子育てが大変と思うか、楽しいと思えるか


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子育てを大変と思いますか?

子育ては楽しいと思いますか?

これ、子育てしていると、どっちもありますよね。

忙しいときに限って言うこと聞いてくれなかったり、お水こぼしたり、熱を出したり・・・。そんな大変な瞬間もあれば、子どもがゲラゲラ笑ってるの見て、思わず笑ってしまったり、卒園や卒業のように、子供の成長を見て、ほろりと泣ける瞬間があったり、一瞬一瞬が、笑いあり、涙あり、怒りあり、悲しみありです。

人生の中でこんなにも喜怒哀楽が激しい時期は、子育て期間中が一番なのではないかと思います。

四人育てて思うのは、子育てするという行為は、どの子も同じです。

生まれたては2~3時間おきの授乳におむつがえ、夜も続けて眠れないし、自分の時間なんてほぼ取れない毎日で。2,3歳になって、楽になるのかと思いきや、今度は魔のイヤイヤ期。小学校に上がると楽になるだろうと思っていると忘れ物は多いし、口答えもいっちょ前になってくる。友達関係の悩みや、学校の悩みもでてきたり。成長したならしたなりに、大変なことはその都度あります。

でも、その一つ一つを大変ととらえるか、大変なことも楽しめるかは、気持ちの余裕と、この先、どんなことが起こるのかという大まかな予測がたっているか、なのではないかと思うのです。

その、気持ちの余裕をもつことと、先の予測について、少し考えてみたいと思います。

気持ちの余裕

気持ちの余裕って、どんな時に生まれるでしょう?

日々、朝起きてから夜寝るまで、子どもが優先される毎日を過ごしている時は、気持ちに余裕があればいいとわかっていても、そうは言っても、なかなか余裕を持つことは難しいと感じているママも多いでしょう。

本当は、ちょっと誰かに子どもを見てもらえる、そんな環境が、ママたちには必要なのです。トイレに入ったら、トイレの前で子どもが泣き叫ぶから、トイレすら一人でゆっくり入れない。お風呂なんてなおのこと。子どもを洗って湯船に入れて、自分は温まったか温まってないかぐらいで子どもを先に出して体拭いてあげて、自分はどんどん湯冷めしていく。一人でゆっくり入るなんてとてもできない。ごはんだって、子供に食べさせることが最優先で、自分は冷めたごはんをかき込むように食べる毎日で、すっかり早食いの癖がついてしまう。

それに加えてイヤイヤ期だの、親の思いどうりにならない子供にイライラしてしまうのは無理のない話。

気持ちに余裕が持てるためには、ある程度ママが満たされている必要があるからです。

子育てに、パパや、周りのサポートが得られていて、短くても自分の時間が持てると、ちょっと気持ちに余裕ができるものです。 ほんの数分、子どもに邪魔されずにゆっくり座ってコーヒーを飲む。そんなことでもいい。それは、自分を大切に思える時間と言ってもいいかもしれません。自由な時間が欲しいとか、そういうこともあるのですが、それ以上に、孤独に日々奮闘しているママたちに、あなたは頑張ってるよ、精一杯やってるよ、毎日よくやってるよ、っていういたわりの言葉であったり、共感の言葉が必要だと思うのです。

ちょっと愚痴を聞いてくれる相手がいたり、育児の不安なことを相談できる相手がいたり。ママ友と雑談するちょっとした時間とか、先輩ママに話を聞いてもらったりとかね。

パパは、「今日はこんなことがあって、あんなことがあって・・・」って話し始めたママの話を、「それは君がこうすればいいんじゃないの?」なんて、もっともらしい解決策を言わずに、「そっか、大変だったんだね。」って、話を聞いて共感してくれるだけでいい。

そうやって、みんな悩みながら子育てしているって知ったり、子育てに正解はないんだって、肩の力が抜けたりすることが必要です。

とにかく、毎日、あなたはよくやっているよ。子どもは元気でいるじゃない?泣いたり怒ったりできてるのも、生きてるあかし。ちゃんと子供は生きて、成長してるじゃない?生きていてくれるだけで充分。一日ぐらいお風呂入らなくたって、一食ぐらいごはん食べなくたって、生きていてくれる、それでオッケー。

そうやって、ちょっとづつ、こうしなければというハードルを下げて、自分を認めて、ちょっとづつ完璧じゃない自分を許せるようになって、ちょっとづつ気持ちが楽になって、ちょっとづつ満たされて、ようやく気持ちに余裕ができてくるのかもしれません。

最近は、かつてよりイクメンも増えてきて、育児に積極的に参加するパパも増えてきていますが、それでもそういう家庭はまだまだ限られたごく一部ではないかと感じています。まだまだ、パパの仕事が忙しすぎて、パパの協力が得られなくて、ワンオペ育児の人も多い。また、育児の方針が違っていると、「お前の意見を押し付けるんじゃない!」と言われちゃうようなママもいたり。

そういう家庭では、ママはだんだん、「パパには何も期待していない」というあきらめに変わり、そういう状態がずっと続くと、最終的には「パパと一緒に寝るのもイヤ」「洗濯物いっしょに洗うのもイヤ」というレベルにまで達し、そこから先待っているのは離婚という二文字。

パパには、子どもが小さいうちこそ、たとえ忙しくても、ママの気持ちに寄り添うことを忘れないでいてほしいと思います。

気持ちに余裕がないと、ママはつい怒ってばかり、口うるさくいってばかりになって、子どもにとってもそれはつらいことだけど、ほんとはママが一番つらい。自己嫌悪に陥りながらも、毎日が戦いで、心も体もへとへとになってしまう。

気持ちに余裕があると、子どもが多少言うこと聞かなかろうが、子どもはそもそも親の思うようになんて育たないって思えるし、多少ごはん食べるのが遅くなろうが、たまにはそんなこともあるよねと、ど~んと構えていられるようになります。そんな風にハラが座るには、ママの心の安定が必要です。

「子育てが大変」が大きすぎる人には、心の安定、気持ちの余裕のために、周りのサポートが不可欠になります。

ママも、一人で抱え込まないように、誰かに相談するようにしましょう。たとえ有料でも、子どもをちょっと見てもらえる人を確保する。小児科や、保健センターの健診などで相談する。子育てサークルや子育て支援センターなど、子どもを遊ばせながら、ママ同士話せる場に行く。とにかく、外と関わりを持つことです。

なかなかそういう場に行けない。誰にも相談できる人がいない。そんな方は、お問い合わせフォームから、子育ての悩み、夫婦の関係など、ご相談いただいてもいいです。

十和田までおいでいただける方であれば、どうぞ我が家にお越しください。子どもを遊ばせながら、お話聞きます。月、金が比較的都合はいいのですが、日程はご相談ください。

先の予測

子育てで、一番大変と感じるのは第一子の時です。長男、長女のときです。

初めての子育てで、わからないことだらけで、戸惑うことばかりです。

何で子供はいう子と聞いてくれないのか、何でこんなことするのか、何でねてくれないのか、子どものことを褒めすぎたら天狗になっちゃうんじゃないか、逆に叱りすぎたら、自分はダメな人間だって思ってしまうんじゃないか・・・すべてが初めてのことで、全てがわからないことで、育児書や、ネットの情報を探し、手探りの毎日です。その分、あとあと、あんなに叱らなきゃよかったとか、あんなこと言わなきゃよかったとか、後悔し、寝顔にごめんねと言う毎日。

一人目は、そうやって手探りで育てていくのですが、二人目以降は、一人目の時の経験があるので、ああ、夜は3時間おきに起こされるんだよな~・・・でも、それも、夜の授乳を卒業出来たら、ゆっくり眠れるようになるんだとわかっている。

2,3歳になるとイヤイヤ期が来ても、あ、来た来た!イヤイヤ期!って、構えていられる。そして、それが永遠に続くわけではないことも知っている。

大変なことがあっても、成長と共に終わりが来ることを知っているのと同時に、そういうあどけない時期もいずれ終わりが来ることも知っている。

どこに行くにもぴったりくっついて、後追いしていた小さな手が、いずれ離れて友達と遊ぶようになることを知っている。

川の字になって眠っていて、子どもたちににじり寄られて寝返りも打てなくて、時にお腹に乗っかってきたり、顔を蹴飛ばされたりした窮屈な布団も、いつかは自分一人で広々と寝れるようになることを知っている。

温かな子供のぬくもりや、かわいい寝息を聞いていられるのも、限られた時間だということを知っている。

お散歩のときにつないでいた小さな手は、いつか振りほどいて一人で走っていくようになることを知っている。

抱っこしていた赤ちゃんのしっとりとした重さとぬくもりも、あっという間に大きく重くなっていくことを知っている。

赤ちゃんはいつまでも赤ちゃんではなく、幼子はいつまでも幼くはない。小学生もいつかは思春期になり、18にもなれば家を出ていく子がほとんど。

初めての子の時は、全てが初めてだから、大変なことは、長い長いトンネルの中にいるような気持になるのだけれど、ちょっとだけ、先の予測がたっていたら、今を楽しまなきゃ損だな、って思えてくる。

イヤイヤ期だって、来た~!イヤイヤ期~!って楽しめたりもする。

ちょっと口答えするようになったら、お!成長したな!順調順調(*^-^*)って思えたりする。

もちろん、腹が立つ時もありますけどね。成長の中で必ず通過することだとわかっていれば、心の準備ができるので、全部にカッカとすることもない。

先の予測と言うのは、そういう、成長過程を知っているということ。

ただし、何度も言うように、子どもは親の思うようには育たないもので、子育ては予想外の連続です。

高専に言った長男が起業したいから学校やめたいと言ってきたことも予想外。

ギター職人になりたいというのも予想外。

次男が高校の建築科から、建築関係ではなく、私大のデザインを学ぶ学科に行くことを決めたのも予想外。

でも、そんな予想外も、子どもたちの一度きりの人生だと思えば、好きなことを思う存分やればいいと後押ししてやるしかないなと思う。

親の手を握り、ママだいすき!と腕の中に飛び込んできてくれる子どもは、18年で自分の人生を歩き始める。

今しかない、かわいい時期を存分に楽しみ、親の手を離れるその時まで、一瞬一瞬を愛おしくてたまらないと、見ていてやりたい。

生まれたときは、ほやほやで、かわいいかわいいと新しい家族として
迎えられ。
お世話されながら育った末っ子も
いろんなことができるようになり
自分でいろんなことに挑戦するようになり・・・(パンツが出てるところが、子どもっぽくてまたかわいいわけで)
こんな風に抱っこできる期間もあと数年と思うと、こんな時間も愛おしい。

