子供たちに伝えたい、日本の伝統行事~お正月


Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

あけましておめでとうございます。

このブログにお越しいただいた皆様、出会っていただいた皆様、応援いただいた皆様、昨年中はありがとうございました。

2018年も、よろしくお願いいたします。

お正月、それぞれのご実家でのんびりされる方、自宅で家族とのんびりされる方、様々だと思います。家族と過ごすお正月をどうぞゆっくり楽しんでください。

そんなゆっくり過ごすお正月ですが、3日までを「三が日」、7日までを「松の内」と呼び、七草がゆをいただきます。15日は「小正月」で、鏡割りをしてお正月行事が終わります。

子ども達とお正月を過ごす時、日本ならではの伝統行事であるお正月を、少しづつでも、伝えていってほしいな~と思います。

お餅つき

お正月といえばお餅つき。保育園でお餅つきするところもあるし、地域のお正月のイベントで、お餅つきを体験した方もいるとおもいます。

私たちも、子ども達の保育園時代、お餅つきをしましたが、ちょっとこどもたちが杵を持ってついてみる、という体験をした程度で、自分たちでお餅つきをちゃんとしたことはありませんでした。

今回、ミニタイプの臼と杵を手に入れたので、初めて自分たちでお餅をついてみようとチャレンジ。

そもそも、もち米を蒸すって、何分?浸水はどれぐらい必要?

やってみると知らないことだらけ。

今は便利な時代で、調べてみると、すぐに出てきます(笑)

もち米は、1晩(6~12時間)浸水して、濡らした麻布にもち米をあけ、蒸し器で40分ほど蒸します。

洗った臼に、蒸したもち米をあけ、8割方杵でつぶしてこねます。

あらかた潰れたら、そこからいよいよペッたんぺったんお餅つきの始まり♪

そばで、お湯を用意して、返しながらついていきます。

今回は、お試しなので、つく量もちょっと少なめで、丸めてすぐに、みんなでつきたてを食べました。つきたてのお餅のおいしさに感動!

こんなに気軽につけるのかと、やってみて初めてわかりました。これは楽しい!臼と杵は、これからも家で活躍しそうです。

年明けも、近所の子が早速やってきたので、一緒にお餅つきしました(*^-^*)。「保育園でやったことある!」と、なかなかいい手つきでした。

一緒につきたてのお餅を食べるのもおいしいね!

初日の出

お正月にはやっぱり初日の出を見たいと思っています。5時半には起きて、6時に出発。

日の出の時間に間に合うように、漁港に到着。

今年はそれほど寒くもなくて、穏やかな初日の出。

年神さまは、日の出とともにやってくると言います。元旦に初日の出を拝めば、願いが叶い、その年一年、健康に過ごせるそうです。

今年の初日の出は過ぎてしまいましたが、皆様も、来年はぜひ、チャレンジしてみてください(*^-^*)。

おせち、お雑煮

おせち料理は、神様にお供えする料理という意味の「御節供(おせちく)」が略されたものです。福を重ねるという縁起を担いで重箱に詰められ、火の神である「荒神様」を怒らせないように、年の暮れに作れて保存ができるものになっています。

お雑煮は、年神様に供えた餅を下ろしていただくもので、食べることでご利益が得られるとされています。お餅を入れて、雑多なものを煮込む「お雑煮」は、地域によってで具材が異なっています。

おせちの内容のそれぞれの意味については、こちらのブログで紹介してあるので、ご覧になって、子ども達にも伝えてほしいと思います。

それぞれ、五穀豊穣や、家族の健康を願うという意味を持っています。

私も、今年は市販のお重も買ってみたのですが、お煮しめや栗きんとん、黒豆と煮豚、鳥のうまやお雑煮は手作り。

お正月は1年の幸せを運ぶために、それそれの家庭にやってくるとされる「年神様(としがみさま)」をお迎えする行事です。年神様とは、祖先の神様で、田の神様、山の神様でもあるので、子孫繁栄や五穀豊穣に関わって、健康や幸福を授けるとされています。

色々食べたけど、自分で昆布と鰹節でしっかりお出汁をとって作ったお煮しめが一番美味しいと思いました(*^-^*)。普段から口にしているお出汁の味は、一番安心できる味です。

初詣

お正月、まずは行きたい初詣。

★産土神様や、地元の氏神様

★一の宮(それぞれの都道府県にある最も格の高い神社:東北の一の宮

★総鎮守様

のように、地域を守っている神様にまずはお参りするといいようです。

鳥居をくぐる前に一礼し、参道の真ん中を歩かないようにして(真ん中は神様の通り道なので)、手水舎で手を洗います。

それから、神様の前まで来たら、軽く一礼してお賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝します。(神社によって、作法が違うこともあるので、事前に確認しておくといいでしょう)

お願い事を述べたら一礼して下がります。

お願い事をする際は、どこから来ただれなのか、まずは名乗ってから、お礼を述べ、年初のご挨拶と、お願い事をします。

お礼は、「お陰さまで、〇〇が叶いました。ありがとうございます。」と、お礼を述べます。

お願い事は、ただ、〇〇できますようにと、お願い事ばかりを述べるよりは、「私は~のために、〇〇します。」と、具体的に宣言したほうが、神様の応援をうけやすいとか。

または、「私は〇〇します。私が成功することで、多くの方が幸せになりますように」とお願いするといいそうですよ。

お守りも、購入してから手の中に入れてお参りすると、お願い事の念が入るので、自分だけのお守りになるんだそうです。

神社に行ったら【お守りの返納・購入】→【お参りをする】→【おみくじを引く】の順番でお参りをすると、よりご利益を得られます。

参拝が終わったら、鳥居を出るときに再び神殿に向かって一礼して帰ります。

もう、初詣を済ませてしまった方もいると思いますが、あちこちの神社に行くのも神様の応援をいただけるそうなので、まだお参りしてない神社があれば、開運するお参りの仕方で、ぜひ、参拝してみてくださいね。

 

ちなみにうちは、南部総鎮守一の宮である櫛引八幡様に初詣。

翌日は青森県の一の宮、岩木山神社に参拝してきました。

 

それぞれ、お札をいただき、神棚に祭ります。

今年も一年、たくさんの子ども達を幸せにするために、居場所となり、本を出すことで、子ども達を温かく見守る大人が増えることをお願いしてきました。

 

お正月に読みたい絵本

お正月に読みたい絵本も紹介します。

★「くまのとしこし」

行事の由来や、海外のお正月についても触れられています。年中さん向け。

 

★「あけましておめでとう」

お正月の風景を描いています。懐かしくもあり、子ども達に伝えていきたい、そんなお正月の風景です。年中さんから小学生向け

 

「どんぶらどんぶら七福神」

七福神について書いてある絵本もなかなかありません。お正月に、大人も意外と知らない七福神について、親子で読んでみたい絵本です。リズムが良く、よんでるうちに、七福神を覚えてしまいますよ。

 

「十二支のしんねんかい」

12の干支の動物たちが集まって新年会!語呂のよいリズムのある言葉で、それぞれの干支が紹介されています。4歳ごろからがオススメです。

 

お正月、ゆっくり家族で絵本を読むのもいいですね。

日本の伝統文化であるお正月を子どもたちに伝える。そんなお正月を過ごしたいですね。

私も、お正月ぐらいは着物を着て過ごしたいと思います(*^-^*)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物を大事にしない子ども達


Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

クリスマス、皆さんのおうちにもサンタさんが来たでしょうか?

うちの息子も、ワクワクしすぎて夜中に目が覚めて、サンタさん、来てくれてるかな~?って気になって眠れなくなっちゃいました(*^-^*)。

そして、クリスマスの朝、ワクワクしながらプレゼントの包みを開ける子どもの顔を見る瞬間は、大人にとっても嬉しい瞬間です。

子供たちは、それぞれのプレゼントを手に、友達のうちに遊びに行ったりします。

うちにもクリスマスの朝も早くから子供たちが集まってきました。

でも、そうやって遊んでいく子供たちの中で、ちょっと気になることがあります。

物の扱いが乱雑なのです。

人のおもちゃでも、勝手に持ち出して外にポイっと投げ捨てたり、自分がいらなくなったものを簡単に友達にあげたり。

いろんな子供たちを見ていく中で、物を大事にしない子には、共通点があるように思います。

それは、簡単に物を買い与えられているということです。

物があふれている子ども達

 

子供たちの中で、気になるのが、物を大事にしない子。

人のうちの物を壊しても知らんぷりで帰ったり、黙って人のものを持って帰ったり(後で、問い詰めると、「あ、そういえばうちに置いてあるかも~」とか、「なんか知らないけど、ポケットに入ってた~」とか、平気でいう子もいます。)

物を大切に使う、ということが、当たり前じゃない子もいます。

そんな、物を大切にしない子の共通点は、普段から、たくさん物を買い与えられている子が圧倒的に多いです。

100円ショップで買ったおもちゃ、男の子だと、コンビニで100円程度で買えるカードゲームのカード、ベイブレードをたくさん持ってる子もいます。誕生日や、特別じゃないときに、しょっちゅう新しいものを買ってもらっています。

特別な時にしかおもちゃを買ってもらえない子に対して、「買ってもらえばいいじゃん。コンビニで売ってるよ」と、簡単に言います。

結局、なくなったら、買えばいいじゃん。

壊れたら、新しいの買ってもらえばいいじゃん。と思っているので、とにかく物を乱雑に扱います。

誕生日とか、特別な時にしかものを買ってもらえない子は、それまで、我慢して我慢して買ってもらっているわけです。買ってもらうなら、何がいいか、考えに考えてほしいものを決めるわけです。

それでやっと買ってもらってもらったものは、本当に宝物のように大事にします。

物に対する想いが違うからです。

おもちゃに限らず、例えば野球やってる子なんかだと、買ってもらったグローブは、磨いて磨いて大事に使います。グローブに愛着を持って、大事にするからこそ、いいプレイもできます。

