小学校から中学にかけて、友達と防空壕、鉱山跡地、鍾乳洞をさがしては洞窟探検にはまってた。中3の秋くらいまでやってて、模擬試験前日にも洞窟行って、そしたら試験成績が下がって、先生から洞窟禁止令がでた。』

『友達の家の庭に人が入れるくらいの大穴を掘った。さらに隣にもうひとつ掘ったらつなぎたくなって、穴の底から横穴を掘って2つの穴をつないで人がくぐれるひみつきちを作った。』

『学校の帰り道に山でかくれんぼ。山の中に潜むのがうますぎる友達がいて、みんなで探しても全く見つけられなくて、結局見つけられずにそのままみんな解散してしまった。』

みんな、ここには書ききれないほど、まだまだたくさんの武勇伝があります。

こうやって、いろんな人の子供時代のいたずらわんぱくを見ていると、今の子供たちはまだまだおとなしいな~って思います。

子どもは今を楽しみ、変化を望んで生きている!

子供時代の、こういったたくさんの人の遊びを見ていると、とにかく、『今を楽しもうとしている』っていうのがわかります。

子どもって、「今よりもっと面白いことを経験するために、どうすればいいか?」に、全身全霊をかけているようなところがあります。

とにかく、楽しみたい。

普通はつまらない。だから、普通じゃないことをしてみたい。

この前も、子ども達をウォーター滑り台のあるプールに連れていったら、最初は普通に滑っていたけど、最後になると、だんだんみんな変な滑り方をしていくようになってきます。

いかに変な格好で、みんなより面白く滑ってこれるか?みたいな。

坂を段ボールで滑り降りるのだってそう。

おしり滑りから始まり、立ち乗りしたり、お腹で滑ったり、だんだん変な滑り方にエスカレートしていきます。

普通じゃないことは、ドキドキして、わくわくします。

もっとドキドキしたくって、もっとワクワクしたくって、「え~!!そんなこと~!!」って思うようなことをしでかしてくれる事もしばしばです。

それは、本能に近いのかもしれません。

だって、こんな小さいうちから、こんなことするんですもの(笑)。

普通と違うことが楽しくってしょうがない。

変なことが楽しい。

羽目を外して、思いっきりやりたいようにやるから楽しい。

子どもは、止まることを知らない。いつでも、本来は、全力で遊びきって、疲れ切って、電池が切れるように眠りにおちる。

毎日のように、走り回って、思いっきり遊んで、寝落ちして、何日もお風呂入ってなくったって、歯磨きしないで寝ちゃうことがあったって、そんな風に、全力で遊びきることができる子供時代を過ごせるなんて、最高に幸せなことです。

そんな子供時代を、たくさんたくさん過ごさせてあげたいな。

木苺食べたり、

桑の実食べたり

虫捕まえたり

雪にまみれたり

泥んこになってみたり

水鉄砲戦争したり

穴掘ったり

高いところから飛び降りたり

秘密基地作ったり

ゾンビごっこしたり

忍者になってみたり

崖に登ってみたり

火遊びしたり

魚釣ってみたり

カニ捕まえてみたり

釣ったカニ食べてみたり

絵の具にまみれてみたり

水に浮かぼうとしてみたり

田んぼの生き物探してみたり

木切ったり、なんか作ったり

雨に打たれてみたり

とにかく、遊んで遊んで遊びつくす。そんな子供時代を過ごしてほしい。

 

たっぷり遊んだ子供は、子どもに優しい大人になる

 

いたずらわんぱくをたくさんしてきた「もと子ども」の大人たちは、今、子ども達が、自分たちがしてきたように、たくさん今の子供たちに遊んでほしいと思っています。

子どもの声が騒音だ。

ボール遊びしてると怒られる。

川で遊ぶと怒られる。

寄り道すると怒られる。

空き地がなくて、自由に遊べる場所がない。

いろんな状況が、昔の私たちの時代とは違ってきていて、子どもたちにとっての遊びの環境は、とても遊びにくい環境になっています。制限があり、禁止事項がいっぱいあって、子どもたちにとっては生きにくい世の中なのかもしれません。

親も忙しいから、子どもは塾や習い事に通わされたり、学童保育に預けられるから、自由に遊ぶ時間がないとか、外で遊ぶと怒られるから、ゲームで過ごしちゃうとか。

たくさん遊びこんできた「もと子ども達」を見ていると、自分もたくさんいたずら、わんぱくも、無茶なことも、無駄なことも、たくさんやってきているから、子どもに対する許容範囲が広いように思います。むしろ、もっとやっていいよと思えるくらい。

自分たちが子供のころも、いたずらして親や周りによく怒られたけど、だいたいは、見て見ぬふりをしていてくれたんじゃないのかな、って思います。

いろいろやってるのはわかっているんだけど、見守ってくれていたとか、だまって好きなようにさせてもらっていたんじゃないかと、今、親になって思います。

危険な事や、人に迷惑が掛かっちゃったことなんかは、がっつり怒られたけど、それ以外のことは、自由に遊ばせてもらってた。怒られて学び、怪我して学び、失敗して学んできた。

子ども達に必要なのは、そうやって、バカなことやりながらも、失敗から学ぶ経験や、やりたいことをやってみるわくわく感を味わうことだったり、友達と関わりながら遊ぶ経験だったり、遊びから学ぶことです。

そんな宝物の経験を、たっぷりしてきた子ども達は、次の世代を育てていく、子どもに優しい大人になっていくのだと思います。そういう子供たちをたくさん世に送り出したい。

そう思います。

 

子どもとの関わり方~子どもの面白い!に寄り添う

子どもとの関わり方に正解はありませんが、親が、「そんなのよりこれやったら?」っていうことは、案外つまらないもので、子どもの中から湧き上がる「これやってみたい!」から生まれた遊びは、次々「もっとこうやったら楽しいんじゃないか?」って、遊びが広がっていくものです。できるだけ、こどものやりたいと思ったことを実現できるような環境を整えてあげたいものです。

こうやったらもっと楽しいんじゃないか?

子どもって、そんなことが、そんなに面白い?って思えるようなことが大好きです。普通の遊びから、「いいこと考えた!もっとこうやったら面白いんじゃない?」って、遊びがどんどんエスカレートしていきます。

たまたま木があった場所を掘ったら、なんかのコインが出てきて、そこから、木を投げて、「ここにに宝が埋まってる!」って、空き地の宝探しが始まったり、

テレビかなんかで見た、ダウジングで、宝を掘り当てようとしてみたり。

ほんとは木のホッケーゲームの台なんだけど、水浸しにして遊んでみたり、

最初は水鉄砲だったけど、最後はバケツで水の掛け合いっこになっちゃったり、

ただ落とし穴掘ってたら、思いのほか深くなって、

「だったら足湯にしようぜ!」って、お湯沸かして足湯にしてみたり。でも、最初は土にただお湯いれただけだから、どんどんお湯は土にしみこんでなくなっていくから、ビニール袋敷いてみたり、最終的には、コンテナボックスを埋めて足湯の完成だったんだけど、その、試行錯誤して出来上がっていく工程が楽しいのです。

 

あるものを、その用途で遊んでいるうちは、それほどワクワクしないんだけど、違う使い方をし始めたときから、どんどん遊びは発展していき、『もっとこうやったら楽しいんじゃない?』『これやったらもっとスゴイことできるんじゃない?』って思い始めると、もう、わくわくが止まらず、やらずにいられなくなります。その時の子供たちの表情が、ほんとうにいいのです。

やりたいと思ったことをやれるように

泥遊びしてて、そのうち、泥をかけたとか、かけられたとかで言い争いが始まったりします。

だったら、もう、「ここに泥投げたら?」って場所を作ってしまうと、子どもたちのエネルギーはそっちに向かいます。

泥投げてほしくないところがあるなら、投げていい場所を用意する。

火遊びしたいときは、安全に火遊びできる状況をつくる。

みそ汁作りたいって子がいたときに、バーベキューコンロや七輪なら庭先でもできるから、そういうやり方をしてみたり。

思い切って、子ども達をキャンプ場に連れ出して、ちゃんと焚き火やってみたり。

どういうやり方をしたら、子どもたちがやりたいことを実現できるか、子どもたちの遊びを見ながら、考えてみることも多い。

大人の子どもとの関わり方

子どもが、面白いと思ったことに、どれだけ大人が寄り添えるか?子どもの面白さを感じていることに、大人も一緒にどれだけ面白がることができるか?