今はもう、親とどこか行くより、友達と遊んでいたい、そんな時期に差し掛かっている末っ子。

そんな末っ子も8歳。あと10年もたてば、長男のように、自分がやりたいことを見つけて離れていくのだろう。

音楽の世界に興味をみつけた長男は、その道をひた走る。

プレーパーク・イベント情報

★4/6㈯12:30~15:30 高校生アーティスト杜野すみれちゃんによる”大絵描き”

青森市総合社会教育センター3F・多目的室(途中参加・途中退場OKです)


【参加費】
0歳~お一人300円
(材料費等に使わせていただきます) ※汚れてもいい服装でおいでください

4/20㈯~21㈰ アースデイ青森 20日12:00~21日16:00


はぴちる&あぼプレコラボでアースデイイベント内でプレーパーク開催

【場所】小川原湖観光センター・レイクピア

プレーパークは

一日目12:00~16:00

二日目10:00~16:00

★5/5(日)10:00~6(月)15:00 春の森冒険キャンプ


【森の中で、子どもの生きる力を身につけよう!】

(小学生以上子どものみの参加OK/保護者送迎必須/ 5日10:00現地集合)

飲み水と、5日のお昼のみ昼食持参ください。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_3446-1024x683.jpg です

春の森は山菜の宝庫。食べられる野草を探しつつ、火おこしして、自分たちで調理しよう!弓矢を作ったり、秘密基地作ったり、木の枝を削って自分で箸を作ったり。教科書では学べない、本物の体験を子ども達に!

【一泊二日】

大人7000円

小学生以上5000円

幼児1000円

【5日のみデイキャンプ】

大人3500円

小学生以上2500円

幼児500円

【場所】

東北町のキャンプ場(お申込みいただいた方に詳細をお伝えします)

【定員】

子どもが7人程度になったら締め切らせていただきます。

(※現在子ども二名お申し込みあり。…あと五名程度)

★5/18㈯ 10:00~15:00 駒っこランドプレーパーク

友だち追加


プレーパークは、皆様からの寄付により材料費や交通費をあて、活動しております。活動費のお振込みも随時受け付けております。

活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

11月に出版しました、「悪ガキたちの秘密基地」も、よろしくお願いいたします。

やりたいことをやりたいときにやれる時、子どもは伸びる


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『子どもの可能性を広げる遊びのヒント』というイベントで、プレーパークも同時開催で、実験、アート、木工、いろんなことを一日で体験してもらいました。

実験は、ひととおり一度みんなに見てもらったあと、自由に自分でできる状態にしておきましたが、それぞれ、木工やりたい子、実験やりたい子、アートを作りたい子、自分のタイミングで自分の好きなことをやる姿が見られました。

遊びは流動的に変化していきます。1つに集中していたかと思うと、別な何かをひらめいて、別な何かをやり始めるというように。

でも、その時その時に集中し、満足し、次に移るわけです。そんな子どもはHappyです。そういう状態はフロー状態ともいいます。

「フロー状態」とは、その人が最高で最大限のパフォーマンスを発揮できる状態であり、フロー状態のときにイノベーティブ(革新的)でブレイクスルー(限界/常識を突破する)を起こすことができる意識の状態のことです。

やりたいときにやりたいことができる子どもは、そういう時に伸びていくのです。

フロー状態(深い集中)をたくさん経験させる


モンテッソーリ は、子どもの能力を伸ばすため、「集中力」が大切だとしています。この集中力が、得意なことや好きなことを「誰にも負けない才能」に育てるためにとても大切です。
深く集中している状態を「フロー状態」と呼び、子どもが自分の持っている才能を存分に引き出すためには、乳幼児期にどれだけこのようなフロー状態を経験できるかが重要になると考えられています。

ひたすらドングリを転がし、どんぐりの転がる速さに気が付いた女の子。どんぐりの分類を始めました。

普段、プレーパークをやっていても感じるのですが、ものづくりをしている時、お絵かきしている時、小さな子がひたすらドングリを転がし続けている時など、いろんな場面でフロー状態(深く集中している)の子どもたちの姿を見ることができます。

プレーパークでは、基本的に大人は見守るようにしています。ちょっと手伝ってほしいと、子どもがヘルプを求めたときには手を貸すこともありますが、あれはダメ、これはダメ、ああしなさい、こうしなさい、こうしたほうがいいんじゃない?と、子どもの集中を途切れさせるような関わりはしないようにしています。

すると、子どもたちは、やりたいことに思う存分集中しはじめるのです。

木工は、子ども達も、大人も集中します。
色水タワーづくりに集中しています。
バケツからバケツへ水を移すこと、たったそれだけに、ず~っと集中し続ける子も。

イノベーション(革新)をおこせる人に

企業が生き残るためには大胆な変化が必要だからです。

変化するからこそ、進化してきた私達人類。

これからの時代、求められるのは、言われたことをただこなせばいいだけの人より、これがやりたい!といってプロジェクトを立ち上げられる人、どんどんプレゼンできる人、イノベーションを起こせる人なのです。

冒頭で、フロー状態のときにイノベーティブ(革新的)でブレイクスルー(限界/常識を突破する)を起こすことができると書きましたが、まさに、常識を突き抜け、イノベーションをおこすのは、子ども時代にたくさんのフロー体験を経験してきた子ではないかと思っています。

ずっと一人で集中してると思ったら、ドラムセットを作っていました。貝殻はシンバルです。

普段は大人の都合もあるから、「次の所行かなきゃいけないから、もう終わりにして」「さあ、もういいでしょ」「そんなに散らかして!片付けてから次のことやりなさい」というようなことを言ってしまうことが多いのですが、それも、仕方のないことです。いつもいつもとことんやらせてあげられるわけではありません。

でも、たまにはこんな風に、今日は何をやってもいい日、と決めて、満足いくまでやらせてみる日があってもいいのではないでしょうか。

集中して、「できた!」と、満足し、「もっといいこと思いついた!」って再びトライし、集中し、その繰り返しができることは、子どもにとって幸せな瞬間です。

そんな体験を何度も積み重ねていくことで、自分の好きなことが見つけられたり、創造力が育まれていくものです。

おうちではちょっと・・・という方は、お近くのプレーパークに来てください♪

プレーパーク・イベント情報

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

3/31(日)10:00~15:00

三沢シェアオフィス材(マックスバリュ向かい)
〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

※材の裏手に数台の駐車スペースはあります

ギター職人である長男の企画した、オリジナルキーホルダーづくりの講座(有料)と、プレーパークは10:00~15:00まで無料で同時開催しております。

こんな本格的な電動工具を使います。
こちらは息子のバンドのグッズ。こんなかっこいいキーホルダーも作れます。


★4/6㈯12:30~15:30 高校生アーティスト杜野すみれちゃんによる”大絵描き”

青森市総合社会教育センター3F・多目的室(途中参加・途中退場OKです)

【参加費】
0歳~一人300円
(材料費等に使わせていただきます) ※汚れてもいい服装でおいでください

4/20㈯~21㈰ アースデイ青森 20日12:00~21日16:00

にて、プレーパーク開催【場所】小川原湖観光センター・レイクピア

★5/5(日)10:00~6(月)15:00 春の森冒険キャンプ

【森の中で、子どもの生きる力を身につけよう!】

(小学生以上子どものみの参加OK/保護者送迎必須/ 5日10:00現地集合)

春の森は山菜の宝庫。食べられる野草を探しつつ、火おこしして、自分たちで調理しよう!弓矢を作ったり、秘密基地作ったり、木の枝を削って自分で箸を作ったり。教科書では学べない、本物の体験を子ども達に!

【1泊2日】

大人7000円

小学生以上5000円

幼児1000円

【5日のみDayキャンプ】

大人3500円

小学生以上2500円

幼児500円

【場所】東北町のキャンプ場(お申込みいただいた方に場所の詳細をお伝えします)

★5/18㈯ 10:00~15:00 駒っこランドプレーパーク

【あぼプレ】

「三沢市民の森屋内プレーパーク」開催します!

【日時】3/26(火)と4/4(木) 13:00~17:00
【場所】三沢市民の森屋内ゲートボール場(趣味の家となり)

木工あそび、工作あそび、段ボールあそび、なわとび、トランポリン、バドミントン、ボール遊びなどができます。新聞プールもあるよ!

屋内ゲートボール場でのプレーパークは、天候に左右されずに子どもたちを思いっきり遊ばせたい!ママたちもおしゃべりしたい!という思いで1年前に始まったあそび場です。
飲み物とおやつもって気軽にあそびに来てね~☆パパ大歓迎☆

【こももプレーパ】

★3/30㈯10:00~15:00  中央市民センターの木工作室

★5/12㈰ 9:00~ アピオ青森 ごじゃらっと広場

友だち追加

プレーパークは、皆様からの寄付により材料費や交通費をあて、活動しております。活動費のお振込みも随時受け付けております。

活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

11月に出版しました、「悪ガキたちの秘密基地」も、よろしくお願いいたします。

夢中になることで、遊びは広がり、つながっていく


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土曜は駒っこランドでプレーパークでした。

どんぐり転がしに夢中になる子。

工作に夢中になる子。

いろんな親子を観察していると、1つの遊びから、違う遊びを思いつく子。エンドレスに同じ遊びを繰り返す子供。
親子で来ていると、親御さんが夢中になってしまうことも。

「輪ゴムでっぽう懐かしい!昔よく作ったな~」「ほら、こうやってやるんだよ」と、子どもに教える方や、布や毛糸で素敵な飾りを作って持ち帰る方もいます。

遊びはいろんな広がりを見せ、親から子へ伝えられ、時にはおじいちゃんから孫に伝えられ、つながっていきます。

孫が、もう遊んでくれないんだよ

遊んでいると、一人のおじいさんが、興味ありげに歩み寄ってきました。

「何やってるんだ?」というので、「ここでは、何やってもいいんです。自由に遊ばせているんですよ」と、話すと、おじいさん、嬉しそうに話し始めました。

「うちも、昔は孫にいろいろ作ってやったんだよ。孫が小学生までは、毎日、『じっちゃ、小屋行こう!』って言われて、木でコマも作ってやったし、竹トンボ作ったり、いろんなもの作ってやったんだ。孫も高学年までゲームなんかやらないで、俺とよく遊んでたんだ。」と。