物を大切にする心は、大事にしなさいと言われて身につくものではありません。

「大事にしないなら捨てちゃうからね」と脅されて身につくものでもありません。

簡単に使い捨て出来るものにあふれた生活をしていて身につくものでもないのです。

少ない物の中で工夫する力を養う

おもちゃを買ってもらえない子がかわいそうなわけではありません。

おもちゃをたくさん買い与えられてしまった子どもだからこそ失っていく力があります。

ないなら自分で作り出すという力です。

物がないならないなりに、それに近いものをどうやって自分で工夫していくかという創意工夫する力です。

物がなければ、楽しく遊ぶためにどうするか、工夫するしかないからです。

子供が創意工夫することもあるけど、まずは、親が、すぐに買い与えることをしないで、創意工夫する姿を見せることも大事です。

写真は、お父さん作の仮面ライダーゴーストのベルト。

仮面ライダーベルトシリーズは、変わるたびにお父さんが頑張ります。

こちらは今の仮面ライダービルドのベルト。フルボトル入れて、レバーを回すことができます。

こちらは、息子の友達にねだられて作ったエグゼイドのベルト。

仮面ライダーのベルトなんて、いちいち買ってたらお金がいくらあっても足りません。段ボールで作るお父さんのベルトシリーズは、子ども達にも好評です。

ず~っとベルト付けたまんま遊んでる子もいます。

ここまでできなくても、子どもが工夫して作ることができる環境を用意してあげることも大事です。

厚紙や、段ボールなど、自由に使える状況にしておくと、カードがなかったら、自分で強いカードを作るということもできます。(実際には、これでカード対戦することはないのだけれど、強いカードがほしいという欲求はこれで満たされるわけです)

カードデッキを入れるケースも、段ボールで手作り。一人作って見せたら、他の子も、「おれもこんなも箱作りたい」というので、箱のつくり方をレクチャー。

初めて箱を作る子は、段ボールとはさみだけ与えても、どうやって箱の形にしていいかわからないのです。「どうやって箱作るの?」と、手が止まってしまい、「やっぱムリ!」と、投げ出してしまうのです。

箱にするための展開図を書いてあげると、そこで初めて箱を作ることができます。

そうやって、自分で作れるんだ、という経験をしていくことは大事な事です。

買い与えらることの多い子供たちに共通するのは、自分でものを作り出すことに不慣れであることもあげられます。

これは、その子たちにそういう能力がないわけではなく、そういう経験をしてこなかった、ただそれだけのことです。

 

これからの時代、求められる人間像

ここ数年、これから大学受験も変わり、AO入試も取り入れられる中で、求められる人間像が変わってきていると言われています。

そして、就職するときも、企業の求める人間像が変わってきていると、先日、中学校の進路講演会で校長先生が話していました。

どんな人がこれからの時代求められてるかと言うと

*他人とのコミュニケーション能力があること

*創造性があること

*多様な人と協働して問題解決していく力

というお話しでした。

 

では、それらの能力を伸ばしていくために必要なことは何かというと、やはり、子ども時代に子ども同士で関りながら、群れて遊ぶことだと思うのです。

「子ども時代に必要なのは、自分の好き勝手に遊ぶことだ」と、北野武の「新しい道徳」の中でも書いています。


友達と遊ぶ時間は、子ども時代、塾に行かせるより、クラブチームで早くからスポーツさせるより、何より本来優先されるべきことではないかと思うのです。

習い事や部活のために自由に遊ぶ時間がない子供たちが、あまりにもたくさんいます。

子ども自身、「自由に遊ぶ時間がほしい」と言います。

子供たちは忙しすぎます。

子供の時間を子供らしく過ごすことが当たり前でなくなった今の時代だからこそ、あえてそこに戻る努力が必要なのかもしれません。

子ども同士、ケンカしながら、いろんな考え方の人がいるという多様性を知り、多様な人と、うまくコミュニケーションをとりながら楽しく遊ぶにはどうすればいいか、それぞれが気づいていかなければなりません。

********************

今日も、子ども達が些細なことでケンカしています。

「おまえがしゃべるとじゃまだからしゃべるなよ!」と言うA君。

「何でそんなこと言ううんだよ!そんなこと言われたらお前だっていやだろ!自分が言われたくないこと、なんで言うんだよ!!」と、半べそになって話すK君。

黙り込むA君。

しばらくすると、二人は仲直りして一緒に遊んでいます。

*********************

そんな、ちょっとしたケンカから、相手の気持ちを知ることができる。

いろんな子供たちが群れて遊ぶことは、小学生時代、本当に大事です。

そして、友達同士遊ぶ中で、どうやったらこの遊びをもっと面白くできるか、知恵を寄せ合って新しい遊びを作り出していくのです。

子供たちの遊びを通して、子ども達の創造力に驚かされる場面がたくさんあります。

一人じゃ考えつかないことも、仲間と一緒になると、何倍の力にもなるのです。

こんな、ただの穴を掘る、という行為から、横穴掘って秘密基地にしようとか、ここは地獄だから、落ちたら地獄行きね!とか、「押すなよ押すなよ!」と言いながら押されてわざと穴に落ちる遊びとか、まあ、いろんな遊びが生まれる生まれる。

こうやって夢中で遊ぶ経験が、将来につながるなんて、それこそ大人の私達には想像もつかないのですが、時代が求める人間像とが、遊びで作られるというのなら、どんどん子供たちを遊ばせなければと思うのです。

 

お知らせ

LINE@始めました。
まだ不馴れですが、

友達追加していただければ

気軽にお問い合わせができます。

友だち追加

Happy Children Towada

では、今後のプレーパークについてもお知らせしています。

1/27(土)

2/10(土)

3/31(土)

10時から15時まで十和田市駒っこランドで室内プレーパークを開催します。

プレーパークは無料で参加できますので、自由においでください。

1月は、駒っこランドの雪まつりでもありますので、イベントも盛りだくさんの日ですが、プレーパークでもひと遊びしていただければと思います。

駒っこランドのプレーパークについては、こちらの記事でも詳しく紹介してあります。

 

 

また、まだまだ先ですが、来年も5/5(土)~6(日)で、はぴちる春の森キャンプを企画しています。はぴちるのキャンプに子どもを参加させてみたいという方、ゴールデンウィークで子どもの日という時期ではありますが、子どもの日だからこそ、子ども達に森で過ごす体験をしてほしいと思っています。

こちらは昨年の春の森キャンプの様子。

たき火を囲んで。

テントの中も遊び場に。

火の番は大事なお仕事。

みんなで森の探検。

森でのダイナミックな遊び。

水の中には命がいっぱい。

こんな自然体験、今年こそは参加させてみたいという方、今のうちから、ご検討をお願いします。現地まで連れてきていただけるなら、小学生以上であれば子どもだけの参加もオッケーです。

詳しくはもう少し先にイベントとして紹介しますが、今回は予告です。

昨年の春のキャンプの様子は、こちらの記事でゆっくりご覧ください。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

「地域で子どもを育てる」ことの意味

もうすぐクリスマスで、クリスマスが過ぎたら、もう年の暮れです。年越しには、人間の108つの煩悩を取り除くための除夜の鐘を聞き、清らかな心を持って新しい年を迎えます。

でも、その除夜の鐘ですら、近年うるさいというクレームから、中止するお寺さんも増えているというニュースを目にし、とうとうそんな時代になってきたかと、おどろきました。

ここ数年、子どもの声がうるさいから、保育園を建てるのに、地域住民が反対しているとか、。お祭りのお囃子の練習が毎晩うるさいとクレームが来るようになってきているとか、そんな話も耳にして、なんともやりきれない思いを感じていましたが、とうとう鎌倉時代から続く伝統でもあった除夜の鐘までもが騒音とされるようになってしまったのかと、愕然としました。

このままでは、子どもの育つ環境ばかりでなく、伝統行事ですら危うくなってしまうのではないでしょうか。

私たち個人が、そのクレームに対して、何とかするということは難しいでしょう。では、そうならないために、私たち一人一人にできることは何でしょうか?

今回はそれを考えてみたいと思います。

様々なクレーム

冒頭で述べたように、今、様々なクレームがあるようです。

・子どもの声がうるさい

・除夜の鐘がうるさい

・お祭りのお囃子の練習する音がうるさい

・公園のカッコウの鳴き声がうるさい

・保育園で蚊に刺されたから治療費を出してもらえるかと保護者

・餅つきは、いろんな人の手が入って不衛生だからと中止

・小学校の運動会の音楽がうるさい、チャイムがうるさい

・早朝から運動会の開催合図の花火がうるさいと花火は中止

・ラジオ体操もうるさいと中止

・盆踊りがうるさいとクレーム→イヤホンで聞きながら踊る

・秋田のなまはげに近い『アマノハギ』。「子どもが怖がる」と、優しく、宿題を手伝う『アマノハギ』も登場

・豆まきも、いじめにつながると中止

・お寺や神社の豆まきも、食べ物を蒔くのは不衛生だとクレーム

ちょっと調べただけで、いろいろ出てきます。クレームの数々・・・。

もちろん、子どもが大勢集まれば、騒がしくなりますしね・・・。

皆さんはどう思いますか?

もちろん、小学校の近くに住んでいる方など、チャイムは毎日聞こえてくるし、運動会の練習だって、確かにうるさいでしょう。

公園の近くに住んでいて、鳥の声が毎日うるさいと、思う方もいるのかもしれない。大量のムクドリやカラスの群れに、フン害を訴える人も気持ちもわからなくもない。

確かに、世の中にはいろんな方がいて、静かな住宅街を望む人も多いでしょう。

私もかつて、やっと寝付いた赤ちゃんが、選挙カーの連呼で起きてしまい、イラっとしたことがあるのも事実です。音が迷惑だと感じる気持ちも、確かにわかります。

体調が悪い。赤ちゃんがいる。夜勤で日中は静かに寝たい。世の中にはいろんな方がいるのも事実。

でも、それでも言いたい。

子供の声は騒音ですか?

自然にある生き物達は害虫、害鳥ですか?

伝統行事に関わる音は騒音ですか?

個を大切にするあまり、人間は自然の一部だということを忘れていませんか?