子どもとの関わり方で、心にとめておきたいのは、そういう大人の遊び心なんじゃないかと思っています。

「そんなバカみたいなこと、できるわけないじゃん」とか、「そんな無駄なことやってどうすんの」って、言ってしまったら、子どもの面白がる気持ちは、シュルシュルと音を立ててしぼんでいきます。

むくむく沸き上がった、バカみたいなことを一緒に面白がってみると、「だったら、これ使ってみる?」って、子どものワクワクをさらに大きくしてやることができる。

そしたら、その先、失敗するかもしれないけど、やってみたら面白かった!次はこうやってみようって、想像力がどんどん湧いてくる。その瞬間に立ち会えるのは、子どもと関わる醍醐味です。

「ああ、今日も面白かった~!!」

「次はこれ、もっとこうしようぜ!」って、次に来るのが待ち遠しくなるような、家に帰っても、そのことばっかり考えちゃうくらいの、わくわくする子供時代を過ごさせてあげたいものですね。

水遊びしたいけど、濡らしたら怒られちゃうっていう子には、着替えを貸してあげて、思いっきり水遊びさせてあげることもあります。帰りはもちろん、濡れていない自分の服に着替えて帰るので、怒られることはありません。もしくは、本人が濡れてもいいと言って水遊びしたけど、あんまり寒そうだったら、帰りに乾いた服を貸してやることもあります。お古なので、貸した洋服が戻ってこなくても、どうってことはありません。

お兄ちゃん、お姉ちゃんのお古の洋服は、こんな時役立つので、なかなか捨てられないものです。

どうやったら、「これやってみたい」ということをダメだと言わずに実現させてあげられるか?子どもの面白さにどこまで寄り添えるか?その辺が子どもの関わるうえで、大事なポイントなんじゃないかと思います。

 

 

 

夏休み、身近なところを自然観察しながら地図を描いてみませんか?


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夏休み、毎日友達と遊んだり、プール行ったり、図書館行ったり、子どもたちはそれぞれ楽しんでいるでしょうか?おうちで子どももたちの夏休みを支えるお母さんも、毎日大変ですよね。友達が遊びに来てくれればいいけど、そうじゃないと、「今日は何しよう?」「どっか連れてって~」と、言われると、毎日どこかに連れ歩くのも大変です。そんなとき、自由研究もかねて、一緒に身近なところを自然観察しながら地図に落としてみるのはいかがでしょうか?

身近な自然を地図に落としてみよう!

日本自然保護協会の自然観察路コンクールというのがあります。

自分の身の回りの自然を観察して、一枚の絵にする、というもの。

どんな生き物がいるか。どんな草木が生えているか。書き込むことで、自分の身の回りにどんな自然があるかを知ることができるというもの。

例えば、うちは庭にサンショウの木があるから、アゲハの幼虫がやってきます。今年は10匹ぐらいみつけました。でも、木が大きくなっているので、見えない上の方にももっといるんじゃないかと思っています。

今年は、ちょっと違う幼虫がいて、サンショウの木にいたからアゲハの幼虫だと思って育てていたら、カラスアゲハが出てきてびっくりしました。

そして、庭の物置の下には、トノサマガエルがたくさんいて、生ごみコンポストの近くにはアマガエルがよくいます。

ブドウの木にはシャチホコガの幼虫がたくさんついているし、さくらんぼの木にはこがねむしが良く来ます。

飼ってるカイコの幼虫のえさになる桑の木も、カイコを飼い始めて、散歩しながら周りを見渡すと、意外とあちこちにあったことを発見。桑の葉の特徴的な切れ込みのある葉が、目につくようになりました。

それまで何気なく通っていた道が、見る目を変えると、いろいろ見えてきます。

水路で見つけたトビケラとか、

裏の水路にはドジョウがいっぱい。

ドジョウすくいですね。

子どもの遊びと自然は切っても切れない関係ですね。

遊び地図を描いてみよう!

「遊び地図」というのを聞いたことはありますか?

写真は娘が何年か前に描いた遊び地図。小学校時代の遊びを思い出しながら描いてくれました。

子ども達が、どこでどんな遊びをしているかを、地図に落としてみるのも、面白いものです。

友達とよく遊びに行く場所や、子ども達の目線で見た地域の様子が見えてきます。

それに、生き物や、植物をプラスしていったら、面白いものができるんじゃないのかな、って思います。

 

子ども達は動くものが大好きです。学校の帰りも、寄り道しないで帰りなさいって言われても、田んぼでカエルを捕まえてみたり、田んぼの中のガムシやマツモムシなんていうものも、見つけちゃうともう、楽しくなっちゃって、なかなか帰ってきません(*^-^*)

寄り道してはいけませんと言われても、あちこち気になるのが子供です。

自分たちも、そうやって、寄り道したり、遊びながら帰ったものです。

花の蜜がおいしいお花があるから、花の蜜を吸いながら帰るとか、ちょっと裏道通って帰ったりとか。

今の時代、いろいろ心配になることはあるけれど、多少の寄り道は、大目に見てもいいんじゃないかな、と思っています。

子どもだけであちこち行きながら遊んでいると、親も知らないいろんな情報を子どもたちは知っていたりします。それを、子ども達に案内してもらいながら、「ここにはこんな生き物がいたんだよ」「ここに、こんな面白いものがあるんだよ。」なんて、教えてくれるので、それを地図に落としてみると、意外と面白いんじゃないのかな、って思います。

親が子供のころ遊んだ情景を思い出しながら、子どものころの遊び地図を描いてみるのも楽しいです。そうすると、自分の子供のころがりありと思い出されてきます。

親子で遊び地図を見ながら、お母さんは子供のころ、こんな遊びしてたんだよ、とか、こんなことして怒られたんだとか、ここのおばちゃんが優しかったんだ~なんて、話してみてもいいですね。

まとめ

子ども目線でいつも見ている身の回りの地域を、よくみてみると、意外と面白いものです。子どもたちの遊びの様子もわかるし、時間なたっぷりある夏休み、何もやることないな~なんてときにいかがですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生までにたくさんの外遊びを!

近頃、子ども達は部活や習い事に忙しく、遊ぶ時間がありません。それに加えて、遊ぶ環境も、ボール遊びは禁止とか、大声で騒ぐとうるさいとか、決して子どもたちにとっていい環境ばかりではありません。そんな中でも、子ども達が友達と群れて外遊びすることが、子供時代には大事なことだと思っています。一日いっぱい遊びきった経験は、宝物の記憶です。ぜひ、小学生時代に、たくさんの外遊びをさせてほしいと思います。

外遊びの効果

尾木ママも、8歳までの外遊びが大切だと言っていますが、外遊びによって育つといわれている力がとても大きいのです。

①コミュニケーション能力が育つ

②運動能力の向上(体の発達、体力がつく)

③想像力や創造性がつく。自分で考えられる子に。

④前頭前野が発達し、感情が安定し、集中力がつく

といった効果があると言われています。

ただ、こういった効果も、個人差があることで、必ずしも外遊びいっぱいしたからこうなると、言えるものではありません。

子供時代、外遊びしなかった子が大人になってコミュニケーション能力のない子になっているかといえば、必ずしもそうではないように、外遊びした子が優秀になるということではありません。

ただ、友達と暗くなるまで外で遊んでいたというような経験を持っている子の方が、より自由な生き方をしているように思うのです。

自分の好きなことを仕事にしていたり、人生を楽しんでいる人は、幼少期、当たり前のように暗くなるまで外でたっぷり遊んできたり、大人に怒られるようないたずらしてきていたり、必ずしもいい子ではない子供時代を過ごしてきた人が多いように思います。