「でも、孫も高校生だから、もう遊んでくれなくなってな。」と語るおじいちゃんは、ちょっぴり寂しそうでした。

聞くと、このおじいちゃんのおじいちゃんも、そうやってよく遊んでくれたんだとか。だから、このおじいちゃん、そうやって孫と遊ぶのが当たり前だったろうし、おじいちゃんにとって、それが喜びでもあったんだろうなと。

うちも、おばあちゃんが生きていた頃は、忙しい私に代わって、おばあちゃんは毎日毎日孫たちに遊びをせがまれていました。

「おばあちゃん、折り紙やろう!」

「一緒に塗り絵やろう!」

「かくれんぼしよう!」

そうやって座ってなんかいられないぐらい遊ばせられていたおばあちゃんですが、孫たちと遊ぶようになって、とても元気になっていきました。

お年寄りと子どもは、とても相性がいい。できることなら、一緒がいいと思っています。どちらにとっても、いい影響があるから。

今のパパママは、忙しい。だからこそ、そばにおじいちゃんおばあちゃんがいたら、ほんとはものすごく助かるんですよね。

お菓子を与えすぎるとか、甘やかしちゃうとか、親にとってはいいことばっかりでもないかもしれません。

逆に、孫を預けられっぱなしで疲れて辟易しているおじいちゃん、おばあちゃんもいるのですが・・・、それでも、こどもにとっては、安心できる場所だったりします。

おじいちゃんおばあちゃんから、孫に伝えられる遊びもある。

おじいちゃんおばあちゃんも、孫といると元気になる。

「もう、孫が遊んでくれないんだよ」なんて言えるくらい、いっぱい遊んであげられたら、きっと、お孫さんは大きくなって、おじいちゃんになった時、きっと、孫と遊ぶいいおじいちゃんになるでしょうね。

こうしてつながっていく温かさを、大事にしていきたいですね。

プレーパークに、そんなおじいちゃん、おばあちゃんも来てみたらいいと思います。そこで、また昔を思い出して楽しく過ごせるんじゃないでしょうか。

遊びの広がり

どんぐり転がしに夢中になっていた子。しばらく転がしていると、どんぐりを分類し始めていました。

どうやら、早く転がるどんぐりと、ゆっくり転がるどんぐりを転がるスピードによって分類していたようです。

どんぐりの大きさ、中身、形、それぞれ違うので、転がるスピードが違うということに気が付いたようです。

夢中になって遊んでいるうちに、気が付くことがあるんですね。

子どもの考える力ってすごいです。

パパも、子どもの遊びを邪魔することもなく、ただただ温かく見守っていました。こんな発見をする子どもに出会えるのは、うれしいことです。

別な日には、大きいお兄ちゃんが、小さい子に、コマの回し方を教えてあげてくれていました。

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遊びの広がりは、思いもかけないことになることもあります。

色水遊びを始めると、気が付くと、ジュース屋さんになっていることもあります。

ボール転がしから、水流しに変わり、どんどん遊びは広がります。

こんな遊びの広がりやつながりは、とても流動的に生まれてきます。

子どものいろんな可能性は、こんな流動的な遊びから生まれてくるのかもしれません。

子どもの可能性を広げる遊びのヒント

3/23(土)十和田市東コミュニティセンターにて、「子どもの可能性を広げる遊びのヒント」と題して、ワークショップとプレーパークを行います。

午前は有料ワークショップ。

午後は入場無料のプレーパークがあります。

第一部 10:00~11:00 【科学の扉】

おうちにあるものでいろんな実験をしてみよう!

火を使った実験は、必ず大人と一緒にやろう!

第二部 11:00~12:00 【ものづくり・アートの扉】

工作や、アートなど、様々な素材の中から、好きなものを作ってみよう!
(例)コラージュ、段ボールや空き箱、紙コップなどを使った工作など。

※会場には、遊びの参考になるような絵本や図鑑、本などを展示します。自由に手にとって見てみてください。

第三部 12:30~15:00
プレーパーク
誰でも参加無料、出入り自由。自由に遊んでね♪

【参加費】

①午前の部(第一部、第二部あわせて)
大人500円 子ども200円(材料費として)
※小学生未満は保護者同伴

②午後の部(第三部)
参加無料

【参加申し込み】
イベントの参加ボタンを押してください。参加費は当日お願いいたします。

※3/20は国際幸福デーです。Happy dayにちなんで、子どもたちが、よりHappyになれるようなイベントを企画しました。
目の前に広がる楽しい世界にワクワクしながら、最高にHappyな一日にしましょう♪

このイベントは、Happy Day in Nagoya2019に参加しています。

このイベントでは、参加前と参加後のアンケートをお願いしています。
参加ボタンをポチっとしてくれた方へ、後日アンケートフォームを送らせていただきますので、ご協力お願いいたします。

その他、イベント・プレーパーク

3/31(日)10:00~15:00三沢シェアオフィス材(マックスバリュ向かい)
〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

ギター職人である長男の企画したオリジナルキーホルダーづくりの講座がありますので、こちらも併せてチェックしてくださいね。

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

★4/20㈯,21㈰ アースデイ青森・in小川原湖

★5/5~6 春の森冒険キャンプ

詳細は後日

LINE@に登録いただき、スタンプを何か一つ押してください。イベント情報・プレーパーク情報をお伝えいたします。

友だち追加

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

プレーパークは、皆様からの寄付により材料費や交通費をあて、活動しております。活動費のお振込みも随時受け付けております。活動を続けていくために、どうぞ、ご協力をお願いいたします。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981

シンドウサチコ

あの日


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8年前のあの日。東日本大震災。

遊びに来ていた子どもたちに、震災の話をしました。

息子は今二年生。あの日、まだ7か月の赤ん坊でした。遊びに来ていた子は当時二歳。震災の記憶は、彼らにはありません。だからこそ、伝えたい想いがたくさんありました。

あの日、わたしは

あの日、まだおばあちゃんが生きていて、介護状態のおばあちゃんと、居間で揺れを感じていました。水槽の水があふれんばかりに揺れ、おばあちゃんの手を握り、赤ん坊だった息子を抱いて。

いつもより、ちょっと大きい地震だな~、ぐらいにしか、その時は思っていませんでした。

上の子たちは、ちょうど下校時間。

大丈夫だろうかと心配していたら、「ただいま~!」と帰ってきました。「大丈夫だった?」と聞くと、下校途中、工事していたおじさんが、「大丈夫か?ここをゆっくり歩いていきなさい」と、こどもたちに声かけながら通してあげてくれたそうでした。

その後、間もなく停電し、地震がどんな状況なのかもわからないまま過ごしました。幸い、水は出ました。電気がないならないなりに、キャンプ用のコンロを出して晩御飯の調理をしました。

その日、アフタフバーバンの北島さんが、ちょうど十和田に来ていました。十和田市内のホテルに宿泊していたけれど、エレベーターが停電で使えないことなどから、体育館に避難するように指示があったようでした。NPO子どもセンターハピたのの中沢さんから、そういうわけで、北さんをうちに泊めてもらえないかと連絡がありました。

停電で、ちょっぴり心細かった我が家に北さんを迎え、なんだかちょっぴり心強い気がしました。こんな時は、一人でも多い方が安心するものです。

停電でも、我が家には太陽光パネルがあったので、太陽光パネルから非常用電源をとって、日中は暖房をつけることができました。

その後、ラジオで、日本海側が津波の被害で大変なことになっているらしいことを知りました。

北さんは、普段はとてもよくしゃべる方で、その場を楽しくさせてくれるような方です。でも、その日の北さんは、仲間や友人の安否の確認が取れないと、終始無口でした。

ろうそくの灯りの中、みんなでご飯を食べ、その日は居間にみんなの布団を敷いて、川の字になって早めに眠りにつきました。

何の音もしない、静かな静かな夜でした。

翌日からも、2日間停電は続きました。

北さんも、日中は楽しく子供たちと遊んでくれました。

末っ子は布おむつだったので、洗濯機が回せなかったのがちょっと困ったけど、冷たい水で手洗いして、紙おむつもいくつか購入して乗り切りました。食べ物も、スーパーに物がなくなっていったけど、買い置きしているものや、米や野菜ははあったので、2日間はさほど困ることもなく過ごせました。

元探検部の私たち夫婦にとっては、2日ぐらいの停電は、山でキャンプするのとそんなに変わらない感覚でした。停電を、むしろちょっと楽しんでいたようなところもあったかもしれません。

その後、電気が復旧すると、北さんは帰っていきました。

子どもたちにとっては、ろうそくの灯りや、非常用電源からしか使えない電気、いつもと違う不便さはあったけど、それほど大変だったという感覚はなかったかもしれない。

子どもたちを不安にさせまいと、停電を楽しむように過ごしていたこともあったし、電気が当たり前にあるって、ありがたいことだよね~なんて言いながら過ごしていました。

でも、電気のついた瞬間のホッとしたこと。

ところが、電気が復旧してから、テレビの映像で見た三陸の津波の様子は、衝撃でした。

自分たちが、ちょっと、非日常を楽しんでいる間に、こんなことになっていたのかと、愕然としました。

そして、福島の原発事故に、震えました。

何とかしなければと思いました。

でも、赤ん坊のいる身で、自分にできる事なんか何もないとも思いました。

何もできない自分にもどかしさを感じていました。

今を大切に生きてほしい

あの日を境に、全てが変わってしまった人たちは、本当にたくさんいます。

子ども達には、津波の恐ろしさも伝えていかなければならない。今、海沿いに住んでいなかったとしても、いつ、そういう地域に住むようになるかわからないから。

放射能の事も、ちゃんと伝えていかなければならない。

自分や家族の身を守るために。

災害があったときに、助け合うことの大切さも伝えていきたい。

そういうことと同時に、毎日の何気ない日常が、どれほど幸せなことかということも、子ども達には伝えていきたい。後悔のない毎日を送ろうと、伝えていきたい。

大切な家族を失って、最後となった家族との会話に、後悔してもしきれない人もいる。

最後だとわかっていたなら、私は何を伝えるだろう。

そんな気持ちを込めて、小学校での今朝の朝の読み聞かせでは、『ひまわりのおか』と、『最後だとわかっていたなら』を読みました。

流れる涙を止められませんでした。

大切な人と過ごす、何気ない時間を大切にしてほしい。

他愛もないことで笑いあえる日常の幸せを感じていてほしい。

あの日を忘れない。

それは、今を大切に生きてほしいということでもあります。

主人も、高校生の時にお父さんを亡くしています。

お父さんに言った最後の言葉を、今でも後悔しているようです。

ちょっと手伝ってくれと言われたことに対して、「今、忙しいからできない」と、ほんとはそんなに忙しかったわけでもなかったのに、ちょっと面倒なだけだったのに、その一言が最後の言葉になってしまったと。