自分も子供だった時代があり、たくさんの地域の大人の手によって育てられてきたということを忘れていませんか?

伝統行事の意味を忘れていませんか?

世知辛い世の中だと嘆くばかりでは変わらない

こういった、殺伐とした世の中の風潮をみるにつけ、なんて世知辛い世の中になったものだと嘆きたくなります。

クレームをつける人がおかしいと、そういった人を非難することもできます。でも、逆に、先ほど言ったように、静かにしてほしい理由がある方々がいるのも事実で、そういう方にも、生活があり、事情があるわけで、では、そんな人はここからいなくなればいいじゃないかとも簡単に言えることではないとも思います。

では、それらのクレームに対して、私たちにできることはないのか?

伝統行事を中止し、子どもを外に出さず、家の中で静かに遊んでいなさいとゲームを与えておけばいいのでしょうか?

殺虫剤をばらまき、虫を殺してしまえばいいのでしょうか?

決してそれがいいことではないと思うのです。

除夜の鐘だって、1000年近く続いている伝統行事です。一年の汚れをはらい、新しい気持ちで一年を迎えられるようにという想いのこもった行事です。

地域の様々なお祭りだって、五穀豊穣を願い、地域のみんなが食べ物に困らないように、たくさんの収穫を願い、感謝し、健康に暮らしていけるように、そんな願いが込められているものです。

一見害虫と言われるような虫たちだって、人里に出てきて害獣駆除されてしまうようなクマや、サルだって、自然界の中ではちゃんと役割があって、どの生き物も、無駄な命はないはずです。

たまたまそこに人間がいるから、嫌な虫、危険な生き物、迷惑な鳥だと言われて排除されるけれど、どんな虫も、どんな鳥も、どんな獣も、人間と共存するうえで、最低限仕方のない駆除はありだとは思いますが、過度の排除は必要ないと思っています。

いろんな虫たちに触れていくことで、生命の不思議さ、生き物の面白さを感じます。

害虫だから殺虫剤をまいて殺してしまえばいい、人間に害となる生き物は殺してしまえばいい。そんな人間の身勝手で簡単に殺してしまえばそれでいいというものではないはずです。

そもそも、自然の中に間借りしてるのは人間の方ですから。

 

この子達が大きくなって、地域を担う人になったときに、どんな大人になってほしいでしょうか?どんな地域を作っていってほしいでしょうか?どんな自然環境が残っていたらいいでしょうか?

答えは、そこにあるように思います。

地域で子どもを育てるということ

このブログでも、「地域で子どもを育てることは大切なことだよ」と、これまでも何度も書いてきました。

でも、やはり声を大にして言いたい。

地域の活性化や、住民同士が協力し合える街づくり、伝統行事の継承には、「地域で子どもを育てること」が欠かせないと。

そして、子どもたちが、地域の自然に親しみ、遊びこむ楽しい子供時代が必要なのだと。

<地域の伝統行事>

子供時代に、地域の行事に参加してみると、お祭りを作っている大人たちはみんなだいたい、挨拶はしっかりしなさいと、厳しく子どもたちを指導します。大きい子たちには、小さい子の面倒を見てあげなさいと、役割を与えます。

そういう中で、小さい子たちは、大きい子たちにかわいがられながら、見守られながら楽しいお祭りを体験します。

大きい子たちは、小さい子たちの面倒を見ることで、自分たちはただ好きなようにやっていいわけではなく、自分たちも礼儀正しく、挨拶をしっかりしながら、小さい子を見ることで、より責任をもった子へと成長していきます。

さらに大きくなった中高生は、小学生たちのあこがれるような見本となって、かっこいい、素敵な自分をそこに見ることになります。

大人たちは、危険の内容に周りに目を配りながら、水分補給は大丈夫か?小さい子は大丈夫か?小学生たちは楽しんでるか?中高生は?そうやって、目を配り、心をかけ、時には厳しく指導しながら、子どもたちを育てていきます。

そうやって迎えたお祭りでは、みんなと一体感を感じながら、何とも言えない高揚した気持ちを持つのです。そうやって、地域のお祭りや、伝統行事に、愛着を持っていくのです。一度お祭りに参加した子は、次も参加したいと思うようになり、子供のころ参加していた大人は、のちに子どもたちを引っ張っていく大人になって、世代交代していきます。普段は違う地域で仕事してるけど、お祭りの時だけは帰ってくる、という若者もいます。

<地域の自然で遊ぶ>

ここではあえて、『地域の』とつけましたが、自然環境を守ったり、地球環境を守りたいと思ったら、やはり子供時代に自然で遊ぶことが大事です。

土に触れ、水で遊び、虫を捕まえ、花の匂いを嗅ぎ、田んぼの生き物を捕まえて観察し、秘密基地を作ったりする。

自然をまるごと体験することなしに、自然を大切にしたいという気持ちは生まれません。地球環境が破壊されているから、ごみを減らそう、二酸化炭素を減らそう、省エネだ、石油燃料に頼らない自然エネルギーだと教育しようとも、そこに、なぜ守りたいのか、という気持ちは芽生えてきません。自分が住む地球が大変なことになってると脅されたところで、ピンとくるものではありません。

でも、子供時代を楽しく過ごした地域の自然があるからこそ、そこに住むトンボが少なくなった。カエルの鳴き声が少なくなった。かつて田んぼに住んでたホタルが消えた。子供時代はたくさん遊べた空き地がなくなった。バッタを探す原っぱがなくなった。そういう変化に、寂しさを感じるからこそ、なんとかしなきゃという気持ちにもなる。

かつては当たり前だった光景が、当たり前じゃなくなってきている。このままじゃいけない。子ども時代に原っぱを駆け回り、虫を捕まえ、花冠作ってた、そんな体験を、今の子供たちは体験できないのはおかしいと、今、自然を守りたいと活動している人たちは、少なからず、そういう想いを抱えていると思います。

秘密基地作って、友達とこそこそ悪さしたり、そんな楽しかった子供時代があるというのは大切なことです。

かつてうちに来ていた悪たれの一人、ジャイアンも、釣りが大好きで、お父さんに良く釣りにつれていってもらっていた。ある時彼は、私にこう話してくれました。

「おれ、将来漁師になるんだ。でもさ、最初は、水をきれいにする人になりたかったんだ。でも、おれ、頭悪いから無理だな、って思って、釣り好きだし、漁師になることにしたんだ。」

「何で水きれいにする人になりたかったの?」って聞くと、

「海に釣りに行ったらさ、ごみ浮いてて汚いんだよ。海にしょんべんするやつもいたけど、俺はそんなの絶対嫌だった。だって、そんなとこの魚、食いたくねえもん。」

「だから、水をきれいにする人になりたかったんだ」って。

なるほど、と思った。

そういうことなんです。

大好きな釣り。大好きな魚がいる。だから、水をきれいにしたいと。

子供時代に必要なのはそういう経験です。

<人に温かい地域>

子供時代に遊んだ大好きな地域。大好きな自然。地域への愛着。温かい目で見守ってくれた大人がいる地域。そういうものを感じながら育った子が大人になって、それぞれの地域を担う人になっていったとき、どんな地域になっていくと思いますか?

子供や、お年寄りに優しい地域にしたいと思ったら、子ども時代にお年寄りに優しくしている大人の姿を見せながら育つこと。子どもに優しい地域の人がいる、そんな地域で子どもを育てたらいい。

伝統行事を守りたいと思ったら、小さなうちから地域の行事やお祭りに参加させていくといい。

近年、町内会は班長になったとき、集金が面倒だからと、町内会に入らない家庭も増えています。地域と交わらない人も多くなってきているように思います。

確かに、面倒でしょう。でも、災害があったとき、助け合えるのは、地域の人と交流があるから。あそこのおばあちゃん、足が悪いけど、一人で逃げられるかしら?あそこには小さな子がいたけど、おむつやミルクは大丈夫かな?あそこには障害を持ったお子さんがいるけど、困ってないかな?そういう人間力が生きるのは、地域とのつながりがあるから。

そういう意味で、私たちの住む地域の未来をどんなものにしていきたいか?は、そのまま、今の子供たちにどう関わっていけばいいのか?どんな体験が子供たちに必要なのか?につながっていくのだと思うのです。

 

 

 

 

 

 

これから長い冬、あると便利な室内遊びのゲーム~小学生低学年から高学年まで

これから長い冬。雪が降ってしまえば雪遊びも楽しいのですが、それでも、室内で遊ぶことが増えてきます。

そこで、ゲーム機ではない、コミュニケーション能力を育てる室内遊びで、小学生が遊べるボードゲームや、カードゲームなど、我が家で人気のあるものを紹介していきます。

トランプやUNOは鉄板

<トランプ>

ババ抜きや神経衰弱、7ならべは、小さな子でもできるので、幅広い年齢層で遊べる遊びですが、ハヤブサや、戦争、大富豪、大貧民、ドボン、ダウト、ブタのしっぽ、ポーカーなど、たくさんの遊び方があります。

その他に、トランプタワーを作るという遊び方もできます(*^-^*)。

<UNO>

こちらも定番カードゲームです。2人から10人まで、大人数でも楽しめる良さがあります。

リバースやスキップ、ドロー2やワイルドカードなど、どれを出すか、駆け引きしながら、最後の1枚になったとき、「ウノ!」とコールします。

一度ルールを覚えると、結構盛り上がるカードゲームですね。

 

低学年から高学年まで幅広く遊べるゲーム(定番)

昔からの定番のものから、こんなのもあるよ、というようなのを紹介していきます。

<オセロ>

昔からあって、二人でじっくり勝負するオセロ。単純なので、誰でもできるのが魅力です。

このオセロも、私が小学生の時に使っていたものです。まだまだ現役で子どもたちが楽しんでいます。

<五目並べ>

もともとは囲碁なんですが、子どもたちと遊ぶときは、五目並べをすることが多いです。ルールも、5個石を並べるだけの単純だけど、なかなか頭を使うゲームです。

<将棋>

今、将棋がまたブームになってきているようですが、ブームに関係なく、将棋は、大人から子供まで楽しめるものです。

ちょっと頭を使いすぎて疲れたときは、将棋くずしで遊んでも。カタンという音に、耳を澄ませて・・・

<百人一首>

百人一首も、年齢が高くなると、覚えてやったら楽しいのですが、小学生は、百人一首としてあそぶより、坊主めくりとして遊ぶのが楽しい。坊主めくりは、小さい子から大人まで楽しめます。