今の子供たちを見ていて思うのは、答えのある問題は解けるけど、自分でどうすればいいか考えなさい、という問いに対してはとても弱いように思うのです。加えて、人の気持ちを思いやることがあまりできない子も多くいます。

それが、私には外遊びの減少とも関係があるように思えるのです。はっきりとしたデータは、私は持っていませんが、たくさんの子供たちを見ていて感じることです。

群れて遊ぶ経験の少ない子供たちは、ケンカしてはいけませんと育てられていることも多いのか、ケンカして、許して許されてという経験も少ない。相手がこんなことを言ったら傷つくだろうなとか、相手の気持ちを考えることができない子も多くいるように感じます。

平気で傷つくことを口にするし、それが悪いことだという感覚もない。

子ども達が関わりながら遊ぶ経験は、大事な学びの場なのだと思うのです。

夏休みの子供たち

夏休みが始まったばかりですが、暑い中、時間いっぱい、子ども達はよく外で遊びます。

興奮して、水の掛け合いしてるうちに、大声で騒ぎすぎて、ご近所さんに怒られてしまいました。

それからは「おい、おまえ、大きい声出すなよ!」

「やめろよ!大声出させんなよ」

と、こそこそと、気をつかいつつ、ちょっぴりテンション下がった子ども達ですが、それでも遊びは続きます。

テンション下がってきたら寒くなってきたのか、駐車場で寝転んであったまる二人。アリンコ見つけて「ヒアリじゃない?!」とか言いながら、暖をとります。

こそこそ話しているのも、楽しそうです。

今の時代、子ども達が遊ぶ環境も、決していいわけではありません。怒られると、そんなことで何で?子どもの声が騒音と言われる世の中は悲しいものだと思ったり、いろんな気持ちになりますが、住宅街ですから、静かに過ごされたい方もいるのも、仕方のないこと。

怒られたことで、いろんな方が世の中に入るのだと、ほかの人の気持ちを知るきっかけになったかもしれませんね。

子ども達には、「静かに過ごしたいと思ってる人もいるからね~。」「ちょっと大きい声出しすぎちゃったね。」って、嫌な思いだけで終わらないようにと思います。

 

寒くなったので、玄関で着替えていたら、ちょこちょこ歩いてる虫が。「ん??」

「ホタル!」

なんと、ゲンジボタルでした。この辺にはあまりホタルが出ることはありません。田んぼが多いいから、ヘイケボタルはいたとしても、ゲンジがいることはありません。

昨日までの雨で、どっかから流されてきたのか、迷いホタルですね、きっと。

夜になったら、ちゃんと光りました。

発光器が二本線なので、オスです。

遊びきる子供時代を

いろんな子供たちが、入れ代わり立ち代わり、遊びに来る夏休み。

水で遊び、びしょ濡れになって、カエルを捕まえ、虫を見つけ、走って別の友達の家に行き、バカ言って笑いあい、泥まみれの汚い足になり、たまにケンカして、仲直りして、怒られて、泣いて笑って、いっぱい遊んで成長するんだよね。

遊び疲れて寝落ちする。それほどに走り回って。お腹ペコペコで食べるご飯はおいしくて、「ああ~、おいしかったぁ!」って、完食して。

「ああ~、今日も楽しかったぁ!」って、夢の中へ。

そんな子供時代を、子ども達には過ごしてほしいですね。

自由な遊び場・プレーパーク~夏休みの予定

夏休み中も、青森県内、あちこちでプレーパークを開催します。

はぴちるでは、十和田市内にてプレーパークを開催します。

7/25㈫若葉公園
7/26㈬ちとせ小学校校庭(プール横)
8/1㈫若葉公園
8/5㈯駒っこランド
8/8㈫若葉公園
8/9㈬ちとせ小学校校庭(プール横)
8/16㈬ちとせ小学校校庭(プール横)

若葉公園とちとせ小学校は午後13時から17:30まで
駒っこランドは10時から15時までです。

 

「あおもりにプレーパーク作り隊」では、

7/30㈰青森県総合社会教育センター(夏のキッズフェア・3F・9:45~15:00)

<合浦公園プレーパーク>

10:00~15:00合浦公園(八百善前広場、木のアスレチック前にて)

7/27㈭

3㈭

6㈰

7㈪

8㈫

12㈯

22㈫

23㈬

で、開催します。子どもと一緒に、ぜひ遊びに来てくださいね♪

その他

8/19(土)プレーパーク@平内

8/20(日)プレーパーク@あおもりマルシェ

8/27(日)プレーパーク@八戸ホコテン

 

 

 

 

 

日野原重明さんの言葉に想う~子どもたちに伝えたい想い

医師として、長年尽力し、子ども達に対する講演活動を精力的にこなし、著書も多数の日野原重明さんが105歳で亡くなりました。つい先日も、『子どもへのまなざし』の著者でもあり、児童精神科医である佐々木正美さんが亡くなったばかり。子ども達や、子どもを育てていく人に伝えたい想いは、同じであると思います。今日は、日野原さんの言葉から、これからの子供たちへ伝えていきたい想いをつづります。

日野原重明さんの言葉

「これまでの教育は、出来あがったデータを記憶させる教育であった。困難な問題にぶつかったときに、問題解決が出来るような能力を与えられていない。

本当に学ぶべきなのは、問題とどう取り組むか、どういう戦略を立てるべきかということである。学校を出てからも自分で出来るような頭の仕組みを作る。そして、その仕組みに従って生活をし、行動することが必要なのである。」

大切なことは、答えがわかっている問題に正しく答えることではなく、その問題をどう解決するか、考える力であると言います。

プレーパークで、子ども達のことを見ていると、答えのない問題に対し、何とかそれを解決しよう、乗り越えようと試行錯誤する姿を目にします。

例えば、上の写真、のみを使って板をくり抜こうとしている子ですが、作ろうとしているのは、どうやら額縁のようです。普通に考えたら、細い板を4枚くぎで打ち付けて枠を作ればできそうなものです。でも、この子は、板を見て、額を作りたいと思い、のみでくり抜くという選択をしました。板をくり抜く労力は大変なもので、絶対、細い板を4枚くぎで打ち付けたほうが早い。

でも、この子は、そうしたいと思った。そして、大変であっても、やり遂げました。

遠回りでも、簡単じゃないやり方だったとしても、自分で考えてやってみる。そして、やり通す経験は、日野原先生の言う、『学校出てからも自分でできるような頭の仕組みを作っている』ということだと思うのです。

答えのない問いに、挑戦し続ける子どもたちを見守り、たくさんの子ども達に、そういう機会をたくさん与えてあげたいと思います。問題を乗り越え、自分で解決できる、そんな大人に育てていかなければと思います。

「未知の世界に自ら飛び込んで、やったことのないことをやることによって、使ったことのない脳が働き出す。」

やったことないことに挑戦しようとする子供たちは、道具を前に、しばし考え込みます。まっさらなところから、何を作り出していこうかと。初めて使う道具も、使ううちに、だんだんコツをつかんでうまくなります。

試行錯誤をくりかえしながらも、新しいことに挑戦するわくわく感で、子ども達は夢中になります。

「自分を相手に置き換える想像力を、身につけたいものである。」

絵本や、本は、子ども達を物語の世界へと連れて行ってくれます。そして、その中で、主人公や、相手の気持ちを疑似体験できます。読み聞かせは、子ども達に、そういった相手の気持ちを想像するための手助けになります。

でも、相手の気持ちを想像できるようになるためには、やはり、リアルにかかわるのが一番です。ケンカして、謝って、相手の気持ちを知って、仲直りして。そういう生身の体験が絶対必要です。

でも、今、子ども達の置かれている環境は、ゲームやメディアにさらされる時間が長く、リアルにかかわることが面倒だと、LINEやツイッターのようなSNSで会話する中高生も多くなっています。顔の見えないやり取りをするは、相手の気持ちを想いやることが難しいので、そういったSNSでのトラブルが問題になっています。