「ありがとう」や、「あなたを愛しているよ」とか、「ごめんね」など、普段ちゃんと伝えているかな。

どうか、今日一日を後悔のないように。

プレーパーク・イベント情報

日々、後悔のないように、私達も、やりたいことを、精一杯やっております。

★3/16(土)駒っこランドプレーパーク・交流館

 10:00~15:00

3/23(土)子どもの可能性を広げる遊びのヒント

10:00~15:00

3/31(日)室内プレーパーク&オリジナルキーホルダーづくり

場所:三沢シェアオフィスBLUE by 材株式会社

〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

★5/4~5 春の森冒険キャンプ

参加者募集中

※詳細は後程

友だち追加

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

【ゆうちょ銀行】記号18420 番号07138981 

シンドウサチコ

「何をするか」より「どうあるか」


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先日、青森県のとある中学校での立志式でのこと、たくさんの子ども達が発表した「10年後の自分」の姿に、感動しました。

よくある、「私は将来○○がしたいです。そのために頑張ります」みたいな職業名を語るのではなく、10年後の自分は何をやっているか?という内容だったのですが、「周りを笑顔にしています」という子がとても多く、仕事としては、トリマーや、美容師、パン屋さんや消防士、建築士、先生、など、様々あったのですが、それぞれ、その職業についている自分が、周りの人を笑顔にし、人の役にたってる自分をイメージした発表でした。

この子達は、きっと、これから先夢が変わったとしても、根本にある「周りを笑顔にしたい」ということがあれば、何をやったとしても、イキイキと生きていけるのではないだろうかと思いました。

「何をするか」より、「どうあるか」を持った子供たちは、自信にあふれ、堂々としていました。

私たち大人は、そこを子どもたちに伝えていかなければならないんじゃないかと、胸が熱くなりました。

大人がどんな想いで関わるかで、子どもたちは変わっていく

この中学には、水木先生というとても素敵な先生がいるのです。中学一年のころにはドリームマップの授業をし、二年生には、修学旅行で、本気で夢を追いかけ、人生を楽しんでいる素敵な大人たちの話を聞く機会を設け、自分たちの町を元気にする方法を考える授業をし、とにかく、子ども達の未来を本気で考える、熱い想いを持った先生なんです。

そんな先生のことを、子ども達も信頼し、尊敬しています。

中学生なんて、反抗期真っ盛りです。先生の悪口、学校への不満があふれているような時期です。そんな時期の子ども達が、「 水木先生は、いつも全体を見てくれている先生です。それから、一人一人の心の中まで見てくれています。ぼくの、憧れの人なんです。」 なんて話していたと聞きました。

大人がどんな想いを持って子どもたちに接しているか、子ども達にはちゃんと伝わっているんだな~って、思いました。

「何をしたいか」より「どう在りたいか」を心に持たせることは、その先、たとえその想い描いた職業につけなかったとしても、思うようにいかなくて挫折したとしても、夢が変わったとしても、在り方だけは、何をやっても変わらないものとして心の中にちゃんとのこっていたなら、違う道を行くこともできるし、夢が叶うまで努力し続けることだってできる。

子供が手を離れ、一人で社会に出ていくとき、そんな大人に出会ってきたかどうかは、とても大きいのではないかと思うのです。

子ども達が見ている世界はとても狭い。目に見えている目の前の世界しか知らない子供たちに、こんな世界もあるよ、こんな人もいるよ、こんな生き方もあるよと、たくさんの選択肢を示してあげられる大人でありたい。

子ども達の周りにいる大人たちが、目の前の子どもの、今現在の行動がいいとか悪いとか、そんなところにばっかり目を向けるのではなく、その子の未来を信じ、その子自身を信じて関われたなら、この中学校の子ども達のように、堂々と夢を語れるようになっていくんじゃないかと思いました。

人は温かく、この世界は素晴らしい

私たち夫婦が子供たちと関わるとき、いつも意識しているのは、子ども達に、温かい世界を見せたいということ。

人は温かいよ。この世界は安心できるところだよ。この世界はこんなにも美しい。だから、安心していい。この世界を思いっきり楽しんで。

そんなことを子どもたちに伝えられたらと思っています。

確かに、世の中のニュースを見ていると、毎日のように痛ましい事件があり、日本の行く末を案じたくなり、人が信じられなくなりそうになります。人を見たら悪い人だと思いなさいと、知らない人に声かけられたら逃げなさいと、子どもに教えなければならない世の中。

だけど、だけど、そんなニュースに出てくる事件より、身の回りに温かい人はいないでしょうか?

毎日、学校行くとき、「おはよう」って声をかけてくれるおばあちゃんとか、犬の散歩中に、そばを通った小さな女の子とお母さん。「わんわんだ~!」って触りに行く子供に、「さわっていいですか?」って声置かけるお母さんに、「いいですよ~。こうやってにおいをかがせてあげて下さい」なんて、言いながら、犬を触らせてくれる飼い主さんがいたり。日常の中に、あいさつしたり、声かけあったり、そんなちょっとしたコミュニケーション、まだ、身近にあるんじゃないでしょうか?

確かに、危険から身を守りたい。犠牲になってしまった方もいらっしゃるのに、軽々しくみんないい人だとは言えないかもしれないけれど、でも、私は信じたい。

なぜなら、たくさんの温かい人たちに出会ってきたから。冒頭の中学校の水木先生のように、本気で子どもたちの未来を応援している人たちを知っているから。

子ども達により良い未来を手渡そうと、いろんな方面から、頑張ってる人たちを知っているから。

ドリームマップを学校でやって、子ども達に夢の描き方を教えている人がいる。

コーチングで、なりたい自分になる方法を伝えている人がいる。

ドリームプランニングプレゼンテーションで、本気で夢を描いて叶えようとしている大人の姿を子どもたちに見せようとしている人たちがいる。

子どもの居場所になろうと、本気で取り組んでいる人たちがいる。

支援を必要としている人たちのために、何か自分にできることはないかと頑張ってる人たちがいる。

産後のママたちの力になろうと、なんとか切れ目のないサポートをしようとしている人がいる。

子どもが自由に遊べる遊び場を作り、イキイキとした目の子ども達と出会い続けている人たちがいる。

学校に行けない子供たちのために、居場所になろうとしている人たちがいる。

親と一緒に暮らすことができない子供たちのために、里親になったり、里親と言う活動を広めようとしている人がいる。

片付けを通して、心の在り方を子どもたちに伝えている人がいる。

たくさんの温かい大人達を、私は知っている。

みんな、子ども達に、よりよい未来を手渡そうとしている人たち。

みんな、周りを笑顔にしてくれる、そんな人たち。

だからこそ、人は温かいよ。安心できる場所だよって、私は言いたい。

不安や恐れや、恐怖の世界も、自分がフォーカスする世界を変えることで、温かい世界に変えることができると、私は思っています。

1.6km以内に住む兄弟が幸福になると、その兄弟を持つ本人も平均約14%幸福度が上昇するという研究結果もあるそうです。

距離は、諸説あるようですが、幸せは伝染します。

笑いが伝染する、という素敵な動画もありますね。

結局、目の前の人を幸せにする。自分と関わりのある人たちを笑顔にする。

そうし続けることで、自分の周りから、波紋のように幸せが広がって、笑顔が広がって、そういう人たちがあちこちにいたら、どんどん幸せは伝染して、結果、世界は温かく幸せな世界になる、なんていうことも夢じゃないと思うのです。

私達も、震災後、子どもたちの未来のために、原発なんて危険なものはいらないと、反原発運動に力を入れていた時期がありました。毎週金曜の夕方、二歳の息子を連れ、「原発反対!」「再稼働やめろ!」と、連呼しながら街を歩きました。反原発運動に関わっている方々は、本当に心から、子どもたちの未来を心配している人たちです。心の温かい人たちです。熱い想いと、何とかしなければという焦りと、でも、同時に、社会に対する怒りと、原発に対する不安と、政府に対する批判を常に抱えていました。そして、どこか辛そうでした。

デモから帰って来た夜、ソファーの上でぴょんぴょん跳ねながら、「げんぱちゅはんたい~」「さいかどうやめろ~」って無邪気に叫ぶ二歳の子どもを見て、はっとしました。

違う。私がこの子に伝えたいのは、そんな言葉じゃない。

この世界は美しいんだよ。君のいる世界は、すばらしい所なんだよ。人はみんな温かく、優しい世界なんだよ。

そういうことを私たちは伝えたかったはず。

怒りや非難や批判、恐れや不安でいっぱいの世界を、この小さな子の心に植え付けちゃいけないと、気づきました。

その日から、デモに行かなくなりました。

ブログやFBで投稿するのは、人が見て、幸せになることだけにしよう、そう決めました。

子ども達の幸せな未来を作ることに力を注ごう、そう決めました。

私達の活動は、その頃から変わり始めました。

そうしたら、出会う人が変わってきました。

子ども達の未来をよくしようと本気で考えている人たちで、私の周りはいっぱいになりました。

世界を変えるのは難しいかもしれない。でも、目の前の人を幸せにして、目の前の人を笑顔にして、口に出す言葉を変えていったら、いつかきっと、世界は変わる。そう信じています。

どんな姿を子どもたちに見せていきたいか、どんなあり方を子どもたちに示していきたいか。そこが大事で、そう思えばこそ、何をするかが決まってくるように思います。

Happy day

3/20は、国連が定めた世界幸福デーだそうです。

それにちなんで、Happy Day2019という企画が立ち上がりました。3/1~3/24までの間に、日本(世界)で、同時多発的にみんなが幸せを感じるイベントを企画しようと、あちこちでいろんなイベントが行われます。