<花札>

花札は、少し大きくなってから、大人まで楽しめます。低学年だと、ルールを覚えるのが少し難しいかもしれません。高学年向き。

<かるた>

かるたも、様々なかるたがあります。面白い物から、勉強チックなものまで。お正月など、たくさん人が集まったときに、よくやりましたね。

 

<低学年から高学年まで幅広く遊べる様々なゲーム>

ここからは、聞いたことあるもの、聞いたことない物、いろいろ出てくると思います。我が家で人気のある者の順に紹介していきます。

これから、クリスマスやお正月。家族や親戚が集まるときに、大人から子供まで楽しめるもの買おうと思うなら、参考にしてくださいね。

<ハリガリ>

足し算ができる年齢であれば、誰でもできて、白熱するゲームです。同じ柄のフルーツが足して5になったらチ~ン!!ってベルを鳴らしてカードをもらうゲーム。手持ちの札がなくなったら終わり。初めてやる子でも、すぐにルールを覚えられるので、単純な割に盛り上がります。

<対象年齢:>足し算ができる年齢から大人まで

<ゴキブリポーカー>

ゴキブリや、ドブネズミ、ハエやクモなど、嫌われものばかりのカードゲーム。「これは、ゴキブリです」と、カードを相手に出す時、ウソをついて出しても、ほんとのこと言って出してもよくって、相手が、ウソかホントかを見抜くゲーム。相手の顔を見ながら、ウソを言ってるか?ほんとかな?と、探りながらやる、腹黒いゲームです(笑)。勝った人は、かなり腹黒い人かも(*^-^*)。

嫌われ者が四枚そろったら負け。

ポーカーフェイスで嘘をつくのがうまいのは誰か!正直に顔に出ちゃう子には不利なゲームです。

<対象年齢:うそをつける人ならだれでも>

 

<立体すごろくゴーストハンター>

立体のすごろくで、ゴーストという響きが妙にそそられるゲーム。ルーレットを回して駒を進めるすごろくですが、途中、一階に落ちて抜け出せなくなったり、振出しに戻ったり、なかなかゴールできないすごろくです。

<対象年齢:幼児から大人まで>

<人生ゲーム>

いろんな種類が出ていますが、大人から子供まで、時間がたっぷりあるときに遊びたいゲーム。お金の計算ができない小さな子には、計算できる人がついてあげれば、小さな子でもすごろく感覚でできますが、低学年よりは高学年向き。

<対象年齢:お金の計算ができる高学年向き>

 

<スコットランドヤード>

これも、東京バージョンや、ニューヨークバージョンなどもありますが、怪盗Xが、地下鉄やタクシー、バスなどを使いながら、逃げるのを刑事たちが追いかけます。怪盗Xと刑事の知恵比べです。刑事より、子供たちは怪盗Xになって逃げたがります。

<対象年齢:おおむね10歳以上大人まで。高学年がはまります。>

 

<リンゴゲーム>

ルーレットを回して、リンゴを収穫していくゲームです。途中、カラスにバケツをひっくり返されたり、なかなか全部収穫できません。先に10個収穫したほうが勝ち。

<対象年齢:幼児から大人まで(比較的低学年向き)>

<ワールドバスケット>

しりとりゲームです。場に出たカードと、手札のカードでしりとりしていくゲームです。ルールも単純で、低学年でも比較的簡単にできます。

<対象年齢:ひらがなが読めて、しりとり遊びできれば誰でも。比較的低学年向き>

その他、積み木、玉転がし

あると便利なのが積み木。いろんな積み木があるけど、シンプルなものが年齢に関係なく遊べます。

<カプラ>

高~く積んだり、美しく積み上げることもできます。なんでも、建築家が建築模型の材料として開発したもので、子どもから建築家まで、幅広く楽しめます。

積み方によっては、動物や乗り物、精巧な建物まで、いろいろ出きる優れものです。

<スカリーノ>

ピタゴラスイッチのようなビー玉転がしを作る積み木。何時間も夢中で没頭でき、うまく最後まで行ったときの達成感がたまらない。

<キュロポ>

スカリーノと同じような玉転がしの積み木。

うちにはないのですが、スカリーノのように積み木を組み替えて、ビー玉が転がる道をつくっていくものです。

将棋史上最年少プロ棋士 藤井聡太さんの直観力を育てた積木・立体パズルとして有名になり、一時的に品薄になっているようです。

まとめ

雪の日や雨の日、風邪が寒いこの季節。

 

ここで紹介したもののほかにも、神経衰弱の要領で楽しむ鳥あわせもなかなか楽しいです。鴨(カモ)、鵲(カササギ)など、漢字あわせゲームです。

似たようなシリーズで、ととあわせ(魚を合わせる)は、江戸前シリーズとか、瀬戸内シリーズとか、何種類か出ています。

ゲーム機で遊んでばっかりよりも、こんなカードゲームやボードゲーム、積み木など、友達同士でコミュニケーションとりながら遊ぶものがあると、盛り上がって楽しいものです。冬の放課後など、遊ぶ時間が短いこの時期、こんな遊びがおすすめです。

クリスマスプレゼントは、きっともう子どもたちもサンタさんに頼んでしまったでしょうが、お正月用に、用意するのもいいかもしれませんね。

クラウドファンディング

こうして、今も毎日子供たちがやってきては室内遊びで放課後の時間が過ぎていきます。

こんな、子どもたちとの日々を重ねていくことが、子どもたちの安心できる居場所になっているのだと思っています。

今日も、「ただいま~!!子ども1号帰ってきたよ~!!」と、子どもがやってきました。

こんな子供たちとのやり取りを本にするためのクラウドファンディング。

クラウドファンディングでの書籍化への挑戦もあと残り2日。お陰さまで、キャンプファイヤーサイトと、手渡しでいただいた分で34%のご支援をいただいています。

応援くださった方、本当にありがとうございます。

チャレンジもあと少し。残る日数もわずかになってきましたが、どうぞ、応援、シェアをよろしくお願いいたします!

<応援したいと思っているけど、キャンプファイヤーのサイトでどうしてもできないという方へ>

ちょっと反則のようですが、どうしてもできないという方のために、お問い合わせいただいた方に振込先をお知らせいたします。

お問い合わせフォームや、FBのメッセンジャーで、お手数ですがお問い合わせください。

振り込みいただく金額に応じて、キャンプファイヤーサイトで出しているリターンをお送りします。リターンをお送りする時期は、来年の12月以降となります。

お手数ですが、メッセージにてお名前と住所をお知らせいただき、指定の口座にお振込みください。

振り込みによるご支援は、クラウドファンディングが終了した後も、来年1月31日まで受付いたします。

 

 

 

冬場のプレーパークは室内で

移動式のプレーパークを始めて二年。

学校や、公園、イベントで移動式のプレーパークをやってきましたが、今年度は12/9(土)が今年最後のプレーパークになります。

室内プレーパークですので、天気に関係なく遊べますので、お近くの方はどうぞ遊びに来てください。

駒っこランドプレーパーク

十和田市にある駒っこランドでのプレーパークは、だいたい月に一回程度やっております。

温かい時期は外でやっていましたが、冬場や雨の日は交流館にて行います。

時間は10:00~15:00まで。

参加無料で、小さなお子さんから、誰でも参加できます。

木工は、意外とお父さんが真剣に作る場面も見られます。

 

どんなことができるの?

プレーパークは、自分の責任で自由に遊ぶ場です。

やってみたいことにどんどん挑戦してみて、大人は、子どもが試行錯誤しながら物を作り上げたり、自分で考えたことを形にする、そんな姿を温かく見守っていてください。

子供たちのアイディアは、大人の予想をはるかに超えてきます。

いろんな材料を目の前にして、一生懸命考えて、こんなもの作りたいと頭の中で描いたものを、試行錯誤しながら形にしていく経験、うまくできなくても、自分で作ったんだ!という達成感。小さい、そんな経験の繰り返しが、子どもの生きる力を育んでいきます。

小さなお子さんは、まずはそこにある素材に親しむことから。

新聞プールにうずもれてみたり、

どんぐりコロコロで、ひたすら転がし続けたり。

少し手先を使えるようになってくると、ボンドで素材を張り付けて、好きな飾りを作ってみたり。ボンドをうまくムニューってできないお子さんは、大人がちょっぴりボンドを出すお手伝いをすることもあるけど、どう飾るかは子どもに任せます。

大きい子になってくると、想像力がとまりません。

自然素材やスパンコールなど、そこにある素材で自由に作っていきます。

時には、こんな、名前のないものを作る子も。

何を作ってもいいのです。

そこにあるものは、どれも自由に使っていい。

どんなものができるかは、子どもの創造力次第です。

そして、木工も。

ノコギリやトンカチを使って、自由に作ります。

これは何だと、はっきり名前のない作品から、

剣やいすのような、形のあるものまで様々です。

ギター作った子もいました。

コマ回しやけん玉にチャレンジしたり

綱引きしたり

こんな毛糸の飾りも。

お人形背負っておままごとする子も。

段ボール遊びも。

私たちは素材を持っていくだけ。

それをどう遊ぶかは、子ども達次第なのです。

今後の日程

12/9(土)

1/27(土)

2/10(土)

3/31(土)

の10:00~15:00まで。

十和田市駒っこランド交流館にて。

冬は遊び場が限られる青森県内。雪があれば外で雪遊びするもよし。馬を見に行くもよし。

寒くなったら室内プレーパークで遊ぶもよし。

冬の子供の遊び場に困ったら、ぜひ、プレーパークに遊びに来てくださいね。

 

クラウドファンディングでの書籍化の挑戦もあと残り9日。お陰さまで、キャンプファイヤーサイトで27%のご支援をいただいています。

応援くださった方、本当にありがとうございます。

まだまだチャレンジは続いています。残る日数もわずかになってきましたが、どうぞ、応援、シェアをよろしくお願いいたします!