子ども達が、子ども達同士で遊びこむ経験が、やっぱり必要なのだと思います。

「何事も、今ある規則のとおりにやっていたのでは進歩はない。規則を破るようなことをやらないと、現状はなかなか変わらない。

規則を破ったとしても、皆が応援するような破り方をすればよい。

そうすれば、新しい良い規則がずっと早く出来る。」

今、それが当たり前であると言われてることを、ただただ規則を守ってやっていたとしても、そこから新しいものは生まれてきません。

日々、技術は進歩しています。歴史的事実と思われていたことも、日々変わっています。そこには必ず、規則を破った人がいて、みんなが当たり前と思っていたことに対して、「いや、そうじゃないんじゃないか?」「違うやり方で、もっとよりよくなる方法があるはずだ」と、人と違うことをした人がいたからです。

炊飯器に入ってはいけないなどという規則は、破っていいのです。面白いからやってみる。なんでだろうと思うから、実験、検証してみる。やってみて、やっぱりこれはダメだと思えば、もっと面白いことはないかと探せばいい。

みんなと同じことをしなくていい。

歴史はそうやって新しく塗り替えられていく。

 

「生きがいとは、自分を徹底的に大事にすることから始まる。」

「生きがいとは、自分を徹底的に大事にすることから始まる」

自分の人生を自分が精いっぱい楽しむこと。今ある幸せに感謝して、家族との時間を大切にし、自分の時間も大切にする。

自分の心に正直に、自分がやりたいことをやる。でも、家族のことも愛してやまないのなら、自分を大切にするのと同じくらい、家族との時間を大切にする。

精一杯、今ある生を楽しむこと。

大人も、子どもと同じくらい、無邪気に楽しんだっていいのです。子ども心を思い出せばいいのです。ワクワクすることをやってみたらいいんです。

おうちの人が、そうやってワクワクと人生を楽しむ姿を子どもたちに見せてあげることは、子ども達にとって、未来への希望になります。

大人になるって、楽しそう。私も早くこんな大人になりたい。

そう思ってもらえるように。

身近な大人は、子どもの一番のモデルです。

一番身近な大人が、「今日も疲れた」「また今日も、こんな大変なことがあった。」と、嫌な事ばかり話すうち、子どものまっさらな脳に、『大人になるのは大変で、つまらないこと』ということをインプットしてしまいますから。

「人生とは未知の自分に挑戦することだよ」

やったことないことで、使ったことのない脳が働き始めるのなら、どんどん未知のことに挑戦して行きたい。

そんな姿を、子ども達に見せられる大人でありたい。

自分の命をどう使うか

 

「多くの人々は自分の財産や名声や地位を得るために全力投球している。

それなのに、財産やお金よりも大切な、自分の命のために全力投球している人は少ない。

なぜ、その大切な命のために、時間と財産を提供しないのか、そうして安全に確保された命を
思いきり有効に使おうとしないのか。

自分の命を自分で格調高く保つための勉強を、めいめいがもっとしなければならない。」

この世に生を受けた、たった一つの命。

何億分の一の軌跡ともいわれるその命を、何のために使うか。先祖代々から受け継がれて、一つも途切れるところなく、今の自分までつながってきた命。

大変な時代を乗り越えてきた先祖たちから未来への希望を託されてきた命。

日野原さんも、戦争時代を乗り越え、その悲惨な時代を生き抜いてこられました。だからこそ、子ども達に、命の大切さを話して歩き、たくさんの本を残されました。

命とは時間であると日野原先生はおっしゃいました。与えられた時間を、どう使うか?何のために使うか?無駄な時間を過ごしてはいないか?

3・11の震災から6年。今もなお、あちこちで災害でたくさんの方が命を落としています。明日は必ず来るという保証はだれにも、どこにもないのです。

ああ、楽しい人生だった。幸せな人生だったと最後に言える生き方をしていますか?

悔いのない人生を生きていますか?

誰かに、命のバトンをつないでいますか?

子ども達に伝えたい想いは何ですか?

大切なことを子どもたちに伝えていますか?

日野原さんの死から、そんなことを自分にも問いかけています。

 

 

 

 

理科好きの子どもにするためには、どうしたらいい?


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子どもの理科離れが進んでいるという話を時々耳にします。なぜ、理科離れが進むと困るのか?実は、理科は、日本を支える様々な技術のもとになるものです。生物、微生物の世界は、農業や医療に役立ち、電気の世界は電気、電子工学、宇宙開発、ロボットなど、私たちの生活には欠かせない技術となり、地震、地質、気象は、災害に対する備えにも役立ちます。これからの日本を支えていくのは今の子供たちです。日本の未来のためにも、私たちの生活の中で欠かせない理科が大好きな子供に育てたいものです。

 いつから理科が嫌いになるか?

「理科の勉強が好き」と答えた小6は83・5%。小学校で理科は人気教科ですが、中3になると61・9%まで減少します。小学校では観察や実験などの体験的学習が中心ですが、中学になると理論的な授業が増え内容理解が難しくなるためだといいます。

先日、中2の娘の理科のテスト問題を見て思いました。難しい!応用問題が多く、計算したり、時間をかけて考えなければ解けない問題が多かったのです。このテストじゃ、理科が面倒で嫌いになるのも無理ないな~と、思いました。

私は、もともと理系です。理科がとっても好きだったし、今も大好きです。生き物を飼ってみては、その生態に感動し、命のつながりに感動し、今でも、わからないことがあれば調べて、その都度、そうだったんだ~!って、感心することが多いのですが、知らないことを知るのは面白く、小学生の息子と何かを観察していて、ちょっとしたことで、「何でだろう?」って不思議に思うことが、日常茶飯事です。

でも、あの、中学生のテスト問題は嫌いです。正直、やりたくないです。

それまで、好きだった理科が、嫌いになるのは、テストのための勉強をしているからなんだと思うのです。高校受験、大学受験のためのテスト対策。この問題が出るからと、覚えさせられる。

そうやって、覚えさせられたものは、理科であれ、ほかの教科であれ、「好きだからやる」ということからは程遠い物です。

学校は、教えた内容が定着しているかどうか、テストで確認します。優劣をつけます。どの程度身についているかどうかで、ふるいにかけられるので、高校、大学と、その網の目になんとかかかるように、知識を身にまとっていくのです。

でも、果たしてそれが、理科好き、勉強好きな子供を育てていると言えるのだろうかと、疑問に思います。

発展途上国の子供など、満足に学校に通うことができないような地域の子供たちは、「学校に行きたい」「新しいことをたくさん勉強したい」「勉強したことを地域に役立てられる人になりたい」という子がほとんどです。

新しいことを学ぶのが楽しくて、それを家族や地域のために役立てたい。だから頑張っている。

方や、教育環境が整っている日本では、勉強は面倒くさいものでしかない。ましてや、テストの点数をとるための勉強なんて、何のために勉強しているかという意識すら奪っていってしまいます。何のために学ぶかの、その根底が違います。

本来、学ぶことは楽しいことのはずです。

今、私は、テストでいい点数をとらなきゃいけない環境にはないため、単純に新しいことを学ぶのが楽しいです。身につけた知識を、子ども達にも知ってもらいたいな~と、日々思います。

生命は、こんなに神秘的で、素晴らしい不思議なメカニズムでできていて、この世に存在するあらゆる自然の形は美しく、自然にできたとは思えないほどの美しい幾何学模様があったりします。そんな、一つ一つに感動する心を、子ども達にも知ってもらいたい、味わってほしいと思うようになりました。

観察し、学ぶ感動と楽しさがありさえすれば、好きになるんだと思うのです。

実体験の不足

そして、理科離れの原因の一つとして言われているのが、実体験の不足です。塾も行ってる、勉強もできるし、知識はある。でも、実体験を伴っていない、という子が、非常に多い。

外遊びは減っている、テレビやゲーム、ネットにさらされる時間が長い、習い事で忙しく、時間がない。そういった、遊ぶ時間や環境がだんだんなくなっている子ども達。遊びで培われる力が、今は意識して作ってあげないとできない状況になってきています。

 

残酷な話ですが、例えば、ナメクジに、塩をかけたことがありますか?

私達親の世代は、比較的やった経験がある方も多いのではないかと思います。やったことがなくても、ナメクジに塩をかけると、とけるって、聞いたことはありますよね?