詳しくはHPをのぞいてみてください。どこにいても参加可能なzoomを使って参加できるものもありますし、それぞれの地域で開催されるものもあります。

私達も、その規格の一つとして、3/23に、十和田市東コミュニティセンターにて、「子どもの可能性を広げる遊びのヒント」として、講座&プレーパークを開催します。

お近くの方は、ぜひ、チェックしてお申し込みください。

また、Happy Day企画ではありませんが、ギター職人である長男の企画したオリジナルキーホルダーづくりの講座も3/31にありますので、こちらも併せてチェックしてくださいね。

電動工具を使ったオリジナルキーホルダーづくり&プレーパーク

電動工具を使って、木材をカットしたり、レーザープリンターで自分のオリジナルの絵でキーホルダーに加工していきます。

長男はこの仕事を最後に、青森を離れ、仙台に移住します。

そこで、音楽活動をしながら、ギターを作り、加工し、独立起業します。高専を中退し、ギターづくりをしたいと言われたときは、正直悩みました。

自分の好きなことを仕事にしなさいと言ってきましたが、いざ、自分の子どもにそう言われると、うろたえるものです。でも、本人が本気でやりたいというのなら、応援してやろう、そう思いました。

でも、実際学校をやめてみて、やり始めてみると、言うだけの時と、実際やるのでは大違い。なかなか思うようにならなかったり、本人の中にもたくさんの葛藤がありました。

そんな長男の十和田最後のイベントです。

どうぞ、応援してやってください。

子育ては期間限定というお話


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21年間、4人の子育てをしてきて感じるのは、子どもとがっつり関われる時期は10歳ぐらいまでしかない、ということです。

先日、『はっぴ~らいふケア』のながおきみのり先生のパパ向け講座で、みのり先生のパパヨガと、パパ向けのお話し会として私達夫婦でお話しさせていただきましたが、前半は『ママを笑顔にするパパの関わり方』、後半は『子育ては期間限定』というテーマでお話ししました。今回は講座の中でお話しした、後半の『子育ては期間限定』というお話しで、話しきれなかった部分をお伝えしたいと思います。

ギャングエイジになると、親より友達

小さいうちは、家族でお出かけしたり、家族単位で行動しますよね。でも、これが、10歳近くなると、友達を優先するようになってきます。

9~10歳ごろのそんな時期をギャングエイジ=「仲間時代」「大人からの旅立ち時代」と言うそうです。
小学校の中・高学年ぐらいから見られ、子ども同士でグループを作り、
親や教師などの大人よりも友人関係を大切にしはじめます。 「今まで学校の話をしてくれたのに家に帰ってきても全然話してくれない」「注意をすると反抗的な態度になったり、口答えをする」など、ギャングエイジと呼ばれる反抗期の子供には、次のような特徴があります。

  • 親や大人が見ていないところで、子供たちだけで活動する
  • 仲間同士だけの合図・約束・秘密の場所等を共有する
  • 学校の決まりや親との約束を破る
  • 親や先生の言うことを聞かない・言い訳や口答えをする
  • 大人びた仕草や、悪い言葉使いをする
  • 隠れていたずら・悪さをする

子ども達のそういう変化を見て、言うことを聞かなくなったと困ったり、戸惑うこともあると思います。でも子どもは、この時代を通して、社会のルールを身につけていきます。統率、反抗、離反、規律、友情、差別などなど。いわゆる大人社会に入るための基礎を、この時代に、友達関係の中で身につけると言われています。実は、成長過程でとても大事な時期なのです。

ただ、最近、習い事や部活などで、友達同士で遊ぶ時間がなかったり、ゲームやスマホで友達と関わらなくなった子ども達も増えてきているので、ギャングエイジでの人間関係を経験しないまま思春期に突入する子も増えているそうです。

すると、思春期になって、相手の感情をくんで自分の感情をコントロールすることができなかったり、 ストレスに耐えて葛藤を克服することが難しくなってしまいがちになります。

そんな、子供の成長に欠かせないギャングエイジをちゃんと経験させてあげるためには、9~10歳ごろ、「友達と遊びたいから、(おうちの人と)一緒に行かない」と言うようになるのを歓迎しなくてはなりません。

そうやって、どんどん親から手が離れていく子供たちを、いつまでも心配して、親のコントロール下に置いてしまわないように、気をつけたいものです。

親としては、週末、せっかく子どもとお出かけしたいと思っているのに、「行かない」と言われると、寂しいものですが、それも正常な成長過程と思って、「行かない」と言ったら、「お、きたな!」と、喜んで迎えてほしいのです。

必ずそうやって子供は親離れするときがやってきます。

そしてその時期、安心して親離れができるように、心の安心できる基地を作ってあげておく必要があります。心の安全地帯は、それまでに親子でたっぷり触れ合い、向き合い、遊んだ記憶で作られます。

子どもとがっつり関われるのは10歳まで

そういうわけで、子どもとがっつり遊べるのは10歳までと考えておいた方がいい。

そして、もう一つの要因は部活や習い事です。4年生ごろになると、部活を始める子が多くなります。それも実は、ギャングエイジの影響もあるのですが、友達がやってるからやりたい、仲のいい子たちが次々部活を始めると、自分も・・・となるものです。そして、一旦部活を始めると、もう、それ以降の土日は、ほとんど部活で終わってしまいます。特に運動部はハードです。ミニバスや野球、サッカーなどは、毎週のように試合。夏休みもほとんど毎日練習。お盆や正月にさえ試合が入ってくることも。

そうなってくると、試合の送り迎え、時には遠征もあったり。もう、家族で楽しむ休日は激減します。

そういう意味で、特にパパは、10歳までにしっかり関わっておかないと、親子の信頼関係は築けないまま、そのまま思春期に突入してしまいます。ママは、やっぱり普段日常的に関わる時間が長いので、そこまででもありませんが、パパは、家族と関わる時間を意識的にとっていかないと、子どもと関わる時期を逸してしまいます。

そのまま思春期になって、さて、ここは父親の出番!とあれこれ子どもに言ったところで、子どもは「何をいまさら」と、全く言うことを聞いてくれなくなります。

小さい頃に触れあった記憶はいつまでも残る

小さい頃に、触れ合った記憶と言うのは、結構年を取ってからも残っているものです。

私自身の話をしますと、私の父はなかなか頑固者でして、思春期の頃は、実は父のことが大っ嫌いでした。でも、結婚して、子どもを持ち、ふとした瞬間に、父に肩車された記憶を思い出したのです。桜祭りの人ごみの中、ひょいと肩車され、今まで人の足しか見えなかった視界が、急に高くなり、人ごみの中、たくさんの頭が見える風景がありありと思い出され、「わたあめ食べたいな♪アイスクリーム食べたいな♪ホットドック食べたいな♪」と、上機嫌で歌っていた自分を思い出しました。

その時初めて、子どもに無関心なように見え、大嫌いだった父だったけど、ちゃんと自分の事、かわいがってくれてたんだと気づきました。ただ単に愛情表現が不器用だったんじゃないかと思えるようになりました。そしたら、私の父に対する感情は180度変わりました。

恐らくあれは、保育園時代だったんじゃないかと思います。幼い頃のそんなふれあいの記憶は、嫌な思いまでも書き換えてくれる力がありました。

0歳から3歳までは、一番子育てが大変な時期で、その時のパパの関わり方次第で、ママのその後の旦那さんへの愛情曲線が低迷したままになるか、復活するかが決まります。0~3歳までは夫婦関係にとっても大事な時期ですが、子どもの脳の発達にとっても大事な時期です。 3歳までに脳の神経細胞の80%は出来上がるといいますから。
でも、0~3歳までの触れ合った記憶というものは子どもの記憶にはなかなか残りません。ただ、その間、パパも積極的に関わっていくことで、パパにもオキシトシンが出て、子どもがかわいく思えてくるのです。

このオキシトシン、人と人とがふれあうことで分泌され、信頼と親密の絆を生み出すホルモンです。脳内のオキシトシン物質が増えると、他人に対する信頼感、誠実さ、寛大さが高まります。 オキシトシンは、出産の際に大量に分泌され、おっぱいを作り出す作用もあり、『愛情ホルモン』と呼ばれています。ママは自然に分泌されるけど、パパは積極的に赤ちゃんと触れ合うことで分泌されます。

この時期、パパも子どもと触れ合うことで愛情ホルモンがたくさん分泌されれば、3歳以降も子どもと関わることが自然とできるようになります。

そうやって、3歳以降小学校低学年ぐらいまでの触れ合った記憶は、割と鮮明に子どもの記憶に残ります。幸せな記憶として、ちゃんと刻まれていくのです。

プレーパーク・イベント情報

★2/23(土)駒っこランドプレーパーク・

交流館 10:00~15:00

※冬季、土曜は食堂は営業しておりません。そり遊びしたり、お馬さん見たり、プレーパークで遊んだりと、お昼を挟んで遊びたい方は、お弁当持参でどうぞ♪

★2/24(日)五戸町公民館にて講演会(講師:新藤潤一)と段ボール遊び

【ママと子どもを笑顔にするパパの関わり】

10:30~11:30・・・講演
12:30~14:00・・・段ボール遊びなど

★3/16(土)駒っこランドプレーパーク・

交流館  10:00~15:00

★3/31(日)室内プレーパーク&オリジナルキーホルダーづくり(予定)

場所:三沢シェアオフィスBLUE by 材株式会社

〒033-0041 青森県三沢市大町2-4-7 2F 

※詳細が決まり次第お知らせします。

こちらのイベントは、普段、ギターづくりをしている長男とのコラボイベントになります。電動のこぎりやレーザープリンターなど、普段使うことのない電動工具を使ったキーホルダーづくりを予定しています。

プレーパークは終日無料、出入り自由。

キーホルダーづくりは午前午後、人数限定で有料でワークショップ開催します。

ちなみにこちらは、長男による手作りギター。

普段は仙台を中心にバンド活動をしています。

息子のHPです↓。

h・s・LABORATORY

★5/5(日)~6(月)春の森冒険キャンプ(予定)

こちらも、詳細が決まり次第お知らせします。

はぴちるLINE@では、はぴちるプレパ情報など、随時配信いたします。

友だち追加

11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

でも、もし、アマゾンで購入した方がいましたら、レビューを書いていただけるととてもうれしいです。よろしくお願いいたします。

活動費のお振込みも随時受け付けております。

【ゆうちょ銀行】

記号18420 番号07138981 シンドウサチコ

子供を褒めること、叱ることの難しさ

今、子どもを褒めて育てましょう、ということが一般的に言われるようになってきています。確かに、褒められるのはうれしい。叱られると、否定されたような嫌な気持ちになる。褒められることで自己肯定感が上がり、子どものやる気がアップする効果はあります。ただ、一方で、そうやって、できるだけ叱らず、褒める育て方で育ってきた子供たちが社会に出はじめたとき、打たれ弱いという話も聞かれます。

褒めて育てるのは、確かにいいと思うのですが、叱らない方がいい、と言うことではないように思います。日々、子育てする中で、褒めることと叱ることの難しさを感じています。

褒める子育てで育ってきた10代20代を見ていくと、自己肯定感が低いとか、日本の若者の幸福度ランキングは54位と、とても低い。彼らが育ってきた環境は、どんな環境だったのかを振り返りながら考えてみたいと思います。

2000年前後に、いったい何が起こったか?