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

共働き世帯の子供たちの放課後

先日、子どもの学習発表会の後の学級懇談で、一年生の保護者の方が、子どもたちの家での様子をそれぞれお話ししていました。

聞いてみると、共働き、またはシングルで、おうちの方は遅くまで働いているという家庭がほとんどでした。学童保育や、放課後児童クラブに通わせてる方がほとんどで、放課後、子どもたち同士で遊ぶという家庭は、うちしかありませんでした。

ただ、周りを見ていると、1,2年までは学童に預けられるけど、3年生からは学童をやめて、鍵を預けられる子も結構いるように思います。

ただ、同時に、放課後一人で留守をさせるのが不安という方も多いようで、そろばんやスイミング、公文などの習い事を日替わりで入れたり、部活に入れたりして、放課後の子どもの時間をつぶさせる、という家庭も多くみられます。

このブログでは、子ども同士の遊びが大切だと何度も書いてきましたが、そもそも、低学年の子供たちのほとんどは自由に遊ぶ時間がないのだという事実に、そういう状況で、どうしたらいいものかと考えさせられました。

学童に行っていない子供たちの放課後

放課後、学童で過ごす子供たちは、学童の中で宿題をし、遊び、おやつを食べてきて、おうちの人が迎えがくると、おうちに帰って、テレビ見たり、ゲームしたりして、晩ごはんができるまでの時間を過ごすことが多いようです。

ただ、そうは言っても、学童に行かずにおうちに帰る子も、もちろんいます。

おうちの方が放課後うちにいる家庭、おうちにおばあちゃんがいるとか、そろばん終わってから遊びに来るとか、家庭のいろんな理由から、学童に言っていない子供たちが、今、我が家に集まってきています。

今は多いときで6人。1年生から3年生までの子がやってきます。

外は雪が降ったり降らなかったりの寒い中、上着を着ないでやってくる子もいたりして。それでも、穴を掘ったり鬼ごっこしたり、走り回っているので寒くないのか、誰も「寒い」と言いません。パラパラ降っているような小雨なら、雨も苦にならないようです。

ただ、そんな日の玄関は、こんな感じになります。

それでも、やっぱり、ず~っと外にいるわけでもなく、家の中で遊ぶこともよくあります。

そんな時は、ベイブレードやカードゲームで遊ぶことが多いのですが、一日雨の時なんかは、うちの中でかくれんぼが始まることも。かくれんぼが始まると、家の中のあらゆるところに子どもたちが潜り込むので、後々とても大変です。この前なんかは、米袋に穴をあけられ、お米が物置に散乱していたことも。

さすがに、それ以来、かくれんぼでも、物置は禁止にしましたが。

日暮れの早いこの時期、学校では4時半におうちに帰りなさいと指導していますが、その時間に帰っても、おうちの方がお仕事なので、この子達のおうちは暗いのです。

「俺たち、5時まで遊んでてもいいんだ!」と、なかなか帰らない子供たちなので、犬の散歩を口実に、「もう帰るよ!送っていくから」って、毎日送って帰っています。

そんな子供たちは、土日もおうちの方が働いているようで、休日の9時前からやってきて、お昼には一度帰すのですが、ほんとにお昼食べてきた?っていうくらい、すぐに戻ってきます。

時々、「お昼食べなくていい」って帰らないときもあって、そんなときは、うちでお昼を食べさせることもあります。

そして、やっぱり5時までいるのです。

こんな子供たちが、安心して過ごせる放課後や休日の居場所でありたい。そうは思うけれど、毎日となると、大声で興奮して鬼ごっこしたりして遊ぶ子ども達が道路に飛び出したりするので、ご近所さんから危ないとクレームが来たりと、子ども達が外で鬼ごっこを始めると、ハラハラ気が休まらなかったりもしています。

ただ、この子達に、安心して遊べるような居場所が他にないという状況もあるのです。

 

子どもの遊ぶ場所をどうするか

さすがに毎日家の周りで騒いでいると、ご近所さんにも迷惑になるので、週末、予定がないときに遊びに来た子供たちのことを、外に連れ出すこともあります。

先日は、うちにお客様が来るということもあって、子ども達には「今日は家の中はなしね。」と、話していました。

それでも、子ども達が集まると、騒ぎ始めるので、主人に外へ連れ出してもらうことに。

この日は、十和田市内にある市民交流プラザの屋内施設へ。駐車場だけ200円かかりますが、施設の利用は無料。

この日はほぼ貸し切り。

たまには、環境を変えてみるのもいいかもしれません。

でも、小学校低学年のこの子達。既存の施設では持って一時間。

「帰って別な遊びしようぜ~」と、後半は持て余し気味。

自分で考えて遊べる発展性がないと、すぐに飽きてしまうようです。

どこで遊んでいるか、子どもから話を聞いてあげてほしい

学童に言っていない子供たちは、習い事も実はしているのですが、「今日は〇〇サボってきた~」という子もたまにいます。「おうちの人に怒られない?」と、聞いたりもします。

「俺、5時でいいんだ~」という子にも、「おうちの人、心配するんじゃないの?」って、再三確認しますが、子ども達はたいてい、「大丈夫、大丈夫~!」と、意に介しません。

友達同士で遊ぶのが、楽しくて仕方ないのです。毎日でも、何時間でも、ほんとは遊んでいたいのです。

穴掘りでズボンを汚しちゃった子が、「お母さんに怒られちゃう」といったときは、ズボンを貸してあげたりもして、あとで、おうちの方が「ありがとうございました」と、ズボンを洗濯して持ってきてくれたこともあります。

携帯を持たされて、「早く帰ってきなさい」としょっちゅう電話がくる子もいます。

おばあちゃんが、「いつも、お世話になってます」と、帰りが遅いお孫さんを迎えに来ることもあります。

放課後、子どもがどこで遊んでいるのか。

おうちの方は、お子さんに聞いて欲しいと思います。そして、参観日で学校で会った時、遊びに行ってる先のおうちの人にひと声声をかけてくれると、あのお母さんなんだな、と、わかるので、こちらも安心します。

かつて、うちに来ているのはわかっているけど、迷惑かけすぎてるから合わせる顔がないと、一度も顔を合わせなかったおうちの方がいましたが、できることなら、やっぱり一度は顔をあわせてほしいな、と思うのです。

時には、おうちの人がいない家に上がって、トラブルになるケースもあると言います。実は、かつてうちでもそういうことはありました。それでもおうちの方は顔を見せませんでした。

そういうトラブルを未然に防ぐためにも、おうちの人がいない家には、お友達をあげない。どこのうちに遊びに行っているか、把握しておくこと。学校で会ったときにはあいさつする。もしくは、お手紙でもいいので、子どもに持たせて、おうちの方から一言あると、お互い安心できるものです。

うちはまだ、学童に行ってるから関係ないわ、と思う方も、高学年になるまでずっと学童にいる子は少ないものです。部活に入っていたとしても、部活が休みの日もあるのです。

親としては、子どもだけで放課後過ごすことを不安に思うもので、子供の自由時間をつぶすために習い事をさせて、子どもだけの時間を作らないようにする方も多いのですが、そういう、ちょっと面倒なことがあるかもしれないけれど、子ども同士で遊ぶ時間を持つことの方が、実は100倍も価値があると思っています。

子ども時代、子ども同士で群れて遊ぶ経験をしたり、試行錯誤して、いろんなことにチャレンジして、もっと面白い遊びはないかと、ワクワクする時間を、たくさん持ってほしい。

それが、その後、良好な人間関係を築いていったり、新しいことにチャレンジしたり、大人になったときの土台になっていくのですから。

なかなかそれが難しいという場合でも、お休みの日に、子ども同士、仲のいい友達と過ごす時間を意識して作ってあげてほしいと思います。もちろん、お休みの日に、家族と過ごす時間も大切なのですが、子ども時代はあっという間です。できる範囲で、家族の時間、友達と遊ぶ時間をうまく作れたらいいですね。

うちはフルタイムで子どもを預けているから、そんな余裕ないから無理、と思う方もいるかもしれません。もしかしたら、そんな家庭の方が多いのかもしれない。でも、どうやったらそういう時間をとることができるか、ちょっとだけ考えてみてくれたらいいな、と思います。

クラウドファンディング

さて、子供時代、何がそんなに大切なのか、そんなことも本にしたいと思っています。

クラウドファンディングでの書籍化の挑戦もあと残り14日で、キャンプファイヤーサイトで22%のご支援をいただいています。

応援くださっている方、本当にありがとうございます。

まだまだチャレンジは続いています。残る日数もわずかになってきましたが、どうぞ、応援、シェアをよろしくお願いいたします!

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

 

そして、最後に、今月のプレーパークは、12/9(土)の10:00~15:00まで、十和田市駒っこランドの交流館(食堂)にて行います。今年度はこれで最後のプレーパークになります。室内なので、天候に関係なく遊べます。

森のようちえん~秋から冬の楽しみ


Warning: Array to string conversion in /home/sattyann/happychildrentowada.jp/public_html/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 701

11月のおいらせもりのようちえん。

朝からちょっぴり雪模様。朝はさらっと積もった雪も、おひさまが出てくると、溶けてしまいました。

それでも風があって寒い中、森に出かけます。

森の中で、写真絵本を読んでからの森の不思議探し。

冬芽や木の実、蔦のつる。ふかふかの落ち葉の布団を踏みしめながら歩いてみます。

ゴ~、ザザザ~・・・と、風の音。大きな松の木がゆら~りゆら~り揺れる音。

冬がそこまでやってきた森を見て、聞いて、感じます。

森のおもしろいこと発見

森のお散歩に出かける前に、焚き火で焼くためのお芋をぬらした新聞紙とアルミホイルで包んで、火の中に入れてから、みんなで森の中へお散歩です。

森の入り口で、なんと、狂い咲きした桜の花が!