実際は、とけるのじゃなく、体液が外に出てきて、しぼんでしまうのです。それは、「浸透圧」という働きによるもの。細胞膜は、水は通すけど、それより分子の大きなものは通しません。塩をかけると、液体を同じ濃度にしようという力が働いて、半透膜を通して、塩分濃度の濃い方に、水分が流れ込んでいき、塩分を薄めるような働きをします。つまり、ナメクジの体の水分が、外の濃い塩分濃度を薄めようと流れ出てきてしまい、ミイラ化してしまうのです。

醤油を大量に飲むと死ぬと言いますが、それも、同じことで、胃の中に大量の塩分が入り込むと、塩分濃度を一定にしようと、体の中の水分が一気に胃に集まり、脱水を引き起こします。海水を飲んではいけない理由もそういうことです。

一度にたくさんの塩分をとってはいけない理由はそこにあります。最近、子どもに塩水を飲ませて子どもが亡くなったニュースがありましたが、そういうことです。おそらく、暑くてたくさん汗をかいたので、水分だけじゃなく、塩分もいっしょに取らせようとしたのではないかと思うのですが、幼児は体も小さいので、大人よりも、塩分濃度を薄くしなければいけません。一度に小さじ一杯(4グラム程度)で、致死量に至ると言いますから。子どもには薄味で、というのもうなずけます。

漬物を付けたことがある方ならわかりますよね。野菜に塩をかけると、野菜の水分が外に出てきます。塩分濃度の濃い方へと、水分が移動するのがわかります。

そういった、生活の中での実体験や、遊びの中での実体験がなければ、テストでいくら「塩分濃度の薄い方から濃い方へ水分が流れる」って覚えたところで、そのうち、あれ?どっちからどっちだっけ?って、なりかねません。なかなか理解しづらいことかもしれませんね。

焚き火や、薪ストーブ、お盆の送り火なんかでも、火を燃やしたことのある経験のある子なら、炎は、上へあがっていくのを体感していると思います。でも、実際に理科の実験でマッチを擦ったとき、マッチの軸を上に持たずに、下に向けたために、炎が指に上がってきて、「あっちっち!」という子がたくさんいます。それも、実体験の不足から。実験室の中では、まだ指がちょっと暑かった、という程度で済みますが、実体験の不足が、時として、命に関わることもあるのです。

面白い!なんでだろう?が学びの原動力

最近では、いろんなところで、科学実験教室なんかも開催されるようになってきて、科学への興味を持ってもらおう、理科離れを防ごう、という動きがでてきています。

好きになるには、「面白い!」って、思ってもらうことが一番ですから。

私も、子ども達に、よく台所での実験をやってみせます。

こちらはブルーマロウというハーブ。のどの痛みや気管支炎、皮膚の炎症を鎮める効果もあります。特徴は、なんといっても、この青い色。アントシアニンが含まれています。

お湯を注ぐと、きれいなブルーに。

ギュッとしぼると、きれいな紫色に。

レモンを加えると、きれいなピンク色へと変わります。

アントシアニンは、アルカリ性だと緑色に、酸性になるとピンクになる性質があります。試しに、重曹を入れたら緑色になりました。

こんな実験、アントシアニンがあるものなら、何でもできます。紫キャベツの汁とか、紫いもの粉とか、紫玉ねぎとか、ブルーベリージュースとか、山ぶどうジュースでもできます。

「うわ~~!!、色変わった~!」って、子どもと一緒に感動してみてくださいね。

紫いもの粉を使えば、色の変わるホットケーキも楽しめちゃうので、夏休み、親子クッキングで楽しんでみてもいいですね。こちらは、紫いもの粉を入れたホットケーキ。重曹に反応して、緑色になってます。これに、レモン汁を垂らすと、ピンクになります。

 

工作に、100均素材でミニロケットストーブを作ってみると、効率よく燃え続けるには、どうすればいいか、その構造を知ることができます。

夏なので熱いけど、せっかくなので、作ったら、キャンプに持って行って、マシュマロ焼いて食べてみると楽しいですよね。美味しいのが一番ですから。

 

アゲハの幼虫を見つけたら、餌となるサンショウの枝ごと家に持ってきて、さなぎになって、蝶になるところまで観察してみたいですよね。

完全変態する昆虫は、とっても不思議です。さなぎになって、いったんその中で、どろどろになってから羽の生えた成虫の形に体が作り替えられると聞くけど、それが不思議でたまりません。いったん溶けて、再合成される?

トンボも、今年ヤゴから始めて羽化するのを見ることができました。

もうね、感動です。水の中の生き物が、陸に上がって空を飛ぶなんて、すごいことです。どう進化したらこんなことになるんだろうかと、不思議でたまりません。

だから生き物は好きです。観察していて、とても面白い。羽化する瞬間を目にした感動は、忘れられません。

理科好きな子供にするには、まず、おうちの人が、面白がってみることが一番かもしれません。学校では、どうしても、テストテストで、だんだん嫌なもの、面倒なことになっていくので、せめて、これ面白い!なんでだろう?の種は、おうちで植え付けてあげたいものですね。

自然の中に、学びはあります。遊びの中で、科学の芽が芽生えます。

どうか、たくさんの体験をさせてください。

これからの未来を作っていくのは子ども達です。できた技術を消費することばかりに興味がいって、自分で開発する人にはなりたくない、なんてことになったら、大変ですからね。

 

幼児期に大切なこと

幼児期に大切なことは、「くう」「ねる」「あそぶ」です。おもちゃを買い与え、早期教育することが大切なことではありません。いっぱい遊んで、お腹がすいたらたくさん食べて、遊び疲れてしっかり眠る。その日々の繰り返しで、体と心の強さが育まれていきます。その、土台作りで大切なのが幼児期なのです。体を使って遊ぶ。想像力を使って遊ぶ。関わりながら遊ぶ。まねしながら育つ。見守られて育つ。そうやって、育っていく、大切な時期なのです。

遊びで育つ力

おもちゃで遊ぶのが遊びなのではなく、お手伝いも、お散歩も、全て遊びです。

お散歩していても、まっすぐ歩かないのが子供です。アリを見つけてはしゃがみ、水たまりを見つけては立ち止まって入り、石ころや木の枝見つけては拾って投げて、全ては好奇心と触ってみたいという探求心、やってみたいという挑戦する力です。それを、ダメと言わずにある程度、信じて見守ってもらえることで、自分のことを見守ってくれる人がいるという安心感で、心が育ちます。

ヨチヨチ歩きの子が、お母さんから離れていくとき、時々、お母さんのほうを振り向きます。お母さんが、温かく見守ってくれているのを確認すると、また進み始めます。そうやって、自分は見守られている、大事にされてるっていう感覚は、自己肯定感を育みます。それは、大きくなってからの自己肯定感の土台になっていきます。

テレビやスマホに子守をしてもらっていては、育たない力です。幼児期は、体と心を作る土台の時間です。とはいえ、一日中ず~っと関わり続けるのはしんどいと思うときもあるかもしれません。テレビに子守をしてもらえば、お母さんはらくちんです。でも、それで奪われていく力もあるのだということを、どうか、頭の片隅に置いておいてもらいたいと思います。

「くう」「ねる」「あそぶ」は、幼児期で一番大切なこと。

でも、一番大切なのは遊びです。たっぷり遊ぶからお腹がすく。だからおいしく食べられる。たっぷり遊んでお腹が満たされれば、今度は自然と眠たくなるものです。

野菜をプランターで育て、自分で育てたものを食べたり、お料理の手伝いをすることで、自分が作ったものを家族がおいしいと言って食べてくれることも、食に興味を持つことにつながります。

そして、夜は8時には暗くしたお部屋で眠ることです。遅くとも、9時には眠るようにしたいもの。そのためには、日中たくさん体を動かすことが必要になってきます。運動量が少ないと、寝つきが悪く、なかなか眠ってくれなくて、ママがイライラしてしまうことになります。