「ひきこもり」や「ニート」という言葉が出始めたのは2000年ごろからと言われています。不登校も2000年前後から増加しています。

1990年から2013年にかけて自殺者数は,1309人から1709人に増えています。自殺率にすると、7.0から14.3に上昇しています。

では、その2000年前後にいったい何があったのでしょうか?

まず言われているのは平成不況。バブル崩壊からIT不況まで、1990年代から2000年までの長引く不況と貧困問題。不況と重なって、共働き世帯が増え始めたのが2000年代。

2000年にPlayStation2の発売、1990年代後半携帯電話の普及。

また、モンスターペアレントと言われる保護者が目立ってきたのが1990年代後半。

そして、褒めて育てるのがいいと言われ始めたのが 1990年代と言われています。

ゆとり教育は1990年代から2000年ごろまで。

実は、その頃から、子どもたちの自己肯定感が著しく低下しています。

2011年に行われた『高校生の生活意識と留学に関する調査 』の中で、『自分はダメな人間だ』について、『よくあてはまる』と答えた高校生の比率は、

1980年に12・9%であったのが、

2002年に30・4%と2・5倍に跳ね上がり、

2011年には36・0%と1980年のほぼ3倍にまで増加しています。

どうも、原因は一つではなく、複合的にいろんな問題が絡んでいるように思われます。2000年前後で、日本の環境が激変する中で育ってきた今の10代、20代の子ども達に影響が出ているようです。

社会に出てもちょっと自分と合わないと感じるとすぐに仕事を辞めてしまう若者。

ちょっと注意されただけで会社に行けなくなってしまうメンタルの弱さを抱えた人も。

ゲーム、携帯電話の普及、急速なIT化という時代の流れに伴い、外遊びの減少、友達同士で遊ぶ時間の減少、共働き世帯の増加、物があふれ、何でも欲しいものは買ってもらえる時代。一方で、ちょっと注意されただけで落ち込んだり傷ついたりする打たれ弱い子供、20代から30代に増加している新型うつ病。
家庭の中で、褒めて育てるが一般的に言われ、学校でも、体罰に対する厳しい批判もあり、モンスターペアレントなど、クレームに対する防御からか、厳しい指導がしにくくなっている状態。小さな子が公共の場で騒いでも叱れない保護者に対する苦言も聞かれています。

共働きで忙しく、子どもと関わる時間が少なくなってしまった分、後ろめたさもあり、子どもの欲しいというものを買い与えてしまう気持ちもわからなくはありません。でも、何でも簡単に手に入り、ネットの世界ではちょいちょいと調べれば、何でもすぐ答えが手に入る。がまんしなくていい。嫌なことはやらなくてもいい、ということを学んできた子供たちも多いのではないでしょうか。子どもが傷つかないように、子どもが喜ぶことだけやって、子どもををお客様にしてしまった結果、自己肯定感が上がったとは言えない現状があるように思われます。

褒める事

そうは言っても、褒めることは、決して悪いことではありません。褒め方によっては自己肯定感も上がり、やる気もアップします。褒められると、もっとスゴイことやろう、もっと役に立つことをしようと、進んで何でもお手伝いしてくれるようになります。

子どものいいところを、『いいとこ眼鏡』で探してあげて、あんなとこがいいね、こんなとこがいいねって、誉めてあげる事で、自分の良さを発見して、自信につながります。

ただ、何でもかんでも褒めすぎることには弊害があります。

褒められることが目的になってしまい、失敗を恐れて新しいことにチャレンジしない。他人の評価ばかり気にするようになる。自分の優位性ばかりひけらかし、他者を見下す。何かあっても人のせいにする。そんな子供も多くいます。人に認められたいという他人軸で行動を選択するので、自分事としてとらえられないので、失敗しても人のせいで、失敗から学ばず、成長が見られない。

社会に出てからも、「うちの上司は褒めてくれないからモチベーションが上がらない、命令してくるからムカつく」という若者や、「褒められないとめげちゃう世代なんですよね」と言う若者もいると言います。

何でも褒めればいいということでもなさそうですね。

褒めるポイントとしては、2つあります。

①結果ではなく過程を褒める。

②どう努力したかを具体的に褒める

「すごいね」というようなあいまいな褒め方ではなく、具体的に、どんなところがよかったかを伝えてあげるといいようです。

ただ、3歳までは、子どもの土台となる時期なので、愛されてる実感、必要とされてる実感、大事にされてる実感を持てるように、できたことを素直に褒めてあげるといいのです。

「〇〇してくれて助かるな~」「〇〇してくれてうれしい」というような、貢献感を育てるような褒め方も、子どもは大好きなお母さんの役に立てて嬉しいと思うものです。

そして、3歳以降は、褒め方を意識しながらも、社会規範を身に着けていくという意味で、ダメなものはダメという毅然とした態度も必要になってきます。

褒め方で差が出る例として、次のようなものがあります。

子どもがテストで良い点をとったら、次のどちらの褒め方選びますか?

1)あなたは賢いねー!頭いいね!

2)よく頑張ったねー!努力したね!

1の能力をほめられた子どもは、その後、自分が解けない問題に出会うと、「自分は、能力がないんだ・・・」と、そのまま成績が落ちてしまうのに対して、2の努力をほめられた子どもは、「頑張りが足りなかったんだ!」と、努力して成績がどんどん上がる、という結果になりました。

1の褒め方では、その後も、できる問題ばかり解こうという傾向が強くなり、新たな難しい問題にチャレンジしようとする子の割合は低くなったそうです。失敗してできないということは、自分が否定されることにつながるからです。

結果ではなく、過程を褒めなさい、というのは、そういうことだったのです。

失敗から学び、成長できるように、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジしていけるように、いい点数をとったらご褒美をあげるというようなことではなく、努力したからできるようになったんだという喜びを、ちゃんと経験をさせてあげたいものです。

叱ること

叱らない子育てがいいという子育て法もありますが、ただ叱らない、と言うことではないようです。感情に任せて怒るのではなく、ガミガミああしなさい、こうしなさいと怒るのではない、ということです。

危険な事、命にかかわることは、なんとしてでも止めなければなりません。そんな時は、やはりきちんと叱る必要があります。

人を傷つけるようなことを言った時も同様です。言葉による傷は、言葉を発した方が思っているよりダメージが大きい場合があります。

幼児期からは、正しい行動を教えていく必要があります。あまりに厳しいしつけは問題ですが、ダメなものはダメと毅然とした態度も必要です。

公共のルール、社会のルール、家庭のルール。それぞれ、大人になって社会生活を送っていくうえで、最低限必要なルールはあります。

授業中居眠りして先生に怒られても知らんぷりで、むしろ逆に先生に不満を言ってくる学生がいるかと思えば、バイト先でごみ箱から拾った魚をお寿司の上にのせてネットにアップする若者、コンビニの冷凍庫に入りこんだ動画を面白おかしくアップする中学生、善悪の判断がつかない若者もネットを騒がせています。

これも、叱られてこなかった、褒めて育てられ、わがまま放題に育ってしまったからでしょうか?善悪の判断がつかないのでしょうか?

褒めて育てて、叱られないで育ってきて、自己肯定感が上がるかと思いきや、逆に自己肯定感は下がっている今。

褒めるばかりではだめで、きちんと毅然とした態度で叱ることも必要ではないのでしょうか。

叱るときのポイントとしては3つあります。

1他人と比べない

2起こった出来事を叱る

3なぜ叱られたのかを短く伝える

子どもは、成人するまでに、物事の善悪をちゃんと判断できるようになり、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジできるようになっていてほしいですね。

そのために、褒めることと、叱ることのバランスが大事です。

日本の子育ての中では、叱るというより、諭してきました。「こういうことをしたらお母さんは悲しい」とか、「こういうことをしたら相手は嫌な気持ちになるでしょ?」とか、「こんな事したらみんな困るでしょ」とか、「ねこさんのしっぽ引っ張ったら、痛い痛いするでしょ」相手の気持ちを思いやるような言葉がけで、子どもの感情に働きかけて諭してきたのではないでしょうか。

その背景には、あなたはもうこんなことしないよね?あなたを信じているよ、という気持ちがあります。お天道様が見てるから、お天道様に顔向けできないことはしちゃいけないよ、そんなことしたら人様に笑われるよ、こんな諭し方をしてきた日本だからこそ、災害の時でも物資を受け取るために列を作ってきちんと並んだり、お互い助け合ったりする日本人としての気質が育ってきたのではないかと思っています。

大事なのは、土台

そうは言うものの、我が家の子育てを振り返ってみると、反省することしきりです。ちょうど2000年代、まさに迷いながら子育てしてきて、その時良かれと思った子育て法で子どもを育ててきたわけです。

必ずしもうまくいったと思えることばかりではありません。

今でも悩みは尽きません。

夏休みの宿題なんかでも、×をつけると激しく怒るので、しかたなく×はつけずに、直した後は、赤丸して提出したり、洗濯物をたたむお手伝いをしないときも、なんだかんだ言ってやらない子供に怒るのも面倒で、親がやってしまったり。 約束を守らなくても、結局こっちが「まったくもう!」と言いつつ許してしまったり。