こんな時期に見る桜に、みんなびっくり。

森に入って、秋に来なかった参加者さんもいましたが、まずは、秋の森との違いを感じてもらいます。上を見上げると、大きな木がゆ~らゆ~ら揺れています。ブナの葉っぱは、秋にはきれいな黄色でしたが、冬も近づくと、茶色くなっています。

そして、写真絵本を一冊。

読んだのは「おしゃべりな森」。

面白い顔に見える冬芽や、木こぶや、枝落ちの後。顔に見えたり、でべそに見えたり。

そして、森の面白い物見つけてみようと、森を歩き始めます。

森が、「いっぱい遊んでいけよ」って、話しかけているようです。

森を歩いてみると、足の下はふかふかです。

木の枝を突き刺してみると、深く深く刺さる刺さる。

葉っぱをめくると、15センチぐらい葉っぱの層で、そこから柔らかい土が見えてきます。

好奇心旺盛なちっちゃい子は、松ぼっくり拾いながら。森に慣れていなくて、森がちょっぴり不安な子たちは、ママやパパに抱っこされながら、ふかふかの森の中を歩きます。

倒れた木のトンネルをくぐりながら、枯葉を顔にこちょこちょしながら通るママも。

森の木漏れ日が美しい。

黄色いキノコ、見つけたよ。

ツルで絞殺されちゃった木も。

ツタがひげ根を伸ばし、木にぴったり張り付いています。そのまま上までず~っと伸びているツル。ひげ根の張り付く力は強く、ちょっと引っ張ったぐらいでは 外れません。

森の中では、林床に光が届きにくいので、つる性の植物は他の木に巻き付いたり張り付いたりしながら、光を求めて木の上に伸びていきます。

つる植物の生きる戦略です。

 

ここで、寒くて我慢できない子はキャンプ場へ戻ります。

先に行ける子はもう少し先まで行ってみます。

歩いていくと、怪獣のキバみたいな木を発見。

こちらは、子ども曰く「カナリアみたい」。

でべそ?大きい鼻かな?

森の小屋にもちょっと立ち寄り・・・

パパに肩車されながら・・・

オニグルミの顔を見つけました!

葉っぱが落ちた後(葉痕)のあとが、羊の顔のように見えるんです。冠かぶったひつじさん💛

途中、赤や緑や青の木の実を見つけながら、この時期少ないグリーンも、自然からちょっと拝借しながら戻ります。

戻ってから、松ぼっくりや木の枝、グリーンを使って、ツリーの飾りなど、作りたい子は自由に作ります。

焚き火を楽しむ

雪は止んだけど、風も強くて、体感温度は結構寒かったので、焚き火で長いもすいとんを温めていただきます。

冷えた体にあったかい汁がしみわたります。

マシュマロ焼いて食べたり、

お散歩に行く前に火に放り込んでおいた焼き芋も、いい感じです。

発見した新食感。焼きマシュマロをせんべいで挟んで食べると、なかなかおいしいということが判明。

お腹が膨れた子は、自由に遊び始めます。

パパと落ち葉の感触を楽しむ子。

ハンモックでゆ~らゆら。

こうやってみると、空が広い。見える景色が変わります。

秘密基地づくりする子も。

落ち葉で遊ぶ

風とおひさまのお陰で、雪でぬれていた葉っぱも乾き、葉っぱを集めて遊びます。

小さい子も、マネして短い脚でえい!って葉っぱを足で集めます。

集めた葉っぱの山に寝てみます。

倒れて、うもれて、転がって。

「いないよ~」と、葉っぱにかくれんぼ。

DSCN0690

落ち葉に隠れて飛び出す遊びはなかなか終わりません。

秋から冬の自然を楽しむために

秋は、紅葉も美しく、自然の中にいるだけで気持ちがいいものですが、冬が近づくこの時期は、ぐっと気温も下がり、葉っぱも溶けた雪でぬれていたり、手袋していないと、北風で手が冷たくなってしまうものです。

雪が降れば、雪遊びが楽しめますが、この時期も自然に親しむなら、必要なのは防寒です。

真冬並みの防寒をしていれば、長いこと外遊びしていても、全然へっちゃら。暑いくらいです。

でも、子どもが手袋や帽子を嫌がるとか、下の防寒ズボンははきたくないとか、そこで子どもに寄り添ってしまうと、「さむい~!かえりたい~!」って、なっちゃいます。

秋冬の寒さはあなどってはいけません。長時間遊ぶならなおさら、しっかり防寒はさせておきたいものです。そしたら、こんなことしても、全然へっちゃら!

小さい子は、手袋、すぐ脱いじゃう子もいるので、ひもをつけて袖に通しておくといいですね。そしたら、手袋なくならないし、寒くなったらすぐ履けます。

 

寒い時期は、防寒対策しっかりしてるかどうかで、お外で長く遊べるかどうかが決まります。もちろん、大人はそれ以上にね。大人におすすめなのが、ネックウォーマーと耳あて。首元を冷やさないことと、耳を温めること。帽子なら、耳まですっぽり隠れるものがおすすめです。手袋は絶対必要です。

子どもは動いているので思いのほか寒さに強かったりしますが、大人は子どもより動かないので、冷えます。芯から冷えます。外遊びに付き合う大人が防寒しっかりしていないと、すぐ帰りたくなっちゃいますからね。

大人は自然へのインタープリター

インタープリターとは、人と自然との仲介になって、自然解説をする人を表す言葉です。

私達はぴちるは、そんな人と自然の仲介役だと思っています。

ここにこんな面白いもの見つけた。

きれいな木の実があるね。

風の音がちょっと怖いぐらいだね。

鳥さんの声がするね。

そうやって、普段は見過ごしてしまいがちな自然を感じる心を育てます。

幼い子には、自然で遊ぶのは楽しいことだと感じてもらえればそれでいいと思います。きれいだな。おもしろいな。そんな感覚を持ってもらえたら、それだけでいい。

でも、そのためには、大人がその仲介役をする必要があります。

以前、子ども達と遊んでいる時、雨上がりの虹を見たときのこと。

みんなで、「すご~い!!きれいだね!大きい虹だね~」「見て!しかも二重になってる!」って感動しながら見ていました。

「おれ、虹初めて見た!」と二年生の子が言ったのです。

驚きました。二年生になるまで、虹を見たことがなかったなんて、きっとなかったはず。ただ、きっと見ていたけど、その美しさに気づいていなかったんじゃないのかなって思いました。

どんなに素晴らしい景色も、美しい虹も、一緒に「きれいだね」「すごいね」って、感動してくれる大人がいて、はじめてそこに素晴らしいものがあることを認識して、感動するんです。

自然にある面白い形を見つけて、「見て見て!こんなに面白い形!」って一緒に楽しむことで、自然の中の面白いものを発見できるようになるんです。

常に森の中には鳥の声がしていますが、「鳥さんがきれいな声で鳴いてるね」「お話ししてるのかな」って、伝えてあげることで、初めて鳥の存在に気付くのです。

自然の中には、きれいなもの、面白い物、不思議なもの、びっくりするもの、すばらしいものがいっぱいです。

でも、それに気づくためには、仲介してくれる人が必要です。

植物の名前や、虫の名前、鳥の名前がわからなくたっていいんです。わからなかったら、なんだろね?って、一緒におうちに帰ってから調べてみればいいんです。

それよりも、きれいだね。かわいいね。おもしろいね。不思議だね。って、そこにある自然に目を向けるのを手伝ってあげてほしいのです。一緒に面白がってほしいのです。

「どうやって自然で遊ばせたらいいかわからない」と、よく言われますが、

遊ばせる必要はないのです。

ただ、そこにある自然に、一緒に、同じ目線で、感じるだけでいいのです。

遊べるようになるのはそれからです。

まずは、大人も、そういう視点を持ってもらいたい。そう意味で、おいらせもりのようちえんは親御さんと一緒に森で過ごします。

 

そんな、自然に目を向けられる大人を増やしていくためにも、

本の出版に向けてクラウドファンディングもまだまだ挑戦中です。

現在、クラウドファンディングページ上で27万6000円のご支援と、現金手渡しで2万5000円、合計30万1000円のご支援をいただいています。

応援くださった方、本当にありがとうございます!

残り19日。引き続き応援、シェア拡散、よろしくお願いいたします。

※何人かの方に、キャンプファイヤーでうまく支援ができないとお声をいただいています。

まずは、キャンプファイヤーのサイトに登録します。登録した後、もう一度キャンプファイヤーのページに戻り、このプロジェクトページを探し出し、ログインする必要があります。そうすると、「プロジェクトを支援する」の、ご希望の金額でクリックしていただければ、支払い画面に切り替わります。

なかなかできないという方もいますが、チャレンジしてみて下さるとうれしいです。

応援よろしくお願いいたします。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

 

タオの子育て

「タオの子育て」という素敵な本に出合いました。

「タオ」とは、「道」とか、「生き方」と訳することができるでしょう。

この本のもとになった中国の古典「道徳経」は、諸説あるようですが、老子によって書かれたものであるといわれています。

子供を育てるすべての人に伝えたい、心に残った古くて新しいメッセージを、私の思いも添えつつ、いくつか紹介していきます

 

失敗の恐れ

***************************

子供に、成功へのはしごを上らせたいなら、気を付けなければならない。

はしごは上に登ることもできるが、下りることもできるのだ。

子供をむやみに守れば、

彼らは失敗を恐れ、

苦しみを避けるようになる。

失敗と苦しみは、重要な学びのための双子の教師なのだ。

子供がこの二つを十分に経験することがなければ、

「恐れることは何もない」ということをどうして知るだろう?

彼らは成功からではなく、失敗から学ぶ。

彼らは挑戦し、失敗することを、完全に許されていなければならない。

そして、「それでも大丈夫」ということを知る。

あなたの子供は、最近どんな失敗をしただろう?

彼らはどんな反応をした?

あなたは何を感じた?