たっぷり遊んで、遊び疲れてバタンキューっていうのが理想的ですね。

握力の弱い子供

最近、子ども達の握力が弱くなっていると、以前、中学校の保健の先生が嘆いていました。ヨーイドンのピストルの引き金を、頭の上で引くことができない子がいるという話でした。

握力が弱いと、ビンの蓋が開けられないとか、雑巾がきっちり絞れないとか、日常生活でも困る場面もあるようです。

握力は、手首から肘までの筋肉も大きく関係していて、筋力が弱いと、うつになりやすい傾向がある、なんていう研究結果もあるようです。

たかが握力、されど握力です。

小学校ぐらいになると、鉄棒やうんていにぶら下がる力も必要になってくるし、跳び箱なんかも、しっかり手をつくことができないと飛ぶことができません。

鉄棒にぶら下がって自分の体重を3秒も支えられない子もいると言います。日常生活の中で、何かにぶら下がるとか、にぎってひっぱるとか、意識しないと、握力は使わなくなってきているのかもしれません。

幼児期から、遊びの中で握力を自然につけていくことはできます。公園でジャングルジムに登ったり、鉄棒にぶら下がってみるのもいいのだけど、おうちの中で、お母さんと綱引きしたり、お父さんによじ登ってみたり、お父さんの腕にぶら下がったり、お父さんと腕相撲してみたり、そういう親子のスキンシップを通じて握力を鍛えていくことはできます。

また、お手伝いの中でも、テーブル拭く台ふきを濡らして絞ってもらって、テーブル拭いてもらったり、雑巾がけしてもらったり、お手伝いの中でも握る力はつけられそうですね。

また、お買い物に行ったとき、買い物かごや、買い物袋を持ってもらうのもいいようです。

年中さんぐらいから、登りやすそうな木があれば、木登りも握力と全身の筋力を使います。自分の体重を引き上げる力と、下りるときに落ちないように自分の体を下にささえる力と、どちらも鍛えられます。

お父さんと遊ぶ絵本もあるので、そんな絵本を読んで、ぜひ、子どもと一緒に遊んであげて下さいね。もちろん、お母さんでもできますが、体力に限界があるので、できる範囲で構いません。

たくさんのおもちゃは想像力を奪う?

小学生になった子供たちの中で、気になる子供たちが時々います。おもちゃでしか遊べない子。ゲームでしか遊べない子供たちです。

「外で遊ぼう!」って誘っても、家の中のおもちゃでばかり遊んでいて外に出ようとしない子。外に出ても、「何するの?」って、遊び方がわからない子。

自分で遊びを考えることが、苦手な子がいます。だからなのか、持ってるおもちゃやゲームに飽きると、次々新しいものを買ってもらっている、という子もいます。次々買い与えられることで、忍耐力は奪われ、飽きっぽくなる傾向もあります。また買ってもらえばいいやと、物を大切にする力も育たないのではないかと思えます。

おもちゃと一口で言っても、知育玩具から、キャラクターもの、木のおもちゃなど、たくさんあります。

想像力を奪うおもちゃというのは、その用途以外の使い方ができないもの。失敗して工夫するといった試行錯誤ができないものです。

例えば、積み木は、ロングセラーです。その理由は、自分の創造力でいかようにも作り替えることができるからではないでしょうか。壊れてもまた積みなおすことができる。お城にもなれば、道路にもなる。積み木自体が車に見立てられたり、動物になったり、野菜になることもあります。

レゴも、車になったりコマになったり、お城になったり飛行機になったり、創造力次第でなんにでもなります。試行錯誤できるから、長く遊べるのです。

もちろん、よく考えられて、想像力を伸ばすようなおもちゃもたくさんありますが、買い与えすぎることは、やはり、あまりよくないようです。

幼児期なら、台所の本物のボールやお玉がそのままおもちゃになるし、段ボールや椅子で囲んだだけの秘密基地は、想像力を掻き立てられます。風呂敷一枚あるだけで、魔法使いのマントにもなれば、忍者にもなれます。「おとどけもので~す!」って、荷物を包むものにも、お人形のお布団にもなります。

うちにある日用品が実は一番いいおもちゃなのかもしれません。

あなどるなかれ!子どもの遊びはすべての土台

 

最初に書いたように、食べて眠ることは生きていくうえで欠かせないことですが、子どもにとっての遊びは、それと同じくらい遊ぶことは大切なのです。

これから成長していき、大人になっていくうえで、人と関わるコミュニケーションの土台にもなり、自分で考える力をつけるための土台であり、失敗し、挑戦し、自分でできたを繰り返すことで自己肯定感も育ち、大きくなってから、心折れることなく失敗を乗り越えられる心の強さの土台にもなっていきます。五感を使って遊んでいくことで、記憶の奥深くに刻まれる感覚もまた、心の強さのもとになります。

幼児期に遊びの時間を削って、テレビやゲームや習い事をたくさんさせていると、そんな大事な土台が作られないことになります。

失敗を恐れず、何にでもチャレンジしていける子になってほしくはありませんか?失敗しても、どうせ自分なんてと卑屈にならずに、心折れることなく、立ち上がれる子に育ってほしくはないですか?

必要なのは遊びの力です。

 

子供の休日「今日何する~?」

休日の朝がくるたび、「今日、何する~?」「ひま~」という子供たち。幼児期は、親と一緒にお出かけしたりして過ごすことも多いのですが、小学生ぐらいになると、どこへ連れて行こうか、悩むようになってきます。そんなときの救いの神はピンポ~ン♪とやってくるお友達。遊び仲間さえいれば、どこかに行かなくたって、楽しい休日が過ごせます。

仲間がいればそれだけで楽しい

我が家の休日は、ほかの家庭とはちょっと違うかもしれません。月2回はプレーパークなどやっているので一年生の末っ子も一緒に連れていくため、子どもの遊びに困ることはあまりありません。プレーパークでは、一日好きなことして遊べます。だいたいはそこで知り合ったお友達と意気投合して、一緒に遊んでいます。そういう意味で、プレーパークは最高の遊び場です。

空いてる週末も、娘のバスケの試合を見に行ったり、なかなか何も予定のない休日がないのが現状です。

でも、たまに何も予定のない休日の朝。「今日は何にもないの~?」「ひま~」という息子。さて、じゃあ、今日は何しようか?って考えていると、ピンポ~ン♪と玄関のチャイム。

パッと顔色が変わる息子。外に出てみると、お友達が来ています。もう、そうなったら、どこに連れて行こうかとか、考える必要もありません。

穴掘ったり、

木に登ったり

水鉄砲したり

時間いっぱい遊びます。親は、ただ見守るだけです。

子どもって、仲間がいれば、それだけで楽しく過ごせるようです。

それでも、パワーを持て余している時は

友達がいると、それだけで楽しいのですが、それでも、家の周りで遊んでいるだけだと、小学生男子ともなれば体を持て余し気味です。走り回って道路に出たり、ハラハラすることも出てくるので、動きが大きくなってきたら、公園に連れ出したりします。それも、いつも行く公園だとつまらないので、車で30分ほどの公園にいきます。

よく連れだす公園は、いい坂があるので、段ボールをもっていって坂滑りします。

やっていると、たまたま公園に来ていた他の小さな子供たちも、坂を転がりだします。段ボールを貸してあげると大喜びで、みんなでいつまでも滑り続けます。

そのうち、「紙飛行機作りたい」っていう子がいたので、車にたまたまついてた紙で紙飛行機を作り、今度は紙飛行機大会です。

高い坂の上から飛ばすと、思いのほかよく飛んで、こちらも大興奮です。坂の上から飛ばして、坂の下に取りに行き、また登る。

子どもたちの運動量としては、かなりのものです。

よく飛ぶ飛行機、必ず突き刺さる飛行機、戻ってくる飛行機、滞空時間が長い飛行機。いろいろです。一番よく飛ぶ飛行機を折ったのは旦那です。

たまたま公園に来ていた子も、一緒に遊んでいて、お友達になったので、お話ししながらシロツメクサのブレスレットをプレゼント。

作っているのを見て、連れ出した6年男子。「新藤さん、すげえな!器用だね!」と、尊敬のまなざし。いや~、これくらいは誰でもできると思うんだけど(*^-^*)。

「おれ、これぐらいしかできねえ」と、頭にシロツメクサを飾る男子。

広場と仲間と

休日、どこかへお出かけするのもいいのだけど、ショッピングモールや遊園地なんかはお金もかかる。手軽に行けるところといえば公園や、海辺や、自然で遊べるスポット。

ただ、自分の家の子供だけ連れて行っても、意外とすぐ飽きちゃったりするので、できることなら、お友達も一緒に連れていくと、ほんとにいつまででも遊んでいます。

親も一緒に遊んであげなきゃいけなくなると、休日が苦痛になったりするものだけど、子どもが友達と楽しく遊んでくれるなら、友達もつれてお出かけするのが一番です。

水辺があれば、オタマジャクシやアメンボすくってみたり、そこにあるものは、なんでも遊びの対象になります。

鬼ごっこするだけだって楽しい。

お友達の家族も誘って公園に出かけたり、子どもだけ連れていくのもありです。

仲間と遊ぶから楽しいんです。

 