毅然とした態度がとれていたかと言うと、甘い親だったのではないかと思っています。褒めて育てる弊害を見たとき、少なからず子どもに思い当たる傾向がある子もいます。

褒めることと、叱ることって、難しいですね。

頭ではわかっていても、つい甘い親になってしまう時もあるし、逆に厳しすぎたり、感情的に叱ってしまうことも。

育った子供たちを見て、素晴らしい子たちに育ってくれたな~と思う時があると同時に、こんな風に育てた覚えはないんだけどな~と思うこともしばしば。

ただ、それでも、あなたのことが大事だよ、あなたを信じてるよ、という土台の部分だけはしっかりと揺らがないように積み上げておいて、その都度いろんな子育て法が出てくる中で、ああしたほうがいいんじゃないか、こうしたほうがいいんじゃないかと迷いながら、親も学びながら、成長していかなければならないのかな~と思っています。

土台がしっかりしないままに、褒めすぎると天狗になって、自己中心的になってしまうかもしれないし、叱りすぎると、自分なんて大事じゃないんだと、ふてくされてしまうだろうし、あなたが大事という土台だけは、子ども達も、いたずらや反抗するといった形で確認してきます。

そんな時の『叱る』は、あなたが大事だからこんなこと言うんだよ、って、うっとうしいぐらいの親でいいんじゃないかと思うのです。

子どもの自由な時間は一日3時間しかない!


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『ハーメルンの笛吹きが 子どもたちを連れていく。

大人たちが 2兆3兆と稼ぐうちに、

ハーメルンの笛吹きが ケイタイ掲げて 去っていく。

街から子供の声が消えていく。

街から子供が消えていく。』~『みんな絵本から』(柳田邦夫著)

この本の中には、『子供たちが自由に過ごせる時間は4時間しかない!』と、書いてありました。でも、私の実感では、もっと短い。平日では低学年で4時間、高学年で2時間半~3時間ぐらいではないかと思っています。放課後帰ってきてから、宿題やってご飯食べて、お風呂入って九時に寝るとしたら、本当の自由な時間はそれしかない。

そのほとんどの時間を、テレビや、ゲームや携帯に使ってしまう子も少なくない。それは、とてももったいないことだと思います。

時間どろぼう

同時に、とても久しぶりに、ミヒャエルエンデの『モモ』を読み返しています。

大人たちが灰色の男たちに時間を奪われ、無駄ことに時間を費やすこともなくなり、忙しく、怒りっぽくなっていき、子供たちは、高価なおもちゃを与えられながらも、退屈そう。

遊び方を知らない子供たちや、遊んでなんかいられない、役に立つ勉強をしなければならない忙しい子供たちの姿が、今の子供たちと重なり、何とも言えない気持ちになりました。

冒頭の柳田邦夫の言葉とリンクして、なんだか深く考えさせられます。

大人も今はとても忙しくなっています。共働きでフルで働いている方はなおさらです。そして、同時に子ども達も忙しくなっています。

共働きであれば、普段は学童保育に預けたり、習い事や部活で親が帰ってくるまでの時間を過ごす子供もたくさんいます。

そういう子供たちの場合、冒頭の子どもが自由に遊べる時間と言うのは、もっともっと短くなります。平日は、おうちに帰ったら、ご飯食べて、お風呂入って寝るだけになります。それでも、やっぱり自由にできる時間は欲しいので、だらだらくつろぐ時間や、ゲームする時間も欲しいとなると、今度は睡眠時間が短くなっていくのです。

何のための忙しさ何でしょうか?

大人が忙しいのは、致し方ないかもしれません。でも、子供の忙しさは、何とかしてやれないものでしょうか。

プレーパークに遊びに来ていた子で、忙しすぎて遊ぶ時間がないと嘆いている子がいました。月曜日と金曜日はそろばん、火曜はスイミング、水曜は英語、木曜の夜は空手、空いてる自由時間は、木曜の夜の習い事の前の前の放課後の時間だけだという子がいました。

子どもの時間は今しかありません。本来、子供時代のたっぷり遊べる時間に、友達同士、自分たちで考えたバカな遊びをしたり、無茶やったり、ケンカしたり、大笑いしたり、そんな経験をたくさんしてほしいのに、時間がない。

放課後、遊びたくても、友達がそういう状態で、遊ぶ友達がいない。つまらないからゲームで時間をつぶす。そんな子も少なくない。

子どもから時間を奪っているのは何だろう?ゲームなのか?忙しすぎる大人なののだろうか?

大人は、子どもの夢見る時間を奪ってはいないだろうか?

『モモ』の中にこんな場面があります

「・・・子どもを十分に世話してやれるだけの時間が大人にはないんだ」

「子どもがこううろちょろしては、円滑な道路交通が妨げられる。・・・」

「子どもは未来の人的資源だ。これからは、コンピューターやジェット機の時代になる。こういう機械を使いこなせるように教育が必要だ。・・・ところが貴重な時間のほとんどを役にも立たない遊びに浪費させるままにしている」

こういう声を聞いて・・・子どもが道路や緑地などで遊ぶことは厳禁・・・遊びを決めるのは監督の大人で、しかもその遊びときたら、何か役に立つことを覚えさせるための物ばかり。こうして子供たちは、楽しいと思うこと、夢中になること、夢見ることを忘れてゆきました。

ミヒャエル・エンデ『モモ』

心の余裕

『モモ』に出てくる時間を奪われた大人たちは、忙しいばかりでなく、みんなイライラ、トゲトゲしています。

それは、物語の中だけのお話しではありません。私達の生活でも、やはり、忙しすぎて時間に余裕がなくなると、心の余裕がなくなり、心の余裕がなくなると、イライラトゲトゲしてくるものです。忙しいときに子どもが言うことを聞いてくれなかったり、お水をこぼしたりすると、やはりピリピリ怒ってしまいます。

でも、余裕があるときに同じことをされても、「ああ~あ」で済んだりします。

どうやら、大人も子供も、心がゆったりおおらかでいられるためには、”時間”が必要なようです。

ボーっとする時間も大事だと言います。意識的に活動している時よりも、ボーっとしている時の方が15倍も脳のエネルギーを使うそうです。ボーっとしている間に、脳は、様々な情報を処理するようなのです。

一見無駄と思われることが、実は大事なことなのかもしれません。

雪で子どもたちと、こんなことする心の余裕があったら、ギスギス、トゲトゲしないで済むかもしれません。

なかなか、そんな時間取れないよ、っていう方もいるかもしれません。でも、こういう心の余裕が大切だということは、心のどこかに持っていてほしいと思います。たまのお休みは、1時間でいいから何にもしないで過ごすとか、自分の好きなことだけして過ごそうとか、やらなきゃいけないことは置いといて、やりたいことをやる時間をとるようにするとか。

そして、子供に対しても、習い事や宿題や、やらなければならないことで時間を埋め尽くさずに、ボーっとしたり、好きなことをして過ごせる時間を作ってあげて欲しいな、って思います。

プレーパークは、ただ夢中になれる空間

大人になって、時間を忘れるほど夢中になったことはありますか?最後に夢中になって何かをしたのはいつだったか、思い出せるでしょうか?

子ども時代には、そんなことは多分しょっちゅうだったと思います。

プレーパークでは、子どもたちは、本当に夢中で遊んでいます。「帰るよ」と言っても、「まだ遊びたい」「あともう一回これやってから」と、もう一回もう一回と、なかなか帰らない子もたくさんいます。親は、次に行きたいところがあるからとか、もうそろそろ帰らないととか、時間を気にしてそわそわしますが、子どもの中に流れる時間には、そんな大人の時間の都合は関係ありません。

今、この瞬間を夢中で楽しむ。

それが子供たちであり、それができるのがプレーパークです。

子供が夢中で楽しむ姿を見る事で、大人も忘れていた今を楽しむ気持ちを思い出させてもらいます。ただただ笑って、夢中で過ごす時間が、大人にだって必要なんじゃないかなって、思います。

この子達は、ただただクリップをつなげているだけです。でも、ずっと夢中になってクリップをつなげています。

大人が思うような、何かちゃんとした形あるものを作る、というようなことじゃなくても、ただ、つなげたいからつなげる。もっと長くしたいからつなげる。そんなことでも夢中になれるのが子供たちです。

もし、プレーパークに来ることがあったら、時間のことはできるだけ忘れて、やりたいことを思う存分やらせてあげて欲しいと思います。本人が、満足した!って思うくらい遊んだら、もうそれで十分満たされています。

いっぱい遊んで、満足したら、あとは、こっくりこっくり、眠りにつくだけです。こんな寝落ちする姿を見ていられるのも、微笑ましくて、かわいらしくて、幸せな時間です。

こんな、宝物のような時間を、大事に、大事にしてくださいね。

年齢が上がるにつれて、自由な時間はますます減っていきます。

子ども時代の自由に遊べる時間は、思ったよりとても短いのです。遊んでばっかり、なんて言わずに、遊んでばっかりと言えるぐらい、どうか、たっぷり遊ばせてあげて下さい。

プレーパーク・イベント情報

★2/23(土)駒っこランド交流館でプレーパークです。10:00~15:00

冬場の土曜日は食堂はやっていませんので、お昼を挟んで遊びたいときは、お弁当を持って遊びに来てくださいね。雪遊びもまだまだできます。雪遊びで寒くなったら、室内のプレーパークで遊んで、一日遊べますよ♪

2/17(日)9:45~12:00

場所:はっぴ~らいふケア自宅教室( おいらせ町ダイナム下田店すぐそば )
パパ&ベビーヨガとパパ向けお話し会~はっぴぃらいふケア主催(ヨガ:ながおきみのり/お話し新藤潤一)
①父子1組2500円
②+母子1組+1000円
③+ママ 無料
(ヨガマットレンタル+200円)

お問い合わせ&お申し込み:
080-8201-6823
info@hlc-oirase.jp

★2/24(日)五戸町にて講演会(講師:新藤潤一)と段ボール遊び

【ママと子どもを笑顔にするパパの関わり】

10:30~11:30・・・講演
12:30~14:00・・・段ボール遊びなど


★3/16(土)駒っこランドプレーパーク・交流館
 10:00~15:00

はぴちるLINE@では、はぴちるプレパ情報など、随時配信いたします。

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11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