あなた達親子はこの出来事から何を学ぶだろう?

**************************

転ばぬ先の杖は必要ないのではないかと思います。

親は、つい、子どもに失敗させてくなくって、転ばないように、危なくないように、汚さないように、うまくいくように手助けしてしまいます。

プレーパークでも、時々見られるのですが、子どもが何かいいもの作ろうと、頭の中でいろいろ思い浮かべながら、ワクワクしながら物づくりをしているそばで、

「これくっつけたら?」「こっちのほうがいいんじゃない?」

「それじゃぁうまくいかないよ。ほら、貸して!」って、トンカチを子供の手から奪い取ってしまう親御さん。

そのとたん、子供のやる気スイッチがしぼんでいったり、「そうじゃない!」って怒り出す子もいます。

うまくいかなくたっていいんです。自分でうまくいかないと思ったら、子供の方からちゃんと助けを求めてきます。そのときは、どうやったらうまくできそうか、アイディアをいくつか出してあげるだけで、子どもは再び考え始めます。

仕上がりが、大人の目で見て美しくなくたっていいんです。自分が作りたいと思ったものを自分の手で満足がいくまで作ること。それが、想像力を膨らませることで、創意工夫することで、得られるのは、自分にできたという満足感。

良かれと思って差し伸べたその手が、失敗するチャンスを奪っていないだろうか?

失敗から学ぶ経験を奪っていないだろうか?

転んだら、また起き上がればいい。

転んだからこそ見える世界がある。

転んだからこそ分かることもある。

失敗したから、次はどうしようかと思いめぐらせ、うまくいく方法を探す。

道は一つじゃないことを知る。

一つの結果にたどり着くには、いろんな道があることを知る。

まっすぐたどり着けることだけが正解じゃない。

回り道したからこそ気づくこともある。

失敗してもいい。そこから学びなさい。

そう言える親でありたい。

子供は敵ではない

**********************

あなたの子供はあなたの敵ではない。

恐れる必要はない。

意見の違いはあっても、勝ち負けの戦いはいらない。

あなたが表面的な戦いにとらわれるなら、

全体的な視点は失われる。

傷つくような、とげのある言葉が飛び交い、

家族のだれもが苦しみ、心に傷もなかなか治らない。

勝ち負けは、家族にとって必要のない言葉だ。

自分の「権威」のために戦う必要などない。

「権威」とは、あなたが自分自身の内側に持っている何かだ。

子供がそれをわからなければ、

悲しみが生まれる。

だが、それを無理に教えることはできない。

このことを心にとどめておけば、

あなたの多くの争いはなくなるだろう。

難しいときは続くだろうが、

「大量破壊兵器」はもう必要ない。

**********************

 

時として、大人は子どもと闘ってしまいます。

負けてなるものかと言い負かし、ごめんなさいと向こうが折れるまで、とげのある言葉を放ち続けます。

自分の言うとおりに従えようとしてしまいます。

子供も一人の人です。親の所有物ではありません。

子供には子供の考えがあり、大人には大人の都合があります。

私の父はとても厳格な父でした。理論整然と口で言い負かされて、言い返せない悔しさを怒りの態度で表したものです。ドアをバン!って強く閉めて部屋を出て、さらに父の怒りをかったものです。

子供は、親に口ではかないません。どんなに不服があっても、言い負かされてしまいます。でも、子供の中には多くの言葉がしまい込まれています。

でも、ほんとは、勝ち負けは必要ないんだ。

子供は敵じゃない。

この言葉を目にしたとき、なんだか肩の力が抜けた気がしました。

 

完全

**********************

子どもに完全を望むなら、

あなたは絶えず失望し、彼らも絶えず欲求不満になる。

子どもが全ての瞬間、完全であることがわかるなら

あなたも子供も安らいでいられる。

一歩下がってみてみれば、声明はそれ自体で、

もともと完全だということがわかるだろう。

子どもの行いは、あなたを喜ばせないかもしれない。

時には破壊的かもしれない。

しかし、それが「あるがまま」だ。

その「あるがまま」を理解し、

あなたや子どものために使えるかどうかは、あなた次第だ。

**********************

 

他の子と比べて、うちの子はあんなこともできない、こんなこともできないと、足りないことばかりに目を向けると、もっと満たさなければとあれもこれも詰め込んでしまうことがある。

できないことばかりに目が行くと、まだできないの?なんでできないの?と責められたり。

日本人は、褒められると謙遜する気質があります。

「おたくのお子さん、優しいよね~」なんて褒められても、「そんなことないよ。うちじゃあ言うこと聞かないし、妹いじめるし、散らかしっぱなしだし・・・」と、ダメなこと自慢を始めてしまいます。それも、子供のいる前で。

子どもはありのままで完全だ。そう思えたなら、子どもを褒められた時、「そうなのよ。うちの子、小さい子には優しくてね~。おばあちゃんと一緒に住んでるからかもね。おばあちゃんにも優しくしてるから。」なんて、子どもの前ならなおさら、もっと自分の子を褒めていいと思います。

親ばかでいいんです。謙遜は必要ありません。

 

孤独と親しむ

**********************

人生の営みと様々な感情の扱いを学ぶには、

孤独が必要だ。

あまりにも多くの欲求で、

子どもの心の平和を奪わないように。

静けさとのバランスをとることなく、

刺激し続ければ、混乱が生じる。

早くから孤独と親しむ子供は、

全てと一つになり、あらゆるものを授かる。

**********************

足りないことに目を向けるあまり、他の子と比べて勉強ができないとか、運動音痴だとか気にしてしまうと、友達や、遊びから多くのことを学ぶ大切な時期に、習い事でいっぱいになってしまいます。

幼いうちから英語にピアノにスイミング。月火水木金土日。毎日何かの習い事。それ自体は悪くないのだけれど、ちゃんと遊ぶ時間はあるのかな?

子どもが一人で空想を膨らませ、物思いにふける時間はあるのかな?

子どもには静けさが必要です。

自分の内面と向きあう時間が必要です。

それは、一人本を読みふけることであったり、工作することであったり、絵を描くことであったり、自己表現のための時間です。

娘は、小学校時代ミニバスケットをしていました。部活は忙しく、練習は週6日。週に一度の休みでさえも、試合で休みがつぶれてしまうこともしばしば。お盆や正月まで試合が入ってくることも、普通でした。

体を動かすことが大好きで、エネルギーを持て余していたころ。バスケは大好きだったので、休みたくない。でも、友達とも遊びたいし、本も読みたい。自由な時間がほしいとよく話していました。そんなときの娘は、イライラと、いつもケンカ腰でした。

怪我をして部活を休めたときは、絵をかいたり、お話を書いたり、本を読んだり、一人で没頭できる活動を好みました。そんなときの娘は、とてもにこやかで、コロコロよく笑い、落ち着いていました。

子どもの活動の中に、動と静が必要なんだと思います。

有り余るエネルギーを発散する時間と、自己の内面に向かう静かな時間。そのどちらも、子どもには必要です。

柔軟になり困難を乗り越える

**********************

苦しみや悲しみに直面した親は、水のようにならなければならない。

辛い出来事があったとしても、それを受け入れ、心で優しく包み込む。

市や喪失は、落ち着いて、静かにしていれば乗り越えられるだろう。

誰もが皆、人生の苦しみや悲しみから子どもを守りたいと思っているが、

それはできない。

だが、こういった出来事に直面したとき、私たちがどうふるまうかを見て、

子ども達は、心の平和をどう保つかを学ぶ。

水を思い出そう。

どんな固いものも、水を止めることはできない。

あなたはどんな困難に直面するだろう?

それを見た子供は、

あなたから何を学ぶだろうか?

**********************

 

私も、困難に直面したとき、

子どもに示せるような態度をとることができるかどうか自信はない。

理想的な態度をいつでもとることができるわけではない。

私も人だから、

落ち込むこともあれば、怒りが沸き上がるときもある。

でも、親として、迷いながらも、子どもをよりよく育てたいと思うなら、

こういうことを心の片隅に置いておきたい。

完璧じゃなくてもいい。

それでも、自分の気持ちに正直に、ごまかすことない姿を子どもたちに見せていきたい。

子どもを育てているすべての人へ

「タオの子育て」、ぜひ子育てするすべての人に手に取ってほしい。

 

そして、こちらも、子どもを育てるすべての人に読んでほしい。

「悪たれ達の物語」。

子育てしていくうえで、大切な事。子どもに向けてほしいまなざし。

そんなことを、本にしたいと思っています。

本の出版に向けてクラウドファンディングもまだまだ挑戦中です。

現在、クラウドファンディングページ上で21万3000円のご支援と、現金手渡しで2万2000円、合計23万5000円のご支援をいただいています。

応援くださった方、本当にありがとうございます!

引き続き応援、シェア拡散、よろしくお願いいたします。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子育てが大変だと感じるのは

子育てする中で、大変だと思うのは、どんなときですか?

・夜泣きが激しくて、まとまった睡眠時間が取れないのがつらい

・日中は母子二人きりで、社会から切り離されたように感じてつらい

・夫が協力してくれない

・一人になれる時間がない

少し大きくなったら大きくなったで、

・何でもイヤイヤの反抗期でイライラスしてしまう

・常に部屋が散らかっている

・時間がなくて忙しいのに言うことを聞いてくれない

いろんな大変があると思います。

でも、この、「大変、つらい」と感じてしまうのは、なぜでしょうか?