女の子の育て方


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男の子であろうと、女の子であろうと、基本的に、子供時代に五感を使ってしっかり遊ばせてあげることが大事っていうところは変わりありません。ただ、女の子の場合、母として、将来母になるであろう娘に(たとえ、母にならなくとも、女として)伝えておきたいことがたくさんあるのです。

気性の激しい女の子

前回は男の子の育て方についてでしたね。まだの方はことらもあわせてお読みください。

さて、今日は女の子の育て方なんですが、我が家には娘がいます。4人兄弟の中でただ一人の女の子。そのせいなのか、持って生まれたものなのか、小さい時から気が強い子でした。

火のような子で、怒るとかっかかっかと周りに当たり散らし、一日いっぱい怒ってるような子でした。こんな性質が激しかったたのが5歳から3年生までの5年間。

朝起きるなり、お兄ちゃんが先に起きたのが気に食わないと、どしどし怒って降りてきて、帰ってくると帰ってくるとで、保育園で先生にああ言われたと怒り、

小学校では宿題○付けするときに、間違いを指摘すると怒って手が付けられなくなり、一番手を焼いたのが娘。

で、その時、虫歯がすごかった。治しても治しても、すぐ虫歯が出来ちゃう。歯医者さんには、「ドリルが途中で変えなきゃならなくなるくらい、歯の質は堅いんだけどねっ」て、言われたけど、なんで、虫歯になりやすかったのか?

思い当たるのは怒りっぽいこと。で、気が付いた。怒ったり、ストレスたまった状態だと、体が酸性になるらしい。ってことは、口の中も酸性になる。→虫歯ができやすい口内環境になる。きっと、怒ってたから虫歯になりやすかったのですね。

きっとこの頃、精神と体のバランスがうまく取れていなかったんだと思います。

なんとなくバランスが取れてきた4年生くらいから、気性の激しさもすっかり落ち着きました。そうすると、虫歯が出来にくくなるんですね~、これが。

6年生になって、「いい歯のコンクールに出ませんか?」って言われるくらいになったのは驚きです。

この、怒りんぼうと向き合った5年間の大変だったこと!

その間、こっちもかっかとなるし、頭ごなしに怒るともっとひどくなるから、どうしたらこの子に伝わるんだろうかと、頭を悩ませました。

娘が怒りを振りまく度に、膝をつきあわせて、言い聞かせた日々。

「幸せになるためには、人にいい言葉をかけていかなくちゃならないんだよ。自分が出したものが自分に帰ってくるんだよ。あなたが怒るから、お母さんだって怒るし、あなたが笑えば、お母さんだって笑うんだよ。人に好かれたいと思ったら、自分から人が気持ちよくなる言葉をかけなさい。怒ってる人のそばには誰も近寄りたくないんだから。」

何度も何度も言いました。食事を作る手伝いもよくやらせましたが、

「怒ってる時には台所に入らないで!」

と、怒りながら台所に入ってくる娘によく言いました。

「料理には、作ってる人の気持ちが入るんだよ。食べてもらう人に、おいしいって食べて欲しいな、喜んでほしいな、っていう気持ちで作ると、おいしいものが出来るし、怒りながら作った料理は、まずくなるから、だめなんだよ」と。

母として娘に伝えたいこと

そんな娘に、母として、いつか母になるであろう娘に、伝えたいことがたくさんありました。

健康を守るための食のこと。自分でご飯をつくれるようになること。出汁がとれるようになること。

 

子どもが安心して家に帰ってこられるように、お母さんは、どっしりかまえて、笑顔でいること。楽しそうにしていること。

家族が気持ち良く過ごせるように、家をきれいにすること。

完璧じゃないけど、どっか抜けてるけど、それでも暮らすことを子どもと共に楽しんでいる、自分の人生も楽しんでいる、そういう後ろ姿を子どもに見せたいと思っています。

娘は、中学生になり、自分でお弁当を作るときもあります。

美しい物をたくさん見せてあげたい

女の子に限ったことではないけれど、子ども達には、美しいものをたくさん見せてあげたいと思っています。

美しい夕焼け

すがすがしい森の朝

満天の星空

満開の桜

抜けるような青空・・・。

一緒に、ため息をつくようにきれいだね~って、過ごしてきました。

美しい物を美しいと思えることが、ほんとうに幸せなことだと話してきました。

自分の時間を持つことで、心のバランスが取れる

幼い頃は、男の子より、どこか、女の子の方が、ファンタジーの世界を見ているような所があって、娘にもファンタジーのお話しをよく話して聞かせました。

そのうち、自分で空想のお話しを書いたり、ファンタジックな絵を描いたりするようになりました。

そんな時間を大切にしたいと思いました。そのための画材は準備してあげました。

娘は、体を動かすことも、もともと大好きだけど、家にいるときは、本を読みふけり、絵を描き、時にはお話しを書くようになりました。

カラダを動かし、発散することと、自分の内面からわき出る物を表現することで、肉体と精神のバランスがとれ、思春期の今はとても良い状態でいます。時々、激しい気性が顔をのぞかせますが、それも思春期だから仕方ないことだと、思うようにしています。イライラしている時は、たいてい部活で忙しすぎて休みがないとき。自分の時間が取れないときが続くと、イライラ八つ当たりが始まります。

バランスが取れている時は、ころころと良く笑い、時には母にくっつきちょっかい出して甘え、冗談を言い合っては笑う。

でも、彼女を理解しないような、頭ごなしにいった言葉には、火のように怒って反応してくる。そのへんは、持って生まれたものなんでしょうね。

 

男の子だから、女の子だから・・・

「男の子だから泣かないの」「女の子なんだから優しくしなさい」

そんな言葉がけはしないほうがいいと思いますが、男の子には男の子なりの放任の仕方、

女の子には女の子なりの関わり方はあるように思います。

ジェンダーフリーだと、よく言われますが、でも、子を産む母の役割と、家族を守るお父さんの役割は、違っていて当然と思うのです。男の人の脳と女の人の脳は違うと言います。

家庭の中では、母は母性で包み込み、父は父性で頼りがいのある存在としてあることの方が多いでしょう。

どちらか1人の場合は、その両方の役割を1人でこなさなければならないので、それはまた、大変なことと思います。時には母として包み込み、時には父のように厳しく、でもまっすぐに受け止める、そんな場面もあると思います。

児童精神科医の佐々木正美先生の著書に、こんなことが書いてありました。

「幼いころ、お母さんの匂いの記憶はありますか?」という質問に、日中の学生にアンケートをとったそうです。その回答が、「しっかりと記憶に残っている」と答えた学生ほど、自己肯定感が強く、夢や希望を持っているということがわかりました。ところが、中国のほうが圧倒的に、お母さんの匂いや声を覚えている学生が多く、夢や希望を抱いている学生が多かったのです。

日本の学生は、お母さんとの愛着関係が深い人が少なくて、自尊心や自己肯定感、夢や希望を抱けなかったのです。

この研究から、お母さんへの愛着の感情がある子供ほど、夢や希望を抱くことができることがわかります。

子どもに前向きに生きる力を身につけさせたいと思ったら、まずたっぷり甘えさせてあげて下さい。

お母さんは、母性で包み込む。温かく見守る存在であってほしいと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