でも、もし、アマゾンで購入した方がいましたら、レビューを書いていただけるととてもうれしいです。よろしくお願いいたします。


活動費のお振込みも随時受け付けております。

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子育てに絵本を~絵本と温もりの記憶

1/22、マツコの知らない世界に読み聞かせ絵本の世界ということで、内田早苗さんが絵本をいくつか紹介していました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?内田さんが子育てで救われた絵本の読み聞かせのお話しや、読んであげたい絵本まで紹介していましたね。

ちゃんと数えたことはないのだけれど、我が家にもおそらく1000冊はあるのではないかと思う絵本の数々。今は成人している長男が0歳の頃から二年生の末っ子にも、まだまだ読んであげている絵本。読み聞かせし始めてかれこれ21年になります。

番組を見てから、自分の絵本の記憶を思い返してみると、当時のひざのぬくもりや、柔らかい子供の肌触りなども、何とも言えずあったかい記憶と共によみがえってくるのです。ああ、幸せな時間だったんだな~・・・と、改めて思います。

そんな、温かい記憶と共によみがえってきた、我が家の絵本の思い出をちょっぴり振り返ってみたいと思います。

絵本の記憶はぬくもりと共に

我が家は寝るときは、子供たちと川の字になって寝ています。そして、寝るときは必ず絵本を一冊読んで寝ます。今日読んで欲しい絵本を本棚から、または図書館から借りた絵本から選んでは寝床に持ち込みます。

一人目の時は隣で、二人目が生まれてからは右と左に。三人目からは、長男は端っこに、下二人が両隣へ。でも、時にはケンカになりながらもぎゅうぎゅう押し合いへし合いしながら、誰の絵本を先に読むかなんて言い合いしながら。四人目は、年が離れて生れたので、上のお兄ちゃんおねえちゃん達は、それぞれ自分の部屋で寝るようになり、今は末っ子は、一人っ子状態で絵本を読みながら寝ています。

最近は、主人が末っ子を寝かしつけてくれるので、寝る前の絵本を読むのはもっぱらお父さん。

最近主人がよく言うのは、

「こうやって、子供と絵本読んで寝れるのって、幸せな時間なんだよな~」

「あと何年、こうやって一緒に寝られるかな~」と。

そう、末っ子も二年生。春から3年生です。長くても6年生までと思えば、後3年しか、そんな時間はないのだということ。

まあ、うちの場合、子育て期間が長いから、子供達のぬくもりを感じながら、お布団に一緒に寝転んで絵本を読み聞かせする幸せな時間が21年もあったわけですが、21年も続くと、終わりが来るのが寂しいという気持ちも強くなってくるわけです。

そんな私たち夫婦の思い出の絵本と言えば、

2歳のころ、子供たちが好きだった絵本が「たまごのあかちゃん」。

「たまごのなかでかくれんぼしているあかちゃんはだあれ?でておいでよ」と呼びかけると、卵の中から次々と赤ちゃんが出てきます。 カメが出てくるところは、手でパタパタと、子どものお腹をくすぐり、ヘビが出てきたら、にょろにょろと脇をくすぐり、最後はかいじゅうがでてくるところで、「がお~!!」っと、子供たちに絵本でぱくっとやると、大喜びの絵本でした。

4~5歳のころ大好きだったのがバージニア・リー・バートンの「きかんしゃちゅうちゅう」。

次男が保育園時代、この絵本が大好きで、一日に何度も本棚から持ってきては、「よんで」とせがんだ絵本。

あんまり一日に何回も持ってくるものだから、辟易して隠したことも。この絵本、お父さんに読んでもらうのが、子供たちは大好きでした。わざと変な声で読んだり、大げさに読んだりしたのが楽しかったようでした。

誕生日が近づくと読んであげたのが、エリック・カールの「たんじょうびのふしぎなてがみ」。

もうひとつは、「きょうはなんのひ」。

どちらも、大事な記念日の朝、手紙をあけて、次々謎解きするように、手紙を探してあけていくと、素敵なサプライズが待っている、そんなワクワクする絵本です。
『きょうはなんのひ』は、
朝、学校に行くまみこはおかあさんに、「きょうはなんのひだか、しってるの?……しらなきゃかいだん三だんめ」と謎のことばを残して玄関をでていきました。おかあさんが階段を見ると、そこには赤いひもで結ばれた手紙がありました。 手紙には「ケーキのはこをごらんなさい」と書いてありました。箱の中にはまた手紙…… そうやって、宝探しのようにワクワクするお話し。

うちも、絵本のまねをして、子供の誕生日の朝、よく、枕元に手紙を置いておきました。

「おはよう。かいだんおりたら、かおをあらってね」

洗面台に行くとまた手紙。「かおをあらったら、テーブルのうえをみて」

テーブルの上にはまた手紙。「げんかんあけて、しんぶんとってきて。ポストのなかをみてね」

ポストのなかにはまた手紙。

そんな風にして、最後は、「たんじょうびおめでとう!プレゼントだよ」

という手紙と共に、プレゼントを見つけるという遊び。

誕生日の朝は、ワクワクしたものです。

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そして、絵本を見ながらパンを作って楽しんだのは、「からすのパンやさん」。

自分はどのパンがいいとか、おかあさんはどれがいい?なんて、楽しい会話も思い出されます。

三番目の娘がお腹にいるときに、上の二人のお兄ちゃんに読んであげたのがエッツの「赤ちゃんのはなし」。

「今、おなかの赤ちゃんはこのぐらいの大きさなんだよ」って、読んであげたのは、長男が5歳、次男が2歳。その後、娘が生まれるのに家族みんなで立ち合い出産して、そばで、「がんばれ~!」「がんばれ~!」ってしながら赤ちゃんの誕生する瞬間を目にした長男と次男。その後、4番目が生まれるときは、娘にこの絵本を読んで、今度はお兄ちゃん二人と、お姉ちゃん、お父さんに見守られながらの立ち合い出産。長男中一、次男9歳、娘7歳の時でした。

そして、赤ちゃんが生まれて、上の子たちが、ちょっぴり赤ちゃんに嫉妬してしまっているようなとき読んであげたのが「あやちゃんのうまれたひ」。

「あなたも、生まれるときは、みんなみんな、楽しみにしてたんだよ」って、伝えるために読みました。上の子たちに、たぶんそれぞれその時々で読んであげた絵本だと思います。

こんな風に、子どもたちと絵本を通した時間は、どれも特別な時間でした。

みなさんも、絵本を通して子どもとつむぐ、あったかい時間を、どうか楽しんでくださいね。

子どもって、みんな発明家!


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子育てしてきて21年。プレーパークでたくさんの子供たちともかかわってきました。

その中で、子どもたちって、みんな発明家だな~って思うのです。

大人が思いもつかないようなアイディアで、びっくりするようなもの、楽しい物、いろんなものを作ります。今日は、そんな子供たちの発明家ぶりを見ていきたいと思います。

いいこと考えた!

「いいこと考えた!」この言葉から、子供は発明家の顔になっていきます。

ないなら作る。そんな発想から生まれた数々の工作。最近のヒットはベイブレード。完全オリジナル段ボールベイブレード。シューターは本物ですが、ベイはすべて段ボール製。

こちらの台車は、長男が小4の時に作ったもの。かれこれ10年。まだ使えます。

これは、人形が動く仕掛け。
ないなら作る編では、段ボールヨーヨーも。
木工では、大人の想像をはるかに超えるものを作る子ども達。
ターザンロープも、子供たちのアイディア

吹き矢!

ストロー鉄砲

風で飛べるか!
水を流す装置とか




息子が年長さんぐらいの時に作ってたぶるぶるぞうさん。鼻に風船くっつけたり、いろんなものくっつけて回して遊んでました。

ちっちゃくたって、真剣な顔はもう、発明家。

小さな発明家たちのアイディアを形に

子どもたちがいいこと考えた!

と思った時、それを形にできる材料が、子供たちの手の届くところに常にあるといいですね。

セロハンテープ、ガムテープ、はさみ、段ボール、厚紙、紙コップ、ラップの芯やトイレットペーパーの芯、割りばし、ペットボトルなど。レベルアップした作りたいものによっては、モーターやワニ口クリップ、電池や電池ボックスのような、電気工作のための道具が必要なことも。

子どもが、作り隊!って思った時に、サッと取り出せるところにあるのが肝心です。

もちろん、ちらかります。

でも、子供たちの「いいこと考えた!」が、どんないいことなのか、見るのがすごく楽しみです。

そうはいっても、子供たちが、「何作っていいわかんない」っていう時は、大人が遊び心を見せるときでもあるかもしれません。

子どものことはさておいて、大人が楽しんじゃってる姿に触発されることもあります。

忍者からくり屋敷は、息子の発案で、高校生のすみれちゃんが作ってくれたもの。

とにかく、一度なんか作りたい!っていう想いに火が付きさえすれば、後は自然と子どもたちの中からアイディアが湧き出てきます。

絵本をきっかけに、発明家の道を目指してみるのもおもしろいかも。

どうぞ、こどもの「いいこと考えた!」っていう瞬間を楽しんでくださいね♪

プレーパーク情報

☆1/26(土)10:00~15:00
十和田市駒っこランド交流館にてプレーパークです。駒っこランドの雪まつりも同時開催ですので、中でも外でも一日遊べます♪どうぞ遊びに来てくださいね♪
雪まつりは日曜もありますが、プレーパークは土曜のみです。

★1/27(日)は八戸はっちで映画の上映会に合わせてプレーパークです

★2/23(土)駒っこランドでプレーパークです

はぴちるLINE@では、はぴちるプレパ情報など、随時配信いたします。

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11月に出版した私たちの本もよろしくお願いいたします。Amazonでも購入もできますが、 ほんとは、できれば、地元の本屋さんに注文して買っていただきたいと思っています。地元の本屋さんも大事にしたいと思っています。「悪ガキたちの秘密基地」、どうぞ手にとって読んでみてくださいね。

でも、もし、アマゾンで購入した方がいましたら、レビューを書いていただけるととてもうれしいです。よろしくお願いいたします。


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記号18420 番号07138981 シンドウサチコ