自分の思い通りにできない時間

待ちに待った赤ちゃんを迎えて、幸せいっぱいのはずが、夜中な2,3時間おきの授乳や夜泣きに、まとまった睡眠時間が取れずに、だんだん疲れたり、イライラしたり、精神的に不安定になって訳もなく涙が出たり、なんだか、思っていたのと違うぞ、と、誰もがはじめに感じることです。

日中は子供と二人。たっぷり時間があるように見えて、一日はあっという間。

やってることといえば、赤ちゃんのおしめ変えて、おっぱいあげてるだけのように感じる。

ご飯支度もするけど、ゆっくり座ってご飯を食べることもできなくて、かきこむように口に入れて食べる癖がついてしまい、早食いに。

部屋の片づけしようと思うけど、なかなか片付けられないし、洗い物も後回しにしてたまっていっちゃう。

旦那さんは、仕事で朝から晩までいないし、仕事で疲れてきてるだろうから、泣いてる赤ちゃんをあやしながら、頑張ってご飯作って、一緒に食べようと思うけど、赤ちゃん泣いたら席を立っておしめ変えてあげたり、おっぱいやったり。それから冷たくなったご飯を食べたり。

お風呂も、旦那さんが遅いときなんかは、脱衣所に赤ちゃんを置いといて、自分の体を洗ったか洗ってないかというぐらい、ちゃっちゃと洗い流し、赤ちゃん泣くから、湯船にゆっくりつかる間もなく赤ちゃんをお風呂に入れ、一緒に湯船につかるけど、赤ちゃんに長湯はさせられないから、さっと出るけど、自分の着替えは後回し。タオル巻いただけの姿で、先に赤ちゃんをふいて、着せて、包んでおいて、それから冷えた体にパジャマ着て、赤ちゃんに水分補給させ、耳掃除したり、おっぱいあげてすぐ、寝せる準備。

夜は夜で、2,3時間ごとに起こされる。

子育てで大変なことはたくさん。でも、旦那さんには、「一日家にいるんでしょ?」って言われたりする。

家事もろくにできなくて、料理も手間暇かけたものを作る余裕はない。子供は泣いてばっかりだったり、急に、自分が何にもできない、とっても無力な存在のように感じる。

消えてなくなりたい・・・とさえ思う時も。

 

この前、あるブログを目にして、その、つらさの正体はこれか!と思ったのです。

自分がやりたいと思ったことが完了できないフラストレーション。

ご飯を食べてても中断される。

トイレに入ってても、ドアの外で泣き声が聞こえるからゆっくりトイレも入れない。

片付けようと思ってるそばから散らかる。

お風呂もゆっくり入れない。

自分がやりたいと思ったことをする時間が取れない。

それが、24時間毎日続く。

全て中途半端。

達成感が得られない毎日。

 

ママが一人の時間がほしいと思うのは、子どもがかわいくないわけでもないし、わがままでもない。

「自分がやりたいことをやりたいときにできる時間がない」のがつらいんだなって。

そんな不自由さは、子どもを持つまで経験したことがないから。

パパにしてほしいこと

ママのイライラの正体は、「自分のやりたいことをやりたいときにできない」フラストレーションです。もちろん、出産に伴い、ホルモンバランスが大きく変わっていることも原因です。

そこで、パパにお願いがあります。

特に産後1年は、ホルモンバランスが激変するために、ママの精神状態はとても不安定になっています。そこにきて、睡眠不足と、物事を全て中途半端にしかできない、ダメな母親なんだという思いにとらわれて、産後うつになってしまうママも多くいます。

そんなとき、パパのサポートが必要になってきます。

一番は、ママの話を、否定せずに、解決しようとせずに、だまって大変だったんだね。でも、良くやってくれてるよって、話を聞いてあげてほしい。

そして、できることなら、一時間でもいいから、ママが自分の時間が持てる時間を作ってあげてほしい。

お休みの日に、ちょっとみてるから、息抜きに買い物行ってきていいよと、ママだけで買い物行く時間を作ってくれてもいい。

夜泣きがひどいときは、ママを寝かせてあげて、パパが車で30分ぐらい赤ちゃんをのせてドライブしてあげてもいい。

食器の洗い物がたくさんたまってるのを見たら、黙って洗ってあげてもいい。

休日でも、ママがご飯支度してるときに、ちょっと赤ちゃんを抱っこしててくれるだけで、どんなに助かるか。

パパだって、仕事で疲れているのはわかってる。

でも、何かしら、できることはあるんじゃないのかなって思うのです。

精神的なサポートは、ママにとって、とても大きいのです。

産後、パパが育児に関わらなかったことは、熟年離婚の原因にも挙げられています。

「一番大変な時に、協力してくれなかったでしょ」っていう思いは、後々までずっと後を引きます。

例えば、旦那さんのご両親が介護状態になった時だって、「あなたのお母さんでしょ。あなたが自分で面倒見るのが当たり前でしょ」「あなたは、自分の子どもだってろくに面倒見てこなかったでしょ。なんで今更あなたのお母さんを私が面倒見なきゃいけないわけ?」と、介護放棄する奥さんもいるとか。

産後の育児に協力したかしないかは、その後の人生に大きく響くようです。

 

我が家の場合

さて、そんな新藤家のお父さんはどうかと言いますと、本当にそういうところをよく理解してくれて、非常に協力的です。そして、とっても優しい。

子どもたちが赤ちゃんの頃、布おむつだったんだけど、うんちおしめはバケツにためて置いておきましたが、うんちおしめを洗ってくれたのはいつも旦那でした。

おっぱい以外で夜泣きをしたときは、旦那が起きてくれて、赤ちゃんが寝るまで抱っこしていてくれました。正直、私も目を覚ますのですが、あえて寝てるふりして、どっちが先に赤ちゃんを抱っこするか、みたいな根くらべで、いつも旦那が泣き声に耐えられず、先に起きるのです(*^-^*)。

それは、子どもが少し大きくなってから、夜中のおしっこに起きるときもそうです。

子どもたちは、お母さんは絶対起きないのを知っていて、「おしっこ~」と起こせば、絶対に起きてついてきてくれる旦那を起こすようになりました。

子どもが増えるにつれ、旦那のやってくれる家事が増えていきました。

朝の犬の散歩言っている間に洗濯物を回し、散歩から帰ってきたら洗濯物を干します。家族が多いので、一日3~4回洗濯物を回しますが、だいたい出勤前までに干して言ってくれます。

ゴミ出しも、家じゅうのごみ箱からごみを集めて収集所まで持って行ってくれます。

仕事から帰って、食事が終わると、食器も洗ってくれます。

なんか、そう思うと、私、あんまり家事をしていないようにも思えてきますが、これも、別に私がお願いしてやってもらっているわけではなく、朝は、ご飯支度と子どもたちの弁当作りで台所が戦場状態の私を、黙ってサポートしてくれているから、こういう形になっているのだと思っています。

夜も、子ども達をお風呂に入れて、寝かしつけもしてくれます。

お陰で、私は一人の自由な時間を持つことができます。

本当に助かっています。

ここまで何でもやってくれる旦那さんはそうそういないんじゃないかと思います。感謝しています。そんな主人なので、ケンカになることはほとんどありません。

幸せな家庭

私たちがお伝えしたいのは、こんな夫婦の形もあるよということ。ここまでじゃなくても、何かしら、理解してくれて、協力してくれたら、それは、幸せな家庭なんじゃないかと思います。

自分はこんなにやってるのに、相手は何にもしてくれない。そう思えばイライラするけど、今、相手は大変そうだな。なんか自分にできることないかな?って、寄り添いあえたら、それだけで、夫婦円満になれるのかなって。

ママに心の余裕ができたら、家庭の中は明るくなります。そんな中で子育てできたら、本当に楽しいです。

そんな幸せな家庭が増えるように。想いを本にしていきます。

 

本の出版に向けてクラウドファンディングもまだまだ挑戦中です。

こちらの応援も、引き続きよろしくお願いいたします。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。

イベント情報

11月、12月のはぴちるイベント情報

★アピオ祭り

告知が今日になってしまいました。

11/11(土)9:30~15:30

アピオ青森二階大研修室にて段ボール遊びをします。

こちらは、ファザリングジャパン青森としての出店となります。

また、同室にて、「青森にプレーパークを作り隊」のひろちゃんのプレーパークも同時開催されます。一日子供が遊べるスポットになっておりますので、どうぞぜひ、パパと一緒にお出かけください。アピオ祭りにて、いろいろ出店がありますので、ママも楽しんでいってくださいね。

 

★11/18(土) 青森&MAMFESTA~イオンモール下田/イオンホールにて

10:00~15:00

ママが元気になるように、癒し、手作り、ワークショップなど、いろいろある中で、

はぴちる室内プレーパークも同時開催します。

 

★学校プレーパーク11/15(水)15:00~16:00(雨天中止)

十和田市ちとせ小学校校庭にて

今年度最後の学校プレーパークになります。

短い時間ですが、見学自由です。こちらはお問い合わせ不要です。

 

 

★おうちプレーパーク 11/12(日)10:00~16:30

こちらは、大きなイベントではありません。おうちプレーパークを自宅にて開催しています。

どんな様子か見学に来たい方、いつでもご自由にどうぞ。お子様連れで遊びに来ていただいて構いません。

駐車場のこともありますので、おいでになる際は上記お問い合わせフォームより、メッセージお願いします。

 

★12/9(土)駒っこランドプレーパーク10:00~15:00

駒っこランド交流館にて室内プレーパーク

 

 

お願い

イベントでは、たくさんの子供たちに、「自由に遊んでもいいんだ」「何やってもいいんだ」という経験をしてもらいます。決められたものを決められたようにきれいに作る工作教室ではなく、自分で考えたことを自分で決めて自分で表現していく。そういう体験を子どもたちに積み重ねていってほしいと思っています。

そして、そういう関わり方もあるのだとたくさんの方に知ってもらうためにイベントとして出張しています。

 

それとは別の目的で、おうちプレーパークや、学校プレーパークはやっています。

地域の子が、自分の足でやってこれる場所に、安心して思いっきり遊べる、そんな居場所としてやっています。こちらは子供だけでやってきます。時々、親御さんも一緒に来ることもあります。

 

子どもたちの居場所になりたい、そんな風に思ってくれる人が、それぞれの地域にいたらいいな、と思うので、そんな方が増えることを願って、本を出版します。

本の出版に向けてクラウドファンディングもまだまだ挑戦中です。

こちらの応援も、引き続きよろしくお願いいたします。

 

はぴちるでプレーパークを続けていくのに、釘やボンドなどの材料の支援も絶賛受付中です。こちらもよろしくお願いいたします。