男の子の育て方

子ども達にはそれぞれ個性があります。おっとりした子、活発な子、なんにでも興味を示して手を伸ばす子、じっくり観察してから動く子、それぞれタイプが違います。そして、男の子と女の子は、どこにポイントを置いて子育てするかが違ってきます。男の子はとにかく、カッコいいヒーローになりたいものなのです。

 

わんぱくでもいい、たくましくそだってほしい

うちには3男1女の子どもがいます。同じおなかから生まれたとは思えないほど、4者4様で、性格も、持って生まれたものも違います。
長男はこだわりの強いエンジニアタイプ。次男はとにかく優しい子。長女は火のような気性の強い子だけど、細かなことに気の付く子。末っ子は、天真爛漫、三人のちょっとづつを持ったような子。
それぞれにそれぞれの良さがあるのですが、男の子と女の子、やっぱり、ちょっと育ち方が違違います。それは、性格なのか、男女の違いなのかは判りませんが。
4人育ててみて分かったことは、男の子は、たくさん冒険させて、ちょっとスリルがあるくらいのことをさせたほうがいいということ。

 

男の子は、無駄で無茶なことが大好き!それは、かっこいいから!

ただただ、かえるやどじょうを捕まえてくる、といった、一見無駄なこと、高いところから飛び降りる、といった無茶なことも、男の子は大好きです。

トミカを一列に並べてみたり、大人からすると、なんでそんなことに夢中になるのかがわからないようなことに熱中するのも男の子です。無駄に穴を掘ってみたり、無駄にくぎを打ち付けてみたり、無駄に暴れまわったり。

高いところに登って飛び降りて、「みてみて~!!」と得意げになるのも男の子。自分なんて、こんなすごいことできるんだよ!すごいでしょ!!と、かっこいいところを見せたいのです。

そう、男の子は、「かっこいい」というところにポイントを置いています。一見無駄に思えることだって、本人にしてみれば、それがかっこいいんです。

男の子は、かっこいいか、かっこ悪いかが、とっても重要ポイントなのです。

秘密基地という、ちょっとワクワク、ドキドキした感じが好き

秘密基地という響きに弱いのが男の子。ちょっとワクワク、ドキドキする、秘密の空間に憧れます。
小さい頃は、みんな狭いところが大好きです。うちの子たちも、とにかく箱という箱に入りました。狭いところは、どこか安心するんでしょうね。

炊飯器に、

段ボールの基地。

自分たちで作る秘密基地。

女の子ももちろん箱の中とか、押入れの中とか、狭いところは大好きですが、10歳ぐらいからの男の子の秘密基地へのあこがれは、どこか、悪いことをしているドキドキのような、俺たちだけの秘密だぜ!みたいな、やはりここにも、かっこよさを感じています。

五感を使って、たっぷり遊ばせよう!

畑で土に触れ、種をまき、虫を取り、収穫する。そんな経験もいいでしょう。畑に行くと、たいてい男の子は虫取りに夢中になって、畑仕事は最初しか手伝いませんが。

虫を取り、

時には森で遊び、

火で遊び


川で遊び、

どろどろになり、

冬には雪にまみれて遊び、

自分でものを作り、

友達と暗くなるまで遊びきる。

そうやってたっぷり遊ぶ子供時代が、男の子には特に必要です。

遊び疲れて寝落ちするぐらいがちょうどいい

幼児期なんかは、特に、寝落ちするくらい、日中はめいいっぱい体を動かして遊ぶといいでしょう。

よく食べ、よく遊び、よく寝る。「食う寝る遊ぶ」は、子どもからは切り離せない、大事な体と心の栄養源です。

一日いっぱい遊んでくたくたで、寝落ちすると、何日もお風呂に入らないことが続いたりしますが、子どもは、きたなくてくさくて当たり前!足はいつだって泥だらけで、臭いものです(*^-^*)。
日中めいいっぱい体を動かして遊ぶと、夜はそれはもうぐっすり眠ってくれるので、母は楽ちんです音譜

子供時代に経験していてほしい死生観


それぞれの成長を見ていて思うのは、小学校時代までは、思う存分ドキドキワクワクする経験が必要で、自分で試行錯誤して、失敗しては成功して、を繰り返す。そんな経験が必要です。

思春期の入り口、四年生くらいからのギャングエイジ世代からは、親の言うこと聞かないで、
こっそり悪いことしたり、いたずらしたり、友達とつるんでバカやるのが楽しい時期。
そんな時も、バカやってるな~って見てみぬふりだけど、どこかで、ちゃんとお母さんは知ってますよ!的なアピールもたまには必要だったり、目だけはかけてあげて、いらぬ干渉はしないこと。

男の子は単純で、わかりやすい。隠れて親がやるなということやってても、ばればれなのがかわいいところ。

そして、小学校時代に、たくさんの生き物に触れて、命を感じることは、すごく必要。虫や、カエルや魚をつかまえるのも、とってきた虫を、責任もってちゃんと飼ってあげることも、死んじゃったら、お墓作ってなむなむすることも、友達とけんかして泣かせたり、けがさせちゃったりする時も、後味の悪さを感じたり、死んだ命は戻らないという経験をすることも、すごく大事。
今は、わりと、おじいちゃんおばあちゃんの死に対面する機会も少なくなったり、簡単に「むかつく、死ね」とか口にするのも、そういった「死」に対面する機会が少ないからじゃないかとも思います。
人の痛み、心の痛みを感じられるように、小さな生き物の死であっても、真摯に向き合って、命について、時にはまじめに語る機会もあっていいと思う。

それが、うちの男の子の育て方。

小さいうちは五感をフルに使って体感させること。

虫でもどじょうでも、子どもが捕まえて飼いたいといったものは、できるだけ最後まで飼ってみること。

自分で収穫した野菜を調理してたべること。
男の子でも、包丁持たせ、調理させること。自分で釣った魚や、買ってきたお魚でも、自分でその身に包丁いれてさばいて、おいしく食べることも、命をいただく経験です。

男の子はママのヒーローになりたい


男の子って、どこかやっぱりヒーローになりたいところがあって、かっこつけたいし、自分はこんなことができるんだぜ!って言ってやりたい。そして何より、お母さんにとって、
ヒーローでありたい。
お母さんに褒められたい。
お母さんの役に立ちたい。
ヒーローになりたい男の子っていうのは、
男の子の永遠のテーマかもしれない。

で、母としては、どんなに泥だらけになっても、どんなにびしょぬれになっても、
着替えとタオルを放り投げ、おふろばで、きれいに洗ってきなさいというだけ。
あとは洗濯機に放り込むだけ。なにやっても、大丈夫、けがした時は母さんに言いなさい、ってなくらいで、
多少ものを壊されたって、よっぽどじゃない限り雷は落としません。

母の雷が落ちるときは、人を傷つけるようなことをしたか、言ったときと、命の危険があるとき。あとは、どっしりかまえます。

今日も、よく遊んだねって、言ってやりたい。
わんぱくなくらいがちょうどいい。

わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい。

どこかで聞いたセリフですね。

思春期にはできるだけ口は出さずに見守る

そして、中高になったら、もう、口は出さないことです。勉強しないとか、ゲームばっかりしてるとか、部屋が汚いとか、言いたいことは山ほどあっても、ぐっとこらえるときです。

こんなこともあるよ、って、視野を広げてあげる、チャンスを与えることはあっても、あれをしなさいこれをしなさい、まだやってないのと、口を出しすぎると、「うるさい!」「うざい!」「わかってるよ!」といって、部屋から出て来なくなります。
放任するのではなく、あなたを信頼してる、いつでも困ったときはできる限りの力になるからねっていう姿勢だけは見せておく。

それでオッケー。くれぐれも、うるさく口は出さないように。ここが親との関係の別れどころ。信頼して、口は出さない。これに限ります。

10個言いたいことがあったら、7個がまんして、3がっつり言う、ぐらいの感覚です。